- 1ポチェモブ25/11/09(日) 22:32:34
ニュー・フェイトって続編みたいなタイトルでしょ
ただワシのミスで前スレが落ちただけよね
前スレチェックオーケー?アーユーレディ…
"バトロワ"をやります PVE風 ターミネーターロワ|あにまん掲示板20☓☓年、未来の世界はサイバーダイン社が作った最高の人工知能『GOKUSAI』によって生み出された人型戦闘兵器『ターミネーター』によって支配されていた。しかし反乱軍を束ねる男『ジョー・コナー』の手に…bbs.animanch.com - 2ポチェモブ25/11/09(日) 22:36:21
溶鉱炉から辛くも脱出した一行は、GOKUSAIネットの停止コードが隠されているという「隠されたバンカー」へ向かうため、唯一最速の移動手段である「空港」での輸送機奪取を計画します。(Geminiあらすじ書き文字)
8日目 チャプター8 『偽りの空路』
【空港】
> ジョー・コナーのモノローグ:
> 飛行機を盗む? アハッ、マジでイカれてる。
> でも、ババア(リューコ)も、オトン(OT-N)も、其雄(ヒデオ)も、本気だ。トガタが死んで、もう後戻りはできねえって、みんな分かってる。
> 研究所で手に入れたデータ…GOKUSAIを止める『コード』が隠されたバンカー。そこへ行くしか、このクソみたいなゲームを終わらせる方法はねえ。
> …あの女のターミネーター(ナーガ)が、空港(こんな場所)でオレたちを待ってる。わかってる。わかってるんだよ、クソッ。
>
- 3ポチェモブ25/11/09(日) 22:37:42
- 4ポチェモブ25/11/09(日) 22:39:33
- 5ポチェモブ25/11/09(日) 22:41:14
イベント2:空港の警戒
【空港ターミナル:手荷物検査場】
「ハイ、フレンド! 空港って広いね! ジップラインで端から端まで行けそうだ!」
パスファインダーは、緊急サイレンが鳴り響き、人々が逃げ惑うターミナルビルで、呑気に周囲を見渡している。
「パスファインダーさん、今はしゃいでいる場合ではありません。あの女(ナーガ)は、この群衆の誰にでも化けられます。…最も危険な状況です」
プランジャーマンは、ラバーカップを握りしめ、逃げ惑う民間人と、その中に紛れ込んでいるかもしれない「敵」を、鋭い視線で見分けていた。
「わかってるよ、フレンド。…だから、ボクは、君が『本物』だって信じてる!」
「…ありがとうございます。私も、あなたを信じています」
二人は、背中合わせになり、互いを守るように警戒を続けた。
- 6ポチェモブ25/11/09(日) 22:42:27
イベント3:血の魔人、沈黙
【空港ターミナル:トイレ】
「おい、ウヌら! ワシを置いてどこへ行く! ワシは腹が減ったんじゃ! もっとウマいモンを寄越せ!」
血の魔人 パワーちゃんは、一行が作戦行動に移る中、ターミナルの混乱に乗じて食べ物を探そうと、単独で人混みの中を突っ走っていた。
その時、前方から、顔なじみの男――死柄木弔――が歩いてきた。
「…チッ。おい、赤ツノ。うるせえぞ。…だが、いいモンがある。こっちだ」
死柄木(ナーガの変装)は、気怠そうに手招きする。
「なっ! 貴様、ワシに指図するか! …だが、いいモン(食べ物)というなら許してやる!」
パワーちゃんは、疑うことなく、死柄木(ナーガ)が指し示したトイレへと入っていく。
個室の扉が閉まった瞬間、ナーガは死柄木の姿から、元の美しいターミネーターへと戻った。
「…誰…?」
「GOKUSAIのデータにあります、血の魔人。脅威レベルは低いですが…あなたの『騒がしさ』は、私の作戦のノイズになります」
「ウヌ! だま…」
ナーガの指先から射出されたワイヤーが、パワーちゃんの口と体を瞬時に拘束する。反撃の血を操る間もなく、首筋に致命的な一撃が打ち込まれた。
血の魔人は、声もなく、空港の冷たい床に崩れ落ちた。
- 7二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 22:44:01
