- 1スレ主25/11/10(月) 23:25:54
死亡後にダビヘビに転生した世界線
〜前スレのあらすじ〜
数多のトラブル乗り越えてついに鉄仮面を撃破した!シールド親子も惑わせたダビヘビの謎は深まるばかりで解けぬまま。どうやらAFOが関係しているらしいけど…?ひとまず来るは林間合宿、ピンチを切り抜け走り抜け!
前スレ↓
【IF&SS】ここだけ荼毘(燈矢)が 4|あにまん掲示板死亡後にダビヘビに転生した世界線〜前スレのあらすじ〜林間合宿を目の前に、"I・アイランド"のエキスポに来たダビヘビと轟兄弟。レセプションパーティ真っ只中、鉄仮面の男たちが乗り込んで…bbs.animanch.com - 2スレ主25/11/10(月) 23:26:58
- 3二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 23:30:13
たておつ!
- 4スレ主25/11/10(月) 23:33:30
そういえば、こんだけ濃い夏休み過ごしてたら流石に好感度上がると思うんだよね
ダビヘビ、焦凍に対してどう思ってる?
41+ dice1d59=31 (31)
焦凍、ダビヘビに対してどう思ってる?
30+ dice1d70=20 (20)
これまでの好感度表の推移↓
炎司(73)↔(13)ダビヘビ
冷 (9→77)↔(12→43)
燈矢(70)↔(97)
冬美(58)↔(41→63)
夏雄(70)↔(29→56)
焦凍(30)↔(41)
- 5二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 23:34:58
そこそこ上がったな
- 6スレ主25/11/10(月) 23:35:35
燈矢の分入れ忘れちゃった…
燈矢、ダビヘビのことどう思ってる?
70+ dice1d30=20 (20)
- 7二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 23:36:17
もうほぼダビヘビと燈矢互いにMAXやん
- 8スレ主25/11/10(月) 23:36:45
表がすごいことになった
炎司(73)↔(13)ダビヘビ
冷 (9→77)↔(12→43)
燈矢(70→90)↔(97)
冬美(58)↔(41→63)
夏雄(70)↔(29→56)
焦凍(30→50)↔(41→72) - 9二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 23:40:06
仲良くなって良かったね
- 10スレ主25/11/10(月) 23:40:55
保守埋め代わりにちょっと解説
2スレ目だったかな?に募集したアグニの必殺技をスレ主が超解釈したよ
・『矢車菊』:放射状に炎を放つ技。耐寒性があるため指向性が高い。
派生↓
『矢車菊・小花散らし(マリー)』:放射状に伸ばした炎の花を、花びらの形で散らして操る技。花びらにすることで動きを読まれにくくし、広範囲の敵を遠距離攻撃できる。
・『シリウス』:圧縮した蒼炎の弾を放つ技。飛行系に有利。
派生↓
『シリウス・新星(ノヴァ)』:圧縮した蒼炎と内側の氷結を更に強くして、外燃と内冷で爆発的な反応を起こす技。攻撃だけでなく空中戦も可能。
『シリウス・超新星(スーパーノヴァ)』:最大火力で圧縮させた蒼炎を一気に放つ溜め技。内冷も同様に溜めなければいけないが、その分威力は申し分ない。
なんか厨二くさくて恥ずかしいけど、こういうの考えてるときがいちばん楽しかったりするよね - 11二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 23:42:25
仲良いのはいい事だ
- 12二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 06:47:41
保守
- 13二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 12:04:56
ほしゅ
- 14二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 20:15:22
技考えるの楽しいのわかる
- 15二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 22:36:43
技はね、突っ走るくらいの勢いで考えるのが楽しいよね
- 16二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 06:32:50
保守
- 17二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 12:01:56
保守
- 18二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 21:01:07
合宿か〜……無理せんでなヘビさん
- 19スレ主25/11/12(水) 21:17:10
あるところに、出水洸汰という男の子がおりました。男の子は幼いながらにヒーローである両親を亡くし、それを肯定する"ヒーロー社会"も、その原因である"ヴィラン"も、その大元である"個性"さえ憎んでいました。
「バッカみてぇ…"ヒーロー"になりたいなんて。」
「みんな総じてバカなもんだぜ、"ヒーロー"目指すヤツっていうのは。」
「っ!?」
ピクシーボブの『土流』によって"魔獣の森"に放り出されたA組を見て洸汰が独り言ちていると、突然後ろから男の声がしたものですから洸汰は勢いよく振り返って男を睨みつけようと顔を上げました。男の姿は全体的に黒く青の装飾が目立つ服装をしていて白く柔らかな髪の毛がよく映えていました。しかし男の子はそれよりも、若草のような瞳が"よっつ"自分に向けられていることに気づいてしまったのです。
「うわあ!!でっかいヘビ!?」
「…そういえばヘビって怖い系の生き物か。」
「ヂッ」
「まぁいいや。俺はアグニ、こっちはヘビさん。ヒトと同じくらい賢いから怖くねぇよ。」
今更かよ、とヘビは感覚の麻痺した燈矢に鋭くツッコミましたが、伝わっていないのか伝わったところでGO MY WAYなのか、燈矢は気にせず洸汰に話しかけました。自分で言うのも何だが、ホント俺ってこーいうとこあるよな…。
「…アンタには…"ヒーロー"に憧れてるヤツには分かんねーよ…!」
「へー。それで言ったらそもそも俺、"ヒーロー"自体には憧れとか無かったから知ることもできねぇな。」
「んえっ?」
ヘビと少し距離を取った洸汰は、マンダレイや相澤が男のことをそこまで気にかけていないことから、アグニと名乗るこの男をヒーロー関係者であると判断して最大限に突っかかりました。が、返ってきたのは想定し得ない真反対の言葉でしたから、洸汰は思わずポカンとしてしまいました。 - 20スレ主25/11/12(水) 21:18:14
「つか名前は?」
「え、あ、い、出水洸汰…?」
「マンダレイ、相ざ…イレイザーヘッド、洸汰くん借りてもいいっすか。」
「は!?っわ、おい、放せ〜!!」
どこまでも掴みどころのない男の勢いに呑まれ、洸汰は自分の名前を教えてしまった挙句お米様抱っこまでされてしまいました。洸汰はこれでもかと言わんばかりに暴れていましたが、燈矢ごと洸汰に巻き付いてきたヘビにビックリしてすぐに動きを止めました。…悪かったな怖くて。
