【閲覧注意・R15】ここだけ吸血鬼が暮らす館37棟

  • 1泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/11/04(火) 19:10:09

    霧に包まれた孤島に立つ豪奢な館。そこには吸血鬼達が暮らしていた


    ・館に暮らす吸血鬼以外の存在は基本的に「従者」と「眷属」の二種類です

    ・従者はただの一般人、眷属は特別な力を持つ代わりに主人である吸血鬼に攻撃できない使い魔です

    ・吸血鬼以外の人外を出したい時は眷属か敵キャラで出しましょう

    ・敵キャラを出す時は最終的に倒されるか眷属化するかしましょう

    ・行き過ぎたエログロは禁止

    ・版権ネタを直接出すのは禁止(オマージュなら可)

    ・確定ロールなどのマナーに反する行為は禁止

    ・ギスギスロールはやりすぎないよう気をつけて

    ・次スレは>>190を踏んだ方がお願いします


    ルールを守って楽しく遊びましょう

  • 2泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/11/04(火) 19:12:14
  • 3泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/11/04(火) 19:22:04

    保守

  • 4泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/11/04(火) 19:27:01

    保守

  • 5ルタ姉妹&片翼氷炎◆2BdHgIw60U25/11/04(火) 19:28:15

    たておつです♫♪🪶🧊🔥

  • 6泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/11/04(火) 19:29:39

    保守ですわ〜

  • 7◆z7oxp.S1uM25/11/04(火) 19:34:09

    保守

  • 8泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/11/04(火) 19:34:54

    保守!

  • 9二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:37:27

    ほしゅしておきます

  • 10二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:38:09

    保守完了

  • 11泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/11/04(火) 19:38:58

    (※保守のご協力ありがとうございました!)

  • 12少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/04(火) 21:59:02

    (※立て乙です)

    前192
    【対峙した金色の瞳が、ふと遠くを見た――ような、気がした】
    【ほんの僅かな変化の意味を、その内実を、正確に読み取ることはできない。もう少し、時間が必要だろう】
    【焦ることはない。今はただ「そうだな」と静かに頷いてみせる。翳っていた表情を切り替えて、口を開く】

    うん…せっかくなんだから、平和じゃないとできないことを楽しみたいよな
    たとえば、眠いときに好きなだけ寝るとか?

    【相手のワインがだいぶ減ってきたのを見て、首を傾げた。そろそろ、一旦退く頃合いだろうか。まだいけるだろうか】
    【経験上、こういった相手に粘りすぎるのは良くない。いても邪魔にはならないであろう程度に抑えつつ、少しずつ距離を詰めていく必要がある】
    【思考を巡らせる。相手の許容範囲を探るのも、会話の楽しみの一つだった】

    前194
    【――そうしているうち、近づいてくる足音を耳にした】
    【誰か来る。おそらく従者ではないだろうと、それとなく意識を向けた】

  • 13人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/04(火) 22:07:04

    【歩く。歩く。歩く。片腕に人形を抱えて、ひと房だけ三つ編みにした長髪をおろして】


    >>12

    【そうして、リビングにたどり着く。最近よく見る顔と、滅多に見ない引きこもりの顔】

    【おや、と思って、それだけに終わった。いつものように、人形が口を開く】

    「おはようございます、旦那様がた。ご歓談中でしたか?」


    【ちゃぷん、と、小さな瓶の中身が揺れた音が、ポケットからした。鋭い耳があれば、聞こえたかもしれない】

  • 14デイスター◆z7oxp.S1uM25/11/04(火) 22:33:49

    >>12 >>13

    【眠り——それは、実に良いものだ】

    【アシュリーが次の話題として、その単語を口にしたとき、ベヌスは共感を込めた言葉を返そうとして】


     「おはようございます、旦那様がた。ご歓談中でしたか?」


    【横から聞こえてきた声に、唇を閉ざした】

    【リビングの暖かな空気に、ひときわ静かな気配が混じる】


    【扉の向こうから現れたのは、精巧な人形を侍らせたひとりの吸血鬼】

    【長い銀髪を一房に束ね、半ば伏せた金の瞳がゆるやかにこちらを見つめている】

    【—— 確か、名は】


     「ああ、そうだ。お前も同席するか? フレイ」


    【言いながら、ベヌスは気怠げな仕草で、空いている席—— すなわちアシュリーの隣を指差した】

  • 15少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/04(火) 22:42:31

    >>13

    お、フレイ。おはよ

    うん、珍しい奴がいたからさ。折角の機会だろ?

    【一人と一体に向けて、いつも通りに手を振り――ふと、音に気付いた】

    …なんか水の音したな。何持ってんの?酒?

    【「美味いのだったらちょっと分けてよ」と言わんばかりの、少しの期待が込められた目でそちらを見た】


    >>14

    ふーん、フレイのことも知ってるんだ?

    ま、知ってるか……二人とも、僕よりだいぶ古いもんな

    【館の中では、自分はまだまだ新参の部類と言える。そんな軽口を叩きながら、隣に座るのを待つ】

  • 16人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/04(火) 22:46:01

    >>14

    「『ああ、邪魔して悪いな。んじゃお言葉に甘えて』と仰っていますよ、旦那様。それでは、失礼いたしますね」

    【仕草は変わらぬ。7つかそこらの容姿の人形を抱えて、示された場所に腰を下ろした】


    「『なんだ、ベヌスか。まったく珍しい顔もあるもんだ。んで、何を話してたんだ?』と仰っていますよ、旦那様」

    【しめやかな月光にも似た銀の髪がさらりと揺れる。膝の上に乗せた人形の髪を手慰みにもてあそんで、問いかけた。相も変わらず、底知れぬ笑みを浮かべたまま】


    >>15

    「『ああ、アシュリー。おはよう。そうだな、自分の世界に引きこもるのだって悪くはねえが、チャンスは逃すべきじゃねえ。……と、ああ、聞こえたのか。これだよ、これ。残念ながら酒じゃねえな』と仰っていますよ、旦那様」

    【や、と軽い挨拶。それから、ポケットから小さな瓶を取り出した。淡い桃色の液体が中に入っている。なんだか、愉しげな表情をしているようだ】

  • 17デイスター◆z7oxp.S1uM25/11/04(火) 23:21:04

    >>15 >>16

    【「ああ」——アシュリーの興味深げな声に、ベヌスは短く相槌を打った】


     「部屋のバルコニーから、植物園を行き来する彼と、たまに目が合う程度の仲だ」


    【つまり、お隣とも呼べぬ距離感。もっとも、フレイに限らず、この館に住まう者たちとの関係は大抵その程度である】


     「——それでは、失礼いたしますね」


    【人形が断りを入れ、フレイが席に腰を下ろすのと同時に、ベヌスは背もたれに預けていた体をわずかに起こした。彼なりの、目上への最低限の礼儀だ】


     「ただの雑談だ。色恋、戦争、平穏…… そのあたりの話をしていた」


    【何を話していたのかという問いに、淡々と答える。そのあたりで、アシュリーが横からフレイに問いかけた。懐の中にあるものは何か——もしや酒ではないか、と】

    【その期待がこもった声音に、フレイは口元に愉快げな笑みを浮かべながら、ゆっくりと手を懐に差し入れた】


     「『——残念ながら酒じゃねえな』と仰っていますよ、旦那様」


    【人形がそう通訳するや否や、取り出されたのは、淡い桃色の液体を湛えた小瓶】


     「……では、新しい肥料か?」


    【あるいは着色料か】

    【"白い薔薇を 赤く塗ろう" ——そんな一節を、先日読んだ童話から思い出しながら、ベヌスも問いかける】

  • 18少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/04(火) 23:44:05

    >>16

    >>17

    【懐に入る程度の小瓶。可愛らしい薄桃色。フレイの表情。それらの情報を総合して、うーん、と考える】


    酒じゃないなら、薬…だと思うけど。なんか趣味悪いやつ?

    惚れ薬とかそっち系って、そういう色のこと多いけど

    …まさか好きな子でもできた?


    【軽薄に、からかうような声音を出してみせた。ごく分かりやすい、否定待ちのポーズだ】

    【フレイの悪趣味に関しては、それなりによく知っているつもりだ。…とはいえ、そういう方向性を好む印象はない】

    【まだ、ベヌスの提示した「肥料」の方が可能性としては高いだろう】

  • 19ルタ姉妹&片翼氷炎◆2BdHgIw60U25/11/04(火) 23:56:29

    【片翼の氷炎side】
    【自室にて、先日のハロウィンのことを思い出しながら着替えている】
    ...今思い返しても...
    あれほど盛大にハロウィンを祝ったことは初めてだたったなあ
    俺が地元にいた時は....人数はあっちの方が多かったけど規模はここのが大きいな
    腕蝕卿と会ってからは...ハロウィンをやる前に反目して...それ以来は戦うか、ハロウィンパーティに呼ばれても警備とかやってて楽しんだ覚えがなかったなあ
    ...思い返してみても、ここに来たのは腕蝕卿の手がかりを探すためだったけど、すっかり楽しんでしまったなあ
    あの夜の最後は左の翼が大きく疼いたけど....ここのところは痛みも引いてきているなあ

    【右の背中から鳥の翼を、左の背中には黒ずんだ傷跡を姿鏡が写す】
    【彼女の鳥の翼は、かつて腕蝕卿に能力拡張の改造を受けた時に得たもの】
    【そして左側の翼は、腕蝕卿の思想や方針に反目して最初に争った時に根本から腐り落とされて以来、吸血鬼の再生力を持ってしても100年近く生えてくる気配も無かったものである】

    ...もしあの時奴が来てたら色々と聞き出して...
    いやそんなことになってたら交戦してしまい、折角のパーティが台無しだったな
    ...もう少し、この島で探ってみるか

    【着替えを終えて、日記の執筆に入った】

  • 20人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/05(水) 06:46:23

    >>17>>18


    「『そうそう、たまに顔を見る程度のものだ』と仰っていますよ、旦那様」


    「『へえ、本当に雑談だな。戦争と平穏とは、ここと外じゃ落差で考えてしまうのも無理はねえか。いくらか小康状態の地域もあるが、終戦には程遠いしな』と仰っていますよ、旦那様」

    【平和だった時代を知っている。懐かしむこともなく、ただ記憶として。今も昔も、退屈が途切れないのなら悪くはないから、興味なんてさほどもないけれど】


    「『薬、ってのは合ってるよ。肥料とは違うが惚れぐすりは少し近い』」

    【笑みを深めて、そこで一度言葉を切る。興味が向いたことに機嫌をよくして、「ではなんだ」という疑問が浮かんだところで答えを言う】

    「『俗な言い方をすれば、媚薬ってところか?』と仰っていますよ、旦那様がた」

    【ああ、もちろん冗談だ。より正確に言えば、代謝をよくし体温・心拍数の上昇や発汗を促す薬。血行が良くなるわけだから、そちらの用途に使えないわけではないし、勘違いを利用する手もあるけれど】


    「『オレには恋も愛もないからな。好きな──恋愛感情として、好きと思う相手はいないよ』と仰っていますよ、旦那様」

    【悪趣味なのは確かである。言葉として用いていても、内面は結局そんなものだ。だから質問には否定を、望まれている返答を、やはり愉しそうに告げるのだった】


    【なぜ持っているのか。ハロウィンで母親を名乗るあの吸血鬼が、捨て台詞とともにぶつけてきたものだった。例えば詐病に使うものもいるかと思って、持ってきていたけれど】

  • 21元町娘従者◆M/HRjc9OZE25/11/05(水) 12:35:34

    〜〜〜………はぁ
    【真面目な顔を装っているが、気恥ずかしさが隠しきれていない。そんなもにょもにょとした表情で洗濯物を取り込んでいるメイド】

    なんでこんな事に……いや原因は分かってるけど……
    【ぶつぶつと言いながら作業をする彼女の頭上で髪色と同じ”金色の狼耳”がぴくりと動く。それは仮装にはとても見えない獣の耳で】

    【「ハロウィンはとっくに終わったぞ」とからかわれるたびに、しゅんと耳を垂らす。そんな事を繰り返している今日この頃】

  • 22扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/05(水) 14:43:39

    (現在厨房で料理を作ってる)
    これでぼたん鍋の完成…あとは海鮮系ね…

  • 23デイスター◆z7oxp.S1uM25/11/05(水) 19:26:45

    >>20

     「……本気じゃないな? おそらくは"命の水" のような、新陳代謝を促す類のものか」


    【推測される効果としては、血行の促進による脈拍の上昇、及び体温の向上】

    【応用次第では惚れ薬としての効き目も見込めるため、まったくの虚構というわけではないだろうが】


     「使うつもりがないなら、メイド長に預けておけ。彼女なら上手く手配するだろうさ」


    【あるいは、あの享楽的な吸血鬼――カミーユに売ってしまうのも手だな、と口にする】


    【普段の振る舞いこそ放埓そのものだが、根は真面目な男だ】

    【せいぜい戯れの道具として使う程度で済ますだろうし、万一のことがあっても、後腐れのないように収めてくれるはずだ】

    【そして、ああいう趣味人ほど、この手の“遊べる品”には惜しみなく金を払うものである】

  • 24人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/05(水) 21:25:42

    >>23

    「『ふは、こんなこと、本気で言う方が馬鹿らしいだろ?今では珍しくない食材が媚薬扱いされていたなんてよくある話だ。酒の肴にするような与太話さ。 ……ああ、正解だ。代謝の促進が主な効能でな、まあ精がつくものでもあるんだが』と仰っていますよ、旦那様」

    【かつて偉大な文明を築き上げた王国ではレタスがそういった役割を果たしていた。後世の目から見ればそんな不確かなものだ、真面目に取り合う方が愚かしい。単純に栄養源にはなるから、必ずしも間違いというわけではないけれど】


    「『メイド長……ああ、蜘蛛の娘、桐壺のことか?ンー……悪くはなかろうが、オレにも効く強い薬ではあるからな。管理不能になるのは避けたいところだ。使い道が面白そう、って意味なら確かにカミーユに売ってもいいんだが』と仰っていますよ、旦那様。なにごとも大量摂取は毒ですからね」

    【まあ、使い道が思い浮かばなければ自分で飲むだけの話である。捨ててなにか異変が起こっては事だし、別にフィクションのように発情するわけでもない。ただ少し、抱える熱に疲れるだけで】


    「『ほしいんなら少しぐらいやるが……テメエにゃ必要ねえな』と仰っていますよ、旦那様」

    【管理不能は避けたいといっておきながら、この言いぐさ。少量なら悪用もできないからいいだろうという慢心か、目の前の相手が必要とすることはないという判断か。どちらにせよ、ビンゴゲームのような、どう転んでも面白いだけのもの。享楽を満たす単なる道具だ】

  • 25二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 22:09:06

    このレスは削除されています

  • 26少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/05(水) 22:16:38

    >>20

    >>23

    >>24

    【一瞬。説明を聞いて、ほんの一瞬だけ眉をひそめた。が、素早く表情を取り繕う】

    【「ふーん、そういうのか」とでも言うような澄まし顔で話を聞いて、軽口を挟む】


    吸血鬼にも効くんなら、従者の子たちには渡せないね

    んー…やっぱカミーユの旦那だろうな、妥当な行先としては


    ――ああ、僕はやめといたほうがいいよ?