パワーが死んだあっ
まっ(この状況で単独行動してたら)なるわな… - 8ポチェモブ25/11/09(日) 22:45:55
イベント4:革命家の空港(文明)論
【空港ターミナル:ロビー】
「見ろ、朔。この空港(バベルの塔)こそ、腐った体制(GOKUSAI)が作り上げた、偽りの繁栄の象徴だ」
(※この朔は本物。ナーガの変装ではない)
「…ああ、まさにその通りだ。ん? トガタ? …いや、お前は…」
革命戦士の千歳朔は、ターミナルのロビーで、目の前に現れた戦友――死んだはずのトガタ――に戸惑う。
「ハハハ、驚いた? まだ『映画』は終わってないよ」
トガタ(ナーガの変装)は、不気味な笑みを浮かべる。
「…お前…トガタじゃないな。トガタは、あんな風に笑わない」
朔は、本能的な直感で、それが偽物であることを見抜いた。
「…チッ。勘のいいネズミは嫌われますよ」
ナーガは、変装を解かずに距離を取る。「革命ごっこは、ここまでです」
ナーガ(トガタの姿)は、警報を鳴らし、警備ドローンを起動させると、人混みの中へと消えていった。
(ちなみにターミネーターに襲われる以外にも雑魚ロボットのトダーやGKドラゴンに殺される死因があったんだけど今回は出なかったんだよね)
- 9二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 22:47:54
トダーとGKドラゴンが雑魚!?
み、未来ってのは随分魔境なんだな… - 10ポチェモブ25/11/09(日) 22:49:16
イベント5:高慢なる者たちの牽制
【空港ターミナル:免税店エリア】
「…フン。貴様が、まだ『協力者』ではないと、どう証明する? フィガーランド・ガーリング聖」
右方のフィアンマは、ガラスケースを眺めるガーリング聖に、あからさまな疑いを向ける。
「…下等生物が。貴様こそ、その『右腕』で、なぜあのターミネーターどもを即座に排除しなかった? GOKUSAIの『最高傑作』とやらの登場を待っているようにしか見えんが?」
「ケッ、テメーこそ、あの『K-RYU』とかいうのとグルなんじゃねえのか? 神の騎士団(笑)のトップさんよ」
「…黙れ。ゴミが」
二人は、互いが黒幕(あるいは協力者)である可能性を捨てきれず、敵地(空港)のど真ん中で、一触即発の睨み合いを続けていた。
(Geminiくんってほんっっっとにこの組み合わせ好きなぁ!!)
- 11ポチェモブ25/11/09(日) 22:50:40
イベント6:束の間の補給
【空港ターミナル:売店】
「ほっほっほ。こんな時でも、売店は開いておるもんじゃねえ」
節乃は、無人となった売店のレジを抜け、栄養価の高そうな食品(カロリーバーやタフグミ)をテキパキと集め始めた。
「あ…節乃さん。私、なんだか怖くて…パワーちゃんも、どこかに行っちゃったし…」
十六夜ノノミは、これまでの犠牲と、今の混乱に、すっかり怯えてしまっていた。
「…ノノミちゃん。怖がるのは当たり前じゃ。じゃが、生きとる。あたしゃ、もう誰も死なせたくない。だから、しっかり食って、力を出すんじゃ。…さ、このタフグミは、生き残った者へのご褒美じゃよ」
節乃は、ノノミの手(と、通りかかった宿儺の懐)に、強引にタフグミを握らせた。
- 12二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 22:51:53
神の騎士団を名乗るガーリングと神の右席に属するフィアンマに共通点を見出しているのかもしれないね
- 13二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 22:52:17
宿儺大丈夫?多分君の口にグミは合わなそうだけど
- 14ポチェモブ25/11/09(日) 22:52:53
イベント7:呪いの王と母性
【空港ターミナル:待合室】
「ケヒッ。…おい、そこのデカブツ(ティアマト)。貴様、いつまであの小僧(ジョー)に執着するつもりだ」
宿儺は、待合室のベンチで、不安そうに「コナー…コナー…」と呟くティアマトに、不機嫌そうに声をかけた。
