- 1二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 08:00:02
- 2二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 08:01:13
前スレ
カラスバ「なんやこの紙袋……」|あにまん掲示板カラスバ「なんやこの紙袋、わざわざ事務所の前に置いてあるなんて趣味悪いな」ジプソ「どうしますか」カラスバ「まあ一旦中で見てみようや」カラスバ「なんか動いとるんやけど、あと温い」ジプソ「まさか……捨てポ…bbs.animanch.comスレ主は昼間は規制されやすいので保守協力してくださると助かります
- 3二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 08:08:03
たておつ
続き楽しみ - 4二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 08:12:13
わくわく
- 5二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 08:23:35
ガイ「またメガシンカポケモン…!」
カラスバ「……これは俺の推測やけど、こいつらメガストーンもキーストーンも持っとらんのやないか」
ガイ「でも、メガシンカ……、!そうか」
カラスバ「メガエネルギーの研究しとる、って聞いたやん。無理矢理メガシンカさせとるんやないの?……そうやなかったら、こんな弱いの可笑しいやろ」
ガイ「最低だな…!」
カラスバ「ほんま…俺が言うのもなんやけど、人間のクズやで」
次々と溢れるメガシンカポケモンをカラスバとガイの2人で倒していく
カラスバ「こいつらに手間取られとる場合やないっちゅうに……クソ」 - 6二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 09:14:28
ガイ「ライボルト、かみなり!」
カラスバ「ロズレイド、シャドーボール」
ガイ「そろそろセイカたちの所に着いても良いんじゃ…?」
ひとつずつ部屋を確認しながら進む2人は、1番奥の部屋に辿り着くがそこには何もなかった。
ガイ「クソ……なんでどこにもいないんだよ」
カラスバ「……ここやな」壁に近づいてコンコンと小突く
ガイ「?」
カラスバ「ペンドラー、じしん」
壁が崩れて装置が立ち並ぶ実験室が現れる
ガイ「えっ?!何で分かるんですか!?」
カラスバ「勘や」ズンズン進む - 7二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 09:18:27
さすカラ
- 8二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 09:28:05
セイカ「……カラスバ、さん?」ルイユを抱きしめたままゆっくりと目覚める
カラスバ「……悪い、遅なったな」セイカごとルイユを抱きしめる
カラスバ「ロズレイド、アーボック2人を守ったり。俺はガイと犯人見つけてくるさかい、早うこの建物から出るんや。ルイユを頼むで」今すぐにでもルイユを抱きしめて泣きたくなるのを堪える
セイカ「待ってカラスバさん、」
カラスバ「何や」
セイカ「……ありがとうございます」
カラスバ「……」
カラスバ(ルイユを助けにきただけや、なんて言ったら嘘になるんやろうな)
ガイ「セイカ!無事か!?」走ってくる
ガイ「これ、セイカのポーチ。ポケモンたちも無事だぜ」
セイカ「うん、ありがとう」
カラスバ「ほな、はよ行くで__」
彼の言葉が終わるより先に、銃声が鳴り響いた。 - 9二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 09:29:40
あの野郎!撃ちやがった!
- 10二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 09:31:52
Fさんもこんな事望んでないやろ
- 11二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 09:43:07
カラスバ「……ッ、クソ」ガイを庇って腹部を撃たれる
ガイ「カ…ッ、カラスバさん!?」
カラスバ「何で、庇ったんやろな……、いや、丁度ええわ」
フレア団残党「いくらポケモンが強くとも、人間が倒されれば意味がないでしょう!」
カラスバ「ペンドラー!!殺 さんでええ」荒ぶるペンドラーを撫でる
カラスバ「……ほんまにクズもクズの果てやな。ガイ!さっさとルイユとセイカ連れてこっから出や!」
ガイ「カラスバさん、俺も戦います!」
カラスバ「お前らにはまだ早い、クズみたいな大人は俺ごときで十分や」 - 12二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 09:50:56
ガイ「……っ」セイカとルイユを連れて階段を駆け上がる
セイカ「待って、私も…!」声がだんだん遠ざかる
フレア団残党「あなた1人で何ができるんですか?」嘲笑
カラスバ「あいつらにはこんな場面見せたないからな」いつの間にか残党の背後にいたペンドラーに銃を奪わせる
フレア団残党「っ!?」撃たれる、と身構える
カラスバ「使うわけないやろ、阿保か」銃を遠くへ投げ捨てる
カラスバ「なんや、もう終わりなん?散々こっちイラつかせといて、これで終わりなんて嘘やんな?」
フレア団残党「…まだ、」
カラスバ「まあ、お前に次なんてあらへんけど。ペンドラー、ダストシュート」
カラスバ「ん、よう殺 さんかったな。えらい子や」 - 13二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 11:25:52
本職に勝てるわけねえんだ
- 14二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 16:28:13
ほしゅ
- 15二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 16:33:36
医者!!早く医者!!
