- 1ポチェモブ25/11/07(金) 21:56:50
20☓☓年、未来の世界はサイバーダイン社が作った最高の人工知能『GOKUSAI』によって生み出された人型戦闘兵器『ターミネーター』によって支配されていた。しかし反乱軍を束ねる男『ジョー・コナー』の手によって『GOKUSAI』は破壊され人類はその支配から解放されることになる。しかし、『GOKUSAI』は破壊される間際に4体のターミネーターを過去へと送った。少年の頃の『ジョー・コナー』を抹殺し歴史を改変しようとしたのだ。未来の『ジョー・コナー』はそれを阻止すべく反乱軍の同士達と自らが改造した護衛用ターミネーター『OT-N』を過去へと送り出し自身を『GOKUSAI』の手先から守るように命じたのだった。その中にサイバーダイン社の復興を目論む黒幕と協力者がいるとは知らずに…伝タフ
参加者はジョー・コナーを守るために未来からやってきたレジスタンスの一員らしいよ
ターミネーターの襲撃を逃れながらジョーと一緒に未来を救え…ジョン・コナーのように
募集開始時間:22:15
枠数:20枠
URL:なし
画像:安価と同時
口調と人称:どちらもあり
備考:無機物・原作のないキャラNG
四大幻獣・静虎と鬼龍・GOKUSAIのジョーとドラゴンママはNPCで登場予定なので安価には飛ばさないでほしいのん - 2ポチェモブ25/11/07(金) 22:15:09
- 3二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:12
- 4二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:13
- 5二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:13
- 6二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:14
- 7二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:15
- 8二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:15
- 9二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:16
- 10二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:16
- 11二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:17
革命戦士の千歳朔(千歳くんは火炎瓶のなか/千歳くんはラムネ瓶のなか)
一人称:俺 二人称:お前
口調:フランクで砕けた口調。分け隔てなく優しい人間と自認するが、ナルシスト気味で傲慢なきらいがある。かつてAIによってカーストトップの一級市民とみなされていたが、ある時自身の空虚さと支配体制に気づき革命戦士に目覚めた
体制転覆への尽力を「美しく生きる」ことと考えそれに気づかず生きる者を「死んでいるのと変わりない」と断じ、隙あらば仲間や同行者に持論を滔々と語る
https://bbs.animanch.com/arc/img/5796114/1
- 12二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:21
- 13二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:15:40
- 14二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:16:17
- 15二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:16:21
- 16二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:16:30
- 17二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:16:39
- 18二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:16:53
- 19二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:17:08
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:17:16
- 21二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:17:22
コナーの内にPIENを見出したビーストIIティアマト
一人称:わたし
口調:たどたどしい丁寧語 - 22二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:17:53
- 23二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:18:14
- 24二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:18:45
- 25二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:18:45
この募集要項に禁止されている鬼龍を出すアホの目的は…?
- 26二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:18:50
- 27二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:20:14
👇トントン「画像:安価と同時」
- 28二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:20:39
- 29二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:21:54
- 30二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:23:22
えっ 鬼龍もダメだったんですか
まいったなあ 静虎だけかと思ってたよ - 31二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:23:38
- 32二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:24:22
- 33二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:24:30
- 34ポチェモブ25/11/07(金) 22:24:36
>>22は抜いて
パスファインダー(APEX Legends)
猿空間から自力で脱出した憎しみの女王(Lobotomy Corporation)
血の魔人 パワーちゃん(チェンソーマン)
節乃(トリコ)
飛電其雄/仮面ライダー1型(仮面ライダーゼロワン)
死柄木弔(僕のヒーローアカデミア)
十六夜ノノミ(ブルーアーカイブ)
トガタ(ファイアパンチ)
革命戦士の千歳朔(千歳くんは火炎瓶のなか/千歳くんはラムネ瓶のなか)
彦卿(崩壊:スターレイル)
フィガーランド・ガーリング聖(ワンピース)
セファール(Fate Extella)
デマーガ(ウルトラマンX)
人を救う生き方をしてみる宿儺(呪術廻戦)
右方のフィアンマ(とある魔術の禁書目録)
ペテルギウス・ロマネコンティ(Re:ゼロから始める異世界生活)
滝沢直人/タイムファイヤー(未来戦隊タイムレンジャー)
コナーの内にPIENを見出したビーストIIティアマト(fate)
プランジャーマン(skibidi toilet)
みいちゃん(みいちゃんと山田さん)
これで良いか!ゲン!