    多分、面倒臭くなって手近な奴に飲ませるから

    フレイが飲まされたいって言うんなら、別にいいけどね


    【軽やかに話して、くすくす笑った。「僕に渡したら悪戯されるのは君になるからな」という、いかにも冗談めかした牽制】

    【『そういう遊び』を嗜む相手への嫌悪感はないが、自分が当事者になるつもりはさらさらなく――何より『そういう対象』として見られることは好ましくない】

    【かと言って、水を差そうとも思わない。我ながら、面倒臭い性質だという自覚があった。だから、それとなく距離を置く。話題自体を避ける】


    ――さてと。僕はそろそろ退散しようかな

    ベヌスもフレイも、またね


    【十分に暖まった部屋。減ったワインとキャラメリゼ。軽く様子を眺め、頃合いだろうと席を立った】

    【ひらひら手を振って、リビングから立ち去る。「薬の使い道、決まったら教えてよ」と、軽い言葉だけ残して】

  • 27デイスター◆z7oxp.S1uM25/11/06(木) 00:25:42

    >>24 >>26

    【足早に退室するアシュリーの背を、軽く手を振って見送る】

    【見た目どおりの初心さ—— そう片づけてしまうには、少々複雑な事情の影が見え隠れしていたが……まあ、無視だ】

    【深入りすれば、きっと面倒なことになる】


    【ベヌスは気を取り直すと、そのままフレイの提案に対しても、ひらりと手を振って応じた】


     「ああ、いらない。俺は不味い薬より、美味い酒を飲んで温まりたい派だからな。お前もどうだ、フレイ」


    【やや温くなったワインを飲み干し、空いたグラスを小机の上にそっと置く】

    【その音が消えるか消えないかのうちに、キッチンの扉が静かに開き、銀盆を抱えたネイトが姿を現した】

    【盆の上には、つるりと光を返すグラスが二つ並んでいる】


     「ワインのお代わりをお持ちしました。——どうぞごゆっくり」


    【手際よく古いグラスを下げ、新しいものをその場に置くと、ネイトは静かに一礼し、足音も立てずに部屋を後にした】

    【残されたのは、白い湯気とともに立ちのぼる、どこか懐かしいスパイスの香り】

  • 28人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/06(木) 07:40:03

    >>26>>27

    「『そ。ま、別に今すぐどうにかしねえとってわけでもねえんだ。ゆっくり考えるさ。 それに残念ながら被虐趣味はねえんだよな。そういうの、好む奴らはいたが』と仰っていますよ、旦那様」

    【ああ、お気にめさなかったか。そんなことを思いながら、牽制には「しねえよ」と笑って返す。犯人がわかっているなら面白さも半減だし、嫌がらせをしたいわけでもない。どうせ渡すなら最大限に活用してくれた方が楽しいというものだ】

    【そこまで告げ、立ち上がるアシュリーに向けておやすみ、と手を振った。「またな。ああ、覚えていたら教えるとしようか」と最後に声をかけて】



    「『んっふふ、だろうなあ。いざとなれば自分で飲むから心配するな、混入させたりはしないとも。……と。ああ、戴こうか。どうも』と仰っていますよ、旦那様」

    【予想通りの返答に、だろうなあと笑う。話のネタになったんだからもういいか、と思いながら、処分に困っているわけではないことを伝えた】

    【それで終わりだ。小瓶をしまい、勧められたワインに舌鼓を打つ。「良い従者だな」と人形を用いて声を発して、グラスを回した】

  • 29扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/06(木) 07:57:36

    (料理を並べ中)
    …訓練でもしときますか…
    (銃を持って射撃場にいった)

  • 30鹿頭の墓守◆dJUUJmoGZU25/11/06(木) 21:05:29

    【ハロウィンの熱も落ち着き、墓地も既に普段の静けさを取り戻している】
    【些か寂しい気持ちで墓地の巡回を終えると、鹿頭の墓守はふと立ち止まった】

    ……おや、珍しいな。
    貴方がこのようなところまで足を伸ばしてくるとは。
    【返事はない。……それも当然、相手は猫である。散歩か、狩りか、あるいはただの気まぐれか】
    【墓守は巨躯を縮めて、恭しく一礼してみせた。猫は無言のまま、角に身体を擦り付けた】

  • 31デイスター◆z7oxp.S1uM25/11/06(木) 21:19:03

    >>28

    【良き従者—— 節度を保ち、献身を惜しまず、忠義に厚い。この館ではありふれていながら、同時に稀有とも言える存在】

    【ネイトは、その典型と言ってよいだろう】


     「そう作ったからな、当然だ」


    【ホムンクルス—— 人の精に魔性の血を垂らし、フラスコの中で四十日の胎動を経て生まれる、無垢なる魂。頑強な肉体に、従順な心を備えた、生まれながらの従者】

    【それがネイトだ】

    【つまりは、設計どおりに動いているにすぎない。わざわざ言葉にするほどの特別さなど、何ひとつとしてない】


     「……だが、称賛はありがたく受け取っておこう。つまみはいるか?」


    【それでも、褒められて悪い気はしない。なにせ、ネイトは“傑作”なのだから】

    【酒の熱とは異なる微かな昂ぶりを指先に感じながら、ベヌスはキャラメリゼを添えた皿を、そっとフレイの手元へ差し出した】

  • 32人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/06(木) 22:02:08

    >>31

    「『ん、ふふ。なに、設計通りに作ったとて、その通りに動くとは限らねえだろ?だったら賞賛を受けるべきだ。寸分違わず作った腕も、その作品もな』と仰っていますよ、旦那様」

    【当初の想定通りに運用できるものなんて多くはない。1から、あるいは0から作り出したものであれば言うまでもなく。ホムンクルスがそう、という話ではなく。工業製品ですら不良品は出るのだ。手ずから作り出したものがそうならないとどうして言える?】


    【ワインでくちびるを湿らせ、また笑った。ああ、今夜はどうしてか機嫌が良い】

    「『ふふ、どういたしまして。──ああ、折角だ。もらおう』と仰っていますよ、旦那様」

    【キャラメリゼをつまむ。噛み砕く。ぱり、ぺきと軽い音。甘くて、苦い、菓子】

    【ああ、でも。どうしてか、少し眠い。酒精が回った、なんてことはあり得ない。薬も毒も滅多なものは効かなくなって久しい、今さらアルコールに負けるなんて考えられない。……うん。だったら、つまり。欲求としての眠りが待たれているのだろう】

    【そんな、風に自己を分析して、結果を放り投げる。だってつまらないじゃないか。どうせ死ぬわけでもないのに、なんでもかんでも識るだなんて】


    【熱に浮かされることはない。理性を手放すなんてできはしない。だから吸血鬼は笑っている。「他にも作品はあったんだったか?」と世間話のように口にさせて】

  • 33狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/06(木) 22:32:58

    「──で。あたしが貸した付け耳が頭にくっついちゃった、と」

    「くっついてると言うより、頭から狼の耳が生えてるみたいな状態です。……きちんとお返しできなくて本当に申し訳ありません……」
    【金色の狼耳をぺたりと寝かせ、頭も同じように下げるメイド。その目先に居るのは”感覚機能付きホワイトブリム型付け耳-オオカミ・エディション-”なる奇怪アイテムの、元の持ち主である同僚だ】

    「謝んなくて良いよ。ハロウィンでこっちに来てた狼の霊が付け耳を憑代にしちゃった結果呪具みたいになってリーネットさんとドッキングとかイレギュラーだって。こっちは気にしないから。その耳(もふもふ)をいつでもモフらせてくれさえすれば」

    「(何で説明口調??)あ、ありがとうございますっ。……そのぅ、触るのは……ハイ。ですが一声掛けて頂いてからだと助かります。触れられると物凄くこそばゆくて」
    【顔見知りの従者から既にさんざんモフられており、その度に自前の耳を赤くしている。ついで頭も撫でられると“安堵”の感覚まで覚えてしまう。心までイヌ科が侵食しているような状況をぼんやり不安に思っていたり】




    「このまま尻尾も生えてきたりしてね」
    「……………まさか、まさか。…そんな……アハハ……」

  • 34デイスター◆z7oxp.S1uM25/11/07(金) 00:19:36

    >>32

    【フレイの問いかけに、ベヌスは喉の奥で上機嫌な笑いを漏らし、手近の薪を一つ、暖炉の中へ放り込んだ】


    【弾ける音とともに炎が勢いを増し、その揺らめきが、楽しげに口角を上げる二つの影を壁に映す。

    ベヌスは甘いアルコールをひと口、喉に流し込み、ゆるやかに口を開いた】


     「ああ、あるとも。ネイトに続く、自慢の品々がな」


    【たとえば、ボタンひとつで何でもこなす、動く椅子。あるいは、魔力を繋げばどれほど離れていても声を届けられる通信具。そして、頭に被るだけで思考を整理してくれる帽子】

    【どれもこれも、自分のために、自分の手で作り上げた素晴らしい発明品——いや、“贈り物”たちだ】


     「……そう。 "欲" こそ、最高の燃料だ。——そうだろう?」


    【誰にともなく呟いたその声が、炎の音に紛れて消える】

    【頭の奥がゆるりとほどけていく。アルコールの香りが鼻をくすぐり、瞼の裏に熱が滲む】


    【温かな空気、ほどよく沈む椅子、香り高い酒、そして上等な話し相手】

    【眠気を誘うには、これ以上ないほど完璧な夜だった】

  • 35人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/07(金) 07:26:43

    >>34

    【薪が弾ける音。火花が散る音。薪の中には香木もあったか、ただ息苦しいだけの煙ではなかった】

    【ワインも残り少なくなった、薄いつくりのグラスをそっとテーブルに置く。蜜色の瞳で空を見て、発された言葉を吟味する】


    「『……そう。そうか。過ぎたる品は争いを生むが、テメエの場合はどうだろうな?』と仰っていますよ、旦那様」

    【「ネイトに続く」と彼は言った。このホムンクルスほどではなくとも、作り出したものに並々ならぬ誇りがあれば生中なものではあるまい。人にとっても、吸血鬼にとっても──なにせ古きに固執する吸血鬼も少なくないのだから】

    【咎め立てする気は、ない。からかうようなブーメラン。当たらなければ手元に戻ってくるから、キャッチするだけのこと】


    「『欲、ねえ。……オレには、そう言ったものはほとんどねえからな』と仰っていますよ、旦那様」

    【欲。吸血鬼が解し、しかし実感としては薄いもの。燃え盛るような情熱は、はたして最初からあったのかどうか】

    【ないわけではない。今だって睡眠欲求はあるし、愉悦を求めるのも欲ではあるだろう。けれど、どれだって投げ捨ててしまえるものだから】

    【ふいに裸婦像を思い出した。理由はともかく、石にしろ木にしろ銅にしろ、滑らかな曲線をその材料でつくりだすのは並大抵の事ではない。技術も、成し遂げる執念も、見事なものだと思っている。その感心が持続しないとしても】


    【そっと、膝の上の人形に手をやる。右手が人形の指をたどり、左手はソファの肘置きをさりさりとなぞっていた。睫は伏せられ、金の瞳が隠される。眠たいのだろう、と傍目からもわかる姿。まだ本格的な眠りではないし、会話に支障もないけれど】

  • 36デイスター◆z7oxp.S1uM25/11/07(金) 13:47:24

    >>35

    【1/2】


    【過ぎたるは及ばざるが如し】

    【発明家としての責任を問われているのかと一瞬身構えたが、そうではないらしい】

    【ただのからかいだ。雑談の延長線に投げられた、少し意地の悪い問い】


    【ならば、肩肘張らず、軽く受け流す程度でいいだろう。それに正直、今は眠い。頭も、ろくに回らない】

    【背もたれに深く頭を預け、まぶたの裏に過去の光景をぼんやりと思い浮かべながら、言葉を探す】


     「争い、か……そうだな。昔は、そういうのも起こしたが——もうやめたよ。あれは、疲れる」


    【便利な発明がもたらす諍い。技術の発展が燃え上がらせる戦火】

    【それらを引き起こし、資本を膨張させ、信仰を磨耗させること】

    【それこそが、かつての自分——“ベルフェゴール”の務めだった】


    【他者の堕落のために己の才を費やすという、奇妙な献身】

    【果てのない欲望に応え続けることは、苦痛だった。だから、やめた】

  • 37デイスター◆z7oxp.S1uM25/11/07(金) 13:48:27

    >>35 >>36

    【2/2】


    【『欲がない』。正確に言えば——欲を抱いたとしても、すぐに手放せるほど、その色が薄い】


     「……へぇ、そうなのか」


    【ベヌスは、人形を介して伝えられたフレイの事情に、感心とも興味ともつかない相槌を打った】

    【どおりで、生気の欠片も感じられないわけだ。いや、吸血鬼など皆そうだが】

    【だが、フレイは——とりわけ血の気が薄い】

    【時折、精巧に作られた絡繰人形のように見えることさえあるのだ】


    【もっとも、今の彼はそうは見えないが】

    【膝に抱いた小さな人形に指を這わせ、長椅子の肘掛けをなぞる仕草は、眠気に抗いながらも、なお現を彷徨う人間のそれに近い】


     「……ネイト」

     「はい、マイスター」


    【指を鳴らすのも億劫で、短く名を呼ぶだけにした】


     「少し寝る。後で寝室に運んでくれ」

     「かしこまりました」


    【ゆるやかに瞼を閉じる主人の声に、ネイトは恭しく一礼し、静かに眠りの支度を整え始める】

    【椅子の背もたれを倒し、柔らかなクッションを頭の下に差し込み、暖炉の前へと足置きを移して、クラバットを丁寧に緩めた】


     「お前はどうする、フレイ。ここで眠るなら、用意させるが……」


    【粛々と動く四本の腕に身を任せながら、ベヌスはぼんやりと問いかけた】

    【意識はすでに半ば夢に浸りつつあったが、それでも、毛布とクッションをもう一組 (テレポートで) 持ってくるくらいの気力は、まだ残っている】

  • 38扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/07(金) 14:19:07

    (猪狩りしていた時にできた怪我に応急処置を施し中)
    …結構深いね…これ…

  • 39人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/07(金) 16:54:02

    >>36

    >>37

    「疲れる、ですか」

    【飽きる、ではないのか、と思った。彼の事情など欠片も知らぬけれど、生真面目なことだと思う。だって吸血鬼に使命はない。求められたら与えることも、ただ思うままに振舞うことも、すべては生まれ持った性質だ。意図をもって育てられたことは、何一つとして人間だった吸血鬼に影響を与えなかった。ただ淡々と、状況を受け入れるのみで】

    【吸血鬼は単に飽いたからやめたけれど、彼は苦痛だったからやめたのだと言う。……ああ、やはり同じではない。争いを蒔いていたことは同じでも】


    【続く言葉に、く、と喉の奥で笑った。仕草というものは、人間性をはかる指標にもなる。視線の向きや指の動きですら】

    【だから、今の吸血鬼の振る舞いで人間的に見えるというなら、それはそれで意図した結果でもあった。すべては戯れで、あるいは騙すための下準備にすぎない。吸血鬼の『本当』なんてどこにもない。ミラーハウスで見られるのは、数多の姿の自分だけだ】


    「『いや、いいさ。オレは場所を移すとも。気遣いは、感謝するがな』と仰っていますよ、旦那様」

    【眠りに入る様子に、無理に気力を使わせようとは思わなかった。普段は逆らう必要を感じないために抗わないが、コントロールできないわけじゃない。現に形を取り戻した瞳は普段となんら変わらず、人形を抱える腕にも違いは見当たらない】

    【おやすみ、良い夢を。──そう最後に言い残して、リビングから立ち去った。今は眠りについた白い植物園か、彼岸のごとき吸血鬼自身の領域に行くのだろう】


    (※いったんこれで終了ということでよろしいでしょうか?長らくお付き合いいただきありがとうございました!)

