🎲⚓️でちょっと苛酷なポケモン世界を冒険するpart3

  • 1ぬし25/11/24(月) 00:33:47

    頼れる相棒ポケモンと一緒に見放された大地を探検するワクワクドキドキ大冒険!
    見切り発車ゆえ何もかも適当
    話の展開に応じて適宜イラスト&SS錬成します

    【禁止事項】
    ・R18えろ
    ・他作品のキャラ流用
    ・過度のキャラage/sage、キャラヘイト表現
    ・その他荒らし行為全般

  • 2ぬし25/11/24(月) 00:34:49
  • 3二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 00:37:06

    たておつです
    シャンデラだかあいい

  • 4ぬし25/11/24(月) 00:37:53

    【あらすじ】
    主人公ルッコラはひょんなことからラウト地方に流れ着き、不治の病にかかってしまった!病を治せるのは巡礼による治療だけ!しかしフェーゴ島は燃えたので新たな巡礼地・ヨマワリ島で試練を受けることにしたルッコラたち!そこに立ちはだかるクラウン団!
    次回、巡礼クリアをかけたメイド喫茶大決戦!!

  • 5ぬし25/11/24(月) 00:39:47

    《登場人物紹介》

    〈オトナシ研究所〉

    ・ルッコラ

    主人公。元ロケット団員だったがなんやかんやでラウト地方に流れ着いた。一見クールだが本性は臆病で小物な残念イケメン。

    「こうなっては 仕方ない さあ やってやれ ニドラン……あれ? ニドラン どこ行った!?」

    ・ラフラン

    ルッコラの旅の同行者。いまいち頼りない男性陣を支えるしっかり者。

    「ようこそ オトナシ研究所へ! ……とは言っても お父さん 消極的だから いつまで経っても 『仮設』のままなんですけどね」

    ・オトナシ博士

    オトナシ研究所の所長でラフランの父親。逆進化学の研究をしている。死ぬほど気が弱い。

    「アッスイマセン…余所者でスイマセン…」


    〈クラウン団〉

    ・エッダ

    クラウン団の団長にして自称・ラウト王国の王。王様らしく態度はでかい。

    「余はエッダ=フォスタ・レ・サンダ・ラウト・ミストルティン!偉大なるラウト王国の王である!!」

    ・レオノチス&ルナ

    群体マニアのレオノチスと悪戯好きなルナのコンビ。敵がいたら囲んで殴る。

    「?数なんて多い方がいいでしょ?」

    「ね、キミ、ビックリした?ビックリした?怖いでしょ、怖いでしょ!」

  • 6ぬし25/11/24(月) 00:39:58

    〈ヨマワリ島〉

    ・レブン

    ヨマワリ島の島長もといやさぐれ酒カスお姉さん。適当そうな態度だが島長の仕事はちゃんとやる。

    「アンタ、なんかヤバい霊憑いてるぞ〜?……いやいや、詐欺じゃねーから」「…動くな。俺がやる」

    ・カモ

    島に一つだけある茶屋"オヤシキ"の店主。メイド服しか服のレパートリーがないこと以外はまとも。

    「お帰りなさいませ。どうぞごゆっくりお休みください」「この服?何って…メイド服ですけど?」

    ・プスケー

    ヨマワリ島の孤児。イタズラ好きで寂しがりやな性格。よく茶屋オヤシキに出入りしている。

    「ばあ。ふふ、驚いた?」

    ・イドメ

    墓場で出会った謎多き幽霊少女。レブンとカモの幼馴染だったらしい。

    「安寧。死に行く者よ…静かで幸福であらんことを」

  • 7ぬし25/11/24(月) 00:42:24

    酔ったレブンを担ぐルッコラが辿り着いた先は、初めて島に上陸したときも訪れた立派な洋館だ。
    「ほら、おうちに着きましたよ〜…っと」