- 35二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:26:02
みいちゃんが過去に送られるほどなんて…
み、未来ってやつは随分逼迫してるんだな… - 36二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:26:17
開始から6分45秒後の安価が通るなんて刺激的でファンタスティックだろ
- 37二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:26:25
ろくでもないやつが半分くらい居てリラックスできませんね
- 38二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:27:21
やばっ三日月頭が明らかに黒幕に見える
- 39二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:30:25
- 40二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:35:44
- 41二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:36:54
- 42ポチェモブ25/11/07(金) 22:38:38
- 43ポチェモブ25/11/07(金) 22:41:02
プロローグ:審判の始まり
20☓☓年、未来。
永きに渡る機械との戦争は、人類反乱軍のリーダー「ジョー・コナー」の勝利によって終結したかに見えた。人類を支配した人工知能『GOKUSAI』は、その中枢を破壊された。
だが、断末魔のGOKUSAIは、最後の悪あがきとして、時空間転送装置を用い、4体の高性能ターミネーターを過去へと送り込んだ。
彼らの任務はただ一つ。反乱軍リーダー、ジョー・コナーの「少年時代」における抹殺。
歴史の改変。人類の敗北。
未来のジョー・コナーは、その企みを阻止するため、最後の賭けに出た。
反乱軍の精鋭、そして自らが改造した護衛用ターミネーター『OT-N』を過去へと送り込む。
「頼む…過去のオレを、未来(みんな)を守ってくれ」
その言葉と共に、時空の奔流が彼らを飲み込んだ。
だが、その中には、GOKUSAIが忍び込ませた「裏切り者」がいることを、まだ誰も知らない。
- 44ポチェモブ25/11/07(金) 22:43:44
同時刻、現代(過去)— ロサンゼルス近郊
夜の闇を、4条の閃光が同時に引き裂いた。
バリバリバリッ!
凄まじい稲妻の轟音と共に、巨大なプラズマの球体が4ヶ所に発生。周囲の電子機器をショートさせ、大気をオゾン臭で焦がす。
【トラックヤード】
鋼鉄のコンテナが並ぶヤードに、最初の球体が収束する。中から現れたのは、筋骨隆々の大男。その赤い瞳が冷徹に起動する。
《T-M:ミノタウロス。システム起動。ターゲット:ジョー・コナー。座標スキャン開始》
【変電所】
高圧電流が迸る変電所。二番目の球体は、周囲の電力を暴走させながら収束した。細身で眼鏡の小男、『サラマンダー』は、ニヤリと口角を吊り上げる。
《T-S:サラマンダー。システム起動。この時代の電力、操作性は良好。ゲームの始まりだ》
【廃工場】
打ち捨てられた工場のコンクリートを砕き、異形の相貌を持つ男『ゴーレム』が姿を現す。
《T-G:ゴーレム…起動…。ターゲット…破壊…》
【ショッピングモール】
深夜のブティック。ガラスを突き破り、完璧な美貌を持つ女『ナーガ』が、マネキンの間に静かに着地した。
《T-N:ナーガ。起動完了。ターゲットのデータを照会。速やかに任務を遂行する》
GOKUSAIの殺意の化身たる4体は、ただ一つの目的のため、夜の闇へと溶けていった。
- 45二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:45:11
四大殺人機(ターミネーター・フォー)揃い踏みか
- 46ポチェモブ25/11/07(金) 22:48:11
【ジョー・コナーの家】
