静希草十郎はなぜルゥ=ベオウルフを殺さなかったのか

1二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:40:21

☆☆☆☆一言うならばベオウルフが青崎青子、久遠寺有珠を殺さなかったから

二人の邂逅は昭和60年、草十郎17歳、ベオ約200歳のことであった。
神代の生命であるベオウルフが草十郎に後れをとることはない
煽ってきた草十郎のバナナを爪で三枚に引き裂こうと言う気概は当然持っていた。

本書は『なぜ』の部分にスポットを当て、関係者たちの証言によって進められるドキュメンタリーである。

静希草十郎、青崎青子、久遠寺有珠、青崎橙子、平塚らいてうなどへのインタビューによって、芸術的とも言われた機構を駆使し『マニュアルの草十郎』と異名をとった暗殺術や、まほよ3で明かされる静希草十郎の出生や首元の包帯、右手の手袋の秘密が詳細に浮かび上がる。

『なぜ殺さなかったのか』ではなく『なぜこの二人が同じ時代を生きたのか』を書き起こした著者渾身の一冊である。

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