「貴様のその歪んだ感情(アイ)は、あの小僧を救うか? 否。それはただの『呪い』だ。…くだらん」
「…わたし…コナー…守る…ぴえん…させない…」
「フン。ならば、その力(チカラ)、あの小僧(ガキ)ではなく、敵(ターミネーター)に振るってみせろ。…まあ、貴様では無理だろうがな」
宿儺は、ティアマトの内に眠る膨大なエネルギー(カオス)に気づいているのか、試すような視線を向けていた。
- 15ポチェモブ25/11/09(日) 22:54:07
- 16ポチェモブ25/11/09(日) 22:55:21
* 生存者リスト: (12名)
* パスファインダー
* 節乃
* 飛電其雄
* 死柄木弔
* 十六夜ノノミ
* 革命戦士の千歳朔
* フィガーランド・ガーリング聖
* 人を救う生き方をしてみる宿儺
* 右方のフィアンマ
* 滝沢直人/タイムファイヤー
* コナーの内にPIENを見出したビーストIIティアマト
* プランジャーマン
* 死亡者リスト: (8名)
* ペテルギウス・ロマネコンティ(T-M ミノタウロスにより殴殺)
* セファール(T-S サラマンダーにより感電死)
* みいちゃん(T-G ゴーレムにより殺 害)
* 憎しみの女王(T-N ナーガにより暗殺)
* 彦卿(T-M ミノタウロスにより殺 害)
* デマーガ(T-N ナーガにより暗殺)
* トガタ(T-G ゴーレムにより殺 害)
* 血の魔人 パワーちゃん(T-N ナーガにより暗殺)
* 破壊された敵対NPC:(3体)
* T-M ミノタウロス
* T-S サラマンダー
* T-G ゴーレム - 17ポチェモブ25/11/09(日) 22:56:27
- 18ポチェモブ25/11/09(日) 22:57:50
【敵対NPCの作戦会議:バンカー内部(潜入済み)】
「…来ましたね。最後のネズミたちが、最後の罠(バンカー)に」
T-N『ナーガ』は、既にバンカーの職員の一人に変装し、一行の侵入を監視モニターで確認していた。
「ミノタウロス、サラマンダー、ゴーレム…あの者たちは、ただ『破壊』することしか能がなかった。だから敗れたのです」
ナーガは、バンカーのメインフレーム室へと続く、狭く複雑な通路を見つめる。
「ここは、私の狩場。閉鎖された空間、疑心暗鬼に陥る心…人間(ターゲット)を始末するには、最高の舞台です。…GOKUSAIネットの停止コード? ええ、くれてやりますよ。あなたたちが、未来へ持ち帰る『体』さえ残っていれば、の話ですが」
ナーガは、職員の顔のまま、冷酷な笑みを浮かべ、闇に消えた。
- 19ポチェモブ25/11/09(日) 22:59:56
- 20ポチェモブ25/11/09(日) 23:01:23
- 21ポチェモブ25/11/09(日) 23:04:27
- 22二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:04:34
宿儺の洞察力に救われましたね…ガチでね
- 23ポチェモブ25/11/09(日) 23:06:48
- 24二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:08:31
ナーガが過去のターミネーターと比べても厄介過ぎるーよ
- 25ポチェモブ25/11/09(日) 23:08:49
- 26ポチェモブ25/11/09(日) 23:11:45
- 27二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:14:46
他が強力な武器や能力で戦ってる中でプランジャーマンだけスッポンで戦ってるんだよね すごくない?
どうしてスッポンでターミネーターを抑え付けられるの?(疑問書き文字) - 28ポチェモブ25/11/09(日) 23:15:49
【攻防 7 決着】
「今じゃ、ノノミちゃん!」「プランジャーマンさ ん、離れないで!」
崩壊する通路の奥から、別ルートで合流した節乃と十六夜ノノミが駆けつける!
