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すごく軽い今までのあらすじ
高校1年生の常闇踏陰は幼馴染の障子目蔵とバンドを結成する。その後、疎遠になっていた幼馴染の緑谷出久と和解(?)して出久もバンドに加わる。だが、もう一人の幼馴染、峰田実は友人関係のトラウマから3人を避け続けていた。出久は実と話に行くが結局解決できず・・・ - 5125/11/24(月) 20:18:38
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廊下
実「それじゃ、先生にプリント出してくる」
実のクラスメイト「ありがと。教室で待っとく」
出久「実君」
実「!出久…」
実「オ、オイラ、職員室行かないと―」
出久「いつまでそうやって目を逸らしてるつもり?」
実「っ…」
出久「友達と色々あったって事は聞いたよ。あの頃から実君、少し変だったしね。」
出久「それをどうにもしなかったし、クラスメイトを遠ざけてた僕が言うのはおかしいのは分かってる。」
出久「でも、実君は本当にこれでいいの?」
出久「目蔵君はこれでいいって言ったかもしれないけど、本当はそう思ってないよ…!」
出久「…実君は、目蔵君達の気持ちはどうでもいいの?」
実「そんな…」
出久「じゃあ実君は何がしたいの?」 - 7125/11/24(月) 20:24:07
出久「目蔵君は実君の事を大事にしたい。実君の事を思って無理してあんな事を言ってる。」
出久「じゃあ実君は?誰のために何がしたいの?」
実「オイラは…っ…」
出久「…結局、今の実君は自分が傷つきたくないだけなんだね。傷つくのが怖くて、ただ逃げてるだけ。」
実「オイラ、は…」
かつてのクラスメイト『誰にでもいい顔して』
実「…っ。分かんねぇんだよ。どうしたらいいのか…」
出久「分からない?今度こそ誤魔化さないでちゃんと教えて。実君は、目蔵君が泣いてていいの?」
実「…!それは…それは嫌に決まってる…!でも…」
かつてのクラスメイト『誰の味方なんだ?』
実「もう…あの時みたいになるのは嫌なんだよ…!」
出久「…じゃあやっぱり、僕達の事はどうでもいいってこと?」
出久「…じゃあね。」
実「出久…!」
出久「あと、気づいてないかもしれないけど、実君が言ってる事は、今一緒にいる友達も信用出来て無いって事だからね」
実「!!」
出久「もう僕行くね。」
実「…っ。…う…うっ…」 - 8125/11/24(月) 20:28:04
夕方 センター街
出久(本当は、分かってる。実君がずっと何も言わなかったのは、きっと僕達に心配をかけたくなかったからだ…)
出久(なのに、なんで…)
出久「…どうしてあんな傷つける様な言い方しちゃったんだろう…」
踏影「出久、もう空は闇の時間になっているがにどうしたんだ?」
出久「踏影君…バイトの帰り?」
踏影「そうだが…出久は?」
出久「…一人でスタジオに入ってたんだ。頭空っぽにして、ベース弾きたくて」
踏影「…何かあったのか?」 - 9125/11/24(月) 20:29:10
出久「実君と話したんだ。」
踏影「…そうだったのか」
出久「でも、上手く話せなくて。…実君の事傷つけちゃったと思う。なんであんな言い方しちゃったんだろう…。」
出久「何のために話に行ったんだろうって思ったら、上手く話せなくて…僕、馬鹿だね。」
踏影「出久…」
踏影「俺は、出久のそういう所に憧れる。」
出久「そういう所?考えなしにすぐ行動しちゃうとこ?」
踏影「出久は、決意を定めたらそのまま行動出来る。それは出久の美点だと思う。俺には…できなかったからな」
出久「ずっとできなかったって…昔はケンカが始まったら踏影君が止めてくれてたじゃないか」
出久「今の踏影君は…色々考えすぎて動けなくなってるんだと思う。僕よりちゃんとしてるよ」
踏影「そうか?」
出久「うん。少なくとも、僕にとってはね」
踏影「…そうか。感謝する、出久」
出久「ううん。こっちこそ。おかげで元気出たよ」
出久「また明日ね、踏影君」
踏影「また明日、出久」 - 10125/11/24(月) 20:31:59
今更の注意追加
ダークシャドウはいません
厨二病の薄れてしまった常闇君(スレ主の力不足)
ヒロアカより明るい障子君
他のA組はバンド(Leo/need)編ではほとんど出てきません - 11125/11/24(月) 21:23:40
教室のセカイ
ミク「―うん!今のすごくいい感じ」
踏影「先日まではここでつまずいていたが…。ミクの協力のお陰だ。感謝する」
ミク「それは踏影が一生懸命練習したからだよ」
出久「そうだね。踏影君、かなり上達してるよ!」
目蔵「出久が褒めるとは…!」