「11時頃には合宿所に返してくれたらいいよ!洸汰、楽しんで来な〜。」
「おー、見回りヨロシク。」
「え?え?どーいう、ってうわぁぁああ!!!」
柵なんて無かったかのように上方へ軽やかに飛んだ燈矢は、シートベルトならぬシートへビルトがあるにも関わらず必死にしがみついてくる洸汰に、自分が初めて『シリウス』による飛行の訓練をした日を思い出しました。あんときは内冷と外燃のバランスに苦戦しまくって、落ちて転けての繰り返しだったっけ。
「洸汰ぁ、前見てみろよ!」
「ムリムリムリ!!」
「いいから!」
「ッ〜〜!!……わ、」
洸汰がもうどうにでもなれ!とヤケクソになって瞼を開いた先には、広大な緑と澄み切った青がまるでミニチュアのように細やかに彩られていました。何だかそれがおかしくって面白くって、ひたすら上昇する感覚に比例して溜まっていた目の潤みはすっかり引いていました。洸汰はいつの間に縦抱きにされたことにも気づかぬまま、「今度はあそこに飛んでくからな」と指差す燈矢にこくりと頷きました。
「ヘビさんがしっかりお前のこと掴んでっから、お前は舌噛まねぇように口閉じとけよ!」
「ん…!」
うし、と言って洸汰の帽子を抑えた燈矢は、下方で心配そうに洸汰を見つめるマンダレイに向かってグッと親指を立てたのち再び加速しました。今回アグニが引き受けた任務は合宿所付近の"警備"、雄英高校ヒーロー科生徒の"護衛"、そして"指導"。逆に言えば、任務を遂行できるなら何をしたっていいのです(そんなことはない)。
──FOOOSHH!!
そう例えば、青い青い天井の海を、青い青い揺らめきで翔け抜けたっていいのですから。 - 21スレ主25/11/12(水) 21:27:23
- 22スレ主25/11/12(水) 21:29:10
- 23二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 05:59:43
- 24二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 06:14:24
岩
dice1d100=77 (77)
- 25二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 08:59:24
これ生き物もあり?ダメだったらごめん
熊 dice1d100=31 (31)
- 26二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 12:14:49
- 27二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 20:28:57
ほしゅ
- 28二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 22:59:24
数字なにに使うんだろ……
- 29二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 06:47:21
ほしゅ
- 30二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 11:53:31
森だしカブトムシ・クワガタ等子どもが喜ぶ虫もいそう
- 31二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 21:17:09
ヘビさん野生に帰りそう(帰らない
- 32二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 06:07:55
やや高め、やや低め、中間寄り、と数字はバラけたがなんだろな
- 33二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 13:32:09
あの方……ヘビさんこの先も苦労しそう……
- 34二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 21:13:43
かわいい>らくがき
- 35二次元好きの匿名さん25/11/16(日) 00:26:39
イラスト可愛いな…
- 36二次元好きの匿名さん25/11/16(日) 07:31:51
保守
- 37二次元好きの匿名さん25/11/16(日) 14:31:52
川って書こうとして何故か躊躇った
- 38二次元好きの匿名さん25/11/16(日) 21:42:15
🐍⸜( ¯⌓¯ )⸝🐍
- 39スレ主25/11/16(日) 22:07:21
「…ん?これは…」
「木が倒れてる…?」
見回りの中継ポイントまで景色を楽しみながらひとっ飛びした燈矢たちは、付近で倒壊している多くの木々を発見しました。A組とB組の進行方向からは大きく逸れていたため、生徒たちの個性によるものではない"何か"があったことは確かでした。雄英の到着直前にプッシーキャッツたちが巡回していて異変がないことも確認済みでしたから、今年のA組の誰かに疫病神憑いてるヤツいんじゃね〜の?と燈矢は苦笑いしました。…まさか、緑谷だったりして。
「こちらアグニ、ポイントβ付近で倒壊された木々を発見。生徒の個性によるものではないと判断したため原因を調査します。」
『こちらマンダレイ、生徒がそちら側へ行かないように伝えておくよ。あと、わかっているとは思うけど、少しでも危険だと判断したら洸汰を連れて退避して。』
「了解。」
事前に耳に装着していた通信機で連絡を取ると、燈矢は洸汰とヘビに向かって真剣な顔で話しかけました。ヘビは、"前"はこんなことなかったよな…?と少しばかり不穏な気配を察知しました。
「ちょっとだけ、ここら一帯を見なきゃいけなくなった。万が一のことも考えてこの体勢のまま進むからな。少しでも何かおかしいと思ったら俺に知らせろ。」
「わ、わかった。」
「ヂ」
幼子にわかりやすく且つ注意深く説明した燈矢は、「絶対に離すなよ」と洸汰とヘビに言いつけて付近を調査し始めました。目視できる範囲でわかったことは、大まかに数えて40本ほどの木々が倒壊しており、奥に進めば進むほど大小様々な岩が尋常じゃないほど荒々しく破壊されているということ。破壊痕から察するに、そうこれはまるで、猛獣がやったかのような── - 40スレ主25/11/16(日) 22:08:40
「ヂ!!」
「ん?どうし…、!!」
「クマだぁ…!」
洸汰が恐怖気味に指差した先には、一目みてまだ成熟していないと判断できるほどの子熊が彷徨い歩いていました。これは"自然の脅威"を深く理解していない人々が陥りやすい罠の一つですが、いくら子熊だからと言っても所詮は獣ですし、子熊が近くにいるということは同時に親熊もいるということです。迂闊に近づけば、大の大人だって敵わないほどの力を有した危険な生き物なのです。
「この辺りに熊がいるなんて聞いてねぇけど…とりあえず退避して、」
「ま、待って!あそこ!」
「なに?なんかあっ…ハァ!?」
「…ヂッ!?」
子熊に気づかれぬよう小声で話していた燈矢と息を潜めていたヘビは、再び洸汰が指差した先にあるものを見て思わず驚きの声をあげてしまいました。いやいやいや、いくらなんでも、いくらなんでも!
