"バトロワ"をやります外伝 探偵本山先生と龍星助手 帝都『爆弾』ゲーム完結編

  • 1ポチェモブ25/11/27(木) 23:43:43
  • 2二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 23:45:57

  • 3ポチェモブ25/11/27(木) 23:48:44

    幕間:魔女の微笑

    ​警視庁・特別捜査本部

    ​モニターの向こうで、スズキタゴサクは涙が出るほど笑っていた。

    ​スズキ 「アハハハハ! 最高だ!

    ハッカーも、ギャンブラーも、武人も!

    暴力と才能が、ただの火薬の前に無力に散っていく!

    これだから人間はやめられない!」

    ​指令室は凍りついていた。

    ソリテールが戻ってくる。彼女は悲しげな顔を作っていたが、その口元は微かに緩んでいた。

    ​ソリテール 「……ごめんなさい。

    私の聞き出し方が悪かったのかしら……。

    スズキ君、嘘をついてたのね」

    ​類家 「…………」

    類家は何も言わず、ジッとソリテールを見つめた。

    (……嘘をついていたのは、スズキか? それともお前か?

    あいつは『管理室』と言った。お前はそれを伝えた。

    だが、お前ほどの観察眼があれば、スズキが『迷子にならないように』と言った時の殺意に気づけたはずだ。

    ……こいつ、ワザとやりやがったな)

    ​だが、証拠はない。

    今はただ、3人の仲間の死と、地獄絵図と化した舞浜の映像が流れるのみ。

    ​本山先生 「……おのれ……おのれェェッ!!

    カイジ君……銀狼君……獅子吼殿……!

    よくも……よくも私の仲間たちを!!」

    ​本山のカチンカチンの拳が震える。

    残る参加者は9名(実働6、交渉3)。

    そして真犯人と執行者は、まだ影の中で嗤っている。

  • 4二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 23:50:27

    舞浜がああああー!!!!
    いやあああああー!!!!
    うわあああああー!!!!

  • 5二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 23:51:20

    ソリテール本人の性格がアレすぎるせいで執行者とも言いきれないんだよね酷くない?

  • 6二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 23:51:36

    >>口元は微かに緩んでいた

    ソリテール確定やんケーッ

  • 7二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 23:52:38

    交渉役二人も死んでたっけ伝タフ

  • 8二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 23:54:19

    >>7

    ニルスが精神崩壊で実質脱落だと思われる…

  • 9ポチェモブ25/11/27(木) 23:55:45

    【場所:警視庁・特別捜査本部】

    【視点:本山昌】

    ​銀狼君、カイジ君、獅子吼殿……。

    主力級の3人が一瞬にして消滅した。

    モニターには、黒煙を上げる夢の国の残骸が映し出されている。

    私は怒りと無力感で、拳を机に叩きつけそうになるのを必死に堪えていた。

    ​ふと、部屋の隅に視線をやった時だ。

    私の目は奇妙な光景を捉えた。

    ​壁際で呆然と立ち尽くしているニルス君。

    その背後から、音もなくソリテール君が近づいていったのだ。

    彼女はスズキとの交渉を終えたばかりだが、その表情に悲壮感はない。むしろ、難解なパズルを解いた時のような、妖艶で冷ややかな笑みを浮かべている。

    ​ソリテール君は、ニルス君の背後からそっと身を屈め、彼の耳元に唇を寄せた。

    何かを囁いたようだ。

    ​その瞬間。

    ニルス君の華奢な肩が、ビクリと大きく跳ねた。

    ​彼は弾かれたように振り返り、ソリテール君を見上げた。

    その顔は……涙に濡れた悲しみの表情ではない。

    目を見開き、呼吸を忘れ、まるで「見てはいけないもの」を見たかのような──凍りつくような驚愕に染まっていた。

    ​ソリテール君は、そんな少年の反応を楽しむようにクスクスと笑い、人差し指を自分の唇に当てて「シッ」というジェスチャーをした。

    そして、軽い足取りでケルシー君の方へと歩き去っていく。

    ​残されたニルス君は、石になったように動かず、青ざめた顔で彼女の背中を凝視していた。

    その手は、ポケットの中の何かを、白くなるほど強く握りしめているように見えた。

    ​(……なんだ? 今のやり取りは……。

    ソリテール君は、あの子に何を言ったのだ?)

