"バトロワ"をやります GANTZ: The Ark Breakers Part.2

  • 1バトロ渡哲也25/11/22(土) 14:32:08
  • 2二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:36:59
  • 3バトロ渡哲也25/11/22(土) 14:37:39

    イベント2(廃墟の港湾都市):分断とJ.Jの不信感

    転送先は、夜の廃墟となった港湾都市。潮の香りと錆びた鉄の臭いが充満している。メンバーは3チームに分断された。

    【鬼龍隊:鬼龍、しのぶ、J.J】

    【リヴァイ隊:リヴァイ、イーサン、ペガサス】

    【オールマイト隊:オールマイト、ほむら】


    鬼龍隊は、巨大なコンテナヤードに転送された。

    無幻魔人 J.J 「おい、そこのデカいの(鬼龍)。アンタ、強そうだな。このゲーム、どうなってんだ? 俺たちに何をさせたいんだ?」

    宮沢鬼龍 「フン。雑魚に説明する舌は持ち合わせていない。生き残りたければ、俺の邪魔をするな」

    無幻魔人 J.J 「…チッ、愛想のない野郎だ」

    J.Jは、鬼龍の傲慢な態度にかつての自分を重ね、不快感を示す。

  • 4二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:39:00

    >>3

    鬼龍隊の連携は鬼龍抜きで行われてそうでリラックスできますね

  • 5バトロ渡哲也25/11/22(土) 14:40:39

    イベント3(港湾倉庫):リヴァイ隊 vs. 刹那の対立

    リヴァイ隊の前に、刹那・F・セイエイ(星人)が現れた。彼は、ダブルオークアンタ フルセイバーのGNソードを構え、青白いGN粒子を散布しながら浮遊している。

    刹那・F・セイエイ 「俺は本当は、戦いを望まない。俺たちは、わかり合う必要がある。地球人と、俺たちイノベイター(星人)は、共存できるはずだ」

    リヴァイ・アッカーマン 「チッ、御託はいい。テメェは点数だ。ホシノたちを蘇生させるためのな。……オイ行くぞ、新入り(イーサン)、派手な男(ペガサス)」

    リヴァイは、刹那の対話の申し出を一蹴し、Xガンを構える。ホシノを失った喪失感は、彼をより冷徹な殺戮マシンへと変えていた。

    イーサン・ウィンターズ 「よくわからんが、やるしかないのか…! クソッ、化け物相手は慣れてるが、ロボットは専門外だぞ!」

    イーサンは文句を言いながらも、サバイバル本能に従い銃を構える。

    ペガサス・J・クロフォード 「ワオ! ロボット・バトルデースネ! ミーはトゥーンのように楽しく援護射撃をしまース!」

    刹那・F・セイエイ 「…対話が通じないなら、武力介入を行う! 俺が、ガンダムだ!」

    刹那は、GNソードビットを展開し、オールレンジ攻撃の構えを取る。

  • 6二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:41:51

    どうしてオールマイト達の所に行かずにこんな所に来たの?

  • 7二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:42:06

    >>5

    オールマイト隊と会えてれば…(哀)

  • 8バトロ渡哲也25/11/22(土) 14:43:57

    イベント4(港湾倉庫):リヴァイの猛攻と刹那の撃破

    無数のGNソードビットが襲い来る中、リヴァイは瓦礫を立体機動で飛び回り、肉薄する。

    リヴァイ・アッカーマン 「デカい図体だ。的には困らねぇな」

    リヴァイは超硬質ブレードでソードビットを弾きながら、刹那の懐に飛び込む。イーサンは攻撃を受けて左腕が吹き飛ぶが、ポケットから取り出した回復薬をかけると、瞬時に腕を接合した。

    イーサン・ウィンターズ 「痛ぇなクソッ! だが、これくらいじゃ死なねぇぞ!」

    刹那・F・セイエイ 「くっ…! 速い…! しかも、あの男(イーサン)、不死身か…!?」

    ペガサスは、攻撃が当たらない位置で派手に銃を乱射し、刹那のセンサーを攪乱する。 追い詰められた刹那は、最後の切り札を切る。

    刹那・F・セイエイ 「トランザム!!」

    機体が紅く発光し、スペックが数倍に跳ね上がる。残像を残すほどの超高速移動でリヴァイに迫る。

    リヴァイ・アッカーマン 「遅せぇ」

    リヴァイは、トランザムのスピードすらも動体視力で捉えていた。刹那が大振りの斬撃を放った瞬間、リヴァイは空中で回転し、その刃の上を滑るように回避。そのままコックピットハッチの隙間にブレードを突き立てた。

    リヴァイ・アッカーマン 「そこだ」

    刹那・F・セイエイ 「俺たちは…わかり合え…なかっ…た…」

    リヴァイの一撃がコックピットを貫き、刹那の身体を引き裂いた。機体は爆発四散するが、その爆風でリヴァイは吹き飛ばされ、壁に激突する。 バキリ、と嫌な音がした。

    【刹那・F・セイエイ(星人)、死亡!】 【リヴァイ・アッカーマン、右腕骨折の重傷!】

  • 9バトロ渡哲也25/11/22(土) 14:48:06

    イベント5(廃墟のビル):オールマイト隊の捕縛と転送準備

    一方、オールマイトとほむらは、廃ビルの屋上で地獄のフブキ(星人)、ヤン・ウェンリー(星人)、岡崎夢美(星人)を発見した。 フブキは即座に念動力で周囲の瓦礫を浮かせ、攻撃態勢に入る。

    地獄のフブキ 「あなたたち、これ以上、近づかないで! 私の部下(ヤン、岡崎)には指一本触れさせないわ!」

    オールマイト 「待ってくれ! 私たちは戦いに来たのではない! 君たちを救いたいんだ!」

    オールマイトは、フブキが放った瓦礫の嵐を、デトロイト・スマッシュの風圧だけで優しく相殺する。傷つけずに制圧する、圧倒的な実力差。

    ヤン・ウェンリー 「…参ったな。勝てる相手じゃない。降伏しよう、フブキ君」

    ヤンは両手を上げる。

    暁美ほむら 「落ち着いてください。私たちは、貴方たちを転送装置で逃がしたいのです。殺し合いを避けるために」

    岡崎夢美 「ふふん、転送? 面白そうじゃない! 私の科学力で、その装置の原理を分析させてもらおうかしら!」

    ほむらから説明を受けた3名は、生存のために転送を受け入れた。オールマイトは転送装置を起動する。

    オールマイト 「よし、転送開始だ! 1分間、このボタンを押し続ける!」

  • 10二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:49:43

    邪魔が入らなければいいですね……本気でねグッ

  • 11バトロ渡哲也25/11/22(土) 14:51:17

    イベント6(廃墟のビル):リヴァイ隊の乱入と一触即発

    転送の光が星人たちを包み始めたその時、リヴァイ、イーサン、ペガサスが現れた。 リヴァイは、折れた右腕を庇いながら、左手だけでXガンを構え、転送中のフブキに狙いを定める。

    リヴァイ・アッカーマン 「オイ。オールマイト。テメェ、何をしている」

    オールマイト 「リヴァイ君! 彼らは戦意がない! 転送で逃がすんだ!」

    リヴァイ・アッカーマン 「ふざけるな。そいつらは点数だ。ホシノたちを蘇生させるための糧だ。テメェの偽善で、足を引っ張るな!」

    その瞳は、かつてないほど冷たく、飢えていた。

    イーサン・ウィンターズ 「おいおい、仲間割れかよ…。俺は早く帰りたいだけなんだがな」

    ペガサス・J・クロフォード 「オーゥ、シリアスな展開デース。ミーはどっちに賭けようカナー」

    オールマイトは迎え撃とうとするが、その時、転送装置から警告音が鳴る。

    『警告。起動者が手を離すと、転送はキャンセルされます』

    オールマイト 「くっ…! 動けない!」

  • 12二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:52:40

    仲間割れしとるのお
    ですねえ

  • 13二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:53:07

    (オールマイトのコメント)
    この宇宙人達は私が逃がすんじゃあっ
    ぜってぇ攻撃させへん!

  • 14バトロ渡哲也25/11/22(土) 14:55:21

    イベント7(廃墟のビル):鬼龍隊の合流と意外な共闘

    一触即発の事態に、鬼龍、しのぶ、J.Jが合流する。ほむらは、以前鬼龍がホイミンを殺したことを思い出し、絶望に顔を歪める。

    暁美ほむら 「(宮沢さんが来たら、もう終わり…! 転送は失敗する!)」

    しかし、鬼龍は予想外の行動に出た。彼は、銃を構えるリヴァイと、動けないオールマイトの間に割って入ったのだ。

    宮沢鬼龍 「フン。オールマイト。お前の覚悟、見せてもらうぞ。この先、地獄が待っていようとも、その正義を貫けるのか、俺が見極めてやる。今回だけは、お前に貸しを作ってやる」

    鬼龍は、リヴァイに向き直り、傲然と構える。

    宮沢鬼龍 「リヴァイ。手負いのちび猿が、この俺に勝てると思うなよ」

    無幻魔人 J.J 「やれやれ。俺は改心したんだ。弱い者いじめは性に合わねぇ。そこの派手な野郎(ペガサス)、相手してやるよ。闇の力、お借りしますなんてな」

    胡蝶しのぶ 「あらあら、怪我人を増やすのは感心しませんね。そこの貴方、少し頭を冷やしましょうか」

    しのぶは日輪刀を抜き、優雅に微笑む。

    鬼龍隊は、オールマイト側につき、リヴァイ隊と対峙した。

  • 15二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:56:36

    えっ味方してくれるんですか
    参ったなぁ本気で鬼龍の評価を覆しそうになっちゃったよ

  • 16二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:58:01

    やばっ ワシの掌がドリルみたいに回転している様に見える(評価代わり書き文字)

  • 17バトロ渡哲也25/11/22(土) 14:59:35

    イベント8(廃墟のビル):混戦と転送成功

    戦闘が開始される。J.Jは、蛇心剣を抜き、ペガサスと対峙する。

    無幻魔人 J.J 「さあ、楽しもうぜ!」

    ペガサス・J・クロフォード 「オーノー! ミーはバイオレンスは嫌いデース! 撤退させてもらいマース!」

    ペガサスは、トゥーン・ワールドのような不条理な動きで攻撃を回避し、早々に戦場から離脱した。

    しのぶは、イーサンの銃撃を蝶のように舞って躱し、毒の刃を突きつける。

    胡蝶しのぶ 「蟲の呼吸、蝶ノ舞・戯れ」

    しのぶの突きがイーサンの喉元をかすめる。

    胡蝶しのぶ 「無益な争いはやめましょう。貴方も、家族がいるのでしょう?」

    イーサン・ウィンターズ 「くっ…! あんた、強いな…。わかった、降りる。娘に会うまでは死 ねん」

    イーサンは、しのぶの強さと説得に応じ、銃を下ろした。

    リヴァイは、鬼龍に向かって突進する。片腕でもその殺気は衰えていない。

    リヴァイ・アッカーマン 「邪魔だ、鬼龍! テメェごと斬る!」

    リヴァイは左手の刀で鬼龍の腹部を突き刺す。刃は筋肉を切り裂き、深々と突き刺さった。だが、鬼龍は笑った。

    宮沢鬼龍 「ぬるいわ!」

    鬼龍は筋肉を鋼鉄のように収縮させ、刺さった刀を体内で固定。リヴァイの動きを完全に封じる。そして、回避不能の距離から、カウンターの拳をリヴァイの顔面に叩き込んだ。

    ドゴォォォン!!

    リヴァイは地面に叩きつけられ、意識を飛ばす寸前まで追い込まれる。その間に、転送装置のカウントダウンが終了する。

    オールマイト 「転送完了!」

    フブキ、ヤン、岡崎は、光に包まれて消え去った。ミッションは終了した。

  • 18バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:01:40

    イベント9(GANTZの部屋):採点とリヴァイの嫌味

    GANTZの部屋に戻ると、リヴァイは鬼龍に殴られた頬をさすりながら、憎々しげにオールマイトを睨みつけた。

    GANTZの声 「ミッション、シュウリョウ。転送成功。転送による得点はゼロでち」

    得点発表が行われるが、リヴァイの累計得点は90点。蘇生に必要な100点には、わずかに届かなかった。

    リヴァイ・アッカーマン 「チッ、あと10点…。オールマイト、鬼龍…テメェらの邪魔が入らなければ、今頃ホシノたちは生き返っていたんだぜ」

    リヴァイは、吐き捨てるように言い、部屋の隅へと歩いていった。その背中は、以前よりも深く孤独の影を落としていた。

    ________________________________________

    第4戦闘フェーズ 終了

    生存者リスト: リヴァイ・アッカーマン(90点)、オールマイト(50点)、宮沢鬼龍(45点)、暁美ほむら(10点)、ペガサス・J・クロフォード(0点/補充)、胡蝶しのぶ(0点/補充)、無幻魔人 J.J(0点/補充)、イーサン・ウィンターズ(0点/補充)

    死亡者リスト: ファウスト、小鳥遊ホシノ、杉元佐一、エドワード・エルリック

    討伐済みの星人: ノスク、レックウザ、アントラー、鳥丸 徨、プルート、レイシスト・サンズ、アスラン・ザラ、ケイネス・E・アーチボルト、闇バクラ、真人、ハンターアストロミュータント、ホイミン、刹那・F・セイエイ

    転送された星人: 地獄のフブキ、ヤン・ウェンリー、岡崎夢美

    未登場の星人: 救済の魔女K.G.、風見幽香、破夢子、仮面ライダーゼイン、闇の悪魔、女王モルガン、修多羅千手丸、エボルト、宇蟲王ギラ、統べし聖剣シュン、エリザベート・バートリー

  • 19二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:02:07

    …で、三人は何処に飛ばされたんです?

  • 20バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:03:32

    第4日常フェーズ

    イベント1(隠れ家リビング):毒と回復薬、家族の絆

    ミッションを終え、隠れ家に戻ったメンバーたち。リビングでは、イーサン・ウィンターズが、戦闘で傷ついた腕に回復薬をかけていた。その様子を、胡蝶しのぶが興味深そうに眺めている。

    胡蝶しのぶ 「驚きましたね。その回復薬、瞬時に組織を再生させているようです。私の調合する薬とは、また違った原理のようですね」

    イーサン・ウィンターズ 「ああ、こいつには何度も助けられてる。…あんたの毒も凄かったな。あのナイフ一本で、俺を動けなくするとは」

    二人は、先ほどの戦闘で刃を交えた仲だったが、今は互いの実力を認め合い、穏やかな空気が流れていた。

    イーサン・ウィンターズ 「あんた、俺に言ったよな。『家族がいるんでしょう』って。…なんでわかった?」

    胡蝶しのぶ 「貴方の瞳に、焦りと執着が見えたからです。それは、自分の命よりも大切な誰かを探している人の目です。…私にも、守りたい妹たちがいますから」

    イーサンは、しのぶの言葉に、行方不明の娘・ローズの姿を重ねる。

    イーサン・ウィンターズ 「そうか…。俺は、娘を取り戻すまでは死 ねない。あんたも、生き残れよ」

    胡蝶しのぶ 「ええ。協力しましょう、イーサンさん。ここから生きて帰るために」

    粗暴だが家族思いなイーサンと、柔和だが芯の強いしのぶ。二人の間には、戦友としての静かな絆が芽生えた。

  • 21バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:05:04

    イベント2(廃ビル屋上):平和への祈りと感謝

    夜風が吹き抜ける廃ビルの屋上で、オールマイトと暁美ほむらは、星の見える夜空を見上げていた。

    暁美ほむら 「転送されたフブキさんたち…無事に、どこか平和な場所に辿り着けたでしょうか」

    オールマイト 「きっと大丈夫さ! 彼らには生きようとする強い意志があった。GANTZが約束を守るなら、彼らは今頃、戦いのない場所で笑っているはずだ」

    オールマイトは、力強く頷き、拳を握りしめる。

    オールマイト 「それにしても、今回は多くの仲間に助けられた。胡蝶少女、J.J少年、そして…宮沢君。彼らが協力してくれなければ、転送は成し遂げられなかった」

    暁美ほむら 「ええ。宮沢さん…彼は冷酷に見えますが、貴方の『覚悟』を見極めようとしていました。貴方の正義が、彼の心を動かしたのかもしれません」

    オールマイト 「そうだと嬉しいね。そして、リヴァイ君…。彼にも感謝を伝えなくては。彼の怒りはもっともだが、彼が引いてくれたおかげで、最悪の同士討ちは避けられたのだから」