  • 40少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/07(金) 21:20:58

    【森の奥。人も吸血鬼もほとんど訪れることのない、これといって何もない場所】
    【少年の姿をした吸血鬼は、紅葉した木々の合間に歌声を響かせていた。誰に聴かせる気もない、おそらく誰も聴かないであろう独唱を】

    【神への感謝、神がもたらす慈悲、恩寵、加護……そんな歌詞を、無感動に歌い上げる】
    【内容に反し、そこには信仰も感情も、何一つ込められていない】
    【自分を楽器にする――ただ美しい音を鳴らすばかりの、道具であることを確認するような作業】

    【時々、こうして歌いたくなるのだった。何の意味もないが、過ぎ去った日々をなぞるような心持ちで】

  • 41二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 22:20:37

    にゃ
    【暖炉の前を占拠して丸くなる猫】

  • 42二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 22:31:41

    >>41

    うな

    【寄ってきて団子になる猫】

  • 43二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 22:36:37

    >>41

    >>42

    なーご

    【あったまりに来た3匹め】

  • 44二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 22:46:16

    >>41

    >>42

    >>43

    なうあう

    【団子になった猫たちに寄り添う4匹目】

  • 45鹿頭の墓守◆dJUUJmoGZU25/11/09(日) 21:52:04

    【降り続いた雨は止んだが、夜の空気は刺すように冷たい】
    【鹿頭の墓守は図書館まで訪れていた。借りた本の返却を行い、帰るところで従者たちの雑談に行き合う】

    「……で、長らく使われていないお部屋のお掃除をしていたら、お手紙が出てきちゃったんですよ」
    「今さら見つかるってことは隠してあったんでしょ? 正直、何が書いてあるか気になるわよね」
    「うん。でもねえ、お部屋を替えただけでまだ持ち主がいらっしゃるかも知れないしねえ……」

    ふむ。私なら、持ち主を探して……見つからなければ、そのまま元に戻すかね。
    宛名や何かは? ……ああ、ものが古すぎると文字そのものが今とは……なるほど。

    【ああする、こうする、と話す従者たちに混ざり、自分ならどうするかと考える】
    【従者としての心構えだとか、人としての好奇心だとか。そんなことを話すうち、夜は更けていく】

  • 46メイド長・桐壺◆G5SDVc1Us625/11/09(日) 22:04:53

    >>33

    (そんな従者の事を話に聞いたメイド長は、

    一体どんなものなのか?と思案していたが)


    ───────おや。


    リーネット、それが例の........

    ふふっ、これは中々可愛い仔犬でありんすね


    (件の従者を見つけ、目線を合わせるように屈み

    真紅の瞳を細めながらじっと彼女を見つめ始めた)

  • 47狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/09(日) 22:43:19

    >>46

    【視線に反応してびくーっと肩と狼耳を跳ねさせるメイド】


    っと、お桐様。お疲れ様です

    【蛇に睨まれた蛙のように身を固め、蜘蛛の巣に迷い込んだ蝶のように視線をうろつかせている】


    (なんか視線がこわい……?いやいやいや気のせい気のせい、お桐さまはお優しいし……でもすっごい見られてるのは何ぃ……??)

    【外付けの獣性──いわゆる野生のカンが警報でも鳴らしているのだろう。生物としての生存本能が無意識化で敏感になってる様子】


    あ、ああ……”例の”って事は、コレの件ですか

    ……そんな広まってるので……?

    【そして目当てのものが頭上のソレだと気付いて、少し緊張を和らげた。同時にメイド長の耳にすら情報が届いている事実を少し嘆いた】

  • 48メイド長・桐壺◆G5SDVc1Us625/11/09(日) 22:58:03

    >>47

    んふふ、苦労をかけてごめんなんし

    部下の情報は逐次集めておりんすよ、あちきは

    (ガッツリ一体化している様子を改めて確認し)


    ....ちょいと撫でてみたいでありんすね、ようし

    こちらに少しばかり寄ってくれるでありんすか?

    (近くにあった椅子を引き寄せ、そこに座ると

    ふわりと腕を広げて懐を開き彼女を招き入れる)


    大丈夫、取って喰いなぞしないでありんす

    あんまり可愛らしいから撫でたくてねぇ....ふふふ

  • 49狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/09(日) 23:20:07

    >>48

    >>48

    いえいえ苦労など……そんなっ

    【わたわたと両手を振った】

    【メイド長直々に足を運んで貰っているのだ。一介の新人は謙遜するしかないし、なんなら頼もしさを感じている】


    う……かしこまりました

    【ここ数日で「ちょっと触ってみて良い?」と何度も問われ、応えている。なのでそれ自体は構わないし慣れ初めてすらいるが、やっぱ照れるもんは照れるのだ】


    それでは ど、どうぞ……?

    【招かれるままに移動し、撫でやすいだろう体勢を取った】

    【頭上の狼耳は生き物の温さを備えていて、律儀に整えているのだろう毛並みは見るからにふわふわだ】

  • 50メイド長・桐壺◆G5SDVc1Us625/11/09(日) 23:58:03

    >>49

    それじゃあ....お言葉に甘えて。


    (さわ、と頭上に手のひらがゆっくり落ちて来る

    指先はふわふわと整えられた毛並みに触れて、

    毛の流れに沿って指先を末端まで滑らせてゆく)


    きちんと手入れをしているのでありんすね、

    とっても良い触り心地でありんすよ


    (きっと手入れが行き届いているであろう掌は

    適度に温かく、ほんのり花のような芳香があり

    狼耳の軟骨を柔らかく撫でる仕草は人間よりも

    リラックス効果が上な気がするかもしれない)


    ────本当は、いつも頑張ってくれている

    貴女を褒めてあげたかったのでありんすが....

    ごめんなんし?不器用な労いになってしまって

    ...皆リーネットに助けられておりんす、有難うね


    (そっとふかふかの身体にリーネットを抱き寄せ

    頭と耳をゆっくり往復するようにして撫で始めた

    静かな館の一角には誰の声も聞こえず、それ故に

    微かな心音と衣擦れ、そして撫でられる感触が

    身体に染み込むようにすぅ、と感じ取れる筈だ)

  • 51狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/10(月) 01:08:33

    >>50

    あはは……手入れについては他の従者の方からアドバイスを受けたりして、どうにか


    【気恥ずかしいなぁと感じる】

    【自前の耳とは違う器官のはずなのに、指の感触も落ち着いた声も鋭敏に捉えてしまう。どちらの意味でもくすぐったくて】


    私なッ……ど。い、いえいえ。助けられてばかりで…すっ!?

    【上擦った声をあげつつ、これの何処が不器用なのだろう?とほわほわし始めた頭が突っ込みを入れた。緊張を強引に丁寧に解きほぐされるような技術と、話術。音も香りも感触も全てが心地よくて】


    …ごほん。所作も技術も…拙ない、ですし……

    【やがて抱き寄せられる頃にはすっかり無抵抗となって、身を預けていた。頭上だけでなく身体全体に安心感を与えられて、その瞼がとろんと落ちていく】

  • 52メイド長・桐壺◆G5SDVc1Us625/11/10(月) 14:27:11

    >>51

    他人の意見を取り入れてきちんと活かす....

    従者として人として、大切な事でありんすから

    そういうところも含めて褒めておりんすよ 


    (耳の後ろを指先でかりかり、となぞりながら

    戯れに顎の下を犬にする風に撫でてみて)


    最初拙いのは皆そう....そこから覚えてゆく事、

    覚えさせるのがあちき達先立の役目でありんす

    慌てず、少しずつ覚えてゆけば構いんせん


    (少し低くハスキーな声がぼわんと響き、

    周期的に繰り返される撫でる動作も相まって

    まるで母親に寝かしつけられているようで....

    ゆっくり少しずつ、世界が遠く揺らぎ始める

    感じるのは隣にいる絡新婦の体温くらいだ)


    眠たいなら、胸を貸すからお休みなんし

    ....ほら、懐だけでは肌寒うござんしょう


    (ぽんぽん、と自らの膝を示してあげながら

    幼き従者を招き入れるのは、ひとえに彼女が

    ひたむきに頑張っている礼がしたい一心であり

    ....温かく、洗い込まれ清潔な匂いのする胸元へ

    どこか惹かれるような気分になってくるだろう)

  • 53扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/10(月) 14:51:20

    >>52

    >>51

    えーと食材はここの倉庫にあるから取りに行こu…

    (銃を背中につけており、料理の材料を取りに行くためにここを通ってたら桐壺さんがなんか狼耳が生えてるカティさんを撫でてるのを目撃した様子で困惑中 なんで狼耳が生えてるのかと)

    何してるのですか…?

  • 54狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/10(月) 20:23:22

    >>52

    【彼女は既に微睡みの中に居た。貰った言葉を反芻しながら、何も言わずにその厚意に溺れてゆく。館内の空気が冷えているから、絡新婦の体温は抗いがたい魅力があって】


    【狼耳に触れられるむず痒さは心地良さに置き換わり、顎下を擽られるなんて普段は恥ずかしがるスキンシップも、弛んだ思考は受け入れてしまう】


    …すみ、ません。少しだけ……

    【発した声音は寝言のように蕩けていた。文字通りの夢見心地で絞り出した、理性のひとひらだったのだろう】

    【網に絡めとられるようにその胸元に寄りかかり──やがて、穏やかで規則的な寝息が聞こえはじめた】


    >>53

    【子供のような──いや年齢的に子供ではあるが──寝顔を曝けている従者がそこに居る。静かに胸を上下させている姿から、深い眠りについている事が伺える】


    【あどけなさの残る、整った顔立ち。普段は見せない表情だ】

  • 55扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/10(月) 20:40:53

    >>54

    あっ寝てる‥とりあえず起こさないように去るか‥

    (去っていく)

  • 56メイド長・桐壺◆G5SDVc1Us625/11/10(月) 21:29:43

    >>54

    あら、ゆっくりしていってもよごさんすよ

    ....幼子の寝顔は飽きんせん


    【崩れ落ちないように腰の辺りを抱き上げ、

    膝の上に座らせながらそっと胸の中へ収ると

    その背中へトン、トン、と規則的に手を落とす】


    『(昔、雪の日にこんな事をしんしたねぇ)』


    【思い出すのは故郷に残した一人娘の事である

    丁度、この辺りの歳で別れてしまったのだから

    珍しく郷愁に耽ってしまうのも無理はないだろう】


    ....よしよし。よぅく、お眠りんさい


    【幼い顔と頬を撫でてふっと笑い....そのまま、

    彼女が起きるまで桐壺はそのままで抱き続けた】

  • 57狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/10(月) 22:00:27

    >>56

    【──暫く経った後】



    くぁ……ん、んん……?

    【ぬるま湯みたいな夢から目覚めて現実に戻ってきたメイド】

    【潤んだ寝ぼけまなこを擦り、はて自分は何をしていただろう。頭の後ろに感じるやたら心地いい柔らかさはなんだろうとぽやぽや考え──】





    【狼耳がブルリとふるえ、ピンと立つ】

    【パッと開いた澄んだ碧眼が上司の姿を捉えて】







    ……どれくらい…………?

    【体勢はそのままに、わなわなと口元を震わせて質問した】

    【聞くべき事、感謝すべき事は他にもあるだろう。しかし寝起きの纏まってない頭では先ず”時間”を気にするのが精一杯で】

  • 58メイド長・桐壺◆G5SDVc1Us625/11/10(月) 22:23:49

    >>57

    んん、ほんの少ししか経っておりんせんが....?


    【悪戯っぽく真紅の瞳を細めつつ、そのまま

    最後にぽんぽんと二撫でし....くすりと笑って】


    心配しなくても、本当にそれ程経っていないで

    ありんすよ?だから気に病む事はありんせん、

    寧ろこっちが活力を今貰ったところでありんす


    【小さな掌を包み込み、礼を言うように握った】

  • 59狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/10(月) 22:41:20

    >>58

    あう……ほ、本当ですか。それなら良かった……いや良くないですが

    【寝てしまう前のあれやこれやが脳裏を走り抜け、どんどん顔が赤くなる。子供みたいな事をしてしまったと。……いや、子供のなのだが】


    (お礼を言えば良いのか謝れば良いのか分かんないよぅ……)

    【撫でられながら目線を下にむけた。スキンシップの心地良さで眠気に襲われ、挙句上司の膝元で寝てしまったという流れ。てっきり注意されるかと思っていたが】


    ……私が、お桐さまにの力に?……どういう事でしょう……?

    【以外な言葉を受け、驚いた様子でそちらを見る。貴重な時間を使わせてしまったと。そう思っていたから】

  • 60メイド長・桐壺◆G5SDVc1Us625/11/10(月) 23:04:18

    >>59

    そうでありんすね、何と言えば良いのやら........



    ────あちきには、娘がいるでありんす

    数百年前に生き別れたあの子は....丁度貴女と同じ

    もしくは少し低いか、といった頃に別れたので

    ありんす。....なんだか貴女と触れ合っていると、

    ふと一緒にいた頃を思い出せて─────ふふっ


    もう、記憶も朧げになってしまいんしたから....

    久しぶりに思い出せて嬉しかったのでありんす

    ....有難うね、リーネット。


    【ほんの一瞬、一人の母親としての寂しげな

    湿った視線が空を切って....深く一度眼を閉じ、

    再び眼を開けた瞳に憂いは映っていなかった】


    さぁて、少しばかり休み過ぎたでありんすね

    あちきは仕事に戻るとするでありんすよ

    ....たまぁに、こっそり撫でさせてくりゃれ。


    【名残惜しげに軽いハグをし、そして

    メイド長はしなやかな足取りで踵を返した】

  • 61狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/10(月) 23:35:16

    >>60

    ………。

    【ぽかんと、実感のない表情でその話を聞き終える】

    【数百年、その刻の大きさは人の身では計り知れない。

    家族との永別も同様だ。自分は”館”の助力を得た事で、幸運にもそれを味わずに済んだから】


    お桐、さま

    【でも、寂しげな目だけは理解できた。覚えがあった】

    【──”重さ”は遥かに違うと分かっている。それでも……家族と離れる辛さは知っている】


    【だから、ふわりと抱きしめられた時、失礼を承知の上で】

    【──力強い抱擁で返した。悲しさを誤魔化す手段として、親愛を示す方法として、弟妹達にもこの様にしていた】


    …ええとっ……こちらこそありがとうございました!

    私で良ければ、いつでもお呼びください。……この耳は治すつもりですが

    【去っていくメイド長にハキハキとした声をかける】

    【……締まらない、へにゃりとした付け足しをして】

  • 62泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/11/11(火) 00:09:03

    【かつん。底の厚いブーツの音が、物音一つしない渡り廊下の静寂を破った】
    【夜空に瞬く星をちらりと見上げると、女はまたゆったりとした動作で音を響かせる】
    【普段は館に立ち入らない吸血鬼。向かう先は図書室だろうか】

  • 63少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/11(火) 00:19:29

    >>62

    【冴え冴えと星の輝く夜。目を覚ました吸血鬼は、館の図書室へと向かっていた】

    【暇潰しついでに誰かに会えればいいのにと、その程度の心持ちで歩いていたところで――ふと、見慣れぬ姿を目にした】


    こんばんは、お姉さん

    …君がこっちに来るなんて珍しいね?

    何か探してるなら手伝おっか?


