トレーナー君、図書館で会うとは奇遇だね

  • 1二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:31:47

    この本の山は何かだって?
    いや、少し調べたいことがあって関連しそうな図書を広げていたんだが…ああ、もちろん試験対策用のものではないよ。あれらは直前に確認すればいい。
    …全部読み終わったか?流石にまだに決まっているだろう。あと1、2…4冊ぐらい残っている。
    ふぅン、スカーレット君が驚いていたのを聞いたのか。というか、それに関しては私も初耳だよ。本を読む速度は、まあ遅くはないと思うが特別速いというわけでもない。これも訓練、やり方があるものだし…恐らく個人によって異なる方法をとっていると思われるがそうだな、速読の速さと走力に何らかの比例が見られると仮定して…これも実験台さえ揃えばなんらかの成果を出せるかもしれない。あとで図書館を張る日を設けておこう。…どうしたんだい、ジロジロ見て、私の耳や尻尾が逆立っているのがそんなに気になるのかな。

    …ところで君はどうしてここに?トレーニングなら今日は休みのはず…おぉ、休日にも新しいトレーニングメニューを考案しに来たわけか。モルモットらしく仕事熱心で感心感心!
    そうだ、さっきの実験だがちょうど君もいることだし早速始めてしまおう。比較対象と合わせるために実験する場所はここで。読みたい本は先に借りておいて後でトレーナー室で読むといい、私も残りはそうするから、なるべく早く選んできたまえ。読ませる本はそうだな、なるべく薄くかつ内容に適度な専門性が見られ、学校の授業で出されそうな美術の随筆とか…。

    クククッ、お疲れ様。それにしてもお手柄だったねトレーナー君、お礼に何か報酬でも出すとしよう。
    例えば…近くの店でスイーツフェアをやっているらしくてね?紅茶に合う菓子の一つでもと思っていたんだが、今から一緒に見に行かないかい。
    …!フフフ、そうこなくちゃね。売り切れてしまわないように少し急ぐとしよう。

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