ノノミは、そのおっとりとした表情からは想像もつかない冷徹な目で、愛用のミニガンをナーガに向ける。
「みんなを傷つけた悪い子には…お仕置き、ですっ!」
凄まじい銃弾の嵐が、ナーガの機動力を完全に奪う!
「ほっほっほ! これで、とどめじゃ!」
節乃が、プランジャーマンの横をすり抜け、ナーガの懐に飛び込む。
「奥義!『千枚卸し』!」
目にも止まらぬ速さで放たれた無数の手刀が、ナーガの全身の装甲と内部回路を、内部から寸断していく!
「そん…な…GOKU…SAI…様…『最高傑作(K-RYU)』…ガ…」
T-N『ナーガ』は、最期に恐ろしい言葉を残し、その美しいアンドロイドの体ごと、閃光の中に木っ端微塵となった。
(そんな技あったっけ…と思ったらトリコ作中にも存在しない技で恐怖してるのが俺なんだよね)
- 29二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:17:02
- 30ポチェモブ25/11/09(日) 23:18:29
イベント8:コードの入手
【バンカー:メインフレーム室】
「…ハァ…ハァ…終わった、のか…?」
ジョー・コナーは、パスファインダーの残骸と、破壊されたナーガを見つめ、呆然と立ち尽くしていた。
「ジョー! コードは!」
リューコの声に、ジョーは我に返る。
「OT-N! 急げ!」
「了解。…メインフレームにアクセス。…GOKUSAIネット、停止コード…入手しました」
OT-Nが、端末にデータをダウンロードする。
「…やったのか…?」
「いいえ」OT-Nは首を振る。「これは、GOKUSAIネットの『メインシステム』を停止させるためのコードです。ですが、実行(アップロード)するには、GOKUSAIネットの中枢…『サイバーダイン本社』のメインサーバーに、直接アクセスする必要があります」
「…アハッ。だろうと思ったよ。…行くぞ、オトン、ババア。最後のケンカだ」
ジョーは、停止コードが収められた端末を、強く握りしめた。
(ちなみにさっきのレスはNGワードが入ってて見つけるのに3分くらいかかったのが俺なんだよね
はーっネカピンよもうちょいわかりやすくしろっ)
- 31ポチェモブ25/11/09(日) 23:19:37
生存者リスト: (11名)
節乃
飛電其雄
死柄木弔
十六夜ノノミ
革命戦士の千歳朔
フィガーランド・ガーリング聖
人を救う生き方をしてみる宿儺
右方のフィアンマ
滝沢直人/タイムファイヤー
コナーの内にPIENを見出したビーストIIティアマト
プランジャーマン
死亡者リスト: (9名)
ペテルギウス・ロマネコンティ
セファール
みいちゃん
憎しみの女王
彦卿
デマーガ
トガタ
血の魔人 パワーちゃん
パスファインダー
破壊された敵対NPC:(4体)
T-M ミノタウロス
T-S サラマンダー
T-G ゴーレム
T-N ナーガ - 32二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:20:51
いやぁだいぶ減ったのォ ですねぇ
- 33ポチェモブ25/11/09(日) 23:21:06
- 34ポチェモブ25/11/09(日) 23:23:17
イベント1:破壊者たちの契約
【輸送機:貨物室の隅】
「…おい、そこの呪いの王(宿儺)。テメー、この戦いが終わったら、どうするつもりだ?」
死柄木弔は、片隅で瞑想するように座る宿儺に、気怠げに話しかけた。