    レブンの長い足をなかば引きずるようにして屋敷の門前まで歩き着いたルッコラだが彼女はまだ酔いが覚めきらないようだ、振っても揺すっても起きやしない。さすがにカモの言ったように野ざらしで放置するのもな、となけなしの良心を発揮したルッコラはレブンの肩を担ぎ直して門の中に入って行こうとするが。
    「『送りルガルガン』、か?」
    「うおっ!?…なんだプスケー、そこにいたのか…つうかそんな言葉どこで覚えてきたんだよ…」
    いきなりレブンの影からひょっこりと現れたプスケーにルッコラはちょっと飛び上がって目を丸くする。いたずら成功、とプスケーはくすくす笑って喜んだ。
    「ねてるおんなのひとにヘンなことしたらだめだよ」
    「しねえよ!?あ、そうだプスケー。この人家まで送れって言われたんだけど、どの部屋まで届ければいい?」
    といってもプスケーがレブンの屋敷の間取りを知っているのかもわからないけれど。駄目元で訊いたルッコラだったが、意外にもプスケーはぴょんと門の前に飛び出すと迷いのない動作で閂を開け放つ。ギギギ、バタン!と壊れそうな音を立てて蔦まみれの屋敷の門が開いた。
    「こっち」
    「お、おぉ…」
    なんで彼女がレブンの家の構造を知っているのか。レブンに聞こうかとも思ったが、当の本人が今にも吐きそうな顔でえずき始めていたのでそれまで考えていたことなど忘れてしまった。

  • 8二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 00:44:22

    男なんてみんなルガルガン(まよなかのすがた)なのよ…!

  • 9ぬし25/11/24(月) 00:44:23

    寝室は階段を上がって二階の奥にある突き当たりの部屋だ。いまだに足腰の立たないレブンを背負って長い距離を歩かされ、たまに吐瀉物の処理をさせられ、疲労困憊のルッコラがでかい溜息を吐きながら彼女をベッドに下ろす。
    「よっ、と!」
    ルッコラよりずっと大きな長身がカビ臭いベッドパッドに沈む。ここまで運べばあとは大丈夫だろう。ようやく面倒なお使いを終えて彼はくたびれたように大きく伸びをした。
    「まったくこの人、この調子で審判なんてやれるのかよ…今日もずっと酒飲んでばっかでまともに判断なんか出来ねえんじゃねえの?店の様子がどうだったかももう覚えてないだろ」
    思わず愚痴を吐くルッコラ。レブンも酔っ払っていて聞いていないだろうと高をくくって堂々と本人の前でぼやく彼だが、
    「覚えてるよ」
    レブンがやにわに口を開いた。不気味なほどに明瞭な物言いだった。
    「今日カモの茶屋に来た客が総勢256人、そのうち常連57人、アンタら目当てが129人、王族のガキども目当てが170人、店内で交わされた会話が合計三万五千九百単語、利用客のうち六割二分三厘がアンタらの接客を評価してた。その内訳も全部覚えてる」
    何十もの異なる数字の羅列が彼女の口からすらすらと誦じられる。出鱈目を言っているとは到底思えなかった。日がな店に出入りする客をいちいち覚えて数を数えていたのだとしたら、とんでもない記憶力だ。
    「…あ、レブン、さん…その、話、聞いて…?」
    「気にしてねえから謝んな。…これでも昔から物覚えだけは良くってね」
    驚くルッコラにさらりと答えるレブン。もう酔いもだいぶ引いてきたのか、彼女はふらつきながらベッドから起き上がると相棒のシャンデラに水差しを持ってくるよう頼んだ。ほのおタイプに水を運ばせて大丈夫なのか?と思ったが当のシャンデラは平気そうなのできっと問題ないだろう。
    「お迎えご苦労。プスケーも、案内してくれてありがとな」
    ぞんざいに頭を撫でられてプスケーが満足そうに鼻を鳴らす。未だふらつく頭を押さえながらレブンは手をはっきり三回鳴らす。合図を聞いてゴシック調の壁からするりと二体のドロンチが現れた。
    「そろそろ茶会の時間だったよな?ルッコラもせっかく来たんだし、まあゆっくり茶でも飲んでけよ」