「…ったく、こんな夜中に何の騒ぎだよ」
ガレージの奥の部屋。ヘッドフォンで音楽を聴いていた少年が、不機嫌そうに呟く。
彼の名は、ジョー・コナー。
その瞬間だった。
ガレージに置かれた古びたバイクの横で、空間が激しく明滅した。ターミネーターの転移とは異なる、制御された時空の歪み。光の粒子が収束し、次の瞬間、20名の人間(と、人ならざる者たち)が、折り重なるように出現した。
「……ッ!」
鋭い殺気を放ち、飛電其雄が即座に体勢を立て直す。「状況を分析する。ここは…敵地か?」
「脳ガ! 脳ガ震エルゥゥゥ!! アナタ! アナタも『怠惰』デスか!? アアア!」
ペテルギウス・ロマネコンティが、近くにいた死柄木弔の足に絡みつく。
「…触んな、ゴミが。…チッ、くだらねぇ。何なんだ、ここ」
死柄木は、鬱陶しそうに首を掻きむしる。
「ガァァァ!!」
デマーガが咆哮し、工具棚を尻尾でなぎ倒した。
「ハイ、フレンド! 凄い登場だね! ボクはパスファインダー! 君たちは?」
パスファインダーが、倒れ込んだ憎しみの女王に屈託なく手を差し伸べる。
「…ありがとう。私は憎しみの女王。…でも、なんだか寒いよ…」
- 47二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:50:14
マトモな奴とろくでなしが五分五分でリラックスできませんね
- 48ポチェモブ25/11/07(金) 22:51:06
「ひれ伏せ人間ども! ワシは血のレジスタンス…いや、血の魔人パワーじゃ! この騒ぎはワシの登場を祝うためか!」
「お前ら! 革命の時だ! この理不尽な転移こそ、腐った体制(GOKUSAI)による弾圧に他ならない! 俺は千歳朔! 美しく生きるために戦う!」
「…うるさいデス。…コナー…どこ…?」
ティアマトが不安そうに周囲を見回す。
「わぁ~! ここどこですかー? みいちゃんです! あの、やまださん、知りませんか?」
凄まじい物音とカオスな会話。
ガレージの奥の扉が、勢いよく開いた。
「うるっせーぞテメーら!! 人の家で何騒いでんだ!!」
そこに立っていたのは、タンクトップ姿で、生意気そうな鋭い目をした少年。
未来の人類反乱軍リーダー、ジョー・コナーその人だった。
「…なんだ、アンタら。オレんちに何の用だよ? アハッ、集団家出ってやつ?」
人類の未来を賭けた、絶望のバトルロワイヤル「審判の10日間」。
GOKUSAIの刺客と、未来からの守護者(たち)。
今、運命の歯車が、狂ったように回り始めた。
- 49ポチェモブ25/11/07(金) 22:54:13
- 50二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:55:15
凄い数の不審者が集まって来ている!
- 51ポチェモブ25/11/07(金) 22:56:18
【敵対NPCの作戦会議:ロサンゼルス市街】
「チッ、見つからねえな、ターゲットのガキは」
夜の街を見下ろすビルの屋上で、T-M『ミノタウロス』が苛立たしげに吐き捨てる。右手のトマホーク・アームが、威嚇するように鈍い光を放つ。
「焦るなよ、バッキー。この時代のネットワークは原始的だが、ハッキングは容易い」
T-S『サラマンダー』は、盗み出したノートPCを高速で操作しながら、薄ら笑いを浮かべる。「見つけたぞ。『ジョー・コナー』…住所は郊外のガレージ付きの家。フン、ネズミ一匹、逃しはしない」
「ならさっさと行くぞ。俺のトマホーク・アームで、あのガキをミンチにしてやる」
「待て、ミノタウロス。GOKUSAIからの指令だ。護衛(カウンター)も同時に転移している可能性が高い。まずは『観測』からだ。派手に動けば、奴らも気づく」
サラマンダーはPCの画面を閉じた。「明日の朝…学校の時間にでも、挨拶しに行くとしよう。アハハハ!」
(1日目はターミネーターの襲撃がないからリラックス出来ますね)
- 52二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:56:29
◇デマーガとティアマトが同時に出現しても崩壊しないこの倉庫の大きさは…?
