- 1◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 20:48:27
不眠に悩まされてる先生が藪医者に相談しにいったところ「添い寝するといいよ」って言われて半信半疑ながらもヒナタに添い寝を頼み込んでヒナタが快諾したことから二人がいつも一緒に寝る生活が始まり、本人に想いを直接伝えてはいないものの実は先生のことが好きなヒナタと真っ先に添い寝をお願いしにいくくらい親しい間柄である自覚があるものの教師という立場と先生の視点上不透明なヒナタの意志を考慮すればあんまり不用意に距離を近づけるようなことするのはなって思ってる先生が、不眠の治療という建前を武器にちょこちょこ距離を詰めようとしてくるヒナタと余りにも近い距離で同じ時間を過ごし続けるうちにどんどん好意を隠しきれなくなってくる先生という概念でSSを書いてきたということを伝えれば読者がやってきて感想レスをしてくれるらしいので、今から投下していきますね
- 2◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 20:49:33
先生"……はい？"
睡眠専門外来ヤブ・イーシャ「ですから、添い寝です、添い寝。貴方の不眠症を改善するには、どなたかと一緒に眠られるのがよろしいかと」
先生"本気で言ってます？"
睡眠専門外来ヤブ・イーシャ「本気です。いいですかな。添い寝には睡眠中のストレスを和らげる効果があり、誰かと一緒に寝たかそうでないかでニセノネムレルホルモンの分泌量が80%変わるといった論文も学会に上がっています。ネムレチャーにも……」
先生"わかった、わかった、わかりましたから！" - 3◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 21:13:44
先生"と、いうわけなんだ。異性にこういうことを頼まれるのは正直、気持ち悪いかもしれないけど……"
ヒナタ「いえいえそんな！これもシスターフッドの務め、では、ありませんが……私としても先生のお力になれるのは嬉しいですから！もっとお気軽に頼ってくださいね」
先生"ありがとね……" - 4二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 21:14:53
自分で書けや！と言おうとしたら書いてた
- 5二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 21:14:55
ヤブ・イーシャ好き
- 6◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 21:15:03
（その日の夜）
（寝室で、ヒナタと二人でパジャマ姿になっていた）
"え、えーと、じゃあ。よ、よろしくお願い、します"
「よ、よろしくお願いします……どうぞ」 - 7◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 21:16:19
（ヒナタが先にベッドに入っており、両手を広げて待っていた）
"あ。いや、えーと"
「？」
"いや……そこまでは"
「あ！で、ですよね！すみません、私ったら早とちりしちゃって！アハハ」 - 8◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 21:17:28
（ヒナタの隣に潜り込んで、仰向けになって寝る）
（普段と異なり、布団の中から熱が伝わってくる）
（少し、狭い）
「あ、あの……」
"ん？"
「て、手とか……握りましょうか……？」
"え……？"
「い、いえ！ほら、これは先生の安眠のためですから！ストレスで眠れないとのことなので、その、手を握れば少しは緩和できるかな、と、思い……ダメでしょうか……？？」
"ああいや。驚いただけだよ。ありがとう。それじゃ、お言葉に甘えて"
（添い寝の時点でセクハラ甚だしいのにも関わらず流石にそれはどうなんだ、と思ったが、ヒナタの様子を見てお願いすることにした）
（布団の中にあるため見えないが、変なところを触ってしまわないように、慎重に手を探っていく）
（何か硬くて鋭いものに手が当たった）
（しばらく触ると、どうやらヒナタの爪であるらしいことがわかった）
（指を絡ませる）
（細い）
（温かい。少し湿り気を感じる。汗だろうか） - 9◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 21:18:33
「先生の手……冷たい、ですね」
「そういうヒナタは温かいね」
「そうですか……？あ、で、でも手の冷たい人は心が温かい、なんて言いますし……」
「そんなことないよ」
「？そうですか？」
「うん。だって、こうやって私に付き合ってくれるヒナタの心が温かくないわけないからね」
「そ、そうです、か」
（沈黙が流れる）
（少し、眠くなってきた）
（気を遣ってくれているのだろうか。ヒナタが小声で話しかけてくる）
「……眠れそうですか？」
"うん……かもね……"
「そうですか……」
「おやすみなさい、先生」 - 10◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 21:28:14
（まあまあそこそこの悪夢を見た）
"結局寝付けなかったんだけど……！？"
"あのヤブ医者……！！"
（目元を擦ると、視界がはっきりしてきた）
（ヒナタが横で寝ている）
（右手がヒナタの両手で包まれていた）
"……"
（頭を撫で、起き上がった） - 11◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 21:29:43
"おはよう。朝ご飯できてるよ。パンとコーヒーでよかった？"
「あ、お、おはようございます……じゃなくて！すみません、寝坊しちゃって……！」