    オールマイトは、リヴァイとの対立を憂いながらも、全員で生還するための対話を諦めないと誓った。

  • 22バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:06:54

    イベント3(地下トレーニング場):闇と悪の品定め

    地下のトレーニング場では、宮沢鬼龍が黙々とシャドーボクシングを行っていた。その拳圧だけで、周囲の空気が震える。 そこに、無幻魔人 J.Jが、壁に寄りかかりながら声をかけた。

    無幻魔人 J.J 「よう、おっさん。精が出るねぇ」

    宮沢鬼龍 「フン。気配を消して近づくとはな。何の用だ、手品師」

    鬼龍は手を止めず、鋭い眼光をJ.Jに向ける。

    無幻魔人 J.J 「手品師じゃねぇよ。…正直、最初のアンタを見た時は『なんだこいつ』と思ったぜ? 独善的で、協調性のかけらもねぇ。だがよ、アンタがあの場面でオールマイトたちに加勢したのには驚いたぜ」

    J.Jは、ニヤリと笑う。

    無幻魔人 J.J 「アンタ、意外と熱いところがあるんじゃねぇの?」

    宮沢鬼龍 「勘違いするな。俺は、あの平和ボケした男…オールマイトが、俺が本気で『死合い』をするに値する相手なのか、見定めているだけだ」

    鬼龍は、拳を握りしめ、愉悦に歪んだ笑みを浮かべる。

    宮沢鬼龍 「奴の正義とやらが、絶望的な状況でも折れない本物ならば…俺の手でへし折る価値があるというもの。それまでは、無駄に死なれては困る」

    無幻魔人 J.J 「へっ、歪んでるねぇ。だが、嫌いじゃねぇよ。そういう執着」

    J.Jは、鬼龍の底知れぬ強さとエゴイズムに、かつての宿敵を重ね合わせ、奇妙な興味を抱き始めていた。

  • 23バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:08:12

    イベント4(リヴァイの個室):届かなかった点数

    リヴァイは、薄暗い個室で一人、GANTZのメニュー画面を見つめていた。

    現在の得点:90点。

    リヴァイ・アッカーマン 「あと10点…。たった10点が、これほど遠いとはな…」

    彼の脳裏には、ホシノの笑顔、杉元の背中、エドワードの啖呵が蘇る。 彼らを蘇生させるには、あと一歩届かなかった。その事実が、リヴァイの胸を焦がす。

    リヴァイ・アッカーマン 「オールマイトがオレの足を引っ張ったと言い訳するのは簡単だ。だが、鬼龍の言う通り、力不足だったのはオレだ。今度こそ誰にも邪魔をさせない」

    リヴァイは、次のミッションでの確実な殺戮と点数獲得を、冷たく心に誓った。

  • 24二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:08:50

    鬼龍が星継ぐロワの朝昇みたいな味わい深いキャラになってて笑ってしまう

  • 25バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:09:14

    イベント5(廊下):ペガサスの不敵な笑み

    誰もいない廊下を、ペガサス・J・クロフォードが一人、鼻歌交じりに歩いていた。

    ペガサス・J・クロフォード 「フフフ…。カオスデース。リヴァイ君の執着、オールマイト君の理想、宮沢君の傲慢…。素晴らしい化学反応が起きていマース」

    彼は、懐から一枚のカードを取り出し、月明かりにかざす。

    ペガサス・J・クロフォード 「次のステージは、もっとエキサイティングになりそうデースネ。トゥーン・ワールドの準備は万端デース…」

    その瞳は、ゲーム盤を見下ろす支配者のような冷たさを湛えていた。

    ________________________________________

    第4日常フェーズ 終了

    生存者リスト: リヴァイ・アッカーマン(90点)、オールマイト(50点)、宮沢鬼龍(45点)、暁美ほむら(10点)、ペガサス・J・クロフォード(0点)、胡蝶しのぶ(0点)、無幻魔人 J.J(0点)、イーサン・ウィンターズ(0点)

    死亡者リスト: ファウスト、小鳥遊ホシノ、杉元佐一、エドワード・エルリック

    討伐済みの星人: ノスク、レックウザ、アントラー、鳥丸 徨、プルート、レイシスト・サンズ、アスラン・ザラ、ケイネス・E・アーチボルト、闇バクラ、真人、ハンターアストロミュータント、ホイミン、刹那・F・セイエイ

    転送された星人: 地獄のフブキ、ヤン・ウェンリー、岡崎夢美

    未登場の星人: 救済の魔女K.G.、風見幽香、破夢子、仮面ライダーゼイン、闇の悪魔、女王モルガン、修多羅千手丸、エボルト、宇蟲王ギラ、統べし聖剣シュン、エリザベート・バートリー

  • 26二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:09:14

    ま⋯まずいよ このままじゃリヴァイが闇落ちしちゃうよ⋯

  • 27バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:12:13

    第5戦闘フェーズ

    ターゲット:救済の魔女Kriemhild Gretchen、風見幽香、破夢子、仮面ライダーゼイン

    イベント1(GANTZの部屋):歪な再会と殺意の連鎖

    GANTZの部屋に、リヴァイ、オールマイト、鬼龍、ほむら、ペガサス、しのぶ、J.J、イーサンの8名が転送された。安堵する間もなく、部屋の中央に不自然な青白い光の柱が立ち昇る。空間が軋むような音と共に、光の中から叩きつけられるように現れたのは、先ほどのミッションで転送装置により送り出したはずの3名――地獄のフブキ、ヤン・ウェンリー、岡崎夢美だった。

    地獄のフブキ 「きゃっ…! い、一体どうなってるの!? 私たちは転送されたはずじゃ…!」

    フブキは床に手をつき、混乱した様子で周囲を見渡す。その視線が、見覚えのある黒い球体とスーツ姿の人間たちを捉え、凍りつく。

    ヤン・ウェンリー 「やれやれ…ここに戻ってくるとはね。どうやらあの装置は、自由への扉ではなく、単なる強制徴用のシステムだったらしい」

    ヤンはベレー帽の位置を直しながら、諦観したように溜息をつく。その瞳には、終わらない戦いへの疲労が滲んでいた。

    岡崎夢美 「ちょっと! どういうことよ! 科学的に説明しなさいよ! 私の研究時間を返して! せっかく未知のテクノロジーを解析できると思ったのに!」

    岡崎は憤慨し、マントを翻してGANTZに詰め寄ろうとする。GANTZの文字が浮かび上がる。

    GANTZの声 「お前ら、バカ騒ぎはおやめください。転送装置はリサイクル機能付きでございます。資源は大切に使うに限ります。残る星人はあと3グループ。殲滅に成功したら、お前ら全員を解放して差し上げます。星人も人間も、仲良く殺し合うでございます」

  • 28二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:13:35

    なあやっぱ殺そうぜこのシステム

  • 29二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:14:22

    悪趣味を超えた悪趣味
    リコール不可避ふぁ~眠い

  • 30バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:14:44

    地獄のフブキ 「ふざけないで! 私たちは殺し合いなんてしたくないわ!」

    フブキの周囲に念動力のオーラが立ち上り、空気が震える。しかし、ヤンが彼女の肩に手を置き、静かに首を振った。

    ヤン・ウェンリー 「フブキ君、落ち着きたまえ。抗議して済む相手じゃない。それに、ここで彼らと争えば、全滅するのは私たちだ。生き残るためには、不本意だが彼らと協力するしかないようだ。あと3回ミッションを切り抜ければいいんだろう」

    メンバーになった星人たちに対し、リヴァイが冷徹な眼差しを向ける。その瞳には、明確な殺意と嫌悪が渦巻いている。

    リヴァイ・アッカーマン 「チッ。本来殺すべき獲物が、今度は仲間ヅラして戻ってきやがったか。反吐が出るな」

    リヴァイの言葉に暁美ほむらの表情が一瞬強張る。ほむらは無表情を装いながらも、内心の動揺を押し殺すのに必死だった。彼女は、オールマイトとの約束が、結果として彼らを再び死地へ引き戻したことに罪悪感を覚える。

    リヴァイは舌打ちをし、背を向ける。

    リヴァイ・アッカーマン 「点数にならねえのなら、せいぜい盾として役に立て…星人」

    その言葉にフブキは唇を噛みしめ、屈辱に耐える。生きるために、今はプライドを飲み込むしかなかった。部屋には、互いへの不信と、共通の敵に対する殺意だけが充満していた。

  • 31二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:17:23

    しかしオールマイト達を恨むのは筋違いだぞ
    悪いのはGANTSシステムだ

  • 32バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:17:38

    イベント2(廃墟のスタジアム・控室):異星の孤独と問いかけ

    転送先は、巨大な廃墟のスタジアム。 メンバーは広大な敷地内に強制的に分断された。

    • 【魔女討伐隊:フブキ、岡崎、ヤン、ほむら】

    • 【正義の共闘隊:鬼龍、オールマイト、ペガサス】

    • 【殲滅隊:リヴァイ、しのぶ、イーサン、J.J】

    魔女討伐隊が配置されたのは、スタジアムの選手控室跡だった。戦闘開始までのわずかな静寂の中、ほむらが口を開く。

    暁美ほむら 「…少し、聞いてもいい?」

    地獄のフブキ 「なによ。作戦の話?」

    ほむらは、努めて冷静な口調で、しかし瞳には探るような光を宿して問いかける。

    暁美ほむら 「別の星から地球にやってくるのって…どんな感じだった? 故郷を捨てるというのは、どれほどの覚悟が必要なの?」

    ヤン・ウェンリー 「…重い質問だな。覚悟というよりは、諦めに近かったかもしれない。私たちは軍人として、あるいは研究者として、生き残る道を選んだだけだ」

    岡崎夢美 「私はね、『ワクワク』したわ! 故郷がなくなるのは残念だけど、新しい星、新しい物理法則、新しいデータ! 未知の世界が私を待っていると思えば、宇宙船の旅も苦じゃなかったわね」

    地獄のフブキ 「私は…ただ、認められたかった。姉さんの影がない場所で、自分の力で組織を作り、頂点に立ちたかった。地球ならそれができると思ったの。…まさか、こんな殺し合いに巻き込まれるとは思わなかったけれど」

    三者三様の答え。しかし、共通しているのは「生きる場所」を求めて彷徨う切実さだった。 ほむらは、彼らの言葉を噛みしめる。

    暁美ほむら 「そう…。貴方たちも必死に生きているのね。私たちと、変わらない」

    ヤン・ウェンリー 「ん? 私たち?」

    暁美ほむら 「…私たち人間も、居場所を探しているという意味よ」

    ほむらは心中で、彼らへの共感と、彼女の使命との間で揺れ動いていた。

    その時、スタジアム全体が激しく振動し、空気が重く澱み始めた。敵の出現だ。

  • 33バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:19:44

    イベント3(廃墟のスタジアム):救済の魔女の慈悲と狂気

    スタジアムのメインフィールドに転送されたフブキたちの頭上を、巨大な影が覆う。 空を埋め尽くすほどの大きさを持つ、山のようなドレスを纏った救済の魔女Kriemhild Gretchen(星人)が顕現していた。彼女の周囲には、無数の使い魔たちが天使のような羽音を立てて舞っているが、その顔は一様に苦悶の表情を浮かべている。

    救済の魔女K.G.(星人) 「皆様、お会いできて光栄です。私は、この星のすべての命を救済するために参りました」

    その声は、慈母のように柔らかく、穏やかだった。しかし、彼女が語る内容は狂気に満ちていた。彼女にとっての「救済」の定義が、根本から人間とは異なっていたのだ。

    救済の魔女K.G.(星人) 「争い、憎しみ、痛み…。貴方たちが抱える現世の苦しみを、すべて終わらせて差し上げましょう。この星はあまりにも悲しみに満ちている。さあ、私の腕の中で、永遠の安らぎを…つまり、死という名の救済を受け入れなさい。それが唯一の、魂の解放なのです」

    地獄のフブキ 「ふざけないで! 私たちの命を奪うことが救済だなんて…そんな独善、認めないわ! 生きることは苦しいことだけじゃない!」

    フブキは念動力で周囲の瓦礫を浮き上がらせ、嵐のように魔女へ撃ち放つ。瓦礫は魔女の障壁に当たり、砕け散る。

    救済の魔女は悲しげに微笑むだけだった。その目には、彼らが「治療を拒む患者」のように映っている。

    救済の魔女K.G.(星人) 「ああ、なんと可哀想な…。まだ現世の苦しみにしがみつくのですね。理解できない愚かさもまた、哀れみの一つ。ならば、強制的にでも楽にして差し上げましょう。痛いのは一瞬ですよ」

    魔女が手を振ると、空間が歪み、無数のリボン状のエネルギーがフブキたちに襲いかかる。それは触れたものを強制的に彼岸へと送る、即死級の魔法だった。

  • 34二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:20:23

    ところでスターバックさん
    これって星人側勝利もあり得るの?

  • 35二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:20:39

    個人個人が複雑な事情を抱えていることの悲哀を感じますね
    GANTZシステム…糞

  • 36バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:23:38

    イベント4(メインフィールド):岡崎の科学とヤンの軍略

    フブキの念動防壁が、魔女のリボンに触れた瞬間にガラスのように砕け散り、消滅する。圧倒的な魔力差。

    岡崎夢美 「物理法則を無視してるわ! でも、エネルギー体なら干渉できるはずよ! 私の理論に不可能はないの!」

    岡崎は背中のマントから無数の科学兵器を展開し、対消滅バリアを形成してリボンを受け止める。バリアがきしみ、火花を散らす。

    岡崎夢美 「ぐぐぐ…! 出力が桁違いね…! これが魔法だっていうの!?」

    ヤン・ウェンリー 「分が悪いな。正面からの火力勝負では勝ち目がない。彼女は災害そのものだ」

    ヤンは瓦礫の陰に身を隠しながら、戦場全体を冷静に俯瞰する。彼の脳内では、絶望的な戦力差を覆すための戦術シミュレーションが高速で回転していた。

    ヤン・ウェンリー 「フブキ君、岡崎君、広範囲に散開して敵の的を絞らせないでくれ。彼女の攻撃は強力だが、動作が大掛かりだ。懐に入り込めば、死角があるかもしれない」

    岡崎夢美 「わかってるわよ! でも、このままじゃジリ貧だわ! 私の夢である科学万能の証明もできないまま、こんなオカルトに負けて死ぬなんて、御免よ!」

    岡崎は決死の覚悟で前進する。彼女のプライドが、敗北を許さなかった。

    岡崎夢美 「私の全エネルギーを使って、あの魔女の魔力回路を解析する! 魔法だろうが何だろうが、構造があるなら壊せるはずよ! 弱点を見つければ、勝機はある!」

    岡崎はイチゴ型の爆弾をばら撒きながら、弾幕の雨をかいくぐり、魔女の懐に飛び込む。至近距離でスキャナーを展開し、魔女の構成データを吸い上げる。

    救済の魔女K.G.(星人) 「あら、活発なお嬢さん。でも、痛いのはいけませんね。貴女には、特別に深い眠りをあげましょう」



    >>34

    イワナイ

  • 37バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:25:46

    魔女の影が巨大な腕となり、岡崎を掴み上げようとする。逃げ場はない。 岡崎は捕まる直前、解析データをヤンの端末に送信した。

    岡崎夢美 「データは送ったわ! 私の最高傑作よ! あとは任せ…た…!」

    魔女の影が岡崎を包み込む。断末魔さえ上げる間もなく、彼女の存在は「救済」され、光の粒子となって優しく分解され、消滅した。

    【岡崎夢美(星人)、死亡!】

    ヤン・ウェンリー 「岡崎君…! くそっ、この犠牲を無駄にはできない!」

    ヤンは送信されたデータを瞬時に読み解く。彼の瞳に、悲しみと共に鋭い指揮官の色が宿る。

    ヤン・ウェンリー 「なるほど、彼女の核は胸元の宝石か。だが、常に強力な多重防御障壁で守られている…。これを破るには、時間そのものを止めて、物理的干渉を無効化した状態で内部から破壊するしかない」

    ヤンは視線をほむらに向ける。

    ヤン・ウェンリー 「ほむら君。君の能力、時間停止で一瞬の隙を作れるか? 君の負担は計り知れないだろうが…頼めるか」

  • 38二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:25:58

    ほむら大丈夫?暫定まどかとの戦闘だけど

  • 39二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:26:58

    >>38

    ああ そっくりなだけの宇宙人だからどうということはない

  • 40バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:29:22

    イベント5(サブフィールド):仮面ライダーゼインの冷酷な正義

    一方、サブフィールドでは、鬼龍、オールマイト、ペガサスの共闘隊が、仮面ライダーゼイン(星人)と対峙していた。 純白の装甲に身を包んだゼインは、機械的な動作でカードを読み込ませる。その姿は神々しくもあり、同時に無機質な恐怖を感じさせた。

