【クロス】シャーレの先生が烈海王

  • 1二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 20:08:48

    宮本武蔵戦後、転生してキヴォトスの先生に

    なっていた烈海王

    烈海王 (れつかいおう)とは【ピクシブ百科事典】 https://share.google/6oZuLtp8H90jemRF0


    わたしはキヴォトスに転生しても一向にかまわんッッ

  • 2二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 20:18:03

    ……私のミスでした。
    私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況
    きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。
    ……大事なのは経験ではなく、選択。
    あなたにしかできない選択の数々。

    あなたなら。
    この捻じれて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……。
    そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです。
    だから…どうか…


    【烈先生…】

    意識が覚醒する

    ここは…それに窓から見える景色
    東…京…?
    仕事机のようなもの…整理された模造紙…

    …オフィス…か?

    もう一度窓外へ視線を向ける
    しかし…ここが東京だとしたら…
    特徴的な髪色…頭に浮かぶ輪のようなもの…
    そして銃火器… 

    東京というより…わたしの知る場所ではない…?

  • 3二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 20:19:06

    服を着て二足歩行で歩く獣人…ロボットのような
    鎧を身に着けた軍人…?

    一体ここは………何処…だ……??

    それにしても、長い夢を見ていたような…
    そうだ…わたしは…
    宮本武蔵との立ち合いの末…
    しかし…五体満足とは…そしてこれは…?

    自身の体を見るといつも身に着けている功夫着
    ではなく…スーツか…?
    さらに首にかけられている紙には円と十字が
    重なったマーク…その下には…

    先…生ッッ……!?

    その直後、突如鳴り響く足音…
    奇襲か…?否、奇襲ならここまで堂々と踏み入る
    ことはない

    敵意はない…のか…?

    すると、ドアは開かれる
    刺客か暗殺者の類か、それとも未知の者か…
    咄嗟にかまえるが
    現れた人物は全く予想しなかったもので

    「先生。もういらっしゃっていましたか」

  • 4二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 20:26:06

    キヴォトスにも転生してきたのかよw

  • 5二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 20:59:11

    「はじめまして、先生」

    「私は七神リン、学園都市 【キヴォトス】の連邦生徒会所属の幹部です。」

    「そしてあなたはおそらく、私たちがここに呼び出した先生・・・・・・のようですが。」

    "呼び出した…?"

    「……………ああ。推測形でお話したのは、私も先生がここに来た経緯を詳しく知らないからです。」

    「混乱されてますよね。分かります。」

    「こんな状況になってしまったこと遺憾に思います。でも今はとりあえず、私についてきてください。」

    彼女は申し訳なさそうに頭を下げる

    敵意のようなものも感じられない…
    罠…ではない…か…

    "了解した。同行しよう"

  • 6二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 21:07:47

    「【キヴォトス】へようこそ。先生。」

    "キヴォトス…というのか"

    「ええ、キヴォトスは数千の学園が集まってできている巨大な学園都市です。これから先生が働くところでもあります。」

    "働く…?"

    「きっと先生がいらっしゃったところとは色々な事が違っていて、最初は慣れるのに苦労するかもしれませんが・・・・・・。」

    「でも先生なら、それほど心配しなくてもいいでしょう。」

  • 7二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 21:09:36

    チュートリアルらへんは表現とか難しいんで次はシッテムの箱(アロナ)のほうの話を書きます

  • 8二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 21:21:28

    「これが、連邦生徒会長が先生に残した物。
    【シッテムの箱】です。」

    「普通のタブレットに見えますが、実は正体の分からない物です。製造会社も、OSも、 システム構造も、動く仕組みのすべてが不明。」

    「連邦生徒会長は、この「シッテムの箱」は先生の物で、先生がこれでタワーの制御権を回復させられるはずだと言っていました。」

    「私たちでは起動すらできなかった物ですが、先生ならこれを起動させられるのでしょうか、それとも…」

    "…………。"

    「…私はここまでです。ここから先はすべて先生にかかっています」

    シッテムの箱を起動させる

  • 9二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 21:42:45

    画面が表示され、ある文字が示される
    システム接続パスワードを入力してください

    パスワード…

    そんなものは聞いたことない…だが…
    何故か脳裏に文章が浮かぶ…

    "……………我々は望む、七つの噴きを。"