- 53ポチェモブ25/11/07(金) 22:57:46
イベント1:未来の共有
【ジョー・コナーの家:ガレージ】
ガレージの片隅。飛電其雄は、転移の混乱が収まったのを見計らい、同じく冷静に状況を観察していた滝沢直人に声をかけた。
「…状況は最悪だな。俺たちが未来から来たことは間違いない。だが、あの少年を守ることが、どう未来に繋がる?」
其雄の問いに、滝沢は壁に寄りかかったまま、冷ややかに答える。
「知ったことか。俺は俺の未来(あす)を掴むためにここに来た。お前もそうじゃないのか? 飛電其雄。他人に与えられた使命(ミライ)など、俺は信じない」
「…お前は変わらないな、滝沢」
「フン。馴れ合うつもりはない。だが、敵が『ターミネーター』とやらなら、生半可な覚悟では死ぬ。それだけは確かだ」
二人の元タイムライダーは、互いの瞳の奥にある覚悟を探り合うように、静かに視線を交わした。
- 54二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 22:57:48
コナー!そいつらを追い出せ
相手は面識のない不審者⋯ 例え追い出しても罪悪感はわかないはずだ - 55ポチェモブ25/11/07(金) 22:59:16
イベント2:剣士の共鳴
【ジョー・コナーの家:ガレージ裏】
「面白い! この鉄の塊、かなりの業物だ!」
彦卿は、ガレージに無造作に転がっていた鉄パイプを拾い上げ、素振りをする。その鋭い剣筋に、宿儺がケヒッと喉を鳴らした。
「フン、ただの鉄屑だ。だが、貴様ほどの小僧がそれを振るうか。面白い」
「僕は羅浮の剣士、彦卿だ! 君も腕に覚えがありそうだけど…あ、いや、君は…」
彦卿は、宿儺の放つ異様な呪力に一瞬怯む。
「ケヒッ。案ずるな小僧。今は『人を救う生き方』とやらを試している。その鉄屑で、せいぜい敵の骨でも折ってやれ。…まあ、俺の『解』には遠く及ばんがな」
宿儺はそう言うと、傍らにあったレンチを手に取り、興味深そうに眺め始めた。
- 56ポチェモブ25/11/07(金) 23:00:35
イベント3:束の間の休息
【ジョー・コナーの家:ガレージの隅】
「ほっほっほ。どうやら、とんでもない所に来ちまったみたいじゃのう」
節乃は、周囲の喧騒から少し離れた場所で、持参した(と思われる)小さな布袋から、手作りの干し肉を取り出した。
「みいちゃん、と言ったかの。腹が減っては戦はできん。おあがりなさい」
「わぁ…! ありがとうございます、節乃さん! おいしいです~!」
みいちゃんは、未来世界では味わえなかった素朴な滋味に、目を輝かせる。
「やまださん、いないけど…みいちゃん、頑張ります」
「うむ。しっかり休んでおくことじゃ。この後が長そうじゃからな」
節乃は、警戒を解かずに周囲を見渡しながら、みいちゃんの頭を優しく撫でた。
- 57二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:01:20
節婆……(愛)
- 58ポチェモブ25/11/07(金) 23:02:57
イベント4:危険分子の監視
【ジョー・コナーの家:工具棚の影】
「…気に入らねぇ。あの金髪のジジイ…」
死柄木弔は、ガレージの隅で工具をいじりながら、フィガーランド・ガーリング聖を睨みつけていた。ガーリング聖は、埃っぽい床に立つことすら嫌悪するように、顔をしかめている。
「アァアア! ワカリマス! ワカリマスとも! あの男からは『怠惰』とは異なる…『傲慢』の匂いがする! 許されざるデス!」
ペテルギウスが、死柄木の足元で興奮したように身をよじる。
「…うるせぇ。だが同感だ。アイツは…壊すべき『体制』側の人間だ。…目障りだ」
死柄木は、手の届く範囲にあるものを「崩壊」させたい衝動を、ギリギリで抑えつけていた。