    『ZEIN! EXECUTE JUSTICE!』

    仮面ライダーゼイン(星人) 「スキャン完了。対象、宮沢鬼龍。悪と認定。直ちに排除する。人類の平和のため、不確定要素は消去せねばならない」

    ゼインは迷いなく鬼龍に向けて必殺のキックを放つ。その速度と威力は、常軌を逸していた。 鬼龍は両腕をクロスさせてガードするが、衝撃で数メートル後退させられ、地面に深い溝が刻まれる。

    宮沢鬼龍 「フン。俺が悪などと、当たり前のことをぬかすな! 正義などという言葉に酔いしれた人形が。人形ごときに悪魔は倒せぬわっ」

    オールマイトが二人の間に割って入る。彼は傷ついた身体を奮い立たせ、ゼインの前に立ちはだかる。

    オールマイト 「ゼイン君! 正義とは、悪を滅ぼすことだけではない! 人を守ることだ! 誰かを傷つける正義など、あってはならない!」

    仮面ライダーゼイン(星人) 「オールマイト。貴方のデータも照合済みだ。貴方の理念は不完全だ。悪を放置することは、より大きな悲劇を生む。貴方が甘さを見せ、悪を庇うなら、貴方もまた悪として処理する。例外はない」

  • 41二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:31:01

    オールマイトッ ゼインはもう駄目やっ
    鬼龍を助けるために討伐するぞ

  • 42バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:31:16

    ゼインは次々と歴代ライダーのカードを読み込み、多彩な能力で二人を圧倒する。

    ペガサス・J・クロフォード 「ワオ! カードゲームデースカ? ミーも混ぜて欲しいデースネ! トゥーン・ワールドへようこそ!」

    ペガサスはトゥーン・ワールドを展開し、コミカルな動きでゼインの攻撃を撹乱しようとするが、ゼインの冷徹な計算の前には通じない。

    オールマイト 「くっ…! なんて強さだ! 迷いがない…! だが、私は引かない! 宮沢君、協力するぞ! 彼の暴走した正義を止めるんだ!」

    宮沢鬼龍 「指図するな。だが、あの人形を壊すのには同意してやる。俺の前に立つ者は、正義だろうが悪だろうが、等しく粉砕するのみ」

  • 43二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:31:59

    >>41

    プログラムからしてもうダメなんだよね救いようがなくない?

  • 44二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:35:12

    ウム⋯ ゼインの正義というモノは暴走しているんだなァ

  • 45バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:36:19

    イベント6(アリーナ)

    アリーナでは、リヴァイ隊が苦戦を強いられていた。 風見幽香(星人)が操る無数の向日葵と蔓がフィールドを埋め尽くし、破夢子(星人)がその隙間を縫って強烈な体術を仕掛けてくる。二人の連携は完璧だった。

    風見幽香(星人) 「ふふ、人間。あなたたち、なかなか頑丈ね。もっといじめてあげるわ。私の花壇の肥料になりなさい」

    優雅に日傘を回しながら、幽香はサディスティックな笑みを浮かべる。彼女にとって、この戦闘はガーデニングの延長に過ぎない。

    破夢子(星人) 「あたしたちの女王様(救済の魔女)は、すべての苦しみを救ってくださるお方なの! その崇高な目的を邪魔する汚らわしい人類は、あたしの美学でミンチにしてあげるわ! 女王様のために死 ねるなんて、光栄に思いなさい!」

    破夢子の蹴りがコンクリートを粉砕し、幽香の極太レーザーが空間を薙ぎ払う。 リヴァイは、立体機動で必死に回避を続けるが、着地点が次々と植物に覆われていく。

    リヴァイ・アッカーマン 「チッ、数が多い…! 近づけねぇ!」

    無幻魔人 J.J 「へっ、植物使いと女王様か。俺の好みじゃねぇな! だが、退屈はしなさそうだ!」

    J.Jは蛇心剣を振るい、迫りくる蔦を切り裂く。彼の剣技は冴え渡っているが、植物の再生速度がそれを上回る。

    胡蝶しのぶ 「毒が効きにくい相手ですね…。植物には毒が回らない…。どうしましょう、イーサンさん!」

    しのぶは日輪刀で蔦を受け流すが、破夢子の重い打撃に防戦一方となる。

    イーサン・ウィンターズ 「クソッ! キリがねぇぞ! こいつら、化け物か! 俺は娘のところに帰らなきゃならねぇんだよ!」

    イーサンはハンドガンを乱射するが、幽香の花の盾に阻まれる。

  • 46バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:37:20

    風見幽香(星人) 「あら、よそ見はいけないわよ? あなたの悲鳴、もっと聞かせて?」

    幽香の指先から放たれた魔砲が、J.Jを直撃する。

    無幻魔人 J.J 「ぐあッ…!!」

    J.Jは吹き飛ばされ、壁に激突する。そこへ破夢子が追撃の踵落としを叩き込む。

    破夢子(星人) 「ゴミは、潰れてなさい! 女王様の慈悲を受ける資格もないわ!」

    無幻魔人 J.J 「へっ…ざまぁねぇな…。俺は…光にはなれなかったか…。ガイ、お前なら…」

    J.Jは力尽き、その場に崩れ落ちた。かつて光を求めた闇の戦士は、異星の地で散った。

    【無幻魔人 J.J、死亡!】

  • 47二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:39:37

    死人が結構出ててリラックスできませんね

  • 48バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:40:28

    イベント7(メインフィールド):魔法少女と魔女

    メインフィールドでは、ヤンの作戦がいよいよ実行されようとしていた。

    ヤン・ウェンリー 「ほむら君、頼む! 君の能力が頼りだ! 危険だが、やるしかない!」

    暁美ほむら 「…了解。オールマイトさんの負担にならないように温存してきたけどここで使う」

    ほむらは盾の砂時計を操作する。その表情には、悲壮な決意が滲んでいた。

    カチリ。

    世界から色が失われ、静寂が支配する。時間停止。 ほむらは、停止した時間の中で、自身の持てる全ての火器――迫撃砲、ロケットランチャー、手榴弾、対戦車地雷――を、魔女の防御障壁の結び目となる一点に配置していく。 さらに、岡崎が遺した解析データに基づき、魔女の核へのルート上に指向性地雷を設置する。

    暁美ほむら 「(ごめんなさい、まどか…。私はここで…終わるかもしれないね。でも、オールマイトさんの正義を、ここで絶やすわけにはいかない)」

    ほむらは、自身の魔力が限界に達していることを悟っていた。この時間停止を解除すれば、反動で自分は動けなくなる。あるいは、ソウルジェムが砕け散るかもしれない。 それでも、彼女は引き金を引く準備をした。

    カチリ。

    時間が動き出す。 刹那、配置された数百の爆弾が一斉に起爆した。

  • 49二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:41:53

    平和の象徴…神
    正義の伝播でほむらの迷いを無くしたんや

  • 50バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:42:20

    ドゴォォォォォォン!!

    救済の魔女K.G.(星人) 「あああっ!?」

    爆炎が障壁を食い破り、魔女の核を露出させる。ヤンが叫ぶ。

    ヤン・ウェンリー 「フブキ君、今だ!」

    地獄のフブキ 「地獄嵐!!」

    フブキは全身全霊の念動力を叩きつける。瓦礫の奔流が巨大な竜巻となり、無防備になった魔女の核――胸元の宝石を貫いた。

    救済の魔女K.G.(星人) 「ああ…すべてを、救いたかったのに…。皆様に、安らぎを…」

    魔女は悲しげな、しかしどこか安堵したような表情を浮かべ、光の粒子となって崩壊していった。その最期まで、彼女は歪んだ慈悲を抱き続けていた。

    【救済の魔女Kriemhild Gretchen(星人)、死亡!】

    その光の中で、暁美ほむらもまた、力を使い果たし、静かに倒れ伏していた。彼女の体は、魔女の消滅の余波に巻き込まれ、もろともに消え去った。

    【暁美ほむら、死亡!】

  • 51バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:45:29

    イベント8(サブフィールド):正義の鉄拳と悪の粉砕

    サブフィールドでも決着の時が迫っていた。 オールマイトと鬼龍、ペガサスの連携が、ゼインの計算を狂わせていく。

    ペガサス・J・クロフォード 「トゥーン・ワールドのイリュージョンデース! 見えてるものが真実とは限りマセンよ~!」

    ペガサスが作り出した幻影がゼインの視界を覆う。ゼインは一瞬、反応を遅らせる。

    仮面ライダーゼイン(星人) 「小癪な…! 悪は滅びろ! 正義の執行を邪魔するな!」

    ゼインは全方位射撃を行うが、その隙を鬼龍が見逃さなかった。

    宮沢鬼龍 「灘神影流・塊貫拳!!」

    鬼龍の拳が、ゼインの装甲の隙間を縫ってボディにめり込む。衝撃が内部に浸透し、ゼインの動きを止める。

    オールマイト 「デトロイト・スマッシュ!!!」

    オールマイトは残る力のすべてを右拳に込め、動けないゼインに叩き込んだ。 大気を揺るがす衝撃波が、ゼインの変身ベルトごとシステムを粉砕する。

    仮面ライダーゼイン(星人) 「これが…人間の…可能性…か……。私の計算が…間違っていたというのか……」

    ゼインは機能停止し、爆発した。冷酷な正義は、熱き魂と力の前に敗れ去った。

    【仮面ライダーゼイン(星人)、死亡!】

  • 52二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:47:39

    ほむら…(哀)

  • 53二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:47:45

    これだけの犠牲が出ておきながら闇の悪魔とかモルガンとか修多羅丸とかエボルトがまだ後ろに控えてるってネタじゃなかったんですか

  • 54二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:49:12
  • 55二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:49:38

    >>53

    ああ 強者を復活させるか強武器を手に入れないと全滅するカーニバルだぜ

  • 56バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:49:51

    イベント9(アリーナ):女王の落日とリヴァイの無慈悲

    ヤンからの無線が、アリーナに響く。

    ヤン・ウェンリー 『リヴァイ君! 救済の魔女を撃破した! こちらもそちらへ向かう!』

    その報せは、風見と破夢子に決定的な動揺を与えた。

    風見幽香(星人) 「嘘よ…!? 私たちの救世主が…負けた…? そんな馬鹿な…!」

    破夢子(星人) 「女王様が…!? そんなの絶対に認めない! あたしたちの夢はどうなるのよ! あたしたちは誰のために戦えばいいのよ!」

    二人の動きが止まる。信仰の対象を失ったことによる精神的支柱の崩壊。 風見が動揺した破夢子を庇おうと前に出る。

    イーサン・ウィンターズ 「今だッ! この化け物植物、食らえ!」

    イーサンは、隠し持っていたグレネードランチャーを風見の足元に撃ち込む。爆音と共に火炎が広がり、風見の植物を焼き払う。

  • 57バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:51:38

    風見幽香 「熱っ! なによ、小賢しい!」

    風見は再生と消火に追われ、破夢子への援護が遅れる。

    その隙に、胡蝶しのぶが滑るように破夢子の懐へ潜り込む。

    胡蝶しのぶ 「蟲の呼吸、蜂牙ノ舞・真靡き」

    目にも止まらぬ速さの突きが、破夢子の関節に打ち込まれる。致死毒ではないが、筋肉を麻痺させる毒が瞬時に回る。

    破夢子(星人) 「ぐっ…! 体が、動かな…!?」

    風見の援護をイーサンが断ち、破夢子の動きをしのぶが封じた。お膳立ては整った。最後の一撃を放つのは、人類最強の兵士。リヴァイは残像を残して跳躍し、動けない破夢子の背後に回る。 右手のXガンを、破夢子の後頭部に押し当てる。

    破夢子(星人) 「ひっ…!」

    リヴァイ・アッカーマン 「地獄で女王ごっこでもしてろ」

    ドォン!

    破夢子の頭部が弾け飛び、その体は崩れ落ちた。慈悲など欠片もない、処刑のような一撃だった。

    【破夢子(星人)、死亡!】

  • 58二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:52:16

    おおっ星人たちが動揺しとる
    救済の魔女が倒れたんが効いてるんやっ

  • 59バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:54:06

    イベント10(アリーナ):風見の怒りの逃走とミッション終了

    風見幽香(星人) 「破夢子!! …許さない…! 絶対に許さないわ!」

    風見は怒りに顔を歪め、巨大な日傘を展開する。優雅さは消え失せ、そこには復讐鬼の形相があった。

    風見幽香(星人) 「あなたたち人間、全員を地獄へ送ってやる! 次会うときは、もっと残酷に殺してあげるわ! 覚悟なさい!」

    風見は極太の光線(マスタースパーク)を放ち、その爆煙に紛れて戦場から逃走した。

    リヴァイとイーサンが追うが、その時、GANTZの転送音が鳴り響く。

    GANTZの声 「ミッション、シュウリョウ。時間超過でございます。得点を発表いたします」

    リヴァイは舌打ちをし、逃げた風見の背中を睨みつけたまま転送された。

  • 60二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:54:36

    美顔女王名乗る奴が他人を女王様呼びってなんか笑えるッスね忌憚のない意見って奴ッス
    まあ美顔女王のこと何一つ知らんのやけどなブヘヘ

  • 61バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:58:22

    イベント10(GANTZの部屋):蘇生と決断

    GANTZの部屋に戻ると、そこには岡崎、ほむら、J.Jの空のスーツが転がっていた。 オールマイトは、ほむらの死を知り、膝をつく。

    オールマイト 「ほむら少女…! 君の献身が、私を、私たちを救ったのに…! なぜ、君まで…!」

    GANTZの採点が始まる。激戦の結果、リヴァイ、オールマイト、鬼龍の3名が100点を突破していた。

    リヴァイ・アッカーマン: 105点 (特典獲得) オールマイト: 105点 (特典獲得) 宮沢鬼龍: 105点 (特典獲得)

    リヴァイは、迷うことなくGANTZに向かう。

    リヴァイ・アッカーマン 「特典は2だ。ホシノを再生する。この次は杉元とエドワードだ」

    次に、オールマイトが特典を選択する番が来た。リヴァイは鋭い視線を向ける。

    リヴァイ・アッカーマン 「オールマイト。テメェ、ほむらの蘇生はしねぇのか?」

    オールマイトは苦渋の表情で、しかし力強く顔を上げる。

    オールマイト 「リヴァイ君。皆が生き残るためには、互いに歩み寄ることが必要だ。以前は、君の願いに反することをしてしまったからこそ、今回は君が蘇生させたい人を優先させる」

    オールマイトは、リヴァイのホシノへの執着と同じくらい、彼が杉元やエドワードの死を悔やんでいることを知っていた。戦力としても、精神的支柱としても、彼らの復活は不可欠だった。

    オールマイト 「特典は2だ。杉元君を再生する」

    リヴァイ・アッカーマン 「…ほむらのことはどうでもいいのか?」

    オールマイト 「ほむら少女のために点数を得る機会は、まだある。君たちに危害を加える星人を倒せばいい。私は、ほむら少女の献身を信じているし、必ず取り戻す!」

  • 62バトロ渡哲也25/11/22(土) 15:59:27

    最後に、鬼龍が前に出る。

    宮沢鬼龍 「フン。感傷的な茶番だ。俺の武を支える力こそが、絶対だ。特典は1、能力特化型ブースターだ」

    部屋の隅で、転送されたフブキとヤンが、複雑な表情でその様子を見つめていた。彼らは生き残ったが、仲間である岡崎を失っていた。

    ________________________________________

    第5戦闘フェーズ 終了

    生存者リスト: リヴァイ・アッカーマン(5点/特典獲得)、オールマイト(5点/特典獲得)、宮沢鬼龍(5点/特典獲得)、ペガサス・J・クロフォード(10点/補充)、胡蝶しのぶ(10点/補充)、イーサン・ウィンターズ(10点/補充)、小鳥遊ホシノ(0点/再生)、杉元佐一(0点/再生)、地獄のフブキ(70点/星人)、ヤン・ウェンリー(40点/星人)

    死亡者リスト: ファウスト、エドワード・エルリック、暁美ほむら、無幻魔人 J.J、岡崎夢美(星人)

    討伐済みの星人: ノスク、レックウザ、アントラー、鳥丸 徨、プルート、レイシスト・サンズ、アスラン・ザラ、ケイネス・E・アーチボルト、闇バクラ、真人、ハンターアストロミュータント、ホイミン、刹那・F・セイエイ、救済の魔女K.G.、仮面ライダーゼイン、破夢子

    未登場の星人: 風見幽香(G5残存)、闇の悪魔、女王モルガン、修多羅千手丸、エボルト、宇蟲王ギラ、統べし聖剣シュン、エリザベート・バートリー

  • 63二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:59:36

    オールマイトが悲壮すぎルと申します…(哀)

  • 64バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:03:15

    第5日常フェーズ

    イベント1(高級フレンチレストラン):悪と道化の仮定法

    宮沢鬼龍は、いつもの指定席で、血の滴るようなレアステーキを切り分けていた。 その向かいには、ペガサス・J・クロフォードが座り、ワイングラスを弄んでいる。

    ペガサス・J・クロフォード 「宮沢君。今日は一つ、仮定の話をしたいのデース」

    宮沢鬼龍 「食事中だ。手短にしろ」

    鬼龍はナイフを止めず、ペガサスを一瞥もしない。

    ペガサス・J・クロフォード 「もし…もしもデースよ? 自分の力を、何にも縛られず、好きに使える世界を作れるとしたら…ユーはどうしマースカ?」

    宮沢鬼龍 「…ほう」

    鬼龍の手が止まる。

    宮沢鬼龍 「好きに使える世界、か。くだらん妄想だが…悪くはない。俺の武を、法も倫理も超えた場所で、極限まで試す。俺を裁ける者が現れるまで、蹂躙し続ける。それが許されるなら、そこは楽園だろうな」

    ペガサス・J・クロフォード 「楽園! その通りデース! 力ある者が支配し、弱き者がひざまずく。シンプルで美しい世界デース」

    ペガサスの瞳が、一瞬だけ道化の仮面を外し、冷徹な光を放った。

    ペガサス・J・クロフォード 「その世界への扉が、もし目の前にあったら…ユーは鍵を開けマースカ?」

    宮沢鬼龍 「お前、何を企んでいる」

    ペガサスは再び陽気な笑みを浮かべる。

    ペガサス・J・クロフォード 「ただの仮定デースよ、宮沢君。ただの、ネ」

  • 65二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:04:40

    ◇この決闘者の目的は…?