"まだ時間はあるし気にしなくていいよ" - 12◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 21:31:19
（ヒナタと朝食を食べる）
「その……昨日はどうでしたか……？随分と、うなされていた様ですが……」
"……あー、もしかして起こしちゃってた……？"
「あ、いえいえ！……あー、いえ、まあ……気になっていないと言えば、嘘ではありますが……」
"……んー……"
"いや、正直、あんまり眠れなかったんだよね……"
「やっぱりそうですか……」
"わざわざ付き合ってもらったのにゴメンね……とりあえず、今日またあの医者のところに行ってみようかなって"
「そ、それは！」 - 13◆t29cyjkQXo25/11/18(火) 21:33:21
"？"
「あ、えっと！あれです！一日では効果が出たかも分かりませんし！もう何日か試してみるのはどうでしょうか！どのみち、効果があるのであれば続けないといけませんし、先生もお忙しいですから、そんなにすぐ行くようなことでもないと思いますので！」
"えー……？いや、ヒナタも迷惑じゃない……？ぶっちゃけあの医者の信憑性怪しいし……"
「私はいいんです！先生の力になりたいので！」
"そ、そう……？じゃあ、もう少しだけ様子を見てみようかな"
「はい！それがいいと思います」 - 14二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 21:38:10
ヒナタがまるで聖母のように見える…
- 15二次元好きの匿名さん25/11/18(火) 21:55:43
いいぞヤブ・イーシャ。
「体温を感じる面積は広いほど効果があります」とか言え - 16二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 00:04:19
エラーが長く続いたけどスレ主には頑張ってもらいたい
- 17二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 06:39:23
おはよう保守
- 18◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 07:14:24
「ご飯、美味しいですね」
"ありがとう。お口に合ったようで何よりだ"
「えへへ。毎日食べたいくらいです」
"そこまで……？まあ、ヒナタがいいならいつでも作るよ" - 19◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 07:15:36
"トリニティまで送るよ"
「いいですよそんな！申し訳ないです」
"私がやりたいからいいんだ。さ、行こう"
「は、はい……」 - 20◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 07:16:55
「ふゎ……」
（仕事中にあくびをする）
（ふと、カレンダーに目が止まった）
（あの日はなんだったか……）
「危ない。寝落ちするところだった」
「コーヒーでも淹れよう」 - 21◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 07:20:03
（そしてしばらく）
（毎晩ヒナタと一緒に寝る日々が続いた）
（しかし、状態は大して改善しなかった）
"あの"
「ふむ、今日はどうされましたかな」
"貴方の言っていた添い寝とやらを、試してみたんですが"
「なるほど。それで。……いえ、皆まで言わずとも分かります。十分な効果を得られなかったのですな」
"はい。治りませんが"
「まあまあそう不満気な顔をなさらずに。物事には原因と、それを取り除くための解法が必ず存在します。……ふむ、ひとつ質問よろしいですかな？」
"なんでしょうか"
「添い寝をする際、どのようにして寝られています？」
"ハァ！？"
「真剣な質問です。添い寝と言っても色々あるでしょう。向き合って寝ていたりだとか、腕枕をしたりだとか、腹のあたりで丸まるだとか。私は腕枕がもっぱらですな」
"貴方の話はいいです" - 22◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 07:21:05
「それで？貴方はどのようになさっているのですか？」
"……必須ですか？"
「必須です」
"あー……えー……川の字というか……お互い横になって……仰向けで寝ていますね……"
「密着度が足りませんな」
"はい！？！？"
「いいですか。この治療法の目的は添い寝による、ストレス緩和です。そんな生優しいことを言っていないで、もっと本気で、ご自身の病気を治すという姿勢を持って、ことに臨んでください。私としては腕枕がおすすめです。二の腕の筋肉がないと翌朝軽く鬱血しますが」
"貴方の話はいいです"
「ともかく！密着！密着ですぞ！鼻を埋めるくらいの気持ちでくっついてください！」
"これに診察費取られるんですか……？"
「知識代です」
"不満だ……" - 23◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 07:22:45
「は、はい！？みみみみみ、密着ですか！？」
"らしいんだ……いや、流石にヒナタにも無理を言うつもりは"
「い、いえ！大丈夫です！覚悟、できてます！」
"覚悟……？本当に大丈夫？"
「大丈夫、です！」
"そ、そう" - 24◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 07:24:08
"そういえば、今日の夕食ってどうする？"
「カレーとかいいんじゃないでしょうか？昨日の肉じゃがが余ってたと思いますし」
"なるほど。定番リメイクだ。じゃあ、今日はカレーにしよっか"
"はい！あ、そしたら私もう洗濯しちゃいますね"
