- 11主25/11/11(火) 18:10:01
- 2二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 18:12:03
1主!
こっちも保守しそびれてスレ落としてごめん! - 31主25/11/11(火) 18:13:58
「そんなもの見えるわけないだろう、疲れてるんじゃないか?」
「自分の体調ぐらい自分で管理しろ」
「ごもっともっすね」
「…だが」
エンデヴァーの顔が険しくなる
「幽霊云々は、本当かもしれんな」
『炎司くんは鷹見くんノ大切な物ダよね』
『殺シたら、怒ル?』
無言で「ナニカ」を睨みつけるホークス
『怖いナなぁ』
「墓にイタズラでもしたか?」
「俺をなんだと思ってるんですか!?」
「そんな不謹慎なことしませんって…」
ホークスがなにか言いたそうにしていることにエンデヴァーは気づいてはいなかった
「して…その左手は?」
「あ、あぁ…これは…その、飯作ってる時に火傷しちゃって」
「戦いに支障は」
「…無いです」
エンデヴァーが強引にホークスの左腕を掴む
「火傷ごときで包帯など、大げさにも程があるんじゃないか?」
「(妙なところで…)」
ホークスは
1 火傷だと嘘をつき続けた
2 得た情報は伏せ、「ナニカ」について話した
dice1d2=2 (2)
- 4二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 18:15:42
まぁ、大事だな…
- 51主25/11/11(火) 18:30:28
「エンデヴァーさんにしては、鋭いじゃないですか」
「…実は」
爪を5枚使って未来を見たことは隠しつつ、「ナニカ」に願い事をするとなんでも叶えてくれる代わりに、体の一部を差し出さないといけないということを話した
「そんなのに頼るほど切羽詰まっていたのか?」
「若いと苦労が多いんスよ」
エンデヴァーは腕を組んだまま、視線を逸らさない
「そんなもの誰だってある」
「だが、体の一部を捨ててまでやることじゃない」
低く落とされた声に、どこか焦りが滲む
ホークスが冗談めかして肩をすくめる
「再生しないということは、取り返しがつかん、そんな願いに見合うものだったのか」
「…どうでしょうね、少なくとも、後悔はしてません」
「するべきだ」
「俺の命と世界の命運がかかっているとしたら?」
「すぐ目の前の命の方が大事だ」
「お前がいなくなるのは…面倒だ」
ジワッと血が滲む包帯に目をやりながら
改めて願い事と対価について考えた - 6二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 18:42:59
トゥワイスにも心配されたしなぁ…
- 7二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 19:04:57
念のため保守
- 8二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 19:56:18
十まで保守
- 9二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 20:01:25
保守
- 10二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 20:13:35
10まで来ました
- 111主25/11/11(火) 20:15:34
「ははっ、ナンバーワンヒーローらしくなりましたね」
「(俺が見た未来にエンデヴァーさんの最期は見えなかった)」
「(サー・ナイトアイがまだ生きていたなら…いや、結果は俺とさほど変わりが無い…それか、彼なら恐らくそんな願いは受けてくれないだろう)」
「もう、願い事をするなよ、ホークス」
「あ、あと、エンデヴァーさんにお願いなんすけど」
「この話、他の人にしないで欲しいです」
「する気なぞ、最初から無い」
「良かったです」
「(最悪公安に使われて…俺の原型が無くなるまでこの国のために使われる)」
