- 1二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 09:59:31
善意の行動はいつも地獄みたいな事態を引き起こすから善意で何かするやつはろくでなし
みたいな意味で使ってる人がいて、なんか人の善意にケチをつけるだけの嫌な言葉だなぁ、と思ってたんだ
でも「地獄は善意で満ちているが、天国は善行で満ちている」みたいな、善意だけでは何かを為したとは言えず失敗に繋がることも多いので、それを成し遂げて『善行』にしなきゃ意味がないんだよ、みたいな警告的な意味もあったりする
(「善意だけでことをなしても考えが足りなかったら裏目に出ちゃうぞ」ってこと)
こういう言葉って使ってるうちに「ネットではみんなこういう意味で使ってるから」みたいなこと言われて、正しい意味が無視されたりしがちだから、たまに調べて正しく使えてるか振り返りたい
ので、なんか勘違いして使ってない?ってよくマンガとかに出てくる言葉あったら教えて欲しいです - 2二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:03:28
コピペ
本来はコピー&ペーストの略 - 3二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:04:44
- 4二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:06:35
大いなる責任とか
- 5二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:06:45
- 6二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:07:41
性善説とか
- 7二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:09:59
偽善とかも?
- 8二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:11:54
このレスは削除されています
- 9二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:12:32
- 10二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:14:24
確信犯
- 11二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:14:57
お も
む ろ - 12二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:15:47
わりと、「人の本性は先天的に善であるとする説」という部分だけしか語られずにそこのさらに本質っぽい
「悪い行為は、物欲の心がこの性をおおうことによって生ずる後天的なもの」
「これをよく養って拡充すれば天下国家を平安にすることができる」とかが語られないこと多い気がしますね
- 13二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:20:19
偽善はわりとこれ言ってるうちに本質を見失いやすい言葉だと思います。
シンプルに「本心からでなく、うわべをつくろってする善行。」という意味なんですけど。
これって「お前は善行をしてるけど、それって本心の善意からの行いじゃなくて、その見返りのためにうわべだけつくろってやってんだろ!」って言いがかりに使えちゃうんですよね
つまりどんな善行に対しても万能に使える罵詈雑言と化しちゃうという・・・
- 14二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:27:32
カイジの「金は命より重い…」とその前後の演説とか
作中で雰囲気を作るための詭弁みたいなもんだって指摘されてたはずだけど
ガチの金言みたいな扱いしてるやつちょくちょく見るね - 15二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:28:08
確信犯ってこれ、法学用語だから厄介なんですよね
世間がみんなこんな意味で使ってるからそれでいいじゃんってならないよ、という
法律的には「自分の行為が正しいという信念に基づき遂行される犯罪行為」
世間一般的には「悪いことだと理解していながら敢えて行われる悪事、および、そのように敢えて悪事を働く者」
罪を犯す人の認識の話ゆえ、ホントはどう思ってるかなんて想像することしかできないので、区別も付けにくいという
法律的な意味の確信犯の方が明らかにタチ悪いんだけど、世間一般的な確信犯の方が心象的に悪い、みたいなのも、間違った認識が広がった理由だと思います。「悪いと分かってて悪い事をしてる!」と考えた方が理解しやすいよね
- 16二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:32:21
「おもむろ」は「ゆっくりとした動作で」という意味だって話は最近よく聞いた覚えがあります
『剣士はおもむろに剣を抜きその切っ先を敵に向けた』みたいな言葉
不意に、とか、突然に、みたいな勘違いされがち、とか書いてたけどあんまりピンときませんでした
個人的には「やおら」が同じ意味だったのがびっくりしたかもしれない
なんか雑な動きで素早く動作するイメージあったんです「やおら」
こういうのって読んできた文章の影響なんですかね
- 17二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:37:08
- 18二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:42:02
王道とか?
今では物語のスタンダードな展開を指す言葉として使われる場面が多いけど本来は違う意味だしね - 19二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:47:14
- 20二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 11:05:15
- 21二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 11:28:04
- 22二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 12:39:25
- 23二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 13:00:41
- 24二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 13:06:07
みんなは「撃っていい(撃つ権利がある)のは(自分が)撃たれる覚悟のあるやつだけだ」って取るからすごいかっこいい台詞に見えるけど
本来は「(射手がターゲットとして)撃っていいの(対象)は撃たれる覚悟のあるやつ(ターゲット=敵兵士)だけだ」っていう民間人を巻き込まないために兵士が持つべきみたいなものってことか
覚悟があろうがなかろうが民間人を撃っちゃいけないっていう
- 25二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 13:11:05
「大いなる眠り」でこの言葉が出てくるシーンは本来、「銃で人を撃つのは、しっかり訓練してからだぞ」という意味の言葉として使われたはずだったので、最終的にぜんぜんちがう使われ方になったなぁって話ですよ
意味については言葉そのままの意味としては何も問題ないと思います
たぶんネットのオタク界隈でこの言葉が有名になった原因であるコードギアスでは、ルルーシュが兵士をギアスで殺す時に言った言葉ですしね
- 26二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 13:14:05
- 27二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 13:32:09
天上天下唯我独尊
天井は時間、天下は状況でいつどんなことがあってもあなたは尊いですよとお釈迦様が肯定してくれているという意味なのにたまに俺様最高!と増上慢に置き換わってることがある - 28二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 13:43:44
物語のさわりを冒頭部分として言ってる人をたまに見る
- 29二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 13:55:21
反知性主義
ホフスタッターが凄い苦悩して書いたっぽい『アメリカの反知性主義』を参照しつつ反知性主義を=バカという単なる罵倒語にした本を書いた内田樹には吐き気を催す邪悪を感じる - 30二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 13:57:39
それこそ疲労回復みたいなもんだしね汚名挽回
- 31二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 13:57:43
釈迦が誕生した時に口にした、というエピソードとセットだからそう思えるんじゃないかと
(これも他の人や伝説が元で釈迦のエピソードに統合されちゃったとかの説もあるみたい?)