「デカすぎだろ!?」
「ヂ!?」
遠目から見ても、確実に20mは超えているであろう巨体を持った熊が横たわっていました。身体がゆっくりと上下する様子から察するに今は休眠をとっているらしく、燈矢たちはこれ幸いとばかりに物音を立てないようにゆっくり離れることにしました。
「こちらアグニ、体長およそ20m…いや、30m強の熊をはっ、」
燈矢は、『クソ、横たわってたからギリギリ森に紛れこめてたのかよ!だとしてもデカすぎだろ!』と内心激ヤバ案件に悪態つきながらも、すぐに通信機で報告しようとしました。その時── - 41スレ主25/11/16(日) 22:10:29
ギャャオオオオォォ!!!
巨大な熊が突如暴れだしたのです。なんの前触れもなくいきなり轟いた叫声と揺れに、燈矢は瞬時に上空へと退避しました。怯える洸汰を抱き宥めながら、燈矢とヘビは暴れだした理由を探るために巨大な熊の周囲に目を凝らしましたが、これといったものは見つからなかったため、一先ず報告と避難誘導を優先することにしました。
『こちらイレイザーヘッド。どうしたアグニ、熊が出たか?』
「こちらアグニ、ポイントβ付近にて30m強の熊を発見!半径およそ20mを破壊した後休眠中だったが、現在再び覚醒状態にある模様!至急、応援と避難!!」
燈矢は急速にかかる風圧に負けないよう声を張り上げて要請をかけましたがすぐに応答はなく、少し間をおいてジジッと掠れた通信機が衝撃的な一言を音に乗せました。
『…それは、本当か?プッシーキャッツと生徒たちに確認させたが、俺も含めてそんなものは見えていないんだが……』
「はぁ!?先生マジで言ってる!?こんだけデカかったら流石に見え──」
「ヂ…!?」
「あ、あれ?」
燈矢の言葉が途切れヘビと洸汰が驚きの声をあげましたのは、他ならないその巨大な熊が唐突に視認できなくなったからです。燈矢たちは互いに顔を見合せてきょとんとした後再び視線を飛び立った方向へ向けましたが、調査する前と比べても特にこれといった変化はなく、一旦相澤たちがいる合宿所に向かうこととなりました。
「洸汰!!怪我は無い?」
「う、うん…。」
「さっきの連絡は一体どういうことだ?」
合宿所に降り立てば、マンダレイが洸汰に向かって一直線に駆け寄り心配しました。続いて相澤が冷静沈着に疑問を呈しましたが、燈矢とヘビは息を揃えるように首を傾げました。
「いや、俺らにもさっぱりで……念の為もっかい調査してきます。洸汰は怖い思いしたとこ悪いけど、さっき何が起きたか説明できるか?」
「べっ、別に怖くなかったし!!言われなくてもできるし!!」
どうやら洸汰は"ヒーローに守られた"という事実に反発したいらしく、元気いっぱいなお返事をもらった燈矢はフッと口角を上げてポイントβへと飛び立ちました。楽しい楽しい見回りレース邪魔しやがって…という恨みをほんの少しだけ炎にこめて。 - 42スレ主25/11/16(日) 22:15:58
謎に夜になると規制が強まっててなかなか投稿できませんでした…申し訳ない
ちょっとレス躊躇っちゃう気持ちわかるよ
でもスレ主の安価内容、意味わかんなかったり無茶振りすぎたりしてむしろこっちがごめんって感じ
スレ主は「マジで無理です」って宣言しない限り忠実に安価に従っていく所存なので、安心してレスしてくれると嬉しいな
- 43二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 06:51:09
最近、夜の規制激しい時あるらしいから大丈夫ですよー
- 44二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 12:04:29
あの熊、何だったんだろ…
- 45二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 20:49:09
洸太くんにも見えてるから『燈矢』に何かが作用してるわけじゃないと思うが……
- 46二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 01:31:05
保守
- 47二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 06:43:03
保守
- 48二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 12:13:37
不安なタイトルのイラスト来てた…
どうなっていくんだろう… - 49二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 21:12:34
保守
- 50二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 23:50:46
念のための保守!
- 51二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 06:46:30
保守
- 52二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 12:03:19
ほしゅ
- 53二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 17:17:21
熊とか本当に気になるな…
- 54スレ主25/11/19(水) 21:32:09
「なぁヘビさん…これってさ〜、もしかしなくてもさ〜、」
「ヂ…」
"個性"だろ、という声が重なったのはいうまでもありません。なぜなら、先ほど散々こちらを脅かした巨大な熊は跡形もなく消えており、代わりに異常なほど激しく荒ぶり回って辺りを破壊し続けている"通常サイズ"の熊を発見したからです。しかも、熊と燈矢たちの"視線が合わさった"瞬間に体が巨大化し、上空に退避して"視線が合わなくなった"瞬間に縮小する様を、です。
「これ相澤先生になんて報告すればいいんだよ…!!今回に至っては俺全く関係ないのに…!!絶対に"厄介ごとの起因"になっているという"信頼"が、俺には、ある!!」
「ヂ」
「その『お前もう24だろ』みたいな顔やめてくれよ…俺だって年をとれば大人になれると思ってたよ…。」
ちなみに俺の除籍回数を越したヤツは未だ現れてないぜ、と付け足す燈矢の顔は苦虫超えてセンブリかノニでも摂取したかのようにクシャッとしていました。どんな世界線でも俺がまともに授業受けてるとは思えないが、お前本当に何しでかしたんだよ。 - 55スレ主25/11/19(水) 21:34:09
「あー、えー、こちらアグニです。件の熊を発見…恐らく幻覚系の"個性"を保持している模様。今から…はぁ…捕獲に移行しまぁす……。」
『こちらイレイザーヘッド。プロヒーローがそんなやる気のない無線をするな。今回は雄英の依頼ということにして、諸々の手続きと報告は俺の方でやるから。あとそんなに怯えるなよ、お前が発端かそうじゃないかくらい分かってシバいてる。』
「エッじゃあなんで高校ん時はことある事に『轟またお前か…』っつってまず最初に俺のことシバいてたんすか!?」
『あの時は就任したてだったんだよ。』
「若気の至りってこと!?!?」
違うに決まってるだろ、と相澤お得意のボケ抹消ツッコミをされた燈矢は、やっぱり相澤先生にだけはイニシアチブ取れる気がしねぇ…と唸りつつ戦闘態勢に入りました。これは相澤の沽券に関わるため言っておきますが、何でもかんでも燈矢と決めつけてシバいていた訳ではありません。如何せん雄英時代の燈矢は知らん・聞かん・暴れ足りんの三拍子をジングルベルの鈴のごとく鳴らしまくってた男でありましたし、9割燈矢が原因であるのですから真っ先に叱るのは当然の帰結でした。今の燈矢の相澤に対するパブロフの犬効果は、当時新任であるにも関わらず"地獄の轟くん家"に奮闘した相澤の功績なのです。