「(それか、この正体不明のナニカに、職員全員鏖殺されて、公安機能停止…なんてことも)」
「引き止めてすいませんでした、では、また」
エンデヴァーと別れるホークス
左手の緩くなった包帯をチラリと見る
痛みに喘ぎながら包帯を巻き直す
そして、もう周りの皆に心配されないよう、手袋をし、袖でできる限り包帯を隠す
「傷を治せって言ったら、対価はどうなるんですか?」
『寿命』
「俺はあと何年生きられます?」
『さァ?』
「(寿命なんて目に見えないものを対価にするのは、怖いな…痛みが無いとはいえ…)」
『何か願い事オもいツいたラ、なンでモ』
「そうっすね…」 - 12二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 20:18:59
寿命なぁ……これで払うのは確かに怖いよな、どうなるか分からないし…
- 131主25/11/11(火) 20:19:56
貴重な情報を誰かに共有することすら叶わない現状
ホークスは悩んでいた
誰かに情報共有するというのは今最も大事な事だ
ゴクリ…と固唾を飲む
「公安の人間に、俺が得た情報を渡してください、自然に、まるで最初からあったものを見逃したかのように」
「でも、その前にこれを承諾した際の対価を教えてください」
『対価は』
1 右目
2 左目
3 嗅覚
4 寿命30年
dice1d4=3 (3)
- 14二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 20:23:31
嗅覚かぁ……
え、においで危険か判断するにはかなり大事なやつ… - 151主25/11/11(火) 20:28:13
「嗅覚?」
思わず自分の鼻を触るホークス
確かに日常生活に支障は出るだろうが…
「(手足が無くなったりするよりかは…いや…でも)」
剛翼で匂いまでは感知できない
嗅覚も立派な感覚だ、無くなっては困るどころの騒ぎではない
だが、五感の中で、まだマシな選択肢を与えられホークスは即答できずにいた
ホークスは
1 願い事はしなかった
2 願い事をした
3 対価を別のものにできないかと交渉した
dice1d3=2 (2)
- 16二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 20:30:35
しちゃったかぁ…
- 171主25/11/11(火) 20:43:04
「分かりました、俺の嗅覚をあげます」
『イいんダね』
「この国の為になるなら」
『カッこいいね、ケドさ』
「ナニカ」がホークスの顔に触れる
その瞬間、なんの匂いも感じなくなり、物凄い違和感に顔をしかめる
『ヴィラン連合に今の話ハ聞かれチャったンじゃ無いの?』
「ナニカ」は深い深呼吸をした後、ケタケタと笑った
『近属くんは、そうイうの鋭いでショ?』
ホークスの心臓がバクバクと跳ねる
だが、「ナニカ」はホークスの頭を優しく撫でる
『可愛いネ、怯えナくテ大丈夫、デザートは最後にトっとく派』
『ボクとの会話ガ聞かれテたら、鷹見くん、躊躇なく願い事シて、すぐに全部終わっチゃうからネ』
「信用していい…ん…すよね?」
『鷹見くんとの会話、誰ニも聞かれタく無イから』
『分倍河原くんの時も聞かれテないヨ』
夕暮れ時、もう今日の仕事は終えてもいいだろう
だが、公安からのメッセージがそんな考えを吹き飛ばした
右手でスマホを弄りながら、暗号を読み解く
「(自然にとは言ったけど…さすがにまだ確信にまでいたれてないか)」
「(けど…これなら…)」
対価に対する抵抗感
90-dice1d30=22 (22)
- 18二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 21:32:28
わりと削れちゃった…
- 191主25/11/11(火) 22:02:46
日が沈み、ホークスは屋上の縁に腰を下ろし、今日一日でどれだけのものを失ったのかと、再認識するように左手を見下ろした
包帯の下、もう肌とは呼べないものがある
コンビニで買った焼き鳥とおにぎりを口にする
その感覚を確かめるように、指を動かす
「人工皮膚って、どこまで可能なんすかね」