    ​言い知れぬ胸騒ぎが、私のカチンカチンの心臓を冷たく撫でた気がした。

    だが、すぐに類家君の怒号が飛び、私の意識は次の対応へと引き戻されてしまった。

  • 10ポチェモブ25/11/27(木) 23:58:54

    第5ターン:取調室パート(古畑任三郎VSスズキタゴサク)

    ​【本山先生の独り言】

    「……3人が逝った。

    銀狼君、カイジ君、獅子吼殿……。

    特に獅子吼殿のような武人が、戦うことすら許されずに謀殺されるとは……。

    ソリテール君の交渉は完璧に見えた。だが、結果はこれだ。

    ……類家君の目が怖い。彼は何か(ソリテールの裏切り)を疑っているのか?

    だが、今は止まれない。スズキが5本目の指を立てた。

    ここからは……あの男に頼むしかないだろう」


    >>8

    御名答なのん、ニルスが実質脱落扱いされて十神を何度言っても交渉班滑りさせたがるGeminiのあほに振り回されたんだよね

  • 11二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 23:59:34

    ニールとケルシーのとこで不穏なものを覚えたけど実際白か黒か気になるのォ

  • 12二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 23:59:54

    フリーレンいりますか?(魔族処分待機書き文字)

  • 13二次元好きの匿名さん25/11/27(木) 23:59:57

    御古畑だあっ

  • 14二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:00:59

    核兵器入りますか?

  • 15ポチェモブ25/11/28(金) 00:01:32

    警視庁・第1取調室

    ​スズキタゴサクは、舞浜の惨劇の余韻を楽しむように、天井を見上げていた。

    ​スズキ 「さて、随分と静かになりましたね。

    そろそろフィナーレに向けて加速しましょうか…

    第5問。

    帝都の空の玄関口。巨大な鉄の鳥たちが眠る場所」

    ​「そこには『5つの翼(ターミナル)』を持つ巨大な巣があります。

    毎日、何万人もの人々が空へと旅立つ場所(帝都国際空港)。

    ……今、滑走路には満タンの燃料を積んだ『渡り鳥』が5機、離陸を待っています。

    そのうちの1機のお腹に、私の『ペット』を飼わせてもらいました。

    ヒントは……『一番遠くへ行く鳥』です」

    ​「制限時間は30分。……離陸すればドカン。地上で止めても、間違えればドカン。

    燃料満載の飛行機が爆発すれば、空港一帯は火の海ですねぇ」

    ​【作戦会議】

    ターゲットは**「帝都国際空港(羽田)」**。

    5機の飛行機のうち、爆弾が仕掛けられた1機を特定しなければならない。

    ヒントは「一番遠くへ行く鳥」。

    ​本山 「……フライトスケジュールを確認しろ!

    ニューヨーク、ロンドン、パリ……どれが一番遠い?」

    類家 「単純すぎる。距離の問題か? それとも『天国(一番遠い場所)』という皮肉か?」

  • 16二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:03:43

    >>12

    フリーレンだけじゃない…総合不良もニコライも…俺はあらゆる生意気な蛆虫を尻丸で理解らせる

  • 17ポチェモブ25/11/28(金) 00:04:44

    警視庁・第1取調室

    ​古畑任三郎が、猫背気味に入室する。

    彼はスズキの前に座ると、しばらく何も言わずに彼を見つめ、やおら額に手を当てた。

    ​古畑 「えー……スズキさん、でしたね。

    お察ししますよ。こんな狭いところで、大変だ。

    ……ところで、あなた。先ほどから指を立ててヒントを出していますが……」

    ​古畑がスズキの手元を指差す。

    ​古畑 「その指、本当に場所のヒントなんですかねぇ?