「一応、側を徘徊している子熊も捕獲しておきます。」
『了解。ポイントβに敵用の檻を設置しておく。最中、俺が必要だと思ったらすぐに呼べ。』
「了解。」
燈矢は熊たちにバレないよう、ヘビの"ピット器官"…いえ、ここまでくれば立派な技でしょう"熱感知"に力を借りながら静かに狙いを定め、青く燈る矢をもってして獲物をひいふっと射るのでした。
「──『矢車菊・騎射(ケンタウルス)』!!」 - 56スレ主25/11/19(水) 21:39:03
通信障害?と規制が外れてよかった〜
みんなは無事だったかな?保守ありがとうね
ちなみにですが、もしかしたら燈矢のキャラがかなり崩壊気味かもしれないので、「この世界の燈矢はこんな感じなんだ〜、ふーん」くらいの気持ちで見てくれたら嬉しいな
あまりにも解釈違いだったらブラウザバックしてね
そして燈矢、何回除籍されたの?(最低値は2回)
dice1d10=7 (7)
- 57二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 22:37:40
除籍回数に笑っちゃってる
なんか納得しかない… - 58二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 06:26:17
ほしゅ
- 59二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 12:06:20
毎回思うけど「知らん・聞かん・暴れ足りん」、なんかリズムいいな
- 60二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 17:29:17
保守
- 61二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 20:37:51
最後が暴れ足りんなのめちゃくちゃ納得する三拍子
- 62二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 23:05:29
少なくは無いけど最大でもないこのなんとも言えない回数笑うし納得してしまう
- 63二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 06:35:53
保守
- 64二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 12:08:33
ほしゅ
- 65二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 17:58:30
保守
- 66二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 21:35:11
山火事心配だけど、そんなのもう朝飯前の調節出来るんだろうなあ
- 67二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 04:54:32
鯖落ち回避の保守巡回中わよ〜
- 68二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 11:00:04
サーバーはこっちじゃどうしようもないからね
落ちても立て直し待ってますよ - 69二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 12:17:11
このレスは削除されています
- 70二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:20:34
保守
- 71二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 21:26:06
⸜( •᷄ὤ•᷅)⸝フォォォォ🔥🔥🔥
- 72二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 05:27:10
相澤先生はお疲れ様でしただよね
- 73二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 12:37:40
熊がこう出るなら木と岩はどうなるんだ……
- 74スレ主25/11/23(日) 19:25:37
「あ、やっと帰ってきたニャ〜!」
空がすっかり橙色に色づいた頃、A組一行の制服も親が見れば卒倒レベルで茶色く染まっていました。かの有名な雄英ヒーロー科生徒20人でも、ほぼ無尽蔵に湧いて出てくる『土流』の魔物には流石に苦戦を強いられましたから、それはもう元気はカラカラ、体はヘトヘト、お腹はすっかりペコペコでした。
「燈…アグニじゃねぇか!何でここに?」
「ンで…!!テメェらは…!!悠々自適にワインなんざ嗜んでンだコラァ゛!?」
焦凍は燈矢が来ることを知らされていなかったのか、目をまん丸くして驚きの声をあげました。が、どれだけ疲れていようとも威勢は決して衰えない爆豪は、燈矢がここにいることよりも真っ先にツッコむべきことについて怒声をあげました。なぜって、一丁前にテーブルクロスをかけた折り畳み式簡易テーブルにワインらしき瓶を置き、アウトドアチェアに腰掛けてワイングラスを持って寛いでいる燈矢とヘビがいるのですから。
「仕事中に酔い潰れるヒーローがどこにいんだよ。いいだろ、採れたて新鮮ぶどうジュースだぜ。」
「っなこと聞いてンじゃねーんだよガスコンロ野郎!!」
「ガスコンロ!?」
熊を捕獲した際に専門の機関に連絡を取ったところ、実は近くのブドウ農園を襲っていた熊らしく、農園の管理者さんから御礼にジュースをいただいたのです。かなりの量をいただいたものですから今晩の夕食で生徒たちにも振舞われる予定ですが、当の功労者である燈矢たちはそれを1番先に口にする権利がありますから、生徒たちが帰ってくるまでの間嗜んでいたというわけです。
「どっちかっつーとガスバーナーじゃねぇか?」
「轟くん!?」
「お前は俺の味方であれよ。」
事情を説明する前に噛みついてきた爆豪から"ガスコンロ"呼ばわりされた燈矢は、爆豪の不遜な態度を窘める緑谷たちとは真逆の反応を示した焦凍にほんのちょっとだけ傷つきました。「どいつもこいつもガスガス言いやがって…」と不貞腐れつつもテーブルと椅子を片し、燈矢はA組に向かって自己紹介を始めました。 - 75スレ主25/11/23(日) 19:28:23
「察しついてるヤツ、2度目ましてのヤツも居るが改めて……俺はブレイズヒーロー・アグニだ。雄英から依頼を受けたため"特別講師"として参加する。弟が世話になってるが今回は無礼講でいかせてもらう、よろしく。あとこっちは俺の家族でほぼ相棒(サイドキック)なヘビさん。炎も治癒も扱えるヘビさんです。そういう生き物、深く考えるな。」
「ヂッ、ヂ」
俺も分からない、深く考えるなとヘビも自己紹介すれば、「轟とはまた違ったタイプのイケメンだ!」とか 「ヘビさんは何者…?」とか、あちらこちらで歓声(?)が上がりました。ピクシーボブの私情(主に適齢期由来)込み込み講評や洸汰の緑谷's陰嚢パンチ、相澤による今後の予定確認が済んだところで、A組は明日に備えて移動を始めました。
──お前に話がある。
そのすれ違いざまで燈矢がとある1人の生徒に向かって話しかけましたが、それが大きく未来を変えることになると知っているのは、傍にいたヘビだけなのでした。 - 76スレ主25/11/23(日) 19:39:58
通信障害治ってくれてよかった〜
保守も感想もありがとうね
木は本数、岩は破壊度合い、熊は体長で数字を当て嵌めてったよ(ちょっと分かりずらくてごめんね)
あんまりcp気味になるのも良くないかなって思って話に組み込まなかったけど、ピクシーボブって燈矢も全然対象内だよね?ということで1回だけダイスを振ってみようかな
ピクシーボブ、燈矢のことどう思ってる?