「ケヒッ。…どうでもいい。俺は『人を救う生き方』とやらを試しているだけだ。GOKUSAIだろうが黒幕だろうが、俺の邪魔をするなら『解』するまで」
「…フン。気に入らねぇ。だが、あの『最高傑作(K-RYU)』とやらは、俺が壊す。テメーは、その横にいるであろう『黒幕』を好きにしろ。…これは、一時的な契約だ」
「ケヒッ。小僧(死柄木)が、面白いことを言う。…いいだろう。せいぜい、俺より先に壊されるなよ」
二人の破壊者は、それぞれの獲物(ターゲット)を定め、不気味な共闘関係を結んだ。
- 35ポチェモブ25/11/09(日) 23:24:58
イベント2:二つの未来
【輸送機:コックピット後部座席】
「…いよいよ、終わりだな。飛電其雄」
滝沢直人は、眼下に広がるロサンゼルスの夜景を見下ろしながら、隣に座る其雄に呟いた。
「ああ。この戦いが終われば、俺たちは未来へ帰る。…帰れる、はずだ」
其雄は、ジョー・コナー(今はコックピットでリューコと操縦中)の背中を見つめている。
「…フン。俺は、元の時代(ミライ)に帰るつもりはない。俺は、俺の力を証明し、俺の未来(あす)を掴む。それが、GOKUSAIが存在しようがしまいが、俺の生き方だ」
「…そうか。だが、滝沢。お前が掴みたい『未来』に、ジョーたち(子供)の笑顔が含まれているなら…俺は、お前とも戦う」
「…好きにしろ。だが、今はまず、目の前の敵(サイバーダイン)だ」
二人の戦士は、異なる未来を見据えながら、最後の戦場へと向かっていた。
- 36ポチェモブ25/11/09(日) 23:26:08
イベント3:革命と守護
【輸送機:貨物ハッチ付近】
「…革命の時だ、プランジャーマン。俺は、GOKUSAIという腐った体制(システム)を、この手で打倒する」
千歳朔は、輸送機のハッチの淵に立ち、吹き込む強風に髪をなびかせながら、高らかに宣言する。
「…私は、革命には興味ありません。ですが、朔さん、あなたの『美しく生きる』という意志は、ジョーさんやリューコさんを守りたいという私の意志と、似ているのかもしれません」
プランジャーマンは、パスファインダーの残骸(回収した頭部)を撫でながら、静かに答える。
「フン…そうかもな。ならば、見せてやろうぜ。体制(GOKUSAI)に虐げられた俺たち(敗北者)が、いかに『美しく』勝利するかをな!」
- 37ポチェモブ25/11/09(日) 23:27:40
イベント4:女たちの覚悟
【輸送機:貨物室中央】
「ほっほっほ。いよいよ大詰めじゃねえ、ノノミちゃん。ティアマトちゃんも、震えとらんか?」
節乃は、不安げな表情を隠せない十六夜ノノミと、相変わらず「コナー…」と呟くティアマトの頭を、優しく撫でた。
「…はい、節乃さん。私…怖いです。でも、パスファインダーさんや、彦卿くんのためにも…私、やります。この『ビナ』で、悪い子たちを全員やっつけます…!」
ノノミは、ミニガンを強く握りしめる。
「…わたしも…コナー…守る…ぴえん、させない…! 悪い子(黒幕)、キライ…!」
ティアマトの瞳が、僅かに強い光を宿す。
「うむ。それでこそじゃ。死んだ者たちの分まで、しっかり食らいついてやるんじゃよ」
三人は、この戦いを生き抜くことを、強く誓い合った。
(ビナ…?)
- 38二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:28:48
◇ビナとは…?
- 39二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:28:59
◇このデカグラマトン3番目の預言者は…?