  • 66二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:04:48

    このペガサスの言動は…?

  • 67二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:06:27

    まだペガサスは隠し玉がありそうでリラックス出来ませんね

  • 68二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:07:00

    あんさんからは戦いを避けて最後の最後で本性を表す黒幕の臭いがするんでやんすよ

  • 69二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:07:32

    まだサクリファイスを使って無いのって…ま…まさか…

  • 70二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:08:52

    ペガサスちゃんはなんでそないに怪しげな言動しとるん? ポポイ

  • 71バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:10:22

    イベント2(隠れ家・医務室):蝶と象徴、笑顔の裏側

    隠れ家の医務室で、胡蝶しのぶは薬品の整理をしていた。そこへ、オールマイトが入ってくる。彼はマッスルフォームではなく、痩せ細ったトゥルーフォームの姿だった。

    オールマイト 「やあ、胡蝶君。少し、痛み止めをもらえないかな。古傷が痛んでね」

    胡蝶しのぶ 「あら、オールマイトさん。無理はいけませんよ」

    しのぶは手際よく薬を用意しながら、オールマイトのボロボロの身体を見つめる。GANTZの転送で傷は癒えているはずだが、彼が長年積み重ねてきた摩耗までは消えないようだった。

    胡蝶しのぶ 「貴方を見ていると、少し昔を思い出します。私の姉も、貴方のように誰かのために無理をして、ずっと笑っていましたから」

    オールマイト 「…お姉さんが?」

    胡蝶しのぶ 「ええ。優しくて、強くて、誰からも慕われていました。でも、その笑顔の下でどれほどの怒りや痛みを抱えていたのか…私にはわかります。貴方も、同じ目をしていますね」

    オールマイトはハッとして、自身の頬に触れる。

    オールマイト 「…私は、平和の象徴だからね。人々を不安にさせないために、笑っていなければならないんだ。それが、私が私自身に課した義務だよ」

    胡蝶しのぶ 「義務、ですか。…私も、姉の好きだった笑顔を絶やさないようにしています。鬼への怒りで、はらわたが煮えくり返りそうな時でも」

    しのぶは、美しいがどこか張り詰めた笑顔をオールマイトに向ける。

    胡蝶しのぶ 「でも、ここでは少し肩の力を抜いてもいいのではありませんか? 貴方を支えようとする仲間が、ここにはたくさんいますから」

    オールマイト 「…ありがとう、胡蝶君。君は、小さいけれど、とても強い人だね」

    二人は互いの抱える重圧と、それを覆い隠す笑顔の意味を共有し、静かに微笑み合った。

  • 72二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:10:40

    >>70

    おそらく原作だ

  • 73二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:12:51
  • 74二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:14:28

    >>73

    人の役に立てて嬉しい!(平和の象徴書き文字)

  • 75バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:14:30

    イベント3(街中のカフェ):再会と崩壊

    リヴァイは、街中のカフェで紅茶を飲んでいた。 その向かいには、先ほどの採点で蘇生されたばかりの小鳥遊ホシノと杉元佐一が座っている。

    小鳥遊ホシノ 「うへぇ…生き返ったと思ったら、またおじさんの紅茶に付き合わされるのかー。でも、この味、懐かしいねぇ」

    杉元佐一 「ありがとな、リヴァイ。またこうして、ツラを拝めるとは思わなかったぜ。あとはエドさえ生き返れば、あのころの四人が戻るな」

    リヴァイ・アッカーマン 「礼なら戦場で返せ。テメェらには、働いてもらう分だけ投資したんだ。無駄にするなよ」

    リヴァイはぶっきらぼうに言うが、その表情は以前よりも柔らかい。仲間を取り戻した安堵が、彼の張り詰めた糸をわずかに緩めていた。 穏やかな午後。再会を喜ぶ和気あいあいとした時間。それが、突然崩れ去るとも知らずに。

    ドスッ。

    鈍い音が響き、リヴァイの胸から、紅い刃が突き出した。

    リヴァイ・アッカーマン 「…あ?」

    背後には、黒い外套を纏った少年――統べし聖剣シュン(星人)が立っていた。

    統べし聖剣シュン 「へぇ、これが『人類最強』? 案外脆いもんだね、雑魚が」

    小鳥遊ホシノ 「リヴァイ先輩!?」

    杉元佐一 「てめぇッ!!」

    シュンの背後から、日傘を差した優雅な女性――風見幽香(星人)が現れる。彼女の瞳は、復讐の炎で爛々と輝いていた。

    風見幽香 「よくやったわ、シュン。その男よ。私の可愛い破夢子を殺したのは」

    ミッション外での星人の急襲という想定外の事態。リヴァイは口から鮮血を吐き出し、椅子から崩れ落ちる。心臓を貫く致命傷であり、助かる見込みはない。

    風見幽香 「さあ、始めましょうか。復讐のティータイムを」

  • 76二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:15:29

    あうっ
    いきなり始まるのかあっ

  • 77二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:15:33

    えっ

  • 78二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:15:55

    あの⋯ イベントで死人が出たんスけど⋯ いいんスかこれ⋯

  • 79二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:16:04

    クソがっ 宇宙人は休息という物を知らないから洒落にならんっ

  • 80バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:18:04

    イベント4(崩壊するカフェ):死闘と絶望の転送

    ホシノと杉元は、即座に戦闘態勢に入る。

    小鳥遊ホシノ 「よくも…! よくもリヴァイ先輩を!!」

    杉元佐一 「ぶっ殺してやる!!」

    二人がシュンに襲い掛かろうとした瞬間、空間が裂け、巨大な機織り機のようなアームが出現した。 修多羅千手丸(星人)が、虚空から現れる。

    修多羅千手丸 「騒がしいのう。妾の庭で暴れるでない」

    千手丸のアームがホシノと杉元を弾き飛ばす。カフェの壁が崩れ、天井が落下してくる。 戦闘は一瞬でカフェを瓦礫の山へと変えた。

    小鳥遊ホシノ 「ぐっ…! 強い…! なんだこいつら!」

    杉元佐一 「関係ねぇ! 俺は不死身の杉元だ! どけぇッ!」

    杉元は瓦礫を押しのけ、シュンに突進するが、シュンの聖剣が杉元の肩を深々と切り裂く。 ホシノはシールドを展開し、千手丸の針の雨を防ぐのが精一杯だ。

    リヴァイ・アッカーマン 「…ホシノ…杉元…逃げ…ろ…」

    リヴァイの視界が暗転していく。彼の手が、床に落ちたティーカップへと伸び、そして力なく落ちた。

    【リヴァイ・アッカーマン、死亡!】


    その時、GANTZの転送音が鳴り響く。第6戦闘フェーズの開始だ。

    風見幽香 「チッ、時間切れか。でも、一番の目的は果たしたわ」

    風見は、動かなくなったリヴァイの死体を見下ろし、冷酷に笑う。

    風見幽香 「次会うときは、あなたたち全員、彼と同じ場所に送ってあげる。首を洗って待っていなさい」

    青白い光が、絶望するホシノと杉元を包み込んだ。

    次のミッションのターゲット:闇の悪魔、修多羅千手丸、エボルト、統べし聖剣シュン

  • 81二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:18:39

    休憩中の最強格相手に不意打ちでイキってる宇宙人が嫌い
    ゴッドバレーのガーリング聖みたいでゾッとします

  • 82二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:19:17

    >>81

    宇宙人はルール無用だろ

  • 83二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:19:20

    このレスは削除されています

  • 84二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:20:15

    >>81

    や…やめろ発注される…

  • 85二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:21:39

    >>81

    しかし…シュンについてはこれでも原作みたいに初手でオーラフォトンブレイクビババされるよりはまだマシなのです

    されたら纏めて荼毘に付してもおかしくないんだあっ

  • 86二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:21:42

    ペガサス10点じゃ無かったっスか?

  • 87バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:22:38

    第5日常フェーズ 終了

    生存者リスト: オールマイト(5点)、宮沢鬼龍(5点)、ペガサス・J・クロフォード(10点)、胡蝶しのぶ(10点)、イーサン・ウィンターズ(10点)、小鳥遊ホシノ(0点)、杉元佐一(0点)、地獄のフブキ(70点)、ヤン・ウェンリー(40点)

    死亡者リスト: ファウスト、エドワード・エルリック、無幻魔人 J.J、暁美ほむら、岡崎夢美、リヴァイ・アッカーマン

    討伐済みの星人: ノスク、レックウザ、アントラー、鳥丸 徨、プルート、レイシスト・サンズ、アスラン・ザラ、ケイネス・E・アーチボルト、闇バクラ、真人、ハンターアストロミュータント、ホイミン、刹那・F・セイエイ、救済の魔女K.G.、仮面ライダーゼイン、破夢子

    未登場の星人: 風見幽香(G5残存)、闇の悪魔、修多羅千手丸、エボルト、統べし聖剣シュン、宇蟲王ギラ、女王モルガン、エリザベート・バートリー


    第6戦闘フェーズ

    ターゲット:闇の悪魔、エボルト、統べし聖剣シュン、修多羅千手丸、風見幽香(残存)

    イベント1(GANTZの部屋):決意の出撃

    GANTZの部屋。リヴァイ、ほむら、J.J、岡崎の姿はない。生存者は、オールマイト、宮沢鬼龍、ペガサス、胡蝶しのぶ、イーサン、そして前回蘇生された小鳥遊ホシノと杉元佐一、星人のフブキとヤン。重苦しい沈黙が支配する中、GANTZの文字が浮かぶ。

    GANTZの声 「お前ら、バカ騒ぎはおやめください。これより第6ミッションを開始いたします。ターゲットヲ、ゼンブ、コロセ。生き残った雑草(風見)も狩り尽くすでございます」

    オールマイトは、ほむらの空席を見つめ、拳を握りしめる。

    オールマイト 「皆の犠牲は無駄にしない。必ず、戦いの連鎖を断ち切る!」

    ホシノは、リヴァイがいなくなった空間をじっと見つめていた。いつもの気だるげな雰囲気はない。

    小鳥遊ホシノ 「リヴァイ先輩…。おじさん、頑張るからね。絶対に100点をとって先輩を救うから」

    転送の光が彼らを包む。

  • 88二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:23:08

    >>81

    そこはマネモブならシブヤを例に挙げろよえーっ

  • 89二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:24:33

    ところでスターバックさん
    風香は今回のフェーズに出てくるの?

  • 90二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:25:55

    >>89

    ターゲットのところにいるんで出てくるんじゃないスか?

  • 91バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:27:19

    イベント2(超高層ビル街・屋上):散華

    転送先は、雲を突くような超高層ビル群の屋上。風が強く吹き荒れる。 メンバーは3チームに分断された。

    • 【鬼龍隊:鬼龍、しのぶ、イーサン】

    • 【オールマイト隊:オールマイト、フブキ、ヤン】

    • 【ホシノ隊:ホシノ、杉元、ペガサス】

    鬼龍隊の前に、白いスーツを着た飄々とした男、エボルト(星人)が現れる。彼は両手を上げ、戦意がないことをアピールする。

    エボルト(星人) 「よぉ、怖い顔すんなって。俺は戦いに来たわけじゃない。交渉をしに来たんだ」

    宮沢鬼龍 「フン。戯言を。お前の全身から立ち昇る軽薄な邪悪さ、隠せているつもりか?」

    鬼龍は即座に構えるが、エボルトは肩をすくめる。

    エボルト(星人) 「勘弁してくれよ。俺だって、あの聖剣持ち(シュン)や着物女(千手丸)の暴走にはついていけなくてね。止めようとしたんだが、聞く耳持たなくてさ。なぁ、俺を見逃してくれよ」

    イーサン・ウィンターズ 「おい、しのぶ。あいつ何か怪しい。俺の勘がそう言ってる」

    胡蝶しのぶ 「ええ、わかっています。ですが、私たちの方針は無益な殺生を避けること。彼が本当に戦意がないのなら…」

    しのぶは懐から転送装置を取り出す。

    胡蝶しのぶ 「貴方をこの装置で転送します。GANTZのメンバーに加えられ、殺し合いに参加することになりますが、次のミッションが最後です。それを生き抜けば解放されます。…承諾していただけますか?」

    エボルトは目を丸くし、やがてニヤリと笑った。

    エボルト(星人) 「へぇ、そんな便利なものが。いいぜ、乗った。あんたらの慈悲に甘えさせてもらうよ」

  • 92二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:28:26

    >>91

    怪しすぎる…怪しさの次元が違う

  • 93二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:29:13

    >>91

    絶対裏切るっていう悪い信頼があるんだよね ひどくない?

  • 94バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:30:02

    しのぶが装置を起動し、拘束の手順に入ろうとエボルトに近づいた、その瞬間。

    エボルト(星人) 「なーんてな。チャオ!」

    ズドォォォン!!