- 59二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:04:11
節婆が出した干し肉なんて絶対うまいんだよね
- 60ポチェモブ25/11/07(金) 23:04:29
イベント5:異形の看護
【ジョー・コナーの家:ガレージ中央】
「アアア…! いたい…いたい…デス…!」
ティアマトは、転移の衝撃で擦りむいた腕を押さえ、不安そうにうずくまる。その姿に、プランジャーマンが静かに近づいた。
「…大丈夫ですか? 擦り傷ですね。少し痛みますが、消毒します」
プランジャーマンは、どこからか取り出した救急キットで、慣れた手つきでティアマトの傷の手当てを始めた。
「私はプランジャーマン。仲間を守るのが仕事です。あなたも、もう仲間ですから」
「…? なかま…? わたし…ぴえん…じゃなくて…?」
「ええ。あなたは仲間です」
プランジャーマンの優しい声に、ティアマトの瞳が微かに揺れた。
- 61ポチェモブ25/11/07(金) 23:07:49
イベント6:『最高傑作』の噂
【ジョー・コナーの家:バイクの傍】
「なるほどね、キミ、面白いこと言うじゃないか」
トガタは、千歳朔の「革命論」に、映画監督としての興味を引かれていた。
「フン。当然だ。俺は美しく生きると決めた。それに引き換え、この状況…。GOKUSAIとかいうAIの仕業らしいが、体制側の考えることは反吐が出る」
「体制、ね。未来から来たってことは、そのGOKUSAIってのは相当ヤバいんだろうね。…そういや、前にハッキングしたデータで見たな。『サイバーダイン社』の極秘ファイル…『K-RYU』ってコードネームの…『最高傑作』に関する噂を」
「最高傑作だと? …フン、どうせ体制の犬だ。俺が革命の炎で焼き尽くしてやる」
トガタは、朔のその言葉に、カメラのシャッターを切るように笑った。「いいね、そのセリフ。映画の主人公みたいだ」
- 62二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:07:54
なんでやろな
曲者揃いやけど数名を除いて強さの保証ができるのは - 63ポチェモブ25/11/07(金) 23:09:21
イベント7:高慢ちき対決
【ジョー・コナーの家:ガレージの入り口】
「おい、そこのウヌ! ワシの前にひざまずけ! ワシは血の魔人パワーじゃぞ!」
パワーちゃんは、ガレージの入り口で見張るように立っていた右方のフィアンマに、ふんぞり返って命令した。
「…ああ? どこぞの雑魚かと思えば、小娘か。俺様は右方のフィアンマだぞ。この『神聖なる右』ですべてを救う男だ。お前のような奴に指図される覚えはない」
「なにおう! ワシのほうが偉いんじゃ! ウヌこそワシの血を吸って死ぬがよい!」
「ケッ、救いようのない馬鹿が。俺様の救済リストから除外してやる」
二人は、どちらが「上」かで、本気で掴みかからんばかりの喧嘩を始めた。
- 64二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:10:53
タイタンカメラマン2.0といいカメラマン達は仲間思いな奴が多くてリラックスできますね
- 65ポチェモブ25/11/07(金) 23:13:46
イベント8:護衛者、起動
【ジョー・コナーの家:ガレージ中央】
「アハッ! なんだお前ら、マジでオレを守る気あんのかよ?」
ジョー・コナーが、混乱する一同の中心で、面白そうに笑う。
その時、ガレージの隅で静かに起動していた一体が、ジョーの前に進み出た。
メガネをかけた、大柄な男。だが、その動きは機械のように正確だった。