「助かるよ」 - 25二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 12:37:54
昼保守
- 26二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 17:18:51
なんか夫婦みたいな会話が自然と出てくるようになったな
- 27◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:08:28
（その晩、いつものようにヒナタと寝室にいた）
「ど、どうぞ……！！」
"し、失礼します……"
（布団に入る）
（相変わらず狭い）
"えーっ、と。一応、腕枕とかしろって、言われてるけど……"
「う、腕枕ですか……！？」
"ハードル高いよねえ……"
「うぅ……で、でしたら！」
"？" - 28◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:09:35
（ヒナタが両手を広げている）
（右腕が掛け布団を押し上げ、パジャマ姿の全身が見えていた）
「こ、ここは、は、ハグとかで如何でしょうか……？」
"！？！？！？"
「い、いえその！ほら！ハグであれば腕枕と違って、日常にすることもまだありますし！？こちらの方がハードルが低いと存じござい申し上げると言いますか！？いっそ私と先生の間柄ですし今更この程度は気にすることでもないことのような！？」
"た、確かに……？？？？" - 29◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:11:36
（あまりの剣幕に何が何だかわからなくなってしまった）
（言われるがまま、ヒナタの広げる腕の中に体を差し入れる）
「あ……」
"えーと、私の腕は、どうしよ"
「あ……！そ、そうですね！私ちょっと浮きますね！どうぞ！」
"あ、ありがとう……？"
（ヒナタの体とベッドの間に腕を通す）
（遊んでいた腕をなんとなく丸めて、背中へと落ち着かせた）
（それに合わせて、ヒナタもこちらの背中に手を回してくる）
（必然的に、鼻と鼻が触れ合うような距離感になり、体のあらゆるところが密着する）
（互いの鼓動が聞こえてきそうな気さえする）
（近い……！！）
「あああああのあのあのせせせせ先生、ここここれってほほほほ本当に効果あるんでしょうか……！？！？」
"あるって言ってたんだしやってみるしかないんじゃないかな……！？" - 30◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:13:17
（ヒナタと目が合う）
（まつ毛の一本一本を数えることができて、瞳の奥まで覗き見ることができてしまいそうな近さだ）
（自分のそれとは違う、柔らかな作りの肉体の感触が触覚に伝わってくる）
（腕や胴体から熱が、顔や髪から漂う匂いが感じられるどころか、互いの吐息すら肌に感じられる）
"と、とりあえず、目だけでも瞑ろうか！明日も早いんだし！"
「そ、そうですね！それがいいです！」
（そして目を瞑る）
（……温かい。なんだか、安心す） - 31◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:14:22
（朝になっていた）
"……！？！？！？！？"
（窓から穏やかな光が差し込み、明るい道筋を空中に作っている）
"信じられない……本当に、熟睡、できた……？？"
（信じられないような気分だったが、目元が澄み渡る感触が久しぶりにした）
（頭が軽い）
「ふにゅ……」
（私が突然体を起こしたため、それに引っ張られてヒナタの体も持ち上げられていた）
（刺激で目が覚めかけているのだろう。目元がぴくぴくと動いている）
"よしよし"
（頭を撫でて、僅かな名残惜しさを振り払い、布団の温もりの中から抜け出した） - 32◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:18:23
（それから連日ヒナタと抱き合って寝てみたが、一度もうなされることはなかった）
「あれ？今日はお弁当なんですね」
"ん、ああ。最近はずっと弁当を持ってきてるんだ。その方が効率的だしね" - 33◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:20:49
「シスターヒナタ、最近食の好みでも変わりました？お弁当の内容がこれまでとは違うような……」
「！？い、いえ！そんなことないですよ！アハハ」 - 34◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:22:29
「せんせー、お風呂出ましたよ」
"ん、じゃあ私も入ろうかな"
「はい。どうぞ」 - 35◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:24:39
（今晩も、ヒナタと一緒に寝ていた）
「よーしよし……」
"ひ、ヒナタ？別に撫でてくれなくてもいいんだよ？"
「いえ……ほら、先生のストレス緩和が目的ですから……それに、私がやりたいからいいんですよ」
"えぇ……？"
「よしよし……」
（どうやら本当に、不眠症は改善されたようだった） - 36◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:25:42
（報告も兼ねて、いつもの医師にかかっていた）
"……治りました。ありがとうございます"
「おや、素晴らしい。やはりちゃんと効果がありましたな」
"その節は、先生に対して不適切な言葉遣いをしてしまい、なんと謝ったらいいか……"
「いえいえ。やはり医者としては、患者に元気になってもらうのが一番の喜びですからな。診察費も貰っていますし、それ以上望むこともありますまい」