    "………我々は覚えている、ジェリコの古則を。"

    ……。。

    現在の接続を確認しました
    接続者烈海王先生
    … … …
    その直後、まばゆい光に包まれる
    目を開ければ…

    再びわたしの知らない、見たことも無い教室で
    ひとりの女性、いや女児が机の上にうつ伏せで
    眠っていた

    周囲を見渡すと
    散乱した机…教室の外には何処までも
    続くような海と空…

    状況を把握しようとすると
    寝声が微かに聞こえた

  • 10二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 21:47:08

    今日はここまでにします
    需要があったら明日も続けていく

  • 11二次元好きの匿名さん25/11/17(月) 21:49:53

    良いところで引っ張るじゃーん
    楽しみにしてます

  • 12二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 06:43:45

    気のせいかもしれないが烈ってどっかで老師って言われてた気がする、調べても出てこないからマジで気のせいかもしれないが

  • 13二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 06:52:46

    >>12

    多分他の海王が呼ばれてたっけな…確証はないですけど

  • 14二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 06:55:15

    「くぅ………zzzz…」

    「かすてらにゃ…いちごミルクよりばななミルクの
    ほうが……」

    寝ている…
    ただどうすることもできぬ…
    周囲を探索していると、机で眠っていた少女が
    目を覚ました

    「んにゃ…もう…ありゃ…?」

    「ありゃりゃ…?」

    「先生!?」

    「この空間に入ってきたということは烈先生!?」

    "わたしで間違いはないが…"

    …如何せん状況が把握できん
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    この作者は学生なので、多分次が投稿されるのは夕方頃になります。ゆるしてちょ

  • 15二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 06:59:36

    >>12

    仮に作中で言われて無いとしても海王と言う立場的に他の武芸者から老師と言われてもおかしくないからセーフセーフ

    たしか老師って年寄りの師匠とかじゃなくて秀でた指導者とか尊敬すべき指導者とかそんな意味合いだっけ?教えて中国語が得意なあにまん民!

  • 16二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 07:19:15

    中国語の「老師」は先生や教師とかの意味もあるらしいぞ!…なんかブルアカみたいだな

  • 17二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 07:21:01

    ふむ

  • 18二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 07:31:52

    ちなみに中国版のブルアカでは先生のことは老師として言われているぞ、老いているとかは関係がなくあだ名的な扱いらしい(うろ覚え)

  • 19二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 16:29:06

    しばらく少女は慌てふためいている様子だったが、
    こちらに振り向き話かけてきた

    「えっと……まず自己紹介から!【シッテムの箱】
    に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!」

    「これから先、頑張って色々な面で先生のことをサポートしていきますね!」

    "ああ…よろしく頼んだ"

    まだこの世界では未熟なわたしに気を使ってくれて
    いるのだろう…断る道理はない

  • 20二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 17:15:56

    【生体認証(指切り)後】

    「なるほど、だいたいの状況はわかりました。」

    「連邦生徒会長が行方不明になって、そのせいでキヴォトスのタワーを制御する手段がなくなった…。」

    "つまり、その連邦生徒会長とやらを連れ戻せば事は収まるということか…?"

    「私はキヴォトスの情報の多くを知ってはいますが連邦生徒会長についてはほとんど知りません。」

    「連れ戻すのは非常に困難かと…」

    「お役に立てずすみません…」

    "いや…頭は下げなくていい"

    「…ですが、サンクトゥムタワーの問題は私が何とか解決できそうです。」

    "…頼めるか?"

    「はい! 分かりました。それでは、サンクトゥムタワーのアクセス権を修復します!」

    「少々お待ち下さい!」

    その直後再びまばゆい光に包まれ、気づけば
    もといた場所に戻っていた

    そして灯りが点滅し、その光源がわたしを包んだ
    …制御を取り戻したということなのだろう

  • 21二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 18:59:40

    烈先生の経歴聞いたらみんな驚くだろうなぁ…
    白亜紀の原人と戦ったり、剣豪と戦ったりしたなんて

  • 22二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 19:58:42

    「サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できまた。」

    「お疲れ様でした、先生。
    キヴォトスの混乱を防いでくれたことに、連邦生徒会を代表して深く感謝いたします。」

    「最後に、連邦捜査部 【シャーレ】をご紹介いたします。ついてきてください。」

    こちらがシャーレの部室です、と開かれた扉の先には整備された機械類、小綺麗な家具がある
    よく整えられた部屋だ…

    「ここで先生はお仕事をはじめるとよいでしょう」

    "…仕事か…具体的にわたしは何をすればいい"

