【SS•CP】セイカ「シローさんがメロメロに!」

  • 1二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:26:56

    「セイカさん!もしや今から夜のミアレシティを駆けるつもりですかな!?」
     
    「そ、そうですけど……何か御用ですかシローさん?」
     
     今日は最近お友達になったムクちゃんとの女子会だった。すっかり話し込んでしまい気付けば辺りは真っ暗になっていて、どうせだし不意打ちでお金稼いでからホテルに戻ろうとしていたら……通りすがりのシローさんに話かけかれる。
     
    「いえ!御用というわけではないのですが……夜のミアレシティは危険がいっぱいですから!凶暴なポケモンだけでなく、不埒な輩がセイカさんを狙っているやもしれません!」
     
    「むしろ狙っているのは私の方なんですけど……」
     
    「えぇ!?そ、そそそそれはもしや逆ナンというやつですか!?い、いいいけません年頃の女性がそんなことをしては!」
     
    「シローさん……私が逆ナンするほど"イイ女"に見えますか? 別に男に飢えてるわけでもありませんよ」
     
     何故かやけに心配してくるシローさん。まぁ大切な妹さんの友達だから不思議でもないのか……?

    「最近じゃ不意打ちのし過ぎで、サビ組の次に気を付けないといけない野蛮な女が夜に出ると噂されてるんです。シローさんほどじゃありませんがそうやわな女でもありませんし」
     
    「――せ、セイカさんは野蛮な方ではありません!むしろどんな人より美しい方です!」
     
    「そ、そんな目を見てハッキリ言われても困るんですけど……」
     
    「自分は男として不埒な輩からセイカさんを守る責務があります!というかセイカさんを見かけたのに一人で帰らせたとなればあとでムクに叱られてしまいます!」
     
    「あの子そこまで私のこと心配してないと思うけど……」
     
     きょ、今日のシローさんはいつになく積極的ですね。ま、まぁシローさんに気にかけてもらえるのは嬉しいですけど?

  • 2二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:28:22

    その野蛮な女はMZ団の服を着てしんそくカイリューひき逃げを繰り返してませんでしたか?

  • 3二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:29:13

    「ホテルまででいいので付き添わせてください!自分が必ずや――危ないっ!」
     
    「わぷっ。く、苦しいですシローさん……!」
     
    「ち、絶好の不意打ちチャンスだと思ったのによ!覚えてやがれカツアゲ女!」
     
     うわ筋肉すごっ……♡ じゃなくて!シローさんの筋肉に包まれてるせいで分からないが、おそらく不意打ちされかけた私を庇ったのだろう。前に私がやっちゃった人だろうな……

    「タップタップ!私このままだとひんしになっちゃうから離してシローさん!」
     
    「……わ、分かりました」
     
    「――? な、なんか顔が赤くありません?」
     
     顔を覗き込んでみればめちゃくちゃに真っ赤だ。まさかさっきのワザは鬼火か? なんでもなおし、いやポケセンに連れてった方がいいのかこの場合は?
     
    「とりあえず急いでポケセンに――「セイカさん!」ひえっ」
     
     ドゴォン!とギガインパクトのような音がしたかと思えば、シローさんが私の後ろの壁をジャスティスパンチで貫いていた。直撃したら私粉々になっちゃう……
     
    「じ、実は昼間のムクとの会話を盗み聞きしてしまいました」
     
    「そ、そうなんですか」
     
    「好きな異性について話していましたが……料理が得意な人がよいと。それはガイさんのことでしょう?」
     

  • 4二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:32:09

     昼間の会話を思い出せ私!オヤブンニンゲンの拳は喰らったらヤバい!えぇっとムクと恋バナしてて、好きなタイプの話になって……

    『好きなタイプってある?』

    『特に無い。てか考えたことなかったかも……強いて言えば料理が上手な人?前にガイの手料理を食べたことがあってさ~、もうすごくって』


    「あ、アレのことか……落ち着いて聞いてほしいのシローさん、凄いっていうのはちょっとベクトルが違くって」

     

    「ど、どう違うと言うのですか!?自分はこんなにもセイカさんを愛しているというのに!」

     

    「プロポーズにしてもムードを考えて!」

     

     急いで誤解を解こうとしたその時、ポケットからスマホロトムが飛び出しビデオ通話になる。……む、ムクちゃん?

     

    「今シャンデラが教えてくれたから急いで電話したけど――シロー、ほとんどシラフだよ」

    「えっ」

    「前にね、セイカさんをお守りするためには状態異常も~とか言って、こんらんとかメロメロの精神に来るやつは気合で吹き飛ばせるように訓練してた。それ伝えたかっただけ」

    「ちょ、見てるなら助けっ」

     

     無情にも通話は切られてしまうが……シローさんがシラフ? じゃあさっきまで積極的に来てたのは――

     

    「ふ、吹き飛ばせるといっても半分くらいでして、あの、その、気持ちはやはり高ぶってしまうといいますか」

     

    「ムクちゃんとの会話、シローさんが聞いた辺りからもうちょっと続いてて……む、ムキムキで強い男の人がタイプって話をし、してたりしてなかったりなんですよ、は、はははは……」

     

    「え、そ、それ、それじゃあ」

     

    「あ、あー!私もメロメロ喰らってたかもしれないなぁー!なんか凄い身体熱いしこれはポケセン行かないとダメかもしれないなー!」

     

     ――くそっ!明日は一日愚痴に付き合ってもらうからなムクちゃん!

  • 5二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:34:53

    いいね、続けて

  • 6二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:46:26

    >>5

    “今日は眠い”とだけ言っておこう

    明日の夜に安価でSS書くスレ立てるからよければ参加してほしいですね…

  • 7二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 22:02:28

    貴重なシロセイスレじゃないか!

  • 8二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 22:43:34

    新しくスレ建てるならこっちは落としちゃったほうがいいのか…?ちょっと勿体ない気もする

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