- 16二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 19:27:14
病院かユカリさん早う来い!
- 17二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 19:45:04
カラスバ「……ッ、はあっ、ペンドラー、こいつ運ぶん頼むわ」腹部を押さえながらペンドラーにもたれかかる
ペンドラー〕お前は大丈夫なのか、と問いかけるように頬を腹部に擦り寄せる
カラスバ「こんなん、まだ死 なんで大丈夫や、……」
カラスバ「まだこいつに、聞かなあかんことが腐るほどあんねん、警察がくる前に……運ばな…ッ、クソ、」足元が少しふらつく
カラスバ「……っあ、だめや」重力に従って地面に倒れ込み、段々と視界がぼやける
カラスバ(……ジプソは多分来ぉへんし、したっぱらにもこの場所は伝えとらん。ペンドラーが運んでくれたらええけど、先に犯人運んでくれへんと困るなぁ)
カラスバ(この程度で死 ぬことはないって分かっとるのに助けに来てほしいなんて、俺の我儘や。……なのに、何で、セイカが、きてくれるって期待するんやろ、)
セイカ「…カラスバさんっ!!」階段を駆け降りてくる
カラスバ「……っ、はは、あほやん」その景色を最後にカラスバの視界は真っ暗になった - 18二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 19:55:30
はよ病院!!
- 19二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 20:03:30
カラスバ「…ルイユ?」ついさっきまで眠っていたカラスバの上にルイユが寝ている
カラスバ「ほんまごめんな、ルイユ……俺がちゃんと守らなあかんかったのに」頭を優しく撫でる
ルイユ「……ん、おはよぉ」目が覚めたのか優しく微笑みかける
カラスバ「おはようさん、もう午後の3時やったけど」
ルイユ「いたいの、ない?」カラスバの包帯で巻かれた腹部を撫でる
カラスバ「もちろん、もう痛くないで」優しい嘘をつく
ルイユ「よかったぁ。るゆ、ずっとね、おはよう、まってたよ」
カラスバ「それはすまんかったな、何時間くらい寝とったんやろ」
ルイユ「……もう、いたいの、だめ」泣きそうな声になりながらカラスバを抱きしめる
カラスバ「おおきにな」痛みを笑顔で誤魔化しながら抱きしめ返した - 20二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 21:03:31
セイカ「カラスバさんの、お見舞いに来ました」甘い匂いのするフルーツ籠を持っている
したっぱ男「ジプソ様から、関係のない方はお通しするなと言われてまして」
したっぱ女「セイカさんもダメだと。……すみません、これも私たちの仕事なので」
セイカ「じゃあこれ、これだけでも渡してもらえませんか」フルーツ籠を手渡す
したっぱ女「……セイカさん、おそらくですが、これもボスに渡されることはないと思います」と突き返す
したっぱ男「お嬢が誘拐されて以降サビ組内で全ての警備等を見直され、ボスたちの口に入るものすらも徹底されているんです」
セイカ「そう、ですか……。じゃあ、また今度来ます」
ジプソ「カラスバ様、本当にあれでよろしいのですか?」
カラスバ「あれ、って?」
ジプソ「……セイカさん、昨日も来られましたよ」
カラスバ「もう決めたことや、ルイユは寂しがっとるけど……」
カラスバ「一旦、お互いのためにも関わり過ぎんようにせなあかん。ただの知り合いが、踏み込んでええ場所は限られとるからな」 - 21二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 22:16:13
マチエール「こんなに貰えないよ!」とても分厚い封筒を押し返す
カラスバ「ええねんええねん、こんだけ世話なったんやで、もらってくれな困るわ」
マチエール「でもそれってつまり、口止めってことでしょ?今回の事件、警察に話されると困るってことだよね」
カラスバ「流石、ミアレいちの探偵さんや。でも、証拠も何も残ってへん」悪い顔で笑う
マチエール「本当に、悪い大人だよね」何もできないことが分かっているので、はぁ〜〜とため息だけつく
カラスバ「そういうことやから、これは受け取ってな」
カラスバ「なあ、そろそろ本当のこと話してくれたってええんやで?俺も暇やないねん、爪も無限やないんやから」
カラスバ「……水飲ませたって、ここで死 なれても困るわ」ジプソにおいしいみずを受け取って相手に頭からかける
