- 1二次元好きの匿名さん21/09/21(火) 17:54:08
事故でスカーレットとキスをして以降俺とスカーレットには微妙な空気が流れていた。それ打ち破ったのはスカーレットだった。
「ねぇもう一回キスさせてよ」
はぁ?と俺は猛反対したがスカーレット曰く、「当たり前にしてしまえば恥ずかしい事でもない」らしい。
半ば強引な手だし最初は俺も嫌がったのだが、外国では挨拶だしと二回目の傷はスカーレットからされてしまった。
「ごちそうさま」
「お、お粗末様でした...」
なんて軽く唇を合わせただけのキスではあったが、鼻血は出たし動悸は止まらなかった。
それからはお互いの空気もなんとなく元に戻って、何もなく平和に日々が過ごせると思っていた。
「ねぇ、キスにはなれたの?」
「おまえ!まだ掘り返すのかよ!」
またもスカーレットは俺とキスをする事を提案してきたのだ。
「その様子じゃまだまだみたいね、全くお子様なんだから」
「んだと!!」
売り言葉に買い言葉、見え見えの挑発に乗った俺はスカーレットをベッドに押したおす。
余裕そうなスカーレットの顔、吸い込まれそうな瞳を見ているだけで俺はなんだか腹が立つ。
「しないの?」
くすりとスカーレットは笑う、その言葉を発した唇を見てしまう。
「くそが!」
スカーレットの唇に狙いを定め自分の唇を重ねた。そうして離そうとしたが頭が離れない。
いつの間にかにスカーレットの腕は俺の頭を抱き抱え互いの唇を離さない様にホールドしていた。
「むぐぐっ!」
対抗しようにも凄い力でホールドされた頭は一切動かない、それどころか抵抗しようと開けた俺の口の中にはスカーレットの舌が侵入し始めていた。
侵入したスカーレットの舌は俺の上顎や歯を舐め回した後、残していた好物をじっくりと味わうかの様に俺の舌に絡まり始めた。
絶えず送られてくるスカーレットの唾液、送られたかと思えば俺の唾液ごとスカーレットへ奪われる。永遠の様な唾液の交換と舌への蹂躙に俺の呼吸が限界を迎え、視界がホワイトアウトし始める。
「まだ、気絶しちゃダメよ」
スカーレットの唇が離され俺の肺は空気を求め荒く呼吸を始める、お互いの間には透明な唾液の橋、まるで獲物を弄ぶ蛇の様なスカーレットの瞳。
嗚呼、俺はスカーレットにとって蛙なのかな。
そう思いながら俺の意識は闇へと落ちていった。 - 2二次元好きの匿名さん21/09/21(火) 18:41:08
ウオダス助かる
- 3二次元好きの匿名さん21/09/21(火) 20:02:07
このレスは削除されています
- 4二次元好きの匿名さん21/09/21(火) 21:37:16
ウオスカめちゃいい