袋を開けて、焼き鳥を口に運ぶ
温かく、塩気はあるが、炭の香ばしさも、脂の匂いもない
「…」
おにぎりも同じ、海苔の香りも具の香りもしない
味覚だけが浮き上がって、現実味が薄い
大好きだった焼き鳥も今は、美味しくは感じられない
「…栄養にはなる」
そう言い聞かせながら、最後の一口を飲み込む
水だけがいつも通りで、本当に嗅覚を無くしてしまったんだと再確認する
「飯食うのに楽しみがなくなったら…いよいよ何でストレス発散すればいいか分からなくなりますね…」
『セイ行為でもスる?』
「いきなりなんつーこと言うんですか」
「かき氷が全部同じ味っていうのも何となく納得いきましたよ」
「嗅覚って大事っすね」
「(死柄木をAFOの器として完成させる)」
「(この情報さえあれば、こっちが有利になる)」
「(場所ももう分かった、あとは厄介な連合を全員捕まえる)」
「(俺はおそらく分倍河原の排除に回される、それでいい)」
「(後ろからの荼毘の攻撃は何としても避けなきゃいけない…)」
『色々考えテるね、疲れナい?』
「疲れなんてもうとっくに無くなりましたよ」
ホークスは、そのままダッと、ジャンプをした後空を飛び、明日のためにホテルへと戻って行った - 20二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 03:57:50
うわぁ、ホークス心配になってきた…
最後にはどうなっていくかな… - 21二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 06:48:27
念のため保守
- 22二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 12:00:19
ほしゅ
- 231主25/11/12(水) 13:51:51
「(明日はどう動くか…)」
『ふフふ、楽しいネ、鷹見くん』
『明日ハどうすルの、連合ノ誰かヲ殺シちゃウの』
『鷹見くんと一緒ハ楽しイなぁ』
「ナニカ」が、ソッとホークスの頬に触れる
『全部、食べたい』
そんな事を聞きながら、ホークスは眠りについた
──────────
「(とりあえず、昨日のアレが言ってたことが本当か…確かめなきゃな)」
ホークスは、不安を抱えながら起きて早々飛んで行った
「ん、よぉ!ホークス!」
「いやー昨日は迷惑かけてすいませんね」
ゆっくりと着地するホークス
目の前にはトゥワイスが随分機嫌がいい様子で立っていた
「何かありました?」
「別になんもねぇよ〜!」
「えー?本当っすか?マスク越しにでもニヤケてるって分かるんスけど〜?」
「ははっ、実はな!トガちゃんに────」
仲のいい男子高校生のようなノリで、トゥワイスと話していた所で、誰かが近づいてきた
1 荼毘
2 トガ
3 コンプレス
4 スピナー
dice1d4=1 (1)
レス結構遅れるかもです…
- 241主25/11/12(水) 16:46:23
「左手が大変なことになっちまったって聞いたけど、大丈夫か?」
勿論心配などしていない
トゥワイスから聞いたのだろう
「あはは、まぁね、大丈夫」
「トゥワイスを助けてくれたことは感謝してるよ」
「仲間だからね」
「仲間のために左手の皮膚を犠牲にするなんてな、そこまでして仲間にしてくれアピールか?健気だな」
「俺だったら怖くてそんなこと出来ねぇよ」
クスッと笑いながら、ホークスと目線を合わせる
「(嘘つき…そんなこと思ってない癖に、よくそんな事言えるな)」
「仲間の為だからね、仲間がいなくなるより皮膚が無くなる方がマシだ」
「ふーん、なら」
「俺達のために願い事出来るよな?」
ホークスの作り笑顔が崩れる
ホークスもその言葉が来ることは覚悟していただろう
「そうだな…例えば」
「この国のトップが全員味方になる…とか」
「ヒーロー公安委員会が持つデータを全て吹き飛ばすとか」
「ヒーロー達が皆無個性になるとか」
「本当に俺たちの仲間ならそのぐらい簡単だよな?」
「…待ってよ荼毘、対価があるって話聞いてなかった?」
「お前の覚悟はその程度だったって話な──」
