- 1二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 12:29:11
- 2二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 12:31:26
そりゃ、描写がほとんど無いからどんな妄想しても問題無いし、気軽に曇らせ出来るからな
最高のオカズだよ - 3二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 12:33:00
- 4二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 12:59:30
その話詳しく
- 5二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 13:07:29
それ一番可哀想なの罪擦り付けられた一般妖精では?
- 6二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 13:08:52
これは穢れた妖精
- 7二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 14:07:13
ダイスの神にも認められたからな
- 8二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 15:52:44
まず最初に例としてオーロラについて述べる
彼女は自分の使命に基づいて誰よりも美しいと言う命題を遂げる為生まれ、その為に手段を選ばず邪魔者は排除し、常に一番であることを強いられ、それは自分の生き死ににも影響し、なにかと不自由かつ自由な生き方を望まれてきた
だが彼女は自分を哀れだとも思わないし悲劇のヒロインとも思わない、彼女にとってそれは果たすべき当然の義務であり、数々の手段も自分を飾る装飾品に過ぎない、真面目かつ忍耐強く、何より努力家な為、その自分の使命を果たすことにやり甲斐を感じ、それに殉じ、妖精國滅亡の時を迎え、最期を迎えても彼女にとって一つの仕事をやりきり、誇りを持ちながら穏やかに最期を迎えたのだった - 9二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 15:52:57
さてここからが本題である
上記のオーロラと同じように自分に与えられた使命を果たす為四苦八苦している女がもう一人
名はトネリコ、別名ヴィヴィアンとも呼ばれ、後の最悪の独裁者モルガンと呼ばれる女の前提である
彼女は妖精を救う為ありとあらゆる手段を用いて数々の厄災から妖精を守ってきた、だがいくら救えども救えども妖精は自分を認めず、都合のいい時だけ自分を求め、都合が無くなったら自分をまた迫害する、その繰り返しであった。
だが彼女はそんな自分の境遇にある種の酔いを感じており、悲劇のヒロインや哀れな自分と嘆き酔うことに、いつのまにか悦楽になっており、時間が経つごとに連れ、その自己陶酔が癖になっていた。
そんな彼女にも次々と仲間ができ、数々の試練と苦難を乗り越えていくうちに、内に秘めるその"酔い"も強くなっていき、そんな自己陶酔も以前にも増して強くなっていった。
厄災から妖精を守る、妖精からは感謝されず迫害される、そんな境遇を仲間と共有し合う、酔いが強くなる、ひたすらこの繰り返しであった。
そんなある日、弟子であり友でもあるウーサーの戴冠式が決まり、自分達のこれまでの努力が報われる時が来て、仲間達はそれを心の底から喜び合い、自分たちの夢が叶うと讃えあった。
だがトネリコの心中は穏やかではなかった、確かに自分の使命を果たす為の努力が報われるのは素直に嬉しい。だがこれまで感じていた悲劇の自分を戴冠式を迎えたら、もう感じることができなくなってしまうのではないか?、とトネリコの心の中は嬉しさより、もうそんな自分に酔うことができなくなると言う恐怖と絶望、不安と焦燥、これらの感情が大半を占めていた。
「いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ」と心の中は拒絶と嫌悪の言葉で占められており、もはや自分ではどうすることもできなかった。 - 10二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 15:53:07
そんな彼女が次に目を開けた時、目にしたのは、戴冠式である会場が火の海に包まれ、仲間達が地に倒れ骸と化している光景だった。
トネリコは状況を飲み込めなかった。
誰が何をしたのか分からなかった。
何も覚えていない。何も知らない。
ただただわからない。
だが次第に彼女の胸の内に去来したのは
「この悲劇を利用したら、もっと酔えるのではないか?」
「これは理由になる、これはきっかけになる」
「まだまだ、酔い続けることが叶う」
だった
彼女はやり方を変えた
妖精を救うことから
妖精を支配することに手段を変えた
使命を放棄した
だが変わらず自分の心の底にあるのは
ただただ悲劇に酔い続けたいと思う
"渇き"だった - 11二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 15:53:17
妖精から利用され尽くし虐められ手足が欠けた少女を自分好みに狂わせた時
仲間の次代である亜鈴返りが自分好みに成長した時
妖精を弾圧し妖精からなおさら嫌われヘイトが自分に向けられている時
"酔い"は着々と強まっていった
そして忠臣に不意討ちされ、愛娘を囮に利用され、信じていた汎人類史の協力者に見限られ、氏族長達に反旗を翻され、上級妖精達に袋叩きにされ、自分の最期が近づくにつれ、最期に思ったことは
「私、今最高にかわいそう」という自分の自己陶酔の人生の完成である最期への"愉悦"だった
仲間の毒殺は誰がやったのか
誰がなんのために仕組んだのか
なんの目的があって行ったのか
もしかして自分がやって、何かしらの方法で記憶から消したのではないか
それらの思いは、あの日、あの惨劇の火の海の中でした、"笑み"の中ではもはやどうでもよかった
そしてカルデアに召喚され、最初に彼女が抱いた感情は
「まだまだ酔える」であった
彼女の酔いは覚めなかった - 12二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 15:57:02
もしも6章未プレイ民が読んだら信じちゃいそうなやつで草
- 13二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 16:01:28
- 14二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 16:03:28
- 15二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 16:31:46
なーに、妖精國に屑じゃない奴なんていないから問題ないさ
- 16二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 16:53:52
信じちゃいそうな出来だからヤベえって話ですぜ旦那
- 17二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 17:09:09
読ませる文章ですねこれは...
トネリコが妖精は毒で自分を殺しに来たことはないみたいなことを言ってたときは戴冠式の犯人は妖精じゃないのでは?と思ってたけど(ケルヌンノス殺しに使ってたので違ったが) - 18二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 20:10:18
描写がない以上
色んな概念を混ぜ込められる - 19二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 22:37:08
これはいい文章を見た