- 1鏡の館主25/11/25(火) 08:09:00
- 2鏡の館主25/11/25(火) 08:13:31
《注意》
*現パロ時空です
*グリュキネもろ美様作 CoCシナリオ『メアリ・アンは凶刃に伏し、』のネタバレがあります
*シナリオの改変を含む場合があります
*スレ内外でのネタバレはお控えください
*場合によっては非人道的・暴力や人の死に関する描写があります
*注意はしますが、カップリング要素に見えてしまうときがあるかもしれません。ご注意ください
*コメントがいっぱいだとスレ主が喜びます
*TRPG初心者のため、間違っていたら優しく教えてくださいな
以上のことを確認して、大丈夫な方はどうぞお付き合いください
上記がダメそうな人はリリカルドリィのスレでも見て癒やされててね!!! - 3鏡の館主25/11/25(火) 08:29:19
- 4鏡の館主25/11/25(火) 08:31:22
- 5二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 08:36:42
お待ちしてました!!
- 6鏡の館主25/11/25(火) 09:22:54
いつも通りの日常を送っているホーキンス。今日も仕事を終え、家に向かっているところだった。
依頼人と部屋のレイアウトについて揉めに揉め、時刻は深夜。何なら既に日付も変わっている。
なんにせよ、日付の変わった人気のほとんどない夜道を疎らな街灯に照らされながら歩いていた。腹が減った。 - 7鏡の館主25/11/25(火) 09:29:02
ふと自分の進行方向に目が行く。
目を引く不自然は暗闇に浮かび上がる白。
(霊の類か?)
ホーキンスは今では考えられないほど何でもありな前世を歩んできた記憶がある激レアな人間だったので、特に驚きはしなかった。何なら前世でも死相だのなんだの、"そういうもの"は見えていたので。
もう一度目の前の白を見た。幽霊にしてははっきりしている。人間だろう。
己の進行方向には真っ白な衣服に身を包んだ人物が立っていた。
フードを目深に被っていて顔は見えない。小柄ではあるが性別も分からない。
そんな人物が、何をするでもなく夜道に佇んでいるのだ。
不可解に思いながらも歩みを止める義理もない。
ホーキンスはその横を通り過ぎようと突き進む。疲れた。風呂に入りたい。 - 8鏡の館主25/11/25(火) 09:57:20
そしてその白とすれ違う刹那。脇腹に衝撃を感じた。
ズグ、と境界を突き破り侵入する異物。脳天を衝く烈火のような痛みが駆け巡れば、数秒後には鼓動に合わせて熱が波打つ。
何が起きたのか理解が追いつかないホーキンスの耳に軽やかな笑い声が響いた。
弾かれるようにそちらを見ると、純白の裾を翻し小さな背中が遠ざかっていく。
追いかけようにも異常を受け入れかねている身体は言う事を聞かず、膝は笑い凄まじい寒気が肩を巻く。
ぼんやりと霞み始める視界からあの白が消えた頃、漸く理解した。
「う、ぐ……!」
自分は今、刃物で脇腹を刺されたのだ。SANc(1/1d4)。
ホーキンス(80)dice1d100=90 (90)
- 9鏡の館主25/11/25(火) 10:06:16
dice1d4=4 (4)
- 10鏡の館主25/11/25(火) 10:07:34
ホーキンス SAN80→76
手を伸ばした脇腹には、確かに硬い何かが生えていた。
大分深く刺さっているようだ。咄嗟に抜くこともできない。
やれ交番だ救急車だと頭に浮かびはするのだが、急激に襲う脱力感にそれ以上の思考が巡らない。
__そういえばドレークの家はここから近かった気がする。
場違いに冷めた思考と見知った顔が脳裏をよぎった。
縋ろうと思ったのかもしれない。
まともな判断ができなくなった故かもしれない。
或いは、あの時と同じように、最期に顔が見たくなったなんて血迷った考えだったかもしれない。
どんな理由にせよ、理由なんてなかったにせよ、ホーキンスは覚束ない足取りでそこを目指した。 - 11二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 10:09:44
初手でホーキンスが刺されとる!