  • 10ぬし25/11/24(月) 00:45:20

    なんとも奇妙なことになったものだとルッコラは心の中で独りごちる。
    優美な茶席に座るレブンとプスケー、ケーキ台にたくさんの毒入りケーキとルッコラ用に取り分けられた無毒のクッキー。時刻は午後の8時台、アフタヌーンティーにはかなり遅い時間だ。
    「思やあ、お客人とこんなにゆっくり話すことなんてここ百年なかったからな」
    よかったら島の外のことをいろいろ聞かせてほしいと言って紫色の紅茶を啜るレブン。乞われるままにルッコラが今までの旅のことをぽつぽつと語ると彼女はぞんざいに相槌を打って聞き流す。どちらかというと興味津々で聞いていたのはプスケーの方だった。
    「へえ、フェーゴ島が燃えた!そぉかい、あいつら長くはないと思ってたけど、ついに終わっちまったか」
    これでまた知り合いが大勢減ったとレブンが呟いて、「まぁそうでなくとも全員とっくに寿命でくたばってるけどな」と自分で突っ込んだ。反応に困る。
    「面白い話をありがとうよルッコラ。おかげで退屈が紛れた」
    「あんた本当に話聞いてたのか…?」
    「聞いてた聞いてた。さてと、今度はこっちが話す番か?ヨマワリ島で聞きたい話があったら言ってくれや」
    聞きたいこと、か。ヨマワリ島の島長に何を聞いたらいいのだろう。疲れた頭を働かせながらルッコラがお茶請けのクッキーをかじる。正直あんまりおいしくない。
    何か話題はないかと部屋周りをぐるりと見渡すが見えるのは古びた調度品たちばかり。そんな中、ふと彼の目に覚えがあるものが映った。
    「…あれ?あの肖像画って」
    一昨日に墓場で出会った幽霊と同じ顔の少女がキャンバスに描かれている。

  • 11ぬし25/11/24(月) 01:21:57

    「…イドメの顔を知ってるのか」
    レブンが真顔で聞いてきた。いつになく真剣な声色で、ルッコラは彼女の剣幕に気圧されながら「お、おう」と答える。
    「どこで会った」
    「えっ?いや…おととい、ゴーストの群れに襲われたときに助けてもらって」
    「…そうか」
    鋭かったレブンの視線が少し和らぐ。彼女は「驚かして悪い」と謝ってまたティーカップを傾けた。
    「レブンの知り合いか?」
    「ああ。アンタが出会った幽霊…イドメはもともとこの屋敷付きの侍女でさ、俺とカモとは幼馴染だったんだ」
    昔はよく三人で茶席を囲んでたもんだ、とレブンが懐かしそうに呟いて、プスケーの席の方を見る。きっとそこがかつてのイドメの定位置だったのだろう。
    「…あ、そういえば」
    イドメと出会ったときのことで思い出した。何か思いついたようにルッコラが訊く。
    「結局あのゴーストの群れってなんなんだ?毎晩毎晩やって来て、ちょいちょい犠牲者も出てるらしいけど…聞いた感じ、プスケーの母さんも…」
    「うん。おかあさん、百鬼夜行につれてかれた」
    言葉を濁すルッコラだったが、プスケー本人がはっきりと言い直した。こういうところ彼女は本当にあっさりしている。
    「あぁ、あれな?」
    レブンはそう言うと緩慢にカップの底の茶粉を揺らす。
    「ありゃ元々は大昔の戦の戦死者だ。数千年だか数万年だか前にでかい戦争があってな、島の大臣たちがラウト王国の王様に反旗を翻したんだ。そん時に死んだやつらの魂があそこに留まって、夜が来るたびに街を練り歩きやがる」
    曰く、百鬼夜行も最初はあれほどの規模ではなかったそうな。それが時が経つにつれてヨマワリ島の島民たちを少しずつ取り込んでゆき、あんな巨大な怨霊の群れになったと。レブンや島民たちが毎夜頑張って鎮圧しているが、今では島の住民より百鬼夜行の怨霊の方がずっと数が多いらしい。
    「ま、さっき言ったこと大体全部俺のせいなんだけど」
    「何やってんだよ!?」
    思わず大きな声が出た。いきなり叫ばれてびくりと肩を震わせるプスケーに謝りつつルッコラはレブンにどういうことだと目線で話の続きを急かす。レブンは肩をすくめて淡々と語り出した。

