- 1ホットドリンク大好き25/11/12(水) 15:22:36
- 2ホットドリンク大好き25/11/12(水) 15:43:34
【お詫び】
本スレではスレ主によるオリジナル設定やキャラクター、できるだけ原作キャラは原作のキャラを(こういう状況に陥ったら、このキャラは こういう善性を見せるだろう)という方向性でエミュしているつもりですが 人によっては解釈違いが発生する状況・・・等が散見されるかもしれません。
それらが苦手な方は今すぐブラウザバックを お願いします。
また、思うところがある方がいらっしゃるかもしれませんが、一度 走り出した以上、とりあえず 走り出した当時の最新話であるアビドス三章までは原作をなぞるつもりなので、それまでは見て見ぬフリをして頂けると幸いです。
最後に、もう いらっしゃらないかもしれませんが、本スレの続きが僅かでも気になっているという方につきましては今後も応援して下さると嬉しいです。 - 3ホットドリンク大好き25/11/12(水) 15:50:13
【歴代スレ:Part.1~3】
【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線|あにまん掲示板おやおやおやおや・・・連邦生徒会長が失踪ですか。それは早急な対処が必要ですね。・・・えぇ、リン行政官。1.護手(ケルビム)2.防衛室スタッフ3.監視者(オーバーシア)dice1d3=@2 (2)@──…bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.2|あにまん掲示板【あらすじ】カイザーと防衛室 勢力の暗闘まで秒読み。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.3【建て直し】|あにまん掲示板【あらすじ】ミレニアム編がゴズとの暗闘に。bbs.animanch.com - 4ホットドリンク大好き25/11/12(水) 15:51:40
- 5ホットドリンク大好き25/11/12(水) 15:52:58
- 6ホットドリンク大好き25/11/12(水) 15:55:17
- 7ホットドリンク大好き25/11/12(水) 15:57:45
【歴代スレ:Part.13~15】
【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.13|あにまん掲示板【あらすじ】素晴らしい・・・これ以上の結果は望めないでしょう。カンナ、貴方は本当に可愛いですね。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.14|あにまん掲示板【あらすじ】まさか先客が知り合いなんてことは無いでしょう。※Part.13が過去ログに格納されてしまったので、その続きになります。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.15(建て直し)|あにまん掲示板【あらすじ】お茶会と参りましょう、皆さん。 ─── 歓迎しますよ。bbs.animanch.com - 8ホットドリンク大好き25/11/12(水) 15:59:59
【歴代スレ:Part.16~18】
【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.16|あにまん掲示板【あらすじ】暴力は全てを解決します。貴方も かつては そう思っていたのではありませんか? ホシノ。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.17(建て直し)|あにまん掲示板【あらすじ】まぁ・・・そういうこともあるでしょう。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.18(建て直し・その2)|あにまん掲示板【あらすじ】あぁ・・・楽しい狩りでしたね、ホシノ。bbs.animanch.com - 9ホットドリンク大好き25/11/12(水) 16:05:56
【歴代スレ:Part.19~22】
【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.19(建て直し)|あにまん掲示板【あらすじ】おめでとう、セイア・・・ついに至聖所を見つけたのですねbbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.20|あにまん掲示板【あらすじ】困った子ですね、ヴェルギリア。ここで『私達』が勝たなければいけないことは、貴方が一番分かっているはずですが。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.21|あにまん掲示板【あらすじ】共に踊り狂いましょう、ベアトリーチェ。貴方と貴方の仔らが、『奇跡』を目にする その時まで。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.22|あにまん掲示板【あらすじ】おや、どういうワケかサオリさんの『状態』が正常に戻っていますね。ミカさんの方で何かあったのでしょうか?『果実』の効果を振り切るとは・・・実に、興味深い。bbs.animanch.com - 10ホットドリンク大好き25/11/12(水) 16:06:56
保守
- 11二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 22:16:13
保守
- 12ホットドリンク大好き25/11/12(水) 22:54:38
────────────────────
ヴィルトゥオーソ:
『─── と、言っても私は戦えないんだけどね。 それじゃ、後を頼むよ。』
ミヤコ:
「はい?」
明らかに殺意全開の竜モドキを前にして、ミヤコは思わず天井を突き破って現われた機械仕掛けの天使の方に顔を向ける。
ミヤコ:
「・・・あの、援軍なんですよね? 共同で作戦を行うべきでは・・・。」
ヴィルトゥオーソ:
『え? 無理だよ?