ホークスの睨みつけるような視線にほんの少し黙る荼毘
「仲間のために命は賭けるけど、直ぐに死ぬ気は無い」
「俺たちの為に死んでくれないのか?」
「皆でヒーロー社会が崩壊していくのが見たいんだよ俺は」
「…そ、つまんねぇの」 - 25二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 17:06:15
荼毘が言ってたこと、やろうとしたら対価支払ってもナニカは中途半端に叶えることあるからなぁ(爆豪編、死柄木編を見返しながら)
- 261主25/11/12(水) 19:19:39
「それに、左手の皮膚っていうそこそこの対価で誰かの命を助けるだけ、仮に俺の身体全部捧げても、ヒーロー社会全体に影響を及ぼすような願い事叶えてくれないよ」
「じゃあ、願い事はどう使う?私利私欲の為か?」
「ははっ、今夜は焼き鳥パーティーにでもしようかな」
「私利私欲って言っても俺は間に合ってるからなぁ…」
「(まだこっちに保険はいくらでもかけたい…けど、俺一人の身体で足りる…か?)」
「(荼毘の正体ももうこっちは知ってる…けど、エンデヴァーさんにいきなり伝えても多分信じてくれない)」
「(もうすぐ、正真正銘、全面戦争が始まる)」
『エンデヴァーと同じ目綺麗ダね』
「(まだ…こっちも信用ができない)」
「なぁ、ホークス、荼毘、堅苦しい話やめようぜ、頭痛くなってくる」
「もっと簡単に!難しく!」
『分倍河原くんは、今日モ元気だネ』
「(コレの機嫌が上手く取れれば…扱うのももっと簡単に…)」
『暇ダね、鷹見くん』
「ナニカ」は
1 機嫌が良かった為、特に何もしなかった
2 荼毘に危害を加えた
dice1d2=1 (1)
- 27二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 19:25:35
トゥワイス以外には危害加えてないな、今回のナニカ…
- 281主25/11/12(水) 19:37:58
「んで、荼毘はそう愛想がねぇかなぁ!?ちょっと飲み物かなんか買ってくるから、待っとけ!」
重苦しい雰囲気に耐えられなくなったのかトゥワイスがその場を離れる
「見てみてぇな、対価を払う瞬間」
「次は右手の皮膚か?爪か?寿命とかだったら面白くねぇな」
「片目、片腕、片脚、片翼だったら、一生忘れねぇ光景になりそうだ」
「そんなことを叶えてくれる妖精さんは俺には見えねぇけど、トゥワイスには見えるんだろ?」
「妖精ってほど可愛くないよ、3mはある」
「オールマイトよりでかいのか…へぇ」
「(荼毘の弱みを握りたい…けど、何がある?コイツを動揺させる方法…)」
”荼毘の記憶喪失”という単語が頭に浮かぶ
「(身体全部とは言わない…顔だけでも元に戻して…記憶を…連合のことを知る前、身体をいじられる前まで消せば…)」
荼毘を消去して、燈矢としてもう一度生きさせる
そうなると連合メンバー全員どうにかできる可能性があるかもしれない
「おーい!買ってきたぜー!荼毘は苦いの平気だよな!」
「要らねぇ」
「は!?いいから飲めよ!吐け!」
「ほら、ホークスも」
「あ、はい、ありがとうございます」
ホークスはホットコーヒーを1口飲んだ
甘いだけ、他には何も感じない
「都合のいい記憶喪失…場合の対価は?」
『対価は』
1 心臓
2 四肢
3 残りの感覚全て
dice1d3=2 (2)
- 29二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 19:48:16
うーん、やはりくそ重い対価
- 301主25/11/12(水) 19:48:21
ホークスの頭の中に良くない考えが浮かぶ
これから連合の皆が奪う命が、たった腕2本脚2本で無くなる可能性がある
最悪、義手義足でどうにかなる
ホークスの心臓がバクバクと音を立てる
ホークスにとって、払うか払わないかは置いといても、これはあまりにも安かった
「1人の記憶喪失の場合は?」
『腕1本カ脚1本』
「もし、その人の命を奪う場合は?」
『四肢』
命を奪うよりも、記憶喪失の方が穏便で胸糞悪い目に遭わない上、対価が安い