    1本、2本、3本……そして今回は5本。

    ……『4本』の時は、どうしましたっけ?」

    ​スズキ 「……おや。見ていませんでしたか? ちゃんと立てましたよ」

    ​古畑 「いえいえ、見てましたよ。でもねぇ、妙なんです。

    あなたは『指』で数を示唆しながら、言葉では全く別のロジックを使う。

    ……もしかして、指の本数は**『参加者の死者数カウント(ノルマ)』**じゃないんですか?」

    ​スズキの表情がピクリと動いた。

    ​古畑 「フユカさんが1人。

    舞浜で3人が死亡。

    ……現在、参加者の死者は計4名。

    あなたが立てた指は『5本』。

    つまり……『あと一人死 ねば、あなたのシナリオが完結する』。

    ……違いますか?」

  • 18二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:06:12

    (クラゲのコメント)
    あれっ私のカウントは?

  • 19ポチェモブ25/11/28(金) 00:08:35

    スズキはしばらく沈黙し──そして、静かに嗤った。

    ​スズキ 「……フフ。刑事さん、貴方は勘がいい。

    ええ、その通り。美しい悲劇には、適切な『数』が必要です。

    あと一人。……あと一人死 ねば、舞台は整います」

    ​古畑 「……なるほど。正直な方だ。

    では、クイズの答えも正直に教えていただけますね?

    『一番遠くへ行く鳥』とは?」

    ​スズキ 「ええ。物理的な距離ではありません。

    **『引退が決まっている機体(ジャンボジェット)』**のことです。

    スクラップ工場……つまり『あの世』へ行く鳥ですよ。

    第5滑走路で待機中の貨物便です」

    ​古畑 「……どうも」

    ​古畑は立ち上がった。

    だが、退室間際、彼はマジックミラー越しに捜査本部の方を振り返り、そしてスズキに戻って言った。

    ​古畑 「……スズキさん。

    あなた、誰かと『アイコンタクト』をしてましたね?

    マジックミラーの向こう……私たちの中にいる、**『お友達』**に」

    ​スズキは答えず、ただ微笑むだけだった。

  • 20ポチェモブ25/11/28(金) 00:13:17

    現場パート:録音された「惨劇」

    ​場所:帝都国際空港・第5滑走路

    待機組:龍星、月雪ミヤコ、パワー、左翔太郎

    ​激しい雨音。

    巨大な貨物機の下には、宮沢静虎、極阿久ケンゾー、極阿久ケンゴ、そしてサイファーの4名が潜り込んでいた。

    狭いハッチの下での作業。外からは何も見えない。

    龍星たちは、無線の音声だけを頼りに状況を見守っていた。

    ​【通信音声ログ】

    ​サイファー 『……爆弾を確認。解除コード入力……よし、止まった』

    ケンゾー 『ふぅ……! さすがだなサイファー! 助かったぜ!』

    ケンゴ 『うーっ! これで一件落着……ん?』

    ​(衣擦れの音。何かが起動する微かな電子音)

    ​ケンゴ 『……兄キ、静虎の旦那。

    ……臭うぞ。燃料の匂いじゃない……火薬と、殺気の匂いだ』

    ​サイファー 『……! しまっ……伏せろッ!!』

    ​宮沢静虎 『なっ……罠かッ!?』

    ​(激しい争乱の音。打撃音。何かが千切れる音)

    ​サイファー 『……お前、まさか……執行者か!?』

    ​ケンゾー 『うわあぁぁぁッ!! どこから出てきやがった!?』

    ​サイファー 『ぐっ……! 静虎! 極阿久! 逃げろ!

