- 1二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 07:36:35
- 2二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 07:39:12
なに…?道を通せば角が立つ…?倫を外せば深みに嵌る…?
- 3二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 07:43:09
- 4二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 07:44:13
(指貫グローブ御大のコメント)嫌です
- 5二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 07:53:24
- 6二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 08:03:44
京極夏彦って現代が舞台の作品って書けるんすかね?
- 7二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 08:09:00
- 8二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 08:25:32
あの…最終的にラムネ坊が関口みたいになりそうなんすけど…いいんスかこれ…
- 9二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 08:34:22
むしろここまての人でも手を焼きそうなチラムネが凄いんだよね
- 10二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 09:07:58
「いいかね関口君。この〝学校〟には――いや、あの彼には妖怪が取り憑いていたのだよ」
「彼はカースト、などとは云っていたがね。だが何のことはない。あれは誰しもが持ち得るものだ」
漆黒の衣に身を包んだこの偏屈な男は、背反のような白の景色の中を歩きながら口を紡いでいる。
いつも神社や古書堂で憮然な面をしているあまりにも似合わない景色だ。尤も、そんな彼でもここに来る事はあったのだろうが。
「他人から善く思われたい。ただそれだけだ、何も不思議な事じゃない」
確かに、それは私にも覚えがある。とても。
「だが、それが行き過ぎると妖怪になるのさ。そうして妖怪は彼に取り憑いた」
「榎木津がいれば彼の心ごと妖怪を捻じ伏せて帰ってしまっただろうね」
黒の男の姿がふっと薄れた。
話している内に白の景色は闇に染まり、ああもう外に出ていたのだと理解させられる。
「彼は、いつここから出られるんだろう」
「さあね。ただ、彼の心に取り憑いていた妖怪は取り除いた。皮膚に突き刺さった硝子の破片を麻酔も無しに抜き取るような作業ではあったけれど」
確かに。それは患者が痛みで暴れて大変だ。
そう思うと、私達がいた場所にも合点がいく。
彼が自分がカーストトップに居る学校だと呼び、何も無い場所で賞賛され、誰も居ない中で精神的優位を勝ち取ろうとした此処は。
……振り返って視れば、何のことはない、病院だ。 - 11二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 09:16:26
- 12二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 09:23:49
お言葉ですがこの世に不思議な事な事なんてありませんよ
- 13二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 09:39:05
アリャマタ先生「福井県の余裕はダイモンに吸われてるッス、忌憚の無い意見ってやつッス」
- 14二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 09:52:20
- 15二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 09:54:37
しゃあけど異常水木愛者のあの男に言わせればつまらない本なんて存在しなくて
ただ楽しみ方を見つけられないだけって言われそうやわっ - 16二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 12:23:13
まあワシらもアレな方向で楽しんではいるんだよねブヘヘ
- 17二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 12:26:02
榎木津を放て!
- 18二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 13:25:47
- 19二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 14:28:28
- 20二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 14:29:38
あれっ?マスオロカは?
- 21二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 14:30:28
- 22二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 14:32:18
しかもうしおととらまで出てくる…!
- 23二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 14:34:25
- 24二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 14:47:16
ジャミより後の作品の落ち着いた関口くんならグズらず聞けるだろうと思うのは俺なんだ!
- 25二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 14:49:38
もしかして陰摩羅鬼の瑕みたいに読者が話の根幹に気づいていることが重要になる話なんじゃないすか?おそらくラムネ坊だけ自分が嫌われていることに気がつかない話だと思われるが…
- 26二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 16:05:19
もしかしてラムネ坊は成仙道の催眠術でおかしくされたんじゃないっすか?
- 27二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 17:29:04
ダメだろ京極先生、手すさびでタフスレなんかに投稿しちゃ
- 28二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 18:17:03
- 29二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 18:18:31
>>28一応憑き物は払っているっぽいからマイペンライ!
- 30二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 19:15:20
(榎木津のコメント)邪なことを考えてるとお前死ぬよ
- 31二次元好きの匿名さん25/11/15(土) 19:21:02
作家の自己投影が云々みたいなのは実は既に魍魎の匣で軽く触れてるんだよね
- 32二次元好きの匿名さん25/11/16(日) 01:55:48
殺人鬼の私小説よりも関口大先生の小説の方が名作なのん
- 33二次元好きの匿名さん25/11/16(日) 03:13:11
彼はあの教室をこのラムネ瓶に例えたが。
なるほど確かに、ガラス玉が天辺に居座っている限り出口は塞がれたまま全てが十全に保たれる。
しかし一度でもそこから突き落とされたなら、抜け出ていくものを少しでもせき止めるには———瓶を完全にひっくり返して、ビー玉が最底辺で栓になるほか手段はない。
そして彼にはその選択ができなかった以上、このきれいなだけのあけすけな容れ物に独り残されてしまうのは、もうどうしようもないことなのだろう。
眼前に掲げ持った瓶の中でガラス玉がひとつちりん、と鳴った。
「なんだ猿、そんなガラクタをしげしげと見て。まるでアフリカあたりから旅してきた土人といった有り様だ」
中の玉が欲しいんなら、ほら———私の手からあっさり奪われた瓶は榎木津の手で石畳に叩きつけられ、がしゃんと無惨に砕かれて鋭利な破片をバラ撒いた。ガラス玉はその勢いで、きらめく破片の中を幾度か跳ねて、どこかへ転がり消えていった……。