出久「僕ってそんなに褒めない?」
踏影「…出久が入ってくれたお陰で上達したのかもしれないな。さらに上達しなくては、と思ったんだ」
ミク「やっぱり、一緒にやる仲間が増えると嬉しいよね」
目蔵「俺も出久に褒められるように頑張らなくてはな。ルカ、今のところをもう1回見てもらえるか?」
ルカ「フフ、もちろんよ。出久を驚かせるくらい上手くなりましょう?」
目蔵「ああ!」
踏影「目蔵もやる気が溢れているな」
出久「また無理しないといいけど…」
ミク「やっぱり出久は優しいね」
出久「目蔵君は入院してたんだから心配するに決まってるよ!」
踏影「そうだな。」
出久「僕達も練習に戻ろう!」 - 12125/11/24(月) 21:28:25
- 13二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 06:09:02
ほしゅ
- 14二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 13:56:50
保守
- 15二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 16:31:35
今更ですが立て乙
- 16125/11/25(火) 18:54:26
- 17125/11/25(火) 18:55:46
宮益坂
目蔵「今日もたくさん練習したな」
踏影「目蔵はルカと真剣に鍛錬していた。声をかけづらいくらいだったぞ」
目蔵「そうだったか?なんだかやる気が出てきたんだ」
出久「一生懸命なのはいいけど、体に気をつけてね」
目蔵「ありがとう。この間2人に迷惑をかけたからそこは気をつけている」
出久「まあ、それならいいけど」
出久「じゃあ僕はここで。また明日ね」
踏影「ああ。また明日会おう」
目蔵「また明日、出久」 - 18125/11/25(火) 21:24:12
目蔵「…少しずつ、昔の出久に戻ってきている気がするな」
踏影「…出久は変わっていなかったのかもしれないな、変化したのは実や俺の方なのだろうか…」
目蔵「踏影が変わったのか?」
踏影「昨日出久から、俺は昔、考えるよりも先に行動するタイプだったと言われたんだ」
目蔵「考えるより先…そうだったかもしれないな」
目蔵「普段は落ち着いているが、俺達のことになるとすぐ動く…という感じか?」
踏影「…そうだったか?」
目蔵「木から降りられなくなった実を助けようとして自分も木に登って降りられなくなったり…」
踏影「確かに俺は考えなしに動いていたな」
目蔵「あと、揉め事が起こるとすぐに止めてくれたな」
踏影「それは昨日出久も言っていた。そんなにしていたただろうか」
目蔵「…俺達がずっと一緒にいられたのは踏影がバランスをとってくれたからだと俺は思う」
踏影「…そうだろうか。俺はだだ、皆で一緒に楽しく過ごしたかっただけで…」
目蔵「俺は、それが一番嬉しい」
目蔵「踏影がずっとそう思ってくれたから、俺達は今こうしてバンドができているんだ」
踏影「…そうか。そうだと俺も嬉しい」 - 19二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 21:32:44
木から降りれなくなった峰田と常闇もの凄く可愛い
- 20125/11/25(火) 21:33:49
踏影の部屋
踏影(昔は、そうだったな…昔の俺の方が、皆の為に、と一生懸命動いていた…)
踏影(今も、三人の事が大切なのは決して変わってはいない。力の限り三人の為に何かしたいとは思っている。だが…)
踏影(結局、何も出来ていない)
踏影「俺はどうするべきなのだろう…」
踏影「…?これは…ノートが落ちている。一体何の…」
踏影(これは、昔記した歌詞のノート?)
踏影(懐かしい…。ミクに歌って貰えないかと、沢山書いて…)
踏影(…。今見ると少し微妙だな。ストレート過ぎるというか、子供らしいな)
踏影(しかし…)
踏影(『ずっと共に居よう』か…) - 21125/11/25(火) 21:34:57
教室のセカイ
ミク「いらっしゃい。今日は踏影だけ?」
踏影「ああ。…ミク、少し時間を貰えるか?」
ミク「うん。もちろんだよ」 - 22125/11/25(火) 21:38:09
- 23二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 04:09:19
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- 24二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 12:16:08
保守