    「シャーレは、権限だけはありますが目標のない組織なので、 特に何かをやらなきゃいけない…という強制力は存在しません。」

    彼女がしかし…と話を続ける

    「今も連邦生徒会に寄せられてくるあらゆる苦情…
    支援物資の要請、環境改善、落第生への特別授業、部の支援要請などなど…」

    「シャーレに協力を仰ぎたい事件も多数あり、
    それらを先生は補助していただけると助かります。」

    "…了解した。努力は尽くそう"

    「ありがとうございます。それでは私しはこれで。
    必要な時には、またご連絡いたします。」

    プロローグ前半完ッッ

  • 23二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 20:02:40

    プロローグ【前半】はブルアカのプロローグを参考に作ってきたものですが、これからの【後半】は烈先生がキヴォトスにどう対応するかみたいなのを書いていきます。あんま期待はしないでくださいよ!

  • 24二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 20:05:34

    >>21

    あの剣豪ならキヴォトスでも十分やっていけそうだしな…てか銃弾くらいなら切れそう

  • 25二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 20:48:59

    成り行き任せにここまできてしまったものの…

    常に銃弾が飛び交う環境…現世の一般人には考え
    られぬ身体能力、耐久力…
    断じて未成年の女性に技を使うことはないが…

    "…武器をもってもいいかもしれんな"

    「武器なら、シャーレの部室にも立てかけられた
    銃がありますよ。」

    シッテムの箱の中からアロナが応える
    銃火器…否、銃火器は…

  • 26二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 21:13:42

    ………
    西暦1259年中国、銃火器の元となる物である
    突火槍と呼ばれる武器が生まれた
    竹筒に火薬と石の弾丸を詰めて発射するもので
    はじめこそは単純な仕組みの武器であったが…

    この武器の発展にともない戦は大きく姿を変え始め
    火薬兵器が戦場に定着する第一歩となった

    …確かに生まれは同じだ。しかしだ。
    しかし、時代が大きく異なる。これを使用する
    ことは中国拳法を捨て新たな技術で闘うことと同義
    それはわたしの【武道】(中国拳法)に反するッッ

  • 27二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 21:16:55

    めちゃくちゃキリが悪いけど今日はここまで
    需要はあんまないけど誰かが見てくれる限り
    書きまくりまっせー

  • 28二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 06:55:10

    "…すまないがアロナ、わたしは銃火器の使用は控えたい。それ以外の武器の売店はあるか?"

    「そうですね…ここにあるのはほとんど銃のショップですが…そうだ!山海経高級中学校付近にはいいものがあるかもしれません!」

    "(山海経高級中学校…もらった資料では建物や雰囲気が現世の中国に酷似していた…おもしろい)"

    "わかった。そこに向かうとしよう。ナビゲートは頼めるか?"

    「わかりました!山海経高級中学校まで安心安全に
    案内してみせます!」

  • 29二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 15:20:23

    最初から山海経行っちゃうか、ただ烈先生なら何とかなりそう感がね……

  • 30二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 17:13:17

    ただ武器買いに来ただけなので生徒との関わりは
    特に書きません。申し訳ねぇ!
    _______________________
    「ここが山海経高級中学校です!ここまでお疲れ様でした!」

    "なにからなにまですまないな、アロナ"

    ここが山海経…想像通り…何処か懐かしさを感じる
    しかし…場違いな目で見られている…?