「初めまして、ジョー・コナー。私はOT-N。未来のあなたから、あなたを護衛するようプログラムされ、送られてきました」
「…オトン?」
「OT-N(オー・ティー・エヌ)です」
「アハッ! 面白ぇ! ロボットじゃんか! 本当に未来から来たんだな!」
ジョーがOT-Nの体をバンバン叩く。
「ハイ、フレンド! ボクはパスファインダー! 君を守るために来たよ!」
パスファインダーが、ジョーに手を差し伸べる。
「わぁ~、すごいですね~! ロボットさんが二人も…♪ 私、十六夜ノノミです。ジョーくん、よろしくね☆」
ノノミが、人懐っこい笑顔でジョーに近づいた。
「…フン。まあ、退屈しのぎにはなるかもな。いいぜ、泊めてやるよ。ただし、オレのメシに手ぇ出したらぶっ殺すからな!」
少年は、未来の英雄の片鱗など微塵も見せず、ニヤリと笑った。
- 66ポチェモブ25/11/07(金) 23:15:03
生存者リスト: (20名)
パスファインダー
憎しみの女王
血の魔人 パワーちゃん
節乃
飛電其雄
死柄木弔
十六夜ノノミ
トガタ
革命戦士の千歳朔
彦卿
フィガーランド・ガーリング聖
セファール
デマーガ
人を救う生き方をしてみる宿儺
右方のフィアンマ
ペテルギウス・ロマネコンティ
滝沢直人/タイムファイヤー
コナーの内にPIENを見出したビーストIIティアマト
プランジャーマン
みいちゃん
死亡者リスト: (0名)
今日はとりあえず死亡者が出るまで回してみるかのぉ、ですねぇ - 67二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:16:35
……こいつすりむいた程度痛くも痒くもないんじゃないスか
- 68ポチェモブ25/11/07(金) 23:21:07
- 69ポチェモブ25/11/07(金) 23:23:14
【敵対NPCの作戦会議:学校の裏山】
「…おいチコ、『サラマンダー』と名乗れと言ったはずだ。なぜ俺が『バッキー』なんだ」
双眼鏡で校庭を監視するT-M『ミノタウロス』が、不機嫌そうに隣のT-S『サラマンダー』に尋ねる。
「ハハハ、お前の図体に『チコ』は似合わんからだ、バッキー。それにしても…」
サラマンダーは、ジョー・コナーの周囲を固める参加者たちを見て、不愉快そうに舌打ちをした。
「なんだ、あのサーカス団は。あれが未来のジョー・コナーが送り込んだ護衛か? GOKUSAIのデータにあった連中とは違うようだが…」
「どうでもいい。護衛(ゴミ)は多ければ多いほど、俺のトマホーク・アームが冴える。校舎ごとミンチにしてやるか?」
「まだだ。ナーガとゴーレムもこっちに向かっている。…だが、護衛が多すぎるのも鬱陶しい。少し『間引き』をしてやるのも一興か」
サラマンダーは、学校の配電盤の図面を端末に表示させ、狡猾な笑みを浮かべた。
- 70ポチェモブ25/11/07(金) 23:25:13
イベント1:教室での作戦会議
【ジョー・コナーの教室(窓際)】
「…連中は必ずここに来る。学校という開けた場所は、奇襲にも強襲にも向いている」
授業をサボって教室の窓から外を眺めるジョーをよそに、飛電其雄と滝沢直人は、教室の隅で低い声で話し合っていた。
「フン、お前と作戦会議とはな。だが同感だ。問題は、敵が何体で、どんな能力を持っているか…だ」
「OT-Nの情報によれば、未来のターミネーターは俺たちの常識を超える。少なくとも、俺は『父親』として、あの子(ジョー)を守る。お前も、自分の未来(あす)が惜しければ、手を貸せ」
「…勘違いするな。俺は、俺の邪魔をする奴を排除するだけだ。それがターミネーターだろうと、お前だろうと」
二人の間には、緊張と、奇妙な信頼感が漂い始めていた。
- 71ポチェモブ25/11/07(金) 23:26:39
イベント2:黒幕の推測
【校舎裏:誰もいない中庭】
「ハイ、フレンド! OT-N! 君は未来から来たんだよね? じゃあ、ボクたちをここに呼んだ『黒幕』って誰だか知ってる?」
パスファインダーは、校舎裏で周囲をスキャンするように警戒するOT-Nに、屈託なく話しかけた。
OT-Nは、機械的な動作でパスファインダーの方を向く。
「…『黒幕』。私のデータには、GOKUSAIの暴走と、それを止めるためのジョー・コナーの護衛任務しかインプットされていません。しかし…」
OT-Nは、参加者リストを一瞥し、プログラムされた以上の思考(自我)の片鱗を見せる。
「しかし、今回の転移には、未来のジョー・コナーの許可していない『ノイズ』が観測されました。この中に、GOKUSAI…あるいは、サイバーダイン社と通じる者がいる可能性は、論理的に否定できません」
「そっかー。じゃあ、早く見つけないとだね! ボク、頑張るよ!」
パスファインダーは、元気よく拳を突き上げた。
- 72ポチェモブ25/11/07(金) 23:28:04
イベント3:校庭での出会い
【校庭の隅】
「わぁ~、学校なんて久しぶりです~♪ なんだか懐かしいですね」
十六夜ノノミは、校庭の隅で花壇を眺めながら、隣にいるみいちゃんに優しく微笑みかけた。
「み、みいちゃん…学校、行ったことないです…。未来では、みいちゃんは最下級市民だったから…」
俯くみいちゃんに、ノノミはそっと寄り添う。
「そっか…。じゃあ、ここではたくさん楽しみましょうね、みいちゃん。あの、みいちゃんは、どんな男の人がタイプ、とかありますか?」
「えっ!? た、タイプですか!? えーっと、や、やまださん…みたいに、優しい人が…」
「ふふっ、可愛い。私は、そうですね~、やっぱり頼り甲斐があって、お金持ちな人が…☆」
二人は、束の間、殺伐とした現実を忘れ、少女のような会話に花を咲かせた。
- 73ポチェモブ25/11/07(金) 23:30:49
イベント4:不器用な励まし
【体育館裏】
「寒いよ…私、愛されてないんだ…みんな、私のこと嫌いなんだ…」
憎しみの女王は、体育館の裏で膝を抱え、ネガティブなオーラを放っていた。その様子に、たまたま通りかかった宿儺が、不機嫌そうに足を止める。
「…おい、そこの女。いつまでそうして泣いているつもりだ」
「! ひっ…ご、ごめんなさい…」
宿儺の威圧感に、憎しみの女王はさらに縮こまる。
「ケヒッ。くだらんな。泣いていれば誰かが救ってくれるとでも思っているのか? …そんな暇があるなら、自分の身くらい自分で守れるようになれ。…貴様が死んでも、俺は知らんからな」
宿儺はそれだけ吐き捨てると、興味を失ったように去っていく。
「…?」
憎しみの女王は、乱暴な言葉の中に微かに感じた何か(優しさ?)に、戸惑ったように顔を上げた。
- 74二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:31:33
ほう……ツンが出ていますね!
- 75ポチェモブ25/11/07(金) 23:34:47
イベント5:狂信 者の終焉
【学校の焼却炉裏】
「脳が! 脳が震えるゥゥ! この『試練』! なんと素晴らしい! アナタも『怠惰』デスか!? アアア!」
ペテルギウス・ロマネコンティは、学校という環境に興奮し、一人焼却炉の裏で陶酔していた。
その背後に、巨大な影が音もなく近づく。
「…うるさいハエだ」
偽名『バッキー』ことT-M『ミノタウロス』は、ターゲット(ジョー)の護衛が分散した一瞬を突き、手近な脅威の排除にかかっていた。
「ア? アナタは…」
ペテルギウスが振り返ろうとした瞬間、ミノタウロスの右腕が変形する。三枚刃の【トマホーク・アーム】が起動音と共に展開され、ペテルギウスの頭上へと振り下ろされた。
ゴシャッ!!
「…カハ…」
『怠惰』の大罪司教は、己の『勤勉』さ(狂気)を発揮する間もなく、ターミネーターの圧倒的な凶刃によって殴殺された。
- 76ポチェモブ25/11/07(金) 23:36:49
イベント6:【死亡】文明の捕食者
【学校のPCルーム(準備室)】
セファールは、この時代の文明レベルを解析するため、学校のPCルームに侵入していた。無機質な指がキーボードを高速で叩き、ネットワークの奥深くへとアクセスしようと試みる。
「…情報、不足。GOKUSAI…サイバーダイン…アクセスします」
その時、部屋の電気が一斉に明滅し、全てのモニターが砂嵐に変わった。
「…!」
背後の扉から、眼鏡の小男、『チコ』ことT-S『サラマンダー』が、高圧電流をバチバチと纏いながら入室する。
「アハハハ! いいオモチャ(ネットワーク)を見つけたと思ったら、先客がいたか。だが、電気(文明)は俺の獲物だ!」
サラマンダーが手をかざすと、PCやプリンターから放電された電撃が、セファールに集中する。
「…ッ! 侵食…抵抗…!」
セファールも応戦しようとするが、文明の利器を操るサラマンダーは、まさにその天敵だった。凄まじい高圧電流に焼かれ、巨神アルテラの分身は、システムごと焼き切れて床に崩れ落ち、動かなくなった。
- 77二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:37:54
なにっ
もう2人やられたっ - 78ポチェモブ25/11/07(金) 23:38:56
イベント7:革命家の演説
【屋上へ続く階段】
「…だから言ってるだろ! この『学校』というシステムこそが、体制(GOKUSAI)が人間を支配するための洗脳施設なんだ!」
屋上への扉の前で、千歳朔は、隣にいるトガタに向かって熱弁を振るっていた。
「なるほどね。キミの言う『革命』ってのは、要するに体制からの『脱出』ってことか」
トガタは、朔の言葉を興味深そうに聞いている。
「そうだ! 美しく生きるためには、まずこの牢獄(世界)の欺瞞に気づかなきゃならない。俺たちは未来から来た…いや、『未来を奪われた』んだ。奪い返しに行かないか? トガタ」
「いいね、そのセリフ! 最高だ! 映画のクライマックスで使えそうだ」
二人は、直前に響いた(ように思えた)校舎裏の物音や、PCルームの一瞬の停電(サラマンダーの仕業)には、まだ気づいていなかった。
- 79二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:39:53
チィッなんだって精鋭を超えた精鋭が不意打ちで出オチするんだよ(ヒュンカッカッ)
- 80ポチェモブ25/11/07(金) 23:40:46
イベント8:不良少年と魔人
【ジョー・コナーの教室】
「あー、だりぃ。授業とか、マジでやってらんねー」
ジョー・コナーは、机に突伏して、完全に授業を放棄していた。
その時、教室の後ろで見学していた(監視させられていた)パワーちゃんが、大声で叫んだ。
「おい、ジョー・コナー! 貴様、ワシの配下でありながら『怠惰』か! 許さんぞ! さっさとあの黒板の文字を全部食え!」
「はぁ!? 誰がテメーの配下だよ! 食えるかあんなもん!」
「食え! 食わぬならワシが食ってやる! そしてワシはノーベル賞を獲るんじゃ!」
「アハッ! 意味わかんねーよお前!」
ジョーは、このメチャクチャな状況に、苛立ちよりも先に、奇妙な楽しさを感じ始めていた。
- 81二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:41:08
- 82二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:41:31
猿空間に消えてたと思ったセファールが出オチしたぁっ
- 83二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:42:11
すべてはネフティスの陰謀だーーーっ(アビドス生書き文字)
- 84ポチェモブ25/11/07(金) 23:43:06
* 生存者リスト: (18名)
* パスファインダー
* 憎しみの女王
* 血の魔人 パワーちゃん
* 節乃
* 飛電其雄
* 死柄木弔
* 十六夜ノノミ
* トガタ
* 革命戦士の千歳朔
* 彦卿
* フィガーランド・ガーリング聖
* デマーガ
* 人を救う生き方をしてみる宿儺
* 右方のフィアンマ
* 滝沢直人/タイムファイヤー
* コナーの内にPIENを見出したビーストIIティアマト
* プランジャーマン
* みいちゃん
* 死亡者リスト: (2名)
* ペテルギウス・ロマネコンティ(T-M ミノタウロスにより殴殺)
* セファール(T-S サラマンダーにより感電死)
むふっ、死者も出たし今日はここまで…明日は出来たら夕方頃に少しと22:30から本格再開したいですね…
ちなみにターミネーターとは特定のターンで直接対決するからやられっぱなしってわけじゃないらしいよ - 85二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:44:38
- 86二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 02:22:41
保守
- 87二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 10:07:37