「その…心臓…とか、寿命とかじゃ…ない…ん…すね?」
『うン、どうスる?』
ホークスは首を横に振った
さすがに誰にも相談せずに答える訳には行かない
ゴトッ…とコーヒーの缶を落としてしまう
トクトク音を立ててコーヒーが流れる
「急に魚みてぇに口パクパクさせたと思ったら一体なんなんだよお前」
「あ、いや…なんでもない…本当に…」
「風邪引いちまったか?こっちに来いよ、あったけぇとこ行きゃマシになんだろ!」
ホークスは、何とか心を落ち着けながらトゥワイスに着いて行った - 311主25/11/12(水) 20:01:34
「まぁ、荼毘の言うことは気にすんな!」
「なんでヒーローあんな毛嫌いしてんのか知らねぇけどよ、俺はお前が大事な仲間だから簡単に身体を捧げて欲しくねぇ!」
だが、ホークスの耳にそんな言葉は届いていなかった
四肢はやはり重い、だが、命に比べれば軽い
「(公安と人間に話したい、一応相談はしておきたい)」
「なにか相談事があったら、俺に全部任せとけ!一応聞くぐらいはできるからよ!」
「…分倍河原は…」
「もし、連合みんなの記憶がなくなって…でもそれが…連合の救いになるとしたら…身を捧げられますか?」
「俺の魂はただ、みんなのためにある、それが確実な幸せに繋がるとしたら、もちろん俺は捧げる…けどよ」
「お前にそうなって欲しいとは、思ってねぇ」
「…公安に務める職員、対象はヒーローたちを動かせるほど権力を持つ人間…10…いや…5人ほどです」
「マンダレイのような一方的なテレパスではなく、電話のように会話ができるようにしてください、頭の中で」
「ですが、これは対価次第の願いです」
『止めてクれた分倍河原くんノ前でそんナ事言うんダね、面白いね可愛いネ…鷹見くん』
『対価は』
1 片目
2 寿命30年
3 腎臓1つ
4 右手の皮膚全部
dice1d4=2 (2)
- 32二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 20:21:23
寿命30年……目に見えないのをがっつりいくんだな
- 331主25/11/12(水) 20:23:22
「寿命…」
「ホークス?また口パクパクさせてどうした?」
不安要素が多い寿命を提示され、考え込むホークス
痛みも何もない、だが…もしかしたら寿命はあと2年しかないかもしれない
30年もあるのか分からない
ホークスは
1 願い事をした
2 願い事をしなかった
3 別のものにできないかと交渉をした
ちなみにホークスの寿命は?
dice1d100=65 (65)
- 34二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 20:24:27
このレスは削除されています
- 351主25/11/12(水) 20:27:10
ダイスミス2回目!それか反映されてなかっただけかも…?
あと残りの寿命がって話です!
dice1d3=3 (3)
- 36二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 20:42:11
あ、交渉した
- 371主25/11/12(水) 21:03:19
「おい、ホークス…?」
「あ、ちょっと待っててください」
「ナニカ」に話しかけられているのが見え、トゥワイスは不安げにホークスと「ナニカ」を見る
「別の物に出来ません?寿命は…その」
『大丈夫、鷹見くんは、まダ生きらレるよ?』
「そういうのじゃなくて…」
「もっと目に見える形の方が、安心できます」
『うン、いいヨ、けどこれ以上なにカに変える事ハしないよ』
『対価は』
1 片目
2 触覚
3 腎臓1つ
4 右手の皮膚全部
dice1d4=2 (2)
ホークスは
1.2 願い事をした
3 願い事はしなかった
dice1d3=2 (2)
- 38二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 21:05:33
願い事しちゃった……
触覚かぁ… - 391主25/11/12(水) 21:13:07