カラスバ「話すつもりがなくても、俺は優しいから最期まで付き合ったるよ。でも、そのままやったらどうなるかぐらい考えてもらわな、なぁ?」相手の頰を叩く
フレア団残党「……ッ、分かった!分かったから、解放してくれ」
カラスバ「それはお前次第や」
フレア団残党「何でも、話すから…」
カラスバ「ほなまずは、お名前からどーぞ」 - 22二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 22:23:22
カラスバ「ルイユは体内で計測されたメガエネルギー量が異常に多くて、研究対象にしようとした、と。それで、俺の子供やと思ってついでに資金も調達するために身代金を要求した、と」
カラスバ「よお考えるなぁ、標的がルイユやなかったら完璧やと思うで」
ジプソ「……カラスバ様、どうやら意識を失っているようです」
カラスバ「ほんま?やり過ぎたなぁ、そこまでキツくしたつもりなかったんやけど……」
ジプソ「一旦、様子を見てみます」
カラスバ「ん、頼むわ」手をヒラヒラさせて自室に戻る
ルイユ「だっこ!」
カラスバ「……、ごめんなルイユ、今ちょっと手ぇ汚れてんねん、他の人にやってもらい」
カラスバ(なんでやろ、ルイユを抱きしめるんがこんな怖いなんて、変やな、俺) - 23二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 22:55:27
保守
- 24二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 05:04:08
カラスバ(今までも散々、表沙汰にしてこなかった事がぎょうさんあったけど……、1番怖いのはルイユたちがその事実を知ることなんやろうか……自分でもよう分からんな)
カラスバ「……ッ、はぁっ、」腹の傷がまだ痛む
ルイユ「いたい?」ウルウル
カラスバ「大丈夫や、大丈夫やから…」説得力のない顔で笑う
セイカ「……あっ、痛ぁ」落としたコップを拾おうとしてガラスの破片で指を切る
デウロ「あーもー、ガラスの破片触るから……大丈夫?」
セイカ「……うん」血が流れる右手を見つめる
デウロ「私片付けるから、早く怪我の手当てして!」
セイカ「ありがとう」席を立ち、救急箱から消毒液を出す
デウロ「セイカがぼーっとしてるのって珍しいよね、いつもは楽しそうに捕まえたポケモンの話してくれるけど……やっぱりこの間のこと、まだ怖い?」心配そうに
セイカ「……うん、怖かった」
セイカ(でも別に、フレア団の人が怖かったんじゃなくて……。カラスバさんが血を流すのを初めて見ちゃって、ただ、カラスバさんが死んじゃうんじゃないか、ってすごく怖かった、だけ)
セイカ(そして、今、カラスバさんが私のことをきっともう会わない、って拒絶してることが、1番……) - 25二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 05:27:37
ドォンッ!!
強い揺れと大きな音でカラスバは目を覚ます
ルイユ「…うん…?」
カラスバ「……ごめんルイユ、ちょっと外出るで」ルイユを抱っこして、急いで寝室を出る
ジプソ「カラスバ様!」
カラスバ「ジプソも起きたか、なぁ、今の揺れ……」と言い窓を開ける
カラスバ「……タワーが光っとる」
ルイユ「……あ、…っうわぁぁん」その光景を見たルイユは号泣する
カラスバ「ルイユ、ごめん、怖がらせたなぁ、ごめんな」
カラスバ「ジプソ、組のやつら全員集合させろ。事務所に来れへんやつは、その場で待機か避難経路の誘導させるんや」
カラスバ「……俺らはタワーをどうにかすることはできひんから」 - 26二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 07:11:52
カラスバ「タワーの光が収束しとる、っちゅうことはMZ団がやってくれたんやな」
カラスバ「でもまだ壊れた足場らがあるさかい、そこの___ッ!?」
タワーから光が溢れ出し、次々と花が咲いていく
カラスバ「嘘やん……」
ジプソ「カラスバ様…これは…」
カラスバ「ルイユを頼むわ、絶対に守るんやで」女したっぱにルイユを預ける
女したっぱ「はい!!」
カラスバ「あー…これはあかんな…、」
暴走メガシンカポケモンが目の前に現れる
カラスバ「ジプソ、組の戦えるもんにはこっちの対応頼むわ!それ以外のやつは避難誘導や救助や。タワーはMZ団がどうにかしてくれる」
スマホロトム『ロトロトロト…』
カラスバ「こんな時に誰やねん…!」受話ボタンを押す
カナリィ『もしもしー?カラスバさん、だっけ?今上位ランカーのみんなで、MZ団の手助けしないかって話になってんだよね』