    【まずは明るい声で挨拶。適度に人懐っこく、さりとて媚びすぎた印象にはならないように。気をつけながら、にっこりと笑った】

  • 64泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/11/11(火) 00:29:11

    >>63

    【久方ぶりに聞く他人の声。ゆらりと視線を移せば、見たことがあるような無いような、美しい吸血鬼が立っていた】


    ああ、図書室に行こうと思っていた所だ

    探し物と言うわけでもない。一人でいると退屈だからな


    ……たった今、話し相手が見つかったが


    【明るい声とは反対に、温度を感じさせない声音。澱みなくそう答えると、相手の瞳をじっと見つめた】

    【暇つぶしに本を借りようと考えていたが、目の前の彼を話す方が余程退屈しのぎになりそうだ】

  • 65少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/11(火) 00:37:03

    >>64

    ふーん?なんだ、評判より話しやすそうな感じだね

    …って、一方的に自分のこと知られてるのって居心地悪いかな

    【小首を傾げてから、じっと相手の瞳を見返す】

    【蒼穹の瞳。うっかりしたら心の奥底まで見透かされそうな、曇りのない印象を抱いた】


    僕はアシュリー。君はノエルだよね

    ちょっと失礼だけど、君って変わり者って有名だからさ。勝手に知ってるんだ

    …僕が君について知ってることが偏見なら、この機会に解消できそうだね?

    【悪戯っぽい表情を浮かべて、くすくす笑った。新たな話し相手は、いつだって心が踊る】

  • 66吸血鬼シスター◆DPvZRJ5eF225/11/11(火) 00:58:14

    >>65

    評判?……そういえば従者が言っていたな

    吸血鬼には宗教に関するものを苦手とする奴も多い。至極当然の評価だ

    【他人にどうこう言われようと辞めることはないからか、どうでもいいと気にしていなかった】

    【例えるなら紫水晶だろうか。美しいな、と考えつつ、そっと目を逸らす】


    アシュリー……何処かで聞いたような気がするな。従者が噂でもしていたか?

    【自問。まあ話題の中心に上がりそうな奴だ、と自答し、再び口を開いた】

    それについて話すなら、まずはお前が持っている偏見とやらを聞こう。期待通りの返答を出来るかはわからないがな

    【相手の楽しそうな様子を伺い、目を細めて見せる。やはり、人と話すのは嫌いではない】

  • 67少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/11(火) 01:08:27

    >>66

    信仰に焼かれたことある奴もいるみたいだしね

    …実際、やられると痛いよあれは

    【軽く目を伏せ、ため息がちに首を横に振った】


    【……遠い昔。館に来る前、宗教関係者を狙って生きていた頃の記憶が蘇る】

    【最初から獲物の見極めに長けていたわけでもなく、毎度上手く行っていたわけでもない――】

    【――と、浸りそうになって、過去を追い払う。今は、目の前の相手に集中すべきだろう】


    僕はすっごい目立つって感じではないけど…まあ顔は広いからな

    優しいから従者の子たちからの評判も結構いいし?

    【冗談めかして言ってから、『偏見』について考えた】

    まずは、人嫌いってヤツだけど…見た感じ、これは明確にハズレっぽいな

    あとは、被虐趣味があるとか?

    【信仰心は吸血鬼の弱点となりうる。そこから来る偏見なのだろう】

    【わざと自分の身体を痛めつけるためにやっている…というような噂である】

  • 68吸血鬼シスター(仮)◆DPvZRJ5eF225/11/11(火) 01:30:58

    >>67

    焼かれた経験でもあるのか。やはり耐性がないと大変だろうな

    【詮索でも確認でもなく、淡々と同情の言葉を吐く。それが本心からの発言かは不明だが】

    館に出向く時はその手の類を持ち歩かないようにしているんだが、やはり忌避感を持つ者も居るらしい

    偏見は簡単に心を惑わせる。先入観とは恐ろしいものだな。私の知ったことではないが


    それは羨ましいな。会うのは同教ばかりで、碌に顔見知りもいないんだ

    【日曜になると礼拝堂を訪れる者たち。それ以外とは全くと言って良いほど関わりがない】

    よくもまあ考えつくものだな。人の信仰心を随分と馬鹿にしてくれる

    【口調は皮肉気だが、表情は一貫して変わらない。むしろ被虐とは無縁の性格をしている自信があった】

  • 69少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/11(火) 01:43:35

    >>68

    …ちょっとだけね

    耐性がないのと辛いのは何でもそうだけど…ま、今となってはどうってことないよ

    どっちかって言うと、色恋沙汰の方が大変かもな?

    【深刻になりかけた頭を無理やり切り替え、冗談に滑らせた】

    【これはこれで、相手にとって興味のなさそうな話題かもな、と思いつつ】


    気にしない奴も、探せばいるとは思うけど…探すのが億劫か

    【どうしたって、口さがない者はいる。暇潰しの噂話や、深刻になりすぎない程度の対立を好む者も】


    【女の淡々とした口調、変わらぬ表情をじっと観察する。それから、小さく頷いた】

    …答えたくなかったら、いいんだけど

    信仰のきっかけとかって、何かあるの?

    僕は…祈らされる機会はあったんだ、昔

    でも、結局…よく分からなかったからさ

    【音楽院に通って、賛美歌を学ばされていた頃。繰り返し祈りと信仰を説かれたけれど、自分の心には何一つ響かなかった】

    【きっと彼女は違うのだろう。その違いに、興味があった】

  • 70扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/11(火) 07:24:49

    (海岸の砂の上に横たわりながら、波の音と共に静かに息を吐く)
    ……涼しい風だね。
    (潮の香りが鼻をくすぐり、遠くでカモメの声が聞こえる。
    しばらくぼんやりと空を眺めていたが、ふと思い出したように呟く。)
    そういえば……そろそろ外に出て、この辺りじゃ手に入らない食材を少し買いに行かないといけないね…
    (少し考え込むように目を細め、手の甲で額の汗を拭き。)
    ……メイド長に相談しておこうかな。準備も必要だし。

  • 71吸血鬼シスター(仮)◆DPvZRJ5eF225/11/11(火) 09:37:13

    >>69

    同感だな

    好いた相手と結ばれることを神に祈る輩も居る。恋愛というのはよくわからないな

    その二人が互いに同意の上で契りを結ぶのなら、喜ぶべきことだと思うが

    【失恋だの不倫だのと騒ぎ立てていた女たちを思い出し、どの種族にも面倒な奴は居るものだな、と頭の中で呟く】

    【案外、色恋沙汰には興味があるようだ。他人のもの限定ではあるが】


    ああ、価値観が合わない奴と馴れ合っても意味がないだろう。それ以外との交流は歓迎するがな

    【お前のように口を出さないなら良いのだが、と付け加える。自分の教義に意を唱える者と付き合う道理はないのだ】


    ……知り合いが牧師だったからな。面白い理由はない

    【怒りも敵意もなく、けれども冷たく。これ以上の詮索はするな、と言外に仄めかす】

    まあ、無神論者からすれば退屈極まりないだろうな

    神の前では全ての生き物が平等だ。信じる心があれば何者であろうと救われる

    【そこに身分の差はなく、どの信徒も等しく祭司なのだと。教会の教えを丸暗記したような回答だ】

    【神は恵みをくださる存在。だが自分でやらねばならない時もあると、女は知っていた】

  • 72少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/11(火) 09:57:31

    >>71

    ふふ。僕の周りってそういう奴が多いんだよなぁ

    【色恋に強い興味を持たず、当事者になろうとしない。あるいは、冷やかし、遊びと割り切って関わる。そんな面々の顔を思い浮かべる】

    【…自分だって、元々はそのタイプだったのに。そんなことを思いながら、無意識に指先を左耳に持っていった】


    僕は、神様に祈ろうとは思わないけど…

    相手のことを考えてる時って、祈るのと少し似てるかも知れないね

    【昔、昔。主がよく眠れるようにと願いながら歌った日のことを思い出す。郷愁が胸をやわらかく刺すのを感じて、小さくため息をついた】


    ん、そっか

    【拒絶の気配を察して、すっと身を引く。氷のように冷ややかな瞳に、穏やかに微笑みを返した】

    ま、僕は退屈だとは思わないけどね

    確かに僕には、そういう…神様を信じる感覚っての?分からないし、分からなかったけど…

    だからこそ、他人がどう思ってそうするのか、そうしたのかって話を聞くのは面白いよ

    …あ、話せって意味じゃなくてね?

    【「全ての意見が一致する相手と話してたって、鏡見てるみたいでつまんないからさ」と、軽く肩をすくめた】

  • 73吸血鬼シスター(仮)◆DPvZRJ5eF225/11/11(火) 10:53:05

    >>72

    恋愛話が好きな従者は居そうだが、やはり主人側には少ないのか?あまりそういう吸血鬼は見かけないな

    【長寿だと飽きる者も一定数居るだろうからな、と言って息を吐く。まあこの女の関わりが少なすぎるだけなのだが】

    【白い指先をちらりと見やる。心当たりでもあるのだろうか、と思うが、言葉には出さなかった】


    大切な人の幸せを願って、神を信仰する者も居るからな

    【妻の冥福を祈る者、家族の幸せを望む者、妹の回生を願う者。宗教に嵌る理由は様々だ】

    ……まあ、私もその類に含まれるのだろうが


    【すんなりと身を引いた相手を眺め、縦長の瞳孔をわずかに開く。距離の取り方が上手い】

    【社交性が高い奴だな、と評価しつつ再び切り出した】

    楽しんで貰えたならそれで良い。ああ、心配するな。初対面の相手に腹の内を明かすつもりはない

    【突き放すような言動だが、多くが同意する真っ当な言い分だろう。オブラートには全く包んでいないが】


    ああ、そういえば。館の住民とは仲が良いのか?

    先程も言ったが知り合いが少ないんだ。お前がよければ教えて貰いたい

  • 74少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/11(火) 11:11:10

    >>73

    真剣にどうのこうの…っていうのは、吸血鬼だとそんなに多くないんじゃないかな?

    ここに来るまでに、大切な相手と離別してる奴もいるだろうし…

    【そこまで言って、視線に気づいた。やっと自分の手がピアスに行っていることに思い至り、それとなく自然に離す】

    …君の言う通り、ずっと同じ相手といると飽きるって奴もいるだろうし

    【何事もなかったかのように、にっこりと微笑む。銀に触れた指先と耳は、意識すればひりひりと痛んだ。心の奥底と同じく、誰にも知られないまま】


    ふーん…ってことは、ノエルはけっこう愛情深いんだ?

    いいね、僕と同じだ

    【目を細めて軽口を叩く。冗談めかして、しかし確かな本音の混ざった言葉だった】

    【重く引きずる感情。彼女の冷たく凍った瞳の奥にも、こんなものが隠されているのだろうかと想像する】

    【自分が、いつも軽い態度で誤魔化しているのと同じように】


    …館の皆?

    そうだね、僕はけっこう皆と話すほうだと思うけど…どんな奴との出会いがお好みかな?

    【聞きながら、何人かの顔を思い浮かべる。冷ややかな対応を気に留めず、信仰を蔑ろにしない者。誰が適任かな、と】

  • 75吸血鬼シスター(仮)◆DPvZRJ5eF225/11/11(火) 11:35:27

    >>74

    人間と違って長い時を生きれば、大抵の奴は自然と淡白になる

    【吸血鬼以外の種族にも言えることだが、純粋無垢な人外は少ないように感じる】

    確かに、従者にしても吸血鬼にしても、離別を経験した奴は多いだろうな

    外は戦乱の世だ、そうなる原因はいくらでも転がっている

    【抗争に巻き込まれた者たちは可哀想だな、と何処か他人行儀にそう述べた】

    ……ああ

    【短い返事の後、ピアス、指先、そして相手の目に視線を動かす】

    【まあ、話したくないことは誰でもあるのだし、わざわざ聞く必要もないだろう】


    さあ?どうだろうな。好きに解釈すると良い

    お前は他人をことを面白がるタイプだと思っていたが、案外そうでもないのか?

    【愛情、後悔、哀愁、憎悪。誰しもが持つありきたりな感情】

    【けれども確かな意志を持ったそれを、隠すように、守るように、他を拒絶してきた】


    信義を否定しないなら誰でも良いが……そうだな、明るい奴は嫌いじゃない

  • 76少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/11(火) 12:05:25

    >>75

    そだね、だから従者の子たちって初々しくて可愛いんだし?

    【微笑み、流し目、思わせぶりな動作ひとつで赤面し、動揺する。そんな新人従者の姿を思い出して、くすっと笑った】

    【吸血鬼が相手となると、なかなかこうは行かない。…いや、中には行く相手もいるのだが。例えば、妹のように思っている彼女とか】


    【口ぶりからして、彼女は争いと縁のない境遇だったのだろうかと思案する】

    【とはいえ、ここに踏み込むのはまだ少し早いだろう。館に訪れた経緯とも繋がりやすい。そう考えて、曖昧に頷いた】


    ふふ、僕が人のことを面白がってるのは合ってるよ

    …でもさ、嫌いな奴にはそんなことしないんだよな。避けておしまい

    好きだから色んな顔が見たいし、知りたくなるわけ

    【誰にでも愛想は良いが、なんだかんだ好き嫌いはあるのだった】

    【好きになればなるほど知りたくなるし、許容範囲も広くなる】


    んー…信義を否定しなそうになくて、明るい…ってなると、今はアコとチャラかな

    最近館に来た子たちでさ、よくライブとかやってるんだ

    【脳内に浮かぶ、数名。中でも最も該当するとなると、やはり音楽家の彼女たちだろうか】

    【楽しく演奏できるのなら、他のことは何も気にしない…と言わんばかりの懐の広さがある】


    (※すみません、時間切れ…!ここで切ってくれても、このまま続けて下さっても大丈夫です)

  • 77吸血鬼シスター(仮)◆DPvZRJ5eF225/11/11(火) 20:52:16

    >>76

    ……ああ、わかるよ。無邪気な奴には庇護欲が出てしまう性分でね

    【意外だろう?と言ってみせる。こう見えて、案外年下は嫌いではないのだ】


    そうか?私と会話している時点で、誰にでもフレンドリーに接する奴だと思ったが

    【変わり者と評される自分に話しかけてきたのだから、と】

    【毅然とした態度の中に、彼女の自己肯定感の低さが窺える回答だった】


    先日聞こえてきたのはそれか。随分と賑やかそうだな

    【偶に自室まで響いてくる音楽を思い出し、なるほど、と小さく頷いた】

    見かけたら話しかけてみるとしよう。感謝するよ


    ……おっと、そろそろ時間だな

    私はもう帰るとしよう。またな、アシュリー

    【ひらり、と小さく手を振り、吸血鬼は何処かへ去って行った】


    (※返信めっちゃ遅れてすみません!)

    (※今夜は来れなそうなのでここで切らせていただきますわ!会話ありがとうございました!)

  • 78少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/11(火) 21:16:03

    >>77

    意外ってほどでもないかな?

    確かに僕は誰にでも話しかけるけどさ、話しかけた後の反応はちゃんと見てるわけ

    で、僕みたいなのに真面目に取り合ってくれる辺り、ノエルって面倒見が良い奴なんだろうなと思ったよ

    【こうして軽く話しかける以上、軽くあしらわれて追い払われることも珍しくはなかった】

    【そういう対応を取りやすくするために軽く振舞っている面もあるのだから、これといった不満もない】

    【――ただ、構ってくれる相手には好感を持つ。反応があれば嬉しいものだ】


    ん、そっか。じゃ、そのうち気が向いたら談話室にでもおいでよ

    今回みたいな立ち話もいいけど、今の時期はちょっと冷えるしな

    【去っていく相手に「じゃあね」と手を振り、自分もまた、夜の館へと溶け込んでいった】


    (※私も今来たところなのでお気になさらず…!)