    だが仕方がなかろう。全くの知らない大人が
    シャーレの先生として着任し、ここにわざわざ来ているのだから

    気を取り直しあたりを散策していると、武装売店という看板を見つけた

    …ひとまずここに入ることとしよう

  • 31二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 17:47:05

    試しに売店へ入ると想像以上の武器の数々が
    出迎えた。
    双剣…大刀…九節鞭に三節棍…そして投剣

    ここ(キヴォトス)でもこんなにも様々なものが見れるとは……

    その中でも特に目を引くものが…

    【流星錘】

    中国武術で使用される「軟兵器」の一種である
    ​一見すると「紐のついた鉄球」しかし
    その扱いは非常に奥深く様々な用途で使用される

  • 32二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 18:14:09

    いつ飛んでくるか分からないアレか

  • 33二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 19:14:45

    重りをぶつける…足に絡めて転ばせる…
    相手の武器や手足にロープを絡め取る…

    多くの用途がある分、使用者の技術力が問われる。
    「刀は百日、槍は千日、剣は万日」
    という言葉が中国武道にはあるが、この流星錘は
    一生かけて磨く武器とも言われている

    中国武術でも最も使用することが困難である武器
    として候補に挙がることも少なくはない

    しかしッ!この「海王」の名を持つ烈海王であれば
    使用することなど容易いッ!

    ''…流星錘と投剣を買ってゆこう"

  • 34二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 19:15:35

    ルミとかが烈海王の回復力にめちゃくちゃ興味示しそう


    14キロの砂糖水…?知らない子ですね…

  • 35二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 19:33:04

    この銃社会でこういうの売ってるモンだな

  • 36二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 19:59:00

    >>35

    山海経とかなら物好きな店長がやってそう感があるんで…

  • 37二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 20:08:09

    >>34

    14キロの砂糖水は最悪の場合、昏睡や死に至る危険性があるらしいからな…グラップラー達でないと出来ない芸当。

    キヴォトス人…いけるか…?

  • 38二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 21:42:34

    ー購入後シャーレのオフィスに戻った烈先生ー

    武器も手元にある…ここで生きるすべは十分確保
    できたか…

    "これで一段落…といったところだな"

    「はい!ですが本当に大変なのはこれからですよ?」

    「これから先生とともに、生徒達が直面している問題について解消していかないとですからね!」

    "ああ、これからよろしく頼む"

    「ええ、こちらこそキヴォトスをシャーレを
    よろしくお願いしますね!先生!」

    ……
    技術力が現世よりも高く、銃撃が飛び交うこの世界
    でわたし(中国拳法)の力はどれだけ通用するのだろうか

    否、わたしは「先生」としてこの世界でも
    中国拳法が最強であることを証明してみせようッ!

    プロローグ【後半】完ッッ

  • 39二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 21:44:18

    これでプロローグ完結になります!明日からはアビドス対策委員会編に入っていきますので、遅筆ですが
    これからもよろしくお願いします

  • 40二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 06:43:10

    「ここ数日間、シャーレに関する噂もたくさん広まってるみたいですし、他の生徒達から助けを求める手紙も届いています。」

    「良い兆候です! 私たちの活躍が始まるということですから!」

    「ですがその中に…ちょっと不穏な、こんな手紙がありまして。」

    "…不穏か"

    「これは先生に見てもらったほうがいいかと…」

    手紙をもらうと、そこには…

  • 41二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 16:12:24

    丁寧な文字で書き綴られている、長文の文章が
    あった

    要約すると、暴力組織によって学校が制圧されそうになっているため、救助要請をしてきたようだ

    「学校が暴力組織に攻撃されているなんて…ただ事ではなさそうですが…。」

    "わたしが行こう"

    「即決ですか!?」

    "何も知らぬわたしに、ここまで良い住まいをさせてもらっているのだ。ここで何もしないわけには行かないだろう。"

    "(それに…この世界の暴力組織とやらに出会わせしてみたい)"

    …そして即決してアビドス直行しはいいものの…
    いつしか道に迷い遭難していた

  • 42二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 16:15:25

    トリップつけた方がいいかも

  • 43作者25/11/20(木) 20:58:21

    "(…海王の名をもつわたしであろうものが遭難とは…
    かたじけない)"

    「すみません先生…このあたりのアビドス地区の
    地図データはほとんどなくて…さらに圏外という
    こともあり…」

    "ここらは売店がない。まず街へ出なければ
    飢え死にだろう…"

    "わたしは真っ直ぐ歩き続ける。アロナは地図の
    ことを頼めるか"

    "了解しました!"