    エボルトの掌からコブラのようなエネルギー波が放たれ、至近距離でしのぶを直撃した。 毒を仕込む隙さえなかった。しのぶの華奢な体は、爆風と共に吹き飛び、ビルの外へと投げ出される。その体は空中で力なく崩れ落ち、地面に叩きつけられる前に粒子となって消えた。

    【胡蝶しのぶ、死亡!】


    イーサン・ウィンターズ 「しのぶ!! 貴様ぁぁぁッ!!」

    エボルト(星人) 「ハハハハ! 地球人ってのは本当にお人好しだなぁ! 簡単に信じちゃうんだもんなぁ!」

    エボルトはエボルドライバーを出現させ、変身する。

    エボルト 「コブラ! ライダーシステム! エボリューション!」

    毒々しい赤と青の装甲を纏った仮面ライダーエボルが、邪悪な笑い声をあげる。

    さらに、貯水タンクの陰から風見幽香(星人)が飛び出し、鬼龍とイーサンに極太のレーザー(マスタースパーク)を放つ。

    風見幽香(星人) 「よくも私の可愛い破夢子を! 全員、肥料にしてあげるわ!」

    宮沢鬼龍 「……ほう」

    鬼龍の顔から表情が消えた。それは、激怒を超えた、静謐な殺意の現れだった。

    宮沢鬼龍 「裏切りに不意打ちか。美学の欠片もない、三流の悪党が。……気に入らん。イーサン、下がっていろ。このゴミどもは、俺が掃除する」

  • 95二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:31:28

    クズ過ぎる…クズさのレベルが違う…

  • 96二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:31:35

    >>94

    まあそうだろうな

  • 97二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:32:01
  • 98二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:32:13

    エボルトが裏切ったあーーーっ
    ベストマッチ開始だーーーGOーーーっ

  • 99バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:32:40

    イベント3(ビル屋上):不死身の男と最強の植物、そして悪の格付け

    ビル屋上の戦場は、二つの死闘によって灼熱していた。

    一方では、宮沢鬼龍とエボルト(星人)。 もう一方では、イーサン・ウィンターズと風見幽香(星人)。

    エボルトは、真紅とコバルトブルーの装甲をきしませ、嘲笑交じりに高速移動を繰り返す。

    エボルト(星人) 「ハハハハ! どうしたどうした! 俺のスピードについてこれないか!? フェーズ1、チャオ!」

    エボルトが指を鳴らすと、空間が歪み、小型のブラックホールが発生する。強烈な重力が鬼龍を吸引し、その動きを封じようとする。同時に、エボルトは残像を残して鬼龍の死角へ回り込み、装甲で強化された拳を振り下ろした。

    宮沢鬼龍 「フン。重力か。だが、重心さえ制御できれば、貴様の引力などそよ風だ」

    鬼龍は、ブラックホールの吸引力に逆らわず、あえて体を預けることで加速。エボルトの拳が当たる寸前、人間離れした体幹操作で軌道を直角に変える。エボルトの拳は空を切り、ビル屋上の床を粉砕した。

  • 100二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:33:50

    >>88

    (統べし聖剣シュンのコメント)

    はっきりいってリヴァイはメチャクチャ弱い。

    必殺技を出して決めようと思ったのに後ろから一刺ししただけで死ぬんだから話になんねーよ。

  • 101バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:34:38

    一方、そのすぐ側では、イーサンが怒りの咆哮を上げていた。

    イーサン・ウィンターズ 「くたばれ、化け物ぉぉッ!!」

    イーサンはグレネードランチャーを連射する。炸裂弾が風見幽香の周囲で爆発し、炎と破片を撒き散らす。しかし、風見は優雅に日傘を回すだけだった。

    風見幽香(星人) 「野蛮ね。お花が驚いちゃうじゃない」

    コンクリートの床を突き破り、巨大な向日葵と太い蔦が出現。それらが盾となり、爆風を完全に防ぎ切る。 風見は嗜虐的な笑みを浮かべ、指を振った。

    風見幽香(星人) 「お返しよ」

    無数の蔦が槍のようにイーサンに殺到する。 ドスッ! ドスッ! 蔦はイーサンの左肩と腹部を深々と貫通し、彼を空中に縫い止めた。鮮血が舞う。

    風見幽香(星人) 「あら、あっけない。破夢子の仇にしては脆すぎるわね。そのまま肥料になりなさい」

    だが、イーサンはうめき声ひとつ上げなかった。 彼の目は、痛みではなく、純粋な殺意で濁っている。

    イーサン・ウィンターズ 「……あいにくだがな。俺の体は、とっくの昔に終わってるんだよ」

    ブチブチッ!!

    イーサンは、自らの肉体を引き裂きながら、無理やり蔦から抜け出した。傷口からは血ではなく、カビのような粘液が溢れ、瞬時に組織を繋ぎ合わせていく。 その異常な再生能力に、風見の目が驚愕に見開かれる。

    風見幽香(星人) 「なっ…!? あなた、人間じゃないの!?」

    イーサン・ウィンターズ 「さぁな。だが、お前を殺すには十分だ!!」

    イーサンは痛覚を無視して突進し、至近距離からマグナムを乱射する。風見は慌てて植物の壁を作るが、イーサンの気迫に押され、徐々に後退を余儀なくされる。

  • 102バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:37:28

    その頃、鬼龍とエボルトの戦いも佳境に入っていた。 エボルトは、鬼龍が重力波すら利用して動くことに焦りを覚え始めていた。

    エボルト(星人) 「チッ、人間風情が! ならばこれで消え失せろ! ブラックホール・フィニッシュ!!」

    エボルトは巨大なブラックホールを生成し、全てを飲み込もうとする。 だが、鬼龍はその闇の中心に向かって、静かに構えた。

    宮沢鬼龍 「遅い」

    能力特化型ブースター(特典)を発動した鬼龍が踏み込む。その一歩は、音速を超えた。 灘神影流・捩突。 視認不可能な速度で放たれた突きが、ブラックホールが発生するよりも早く、その発生源であるエボルトのドライバー(変身ベルト)付近の空間を打ち抜く。 圧縮された空気の塊が衝撃波となり、重力場を霧散させた。

    エボルト(星人) 「なっ…!? 重力を、風圧で相殺しただと!?」

    鬼龍の拳が、エボルトの腹部装甲を深々と貫く。

    ドゴッ!!

    エボルト(星人) 「がはっ!? バカな、生身で俺の装甲を…!? ハザードレベルが上がっているだと!?」

    鬼龍は貫いた拳をさらにねじ込み、エボルトの内部機関を掴む。

    宮沢鬼龍 「お前の悪は軽い。信念も美学もない、ただの愉快犯だ。そんなものが、この悪魔に通じると思ったか!」

    鬼龍はエボルトの腕を掴み、関節を逆にへし折る。悲鳴を上げる暇も与えず、さらに顔面に至近距離から灘神影流・塊貫拳を叩き込む。 衝撃がエボルトの変身システムと内部肉体を破壊し尽くす。

    エボルト(星人) 「くそっ…! こんな…人間ごときにぃぃぃッ! 俺の、エボルトの計画がぁぁッ!!」

    エボルトは断末魔と共に、毒々しいエネルギーを撒き散らしながら爆散した。

    【エボルト(星人)、死亡!】

  • 103二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:38:40

    鬼龍が真っ当に強くて感動しております(ズズッ

  • 104二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:39:44

    こっちの鬼龍は誇張抜きで怪物を超えた怪物なんだよね 強くない?

  • 105バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:39:56

    その爆風が、イーサンと対峙していた風見を襲う。

    風見幽香(星人) 「きゃあっ!?」

    風見が体勢を崩した隙を、イーサンは見逃さない。

    イーサン・ウィンターズ 「これで、終わりだッ!!」

    イーサンは、しのぶの遺品である毒(先ほどの戦闘でしのぶが落としたもの)を塗ったナイフを抜き、風見の腹部に突き立てた。

    風見幽香(星人) 「ぐぅッ…! この私が…こんな下等生物に…!」

    風見はナイフを引き抜き、イーサンを蔦で弾き飛ばす。しかし、傷口からは毒が回り始め、エボルトの死という絶望的な状況も相まって、彼女の戦意は挫かれた。

    風見幽香(星人) 「…覚えてなさい、人間! でも、あんたたちの動きは見切ったわ!」

    風見は鬼龍の圧倒的な強さと、イーサンの異常な執念に戦慄し、不利を悟る。彼女は巨大な日傘を展開し、空へと逃走する。

    鬼龍は逃げる風見を見上げるが、追撃はしなかった。これ以上の深追いは、自身の体力を無駄に消耗するだけだと判断したからだ。

    宮沢鬼龍 「フン。雑草狩りは後回しだ」

    ビル屋上には、エボルトの残骸と、血まみれで息をするイーサン、そして静かに佇む鬼龍だけが残された。

  • 106二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:40:17

    エボルトさん死ぬの早す

  • 107二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:40:28

    これブラックホール・フィニッシュの音声からするにフェーズ4と戦ってたんじゃないスか?
    強すぎる…強さの次元が違う

  • 108二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:41:35

    >>106

    鬼龍がな…ブースター加速も含めて強すぎるんだよ

  • 109二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:43:18

    >>106

    エボルト

    ジャグジャグ

    アントラーが瞬殺特撮勢を支える…ある意味可愛そうだ

    残りのギラも瞬殺されそうでリラックスできませんね

  • 110二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:43:22

    鬼龍強っ つえーよ

  • 111二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:44:37

    裏切りで持ってかれたしのぶが不憫すぎますね…ガチでね

  • 112二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:44:47

    この鬼龍は傲岸不遜の嗤う龍と呼ぶに相応しいんだよね

  • 113バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:46:26

    イベント4(地下街):闇の悪魔の恐怖と絶望

    一方、地下街に転送されたオールマイト隊は、根源的な恐怖と対峙していた。 光の届かない闇の奥から、闇の悪魔(星人)が姿を現す。それは、生物としての形を成さない、死と恐怖の集合体だった。周囲の闇には、切断された宇宙飛行士の遺体が祈るように並んでいる。

    闇の悪魔(星人) 「…………」

    言葉を発することなく、闇の悪魔が指を振るう。 何かが起こったと認識する前に、現象は確定していた。

    ブチィッ!!

    鮮血が舞う。 オールマイト、フブキ、ヤンの両腕が、根元からねじ切れるように吹き飛び、宙を舞った。

    地獄のフブキ 「きゃああああッ!!」

    フブキは激痛と恐怖に絶叫し、その場にうずくまる。パニックが思考を塗りつぶしていく。

    オールマイト 「ぐうぅッ…! なんて…力だ…! 反応すら、できなかった…!」

    オールマイトは両腕を失い、大量に出血しながらも、足だけで立ち上がり、フブキとヤンを庇うように前に出る。その背中は、恐怖に震えながらも、決して退かないという意志を示していた。

    ヤン・ウェンリー 「(なんてことだ…。これが、概念的な攻撃か…。生物としての格が違いすぎる。だが、思考を止めるな。諦めたらそこで終わりだ)」

  • 114二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:53:35

    おおっ戻った

  • 115二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:54:18

    闇の悪魔…怖ぇ
    一発で全員の両腕ぶった斬ってくるんだから話になんねーよ

  • 116バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:57:09

    ヤンは激痛に脂汗を流しながらも、冷静に戦況を分析する。

    ヤン・ウェンリー 「フブキ君! しっかりしろ! パニックになるな! 君の念動力は腕がなくても使えるはずだ! まずは止血しろ! そしてオールマイト君の足をサポートするんだ!」

    ヤンの叱咤に、フブキがハッとして正気を取り戻す。

    地獄のフブキ 「そ、そうね…! こんなところでは終われないわ! 私は…ヒーローなんだから」

    フブキは念動力で全員の傷口を圧迫して止血を行うと同時に、周囲の瓦礫を操り、闇の悪魔の視界を遮る壁を作る。オールマイトも、呼応するように足に力を籠める。

    オールマイト 「まだ助けが必要な仲間が大勢いる。死ぬわけにはいかんのだ!」

    闇の悪魔が、不快そうに闇を蠢かせる。その気配だけで、精神が削り取られていくようだ。

  • 117二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:57:17

    えっオールマイトでもダメならどうするんスかこれ

  • 118バトロ渡哲也25/11/22(土) 16:58:42

    イベント5(地下街):光の鉄拳

    ヤン・ウェンリー 「オールマイト君! 敵は闇そのものだ! 光がない場所では無敵に近い! フブキ君、天井を破壊して日光を入れろ! 地上の光を導くんだ!」

    地獄のフブキ 「わかったわ! 地獄嵐!!」

    フブキが念動力を極限まで高め、地下街の天井を吹き飛ばす。分厚いコンクリートが砕け、亀裂から眩い太陽光が差し込む。

    闇の悪魔が、光を浴びて悲鳴のような音を立てる。その絶対的な防御に綻びが生じた。 その一瞬の隙を、平和の象徴は見逃さなかった。

    オールマイト 「カロライナ・スマッシュ!!」

    両腕のないオールマイトが放ったのは、全身全霊を込めた両足ドロップキック。 光を纏ったその一撃は、闇を切り裂き、悪魔の核を直撃した。

    闇の悪魔(星人) 「ギィィィィャァァァ!!」

    断末魔と共に、闇の悪魔は霧散し、消滅した。

    💥

    【闇の悪魔(星人)、死亡!】


    勝利の安堵が広がった、その時。 混乱の最中、ヤンの背後に忍び寄る影があった。その影は、誰にも気づかれない死角から、ヤンの心臓に向けて発砲した。消音された銃声は、瓦礫の崩れる音にかき消される。

    ヤン・ウェンリー 「…っ、あ…?」

    ヤンは胸を押さえ、崩れ落ちるように倒れ込んだ。

    地獄のフブキ 「ヤン!? どうしたの!?」

    フブキが駆け寄るが、ヤンは既に事切れていた。ヤンがなぜ死んだのかをフブキが知ることはついぞなかった。

    【ヤン・ウェンリー(星人)、死亡!】

  • 119二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:59:56

    闇の悪魔すら倒しちゃうとは…見事やな

    ヤン…(哀)

  • 120二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:00:31

    ワシ……ヤンを撃った男の正体に心当たりがあるんや

  • 121二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:02:59

    このレスは削除されています

  • 122バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:04:40

    イベント6(タワー建設予定地):ホシノ隊の苦戦と救援

    それよりも前の時間、タワー建設予定地。ホシノ、杉元、ペガサスは、統べし聖剣シュン(星人)と修多羅千手丸(星人)と対峙していた。

    統べし聖剣シュン(星人) 「雑魚が何匹集まっても、僕の聖剣には勝てないよ。消えろ!」

    シュンが聖剣を振るうと、衝撃波が大地を裂く。衝撃波の影響を受けたペガサスは遠方へと吹き飛び、戦線離脱を余儀なくされた。

    残されたホシノと杉元は防戦一方となる。

    修多羅千手丸(星人) 「あな哀れ。そちたちの命運、ここで尽きたようじゃな。妾の反物に織り込んでやろう」

    千手丸の背後から伸びる無数の義手が、機織りのように空間を縫い、二人を追い詰める。

    杉元佐一 「ちくしょう! こんな針仕事で死んでたまるかよ!」

    杉元は銃剣で義手を弾き返すが、全身傷だらけになっていく。再生が追いつかないほどの猛攻だ。 ホシノもシールドとショットガンで応戦するが、シュンの聖剣の威力に押され、シールドに亀裂が入る。

    小鳥遊ホシノ 「うへぇ…キツイねぇ。でも、おじさんは諦めないよ!」

    統べし聖剣シュン(星人) 「終わりだ、ゴミ クズども!」

    シュンがホシノにトドメの一撃を振り下ろそうとした瞬間、上空から影が降ってきた。

    オールマイト 「私が来た!!」

    闇の悪魔を倒したオールマイトが駆けつけ、シュンの聖剣を蹴りで弾き飛ばす。両腕を失った痛々しい姿だが、その眼光は鋭い。

    小鳥遊ホシノ 「オールマイトさん! フブキちゃん!」

    地獄のフブキ 「遅くなってごめん! ヤンの…ヤンの分まで、あんたたちを倒す!」

    フブキは悲しみを怒りに変え、千手丸に念動力を叩きつける。

  • 123二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:05:45

    二度打ちになってるけどどないする?

  • 124二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:06:06

    > 「私が来た!!」

    ヒーロー完全やはり勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる勝てる

  • 125二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:06:53

    星人がインフレしていってるけどどないする? まあヒーローがいるしええやろ

  • 126二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:07:36

    >>125

    星人よりもそれを倒してしまうプレイヤーたちのほうがなんだかんだインフレしてルと申します

  • 127二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:08:57

    ペガサスめちゃくちゃ長生きしそうっスね

  • 128バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:09:18

    イベント7(タワー建設予定地):逆転の一撃

    戦況は逆転した。 千手丸は、杉元を巨大な布で包み込み、拘束する。

    修多羅千手丸(星人) 「死出の旅路へ案内しようぞ。串刺しになるがよい」

    布の中から無数の針が発生し、杉元の体を貫く。

    杉元佐一 「ぐあぁぁぁッ!! ……だ、が……捕まえたぜ!!」

    杉元は串刺しにされ、口から血を吐きながらも、千手丸の本体を力任せに羽交い締めにする。

    杉元佐一 「今だッ! やれッ!! 俺ごと撃て!!」

    小鳥遊ホシノ 「杉元さん…! 」

    オールマイトとホシノ、フブキの一斉攻撃が炸裂する。 オールマイトの蹴りがシュンを粉砕し、ホシノのショットガンとフブキの念動力が、千手丸を貫いた。

    💥

    【統べし聖剣シュン(星人)、死亡!】 【修多羅千手丸(星人)、死亡!】

    オールマイトは着地と同時に膝をつき、意識を失いかける。彼の体は限界を超え、力尽きた。

  • 129二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:09:38

    カッコイイぜオールマイトよ 両腕を失いマッスルフォームも時間制限付きなのに大活躍するその姿
    俺がデクや爆ボーなら感動で頬を濡らすね

  • 130二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:10:03

    残りの星人たちのコメント
    「「「「えっこんな強い連中と戦わきゃいけないんですか?」」」」」

  • 131二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:11:00

    俊典ボーイ…ナイスファイトデース!