    (※会話ありがとうございました、楽しかったですわ~)

  • 79人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/12(水) 20:34:32

    【──ぱちり。闇の中で目を覚まして、人形を抱きしめたまま身を起こす。日の暮れ落ちた、街灯もない外は暗いというよりも黒い。よく、寝たと。そう思いながら吸血鬼は歩き出した】
    【銀の髪は闇の中にあってなお輝かしい。肩のあたりの嚙み跡を衣類で隠して、談話室へ向かっている】

  • 80少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/12(水) 20:48:39

    【談話室。寝ぼけ眼のまま、ぼんやりとカップを傾けている。カップの中には、血の入った紅茶】
    【暖まった部屋の中、暖炉の前で猫が丸くなっているのを眺めて「いいなあ」などと思ったりして】
    ……いや、何が?
    【一体、何を羨ましく思ったのか。自分でもよく分からない感情を自問自答の形で漏らして、あくびをひとつした】

  • 81人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/12(水) 20:57:39

    >>80

    【おや、先客。そんなことを思いながら入室する。ナイトドレスにカーディガンを羽織るような、そんなラフな格好だ】

    「こんばんは、旦那様。今宵は霧がかかっているようですけれど、なにか良いことはございましたか?」


    【燃え盛る火に暖をとる。指先をそっとかざして、小さく笑った】

  • 82少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/12(水) 21:02:23

    >>81

    んぁ…おはよ、フレイ

    【眠たげな瞳を向けて、おやと首を傾げた】

    良いこと…そうだね、君に会えたのは良いことかもね?

    今日はフレイもなんか珍しい格好してるし

    【前半は、人形に向けて。後半は主人の方に視線を向けて、ゆるく微笑んだ】

    【一日の始まりに想い人に会えることより良いことなど、そうそうないだろう。そんな重さは、胸の内に噛みしめるだけにして】

  • 83人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/12(水) 21:13:51

    >>82

    「『ああ。おはよう、アシュリー。ふふ、嬉しいことを言ってくれるな』と仰っていますよ、旦那様。恰好は……先ほどまで寝ていましたので、そのせいでしょう」


    【人形に向けられた言葉も、吸血鬼自身の向けられた言葉も、違いはあれど大差はない。静かに笑んで返して、従者に用意された紅茶を口に含む】

    【珍しい恰好はきっと、寝る前の出来事が原因だ。食事を忘れて引きこもり、結果倒れそうになった同族に呆れながら世話を焼いた、という。はた迷惑なことだ、と思いながら、それとは裏腹に穏やかな表情を浮かべた】

  • 84少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/12(水) 21:24:19

    >>83

    フレイも寝起きか。じゃ、僕と一緒だ

    …僕はフレイと違って、そこまで無防備じゃないけど

    【軽く肩をすくめる。こちらはいつも通りに身なりを整えてあった。習慣もある。薄い夜着のままでうろつくことへの抵抗も、ある】


    そういえばさ…この間の『お薬』、行先は決まった?

    【ぼんやりした意識が、少しずつ覚醒してくる。頭にふと思い浮かんだのは、先日のことだ】

    【リビングで、日頃あまり出てこない吸血鬼――ベヌスと出会った時のこと】

    【フレイからああいうものが出てくるのは予想外だった。だからこそ、まだまだ知らない一面が沢山あると思ったのだった】

  • 85人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/12(水) 21:36:44

    >>84

    「『ん、ふ、ふふ。違う個体だ、そうもなろうさ。こういう衣類も、いつものも、どっちが良いも悪いもないからなあ』と仰っていますよ、旦那様」

    【無防備、とか。だらしない、とか。どんな噂をされるかはわからないし、そういった意味ではリスクもあるけれど。その可能性を認識してなお、どうでもいいと排除できる程度のものであったので】

    【寝起きのわりには髪は整えてある。であれば、やはり恰好はわざとなのだろう】


    「『薬。……ああ、アレか。いや、まだ決まってないな。なんだ、ほしいならやるぞ?』と仰っていますよ、旦那様。……まあ、それは冗談としましても。すぐに使い切らなければ爆発する、なんて代物でもありませんから、焦る必要はないでしょう?」

    【こちらは素直に答える。行き先は決まっていないし、使用用途も未定のままだ。話題になったならある意味それで役割は果たしたわけだから、切羽詰まって探しているというわけでもなかった】

  • 86少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/12(水) 21:50:13

    >>85

    んー。ま、そういうのも似合うしね、フレイは

    【ふふっと声を上げて、軽く笑った。こういう格好は二人きりの時だけ見られるならいいのに、と残念に思う気持ちが少しだけある】

    【同時に「髪が整えられていなかったのはあの時だけだったな」という優越感に似た気持ちも、僅かではあるが確かにあった】


    欲しいとは言ってないけど。…気になっただけだし

    【冗談と分かっていて、こちらも冗談めかして口を尖らせた】

    僕、フレイって色恋とかそういうのにはあんまり興味ない方なのかと思っててさ

    …ちょっと意外だったんだよね、ちょっとだけど

    【そういう感情を持たないことと、娯楽としての扱いはまた別なのだろう。理屈としては、理解できる】

    【とはいえ、実感としては足りなかった、というところだろうか。ナイトドレス姿からそれとなく視線を逸らして、ため息をひとつ】

  • 87人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/12(水) 22:20:53

    >>86

    「『はは、ありがとう。ま、顔がよければ余程のものでなけりゃ誤魔化せるしな』と仰っていますよ、旦那様」

    【一瞬真顔になって言葉を受け止めて、礼を述べる。続いた言葉は照れ隠しか謙遜か、それともただの感想か】

    【服の乱れも、髪の違いも、敢えて隠そうとまでは思わない。ただ長い髪は邪魔であるし、縺れた髪を直さずに人前に出る──活動を開始することは、かなり珍しい。きっとそれだけの、違い】


    「『ンー……。興味はない、な。愛も恋も、オレには遠い。情をかけても、慈悲をやっても、どうしても色恋には結びつかねえ。前にも言った通り、な』」

    【似たようなことは、以前にも話した通りだが。それでも、こうもはっきりと告げたことはなかった気がする。館に戻ってきたばかりのカミーユにはああ言ったが、実のところ一か月も一年も、時間間隔としては最近も最近で。例えば十年に引きのばされたとしても変わらない。だから、話したか話していないかも、はっきりとはわからないのだった】


    【だからこそ、遊びにできる。娯楽に選ぶ。溺れることがないと知っているから、簡単に口にしてしまえる。ただ、そもそも】

    「『ああいうのはさ、媚薬なんて銘打っていても実際のところは強壮剤だ。栄養があって疲労回復に役立つだけの代物だよ。世にあふれる大抵のものの正体はそんなものだ。副作用を狙って服用するように、別の用途でも使うことはできるってだけで。……だからまあ、そんな気にすることもないんじゃないか』と仰っていますよ、旦那様」

    【話題選びが悪かったか。波打ち際ギリギリで遊ぶようなチキンレースのつもりだった。動揺するなら揶揄うつもりで、ネタバレに躊躇はない。だから、ここまで引きずられることは想定外だった。重さが、違うのだろうと思う。価値観が異なる。話題の受け止め方も、時間の感じ方もきっと違う。そのズレを想定していなかった、ミスだ】

  • 88少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/12(水) 22:44:07

    >>87

    逆にフレイに似合わないのってなんだろ…いかにも子どもっぽいのはあんまり、ってぐらいかな?

    【『可愛らしい』ではなく『綺麗』という形容が似合う、大人の容姿。それでもやりようによっては着こなす気がする】


    【うんうん、と素直に頷いて言葉を聞く。それから、首を傾げて小さく笑った。どこか嬉しそうに】

    …ふふ。あのさ、別にそんな、すっごい気にしてるとかじゃないよ

    僕だって、清純な箱入りお嬢様みたいな顔するつもりないし……あ、そういうのがお好みならやってもいいけどね?

    【あからさまな冗談を挟みながら、軽く言葉を繋いでいく。鳥の囀りに似た、意味の薄いお喋り】


    ただ、何ていうか…意外性、っていうの?

    こうやってさ、そういうズレをちょっとずつ修正してくのも面白いじゃん

    【機嫌は、むしろ良い。――たとえその感覚が自分の気のせいだったとしても、気遣われていると感じたから】


    【少なくとも、彼の中の自分は「そういう話題にギリギリ乗れる奴」だったということで、それも決して間違いではない】

    【普段なら表に出さない些細な不満や、気を使って出さないような小さな疑問】

    【そういうものが表に出てしまっていたのなら、それは「引きずっている」というよりは、きっと「甘えている」のだ】



    …さてと、身体も暖まったし…僕はそろそろ行こっかな

    またね、フレイ。お人形さんも

    【「風邪ひくなよ」と、吸血鬼にも人形にも似つかわしくない別れの言葉を残して、軽やかに席を立つ】

    【次はどんな話をしようか、どんな一面が見られるのかと、胸の内で楽しみにしながら】

  • 89狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/13(木) 12:09:11

    「〜〜♪」
    「…………。」
    【従者の自室。正座でお座りしている彼女の狼耳を遠慮なしに弄ぶ吸血鬼が居る】

    「こんな に定着するなん て思わなかった」
    「……トア様の仕業だったんですね」
    【苦笑しながら、しかし納得を示す。この主人は”こういうの”に長けていると知っているから。今思えば予告されていた悪戯とはこれの事だったのだなと】

    「迷ってる霊(こ)が 居たから やっちゃった」
    「やっちゃいましたかぁ」

    「くふふ……でも、ハロウィンはとうに過ぎた。ずっと居座れるほど 強い霊じゃない。聖水 取り寄 せてるでしょ?それで”外せる”筈」
    「ご存知だったのですね。はい、島外に出る方に調達を依頼してます。といってもトア様がご希望でしたらこのままでも」
    【勝手に憑依してきた動物霊ならともかく主人の意向が絡むなら、勝手に退散させられない。モフられ生活が続く事も受け入れるしかないのだ。だって従者だから】

    「やっちゃ っていい よ。
    かわいい あなたを充分、楽しめた。それに また見たくなれば 生やせるもの。……ふーっ」
    「それでは届き次第……へ?生やせるっtひゃぁあ!?」
    【聞き返した途端、獣耳の内側を細く冷たい吐息がすり抜けた。脳まで撫でられる感覚に声を上げた彼女を、異色の瞳が愉しげに見つめていた】

  • 90鹿頭の墓守◆dJUUJmoGZU25/11/13(木) 22:30:25

    【人の気配の薄い、夜の厨房。オーブンのほのかな灯りに照らされて、異形の影がひとつ】
    【鹿の頭をした墓守は、誰かの気配に気づいてゆっくりと振り返った】

    ……おや。見られてしまったかな?
    こうなってしまっては、貴方にも共犯になって頂くしかあるまい……。

    【――新人メイドだろうか。相手が怯えているのは明白だったが、ここで引き下がるわけにもいかない】
    【夜食と言い張るにはあまりにも罪深い、クリームたっぷりのパイを一切れメイドに差し出すと、墓守は人差し指を口元に当てた】
    【「それほど沢山あるわけではないので、皆には言いふらさないように」……そんな、口封じの言葉と共に】

  • 91少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/15(土) 08:52:39

    【少年の姿をした吸血鬼は、ぼんやりとした表情で廊下を歩いていた】
    【その足元に、猫が転がる。ちらっと目線をやり、踏まないように避ける】
    【…すると、猫は小走りで先回りして、再び足元に転がった】

    それ危ないって…しょうがないな、もう
    【吸血鬼は呆れた声でそう言うと、屈みこんで猫の腹をわしゃわしゃ撫でた。満足そうなゴロゴロ言う音が聞こえた】

  • 92聾者の従者◆ZGj9q8XQ7A25/11/15(土) 12:46:23

    (えぇっと…これは…こっちの部屋ですね)
    【取り込まれた大量の洗濯物をを持って館中の部屋を行き来している】

  • 93人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/15(土) 18:49:45

    【──まるで、時が止まっているような。そんな錯覚を呼び起こすほど静かな、とある部屋。暖炉は冷えきっており、弾ける火花も、揺らめく影すらそこにはない。すこんと寝落ちた吸血鬼の周りはそこだけ凍りついてしまったかのように音も動きも見当たらなかった】
    【それは、茨に守られた城にも似て。姫と呼ぶには、渦中の吸血鬼は少しどころではなく薹が立っているけれど】

    【一人がけのソファに座り、背もたれに体重を預け、目を閉じている吸血鬼。傾いだ頭も投げ出された長い手足すらそれらしい】

    【生気というものがまるで感じられない冷たい相貌。寝息はなく、胸が上下することもない。動きを止めたその姿は人形よりも人形らしく、吸い付くような肌さえなければ、あるいは起きて活動する吸血鬼を知らなければ、絵画から抜け出したようにしか見えなかった】

    【館の一室であるはずのそこは、音すら吸収する雪原のような、落下音の届かぬ奈落の底のような、本能的に拒絶させられる雰囲気を携えている。そんなわけがあるはずもないのに】

  • 94不審船舶◆xG765CwS7I25/11/15(土) 22:03:09

    >>91

    ―――――!!――――!

    ―――――――――――――――――…!


    【廊下の向こうから音質の悪いうめき声か驚くような感嘆が聞こえてくる】

    【蝋で溶かした鉄の人形のような人型が体育座りでうずうずと蠢きながら無辺世界を、まるで透明な羽虫でもいるかのようにあたふたと覗いている】


    おーぉ…うおぉ……!

    おあぁ!!うん……おぉー……!


    【感嘆しながらせわしく見つめる目の先には何もない、本当に何もない】

  • 95少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/16(日) 07:23:27

    >>94

    【その声を聞いた猫が、驚いて飛び上がった。そのまま、素早く反対方向へと走り出す】

    な、何……?


    【一瞬、逃げた猫に目をやり、すぐに諦めた】

    【声の方向へと歩いていく。やがて目に入った人型を、物珍しそうに眺めた】

    …まあ人間ではないか。吸血鬼っぽい気配、だけど…

    どした?君、僕らと同じ言葉話せる?


    【敵意や悪意は感じない。ひとまず声をかけ、何もなさそうに見える視線の先を一緒に見てみたり】

  • 96人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/16(日) 09:55:42

    >>93

    【にゃ、と。何に驚いてか軽やかに駆ける黒い猫。ほんの少しの隙間から部屋の様子を覗き込んで、ぐいと体を使ってわずかな隙間を扉を広げていく】

    【猫の細い体でも通ることが難しかった隙間が徐々に拡大されていき、するりと獣は中へ乗り込んだ】

    【足音はない。元より猫とはそういうものだ。静寂は破られず、しかし動きのない空間は終わりを告げる。停止した空気が撹拌される】


    【それでも、雪解けには未だ遠い】

  • 97不審船舶◆xG765CwS7I25/11/16(日) 18:21:01

    >>95

    おー……うおぁーは!……お――

    【「話せる?」という言葉が響いたその瞬間に感嘆がぴたりと止まり、同時に彼の蠢くような忙しない態度もテレビの一時停止みたく止まった】


    ………


    【そのまま、その場所で、その長身なガラクタのアマルガムは立ち上がり、目の前の少年と目を合わせるように若干ほど背をかがめながら話し出した】


    こん――は! ―――でさんじゅ―――か――ね!<僕はこの屋敷で36か7年とかに入館しててね> シラニ――言―んですけど!

    【さっきまでの態度とは一変、まるで明るく、気のいいような様相で自己紹介を始め出したラジオのような音声。ところどころノイズがましく、くぐもっていて聞こえない。】


    人―じゃないよね!でしょう!?僕はさ!いつもだと図書館で入り浸っ――ねぇ、誰…基本誰も――だからちょ――――?