    そして再び歩み出そうとしたそのとき…

    ???「…あの…大丈夫…?」

  • 44二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 22:26:35

    ファンタジーやらキヴォトスやら転生して大変だな烈先生…

  • 45作者25/11/21(金) 06:57:06

    全然書けてなくて申し訳ない…今日午後巻き返します

  • 46作者25/11/21(金) 14:55:53

    ふり返ると、銀髪に狼の耳をもった少女が
    興味深そうにこちらを見ていた

    "君は…?"

    「こんなところで人は見たことないし…
    道に迷ってるのかと…」

    "…ああ、まだ土地勘がなくてな。簡潔に言うと
    道に迷い遭難してしまったのだ。"

    「なるほど、ただの遭難者だったんだね。」

    「遭難するのもおかしくないと思う。元々
    そういうところだったから。」

  • 47作者25/11/21(金) 18:17:37

    "まだ名乗っていなかったな。わたしは烈海王…
    連邦生徒会から先生として来た"

    「私は砂狼…砂狼シロコ。連邦生徒会から来た人なんだ。ここらへんだとうちの学校しかないけど…」

    「もしかして【アビドス】に…?」

    烈海王が頷くと、シロコは困ったような
    仕草を見せた

    「でもここからは遠い…この自転車は一人用だし…」

    シロコが考えあぐねていると、烈海王が口を開いた

    "いや、あれに乗ってもらってかまわない。わたしが後ろから追いかけよう。"

    「え?」

  • 48作者25/11/21(金) 18:22:26

    「…でもあんまり遅く漕いでも…」

    日が暮れてしまうといいかけたそのとき

    "いや、全力で漕いでもらってかまわん
    わたしなら追いつける。"

    「……わかった。試してみる?」

    話が通じなさそうなので、 もう実際に見てもらう
    ことにしたシロコ。ペダルを思いっきり踏み込み、
    漕ぎ出すが…

    __________________

    …おかしい。速度を出しているはずなのに、後ろから
    追いかけるどころどこまでも並列してくる…

    そう、烈海王はこの自転車の速度に生身でおいついているのだ

  • 49二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 18:26:23

    >>37

    アケミあたりならハードなトレーニング後に14kgの加藤入り紅茶飲んでそう

  • 50二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:37:09

    >>49

    なんなら溶かす前が14kgだとか言って水14L用意して

    しかも飽和するまで溶かして飲んでそう(果糖だと重量約5倍 流石に盛り過ぎか)

  • 51二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 07:31:51

    >>50

    でもアカリとかみたいにオリバ並のカロリー摂取してそうな生徒もいるし意外とスミレとかも数万キロカロリーとか摂ってる可能性とかない?


    烈さんが功夫ではないけど日々熱心にトレーニングしてるスミレを見てプロテインとかも否定はしないけど今の君に必要な栄養だと中華料理の山を振る舞ってくれたり逆に山海経でレイジョに指導しつつ自分も鍛錬してたらルミに振る舞われて素晴らしい料理だとニッコニコになったりするのもありじゃね?

  • 52作者25/11/22(土) 09:25:48

    アビドス高等学校へ向った2人。距離が大分あった
    が、その速度で日が暮れる前にたどり着いた

    「ただいま。」

    「おかえり。シロコせんぱ…い…?」

    「え!?なに、どちら様…!?」

    「来客の予定とかってありましたっけ…?」

    黒髪に猫耳をもった少女と、赤い眼鏡に尖った耳を
    もつ少女が出迎えてきた

    急な訪問のため混乱するのも無理はないだろう

    すると奥から金髪で長髪の少女が口を挟む

    「その首にかかってるもの、その服装はもしや…」

    "急な訪問ですまない。わたしが救助要請に応えに
    来たシャーレの者だ。"

    「!!」

  • 53作者25/11/22(土) 13:20:54

    「ええ、まさかの!?」

    「連邦捜査部シャーレの先生!?」

    「わあ☆支援要請が受理されたのですね!
    良かったですね、アヤネちゃん!」

    「あ、早くホシノ先輩にも知らせてあげないと・・・
    あれ?ホシノ先輩は?」

    「委員長は隣の部屋で寝てるよ。私起こしてくる。」

    と動き出そうとしたとき…

    ドドドドドドドドッ

  • 54作者25/11/22(土) 13:29:47

    >>50

    キヴォトス界のオーガならやる

スレッドは11/22 23:29頃に落ちます

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