- 40二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:30:03
- 41ポチェモブ25/11/09(日) 23:30:51
イベント5:「地獄で会おうぜ」
【輸送機:コックピット】
「…おい、OT-N(オトン)」
操縦桿を握るジョー・コナーが、隣で計器を監視するOT-Nに、ぶっきらぼうに声をかけた。
「何でしょうか、ジョー」
「お前さ、機械(ロボット)のくせに、融通効かねえよな。いつも『了解します』『肯定します』ばっかりだ」
「…私は、あなたの護衛用ターミネーターです。感情(ジョーク)はプログラムされていません」
「アハッ、だよな。…だから、教えてやるよ。最後の戦い(ケンカ)の後に言う、最高の決めゼリフだ」
ジョーは、ニヤリと笑って、OT-Nに向き直る。
「よく聞けよ? 『地獄で会おうぜ、ベイビー(Hasta la vista, baby)』だ」
「…アスタ・ラ・ビスタ、ベイビー…? データベースに該当する戦術用語はありません」
「戦術じゃねえよ! カッコつけるためのお呪(まじな)いだ! …いいか、オトン。オレたちは勝つ。勝って、お前は未来に帰るんだ。だから、最後にソイツ(黒幕)を倒したら、そう言ってやれ。オレからの『命令』だ」
「…了解、不能。しかし、その命令(ワード)、記憶領域(メモリ)に保存します」
「…アハッ。それでいい」
ジョーは、再び前を向く。その視線の先には、闇の中に浮かび上がる巨大な摩天楼――サイバーダイン本社――が迫っていた。
- 42ポチェモブ25/11/09(日) 23:32:56
生存者リスト: (11名)
* 節乃
* 飛電其雄
* 死柄木弔
* 十六夜ノノミ
* 革命戦士の千歳朔
* フィガーランド・ガーリング聖
* 人を救う生き方をしてみる宿儺
* 右方のフィアンマ
* 滝沢直人/タイムファイヤー
* コナーの内にPIENを見出したビーストIIティアマト
* プランジャーマン
* 死亡者リスト: (9名)
* ペテルギウス・ロマネコンティ
* セファール
* みいちゃん
* 憎しみの女王
* 彦卿
* デマーガ
* トガタ
* 血の魔人 パワーちゃん
* パスファインダー
* 破壊された敵対NPC:(4体)
* T-M ミノタウロス
* T-S サラマンダー
* T-G ゴーレム
* T-N ナーガ
ブルアカ全くわからないから調べてもノノミとビナが関係あるのか分からなかったんだよね - 43ポチェモブ25/11/09(日) 23:34:30
10日目 チャプター10 『審判の日』
【サイバーダイン本社 ビル上層階】
輸送機から強行突入した一行は、GOKUSAIネットの中枢サーバーが置かれた最上階へと到達した。
「ここだ。メインサーバー…」
ジョー・コナーが息を飲む。
「OT-N! コードを!」
「了解。アップロード、開始します」
OT-Nが、停止コードの入った端末をサーバーに接続した、その瞬間。
バリバリバリ!!!
凄まじい放電と共に、一行の背後にあった強化ガラスが内側から爆発。そこから、一人の男がゆっくりと姿を現した。
鋼鉄の肉体、鋭い眼光、そして圧倒的な威圧感。
その姿は、『宮沢鬼龍』という名の格闘家に酷似していた。
「…『最高傑作』…!」
リューコが、その姿に戦慄する。
- 44ポチェモブ25/11/09(日) 23:37:09
「フフフ…ようやくお出ましか。待っていたぞ、『K−RYU(キリュウ)』」
その声に、参加者たちは驚愕する。声の主は、彼らの中にいた。
「…ガーリング聖…?」
ノノミが、信じられないという顔で、神の騎士団の男を見つめる。
「いかにも。私が、GOKUSAIネットを利用し、この世界の『秩序』を正そうとした者。…サイバーダイン社の真のCEO、フィガーランド・ガーリングだ」
「なっ…!」
「そして」
ガーリングが、もう一人を指差す。
「彼こそが、私の『革命』の同志だ」
「…フン。ようやくお披露目か。俺は千歳朔。未来のジョー・コナーが作り上げた『偽りの平和(体制)』を打倒し、真の『革命』を成し遂げる者だ!」
GOKUSAIの刺客、K−RYU。
真の黒幕、ガーリング。
そして、守護者に紛れた協力者、千歳朔。
全ての敵が、今、ここに集結した。
(絶対フィアンマが協力者だと思ってたからここだけはちょっとびっくりしたよね、協力者の正体の方はね)
- 45二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:38:05
クズ共が順当に敵側に回っていてリラックスできますね
- 46二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:38:45
敵に回ったってことは遠慮なく殴れるってことやん
- 47ポチェモブ25/11/09(日) 23:38:59
- 48ポチェモブ25/11/09(日) 23:41:16