    【本人の意向として、本館へやってきたのは人との交流である。普段から執筆や論文作成、研究のため図書館に入り浸っていて交流が少ない自分の様子を客観視して、大きな第一歩を踏み出そうとしているが、当人の話術は人並か、さきほどの奇行やノイズに至っては人並以下だ。】

  • 98扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/16(日) 18:22:28

    はあ大変ですね…
    (軍刀でぶっ刺して倒して猪やシカを運び中)

  • 99少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/16(日) 21:25:56

    >>97

    【一連の様子に「おお」と面白そうに声を上げ、ノイズ混じりの音声に意識を集中する】

    【ところどころ聞き取れず、表情を読むことも難しい。とはいえ、聞き取れた範囲からある程度の推測は可能だ】


    なるほど、君はシラニって名前なんだ

    僕はアシュリー。そうだね、吸血鬼だよ


    【変な奴、とは思ったが。ここでは変じゃない奴のほうが珍しいとも言える】

    【軽く微笑んで名乗りを済ませると、彼の様子を改めて観察した】

    【対話を求めているっぽく見える。そんで、なんかいい奴っぽい感じもする】


    その感じだと、新入りってわけじゃあないよな

    人と話したいなら、談話室に行ってみるといいよ

    僕もよく行くけどさ、暇してて誰かと話したい奴は大体あの部屋にいるから

    …場所、分かる?


    【広大な館である。長く暮らした自分でも、普段よく行く部屋以外の把握は曖昧だ】

    【こもりがちな住人であれば尚更、位置関係を把握していないこともあるだろう】

    【必要なら案内でもしようかと考えながら、問いかけた】

  • 100不審船舶◆xG765CwS7I25/11/16(日) 22:51:01

    >>99

    アシュリー!―――リー君!了―了解!

    談話室があ―のね…なる―ど………

    【背を上げてしばらく頭部?を上向きにして止まった後、再び少年の顔を見るように背を下げて話し出した。】


    さっき通―た気がする!そこか!あ――とう!

    行ってみ―さ!

    【そういうといそいそと少年から背を向けて、ついでに首をキリンの如く伸ばして廊下を駆けて行った。】


    『―に―きまして、やはりわたくしとしては、飲水思源、今生きておりますわたくしの命というのはですね、かの漁船が、かの漁師たちが、広大な海の漂流から救い上げてく―さ――――』

    【音質は悪いが恐らく何かのラジオを流していて、後々は言葉でもないが嬉々としている声を漏らしながら、伸ばした首がメトロノームのように振れて、そのまま嵐のように道角へ消えていった。】

  • 101少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/16(日) 23:03:47

    >>100

    ん、じゃあねシラニ。はしゃぎすぎて転ぶなよ?

    【軽い笑いと共に手を振って、廊下を駆けていく後ろ姿を少しだけ見送った】

    【言葉は少しばかり分かりづらいが、あの奇妙な動きを見ているだけで面白い。…不意に遭遇した従者は悲鳴を上げるかもしれないが】

    【後に聞こえる奇妙な音声を聴きながら「賑やかな奴だったな」と、上機嫌で地下へと歩いていった】

  • 102狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/17(月) 01:12:36

    >>100

    【お茶菓子が乗ったティートレイを持ったまま、口と目をあんぐり開けてその姿を見送るメイドが居た】

    【メトロノームじみた頭部の動きもその声も、理解の範疇を超えている。館に勤めてから様々な摩訶不思議を経験したが、これはとびきりである】





    えぇー……?

    【主人の1人に向けるべきではない困惑の声が無人の廊下にこだました】

  • 103???◆6EaMluhC8A25/11/17(月) 07:24:44

    >>96

    【にゃーん、と黒猫が鳴いた。じっと、一点を見つめて】

    【応える声はない】


    【にゃーん】

    【にゃーん】

    【にゃーん】


    【一点を凝視したまま、黒猫は何度も鳴く。飽きることなく】

    【苛立ちか、それとも根負けしたのか。何度目かで空気が揺れ、一人の青年が現れる】

    【精悍な顔立ち。頭頂部の耳と灰色の尾。妙に据わった灰色の目。狼男、と人間たちに呼ばれている種族の青年だった】


    【にゃーん、という再度の呼び掛けに青年は舌打ちをし、「ああクソわかったよこの畜生が」なんて言いながら真白の吸血鬼に近づいていく。憎悪と情愛と尊敬が綯交ぜになったような視線は穴があきそうなほど、強い】


    【ずんずんと近づき、】

    「ほんと、なんで。死んでまでアンタに狂わされなきゃいけないんだ。こちとら呪いまでかけたんだぞ」

    【そんなことを言いつつ、吸血鬼の膝裏と肩に腕を回す。こてんと倒れた頭を庇うように自分の胸元へもたれかけさせ、すっと足を動かした】

    【誰にも会わないままに談話室へ移動しソファに寝かせると、少しの逡巡の後に吸血鬼の首もとを寛げる。「駄賃を貰うくらいいいだろ」と牙を突き立てようとして、】


    「……なにやってんだかな、死んでるってのに」


    【虚しそうに、自嘲するように呟いた】

    【そうして、青年の姿はたちまちのうちにかき消える。静寂が破られ、停滞が終わりを告げたあとには、やはり呼吸を再開させぬままの吸血鬼が残るだけだ】

  • 104少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/17(月) 08:09:29

    【小さくあくびを一つ。今日も今日とて、眠る前に何か飲むかと、談話室に出向く】

    【だいぶ冷えてきた。温めたのをもらおうかな。そんな、ありふれた考えと共に扉を開く】


    >>103

    【――そして、ソファに寝かされている姿を目撃したのだった】

    うわ。まーたこんなところで寝て…

    【呆れと親愛の混ざった、微妙な微笑みを浮かべて見下ろし――ふと、首を傾げた】


    …フレイ?

    【首を傾げる。改めて、様子を見る。普段と違って、首元の寛げられた服装。呼吸音一つ、聞こえない――死体のように】

    【そう考えて、背筋が一瞬で冷えた。慌てて人形の姿を探す。こういう時は大概、近くで主人の眠りを見守っているに違いない、と】

  • 105人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/17(月) 08:22:13

    >>104

    【キィと扉を開けて、人形が入ってきた。主人が起きないまま、場所を移動したことを察知したからだ】

    【そこで、眠り続ける主人と、動揺に満ちたあなたを見て、】


    「──あら。こんにちは、旦那様。寝る前の一杯、といったところでしょうか?」


    【いつも通りの挨拶。含むところはなく、普段となんら変わりない。変わらぬ態度は動揺を落ち着かせるのか、さらに広げるのか定かではないが、低下した体温も流れぬ血流も鳴ることのない鼓動も吸血鬼にとっては決して不自然ではないのだと告げていた】

  • 106少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/17(月) 08:27:13

    >>105

    ああ、お人形さん、うん…そうなんだけどさ

    【まずは人形とその主人を交互に見て、小さく息を吐いた。ひとまず、人形が平然としているのなら問題はない…だろう】

    【うろ覚えだが、以前に「主人が死んだら人形も死ぬ」というようなことを言っていた記憶がある。確か、そう】

    【繰り返し自分に言い聞かせて、動揺を沈めた】

    …えっと、どうしたのこれ?冬眠?

  • 107人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/17(月) 08:39:17

    >>106

    【あ。と人形は小さな口をそんな形に動かしてみせた。確かに、端から見れば新鮮な死体だ。困ったようにふにゃりと目尻をさげて説明する】


    「……習性としては近いでしょうか。つまり、極限まで生命活動を低下させ、余分な消耗を抑えるということですから」

    「話しかけられるか、襲われるでもしたら起きるのですから、完全に冬眠というわけでもありませんけれど。呼吸を止めているだけの、眠りの一形態と考えていただければ楽かもしれませんね」


    【吸血鬼の生と死に、大きな違いがあるかと言われれば答えには窮するが、余人が想像する死体ではないと人形は答える。たまたまなってみただけの、気まぐれのひとつ】

  • 108少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/17(月) 08:48:37

    >>107

    ふーん…寝てるだけ、ならいいけど

    【人形の説明に、ふむふむと素直に頷く。…が、そこで新たな疑問が一つ】


    ここで生活してるのに、そこまで消耗を抑える必要ないと思うんだけど…

    …もしかしてフレイ、あんまり血飲んでない?

    いや、僕もその辺は人のことは言えないんだけどさ…

    【ただの気分なら良い。だが、そうでないなら――血が不足しているのなら、少し問題だ。…当人は、そう思わないとしても】

    【無理に起こさず、寝かせておいた方が良いのだろうか。そんな小さな不安を胸に、死体のような寝顔を横目で見た】

  • 109人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/17(月) 09:17:03

    >>108

    【うーん、正論。原理としての説明に嘘はなく、ならばどうして今ここで、という疑問が降ってくるのも当然だった】


    「……飲んでいない、ということはありませんが」

    【人形にも嘘や誤魔化しの機能はついている。使用されるかは状況によるが】


    【それはそれとして、どうだろう。元々が求められたら際限なく与える気質だ。一時的に足りなくなることは、ままある。血を与えても、消耗を重ねても、食事量を増やすことはあまりしない。つまり相対的に飲んでいないということにはなるかもしれない】

    【低血圧で眠りが深くなっているだけ。起床に時間がかかるだけ。きっと人間に説明するときには、そんな風に言うのだろう。今回はたまたまそこに気まぐれが重なっただけだ、と】


    「そうですね。最近は、少しお疲れだったかもしれません。起こしていただいても問題はありませんよ、旦那様。少しぼんやりしているだけで、特に苦しいこともありません。それに、起こされなければ際限なくこのままですから」

    【このまま起きて、なにか問題が起きることはない。──たしかに、血の不足を本人が気にすることはないけれど。それでも、館にいる間に数度は同じことをしているのだから、致命的な事態にはならないだろう】

  • 110少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/17(月) 09:26:31

    >>109

    そう?

    疲れてるなら、寝かしといた方がいいかって思ったけど…

    ま、全然飲んでないってわけじゃないならいいか

    【迷いはあった。が、最終的に「際限なくこのまま」の言葉が背中を押した】


    ――フレイ。いつまで寝てんのさ

    起きてくれなきゃ悪戯するよ?ハロウィンの仕返し、まだだろ

    【肩に手をかけ、小さく揺さぶりながら名前を呼ぶ。乱暴になりすぎないように、優しくしすぎないように】

    【何だか懐かしいな、と思った。かつての主も、なかなか起きようとしない人だったから】

  • 111人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/17(月) 09:32:08

    >>110

    【──声が、届く。体が、揺れる】

    【外からの刺激に、止まっていた心臓が動き出す。必要ないはずの動き。人間だった頃を再現するだけの鼓動】

    【停止していた活動が再開され、死人のようだった肌にすこしだけ赤みが走る】


    【睫が震え、ゆっくりと。じれったくなるほどゆっくりと瞼が開いた】

    【ぶれた焦点が、少しずつあなたに定まっていく】


    「…………おはよう、アシュリー」

    【いつかのような、掠れた声。自室ではなく談話室で、髪や衣類に乱れはないけれど】

    【風に揺れるススキのように、ふわりと笑って目を覚ました】

  • 112少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/17(月) 09:42:15

    >>111

    【死体めいて血の気の失せた体に、血色が戻っていく。人形が人間になっていくように】

    【春が来たみたいだ、と思った。葉を落とした木々に花が綻ぶような、あの光景。季節は秋で、これから冬に向かうというのに】

    【そんなことを考えながら、しばらく見つめていた。瞼が開いて、焦点が定まるまで、ただ静かに】


    ……うん。おはよ、フレイ

    【掠れた肉声。近い距離でもなければ聞き取りづらい声が、自分の名前を呼ぶのを確かに聞いた】


    よく眠れたみたいだね。いい夢、見た?

    【聞きたいことは他にある。どうして人形と離れて眠っていたのか、とか】

    【でも、今はこれだけだ。目が覚めるのを待ちながら、ゆっくりどうでもいい話をしようと思った】

  • 113人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/17(月) 09:59:52

    >>112

    【ひょい、と。手招きするまでもなく傍に寄った人形を持ち上げて、膝に乗せる。くっと体を起こせば、眠たげなだけでもういつも通りだ】


    「『そうだな、よく寝た。夢は……そうだな、懐かしい顔が、出てきたよ』と仰っていますよ、旦那様。夢の内容までは、私は存じ上げていませんが」

    【本来、吸血鬼は夢を見ない。見るのは過去の再演だけだ。だから、先ほどまで見ていたものも、いつかの繰り返しにすぎなかった】

    【自分のことを熱を持って見ていた仔狼。それが憎しみに変わったこと。それでいて、別の熱がずっと残っていたことも。肉体的に、損傷を負わされたことすら『そんなこともあったな』としか思わなかったけれど、きっと懐かしいと言うのがこの場では正しいんだろうと思う】


    「『眷属がいたんだ。かわいらしい狼の。そいつの、夢を、見ていたな』と仰っていますよ、旦那様」

    【喰われかけた事は一度や二度では済まないが、結局それすら許していたのだから、吸血鬼が嫌う理由にはならなかった】

  • 114少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/17(月) 10:07:41

    >>113

    【あっという間にいつもの姿に戻ってしまった。ほんの少し名残惜しくもあったが、公共の場だ。これでいい、と頷いた】


    ふふ。フレイぐらい長生きしてると、懐かしい顔が順番に出てくるだけでも数年はかかるだろうな

    【想像して、小さく笑った。想像もつかないほどに、長い、長い生。様々な形で関わってきたであろう、多くの人々】

    【…自分もいつかその中に加わるだろうか。そんな想像が小さく胸を刺したが、少し目を伏せて、何も感じなかったふりをした】


    眷属?どんな子?かわいいんだ?

    いいね、どんな夢だったか聞かせてよ

    【今はもういないらしい、眷属。かわいらしい子狼と聞いて、分かりやすく興味を持った】

    【矢継ぎ早に言葉を送りながら、いいなあ、と思う。眷属。…自分には、あまり縁のない話だ】

  • 115人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/17(月) 10:17:39

    >>114

    【懐かしい顔が出てくるだけでも数年はかかる。その言葉を、ただ穏やかな笑みで肯定した】

    【一人ひとり、一つひとつ。普段思い返すことがないだけで、記憶はずっと刻まれたままだ】

    【きっと、この館での出来事も、いつしかそうなっていく】


    「『他人が聞いて面白いかは別だぞ。こんな小さくて、震えていた夜とか、たまたま侵入してきた鳥の群れを排除していたら、そいつが襲われていたとか。少し経ってまた会った時、死にかけていたとか。』と仰っていますよ、旦那様。簡単に数年飛ぶこともありますが、おおよそは出会ってから別れるまでの記憶のようで。……眷属は、必ずいなければならないというものでもありませんから。眷属を作って一人前、という価値観があることを否定はしませんけれど」

    【どこからが眷属にした後のことなのか、詳細は話さないまま思い出を並べていく。さすがに、自分を殺そうとしていたことまでは、相応しくないだろうと伏せていけば、残る話題はただ可愛がっていたという記憶に終始した】


    【灰色の毛並み。灰色の目。憎しみにも愛情にも染まりきらないグレーの子ども。いや、子どもだったとしても、成人した後のこともよく知っているけれど。いつまでたっても、仔狼のようにしか思ってはいなかったから。それは、本人に自覚はないだけ、とても、残酷なことだったかもしれないが】

  • 116少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/17(月) 10:34:40

    >>115

    そう?フレイの話って、僕はいつも聞いてて楽しいけどね

    なんだかんだ、語り慣れてるんだろうし

    【「聞きやすいよ」と口にして、後はさほど口を挟まずに相槌を挟みながら聴いた】

    本当に拾った子犬って感じだね。…あ、狼だっけ?


    んー…一人前とかそういうのは、僕はどうでもいいんだけどさ

    …ま、これまではいい縁がなかったってとこ?