  • 132二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:11:55

    オールマイトと鬼龍頼みすぎだろうがよえーっ

  • 133バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:13:46

    イベント8(タワー建設予定地):風見の復讐と末路

    静寂が戻ったかと思われた戦場に、鬼龍から逃げてきた風見幽香(星人)が到着する。 彼女は、倒れているシュンと千手丸の死を知り、絶叫する。

    風見幽香(星人) 「ああああッ!! みんな…みんな死んでしまったの!? 私の可愛い破夢子も、シュンも、千手丸も…!!」

    風見の瞳から血の涙が流れる。その怒りの矛先は、目の前にいるホシノに向けられた。

    風見幽香(星人) 「あなたたちね…! よくも…よくも私の大切な仲間を!! 許さない、八つ裂きにして肥料にしてやるわ!!」

    小鳥遊ホシノ 「……っ」

    ホシノの表情から、いつもの眠たげな色が完全に消え失せる。彼女の脳裏に、無惨に殺されたリヴァイの姿が蘇る。

    小鳥遊ホシノ 「お前が言うな…! 大切な仲間を奪われた痛みなら…私たちだって知ってるんだよッ!!」

    ホシノが激昂し、風見に向かって走り出す。フブキもそれに続く。風見の植物操作と、ホシノの重火器、フブキの念動力が激突する。風見の力は圧倒的で、消耗したメンバーたちを徐々に追い詰めていく。

    風見幽香(星人) 「死 ね! 死 ね! 死 ねぇぇッ!!」

    💥

  • 134二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:15:19

    >>133

    特に触れられないエボルトと闇の悪魔に悲しくもない末路…

  • 135バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:17:06

    風見が日傘から極大の消滅波を放とうとしたその時。

    千手丸との戦いで死んだと思われていた血まみれの男が、瓦礫の中からゆらりと立ち上がった。

    杉元佐一 「俺は……不死身の……杉元だぁぁぁッ!!!」

    杉元は、千手丸の針で穴だらけになった体で、鬼神の如く突進する。銃剣を構え、死を恐れずにビームの射線に飛び込む。

    風見幽香(星人) 「なっ!? 何よこいつ、しつこい!!」

    風見は慌てて迎撃するが、杉元は止まらない。肉を焼かれ、骨を砕かれても、その足は風見へと届く。 ドスッ! 杉元の銃剣が、風見の腹部を深々と貫いた。

    【風見幽香(星人)、重傷!】

    風見幽香(星人) 「きゃああっ!! こ、の…野郎ぉぉッ!!」 風見は錯乱し、至近距離で日傘のレーザーを杉元の頭部に放つ。

    ジュッ。

    杉元の頭部が消滅し、その体は崩れ落ちた。

    【杉元佐一、死亡!】


    しかし、杉元が作った隙は決定的だった。 ホシノが、涙を流しながらショットガンの銃口を風見の顔面に押し付ける。

    小鳥遊ホシノ 「杉元さん…今行く!!」

    ドンッ!!

    ホシノの一撃が、風見の顔面を吹き飛ばした。 風見は、地面に倒れ伏し、空を見上げる。

    風見幽香(星人) 「ああ…破夢子…ごめんね…。私、失敗した…。あなたたちを、守れなかった…」

    風見は、仲間への懺悔と後悔を口にしながら、息絶えた。彼女もまた、仲間を思う一人の「個」だったのだ。

    【風見幽香(星人)、死亡!】

    GANTZの声 「ミッション、シュウリョウ。お前ら、サイテン、スル。ゴクローサマ」

  • 136二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:18:37

    杉元の泥臭さが頼りになルと申します

  • 137二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:20:29

    せっかく蘇ったのに……哀

  • 138二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:21:11

    蘇生者の二度目の死かあ
    限界を超えた限界まで戦ってるから非難するのは至難の業だ

  • 139バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:21:50

    イベント9(GANTZの部屋):採点と蘇生の選択

    GANTZの部屋に戻ると、リヴァイ、しのぶ、杉元、ヤン、J.Jの姿はない。オールマイトとフブキの両腕は再生していた。激戦の結果、以下のメンバーが100点を突破した。

    オールマイト: 150点 (特典獲得) 地獄のフブキ: 100点 (特典獲得) 小鳥遊ホシノ: 100点 (特典獲得)

    地獄のフブキがGANTZの前に立つ。彼女は、自分と同郷のヤンや岡崎を思う。しかし、彼女が選んだのは別の名前だった。

    地獄のフブキ 「特典は2よ。リヴァイ・アッカーマンを再生する」

    メンバーたちがどよめく。部屋に光が満ち、リヴァイが再生される。彼は自分の体を確かめ、驚愕の表情でフブキを見る。

    リヴァイ・アッカーマン 「…フブキ、テメェ。なぜ俺だ? お前の同胞(星人)じゃなくて、俺を選んだのか?」

    フブキは、はっきりと言った。

    地獄のフブキ 「オールマイトが言っていたの。『皆が生き残るためには互いに歩み寄ることが必要』だって。身内だけで固まっていては、星人と地球人は共存できっこないわ。そして、悔しいけど今ここにいないメンバーの中で一番皆の士気を上げられるのはあなたよ」

    リヴァイはフンと鼻を鳴らすが、その目には微かな感謝の色があった。彼の心の中で、星人に対する認識が変わり始めていた。

    次にオールマイトが選択する。

    オールマイト 「特典は2だ。暁美ほむら少女を再生する! 彼女の献身に報いなければならない!」

    ほむらが再生される。彼女は状況を把握し、オールマイトに駆け寄る。

    暁美ほむら 「オールマイトさん…! 私を、生き返らせてくれたのですか…」

  • 140バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:23:22

    最後に、ホシノが選択する。

    小鳥遊ホシノ 「特典は2。杉元さんを再生するよー。あの人は、最高の相棒だからね」

    杉元が再生され、ホシノとハイタッチを交わす。

    杉元佐一 「へっ、また地獄から戻ってきちまったか。世話かけるな、ホシノ」

    ________________________________________

    第6戦闘フェーズ 終了

    生存者リスト: オールマイト(50点/特典獲得)、地獄のフブキ(0点/特典獲得)、小鳥遊ホシノ(0点/特典獲得)、宮沢鬼龍(45点)、ペガサス・J・クロフォード(10点)、イーサン・ウィンターズ(20点)、リヴァイ・アッカーマン(0点/再生)、暁美ほむら(0点/再生)、杉元佐一(0点/再生)

    死亡者リスト: ファウスト、エドワード・エルリック、無幻魔人 J.J、岡崎夢美、ヤン・ウェンリー、胡蝶しのぶ

    討伐済みの星人: ノスク、レックウザ、アントラー、鳥丸 徨、プルート、レイシスト・サンズ、アスラン・ザラ、ケイネス・E・アーチボルト、闇バクラ、真人、ハンターアストロミュータント、ホイミン、刹那・F・セイエイ、救済の魔女K.G.、仮面ライダーゼイン、破夢子、エボルト、闇の悪魔、統べし聖剣シュン、修多羅千手丸、風見幽香、岡崎夢美、ヤン・ウェンリー

    未登場の星人: 宇蟲王ギラ、女王モルガン、エリザベート・バートリー

  • 141二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:24:40

    み…ミーには残りの星人達側の方が無理ゲーに思える…

  • 142バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:24:53

    第6日常フェーズ

    イベント1(隠れ家リビング):不死身の男と平和の象徴

    ミッションを終え、隠れ家に戻ったメンバーたち。リビングでは、蘇生されたばかりの杉元佐一が、自分の体をまさぐるように確認していた。 その背中に、オールマイトが大きな手を置く。

    オールマイト 「杉元君! 無事で何よりだ! 君の帰還を、心から待っていたよ!」

    杉元佐一 「へっ、ありがとよ、オールマイト。ま、俺は不死身の杉元だからな。地獄の淵から何度でも這い上がってやらぁ。…だが、アンタやホシノが俺を選んでくれたおかげだ。恩に着るぜ」

    杉元は、自分が死んでいる間に仲間たちがどれほどの死闘を繰り広げたかを聞き、表情を引き締める。

    オールマイト 「次は、最後のミッションだ。敵は、これまで以上に強大だろう。だが、私たちには君がいる! 君のあきらめない心が必要なんだ!」

    杉元佐一 「ああ、任せとけ。俺は、生き残るために戦ってきたんだ。全員で帰るぞ。誰一人欠けることなくな!」

    二人は力強く拳を合わせる。不死身の元軍人と平和の象徴。種類の違うタフネスを持つ二人の間に、熱い信頼が通い合った。

  • 143二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:26:44

    なんでやろな
    宇蟲王ギラの名前だけで出オチの未来が見えてしまいそうなのは

  • 144二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:26:53

    杉元すげぇ…
    マジで不死身だし…

  • 145バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:27:28

    イベント2(バルコニー):氷解する心と、芽生える嫉妬

    夜風が吹くバルコニー。リヴァイは一人、手すりに寄りかかっていた。 そこに、地獄のフブキがやってくる。

    地獄のフブキ 「…体調はどう? 再生されたばかりで、違和感はない?」

    リヴァイ・アッカーマン 「フン。あいにく、絶好調だ。……フブキ。テメェには借りができたな」

    地獄のフブキ 「そう。…ねえ、リヴァイ。貴方、少し変わったわよね」

    リヴァイ・アッカーマン 「あ? 何の話だ」

    地獄のフブキ 「以前の貴方なら、星人を殺すことに一切の迷いなんてなかった。得点のための道具としか見ていなかった。でも…今は違うでしょ?」

    リヴァイはカップを置き、少しの間沈黙する。そして、窓の外に視線を向けた。

    リヴァイ・アッカーマン 「…フブキ、テメェが俺を蘇生させた時、俺は驚いた。テメェは同胞(星人)よりも、俺を選んだ。テメェやオールマイトが言う『歩み寄り』ってやつか。悪くねぇなと思っただけだ」

    リヴァイの言葉には、かつてのような刺々しさはなく、静かな受容があった。彼の中では、オールマイトへの不信と嫌悪はすでに霧散していたのだ。フブキは嬉しそうに微笑む。

    地獄のフブキ 「ふふっ、そう。やっぱり変わったわね、貴方」

    その様子を、窓ガラス越しに見ている人物がいた。小鳥遊ホシノだ。 彼女は、リヴァイとフブキの間に流れる、戦友以上の信頼と親密な空気を感じ取っていた。

    小鳥遊ホシノ 「……むぅ」

    ホシノの胸の奥が、チクリと痛む。それは、ただの仲間意識では説明がつかない、黒く濁った感情だった。 (あれ? おじさん、なんでイライラしてるんだろ。リヴァイ先輩が生きてて嬉しいはずなのに……あの女の人といると、なんか嫌だなぁ)

    小鳥遊ホシノ 「……そっか。おじさん、リヴァイ先輩のこと……好きになっちゃったのかもねぇ」

    ホシノは自嘲気味に呟き、ガラスに映る自分の顔を見つめた。そこには、いつもの気だるげな表情ではなく、切なげな少女の顔があった。

  • 146二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:27:52

    >>144

    戦争帰りの定石だ

    覚悟の決まった捨身になんとも思わない

  • 147二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:28:28

    >>143

    俺と同じだな…

    しかし…本家真贋・ロワみたいに暴れ回る可能性も無くはないのです

  • 148二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:29:42

    大爆発に巻き込まれ…全身を針で串刺しにされ…頭部を吹き飛ばされ…それでも杉元は生きていた

  • 149バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:31:09

    イベント3(武器保管庫):不器用な激励と甘い補給

    リビングから逃げるように武器保管庫へ来たホシノは、愛用のショットガン(アイアン・ホルス)の手入れをしていた。 複雑な心境を誤魔化すように手を動かしていると、背後から威圧感のある気配が近づいてくる。 宮沢鬼龍だった。

    宮沢鬼龍 「フン。色ボケか。平和な頭だ」

    小鳥遊ホシノ 「うへぇ…鬼龍のおじさん。盗み聞きは趣味が悪いよー」

    ホシノは手を止めず、苦笑いで返す。以前なら萎縮していたかもしれないが、今は彼の言葉に悪意だけが含まれているわけではないことを知っていた。

    ホシノ 「ねぇ。鬼龍のおじさんは、誰かのために怒ったこと、ある? しのぶちゃんの仇を討った時、凄かったって聞いたよ」

    宮沢鬼龍 「勘違いするな。俺は俺の美学に反するゴミを掃除しただけだ。他人のためになど動かん」

    鬼龍は即答し、ホシノを見下ろす。その眼光は鋭いが、以前のような嘲りは薄れていた。

    宮沢鬼龍 「……だが、貴様はどうだ? 少しはマシな顔になったな」

    小鳥遊ホシノ 「え?」

    宮沢鬼龍 「以前の貴様は、『守る』という枷に縛られ、その重圧に潰されないよう必死に虚勢を張っていた。……だが今は、その枷を背負いながらも、前を向いている」

    かつて、鬼龍はホシノの危うさを指摘していた。過去の喪失(ユメ先輩)を埋めるように、自己犠牲を厭わず「守る」ことに固執していた姿。 しかし、一度死に、リヴァイに蘇生された今のホシノには、別の色が宿っていた。

  • 150バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:32:22

    小鳥遊ホシノ 「……へへっ。おじさん、もう一人じゃないからね。リヴァイ先輩も、みんなもいる。だから、おじさんは生きたいんだよ。先輩と一緒に」

    ホシノの瞳には、明確な「生への執着」があった。それは誰かを守って死ぬためではなく、誰かと共に生きるための強さだった。

    宮沢鬼龍 「……悪くない。生き汚くあがけ。それが強さだ」

    鬼龍はそう言い捨てて背を向ける。 去り際に、彼は懐から何かを取り出し、無造作にホシノの作業台の上に置いた。 それは、ホシノが好んで食べていた魚肉ソーセージと、高カロリーの補給食だった。

    小鳥遊ホシノ 「あ……」

    宮沢鬼龍 「食っておけ。次の戦場は長引くぞ」

    鬼龍は振り返ることなく、部屋を出て行った。

    小鳥遊ホシノ 「……へへっ。鬼龍のおじさんも、素直じゃないねぇ。リヴァイ先輩とそっくり」

    ホシノはソーセージを手に取り、少しだけ嬉しそうに微笑んだ。 彼もまた、不器用ながらに自分たちを見守る「おじさん(保護者)」なのだと、ホシノは確信した。

  • 151二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:33:58

    なんかこのロワの鬼龍…やさしくない?