もう部品的にも魂的にも出涸らしだからね。』
ミヤコ:
「・・・そうですか。」
よく分からないが、とにかく一緒に戦ってくれるつもりがないことは分かった。
困惑するミヤコの肩に、セイアがポンッと手を置く。
セイア:
「問題はないよ。
前もって話した通り、彼女は『不吉な予感』を回避する為に呼んだだけだからね。」
ミヤコ:
「・・・。」 - 13ホットドリンク大好き25/11/12(水) 22:56:10
確かに、通信機を渡すにあたり そういう説明はあった。
しかし まさか、それが こういう形で作戦に響いてくるとは。
セイアの勘に ある程度の裁量を与えていた故のコミュニケーションエラーだった。
???:
【───── !!!】
その時、殺意を振りまくだけで様子見に徹していた竜モドキが動き出した。
狼のような顎の奥から、何か黒いモノが、何でもないようにフワッと現われる。
ミヤコ:
(─── っ!!!!)
しかし それを見た瞬間、ミヤコの全身に総毛立つような怖気が走った。
それは正に『死の予感』。 - 14ホットドリンク大好き25/11/12(水) 22:57:10
ミヤコは、セイアの『不吉な予感』の正体が これであったことを確信した。
通常であれば、完全に手遅れの展開。
─── しかし、こちらには『援軍』がいた。
ヴィルトゥオーソ:
『無限の質量を持つ特異点・・・小ブラックホールか。
確かにコレは私が いないと完全に詰みだね。』
そういって、ヴィルトゥオーソは機械仕掛けの掌同士を強く打ち付けた。
雑多な金属同士が打ち合ったにしては やけにキレイな金属音が響いた後、一瞬だけ手掌部の隙間から閃光が走り、次の瞬間には竜モドキの咥内にあった小ブラックホールは完全に消滅した。
???:
【・・・。】
竜モドキが憎々しげに機械仕掛けの天使を睨み付ける。
ヴィルトゥオーソ:
『・・・そう睨み付けないで欲しいな。
君の本質に対して私達を蝕む神聖がメタなのは、ずっとずっと昔から分かっていたことじゃないか。』
機械仕掛けの天使は、まるで神に祈るように手を合わせて跪きながら、肩をすくめた。
──────────────────── - 15二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 06:00:12
保守
- 16二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 12:01:12
保守
- 17ホットドリンク大好き25/11/13(木) 14:11:05
────────────────────
ミヤコ:
「─── モヤシ作戦を開始します。」
つい数秒前の動揺を一切表に出さず、小ブラックホールという即死攻撃が無力化されたことを確認すると、ミヤコは作戦開始を宣言した。
ポイントマンのサキが一気に前に出る。
サキ:
「・・・うぉっ!?」
するとサキの身体が、まるで何かに引っ張られるかのように勢い良く横移動していく。
ミヤコ:
「─── モエっ!」
モエ:
「・・・ちょっと待って、今 解析中。」
小ブラックホールという即死攻撃に備える機械仕掛けの天使の足元で、モエは機材を広げてPCと睨めっこしていた。
その表情には余裕がなく、それなりの付き合いのミヤコには 少しでも多くの時間が必要だということが理解できた。
ミヤコ:
「総員! 散開!!」
ミヤコは全体に指示を飛ばす。
自身もサキとは逆方向に駆け出した。 - 18ホットドリンク大好き25/11/13(木) 14:13:32
サキ:
「・・・ぐぅ・・・!」
まるで見えざる巨人の手に叩き付けられたように至聖所(バシリカ)の壁に衝突したサキも、謎の圧力が消えた瞬間に銃を持ってミヤコとは逆方向に走り出す。
それは『時間を稼ぐ』という明確な戦術と、戦術を瞬時に理解して動くという訓練の賜物だった。
???:
【─────!!】
ミユ:
「・・・当たらない・・・どうして・・・?」
動きながら狙撃を試みるミユだったが、放たれた弾丸は竜モドキの身体を避け、何故か明後日の方向に飛んでいく。
まるで竜モドキの周囲に見えざる力場があるかのようだった。
ミユ:
(風・・・にしては弾道の曲がり方が急過ぎるし、磁力・・・だとしても弾丸の軌道がおかしい・・・。
まるで、あの お化けの周りだけ ”空間が歪んでる” みたい・・・。)
ミヤコ:
(念力のような超能力的なものでしょうか・・・?