    【軽く肩をすくめる。嘘ではないが、本音からも少し離れた誤魔化しの言葉】


    【思い返すのは、やはりかつての主のことだった。置いていかれることが、どれほど残酷なことかを知っている】

    【一方で、望まぬ契約を強いられ、憎しみを抱いたまま縛られて生きてきた者の話もよく知っている】

    【…自室に置いてある、銀の短剣のことを思い返した。数少ない私物だ】

    【いつか眷属ができたら渡すために持っているものだった。「嫌になったらいつでも刺していい」という言葉と共に】

  • 117人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/17(月) 11:01:34

    >>116

    「『それならいいが。……ふふ、そうだな。あまり手塩にかけてってわけでもないし、ああ、珍しい関係ではあったかもしれねえな』と仰っていますよ、旦那様。……子供として、育てていたのとは少し違いましたから」

    【拾った。育てた。でも、親代わりではなかったと思う。それは種属として独り立ちがはやいこともあったし、向こうが保護者を求めていなかったこともある。結果として、子どもたちとは少し異なる関係を築いていた】


    「ああ。眷属に関しては、巡り合わせというものもありますからね。積極的に増やす方もいらっしゃると聞きますが」

    【誤魔化しには素直に乗る。そもそも吸血鬼だって、年齢にしては眷属は少ない方だ。簡単に数えられる程度しかいない。それも、ほとんどは死んでしまったが】


    「ご主人様だって、機会があれば、の話ではありますから」

  • 118少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/17(月) 11:16:29

    >>117

    ふーん?

    じゃ、番犬とかって感じ……でも、なさそうかな?

    【様子を見て、首を傾げた。関係にも色々ある。主従、家族、友人、恋人】

    【ざっと分けた中でも、個を見ればまたそれぞれに違うものだ。完全に一致するような関係も、そうそうないのだろう。そんな風に、曖昧に納得する】


    眷属いっぱい連れてるのって楽しそうだし、ちょっと羨ましくはあるけどね

    …まあでも、僕って優しいし、けっこう尽くすタイプだし?

    いつか縁があれば、とは思ってるよ

    【そう、冗談めかして口にする。ことあるごとに、こんな風にまとめている】

    【心の奥深くにある「きっと、そんな縁はない方がいい」という感覚は、意識しないよう秘めたまま】


    …ん。もうだいぶ日が高いね

    僕はそろそろ寝る時間かな…

    【窓の外を眺め、あくびを一つ。結局びっくりしてて飲み忘れたことを思い出して、まあいいかと流す】

    【「気が向いたらまた聞かせてよ」という言葉を残し、ひらひら手を振って、部屋から退出していった】


    (※本日はそろそろ落ちます。お話ありがとうございましたー!)

  • 119人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/17(月) 11:53:51

    >>118

    「『番犬、というか狂犬だが……まあ、それはいいさ。テメエが、いつか寂しがることがねえように、って思うよ。眷属の有無に拘わらずな』と仰っていますよ、旦那様」

    【うん。終わった過去だ、変わることのない過去だ。どう纏められても構わない。番犬とは口が裂けても言えないが。いや、面白ければ吸血鬼は口にするが】

    【続いた言葉は、慈愛に近い。人の苦痛を愉しむ性根は変わらないが、かける情もまた、変わらない。置いていくことも、置いていかれることも、それによって心が軋むことがなければいい】


    「ふふ。ええ、おやすみなさい。どうぞ、良い夢を」

    【頷き、肯定して、こちらも手を振って見送った】

  • 120少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/17(月) 21:32:35

    【起床。いつもの通り、半ば寝ぼけたままで身なりを整える】
    【普段なら、そのまま眠気覚ましに部屋の外へと向かうところだが――ふと、足を止めた】
    【日頃はさほど飾り気のない部屋に、アプリコット色の薔薇が生けられていた。従者が飾ったのだろう】
    【そういえば、秋薔薇もそろそろ終わりか。久々に薔薇園にでも行こうかと考えながら、部屋を出た】

  • 121二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 07:49:23

    このレスは削除されています

  • 122元神父◆6EaMluhC8A25/11/19(水) 07:51:12

    【蓄音機を磨いている。ラッパや朝顔のような形のものだ】
    【『録音』した音をいつでも聞き直すことができるのだと言う。彼にとっては途方もない話で、こんな小さなものに音を閉じ込めているのか、と、横溝の入った円盤レコードをじっと見つめた】

    【楽譜も、文字も、ただの記号だ。彼にとっては。情報の伝達という意味で手段が限られるのだから、音声をそのまま残せるというのは神の御業にも等しかった】
    【こんな、感傷にも満たない感想を持ちながら、彼は黙々と掃除を進めている】

  • 123少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/19(水) 08:58:48

    >>122

    【その近くを通り過ぎようとして――ふと、立ち止まった。無表情に掃除を続ける顔を、不躾にじっと見る】

    …そういえば、ハロウィンの時に君っぽい人を探してた奴らに会ったな…

    二人組のやつ。どう、無事に会えた?


    【話しながら、横目で蓄音機を見た。物珍しい、人間の機械】

    【面白いけれど、レコードの種類が限られることもあり、最近はちょっと飽き気味なのだった】

  • 124元神父◆6EaMluhC8A25/11/19(水) 09:13:02

    >>123

    【見られることには慣れている。──無視されることにも】

    【少年の姿の、吸血鬼。金髪。紫の瞳。眠たげな顔。以前にも、話したことがある。メイドたちが話していた名前は、確か──】


    「おはようございます、アシュリー様。ハロウィーンで二人組というと……彼らのことでしょうか。はい、会えましたよ。あのように、私を訪ねてくる知り合いがいるとは思ってもいませんでしたから、当日は驚いてしまいました」

    【自分を知っているらしい、二人。背の高い黒髪の男と、それよりは低い茶髪の男。思い出話をされても、それはやはり実感を伴わず、けれど過去の輪郭が明らかになった夜のこと】

  • 125少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/19(水) 09:22:51

    >>124

    【名前を呼ばれて、首を傾げた。そういえば、前に会った時は名乗ったっけ、どうだっけ】

    ん、おはよう…って言っても、僕はもう少ししたら寝るんだけどさ

    …君の名前って、なんだっけ?

    【いや、そもそも聞いたっけ…と、そこから既にうろ覚え】


    【会えたと聞いて「そっか」と軽く頷いた。嵐の夜に流れ着いたという、客人。その詳しい事情までは分からないが】

    結構、気にかけられてたように見えたけど…自覚なかった感じかな

    ま、会えたなら良かったね。何か用あったみたいだし

    【彼らがくれた、素朴なドライフルーツ。あの懐かしい甘味をうっすらと思い出す】

  • 126元神父◆6EaMluhC8A25/11/19(水) 09:30:27

    >>125

    【彼には、名乗っていなかったように思う。ここでは名前を必要としない状況も多いから。であればと改めて口を開いた】

    「クロウ、と申します。彼らは……昔の同僚、だったようですので、その関わりなのでしょう」

    【思い出したことは、多くない。染みついた生き方の理由と、薄ぼんやりとした半生だけ。霞を掴むような、手応えのない、けれど記録ではない記憶】


    「彼らの用事を、終わらせることができたのかまではわかりませんが」

    【笑顔、ではないけれど。困ったように目尻をさげた。目的が自分であったことは理解しても、どの程度達成できたのかはわからない。ただ、二人の顔と、ねじ込まれたドライフルーツに、胸を突かれるような思いが浮き上がったことを覚えている】

  • 127二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 09:37:41

    このレスは削除されています

  • 128少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/19(水) 09:43:14

    >>126

    ふーん、クロウ、クロウか…悪くない名前だね

    【口の中で何度か繰り返してから、こくりと頷いた】

    …まあ、だからって覚えられるかどうかはまた別なんだけどさ

    【忘れたらまた聞けばいいか、と思いつつ、何とはなしに窓の外に目をやった】

    【カラスを眷属にする者も珍しくない。近くで姿を見ることも、同様に】


    同僚…ってことは仕事仲間?ふーん…

    【彼らの姿を思い出す。少なくとも、自分の知る農民や職人の出で立ちではなかった…と、思う】

    【何しろ人間の生活から離れて長い。絶対にそうだとも言えないのだが】


    用が終わってないならまた来てくれるかも、って思えばいいんじゃない?

    会って嫌だったって感じでもなさそうだしさ

    【何の仕事をしていたのか――までは、聞かずにおいた】

  • 129元神父◆6EaMluhC8A25/11/19(水) 09:54:16

    >>128

    「そう、でしょうか? ……ありがとうございます」

    【覚えていられるかは別。そう聞いても、負の感情は起こらない。この少年は、そういう吸血鬼なのだと脳内にメモを残すだけだ】

    【窓の外では、大きな烏が枝にとまっていた。監視のように彼を見ている。クロウが、その視線に気づくことはないが】


    「ええ、はい。そのようですね。見送ったうちの、二人なのでしょう」

    【懐かしさ、と呼ばれるものを得ても、具体的に彼らとの思い出は浮かばない。名前についても同じだが、話しぶりから、自分が見送った者であることはわかる。……看取るのは、良い思い出ではないと、以前、少しだけ話したかもしれない】

    【ある種の特権階級の、けれど実働部隊の服。それなりにしっかりした布だが華美な装いは一切ない。そんな服。知らなければ知らないままだろう】


    「そうですね。来年のハロウィーンに……また、来るのかもしれません」

    【死者だ。亡霊だ。簡単に会えるものではないだろう、と。確実と言えるのはハロウィーンだけだからそのように返した。かつての同僚、と、仕事の内容は伏せたまま】

  • 130少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/19(水) 10:12:15

    >>129

    【窓の外の大きなカラスを見て、僅かに目を細めた。その存在を告げることはないけれど】

    【――あまり感じのいい奴ではないな、と思った。思うだけで、視線を外す。おそらく、害があるわけでもない】


    ふーん…その言い方だと、他にも結構たくさん見送ってきたわけだ

    【さすがに『見送り』の意味するところは分かった。言葉通りにお見送りする仕事というわけでもあるまいし】

    【死が間近にある職務。とはいえ、傭兵のような荒っぽい印象はない。どちらかというと、…と、そこで想像を止めた】

    そうやって誰かに見送ってもらえるのって、僕はちょっと羨ましいな


    【…と、そこで小さくあくびをひとつ】

    って、ちょっと仕事の邪魔をしすぎたかな

    僕はもう寝る…じゃあね、クロウ

    来年のハロウィンは、もっと尋ねてくる奴が増えたりしてな?


    【軽い冗談をひとつ残すと、ひらひら手を振った。そのまま、廊下の奥へと歩いていく】

  • 131元神父◆6EaMluhC8A25/11/19(水) 10:17:51

    >>130

    【嗄れ声の、烏は鳴かない。ばさりと大きな翼を広げ、また別の枝に移った。やはりクロウを見つめたまま】


    「ええ。少し、人より多く。私は人間ですから、あなたを見送ることはできませんが」

    【記憶がないとは、最後まで言わなかった。吸血鬼の自然死はさすがに寿命の差で無理だが、そうでない場合は見送る意思もあるのだろう。自分の手でも、人の手でも。通りがかっただけの人間に、看取ってくれと言われたこともあったから。彼の記憶には残らずとも】


    「邪魔、ということもありませんが。ええ、おやすみなさいませ、アシュリー様。生者も死者も入り混じるなら、騒ぎはしゃぐことこそが正解かもしれませんね」

    【そのまま、一礼して少年の姿の吸血鬼を見送った】

  • 132二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 21:47:08

    『近頃、館のマスコット枠が猫に奪われているようで遺憾であるが』
    『吸血鬼の相棒といえば我々コウモリであります!猫ども調子に乗りすぎであります!』
    『もうちょい存在感をね、出していかなきゃね』
    【こっそり会議中のコウモリたち】

  • 133二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 21:59:42

    >>132

    【ちょっかいをかける猫】

  • 134扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/19(水) 22:04:52

    >>133

    >>132

    【そして、近くに鹿を狩った、大和くんが通り去るだろう】

    🎶

    (鼻歌を歌ってる)

  • 135狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/19(水) 22:05:25

    【好敵手の会話をキャッチした狼霊が吸血鬼の眷属といえば人狼ひいてはウルフでしょうと疼いている】

    ……?
    【業務中の憑かれ娘は急にピンと立った狼耳を不思議そうに触っている】

  • 136二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 22:06:45

    >>133

    『キャー』

    『イヤーッ』

    『グワーッ』

    【散り散りになって逃げ出すコウモリ】

  • 137二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 22:11:42

    >>134

    んなー

    【肉の匂いに鼻をひくつかせて後をついてきた】


    >>135

    フシャーッ

    【狼の気配には毛を逆立てて威嚇】


    >>136

    【フフン……と言わんばかりのドヤ顔で、散っていくコウモリたちを一瞥】

  • 138二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 22:11:52

    【使い魔としてもエフェクトとしても描写映えする我々こそが最強では……?とふてぶてしく思うカラス】

  • 139二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 22:13:27

    コウモリVS猫VS狼VSカラス…
    眷属バトル、ファイッ
    【野次馬モブ吸血鬼】

  • 140扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/19(水) 22:16:15

    (…あれなんか縄張り争いに参加しろとなんか自分の血? 頭がそういってくる…)

    うむ…寝よう)

    (鹿肉を保存して自室へといった)

    >>139

    (※猫側として大和君もいます えっ?理由 それはバトエンの姿で猫耳が生えてるから(こじつけに程がある))

  • 141二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 22:16:30

    【床下のネズミは縁の下の力持ちである自分達の在り方を誇っている】

  • 142二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 22:27:23

    【雰囲気作りならわたくしどもも大したものですわと自信を持っている蝶々】

  • 143少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/19(水) 23:08:16

    【眠気覚ましの散歩中、曲がり角からにゅっと出てくる吸血鬼】


    >>135

    【狼耳のメイドを見るなり、眠たげな目を柔らかく和ませた】

    カティ、耳……それ、動くんだ? かわいいね

    【「作り物?」だとか「どうしたの」などと問いかけるでもなく】

    【ただ、触れそうで触れない程度に狼耳を指さして、くすっと笑った】

  • 144二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 23:42:05

    【ここには大蛇様もいるんだぞ!と自慢する屋根裏の蛇】
    【狐の眷属様もいるんだぞ!とドヤっている森の狐】
    【みんな違ってみんないいですわねとニコニコするモブメイド】

  • 145狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/19(水) 23:42:22

    【今日は館全体がざわざわしてるなぁと、漠然と思いながら廊下を歩く】


    >>143

    アシュリー様、おはようございます

    【にゅっと現れた吸血鬼を前に慌てず笑顔で応えてみせるメイド。多少は耐性が付いたっぽい?】


    あぁこれはですね……え、えぇーっと……

    【そういえば顔見知りの主人にこれを見られるのは初めてかと考え

    ──よくよく考えるとそれなりに恥ずかしい事に気付き、顔が赤らむ。確実に浮いてるもの】


    ……お褒め頂きありがとうございます

    ええ、動くんです。いろいろあって生えてしまって

    【主人の前という事で、佇まいと表情を済ましたふうに装っているメイドだが狼耳は正直だ】

    【指が近づけば縮こまり、褒められればしゅっと立ち、笑い声を拾えばほわりと力が抜ける。このザマでは隠し事とか無理である】

  • 146元神父◆6EaMluhC8A25/11/19(水) 23:55:24

    【火が消えたばかりのオーブンと、まだ火傷しそうなほど熱い大量の灰】
    【悪くなりそうな兎肉と、自由に使ってもいいローズマリーの鉢】
    【(冬のウサギは血が旨いんだ。)そんなことを言っていた北部出身の同僚がいたことを、今の彼は覚えていない】

    【彼はひとつ頷いて、調理場を借りることにした】
    【兎肉を包んでいた布を剥がして、こちらは石鹸水に浸す】
    【ぶすぶすと肉にフォークで穴を開け、塩を刷り込む。ローズマリーを散らして、それから少し考えた】

    (……ニンニクは、使わない方が良いのでしょうか)

    【結局、それ以外は使わないことにしたらしい。塩と香草というシンプルな味付けのみを施した兎肉をくるりと分厚い葉でくるみ、ほどけないように縛り、灰の中へ入れる】
    【じっくりと時間をかけて蒸して、それから灰の中から取り出せば、ふわりと湯気とともに美味しそうな匂いが漂った】

    【シンプルな塩味が兎肉の旨味を引き立て、ローズマリーは舌と鼻腔を刺激して食欲を促進する。柔らかくほぐれた味付き肉は、きっとパンに合うことだろう】
    【皿に盛り付け、熱を閉じ込めるように布と紙で皿ごと肉を包んで、「どなたでもご自由にどうぞ」と書いた紙を上に置く】
    【そこまでやって、彼は使った器具を洗ってから調理場を出て行った。誰にも見咎められることのないままに】
    【夜はこれから。それでも、きっと彼はこれから眠るのだろう。その様子を、大きな烏がずっと見ていた】

  • 147少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/19(水) 23:56:18

    >>145

    うん、おはよ。カティも随分ここに慣れたね?