- 49ポチェモブ25/11/09(日) 23:42:43
- 50ポチェモブ25/11/09(日) 23:45:16
【攻防 4】
「どけ! 革命の邪魔だ!」
その隙に、協力者・千歳朔が、真のターゲットであるジョー・コナーへとブラスターを向ける。
「あなたの相手は、私です!」
その射線に、プランジャーマンが立ちはだかった。
「またお前か、この便所掃除が! 美しくない奴め!」
朔は、ブラスターを乱射。プランジャーマンは、ラバーカップで弾きながらも、その身に数発の銃弾を受けてしまう。
- 51二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:46:04
「またお前か、この便所掃除が! 美しくない奴め!」
どこまで言動がクズなんだてめぇは - 52ポチェモブ25/11/09(日) 23:47:14
【攻防 5】
「…ガ…ハ…!」
膝をつくプランジャーマン。
「フン、革命の露と消えろ!」
朔が、とどめを刺そうとナイフを振り上げた、その瞬間。
「…捕まえましたよ…朔、さん…!」
プランジャーマンは、最後の力を振り絞り、そのナイフごと朔の体を背後から羽交い締めににした。
「なっ! 離せ、このゴミが!」
「…飛電さん! 滝沢さん! 今です! 私ごと…!」
「! プランジャーマン!」
「お前の『夢(革命)』…父親(オレ)が止める!」
「未来(あす)を掴むのは、お前じゃない!」
変身した飛電其雄(1型)のライダーキックと、滝沢直人(タイムファイヤー)のDVリフレイザーが、プランジャーマンの覚悟に応え、拘束された千歳朔ごと、二人を同時に貫いた。
「…こん…な…俺の…革命…が…」
「…ありがとう…ござい…ます…」
協力者と、勇敢なる守護者は、共に光の塵となって消えた。
- 53二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:48:57
おーっ
また戦隊とライダーのダブル必殺技が見れたやん - 54二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:49:10
- 55二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:49:16
- 56ポチェモブ25/11/09(日) 23:49:54
- 57二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:50:24
Wヒーローの必殺技で散れるなんて贅沢を超えた贅沢
羨ましいクソ野郎だぜ - 58ポチェモブ25/11/09(日) 23:51:42
- 59二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:54:27
- 60ポチェモブ25/11/09(日) 23:55:33
- 61二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:57:09
2人も道連れにするのはだるすぎーっ
- 62ポチェモブ25/11/09(日) 23:58:12
- 63二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 00:00:27
やったらここからがK-RYUの活躍の見せ所や
大丈夫?残ってる奴らは結構強豪だけど - 64ポチェモブ25/11/10(月) 00:06:09
- 65ポチェモブ25/11/10(月) 00:09:20
- 66ポチェモブ25/11/10(月) 00:14:40
- 67二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 00:17:14
…哀
- 68ポチェモブ25/11/10(月) 00:22:33
エピローグ:残された者たち
OT-Nの犠牲によって時空間移動装置は破壊され、GOKUSAIネットも完全に沈黙した
数日後。ロサンゼルス郊外の丘の上。
あの日、ガレージに集った20名のうち、生き残ったのはわずか6名。
ジョー・コナーとリューコ・コナーは、OT-Nが消えた空を見上げていた。
「…終わったな、ジョー」
「…ああ」
ジョーの目には、もう生意気な少年の影はなかった。
「フン。くだらん。俺は帰らせてもらう」
右方のフィアンマは、そう言うと、自らの力で時空の扉を開き、消えた。
「ケヒッ。…まあ、退屈はしなかった。だが、あの小僧(ジョー)の『可能性』とやらが、俺の『救済』に見合うものか…せいぜい見させてもらうぞ」
宿儺もまた、満足そうに姿を消した。
「…未来(あす)は、掴み取った。だが、俺の戦いは終わらない」
滝沢直人は、自らのブレスを見つめ、静かに立ち去った。
「わぁ~…終わっちゃいましたね…。私、これからどうしましょう…」
十六夜ノノミが途方に暮れていると、節乃がその頭を撫でた。