  • 12ぬし25/11/24(月) 01:22:40

    まあ何の難しいことはない、レブンが大昔の戦争を引き起こした張本人だという話である。
    「ラウト地方の王様に逆らって国を滅ぼした大臣の中に俺もいたのさ。主戦場がこのヨマワリ島だった。おかげで島は戦死者の霊が集まりまくって今じゃこのありさまだ」
    まるで歴史の教科書を暗誦するように温度のない声でレブンが語る。
    「あのエッダとかいうガキもおそらく、戦でくたばった王族の生き残りだ。俺に突っかかってきたのもそのせいだろうな。正直あいつらの血族が一人でも残ってた時点でびっくりだが」
    「ただのごっこ遊びじゃなかったのか、あいつ…」
    「店でのやりとり聞いたぜ。なかなか面倒くせえ奴らに絡まれたみたいだな、ご愁傷さん」
    レブンが他人事のようにからからと笑う。まったく他人事ではないのだが。
    「マアそんなわけだからイドメもな、もう愛想尽かしちまったのかな。死んで幽霊になった後も一度だって俺のとこに化けて出てこなくてさ」
    白白とした肖像画を遠目に眺めてレブンが愚痴を吐く。
    「たまに街に害をなす悪霊が出ると気まぐれみたいに便りを寄越してはくるけど、本人は一度だって顔を合わしちゃくれない。きっと謝らせてもくれないんだろうな」
    いつの間にか空になったティーポットを傾けて彼女はひとつ首を振り、側仕えらしきゴーストポケモンにポットを下げさせた。
    「納得はしてるよ。それだけ許されないことをした」
    独りごつレブンに「わたしは怒ってないよ」と足をぱたぱたさせるプスケー。隣で話を聞くルッコラは同調も慰めもできない。正直、話のスケールが大きすぎてうまく飲み込めない。
    ただ、これだけは聞いておきたかった。
    「何でそんなことしたんだ?」
    問うルッコラに、レブンは簡潔に答える。
    「忘れた」
    返事はそれきりだった。

  • 13二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 01:23:57

    やっぱ争いは良くないよなAZ

  • 14二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 09:48:04

    >>10

    この花は…大体AZとフラエッテの関係だなこの2人

  • 15二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 13:57:24

    今日のサーバーは大荒れなり

  • 16二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 15:10:02

    スレ絵あたらしくなってる!ヨマワリ編の開始ということか

  • 17二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 18:14:56

    早めの保守

  • 18二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 18:17:39

    結局ラウト王族ってなにもんなんじゃ
    クーデターで一族郎党滅ぼされ(かけ)るって相当なもんだが

  • 19二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 19:07:52

    >>18

    6つ目の島にあるらしいクラウン団アジトで明かされるだろう……多分

  • 20二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 21:41:47

    この世界観だから今楽しくメイド喫茶やってるエッダもどんな終わりを迎えるか…

  • 21ぬし25/11/24(月) 23:34:49

    少々気まずい空気の中で茶会は終わり、そろそろお暇しようとルッコラが席を立つ。
    「帰りはこっちの扉だったよな?」
    レブンとプスケーに案内され、なぜか行きと帰りの道が繋がらない不思議な構造の廊下を抜ける。いくつも連なる扉をくぐってルッコラが屋敷を出て行こうとするが、言われるままに三つ目の扉を開けようとしたその瞬間、レブンが「あっ」と不穏な声を上げた。
    「ちょっと待てアンタ、そっちじゃなくて右の扉を___」
    どうやら開ける扉を間違えたらしい。レブンが慌てて扉を閉めろと言うが、戸の向こうから溢れ出した大量のゴミの山にルッコラが飲み込まれる方が早かった。
    「どあああああああ!?!?!?」
    「あー……わり、大丈夫かー…?」
    「ふだんからおかたづけしてないから、こうなる」

  • 22ぬし25/11/24(月) 23:36:47

    ゴミの山を撤去しよう!


    報酬:経験値&戦闘用アイテム1個獲得

    どのポケモンに手伝ってもらいますか?>>25


    ・ニドリーナ レベル20 特性どくのトゲ

    どくびし/どくどくのキバ/みだれひっかき/しっぽをふる

    ・シャリタツ♂ レベル17 特性しれいとう

    みずのはどう/てだすけ/りゅうのはどう/かたくなる

    ・ラビフット♂ Lv22 特性リベロ

    ニトロチャージ/でんこうせっか/ひのこ/にどげり

    ・エレズン♂ Lv17 特性びびり

    ようかいえき/がむしゃら/ほっぺすりすり/なみだめ

  • 23二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 23:40:45

    ゴミは水技で片付けろってZAが言ってた
    シャリタツ

  • 24二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 23:44:42

    たまには働け相棒
    ニドリーナ

  • 25二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 23:45:09

    手があった方がいいだろうしラビフット

  • 26二次元好きの匿名さん25/11/24(月) 23:46:04

    全部溶かしちまえエレズン!

  • 27二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 08:16:29

    保守

  • 28ぬし25/11/25(火) 09:47:58

    綺麗に割れたdice1d4=4 (4)

    >>23

    >>24

    >>25

    >>26

  • 29ぬし25/11/25(火) 10:11:49

    エレズンと一緒に ゴミを片付けた!