    …ちょっとだけ物足りないなぁ…なんて

    【そう話すうちに顔が赤らんでいくのを眺めて、やっぱりまだまだだと実感】

    【正直に動く耳を眺めて、満足げに微笑んだ】


    ハロウィンの最後さ、カティもライブ会場に来てたよね?

    ちょっと見かけたけど…あの時は赤ずきんだったかな

    あれも可愛かったよ、よく似合ってた

    【会話こそできなかったものの、初参加のこのメイドが楽しんでいる様子に安堵した記憶が残っている】

  • 148二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 00:20:44

    >>146

    今日のお夜食~っと……あらいい香り

    【パンと一緒にうまうま頂くモブメイド】

    ヨシッ! 夜勤も頑張るわよっ

  • 149狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/20(木) 00:22:31

    >>147

    ふふ、来たばかりの頃よりは成長できたかと思ってます。……も、物足りない?

    【そう言われればさて自分に何が足りないのだろうと脳をフル回転し始めるのがこの従者である。……なんも思い付かなくて首筋に冷や汗が浮かんできた頃、満足そうな顔つきになった主人を見て安堵した】

    【……つまり状況を理解できていない。正直な耳の動きも含めて】


    ええ、居ました!ハロウィンライブは本当に素晴らしかったですね……!あんな激しくて賑やかな催しは体験した事がなくてっ…コホン、来年も是非参加させていただきたいな、と

    【わーっと咲かした笑顔を咳払い一つで押し留めた】


    あはは……似合っていましたかね。それなら良かったです

    【はしゃいだ姿を見られていた事に加えて本日2発目の「かわいい」に照れりとする。眠たげで何処かほわりとした主人の優しい言葉は素直に沁みるようで】


    ちなみに、アシュリー様はどの様な仮装をされていたのですか?

  • 150少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/20(木) 00:35:16

    >>149

    ふふっ…冗談だよ、カティは素直で可愛いね

    【脅せば冷や汗をかく。からかえば赤面する。真面目に考え込むのを見て、やっぱりこれだよなぁと頷いた】


    みんな暇だからね。たまーに祭があるとはしゃいじゃってさ

    …それでも、今年のハロウィンは例年より賑やかだったかな?

    【なんだかんだで、争いを避けてきた吸血鬼たちの集まる館である。賑やかなタイプの吸血鬼は、やや珍しい】

    【そんなわけで、姉妹の華やかな音楽やライブパフォーマンスは新鮮な刺激になったようだ】


    ん、僕?僕は詩人…って言っても分かりづらいかな

    人間たちのさ、古ーい神話があるだろ

    ほら、唯一神の教えが広がる前の、土着信仰みたいな…

    【どう言ったら伝わるものかと、考えながら説明する。亡き恋人を追って、冥府へ下った詩人の物語から】

    【その詩人が生還することなく、冥府に囚われた姿を模したもの。…一通り話して、この説明で伝わるだろうかと首を傾げる】


    結構、評判は良かったんだけどね。カティにも見せたかったな

  • 151狼耳の元町娘◆M/HRjc9OZE25/11/20(木) 01:11:37

    >>150

    (さんかいめ……)

    【心臓を高ならせつつ口からは「まぁお上手」的な事を半ば棒読みで言っている。従者の外面はもはや崩れかけだ】


    アコースティック様とチャランゴ様は今年からの参加ですもんね。そう考えると、私は良いタイミングで参加できたのかもしれません

    【落ち着いた賑やかさのハロウィンも気になるが、どんちゃん騒ぎの方が好みである。そういう所は庶民感覚が抜けていない】


    あ、あぁー……何となく知ってます。悲しいお話だったような

    あの世に囚われた姿、ですか。聞くに恐ろしいものを想像してしまいますが…でもアシュリー様なら、きっと美しい仮装だったのでしょうね

    【目の前の主人は恐ろしさすら優美に着こなしてしまうのだろうなと、その様な確信があった。できれば当日目にしたかったなと、ちょっと心残り】


    (※すみません、そろそろ落ちます……!)

  • 152少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/20(木) 01:29:26

    >>151

    【棒読みの言葉よりも、ずっと雄弁に語る耳と顔色。もう何年かすれば、この反応も失われるのだろうか】

    【そう思うと少し寂しくはあるが、それはそれだ。きっと、彼女の変化を見守るのも愉快だろう】


    ふふ。あんまり怖いばっかりだと、泣かせちゃうかも知れないだろ?

    そういうのも可愛いとは思うけど…やっぱり、お祭りの日には笑っててもらった方がいいし

    それに、僕としても、おどろおどろしいより綺麗なほうが好みだしね

    【興味があったら他のメイドにでも聞いてみるといい、とか。色々言って「また来年をお楽しみに」と結んだ】


    …っと、仕事中に引き止めちゃったな

    先輩たちに怒られたら「アシュリーに絡まれた」って言っときな

    じゃあね、カティ

    【そう言い残すと、廊下の奥へと歩んで行った。いかにも機嫌よく、陽気な調べの鼻歌を残して】


    (※了解です!お疲れ様ですわ~)

  • 153扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/20(木) 06:35:41

    【昨日狩った鹿を調理中】
    …味はあっさり系にした方がいいね… 
    あとは‥スープだね… 玉ねぎとかそういうのを使おうか‥
    【厨房をでて他の厨房で玉ねぎの調達しに行った】

  • 154元神父◆6EaMluhC8A25/11/20(木) 08:49:02

    【森の中。すっかり秋に染まった木々の間を歩いている】
    【大きな武器も、籠もない。採取が目的というわけではないのだろう】
    【一本一本異なる木を識別するように木々の合間をくぐって、白い息を吐いた】
    【表情は変わらないものの、そういうところは生きた人間である。当たり前のことが、冬はよく認識できる】

    【早朝、やはり烏は彼を見ている。片目を瞑って、黒々とした瞳で】

  • 155扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/20(木) 19:51:02

    【猫を撫で撫でしてる様子】

  • 156和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/20(木) 20:05:24

    >>155

    【その様子を見かけ、少しおどろかせようと気配を消して背後に近づく】

    よっ、大和!

  • 157扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/20(木) 20:10:58

    >>156

    おや…

    (そこまで驚いてない様子)

  • 158和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/20(木) 20:16:47

    >>157

    眷属「おお、相変わらず肝据わっとんな。」

    ちぇっ、つまんねェ反応だなァ〜。…気づいてた?

  • 159扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/20(木) 20:24:46

    >>158

    少々足音ぐらいは聞こえてましたが、まさか自分に来るとは思いませんでしたね…

  • 160和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/20(木) 20:29:55

    >>159

    ははっ、そうゆう感じか。あんま油断してっとダメだぜ?

    【軽く小突く】

  • 161扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/20(木) 21:10:54

    >>160

    はいそうですね…


    ……明日熊でも狩りましょうかね…罠とか使って…(小声)

  • 162和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/20(木) 21:21:51

    >>161

    え、熊…?…今なんか言ったか?

    眷属「そうかぁ?よぉ聞こえんかったわ。」

  • 163扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/20(木) 21:37:27

    >>162

    それでは…

    (去っていた)

  • 164和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/20(木) 21:38:36

    >>163

    ん、じゃあな。

    眷属「またな〜。」

  • 165ルタ姉妹&片翼氷炎◆2BdHgIw60U25/11/20(木) 21:43:53

    【ヴィヴィフォン(怪鳥)が異郷の窟内で眠っている】

    【窟内の生き物を幾つか食べたらしい】

  • 166少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/11/21(金) 00:41:33

    【談話室。ぼんやりした目でグラスを傾け、喉にグリューワインを流し込んだ。喉から腹へ、熱が通っていくような感覚を味わう】
    【時刻は0時を回っている。この時間に起きてくるのは久々かもしれないな、と思った】

    …以前は「日付が変わるまでは起きたくない」なんて言ってたこともあったっけ
    【相変わらず、寝るのは好きだ。でも、今は起きている時間にも楽しいことが増えた】
    【膝の上に乗ってきた猫を撫でながら、ささやかな変化に思いを馳せるのだった】

  • 167扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/21(金) 18:21:39

    さてと…4つのトラップを仕掛け終えたけど…熊はいけるかね…後二人ぐらい人が必要な気がするね…
    (森の中、何やら罠を仕掛けてる大和君)

  • 168和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/21(金) 18:37:59

    >>167

    【魔獣狩り帰りの二人】

    …お。よーっす大和!

    眷属「こんばんは。昨日ぶりやな。」

    何してんだ?…罠?狩かなんかか?

  • 169扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/21(金) 18:40:42

    >>168

    はい これからクマを狩ります 理由としてはまあ増えてきたり、あと熊の血を回収ですかね…

  • 170和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/21(金) 18:45:21

    >>169

    おお、熊!そういや昨日なんか言ってたな。

    眷属「へぇ、なんかおもろそうやん。」

  • 171扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/21(金) 19:06:27

    >>170

    まあといってもそう簡単に捕まるわけがないと思いますし…

  • 172和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/21(金) 19:16:20

    >>171

    へェ。そうゆうもんか。簡単だと思っちゃいねぇが、やっぱ難しんだな。わしらなんか手伝えることあるか?

    眷属「お、ええやん。今儂暇でしょうがないねん。なんかやらせてや。」

  • 173扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/21(金) 19:56:23

    >>172

    これはありがたいですね…うーんと熊をここに誘導してくれますかね…できれば…

  • 174和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/21(金) 20:02:03

    >>173

    眷属「わかったわ。」

    よし、まかせろ!んで、今んとこ熊の居場所の見当はついてんのか?

    (※本当にすみません。少しの間だけ落ちます。)

  • 175扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/22(土) 07:33:23

    >>174

    えーとですね…

    ここですかね…

    (ここから数百メートルはなれたところに指を指す)

  • 176人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/22(土) 09:15:08

    【鎮まりかえった晩秋の森を歩いてる。熊が出た、と使用人たちが噂していたのとは異なる場所で、こちらは針葉樹が多い】
    【冬支度にせわしない獣たちを見ながら、吸血鬼は健気に咲くシクラメンを眺めていた】

  • 177和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/22(土) 10:32:29

    >>175

    なるほど、あっちな!

    【指差された方向に向かい風を切って走り出す】

    (※返信遅れてすみません!)

  • 178扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/22(土) 14:06:22

    >>177

    さてと…

    (軍刀を手入れ中)

  • 179和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/22(土) 14:24:16

    >>178

    よーし、熊野郎。こっちこーい!

    【しばらくすると、熊を後ろ連れて戻ってくる】

    おーい!大和!連れてきたぞー!

    眷属「頼むでー!」

  • 180扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/22(土) 16:00:00

    >>179

    ありがとうございます!

  • 181和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/22(土) 16:08:03

    >>180

    おお、どういたしまして!それで、この後はどうすりゃいいんだ?

  • 182扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/22(土) 16:08:49

    >>181

    えーとですね… こうですかね…

    (軍刀が付いてる銃を熊にぶん投げた)

  • 183和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/22(土) 16:17:44

    >>182

    おおっ、すげぇな。銃ぶん投げるとは…。

    眷属「…つまり儂の出番か?」

    【桜切を抜き、そのまま熊を切りつける】

    こうでいいか!?

  • 184扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/22(土) 16:19:47

    >>183

    おや、銃をぶん投げ、怒らせて、そのまま直進するから、このトラップで熊を拘束してあとは狩る感じだったけどね…

  • 185和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/22(土) 16:24:57

    >>184

    …えっ、うわー!悪りぃ!早とちりしちまった…。

    眷属「あ〜。そうだったん?すまんな、勝手にやってもうて。」

  • 186扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/22(土) 16:30:57

    >>185

    まあでも…狩れたので、大丈夫ですね

    (熊を縄にかけ、運ぼうとする)

  • 187和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/22(土) 16:35:07

    >>186

    そ、そうだよなっ。ありがとよ。

    眷属「優しいな〜。」


    あ、熊重くねぇか?運ぶの手伝うぞ。

  • 188扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/22(土) 16:38:48

    >>187

    いえ大丈夫です… 少々小さめのクマなら持てますので…

  • 189和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/22(土) 16:44:26

    >>188

    えっ、すげェな。

    眷属「へぇ。意外やな。結構小さいのに。」

    ……結構鍛えてるのか?

  • 190扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/22(土) 17:06:16

    >>189

    軍人の家系で、鍛えてますね…

  • 191和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/22(土) 17:12:17

    >>190

    ああ、軍人の家系…。そういやそうだったな。

    眷属「でも、鍛えてるにしては随分細身やな。」

  • 192扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/22(土) 17:13:35

    >>191

    そこなんですねよね…自分でもよくわかりません…

  • 193和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/22(土) 17:18:55

    >>192

    眷属「へぇ。そうゆう体質なんやろか。」

    あー、大変だなァ、オメェ。

  • 194扶桑大和◆Ko97aFCgEg25/11/22(土) 17:29:54

    >>193

    それでは厨房に戻ります…

    (去ってた)

  • 195和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/11/22(土) 17:33:27

    >>194

    ん、じゃあな。今日はありがとよ、楽しかったぜ。

    眷属「またな〜。」

  • 196二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 19:21:10
  • 197人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/11/23(日) 00:56:23

    【月、が、出ている。既にかなり傾いており、日の出も遠くはないのだろう。そのようなことをぼんやりと思いながら、吸血鬼は探索を続けていた】
    【さく、ぱり、と落ち葉を踏む音がする。動作によって風が作り出され、筋肉の収縮によって熱が作られる。生体の機能としての、それ。非常に軽い体重しか持たない吸血鬼であっても、例外はなく。ある意味で吸血鬼は『例外』に位置するが】
    【影すらしなやかに。足音すら艶めかしく。夜とともに歩くような吸血鬼は、星明りの下で自然のありようをその視点に描写させていた】

  • 198二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 12:51:15

    ゴロゴロゴロ…
    【暖炉の側で黒猫が丸くなっている】

  • 199二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 13:03:41

    【館を慌ただしく行き来する従者たちの声が聞こえる】

  • 200二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 13:16:37

    【眷属たちが集まって何やら話し合っている】
    【その内容は己の主人の自慢や愚痴など多種多様である】
    【己の主人には秘匿して小さな集会は続いていく…】

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています