僕はね、彼シャツヘリオスが見たかったんだ…

1二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:38:32

ベタだけど…雨で服が濡れて、トレピのお風呂場を借りることになるんだ。
トレピは女性ものの服なんて持ってないから、自分のワイシャツを着替えに用意する…磨りガラスの向こう側を隔てて、ヘリオスがいることに混乱しながらもなんとか邪念を振り払うんだ。
お風呂から出たヘリオスはいっぱい感謝するし、大きいワイシャツを着ることを楽しんでいるんだが、トレピはヘリオスの色々と無防備になってる姿に悶々としつつも担当にこんな気持ちを抱くなんて良くないと気持ちが２つになるんだ。ヘリオスはそれに気づかず、いつもの距離感で接してくるんだ。(気づいた上でスキンシップ多めでも構わない)

とりあえず先駆けは描いた。野生の神絵師と野生のSS書き…頼む。これを形にしてくれ…

>>2

2二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:40:52

すみませんあなたの願いは>>1で完結していると思われるのですが

3二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:42:04

お前から先駆けの称号を剥奪し一番槍と大将首の称号を与えたい

4二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:50:18

そうか……僕の夢はもう…
なら、ここからはヘリオスになに着せたいかスレでもいいかな…なんかすまん…

5二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:51:08

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6二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:55:33

書きたいが
書きたいが
エミュが出来なかった
俺は泣いた

7二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:57:31

トレシャツ（仮称）ヘリオスもいいけれど
普段は着なさそうな服装もいいですね
露出度が低いガーリー？　な格好とか
恋人の服を着るというシェアラブル概念があるそうなので
トレピのTシャツとかパーカーをガバッと着てるのもいいですね

8二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 00:27:15

近年の天気はおかしいと呟くと、ヘリオスは「そうなん？」と首を傾げた。子供の頃はそうじゃなかった、と続けると「へー。昔のトレピかあ、ちょっと見てみたいかも」とヘリオスはいたずらっぽく笑った。
予報外れの急な雨だった。もちろん、傘など持ち歩いていない。せっかくの休日が台無しになったというのに、ヘリオスはハプニングを楽しんでさえいるようだった。
「びしょびしょじゃん。ウケる」とトレーナーを指差す。「ウチもだけど」とからから笑う。トレーナーもつい笑みがこぼれる。
トレセンまで戻るには距離があり、雨宿りを続けようにも、空は一面黒雲に覆われていた。
「えっ、トレピの家？」さすがに驚いたようで、ヘリオスは目を丸くした。「近くなんだ。じゃあ、ありがたく甘えちゃおっかな」

9二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 00:28:48

担当を自宅に連れ込むことは憚られたが、体調を崩されるより遥かにいい。「ナイショね」と人差し指を立てウインクをしたヘリオスは、磨りガラスの向こうで体を拭いている。
あくまで自分はトレーナーだ。
そしてヘリオスは担当だ。
その事実。だから磨りガラスの向こうに、体調を心配する以上の意識を向けてはならない。繰り返すが、向けてはならない。にもかかわらず、トレーナーの鼓動は少し速い。まさか、とかぶりを振る。自分も雨に濡れたはずなのに、体は熱を帯びている。
「こうやって着てみると、やっぱおっきいね」
ヘリオスが言う。彼女はトレーナーのワイシャツを着ている。下着は何も身につけていない。彼女に疑いは微塵もない。
努めてトレーナーは冷静さを取り戻そうとする。
乾燥機の使い方はわかったか、と確認するまでもないことを聞く。「バッチリ」明るい声の後ろから駆動音が低く響く。
トレーナーも着替え、二人分のココアを淹れた。少し季節外れだろうが、暖まるにはこれが一番だ。ヘリオスはソファに大人しく腰かけていた。ただし、その膝は立てられている。いわゆる三角座りだ。もう少し女の子らしく座りなさいと指摘すると、「トレピのえっち」とやはりいたずらっぽく笑う。トレーナーはわざとらしくため息を吐く。芝居がかった所作は、もちろん本心を隠すためのものだ。
「ねぇ」とマグカップを受け取りながらヘリオスは言う。「アルバムってある？」
アルバム？　とトレーナーは聞き返した。「そうそう。ほら、トレピの子供時代。見たいっしょ」
トレーナーは押し入れを探る。努めて、努めて彼女を直視しないようにする。昔の写真を見られるのは些か気恥ずかしいが、注意を反らすにはちょうどいいかもしれない。トレーナーはアルバムを手に、敢えてヘリオスの隣に座る。意識していることを意識させないために。
「ヤバ。トレピめっちゃちっさい」
楽しげにヘリオスはアルバムをめくる。隙間だらけのワイシャツの、襟と裾がひらひら揺れる。自分も大きくなったものだ、とトレーナーは思う。そして、彼女はまだ子供なのだと決意を固くする。しかしながら、ヘリオスが気づいているだろうことも、トレーナーにはわかっている。