ウマウマ好きな人覚悟して開くんだな

　続きますテイネイです
今日はテイオーの家で一日中過ごした
いっぱい遊んでいっぱい食べていっぱい走って。ほんと元気だなーって思う
テイオーの家は大きくてきれいでなんていうか…その…とにかくすごかった
まさに住む世界が違うって感じ
「ネイチャー上がったよ〜」
髪を拭きながら歩いてくるテイオー
髪を下ろしたテイオーはいつもよりちょっと大人っぽい
少し見惚れてぼーっとしているとテイオーがうだうだ言っていた
「一緒に入ればよかったのに〜ネイチャったら恥ずかしがり屋なんだから〜」
「はいはい、すみませんね」
そんなの無理に決まってる。一緒にお風呂だなんてましてや“2人っきり”だよ？
「ふーん。じゃあさ髪拭いてよ。ネイチャこうゆうの得意でしょ？」
「あのーテイオーさんよ話の繋がりがよくわからんのですが…」
「いいからいいからっテイオーさまのご命令だぞっ」
全く人の気も知らないで…テイオーは簡単に距離を詰めてくる。アタシ以外のやつにも、だ

>>35

332322/05/01(日) 16:15:30

髪を拭いているとテイオーはしばらく静かになった
気持ちいいのだろう、時折あーだのいーだの聞こえてくる
「あのさーネイチャ」
「どうかした？」
「ネイチャにはさ、好きな人とかいるの？」
一瞬呼吸が止まった。わかってるテイオーは単に恋バナをしたいだけだ。アタシの気持ちに気付いてるわけではない。でもそれでも…
「何言ってんのテイオー、そんなのいるわけないじゃないですかｱﾊﾊ」
「うっそだーネイチャ今びっくりしてたでしょ。このボクを誤魔化そうなんて100年早いぞ〜」
「ちょっ動くなって」
テイオーがこっちを向いてくる。
あちゃーばれてた。言っちゃおうかな、言ってもいいのかななんて考え始めてしまう。
迷惑だよね。女同士でそれにレースも一緒に出るんだよ？なによりもテイオーにはアタシなんかよりもっといい人が絶対いる。
…でもちょっとだけ言っても見てもいいのかな。周りには誰もいない。2人っきりの部屋。こんなチャンスもうないんだろうな。告白して、振られて、そうしたらスッキリするんだから。
おそるおそる手を伸ばす。テイオーの顔に触れた。
テイオーが驚いたように固まる。目を見開いてアタシを見つめる。
あぁきれいだな。告白するのにこんなことを考えられるのは相当テイオーに惚れてるのか諦めからか。
「ねぇテイオー」
「アタシのアタシの好きな人はね…

以上です‼︎誰か続きをこのままハッピーエンドに持っていってください‼︎