1.全然ド対象よ!(唾をつけようとしたけど躱された)
2.うーん、親にNo.2がいるのはちょっと…格式高すぎるっていうか…(割と現実を見ている)
3.正しくコンプレックスを抱いてるファザコンは……流石に…私にも選ぶ権利はあるわ…(雄英体育祭を見てた)
4.ババア扱いしてくる男はこっちから願い下げよ!(燈矢の時にも林間合宿があった世界線でやらかしてる)
dice1d4=1 (1)
- 77二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 20:41:52
ガスバーナーって言っちゃった焦凍に笑った
- 78二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 22:25:03
躱されてたwww
- 79二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 06:11:27
誰だ……誰に声をかけた……?
- 80二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 10:57:57
ぶどうジュースの嗜み方が本格的なんだよなぁ…
- 81二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 13:55:56
今日もサーバーがおかしい保守
- 82スレ主25/11/24(月) 15:37:10
あるところに、青山優雅という男の子がおりました。男の子は、彼の世代ではほぼ絶滅危惧種とされる"無個性"の人間でした。現実に生きる我々には想像もつかないことですが、"生まれ持つその人そのもの"が"無い"というのは男の子の生きる世界にとっては"非人間的"であり、とうっても恐いことだったのです。
「お話ってなんですか?☆ま、この僕とキラメく☆TONIGHT☆を過ごしたいと思うのも無理はないってことかな☆」
「呼んどいてアレだが、お前中々にキャラが濃ゆいな。」
「ヂッ」
コイツこんなんだったのか、とヘビは少し引きました。"前"にAFOや焦凍から聞き及んだ情報でしか青山優雅という人物を知らなかったものですから、まさかのナルシスト系だとは思わなかったのです。燈矢も根津やオールマイト、相澤から青山の性格を事前に聞いていましたが、やはり人聞きよりも対面で接する方が何百倍もインパクトを感じていました。
「──頭に触れるのは視線を隠したいからか?そしてクローズドポジションか、育ちの良さで誤魔化してっけど。」
「…は、」
「ヂッ」
「あぁそっか、ヘビさんも"熱感知"で分かるよな。さしずめ胴体付近は体温が上昇して、末端は冷えきってんだろうなぁ。」
人は緊張感や警戒心を覚えたとき、すぐに攻撃若しくは防御できるよう筋肉が強ばることがあります。それは姿勢や視線、体温にまで影響し、明確な"癖"として体に表出るのです。今頃カポーンとしてるA組たちを避けるように燈矢たちと話すことを優先したのも、隠した内側がそうさせたのでしょう。
「逃げんなよ、別に俺らはお前がやることを咎める訳でも止める訳でもないんだから。」
「……一体なんのことを言ってるのかな?☆さっぱり分からないんだけど☆」
シラを切られるのは想定済みでしたがやはり高校生というべきか、ヒーロー志望というべきか、素直に揺さぶられてくれるのは青山にも罪悪感があるということ、燈矢を警戒すべき"ヒーロー"として認めてくれているということの裏返しでもありました。このままでは平行線になると察したヘビは燈矢からスルリと離れ、本来補習で使う予定の小会議室のホワイトボードに文字を書き連ねました。 - 83スレ主25/11/24(月) 15:38:43
『A F O』
キュッキュッと静かに響くペンの音は最後の円を書き終わるのと同時に、椅子を薙ぎ倒す大きな音に掻き消されました。卑怯なやり方、ヴィランのやり方。でもこれでやっと──素を出したな。
「そ、れは…!!」
「ず〜っと疑問だったんだよ。焦凍や警察からUSJ襲撃事件を聞いたときから、"なんであの日のUSJだったんだろう"って。」
「あ…」
「だって、襲撃する"だけ"なら取材陣が突入してきた日のほうがより印象強く残るし、敷地内の奥にあるUSJよりも校舎の方がより多くの生徒を惨殺できただろ?」
考えてみればヒントはたくさんありました。オールマイトが"A組の副担任"に就いたこと、黒霧と呼ばれる人物がワープという"座標"を扱う個性を使って侵入したこと、A組はワープによって"わざわざ散開させられた"こと、たった"1人"だけクラスメイトと行動しなかった者がいたこと……『そんなこと考えたくない』『そうじゃないと信じたい』『こんなことあってはならない』という気持ちを無視すれば、案外簡単に辿り着ける答えでした。
「もう一度言う。俺らは決して、お前がやることを咎めたり止めたりはしない。」
「ここまで分かってて、なんで……」
「お前が内に何を溜め込もうとも、俺には知ったこっちゃない。」
すっかり仮面が剥がれ落ちた少年の目は、雲がかった夜のように薄暗く澱んでいました。やらなければ死ぬ、やりきらねば認めて貰えない。状況や要因は違えど、その強く差し迫る焦燥感は燈矢も身に覚えがありました。 - 84スレ主25/11/24(月) 15:40:22
「青山優雅。お前はまだヒーローにも満たない、個性を扱いきれていない、親に守られる存在で、ただの16歳の高校生だ。」
「…それで?」
青山の震えきった声で紡がれた言葉は、反抗というにはあまりにも脆弱で、虚勢というにはあまりにも大きな責任を背負っていました。今すぐどうにかできるものじゃないし、決して楽な道ではないけれど。
「お前を"自由"にしてやるって言ってんだ。」
燈矢が自身にかけた思いもよらない言葉と、その後に続く衝撃的な作戦の内容に青山は絶句しました。なんでこの人は、この人たちは、どうしてここまで…
「さぁ、ここがお前の分水嶺だ。青山優雅──お前の"なりたい自分"はなんだ?」
「ぼ、くは…僕は……!」
星は朝になれば姿を消し、光は過去になってしまうでしょう。月は太陽を必要としますが、太陽は月を必要とはしないでしょう。AFOと関わってしまった過去は決して消えず、いずれ因果が巡ってくるでしょう。