これは分かりやすく何が正しいのって答えは見当たりませんでした
ただ、うぬぼれとか増長の意味っていうのはやはり誤用として考えるのが普通のようです
個人的に好きだったのは「この世に自分より尊い者はいない」という言葉を、自己の尊厳を大事にすべき、みたいに解釈する話でした
- 32二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:01:51
これは全く知らなかった!というか、聞いたことあってもたぶん忘れてるってぐらい勘違いの進度が深い……!
本来の「物語のさわり」って「重要なところやクライマックス」のことなんですね
自分の中ではたぶんこれは「物語にちょっと触れる」って言葉に似てるというイメージから発生した勘違いです
浄瑠璃で他流派を学んで取り入れる、という話が元だったとのこと
なるほど重要な部分だからこそ自分の流派に取り入れる意味があるので、決して冒頭部分ではないんですね
- 33二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:04:26
これはWikipediaで詳細を見ましたけど、短くまとめて理解するのが難しいですね・・・
言葉のイメージやインパクトだけで誤用のまま言葉が流行しちゃうのは本当にあるあるだと思います
何かを批判する言葉として使われると、とくにそれが酷くなりがちです……
- 34二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:09:53
- 35二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:13:11
- 36二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:16:44
- 37二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:17:17
すっげぇアレなこというと、「故意犯」と「確信犯」だと、後者の方が字面が強そう!ってインパクトもありきなのかも……
- 38二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:18:26
- 39二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:19:54
「だから勉強しよう!特にウチの学校とかいいけどとにかく学校行こう!「」
- 40二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:21:41
一般的には平等って言うけど実際はそうでもないし勉強したら上に行けるかもしれないから勉強しようね?って導入の文
- 41二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:21:53
されども今広くこの人間界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるはなんぞや。
その次第甚だ明らかなり。
実語教に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。
されば賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由って出来るものなり。
ですね。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の単体部分は意図としてもちろん間違いないんですけど
「それはそれとして、生まれで金持ってたり身分違いもあるという現実があるよ!
そんな差ができる理由は……そう、学問やったかやってないかです!」
という学問オススメトークに繋がるの好き
- 42二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 14:23:36
- 43二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 17:20:47
今でも普通にそういう風に使われる事ある気がする
- 44二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 17:24:55
- 45二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 17:25:28
このレスは削除されています
- 46二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 23:08:14
めちゃくちゃ勉強になるな
- 47二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 01:40:54
- 48二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 01:58:16
- 49二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 04:08:56
マジというか、これ前提が会社とかバイトじゃなくて軍隊の話なので、命令を実行することは前提なんですよね
だから「有能な怠け者」ってのは、「指示通りの仕事をできるだけ楽をして行う人間」ってニュアンスです
たとえ「無能な怠け者」でも、軍隊じゃ命令を実行することそもそもの前提なので、イヤイヤ仕事するけどやり方を工夫したりする能力はないってことですね
- 50二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 04:11:47
なんか「分かったふうな言葉」としてちょうどいいんですよね性善説、性悪説って
極端に走った思想とか言動ってインパクトあるから
言葉そのものの意味だけで満足せず、もともとそれを前提に何を語るものだったのかって部分は知っておきたい豆知識、だと思います
- 51二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 04:15:39
人は本質的には弱いよ、でも勉強・努力すれば礼儀正しく生きることができるんだ。って話だよね
それを「人は生まれながらにして邪悪なんだよや人愚滅」みたいなデスゲーム主催者理論的な文脈に使われるのはモヤる
- 52二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 04:20:18
言葉ってわけじゃないがイデア論や洞窟の比喩をプラトンは全く重視してない
- 53二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 04:26:53
恐らく「ベンおじさんの言葉」として広く認識されるきっかけになったのはサム・ライミ監督の映画『スパイダーマン』からだね
あそこでオリジンが広まった結果他の作品も似たような流れを踏襲することになったという感じ
人にない素晴らしい力を備えた者はむやみにその力を振るっては行けない。責任ある力の使い方をしなさいというおじさんの説教としてちょっと調子乗ってたピーターにしっくりくる言い回しだったからね
死の呪文(対象:自己)扱いなのは……まあ……その……はい……おばさんもピーターが持つ能力と良心に嘘をつかないでと背中を押す形になってたからやっぱ素敵な言葉ではあるんだよ……
- 54二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 04:28:32
1の話の奴は必要十分条件を理解していないと思われる
- 55二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 04:33:48
言葉なんてTPOと時代の流れで意味がいくらでも変化するからその場で通じれば正義みたいなところがある
有名な劇作家もそんなことを言ってた - 56二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 04:42:45
法学用語とか科学用語なあなあで意味変えようとするのほんとにいるから困るわ
- 57二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 04:55:21
言葉を受け取る側がどんな風に読み取るかを理解して、言葉の意味がどういうものなのかも理解するのが賢さというものなんだと思います
- 58二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 11:14:11
「シュレディンガーの猫」とか一時期話題になりました
「量子力学の世界ではこんな奇妙な現象が起きる」という説明に使われることが多いことに対して
本来は「量子力学の確率解釈はこんな矛盾が発生するからおかしい」という反論としての説明だよ、という話です
ただ、これって作品の中の世界の「量子力学の世界」がこういう現象起きる世界だよ、という説明だと考えると間違ってはいないんですよね
SF的な世界観の説明であるとも考えられるのでややこしいという
机上の空論の話でも、実際に世界の中で現実にできちゃうフィクションならではの問題じゃないかと思います