"本当に、ありがとうございます……" - 37◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:26:57
「ふむ。しかしやはり効果覿面ですな。私も一緒に寝るようになってから、随分睡眠の質が上がりまして……」
"ハハ……"
「普段クールな態度な割に、こちらに甘えて当然、という顔をしてくっついてくるのも大変可愛くて……」
"ハハハ……"
「私に構われるのがあんまり好きではないのか、こちらから来るといわゆる塩対応というやつをされるんですが……そうだ！見ますかな？親バカではないですが、とても可愛いのですよ」
"いえ流石に……ん？"
（親バカ？） - 38◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:28:17
（こちらに画面を向けられたスマートフォンの中には）
（小さくてとても愛くるしいものが映っていた）
（……茶色の、小さいトイプードルが）
"……………………………とても、可愛いですね"
「でしょうでしょう！いやはやあんまり犬らしい甘え方をしてくれない気もしますが、これはこれでギャップと言いますか、本当に可愛くて仕方なくて……」
"えーと、まさか、すみません。添い寝というのは、もしや犬や猫の類いで……？"
睡眠専門外来兼アニマルセラピストヤブ・イーシャ「はい？そうですが。看板に書いてあるでしょう。逆になんだとお思いだったんですか？」
（よく見れば、部屋にも掲げられている病院名にも書いてあった）
"あ〜……いえ、すいません……人間の、異性のことだと、ばかり……てっきり……"
「はぁ？」
（気まずい沈黙が流れる） - 39◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:29:21
「──ハ、ハッハッハ！！！いや！！！まさか！！！そのようなご勘違いをされていたとは！！」
"うるさいですね……頭もまともに回ってなかったんですよ……"
「いえいえいえ。まあ、結果的にそれも改善したようですし、何よりですね？ところで、『お相手』はどなたにお願いしていたんです？」
"あ〜……いや……えー……その、特に親しかった、知り合いの方と……"
「ハハハハハ！成程！つまり私はここずっと、惚気話を聞かされていたわけだ！傑作ですな！」
"貴方の指示に従っただけなんですが……！？"
「勘違いでしょうに。ともあれ、症状も良くなったようで──いえ、ここは二重の意味で送りましょう。『おめでとうございます』」
"やっぱアンタ、嫌いだ……"
「それも今は大変愉快なので許しましょう。それでは」 - 40◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:30:49
「えっ！？アニマルセラピー！？トイプードル！？」
"……らしい……"
「い、今まで私たち、勘違いしてたってことですか……？？」
"……みたい……いやホント、なんか、ゴメン……"
「あっ、いえいえその、わ、私としても、嬉しかった、ですし……」 - 41◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:34:51
「その……勘違い、って、言いましたよね」
"言ったね"
「では……この…………か、関係、も、ここで終わり……ですか？その、ワンちゃんとかを飼って、それで不眠症がまた再発しないとか」
"え？あー……いや……それは……そもそもこれで改善したんだし……いや"
（気付く）
（ヒナタが求める言葉は、これではないだろう） - 42◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:35:55
"ヒナタ"
「は、はい」
"君さえ良ければ、このまま、これからも、ずっと、この関係を続けさせて欲しい。……恥ずかしい話ではあるんだけど、正直、これを手放したく、ないんだ"
「……！！はい！もちろん！！」 - 43◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:37:10
「あ。そういえば」
"？"
「すみません、先生、先生と呼んでいたのですが、先生の名前を今まで知らなくて……この機会ですし、伺ってもいいですか？」
"あー。もう、『先生』が呼び名になってるしねえ"
「普段下げているネームプレートにも肩書しか書いてないので……」
"そういえばそうだね……" - 44◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:38:18
"ヒナタ"
「はい」
"私の名前はね──"
終わり - 45◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 19:40:52
普段立てたらそのまま投げて終わりをよくやってて、昨日もそうする予定があにまんの鯖落ちで今日まで伸びちゃった
とはいえ管理人が瞬間的とはいえ復旧してくれたり反応してくれる人がいたからなんとか落とさずSSを投げきれたわね、感謝感激雨あられ
ねかーまいつもありがとう（割と本心） - 46二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 19:41:37
ほう……ヒナタスレですか
- 47二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 20:15:05
素晴らしいSSをありがとう。
後日談、期待してもいいですか？ - 48二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 20:29:26
ヤブイーシャがヤブ医者じゃない動物好きのいい人だったの好き
- 49◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 20:47:21