    エレズンのレベル17→19
    アイテム『のろいのおふだ』ゲット!

  • 30ぬし25/11/25(火) 10:15:01

    2日目夜のミニイベントです

    時間のかかる行動は翌日の接客に寝不足デバフ入ります


    2日目夜の行動安価>>36までどうぞ

  • 31二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 10:59:43

    寝てたら大変!あの夜のミカルゲが夢喰いをしてきたよ

  • 32二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 13:05:48

    百鬼夜行がうるさくて寝れねぇ!

  • 33二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 13:06:20

    フワンテが迷い込んできた

  • 34二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 13:07:07

    変質者(ラフランのファン)が訪ねて(違法)来た

  • 35二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 13:08:10

    ポケモン同士で戦わせたらレベル上げられるんじゃね?
    翌日に響くので寝る前のストレッチ程度に

  • 36二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 13:08:41

    昨夜のミカルゲがついてきていた

  • 37ぬし25/11/25(火) 15:29:50

    大体不穏な夜イベント

    dice1d6=6 (6)

    >>31>>32>>33>>34>>35>>36

  • 38二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 15:39:37

    ミカルゲが 連れて行きたそうに こちらをみている!

  • 39二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 16:02:38

    やめてください 死んでしまいます

  • 40ぬし25/11/25(火) 21:10:56

    夜。
    息が苦しい。
    胸の上に重くのしかかる感覚がある。
    目を開けて、「あぁ」と納得する。
    『彼』の視界を埋め尽くすは気が狂いそうなパステルピンク。棚の上に並んだ趣味じゃないファンシーな縫いぐるみ、肌に直接縫い付けられたサテンのリボン、もつれて絡まったレース。すべてが彼の立つ舞台を彩る役者たち。
    舞台の上には食卓があった。公園のブランコがあった。狭い子供部屋があった。手術台があった。夏の浜辺があった。映画館のシートがあった。そのひとつに彼は腰掛けて、無理して出した甲高い声音で歌い始める。
    大きな大きなフレームが彼を中心に収めている。
    映すのは彼であって彼ではない。本来そこに居るべきはずの誰かのために、彼はただ代わりをしているだけ。繊細に繊細に造られた偽物の人形細工。
    しゅる、と指先に糸が絡みついた。操り糸は彼の手に足にと巻きついて、意のままに彼を動かす。跳ねるようなステップを踏んで小鳥のワルツを踊らせる糸。固い身体にはすこし無理がある振り付けだが、骨を軋ませながら彼は踊り続ける。
    頬が攣れる。肋骨が歪む。手の一振り、足のひと踏みごとに操り糸はどんどん絡まって首を絞めてくる。
    苦しい。
    苦しいのに、拒めない。
    この舞台で彼にできるのはお人形のように微笑むことだけだから。それ以外は許されないから。
    可愛い刺繍が施されたトゥシューズはまるで焼けた鉄の靴のように、フリルたっぷりのお洋服は全身を包む枷のように、苛まれながらも彼は微笑む。ひとりきり舞台の上で、ここに居ないあの子の代役を果たすため。
    あの子みたいに笑ってあの子みたいに泣いてあの子みたいに踊ってあの子みたいに生きて、生きて、死んで、生きて、生きながら死んで。彼女に捧げられなかった心血の残り一滴まで自分のために使うことは許さないと搾り上げてくる誰かの手、いや、これは操り糸?
    わからない。
    息ができない。
    やがて段々意識が朦朧としてくる。
    操り糸でがんじがらめになった身体はもはや指先一本動かない。自分で呼吸をすることすら彼はもう諦めて、項垂れて終わりのときを待つだけ。
    彼の意識が落ちてゆく刹那を見計らったように黒い影が舞台の裏から現れた。それは意地の悪い顔でケタケタと笑うと彼に飛び掛かり、死にかけの魂を今にも喰らおうとして______
    そのとき、青い波濤が舞台を丸ごと飲み込むように押し寄せた。

    クソデカい津波であった。

  • 41二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 21:15:00

    確かになみのりはアニメでも出せるが……

  • 42二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 21:25:47

    添い寝しにきたのかな?かわいいね!