  • 152バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:35:01

    イベント4(地下トレーニング場):復讐の感謝と悪の美学

    地下トレーニング場では、宮沢鬼龍が黙々と型を行っていた。そこに、イーサン・ウィンターズが現れる。

    イーサン・ウィンターズ 「よう、あんたか。…礼を言わせてくれ」

    宮沢鬼龍 「礼? 何の話だ」

    イーサン・ウィンターズ 「しのぶの仇をとってくれたことだ。あいつ(エボルト)をぶっ飛ばしてくれたおかげで、俺も気が晴れた。…あんたがいなきゃ、俺たちは全滅してたかもしれない」

    鬼龍は手を止めず、冷ややかに答える。

    宮沢鬼龍 「勘違いするな。俺は俺の邪魔をするゴミを掃除しただけだ。お前たちのためではない」

    イーサン・ウィンターズ 「へっ、素直じゃねぇな。…でもよ、俺は思うんだ。あんた、口では酷いこと言ってるが、本当はそこまで悪い奴じゃねぇんじゃないか?」

    イーサンの言葉に、鬼龍の手が一瞬止まる。彼はイーサンを睨みつけるが、その目には殺気よりも呆れの色が強かった。

    宮沢鬼龍 「…フン。凡人の浅はかな観察眼だな。俺は悪だ。それ以上でも以下でもない。ただ自由に悪を行使するだけだ」

    イーサン・ウィンターズ 「そうかいそうかい。…ま、次も頼りにしてるぜ、相棒」

    イーサンは軽く手を挙げて去っていく。鬼龍はその後ろ姿を見送り、再びトレーニングに戻った。その拳には、いつもより少しだけ力が入っていた。

  • 153バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:36:34

    イベント5(ベランダ):魔法少女と超能力者のガールズトーク

    夜風が心地よいベランダで、地獄のフブキが一人、夜空を見上げていた。 そこに、暁美ほむらが静かに近づく。

    暁美ほむら 「フブキ」

    地獄のフブキ 「あら、ほむら。どうしたの?」

    暁美ほむら 「…少し、話したくて。岡崎さんだけじゃなく、ヤンさんまで失って…大丈夫?」

    ほむらの声には、心からの気遣いが込められていた。彼女は、仲間を失う痛みを誰よりも知っている。

    地獄のフブキ 「…正直、辛いわ。ヤンは切れる男だったし、岡崎は…変な子だったけど、大切な仲間だった。でも、気にしないで。私には、まだやるべきことがあるから」

    フブキは気丈に振る舞い、夜空の星を指差す。

    地獄のフブキ 「それにね、最近思うの。この地球にも、私の居場所ができたのかもしれないって。最初はただの移住先だったけど…今は、守りたいと思える人たちがいる」

    暁美ほむら 「守りたい人たち…」

    ほむらの脳裏に、オールマイトの笑顔が浮かぶ。そして同時に、黒い影のような不安がよぎる。ある言葉が喉元まで出かかったが、恐怖のせいで飲み込まざるを得なかった。

    地獄のフブキ 「オールマイトが『歩み寄り』の大切さを説いてから、いろんなことがいい方向に進んでる気がするわ。リヴァイも変わったし、鬼龍でさえ協力してくれた。彼には…本当に感謝してるの」

    暁美ほむら 「…うん、私もそう思う。オールマイトさんは…私や皆の希望だわ」

    地獄のフブキ 「ふふっ、そうね。貴女、オールマイトのこと、本当に尊敬してるのね」

    フブキは悪戯っぽい笑みを浮かべ、ほむらの顔を覗き込む。

    地獄のフブキ 「ねえ、もしかして…好きなの?」

    暁美ほむら 「えっ!? ち、違う! そ、そういう意味じゃなくて、あくまで希望として…!」

    ほむらの顔が真っ赤になる。普段の冷静な彼女からは想像もできない狼狽ぶりに、フブキは声を上げて笑った。

    地獄のフブキ 「あはは! かわいい反応ね。…生き残れるといいわね、貴女もオールマイトも」

    フブキの優しい言葉に、ほむらは胸が締め付けられるような思いだった。

  • 154二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:37:00

    このロワの鬼龍は強くてカッコいいちょい悪ツンデレおじさんでリラックスできますね

  • 155二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:37:51

    チィッ なんだってツンデレおじさんなんか飼ってるんだよ(カッ カッ

  • 156二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:38:02

    オールマイトの理想と鬼龍の現実的な視点がGANTZロワのチームを支える…
    ある意味最強だ

  • 157バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:38:19

    イベント6(薄暗い廊下):道化の嘲笑

    ほむらがベランダから戻ろうとすると、薄暗い廊下でペガサス・J・クロフォードが待ち構えていた。

    ペガサス・J・クロフォード 「ハーイ、ほむら・ガール。楽しそうデースネ?」

    暁美ほむら 「…ペガサスさん」

    ほむらの表情が一瞬で硬化する。ペガサスは、冷ややかな目でほむらを見下ろした。

    ペガサス・J・クロフォード 「プア・ガール。メンバーの力で蘇生されて、すっかり彼らにほだされちゃったみたいデースネ? フブキ・ガールとも仲良しこよし…見ていて滑稽デースよ」

    ペガサスの言葉には、明確な棘があった。

    暁美ほむら 「……皮肉ですか。私は、皆に感謝しています。この命、本当はみんなのために使いたいです」

    ペガサス・J・クロフォード 「ププッ! 献身デースカ? ユーのその自己犠牲の精神、実にアニメ的で美しいデースネ。でも、現実(リアル)はもっと残酷デースヨ?」

    ペガサスは、ほむらの顔を覗き込み、嘲るように笑う。

    ペガサス・J・クロフォード 「ユーが命を懸けて守った正義も、次の瞬間には裏返るかもしれない。トゥーン・ワールドのようにネ。……精々、また死なないように気をつけることデース」

    暁美ほむら 「……忠告、痛み入ります」

    ほむらは冷たく返し、その場を去る。ペガサスの背中に、言い知れぬ不穏な気配を感じながら。 ペガサスは、去っていくほむらを見送ることなく、懐から一枚のカードを取り出し、不敵に微笑んだ。

    ペガサス・J・クロフォード 「さて、そろそろクライマックスの準備を始めマショーカ……」

  • 158二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:39:13

    >>157

    なあこの道化殺そうぜ?

  • 159バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:39:20

    第6日常フェーズ 終了
    生存者リスト: オールマイト(50点/特典獲得)、地獄のフブキ(0点/特典獲得)、小鳥遊ホシノ(0点/特典獲得)、宮沢鬼龍(45点)、ペガサス・J・クロフォード(10点)、イーサン・ウィンターズ(20点)、リヴァイ・アッカーマン(0点/再生)、暁美ほむら(0点/再生)、杉元佐一(0点/再生)
    死亡者リスト: ファウスト、エドワード・エルリック、無幻魔人 J.J、岡崎夢美、ヤン・ウェンリー、胡蝶しのぶ
    討伐済みの星人: ノスク、レックウザ、アントラー、鳥丸 徨、プルート、レイシスト・サンズ、アスラン・ザラ、ケイネス・E・アーチボルト、闇バクラ、真人、ハンターアストロミュータント、ホイミン、刹那・F・セイエイ、救済の魔女K.G.、仮面ライダーゼイン、破夢子、エボルト、闇の悪魔、統べし聖剣シュン、修多羅千手丸、風見幽香、岡崎夢美、ヤン・ウェンリー
    未登場の星人: 宇蟲王ギラ、女王モルガン、エリザベート・バートリー

  • 160二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:39:39

    なんや最初の頃のギスギス具合が嘘みたいな結束になってきたのォ ですねぇ
    個人的に鬼龍がリヴァイからオールマイトを庇ったところが特異点だと思ってんだ

  • 161二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:42:27

    オールマイトと鬼龍からは星継ぐロワの龍星と朝昇の気配を感じルと申します

  • 162バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:42:41

    第7戦闘フェーズ(最終ミッション)

    ターゲット:宇蟲王ギラ、女王モルガン、エリザベート・バートリー

    イベント1(GANTZの部屋):最後の言葉と裏切りの刃

    最終ミッションのGANTZの部屋。重苦しい沈黙を破り、地獄のフブキが口を開く。彼女は、生き残った全てのメンバーを見回し、力強く語りかける。

    地獄のフブキ 「みんな、聞いて。これが最後の戦いよ。私たちは多くを失ったわ。岡崎も、ヤンも、貴方たちの同胞も…。彼らの死を無駄にしないためには、私たちが生き残るしかない。種族なんて関係ない。ここにいる全員が、私の誇り高き仲間よ! 必ず全員で生きて帰りましょう!」

    フブキの言葉に、オールマイトやホシノ、杉元たちが力強く頷く。結束は最高潮に達していた。 その時だった。

    ドスッ。

    鈍い音が響き、フブキの胸から、まばゆい光の刃が突き出した。

    地獄のフブキ 「え…? あ…?」

    フブキの背後には、ペガサス・J・クロフォードが立っていた。彼の手には、コミカルな見た目とは裏腹に凶悪なエネルギーを放つ短剣が握られている。

    ペガサス・J・クロフォード 「オーゥ、ソーリーデース、フブキ・ガール。ユーのスピーチ、ちょっと長すぎマシタネ~」

    ペガサスは短剣を引き抜く。フブキは大量の血を吐き、崩れ落ちた。即死だった。

    リヴァイ・アッカーマン 「オイ、テメェ、なんのつもりだ」

    ペガサス・J・クロフォード 「何のつもり? ノンノン、これがミーのミッションデースよ。GANTZメンバーの弱点、戦力、そして精神的支柱…すべてを分析し、あのお方に献上するためのネ」

  • 163バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:44:15

    ペガサスは歪んだ笑みを浮かべる。

    ペガサス・J・クロフォード 「ヤン・ウェンリーを殺したのも、ミーデース。彼のタクティクスは厄介デシタからネ」

    オールマイト 「なっ…! 君が…!?」

    リヴァイが激昂し、ペガサスに斬りかかろうとする。しかし、その瞬間、転送の光が彼らを包む。刃はペガサスの鼻先で止まる。

    ペガサス・J・クロフォード 「無駄デース。ゲームはもう始まっていマース。…地獄で会いましょう、プア・ボーイズ&ガールズ。我らが王、宇蟲王ギラ様が、ユーたちを皆殺しにし、この星を征服するのデース!」

    ペガサスの高笑いと共に、メンバーは転送された。

    【地獄のフブキ(星人)、死亡!】

  • 164二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:45:26

    どわーっ邪悪の王がマジの邪悪の王になっとるやん!

  • 165二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:45:43

    >>163

    ふうんペガサスは五道化ポジだったというわけかあっ

  • 166バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:45:45

    イベント2(王の間):鬼龍の変節と悪の契約

    転送先は、シュゴッダム王城・玉座の間。 メンバーは4つの地点に分断された。

    • 【ペガサス隊:鬼龍、ペガサス】

    • 【ギラ討伐隊:イーサン、杉元】

    • 【別動隊:オールマイト、ほむら】

    • 【迎撃隊:リヴァイ、ホシノ】

    鬼龍とペガサスは、王城のテラスに転送された。 ペガサスは、先ほどの狂気的な笑みを収め、ビジネスライクな口調で鬼龍に話しかける。

    ペガサス・J・クロフォード 「さて、宮沢君。単刀直入に言いマース。こちらの側に来マセンカ?」

    宮沢鬼龍 「……ほう。俺を勧誘するか」

    ペガサス・J・クロフォード 「ユーは以前、こう言っていマシタネ。『俺は、己の武こそが絶対だと理解している。お前らの命運など、茶番に過ぎん。強き者が生き、弱き者が死ぬ。それだけのことだ』と」

    ペガサスは鬼龍の言葉をそっくりそのまま返し、続ける。

    ペガサス・J・クロフォード 「ギラ様は、全宇宙を支配する絶対的な強者デース。彼の下には、ユーが望む無限の戦場と、最強の敵がいマース。弱者を守る偽善の遊びなど捨てて、真の修羅の道を歩むのデース」

    鬼龍は沈黙し、夜空を見上げる。 脳裏に浮かぶのは、オールマイトの真っ直ぐな瞳、そして…不器用な笑顔を向けたホシノの顔。

    宮沢鬼龍 「……いいだろう。俺の望みは、最強であることのみ。そのためならば、神だろうが悪魔だろうが利用する」

    鬼龍はペガサスに背を向け、不敵に笑う。

    宮沢鬼龍 「案内しろ。その王とやらの元へ」

    ペガサス・J・クロフォード 「ワオ! 賢明な判断デース! 歓迎しまースよ、新たな同志!」

  • 167二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:46:31

    まて……嫌な予感がする

  • 168二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:47:07

    ペガサスすげぇ…一人で星人を二人も倒してるし…

  • 169二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:47:11

    >>166

    マサイの戦士騙されない

    このロワの鬼龍には策があるはず

  • 170二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:48:48

    ペガサス!鬼龍を襲え!
    サクリファイスで食えばただで使える下僕が手に入るはずだ!

  • 171バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:51:22

    イベント3(王の間):不死身の二人と邪悪の王

    玉座の間。そこには、黄金と深紅の玉座に座る、宇蟲王ギラ(星人)の姿があった。 その圧倒的な覇気は、空間そのものを歪めているかのようだ。

    宇蟲王ギラ(星人) 「貴様らか。我が安息を妨げる雑魚どもは」

    対峙するのは、イーサン・ウィンターズと杉元佐一。 二人は、このミッションで最もタフなコンビだった。

    イーサン・ウィンターズ 「偉そうにしやがって…。俺は娘のところに帰るんだよ!」

    杉元佐一 「王様だか何だか知らねぇが、俺たちの行く手を阻むならぶった斬るぞ!」

    二人は同時に突撃する。イーサンはグレネードランチャーを乱射し、杉元は銃剣で切りかかる。 しかし、ギラは玉座から立ち上がりもせず、オージャカリバーの一振りで爆風ごと二人を吹き飛ばした。

    宇蟲王ギラ(星人) 「ぬるい。貴様らのデータは、あの道化(ペガサス)から聞いている。再生能力と不死身の肉体…か。だが、跡形もなく消し去れば、再生などできまい?」

    ギラはオージャカリバーに力を込め、極大の斬撃を放つ。 イーサンと杉元は、躱すこともできず直撃を受ける。

    イーサン・ウィンターズ 「ぐあぁぁぁッ!!」

    杉元佐一 「がはっ…!!」

    二人の体は壁に叩きつけられ、血反吐を吐く。 それでも、二人は立ち上がる。

    杉元佐一 「まだだ…! 俺は不死身の杉元だぁぁぁッ!!」

    杉元は、砕けた肋骨も構わず、鬼神の如き形相でギラに肉薄する。ギラの斬撃をあえて左腕で受け、肉を斬らせて骨を断つ覚悟で、右手の銃剣をギラのオージャカリバーに叩きつける。

    バキィィィン!!

    ギラの持つオージャカリバーが、根元からへし折れた。

  • 172二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:53:10

    オージャカリバー脆っ

  • 173バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:53:31

    宇蟲王ギラ(星人) 「ほう…? 貴様ごときが、我が剣を折るとはな。…褒めてやろう」

    ギラは折れた剣を捨て、杉元の首を片手で掴み上げる。

    杉元佐一 「へっ…ざまぁ…みろ…」

    グシャッ。

    ギラの握力により、杉元の首が圧砕された。不死身の男は、その生命力を使い果たし、物言わぬ骸となった。

    【杉元佐一、死亡!】

    イーサン・ウィンターズ 「杉元ォォォッ!!」

    イーサンは、相棒の死に絶叫し、マグナムを連射しながら特攻する。 オージャカリバーを失った今なら、勝機があるはずだ。そう信じて。

    しかし、ギラは冷酷に笑う。

    宇蟲王ギラ(星人) 「愚か者め。王の武器が一つだとでも思ったか?」

    ギラは虚空からキングスウエポンを召喚し、薙刀モードへと変形させる。 そのリーチと威力は、イーサンの想定を遥かに超えていた。

    ズバッ!

    薙刀の一閃が、イーサンの体を袈裟懸けに両断した。 イーサンの再生能力が発動するよりも速く、ギラの放つ破壊エネルギーが細胞を焼き尽くす。

    イーサン・ウィンターズ 「ローズ…クリス…すまねぇ……」

    イーサンは灰となって崩れ落ちた。

    【イーサン・ウィンターズ、死亡!】

    宇蟲王ギラ(星人) 「カスどもが。我が覇道の礎となれ」

  • 174二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:53:48

    マサイの戦士騙されない 鬼龍が何かやろうとしているのは匂いでわかる

  • 175二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:53:52

    ギラの武器もろす

  • 176バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:56:42

    イベント4(城内回廊):女王たちの優雅な殺意

    城内回廊では、リヴァイとホシノが、女王モルガン(星人)とエリザベート・バートリー(星人)と対峙していた。

    エリザベート・バートリー(星人) 「あら、また汚らわしいネズミが迷い込んだの? ここは高貴な鮮血魔嬢(カーミラ)のステージよ!」

    エリザベートは槍をマイクのように持ち、可愛らしく、しかし残酷な笑みを浮かべる。

    女王モルガン(星人) 「騒がしいな、エリザベート。…だが、虫けらの掃除も王の為の私の務めか」

    モルガンは冷徹な瞳でリヴァイたちを見下ろす。その背後には、無数の黒い槍が浮遊している。

    リヴァイ・アッカーマン 「チッ、どいつもこいつも上から目線か。…ホシノ、油断するなよ。こいつら、今までの奴らとは格が違う」

    小鳥遊ホシノ 「うん、わかってるよー。…おじさん、リヴァイ先輩の背中は絶対に守るから」

    まだ戦闘は始まっていないが、張り詰めた空気が、死闘の予感を告げていた。

  • 177バトロ渡哲也25/11/22(土) 17:59:40

    イベント5(城門前):ヒーローの覚悟

    城門前。オールマイトと暁美ほむらが並んで走っていた。しかし、突然ほむらが足を止め、背後からオールマイトに向けて火器を放った。

    ドォォォン!!