自分の手のひらを触ってみるホークス
感覚が全くなく、左手のズキズキした痛みが気持ち悪く走るだけ
まるで中に浮いているような感覚に多少脳が混乱するが
そんなことよりも大事なことがある
「(聞こえますか?ホークスです、連合に関する情報がスムーズに渡ったのは俺の仕業です)」
「(俺は今…)」
そのまま、公安に全て伝えるホークス
複数人から返事が返ってき、「少し時間をくれ」と満場一致で返していた
「おい!ホークス?ホークス!」
肩を触られていることに気づいておらず、ホークスはキョトンとした顔でトゥワイスを見た
「あ、あぁ…すいません…やっぱ体調優れなくて」
「ちょっと俺の右手握って貰えません?」
「わかった!やなこった」
トゥワイスがホークスの右手を握るが
やはり感覚が無い
「(思ったよりも…まずいことしたかなぁ…)」
あくまで無くなったのは”触覚”、痛覚とはまた別物だ
ズキズキとダイレクトに痛みが走り、脂汗が滲む
公安は
1 ホークスのことを使うことにした
2 ホークスの判断に委ねることにした
dice1d2=1 (1)
対価に対する抵抗感
68-dice1d30=8 (8)
- 401主25/11/12(水) 21:22:05
「ホークス、お前また…!」
「してませんって…何も…」
包帯で巻かれたとはいえ、神経むき出しの左手だ
〔1度こちらに戻りなさい、ホークス〕
「(でも…)」
〔せっかく伝えてくれた情報を、無駄にするわけにはいかないわ〕
脳に直接声が伝わる
やはりこの願いをして正解だったと思い直すことにしたホークス
「(分かりました、1度電話をかけてください、公安に呼ばれたことにするために)」
そう伝えたあと、直ぐに電話がかかってきた
「すいません…こっちお願いします…任務が」
「お、おい」
「気にしなくてヘーキです、俺は元気ですから」
トゥワイスの静止も聞かずに、窓から外へと出ていった
──────────
公安へと戻ると、不気味なほど公安は静かだった
〔いつものところへ来て〕
会長からのテレパスでそう言われ、ゆっくりと向かう
「(多分…静かなのは…連合にこちらの情報を全く与えたくないからだろうな)」
会長がいる部屋へと入り、ホークスは黙ったままテレパスを聞く
〔貴方を有効活用することに決めたわ〕
「(有効活用…)」
嫌な未来が容易に想像がつく
公安は
1 ホークスの身体を使って、公安のために使った
2 ???
dice1d2=2 (2)
棒チェンソー漫画味が強くなってきた…
- 411主25/11/12(水) 22:44:43
〔その願い事を叶えてくれる幽霊は、ホークス以外の願いも叶えてくれるのかしら?〕
「…そこのところどうなんですか?」
『別に僕ハ構わナいよ?』
『ただ、対価ガ物凄く重クなる』
「例えば?」
『重要器官を根こそぎ取る』
『心臓、脳もあったらいいね』
『けど僕は神様じゃない、完全な願いは叶えてあげられない』
『それでもいイなら』
「(対価は、ほぼ命ですが、できるそうです)」
〔良かったわ〕
〔連れてきて〕
会長のその声と同時に、5人の受刑者達が拘束されたまま集まる
「タルタロス…の…」
〔ヴィラン連合5人の個性弱体化を願うわ〕
〔できるかしら〕
「…俺からもお願いします」
『うン、じゃあ、イただきます』
ナニカが口を開けたと同時に、連れてこられた受刑者達が血反吐を吐き全員倒れる
「え…」
ビクビクと痙攣したあと、職員達が受刑者たちの死亡を確認した
『不味い』
〔今のでどのぐらい、個性が弱まったのかしら?〕
『…価値のない死刑囚だカら、10分の1ぐラい?』
「10分の…1…だそうです」
〔そう、なら完全に無力にするまであと45人ね〕
〔わかった、連れてくるわ、ヴィラン連合、超常解放戦線を確実に潰すために〕
「ちょっと待ってください!いくら死刑囚だからって!」
〔ホークス、声に出さないで、死期が少し早まっただけよ〕
〔改心の見込みが無い人間を有効活用できるのなんてここしかないのだから〕 - 42二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 22:53:31
わぁ……えぐい…