・・・いえ、それにしては効果が ”自然的” すぎるような・・・。) - 19ホットドリンク大好き25/11/13(木) 14:19:19
モエ:
『エウレカ!(分かった!)』
ミヤコ達が竜モドキの周囲で発生する超現象に苦戦していると、不意に通信で、難問の解決方法を見つけた研究者のようにモエが叫んだ。
モエ:
『ミユ、今!!』
ミユ:
「え、あっ、うん!」
突然の名指しに、直感的に『狙撃しろ』という意図だと気付いたミユが引き金を引く。
すると、弾丸は先程とは違い、すんなりと竜モドキの身体に撃ち込まれた。
???:
【─────!!!】
ミヤコ:
「当たった・・・!?」
先程のサキと同じように、突然の強烈な圧力によって至聖所の床に叩き付けられていたミヤコだったが、自身へのダメージよりも竜モドキへのダメージに対する興味の方が勝った。
不可解な現象への答えを求めるように、顔がモエの方を向く。
モエ:
『─── ダークマターだね、コレ。』
モエは何でもないことのように、竜モドキが操る超現象の正体を言い当てた。
──────────────────── - 20二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 21:01:19
保守
- 21二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 03:01:06
保守
- 22二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 09:01:07
保守
- 23二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 10:47:51
立て直しかんしゃあ〜
大体ボ卿なカヤ室長が出す本家に出てきそうなとんでも兵器達すき - 24ホットドリンク大好き25/11/14(金) 14:32:55
- 25ホットドリンク大好き25/11/14(金) 14:59:45
────────────────────
サキ:
「ダークマター?
聞いたことはあるが・・・あれって宇宙にあるヤツだろう?」
モエ:
『本来はね。
でも、あの化け物の周りには おかしな重力場がある。
これは、目に見えないけど質量のある物質・・・ダークマターの存在がないと説明つかないよ。』
モエは こんなこともあろうかと用意しておいた最新のレーザー干渉計から来るデータを、専用のハイエンドソフト(数百万の利用費が掛かるブツ。SRTだと無料で利用可。)で解析しながら竜モドキの弱点を説明した。
???:
【・・・。】
モエ:
『これで重力場を ねじ曲げるだけの大質量のダークマターを自由自在に操れるなら、ちょっと手の出しようが無かったけどねぇ~・・・。
でも あの化け物の周りの重力場を解析したら、誰かを重力場で 吹き飛ばしてる間は自分を守れないっていう弱点があるっぽいことが分かったんだよ。』 - 26ホットドリンク大好き25/11/14(金) 15:01:27
ミヤコ:
「なるほど・・・。」
ミユ:
「・・・。」
サキ:
「・・・なんで私の方を見るんだ?」
サキがジト目で睨み返すが、二人は特に反応することなくサキに視線を注ぎ続ける。
モエ:
『なんでって、ねぇ・・・?』
ミヤコ:
「ポイントマン・・・ですよね?」
ミユ:
「索敵・・・進行ルートの確保・・・。」 - 27ホットドリンク大好き25/11/14(金) 15:02:30
サキ:
「お前ら・・・ポイントマンを何か勘違いしてないか・・・?」
呆れた様子を見せるサキだったが、やる気はあるらしく鉄帽を被り直した。
サキ:
「まぁ、作戦ならやるが・・・。」
ミヤコ:
「任せます。
・・・貴方の鉄帽が珍しく役に立ちますね。」
サキ:
「おい、やっぱりポイントマンのことを囮だと勘違いして───」
次の瞬間、サキは竜モドキが操るダークマターの重力場に引っ張られて行った。
ミヤコ:
「よし、今です。」
ミユ:
「・・・うん。」
吹き飛んでいくサキを合図に、RABBIT小隊は反撃を開始した。
────────────────────