  • 43ぬし25/11/25(火) 21:42:46

    どん!と衝撃を感じてルッコラが目を覚ます。
    目に映るのはパステルカラーなんて微塵もない、陰気なゴシック調の天井。さっきまで見ていたのは悪夢だったのか。少し痛む首を回して横を見ると遠くの方に落ちた枕が見える。どうやらベッドから蹴り落とされたようだ。
    いったい誰が。
    そう思うのも束の間、オトナシの慌てた声が頭上から降ってくる。
    「だだっ大丈夫ですかルッコラくん!?!?」
    そう言ってオトナシがルッコラの上体を起こし、がくがくと肩を揺すって来る。こういうときだけ声がでかい。ゴニョニョかお前は。
    「えっ博士…?なんだ、俺は一体…」
    いまだ状況がよく飲み込めていないルッコラがうろたえながら周りを見回すと、ベッドの枕元あたりで黒っぽい影がのたうっているのが見える。
    「おみょ…みぃ〜…」
    ウオノラゴンに踏みつけられて見覚えのあるミカルゲが目を回して伸びている。確かこいつ、昨日洞窟で出会った…
    「こ、このミカルゲ…いつの間にかルッコラ君の部屋に侵入してて、ア、アナタのこと、多分、取り殺そうと…」
    手荒なやり方になってすみません、と謝罪するオトナシ。それに気にしなくていいと返してルッコラは床にへばりついているミカルゲを見やる。
    「霊避けの札、効いてなかったのか…?」
    「いえ、札は機能しているようですが…もしかしてルッコラ君、この子とどこかで縁を結びました?ゴーストタイプのポケモンはたまに縁のある相手をどこまでも付け狙ってくると聞きます」
    「悪質すぎんだろ」

  • 44二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 21:47:38

    ミカルゲワンパンウオノラゴン強すぎる
    さすがは単騎で前章ボスと渡り合った男…

  • 45ぬし25/11/25(火) 22:09:23

    件のミカルゲは捕縛ののち明日レブンに引き渡し、ついでにルッコラの除霊もしてもらおうということになった。見境なくあっちこっち行って霊を拾ってくるからだと夜の騒動で睡眠を邪魔されたラフランから二人まとめて怒られたのは余談である。
    「と、とにかくミカルゲはもう捕縛しましたので。も、もう、眠りについても大丈夫なはずです、ハイ…もし不安だったらウオノラゴンと一緒に見張っておきましょうか?」
    「いやいいよ、朝までもう少し起きてることにする。さっきので完全に眠気が覚めちまったし」
    「ソ、ソデスカ…」
    「博士こそ明日早いんだし寝てきな?」
    「い、いえ…ワタクシも正直眠れる気がしないので…大人しく標本の整理をしてます、ハイ…」
    いつの間にそんなスペースを作ったのか、宿の隅っこに仮設された実験台でオトナシがヨマワリ島で集めた化石や鉱石、ポケモンの毛などをまとめてラベルを貼ってゆく。することもないのでルッコラはそれを黙って見ていたが、ふと昨日のことを思い出した。
    「あ、そういや博士。昨日こんな石を拾ったんだけどさ、これって何かの化石だったりするか?」
    そう言ってルッコラが鞄から昨晩拾った奇妙な石ころを取り出す。

  • 46ぬし25/11/25(火) 22:10:55

    忘れる前に謎化石の種類だけ確定させておきます

    昨日拾ったカセキの正体は?>>52まで安価どうぞ

  • 47二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 22:29:15

    ゲーム中でアイテムとして拾えるやつ?
    ならツメのカセキで

  • 48二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 22:29:56

    ヒレの化石

  • 49二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 22:32:24

    爪の化石

  • 50二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 22:32:42

    こうらのカセキ

  • 51ぬし25/11/25(火) 22:32:59

    >>47

    じゃなくても良いです

    安価1枠拡張で

  • 52二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 22:34:08

    ほーん…
    ゲノセクトとかもいいんかな?

  • 53二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 22:37:58

    ウルガモスに似ているカセキ

  • 54二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 22:43:18

    おんみょ〜ん怖良い

  • 55二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 23:30:22

    ヨマワリリージョンだったら嫌だと思ったりする

  • 56二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 07:07:48

    アノプスVSカブトVSアマルスVSゲノセクト

  • 57ぬし25/11/26(水) 07:56:02

    カセキの種類dice1d6=2 (2)

    >>47>>48>>49>>50>>52>>53

  • 58二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 13:00:46

    厄ネタではなかったか…

  • 59二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 14:44:34

    そういやガチゴラスはいましたね……

スレッドは11/27 00:44頃に落ちます

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