「今更みんなと並び立てるとは思ってないし、あの人にとっては使い捨ての100円ライターのようなもので、でも世間からは酷い裏切り者だと非難されるだろうし、こんな事をしでかして貴方たちに気づかれていても尚どうすることもでき、なくて…でも……う、やっぱり、僕は……ひっ、ひ、"ヒーロー"、に、なりた、くて!!」
「なれるよ。」
ぐちゃぐちゃでろくに纏まってもいない想いの羅列は、もうどうにでもなれという諦観から溢れ出た小さな小さな願望でした。非難され、忌避され、嫌悪され、隔離され、搾取され、どうしようもなくなってしまったとき、誰がその手を取ってやれるだろう。
「…!」
「"なりたい自分"に、なっていいんだ。」
かつて自分が欲しかった言葉。かつて自分にして欲しかった行動。それは巨悪に植え付けられた恐怖の呪縛を解き放つものではなく、呪縛の上から重ねがけされた新しい呪いに過ぎないけれど。
「こっから先は地獄かもしんねぇ。でもな、ここでそれを言えたんだ。だから、」
──お前は"ヒーロー"になれる。
自分がそうであったように、その呪いすら糧にできたなら、きっと。その日の星月は、声を殺して涙する少年を包み込むように優しく光るのでした。 - 85二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 17:09:38
青山くん……!
- 86二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 21:09:30
ほしゅ
- 87二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 22:29:41
かっこいいよ!青山くん!
- 88二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 06:02:42
ほしぬ
- 89二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 12:04:59
保守
- 90二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 15:39:59
(´。•ω(•ω•。`)ギュッ…
- 91二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 21:26:38
青山くん……言えたじゃないか……
- 92二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 04:20:27
ほ し ゆ
- 93二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 08:14:16
荼毘がいないはずだから……そうなると建物の方に来るの誰(or誰のコピー)だ……
- 94二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 15:04:32
やっぱシリウス綺麗だなあ
- 95二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 21:18:22
今まではヘビさんとアグニの関与範囲の変化だけど、合宿からは『荼毘』の不在分関わってくるからな……
- 96二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 05:45:10
あ、あれ?前スレ削除されとる??(´;ω;`)
スレ主間違ったら多分まとめで言ってくれそうだし、何かあって削除された??
みんなの反応も好きだったから悲しみ…… - 97スレ主25/11/27(木) 07:52:52
>>96 こちらでスレの削除行為は行っていないので、スレ内で何かしらが引っかかったか、サーバー障害の際にデータが消えてしまったか…外的要因の可能性が高いですね
スレ主も時々過去スレを見返してはスレ民の反応を見て元気もらってたので悲しい…🥲
今リアルがごたついて時間がかかりそうなので、もう少しだけ保守してくれるとありがたいです🙇♂️
保守、感想、報告ありがとうね
- 98二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 12:07:07
前スレ消えてたのは悲しい…
ゆっくりお待ちしてます - 99二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 17:17:52
サーバーまた時々不安定なのでうっかり落ちあるかもしれませんがゆっくりお待ちしています
- 100二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 22:09:35
🐍⸜( ¯⌓¯ )⸝🐍
- 101二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 06:08:15
大丈夫かな蛇さん
- 102二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 06:08:48
青山くん、この頃から出来るなら守りたいだったろうしな……あのレーザーとか見てると
- 103二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 12:10:32
保守
- 104二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 17:15:30
保守
- 105二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:17:03
🌳🪨🐻
- 106二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 22:51:30
燈矢兄、どんな作戦たてたんや……
- 107二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 06:02:03
🔥💙🐍
- 108二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 12:14:35
ヘビさん無茶しない?大丈夫??