- 50二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 21:00:03
- 51二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 21:05:06
犬と添い寝してる藪医者可愛すぎか？
ヒナタ体温高いから冬とかになったらめちゃくちゃ寝られそう - 52二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 21:10:42
同棲後の添い寝シーンとか？
- 53◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 22:56:34
（前置き）
（一人なら流石に敬語外すだろ＆敬語外れたらこうだろうと思いながらエミュするけど許して）
（あと添い寝シチュはほぼ書いたんで味変するわね） - 54◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 23:02:58
「ん……」
「もう、朝……？」
「まだちょっと暗い……」
（ヒナタが時計を見ると、普段よりも短針の位置が違っていた）
（カーテン越しに入ってくる光もかなり薄い）
「あ……」
「そっか。……まだ、起きてないんですね……」
（ヒナタが先生の様子を見ると、先生はまだ眠っているようだった）
（瞼は完全に閉じ、穏やかな息を鼻から出している）
「ふふ……かわいい」
（もみあげの辺りに手を入れる）
「たまには……私がコーヒー、淹れちゃおうかな……」
「でも……」 - 55◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 23:04:18
（鎖骨の辺りに頭を押し当てる）
「まだちょっと……早いか……」
「あ……今なら……」
「─、──、さ、ん……〜〜ッッッ！！」
（足をバタつかせ、悶える）
「まだ、名前じゃ呼べないかな……」
「先生。今日は私が朝ごはん、作ってあげますからね……」
「……」 - 56◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 23:06:45
"おはよ。今日はちょっと寒いね"
「……え？あ、あれ！？先生！？」
"うん。先生だよ"
「あれ！？いつ起き……○時！？あれ！？」
"寝ぼけてる？"
「いやっあのっ私、今日は先生より先に起きて、あれ！？」
"……二度寝でもした？"
「にど、ね……！？えぇ……！？そんな、私、今日は朝食作ろうと思ってたのに……」 - 57◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 23:07:48
（先生が少し、呆れたように微笑む）
"まあ。ほら、起きなよ。もう準備できてるよ"
「わわっ、いや、私、本当は……！！」
"まあまあ、そこまで言うなら明日とか今度とか、楽しみにしてるよ"
「ほ、本当に朝早く起きてたんです〜！！」
（そして、今日も一日が始まっていった）
終わり - 58◆t29cyjkQXo25/11/19(水) 23:08:51
ではの
- 59二次元好きの匿名さん25/11/19(水) 23:15:07
月並みな言葉しかでなくて申し訳ない
貴方が神か - 60二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 00:33:41
ヒナタが勢いに任せてハグ提案するの解像度高い
素晴らしいSSをありがとう… - 61二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 01:09:04
おつ
- 62二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 03:29:36
ありがとうございました
- 63二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 10:05:06
とても良かったです
- 64二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 16:02:54
ありがとう、SS読んでてすごい元気出た
- 65二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 16:44:34
エクセレント
素晴らしい話でした - 66◆t29cyjkQXo25/11/20(木) 18:11:29
感想いっぱい来てｳﾚｼ
どう返せばいいか分かんないのでとりあえずハート押してるけど読んでます - 67二次元好きの匿名さん25/11/20(木) 20:01:29
- 68二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 02:23:19
ヒナタの良質なSSを読めるとは･･･
本当にありがとう - 69二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 05:35:41
このレスは削除されています
- 70二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 08:49:04
遅れながら読ませていただいた
まさか添い寝がアニマルセラピーだったとは…。やっぱ藪医者だなこいつ(いいぞもっとやれ！)
慣れない名前呼びしてバタバタするヒナタも可愛いなぁ - 71二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 18:49:02
癒された
- 72二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 04:31:24
よく眠れそうないい話だった