- 12鏡の館主25/11/25(火) 10:15:21
どうにか辿り着いた馴染みのあるドアの前、深夜にも関わらず無遠慮にインターホンを鳴らす。鳴らしまくる。
もう痛みも曖昧だ。ただただ寒い。そんな気がする。
「うるせェ!!!」
少しして勢いよく開いたドアからドレークが顔を出した。
自分の顔を見てドレークが眉を顰めたのを見ると、何故か笑いが込み上げてくる。
「おれだ」
「何のようだ、こんな時間に!!」
ああ、珍しいな。今日はマスクを付けていないのか。マントも。
先程とは打って変わって、熱に浮かされたような思考の中でふわふわとそんなことを考える。
一言、二言と言葉を交わすうちに、ホーキンスの様子のおかしさに気が付いたのだろう。
まだ眠気があったのか薄く閉じかけていた目はみるみる内に見開かれていき、表情が明らかに引き攣る。
視線が、脇腹に刺さっていた。
「なんか、いきなり刺された」
ドレークという男は鈍感なときはマジで本当に鈍感だが、基本的に聡明な男である。
まぁ何とかなるだろう。こちらも限界が近い。
その言葉だけどうにか絞り出して、ホーキンスはドレークに体重をかけるようにして崩れ落ちた。 - 13二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 16:05:35
ドレーク「夜中にインターフォンを鳴らしまくるやつがいたからドア開けたら友人が刺されてた」
- 14二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 17:13:57
新スレ感謝!
初っ端から物騒だし80あったのにSAN値チェック失敗&最大値で相変わらずの出目だし文字の描写がたいへん好みで最高だしでグッピーが死ぬ - 15二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 18:30:09
- 16二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 19:23:19
無遠慮にインターホンを連打しまくるホーキンスで笑ちゃった。
- 17二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 19:39:58
新スレ♡ 開始早々大変なことになっちまった
ドレークという男は鈍感なときはマジで本当に鈍感だが、基本的に聡明な男である。
>ここ気持ちいい ドレークは賢くて頭がキレてたまにスットコ
- 18鏡の館主25/11/25(火) 21:23:42
ドレーク(96)dice1d100=99 (99)
- 19鏡の館主25/11/25(火) 21:28:03
SAN値減少1d3のところファンブル処理で最大値減少
ドレーク SAN96→93
Side:D | Writeningいつも通りの日常を送っているドレーク。 今日も一日仕事を終え帰宅し、食事を摂り、同居しているグリーンイグアナに餌をやり、風呂を5分で済ませてもう眠りにつこうとベッドに身を沈めてしばらくした時だった…writening.net - 20二次元好きの匿名さん25/11/25(火) 22:50:43
まさかのファンブル!2人とも最大値減少だ…
前スレのシナリオ制作者さんへ
裏話楽しく拝読しました!行けなかったアトラクションも気になるので続き楽しみです - 21二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 06:21:08
出目がすでに先行き不安
- 22鏡の館主25/11/26(水) 07:52:33
鉛のような瞼を押し上げることも出来ない朦朧とした意識のなか、ドレークが自分に呼び掛ける声が聞こえる。
応えたいが禄に口も動かない。
少しして抱えられる感覚とドアが閉まる音がした。家の中に引き込まれたようだ。
最早痛み自体はあまり無いのだが、脇腹に強烈な異物感だけがある。しっかりある。
身体が動く度に鋭い刃先が肉の内部に食い込み擦れる感覚がするのだ。
早く取り去って欲しいと本能が訴える。
しかし抜いていいものだろうかと理性の欠片が警鐘を鳴らしていた。
ドレークはナイフを……
抜くor抜かない>>23
- 23二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 08:19:02
抜いた方が出血が酷くなりそうだから抜かずに医者に見せるべきでは…
- 24鏡の館主25/11/26(水) 09:03:17
ドレークもナイフを抜くのは危険だと判断したのだろう。
一先ずナイフはそのままに介抱を続け、救急車を呼ぼうとしてくれている。
そんな様子をぼんやりと認識しながら中途半端な微睡みに沈みかけているときだった。
突如、脇腹に激痛が走る。
耐え難い苦痛だった。瘡蓋に覆われていない無防備な傷口を、延々と丁寧にゆっくり刺し貫かれ続けるような。
もどかしい激痛と不快感に、思わず疼く脇腹を掻き毟ってしまう。ドレークが焦って自分を呼ぶ声がする。
しかしその苦痛は唐突に終わりを告げた。
降って湧いた奇妙な解放感と入れ替わるように襲い来る倦怠感。
それに抗うだけの体力は既に無いホーキンスは、素直に意識を手放した。 - 25二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 11:01:28
ワイ23
ホーキンスがピンチで涙目 - 26二次元好きの匿名さん25/11/26(水) 14:57:36
リアルなら抜かないのが正解って聞くけど刺さったままだとマズイ代物だったか…