- 109スレ主25/11/29(土) 13:35:34
「うし、じゃあ計画は伝えた通りだ。あとは今後の方針として、明日1日でお前のネビルレーザーの弱点を無理やり克服させる。…ネビルレーザーって長ぇな、ヘソビでいい?」
「色々ツッコみたいんですけど、まずはその、ヘソピみたいに言わないでください…⭐︎」
まだ目尻の赤みが消えない青山は、あの衝撃的な計画に必要な"裏で糸を引く"役の実行を約束し、燈矢の"協力者(ヒーロー)"として再び立ち上がりました。そしていつの間にかヘビがいれてくれたホットミルクをちびちびと飲みながら、燈矢たちは林間合宿とその後のことについて作戦会議をしていました。
「ヂ?」
『1日でどうやって?』
青山のナルシストぶりは半分本人の気質ですが、もう半分は虚構の仮面にすぎません。それを超えるほどの燈矢の自由っぷりに青山がオロオロしながら受け答えをしていれば、ヘビが助け舟を出すかのごとくホワイトボードに文字を書いて質問しました。
「明日から本格的に訓練するって話あっただろ?」
「はい、相澤先生が言ってましたね⭐︎」
「ヂッ」
「俺はそこで生徒を見て回って"指導"…要は、助言なり扱くなり燃やすなりするんだけどさ。」
「も、もやす…」
ちょっと過激では?と⭐︎が付かないほど明日の訓練に身構えた青山を見て、ヘビは自分が連れてこられた理由を察しました。即時回復できれば、訓練を"圧縮"できることに。根津との雑談で雄英高校について話したときに『本来ならば合宿などは2年次にあり仮免に向けて訓練を積み重ねていく』のだと知ったヘビは、もうこの時点で連合は雄英に警戒されてたわけか、と納得しました。だから青山が必要だった、と…。 - 110スレ主25/11/29(土) 13:36:58
「俺、先生から"特別講師の権限"もらってんの。『"見込み"のある生徒には"特別メニュー"を課しても構わない』ってな。」
「…まさか、」
「これ、"特別メニュー"な!」
「わ、わァ……⭐︎」
青山はもらった紙の厚さに、思わず小さくて可愛い生き物のような反応を示してしまいました。しかも内容はこと細かく記されており、ネビルレーザーの弱点から強みにかけての燈矢なりの解釈と改善点、更にはそこから派生してできそうな技や攻撃手段以外の応用技、基本的な体づくりと重点的にやるべき箇所のトレーニング方法など、青山が現在やり切れる全てのことがそこにはありました。そうか、最初から僕を引き入れる気だったんだ、この人は…。
「もちろん1日でこのメニューをモノにして成長できるとは思ってない。」
「う、」
「だから"最優先事項"はココに載ってない。」
「最優先、事項…?」
燈矢はその時点では確信まで至らなかったものの、"内通者"の正体に勘づいていました。そう、USJ襲撃事件の時から。ですから、林間合宿前にヘビが根津を交えて青山についての情報を共有した際、『青山を"こちら側"に引き入れたい』と提案を持ちかけたのです。ヘビと根津は最初、なぜ燈矢が知っているのかとても驚きましたが、理由は簡単でした。例えば、初見の入試問題に対して塾講師や教師が解法を仮説立てて手探るように。初出のマジックに対して手品師が予想立てながら再現を試みるように。…自分ならばこうやって"協力"させると、"暗躍者"が企てるように。いくら『ハイスペック』な根津でも一介の教育者で仁徳者ですから、やはりここは燈矢(プロ)の領分でした。
「お前は"あの方"ってヤツに"やれ"と言われたことをやるだけ、決して"禁止"はされていないわけだ。」
「そう、ですね?⭐︎」
「だから…"お前だとバレなければ"、何をしたっていいんだぜ。」
ニヤリと口角を上げとても現役のヒーローとは思えないほど悪魔のような笑みを浮かべた燈矢に、青山は頬が引き攣り、ヘビは少しだけ呆れを含んだ溜め息を吐きました。
「お前の"最優先事項"はただひとつ、必殺技ならぬ"必勝技"を磨くこと!」
「…えぇえええ!?⭐︎」 - 111スレ主25/11/29(土) 14:54:29
【分岐ダイス】
1.菫コ縺溘■縺ッ繝エ繧」繝ゥ繝ウ縺ョ繝偵?繝ュ繝シ縺?
2.蜈ィ縺ヲ縺ッ辯育泙縺ョ縺溘a
3.蜷帙′蜒輔?譛ェ譚・繧帝仆繧?縺ョ縺ェ繧
dice1d3=3 (3)
- 112スレ主25/11/29(土) 15:04:46
- 113二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 18:53:27
あの、文字化け復元したら…
不穏こわい
ネビルヒール
踵辺りからネビルレーザーを放って、機動力を上げる
体質とのデメリットの問題で放てる時間は短い代わりに、レーザーの威力でスピードを上げることで回避や追跡、救助した人を運搬するなどの速度が必要なものを考えた結果
まじでパッと浮かんだのがこれだった - 114二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 21:34:26
難しいな……あえて光量調整とベルト外しを前提に目眩し特化のフラッシュ方向の……名前思いつかない
- 115二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 01:40:08
このレスは削除されています
- 116二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 07:04:15
レーザーが直線であるからこそ、あえて左右で相手が避ける方向を誘導出来るよう、咄嗟の時でもしっかり狙う為の精度上げ
……必勝じゃないし技とも言えないけど - 117二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:08:26
保守
- 118スレ主25/11/30(日) 12:57:21
みんなスレ主の無茶ぶりに応えてくれてありがとう!
青山くん、君の"必勝技"は…?
1.ネビルヒール
2.ネビルフラッシュ(仮)
3.ネビルリード(仮)
dice1d3=1 (1)
- 119二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:58:46
振動域を操作することで可視領域外の見えないレーザーができるかも
原理はよく分からないので青山くんには追加で物理勉強して貰いたいところ - 120二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:14:10
物理は大事だな、最終的に
- 121二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 22:02:18
速度は大事
- 122二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 05:39:09
ほむっ(`・ω・´)
- 123二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 12:28:41
頑張れ青山くん
- 124二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 19:51:56
保守
- 125二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 22:15:12
いつも文字化けがくると( ॑꒳ ॑ )ヒュッとする
- 126二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 06:19:28
そしてこれは襲撃には備えられるのか……
いやまあ生徒達に伝えるわけにはいかないから分からんけど - 127二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 12:06:10
ほしゅ
- 128二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 17:17:53
- 129二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 22:17:05
学生らしくみんなで合宿の夜にわちゃわちゃわいわいとね
- 130二次元好きの匿名さん25/12/03(水) 06:05:30
保守
- 131二次元好きの匿名さん25/12/03(水) 12:02:03
保守
- 132二次元好きの匿名さん25/12/03(水) 17:17:49
移動速度は奇襲にも逃走にも使える便利で必要なものです
- 133二次元好きの匿名さん25/12/03(水) 22:21:21
へ(゚∀゚へ)オバケェ~
- 134二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 06:24:07
燈矢兄めっちゃ働いてるなあ、っていつも読んでる
- 135二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 12:02:56
ほしゅ
- 136二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 17:25:37
燈矢兄もヘビさんも働き者だよね
- 137スレ主25/12/04(木) 21:53:06
期間が空いてしまい大変申し訳ない…!!なぜ社会は年末にかけて多忙になっていくんだろうね
さて、そろそろ連合との関連性が強まってきたけど…合宿といえばやらなくちゃいけないコト、あるよね?
ということで【枕投げダイス】をするよ!しかも大人気なく燈矢も全力参加!なんてこった!!
A組男子諸君、もちろん参加は…
1.やってやらァ!!全員参加!!