    オールマイトは直感で回避するが、爆風に煽られる。

    オールマイト 「ほむら少女!? 何をするんだ! 敵に操られているのか!?」

    暁美ほむら 「違う! …操られてなんていない! これが、私の意志だよ!」

    ほむらは、盾から次々と重火器を取り出し、無差別に発砲する。その瞳には、涙が溢れていた。 オールマイトは、彼女の攻撃を避け続ける。反撃はしない。

    オールマイト 「まさか…君も、ペガサスと同じ…内通者だったのか…!?」

    暁美ほむら 「そうだよ! 私は星人! 最初から、貴方たちを騙していたの!」

    ほむらは叫ぶ。言葉にするたびに、自らの心を切り刻むように。

    暁美ほむら 「私には居場所がないの! 星人たちの中でも白眼視されて、利用されて…この作戦を失敗してギラ様の怒りを買えば、私は本当にどこにも行けなくなってしまう!」

    彼女は空を見上げる。

    暁美ほむら 「あの星に生まれてしまった私は、ギラ様に従うしかない運命なの! だから…だから、死んでよ、オールマイトさん!!」

    彼女の悲痛な叫びは、生きるための懇願だった。 ほむらは、盾から強力な時限爆弾を取り出し、オールマイトに向けて構える。

  • 178二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:00:47

    悲しき現実…

  • 179バトロ渡哲也25/11/22(土) 18:03:20

    しかし、オールマイトは避けなかった。 彼は両手を広げ、その身を晒した。

    暁美ほむら 「っ…! なんで避けないのよ! 死ぬよ!?」

    オールマイト 「君の攻撃には、殺意がない。ほむら少女。君は、私たちを殺せない」

    ほむらの指が、起爆スイッチの上で震える。殺さなければ、自分が殺される。居場所がなくなる。 でも、目の前にいるのは、自分を信じ、救ってくれた希望の光。

    暁美ほむら 「う…うあぁぁぁ…!」

    爆弾が手から滑り落ちる。 ほむらはその場に崩れ落ち、慟哭する。

    暁美ほむら 「できない…っ! 貴方たちを…仲間を殺すなんて、できないっ…!」

    オールマイトは優しくほむらを抱きしめる。

    オールマイト 「もう大丈夫だ! 」

    暁美ほむら 「ううん、大丈夫じゃないよ…。ギラも、モルガンもエリザベートも、オールマイトさんが想像してるよりずっと強い。勝てっこない…」

    オールマイト 「君はさっき、ギラに従うことが君の運命だと言ったが…それは違う」

    オールマイトは力こぶを作り、ニカっと笑う。

    オールマイト 「運命など、この腕で好きな形にねじ曲げてやるさ! 地球征服を目論むギラを倒し、君の地球での居場所は私が作る! だから、もう泣かなくていいんだよ」

    その言葉と熱に触れ、ほむらは涙を拭う。顔を上げた彼女の瞳には、迷いのない光が宿っていた。

  • 180二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:04:39

    見事だぜオールマイト
    敵をも救ってみせるそのヒーロー精神
    俺が女なら股を濡らすね

  • 181バトロ渡哲也25/11/22(土) 18:05:36

    暁美ほむら 「…わかりました、オールマイトさん。あなたを信じて提案があるの。二手に分かれよう。私がギラを、貴方がモルガンたちを討ちに行って」

    オールマイト 「なっ!? 危険すぎる! ギラは最強の敵だ! 私が君を守る!」

    暁美ほむら 「ううん。私自身の居場所がこの地球にあると証明するために、守られるだけの自分から卒業して、一人で戦えるようになりたいの」

    ほむらは、城内の方角を見つめる。 「リヴァイさんとホシノさんを救えるのは、オールマイトさんだけ。あの二人の敵も強大すぎる。貴方の力が必要なの」

    オールマイトは迷うが、ほむらの決意の固さと、リヴァイたちの危険を察し、決断する。

    (仮に彼女が敗れても…私がこの戦いで得るポイントと合わせれば100点を超える。彼女を必ず生き返らせることができる!)

    オールマイト 「わかった! 君の覚悟、受け取った! 必ず勝って、生きて会おう!」

    オールマイトは城内へ、ほむらは玉座の間へと走り出した。

  • 182二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:05:59

    オールマイトってのは案外ヒーローなんだな

  • 183二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:07:46

    2レスで速攻戻るとかそんなんアリ!?
    内通者としての自覚がないんとちゃう?

  • 184バトロ渡哲也25/11/22(土) 18:08:19

    イベント6(玉座の間):悪と悪の邂逅、そして欺瞞

    杉元とイーサンを葬ったギラは、玉座の間から一歩も動かず、城内の戦況を感知していた。 宇蟲王ギラ(星人) 「ほう、モルガンたちが始めたか。我も加勢し、一気に終わらせてやろう」

    ギラが立ち上がろうとしたその時、扉が開き、ペガサスが鬼龍を伴って現れた。

    ペガサス・J・クロフォード 「ギラ様! グッドニュースデース! 最強の地球人、宮沢鬼龍を我々の陣営に引き入れマシタ!」

    宇蟲王ギラ(星人) 「ほう? 地球の猿にも、賢い奴がいたか」

    ペガサス・J・クロフォード 「鬼龍君、ギラ様に挨拶をするデース」

    鬼龍は無言で前に進み出る。そして、ギラの目の前で構えを取った。

    シュッ!!

    刹那、鬼龍の拳がギラの顔面ギリギリで寸止めされる。灘神影流・霞突き。放たれた衝撃波が、ギラの背後の玉座を粉砕した。

    ペガサス・J・クロフォード 「ホワッ!? 何をするデースカ!!」

    宮沢鬼龍 「……挨拶だ」

    鬼龍はニヤリと笑う。

    宮沢鬼龍 「勘違いするなよ、道化。俺は最初から、貴様らになど従う気はない」

    ペガサス・J・クロフォード 「ユー! 裏切ったデースカ!? 悪を標榜するユーが、なぜ地球の同胞を救う偽善に走るデースカ! 矛盾してマースよ!」

    宮沢鬼龍 「矛盾? 笑わせるな。俺の目的は一つ。オールマイトという善なるものを倒す資格があるのは、この世で俺だけだ。悪は、善を倒し、そして善に倒されるからこそ悪であれる。貴様らのような雑魚に、俺の獲物を横取りさせるわけにはいかんのだ」

  • 185二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:09:36

    >>183

    しかし…決戦前までの戦いで確かに彼女は救われているのです

  • 186バトロ渡哲也25/11/22(土) 18:10:44

    ギラはせせら笑い、鬼龍に問いかける。

    宇蟲王ギラ(星人) 「くだらん理屈だ。ならば、リヴァイとホシノを守る理由はどう説明する? そいつらはオールマイトではない」

    宮沢鬼龍 「ここでリヴァイたちが倒れれば、戦線が崩壊し、頭数の差によるすりつぶしが始まる。そんな展開は、善と悪の闘争などとはもはや呼べず、ただの殺戮だ。俺が身を投じるに値する戦いではない」

    鬼龍は能力特化型ブースターを起動し、全身の筋肉を限界まで膨張させる。

    宮沢鬼龍 「ギラ。貴様の相手は俺がする。どこにも行かせはしない」

    宇蟲王ギラ(星人) 「ペガサス、貴様はモルガンたちの加勢に行け。邪魔だ。鬼龍よ、貴様のその傲慢、我が手でへし折ってくれるわ!」

    ギラと鬼龍の壮絶な肉弾戦が始まった。

  • 187二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:12:06

    我ながら俺が女なら股を濡らすね

  • 188バトロ渡哲也25/11/22(土) 18:14:35

    イベント7(城内回廊):魔法少女と道化

    ギラのもとへ向かうほむらと、モルガンのもとへ向かうペガサスが、回廊で鉢合わせする。

    ペガサス・J・クロフォード 「おや、ほむら・ガール。ギラ様への謁見デースカ? でも、ろくにスパイもできないユーはもう用済みデース」

    暁美ほむら 「ペガサス…。私は、もう貴方の言いなりにはならない! 私は、GANTZメンバーとして戦う!」

    ほむらは盾から重火器を取り出し、攻撃を仕掛ける。 ペガサスは嘲笑い、マインド・スキャンとトゥーン・ワールドを発動する。

    ペガサス・J・クロフォード 「無駄デース! ユーの心の弱さは全て見えていマース! 恐怖に縛られなサーイ!」

    ペガサスの幻術が、ほむらのトラウマを刺激する。孤独、絶望、繰り返される死。ほむらは膝をつく。

    暁美ほむら 「(怖い…やっぱり、私には無理なの…?)」

  • 189バトロ渡哲也25/11/22(土) 18:17:49

    しかし、その脳裏に、オールマイトの温かい言葉と、フブキの笑顔が浮かぶ。

    『生き残れるといいわね、あなたもオールマイトも』

    暁美ほむら 「…いいえ。私はもう、怖くない。フブキさんが、オールマイトさんが、私に勇気をくれたから!」

    ほむらは自らのこめかみに銃口を当てる。

    ペガサス・J・クロフォード 「クレイジー! 自殺デースカ!?」

    暁美ほむら 「いいえ。私は私の恐怖を撃ち抜く!」

    ほむらは発砲する直前、時間停止を発動。自らの脳内にある「恐怖」のイメージを、魔力で強制的に上書きする。 時間が動き出すと同時に、ほむらはペガサスの懐に飛び込んでいた。

    暁美ほむら 「貴方の負けよ、ペガサス」

    ほむらはペガサスの胸に零距離でショットガンを放つ。 ペガサス・J・クロフォード 「Nooooooo!!」

    ペガサスは吹き飛び、消滅した。

    【ペガサス・J・クロフォード、死亡!】


    勝利したほむらは、天を仰ぐ。

    暁美ほむら 「フブキさん…。私、地球で居場所を手に入れるわ。そして、貴女たち全員を、必ず弔う」

  • 190二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:18:49

    ペガサスが死んだあ!!

  • 191二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:19:53

    おおっ!ほむらが完全に恐怖を吹っ切った!
    いけーっ星人の娘!

  • 192二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:23:09

    このレスは削除されています

  • 193バトロ渡哲也25/11/22(土) 18:24:23

    イベント8(城内広場):人類最強の散華と、届かぬ理想郷

    リヴァイとホシノは、モルガンとエリザベートの猛攻に晒されていた。 エリザベートの超音波攻撃と槍術、モルガンの強力な魔術。二人の連携は完璧だった。

    エリザベート・バートリー(星人) 「アンコール! アンコール! もっと血を流して!」

    女王モルガン(星人) 「終わりだ。ロンゴミニアド、展開」

    モルガンの背後に、無数の黒い光の槍が出現する。それが雨のように降り注ぐ。 リヴァイは、傷ついたホシノを庇い、前に出る。

    リヴァイ・アッカーマン 「ホシノ! 下がってろ!」

    リヴァイは超人的な反応速度で槍を弾くが、数が多すぎる。一本の槍が、リヴァイの腹部を貫通し、リヴァイの動きが鈍る。そこに大量の槍が降り注ぎ、リヴァイの半身が大きくえぐれた。

    小鳥遊ホシノ 「リヴァイ先輩!!」

    リヴァイは血を吐きながらも、止まらない。

    リヴァイ・アッカーマン 「チャンスはこいつで一度きりだ!!」

    リヴァイは死力を振り絞り、エリザベートに突進する。エリザベートの槍を左手で掴み、右手のブレードで彼女の首を刎ねた。

    【エリザベート・バートリー(星人)、死亡!】


    しかし、それが限界だった。リヴァイはその場に崩れ落ちる。

    小鳥遊ホシノ 「嫌だ…! 先輩、死んじゃだめ!」

    リヴァイは、薄れゆく意識の中でホシノを見る。

    リヴァイ・アッカーマン 「…俺に構うな。進み続けろ。そして悔いのない選択をしろ、ホシノ」

    リヴァイは静かに息を引き取った。

    【リヴァイ・アッカーマン、死亡!】

  • 194二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:29:45

    リヴァイ兵長…(哀)

  • 195バトロ渡哲也25/11/22(土) 18:32:49

    城内広場は、リヴァイとエリザベート・バートリーの相打ちによって静寂に包まれていた。 リヴァイはホシノを庇って倒れ、二度と動かない。その事実は、ホシノの心を凍てつかせ、同時に女王の逆鱗に触れた。

    女王モルガン(星人) 「エリザベートを…私の娘(のような存在)を、よくも! 許さん! この星ごと消し飛べ!」

    モルガンは激怒し、玉座から立ち上がるように空へと浮上する。 彼女の背後に、世界を呪うような黒い魔力が渦巻き、数多の槍が形成されていく。

    女王モルガン(星人) 「それは絶えず見た滅びの夢。報いはなく、救いはない。最果てにありながら、鳥は明日を歌うでしょう。どうか標に――『はや辿り着けぬ理想郷(ロードレス・キャメロット)』!!」

    世界が反転する。 城内広場は、白亜の城壁と荒涼とした荒野の心象風景へと塗り替えられた。 そして、空を埋め尽くす無数の聖槍ロンゴミニアド(の影)が、切っ先をホシノ一人に向けて降り注ぐ。

    小鳥遊ホシノ 「……っ!」

    絶体絶命。逃げ場などどこにもない。 しかし、ホシノの瞳から光は消えていなかった。彼女はリヴァイの亡骸を背にして、愛銃『アイアン・ホルス』を構える。

    小鳥遊ホシノ 「先輩の死を…無駄になんか、させるかぁぁぁッ!!」

    ホシノは自身の固有能力(EXスキル)を展開する。『戦術鎮圧(タクティカル・サプレッション)』。 巨大なホログラムの盾が展開され、降り注ぐ槍の雨を受け止める。

    ガガガガガガッ!!

    凄まじい衝撃がホシノの身体を軋ませる。一本一本が戦車砲並みの威力を持つ魔槍の豪雨。盾には瞬く間に亀裂が走り、余波がホシノの肌を切り裂く。

    小鳥遊ホシノ 「ぐぅッ…! 重い…ッ!」

  • 196二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:34:18

    >娘(のような存在)

    バーヴァンシー「えっ」

  • 197二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:35:33

    >>196

    まてよこいつはそっくりさんの宇宙人であるスペースモルガンなんだぜ

  • 198バトロ渡哲也25/11/22(土) 18:37:29

    ホシノは歯を食いしばり、片手でショットガンをリロードし、迎撃の弾幕を張る。しかし、圧倒的な物量差は覆せない。シールドが砕け散り、一本の槍がホシノの肩を貫こうとした――その時。

    ドォォォォォン!!!

    城壁ごと魔槍の嵐を吹き飛ばし、風穴を開けて飛び込んできた影があった。 粉塵を巻き上げ、その男はホシノの前に仁王立ちする。

    オールマイト 「もう大丈夫! 何故って? 私が来た!!」

    オールマイトは、降り注ぐ槍を素手で弾き飛ばし、あるいはその強靭な肉体で受け止めながら、吼える。

    オールマイト 「待たせたな、ホシノ少女! リヴァイ君のことは…すまなかった」

    小鳥遊ホシノ 「オールマイトさん…!」

    女王モルガン(星人) 「虫ケラが…! 増えたところで、纏めて串刺しにしてくれる!」

    モルガンは冷徹に指を振るう。十数本のロンゴミニアドが合体し、巨大な一本の攻城槌となって二人を襲う。

    オールマイト 「ホシノ少女! 私が道をこじ開ける! 君は本命を撃ち込め!」

    小鳥遊ホシノ 「うん! わかった!」

    オールマイトは、迫りくる巨大な槍に向かって真っ向から踏み込む。 右腕に、ワン・フォー・オールの力を集中させる。

    オールマイト 「デトロイト・スマッシュ!!!」

    拳と魔槍が激突する。衝撃波が広場を更地にするほどの嵐となって吹き荒れる。 拮抗したのも束の間、オールマイトの拳圧が魔力を粉砕した。魔槍がガラスのように砕け散る。

    女王モルガン(星人) 「なっ…!? 私の魔術を、物理的な力のみで…!?」

    その一瞬の隙。 オールマイトの背後から、ホシノが飛び出す。 彼女の瞳は、ホルスの目のように鋭く、標的を捉えていた。



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  • 199二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:38:13

    この組み合わせは…?

  • 200二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 18:39:28

    オールマイトほんっと頼りになるなぁ!

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