「ほっほっほ。あたしゃ、元の世界で、あの子ら(死んだ仲間)のフルコースを作らにゃならん。ノノミちゃん、アンタも来るかい?」
「…はいっ!」
- 69ポチェモブ25/11/10(月) 00:24:07
- 70ポチェモブ25/11/10(月) 00:28:49生還者の後日談 | Writening後日談:『未来(あした)へ還る者たち』 1. 節乃(トリコの世界へ) 「ほっほっほ…」 元の世界、グルメ時代へと帰還した節乃は、自らの厨房で巨大な寸胴鍋をかき混ぜていた。その中には、彼女が厳選した、故…writening.net
エンディング:『描かれる未来(キャンバス)』
あれから数ヶ月。
ロサンゼルスには、あのサイバーダイン本社の跡地が巨大なクレーターとして残された以外、日常が戻っていた。人々は、あの一瞬のネットワーク停止(GOKUSAIの沈黙)を、大規模な太陽フレアの影響だと信じていた。
【ジョー・コナーの家】
ガレージだった部屋は、今や完全にジョーのアトリエとなっていた。
壁には、彼が描いた数枚のスケッチが貼られている。その中には、赤いツノの少女、陽気なロボット、巨大な少女のようなモンスター、そして、ラバーカップを構えた男の姿もあった。
「ジョー! いつまで描いてるんだい! さっさと学校に行きな、このバカ息子!」
階下から、リューコ・コナーの元気な声が響く。
「うるせー! 今行くって!」
ジョーは、ぶっきらぼうに返事をしながら、スケッチブックをリュックに詰める。
部屋の机の上。
そこには、埃一つなく磨かれた、一組の無骨な眼鏡が、写真立ての横にそっと置かれていた。
ジョーは、その眼鏡に一瞬視線を送り、小さく、誰にも聞こえない声で呟いた。
「…行ってくるぜ、オトン」
- 71ポチェモブ25/11/10(月) 00:31:30
【ジョー・コナーの通う学校:中庭】
かつてはサボることしか考えていなかった校舎。
その中庭で、ジョーはイーゼルを立て、大きなキャンバスに向かい、夢中で鉛筆を走らせていた。
「…フン。アンタが、あのジョー・コナー? 授業もサボって、こんなとこで油売ってんの」
背後から、勝ち気そうな声が飛んだ。
振り返ると、スケッチブックを抱えた少女が立っていた。
「アハッ、なんだよテメー。オレに何の用だ?」
「別にィ? アンタも絵を描くって聞いたから、どれだけのもんか見に来ただけ。アタシはリロ。アンタより、よっぽどウマいけど」
少女――リロは、ジョーのキャンバスを覗き込む。
そこには、まだ何も描かれていなかった。
「…は? 真っ白じゃん。何サボってんのよ」
リロが、呆れたようにジョーを睨む。
ジョーは、その真っ白なキャンバスを愛おしそうに見つめ、あの10日間で出会った仲間たち――そして、自分を守って消えていった鋼鉄の父親(OT-N)――を思い浮かべた。
彼は、リロに向き直り、生意気な、しかし、かつてないほど晴れやかな笑顔で、こう言った。
「ああ、真っ白だ」
「俺の未来(あした)はまだ決まってない。」
「――どんな未来(え)でも、描ける」
ジョーの言葉に、リロは思わず頬を緩める
少年は、GOKUSAI(運命)に決められた未来ではなく、自らの手で描き出す「可能性」へと、その一歩を踏み出した。
【審判の10日間:完】
- 72二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 00:32:11
オツカレーッ!
- 73二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 00:33:00
オツカレーッ
順当にクズどもが裏切り者でリラックスできましたね - 74二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 00:33:48
オツカレーッ
後日談で宣言通り死んだ人たちのためにフルコースを作ってあげる節乃にうるっときてしまったのが俺なんだよね - 75二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 00:33:49
オツカレーッ
OT-Nの自己犠牲のシーンでの伏線回収は痺れましたね…本気でねグッ - 76ポチェモブ25/11/10(月) 00:35:28
- 77二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 00:35:47
えっビナってリトルミニガンVのこと言ってたんスか
- 78二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 00:40:28
マネモブ達の今回のロワで好きになったキャラ達を教えてくれよ
ワシはニチアサ・スーパーヒーローツインズ… - 79二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 01:00:50