2.流石に参加してない人もいる(dice1d6=4 (4) ※被ったら+1していく)
(2の場合の数字割り当て
1.青山 2.飯田 3.尾白 4.上鳴 5.切島 6.口田 7.砂藤 8.障子 9.瀬呂 10.常闇 11.焦凍 12.爆豪 13.緑谷 14.峰田)
dice1d2=1 (1)
- 138スレ主25/12/04(木) 21:55:08
2のメンバー割り当てダイスをミスってしまったけど、全員参加めっちゃ面白いからそのまま採用させてもらうね…(不正)
- 139スレ主25/12/04(木) 22:10:51
「おはよう諸君。本日から本格的に強化合宿を始める。」
やうやう白くなりゆく山際、紫立ちたる雲のなんとやら…を思い浮かべるほどに明け方の空の中、チュンチュンと朝を告げる小鳥の囀りをBGMに合宿所前で相澤が今日の日程を告げました。まだまだ欠伸をしたり寝癖をつけている者が多く、緊急出動に慣れてしまった燈矢としては少し懐かしい青さを感じました。
「あとアグニと枕投げした男子諸君ら、罰として最初にクソキツい筋トレメニューこなしてから訓練だ。」
「「「エ〜ッ!?そんなぁ〜!!」」」
「アグニもだからな。」
「エ゛ッッ俺もぉ!?!?」
「当たり前だろバカ。年甲斐もなく率先してハシャぐなバカ。」
バカって言ったな…2回も言った…!!お父さんにも言われたことないのに…!!!などとどこかで聞き馴染みのあるような無いようなセリフを茶化して言った燈矢は、枕投げメンバーと共に相澤に小気味よく縛られました。あれが現役プロヒーローの姿か?本当に?と非参加メンバーは少し顔が引き攣りました。
「ガスコンロ野郎が部屋入った瞬間に枕ブン投げてきやがったから応じたンだよ!!俺ァ正当防衛だ!!!」
「でも爆豪が1番二次災害を引き起こしてたよな。身を守ろうとしただけの飯田や口田たちの方が正当に防衛してると思うぞ。」
「だァってろ半分野郎!!!テメェもノリノリで兄貴の顔面狙ってたろうが蕎麦殻のヤツで!!!!」
「男子ってばそういうとこあるよねー。」
「そういえばさ、女子部屋はヘビさんが来てくれたよねっ!」
芦戸が朝からギャーギャー騒ぐ男子たちを揶揄すると、それを見て思い出したのか葉隠が昨晩のことを楽しそうに話し始めました。そうなのです。流石の自由奔放な燈矢といえども女子部屋にズカズカ入るのは気が進みませんでしたから、性別の壁が低いヘビに任せたのです("前"の記憶があり自認が男であるヘビは最後までイヤイヤでしたが)。 - 140スレ主25/12/04(木) 22:12:23
「あぁ、だから謎にもちもちでツヤツヤなのか。よかったね。」
「なん、だと…!?う、ううう、羨ましいぃ゛゛!!!」
「ヂヂヂヂィ…」
ヘビは、化粧水に保湿に顔パックに顔マッサージにファッションショーまで好き勝手されることの何が羨ましいんだよ…と、呑気なことを言う相澤と理不尽な嫉妬心をぶつける峰田に唸りました。余談ですが、最後のファッションショーはアシミナ&ヤオモモプロデュースの本格的ランウェイだったことを付け足しておきます。天才とバカは紙一重ってこーいうことかよ…。
「まぁ昨晩の後始末はここまでにして……爆豪。」
きゃいきゃいと賑やかな空気は、相澤の指名の一言でスン…と鎮まりました。雄英の個性把握テストなどで使用されるボール、それを今ここで投げてみろというのです。爆豪はクラスメートに発破をかけられ、「くたばりやがれ!!」とヒーロー志望とは思えない掛け声でボールをぶん投げました…が、
「あ…!?」
「確かにキミらは成長している……だがそれはあくまで精神面や技術面、あとは多少の体力的成長がメインで、"個性"そのものは今見た通りでそこまで成長していない。」
結果はそこまで伸びておりませんでした。…そう、だからこその強化合宿、圧縮訓練。単に"強い個性"というだけではヒーローにはなり得ない理由。だからこそ燈矢は身に余る"火力"を意のままにするほど"精度"を高め、その"精度"をより活かすため"使い方"を学び、"使い方"模索して"限界"を超え、そして"限界"を超えたその先でようやくヒーローとして花開いたのです。キツくて、地道で、一見遠回りかのように思えても、それは夢を叶える確実な一歩となることを燈矢は知っています。
「死ぬほどキツいがくれぐれも───死なないように。」
死ぬ気でやったところで死んだヤツはいないのですから。 - 141スレ主25/12/04(木) 22:15:03
「ところでお前、何キリッとした顔してんだ?罰は生徒の倍だからな。」
「ウソでしょ俺"特別講師"なのに!?!?」
「だからだろうが。」
この合宿大丈夫か…??と全員の心の声が重なったのは、いうまでもありませんでした。
ちなみに相澤先生、燈矢に課したメニューどれだけキツいの?
1に近いほど生徒よりほんの少しキツいくらい、100に近いほどバカみたいにキツい(ギリギリ燈矢が熟せるレベル)
dice1d100=73 (73)
- 142二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 22:51:55
そこそこキツくて草
スレ主おかえり - 143二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 06:40:15
保守
- 144二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 12:07:55
保守
- 145二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 19:45:34
はしゃいでる兄ちゃん楽しそうでよかったよ
- 146二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 22:11:19
ヘビさんもちもちツヤツヤなのか……触りたい
- 147二次元好きの匿名さん25/12/06(土) 05:50:27
そういう所でしっかりやってくる相澤先生最高
燈矢は頑張れ - 148二次元好きの匿名さん25/12/06(土) 12:14:51
保守
- 149二次元好きの匿名さん25/12/06(土) 12:14:56
ほしゅ
- 150二次元好きの匿名さん25/12/06(土) 16:07:05
注意しそうな人も全員参加の枕投げ最高か
- 151二次元好きの匿名さん25/12/06(土) 18:10:24
- 152二次元好きの匿名さん25/12/06(土) 21:37:45
そこからヒートアップしたかー