私が英雄フェルグスと一騎討ちをした時のことだ

  • 1二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 10:02:25

    「長さでは互角……だが、硬さではどうかな!?」

    ギャイン!ギャイン!

    激しく火花を散らしながら2つの肉棒がぶつかり合う。
    その姿はまさに相手の脳天を串刺しにせんとする雄牛の争い、人間の基礎にある最も根源的な闘争本能、圧倒的雄性のぶつかり合いに他ならなかった。

    彼の圧倒的な経験数からくる技の数々に、常人であれば即座に心と雄を叩き折られ敗北していたことだろう。
    だが私はポアソン括弧から着想を得た独自の方程式を用いて相手の動きを脳内でシュミレートし、完璧に捌いてみせたのだ。

    それでも歴戦の勇士の勇士が何度私のこめかみを掠め、もみあげを削り取ったことか!
    常に圧倒的な勝者であり続けた私の人生において、この時ほど心の底から危機を覚えたことはなかった。

    永遠に続くかと思われた死闘だったが……太陽が昇り、また沈むのと同様、終わりの時はやってくる。
    恐ろしいスピードと威力で叩き込まれた突きをすんでのところで躱した私は、カウンター気味に渾身の一撃を繰り出した!
    丹田に深く突き刺さると思われた次郎棒は、しかしながら素晴らしい質量の棒によっていなされ、脇腹をわずかに掠めたに過ぎなかった。
    そして、互いがようやくこれを無意味な戦いだと悟ったのだ。

    何故、ここで雌雄を決する必要がある?
    今この場に雌など存在しない。
    いるのは長大な頂点をもつ雄だけなのだ!

    私たちは互いの健闘を讃えあい、兄弟の盃を交わした。
    フェルグスにとって、そして、この上田次郎にとって同格と認める最大の好敵手が生まれた瞬間だった!

  • 2二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 10:11:35

    >>1

    山田「上田さん。英雄ヘニャルグスって誰なんですか?」

  • 3二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 11:12:52

    >>2

    上田「英雄“フェルグス”だ。」

      「まったく、少しは歴史を勉強したらどうなんだ、you」

  • 4二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 11:14:55
  • 5二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 11:30:31

    叔父貴と渡り合うのか…

  • 6二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 11:31:04

    興奮と刺激だけで身体強化できる一般人…

  • 7二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 11:33:34

    三刀のベルセルクがいそう

  • 8二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 11:52:20

    >>3

    山田「分かりました。その英雄フェルナンデスとなんでそんなことになったんですか?」

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