- 1二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:35:46
本当の君は、我慢強くて、聡明故に臆病で、それでも、闘争に身を置かずにはいられない。
そんな君を独りで放っておいたら、張り詰めすぎていつか大事なものがこわれてしまいそうだから、できるだけ安らかにのびのびと休息が取れるように、好きにさせてあげたい。甘い、とはビワハヤヒデ始めいろんなウマ娘や周りのトレーナーからよく言われるが、それは彼女の自分へのストイックさを間近で見ているからだろうか、どうしても心配になってしまう。
"強い"在り方を貫く彼女に対して、憧憬の念を抱かずにはいられない。
だから、その胸の内に燃え盛る炎を絶やさないために。たった一人分では足りないかもしれないけど、骨肉を火にくべ、血で渇きを潤してくれたらと、この弱き身体と心を捧げる。それくらいしかしてあげられないのが悔しいけど、どうか道行く先が彼女にとって満たされるものでありますように───。
君の誕生を心から祝うよ、ナリタブライアン。 - 2二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:36:23
どうもこいつは、勘違いをしているような気がする。
小さな頃から、私を必要以上に心配する両親に、どこまでも強くて優しい、無敵の姉貴がいる。トレセン学園に入っても、アマさんに女帝と皇帝が世話を焼いてくるし、勝手に尊敬の目を向けてついてくる後輩達。競い合う相手には当分困りそうもない。独りとは程遠い人生を歩いていると思う。
それでも、知っている。
レースに勝った時に向けられる、彼女達の目を。ルドルフや姉貴が見せる、凍えそうに寂しい背中を。
他人を押し退け、進んだ先に待っているのは、孤独。勝者は、圧倒的なまでにはみ出し者であるのだと。
強く輝くものは、それだけ色濃く影をつくる。
私にも見えていた。あの影に脚を踏み入れれば、もう誰もついてこれないと。でも、ゴールが見えているなら、それでいいと、思っていたんだ。 - 3二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:37:04
そうじゃなかった。いや、そうじゃなくなったんだ。
今までひたすら自分の為に進んでいた脚が、あんたに輝きを見せたくて踏み出した。あんたがきたら、影が見えなくなってしまった。当然だ。私を導く輝きが、目の前にいるのだから、影は私の前ではなく後ろに伸びていく。まるで、流れた時など振り返るなと言わんばかりに真っ黒だ。
自分のことを安息地として扱ってほしいようだが、全く逆だ。
安全装置を外したのはあんただ。
獣を解き放ったのはあんただ。
そんな奴、危なっかしくて放っておけるか。
他所様に迷惑掛けないように、私の輝きで網膜を、私の熱で脳内をだめにして私から離れることがないようにしてやらなければならない。それが私の責任だ。
そう。私が生まれてきたのは、こいつの為なのかもしれないな。 - 4二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:37:51
- 5二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:39:15
間に合ったー 誕生日ということで生まれたままのブーちゃんがかよわいと思ってるトレーナーとつよつよブライアンのお話でした
- 6二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:47:02
育成でも言われてるけど日常が愛おしいって言われてるのめちゃくちゃいいよね...距離近ぇぇぇ甘ぇぇぇってなる
- 7二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:48:46
ずっとに一緒にいてくれ〜〜〜
- 8二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:52:10
- 9二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:59:48
史実がお辛いから知ってるこちらからしたらどこまでも甘やかしてあげたいんだ それこそ人間の長い寿命なんかいくらでも持ってっていいからブライアンの痛いの苦しいのなくなってほしいと思っちゃうな
- 10二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 00:06:44
メインストーリーのがんばれってトレーナーが言ってがんばってくるって返してきちゃうのマージでかわいい ずるいわ そんなにがんばらなくていいよとか思ってるのにいっぱいがんばれって言いたくなっちゃうじゃん