    俺が食い止める……ぐあぁぁぁッ!!』

    ​宮沢静虎 『サイファーはん!! ……させんぞ外道ォッ!!』

    ​(ドゴォォォォン!! 爆発音)

    ​(ノイズ……通信途絶)

  • 21二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:16:38

    >>19

    エミュ精度たかったけーよ

    古畑ボー見事やな…(ニコッ

  • 22ポチェモブ25/11/28(金) 00:18:51

    【現場状況】

    ​龍星 「サイファーさん!? ケンゾーさん!!」

    パワー 「なんじゃ!? 爆発したぞ!!」

    ​翔太郎たちが機体の下へ滑り込む。

    そこには、地獄絵図が広がっていた。

    ​爆弾の近くで、宮沢静虎が仁王立ちのまま絶命していた。

    全身に無数の裂傷と火傷。彼は背後の二人(極阿久兄弟)を庇うように、爆風とワイヤーの刃をその身一身に受け止めていた。

    ​その背後で、ケンゾーとケンゴが血まみれで倒れている。

    二人ともピクリとも動かないが、静虎が盾になったおかげで、かろうじて息はしている。

    https://bbs.animanch.com/arc/img/2466847/3

    ​そして、少し離れた場所にサイファーが倒れていた。

    腹部に鉄片が突き刺さり、大量に出血している。

    ​月雪ミヤコ 「……衛生兵! 急いで!!

    静虎さんは……即死です。

    極阿久兄弟とサイファーさんは意識不明の重体! 急いで搬送を!」

    ​左翔太郎 「……くそッ!

    音声を聞いたか!? 『執行者』がいやがったんだ!

    機体の影に隠れてやがったんだよ!」

    ​誰も疑わなかった。

    サイファーの「お前、まさか……」という言葉と、静虎たちの必死の抵抗音が、**「見えない5人目の人物」**の存在を決定づけていたからだ。

    サイファーと極阿久兄弟は重傷者として、共に救急車で搬送されていった。

  • 23二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:20:27

    大変だあっ オトンが…オトンが死んだあっ

  • 24ポチェモブ25/11/28(金) 00:22:47

    2. 本部パート:最後のクイズと暗転

    ​警視庁・特別捜査本部

    ​類家 「……静虎が死んだ。極阿久兄弟とサイファーは意識不明だ」

    ​最悪の報告に、指令室は凍りついた。

    ケルシーは眉をひそめ、ソリテールは興味深そうに目を細めていた。

    ​ソリテール 「(小声で)……ねえ、ケルシー先生。

    さっきの音声、変じゃなかった?

    『執行者か?』って叫んでから爆発までが早すぎる。

    まるで、最初からそこに誰かいたみたいに……」

    ​ケルシー 「(小声で)……ああ。それに音声にも編集されたような違和感がある、そして静虎氏の遺体の傷。

    爆発よりも先に『鋭利な刃物』で切られた痕跡がある。

    ……この謎、解く必要があるな」

    ​二人が何かを確信し、顔を見合わせた時だった。

    モニターのスズキタゴサクが、パチパチと拍手をした。

    ​スズキ 「素晴らしい! ブラボー!

    静虎さん、見事な最期でした。

    これで死者は計5名(フリン、フユカ、銀狼、カイジ、静虎)。

    私のノルマは達成されました」

  • 25二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:24:28

    ……あれっ大鳥獅子吼は?

  • 26二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:25:25

    なんじゃあお前前スレを見とらんのか

  • 27二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:26:56

    >>25

    あうっ スズキの発言に言及したものだったのかあっ

  • 28ポチェモブ25/11/28(金) 00:30:03

    スズキは満足げに指を6本(両手で)立てた。

    ​スズキ 「さあ、残ったのは誰ですか?

    ……ふふ、随分と減りましたねぇ。

    では、最後の宴(パーティー)を始めましょうか?」

    ​スズキが両手を広げた。

    その瞬間。

    ​バシュンッ!!

    ​本部の照明が一斉に落ちた。

    完全な停電。窓のない指令室は漆黒の闇に包まれる。

    ​古畑任三郎 「……動かないで!

    闇雲に動けば、思う壺ですよ!」

    ​ニルス 「ひっ……! こ、怖い!

    誰かが……ここに来る!」

    ​暗闇の中で、衣擦れの音、何かが倒れる音、そして湿った音が響く。

    誰かが叫ぼうとして、喉を詰まらせたような音。

    ​類家 「……クソッ! 予備電源はどうなった!」

    ​数秒後、赤い非常灯が点灯し、薄暗く部屋が照らし出された。

    全員が周囲を見渡す。

    ​本山 「……なッ!?」

    ​部屋の中央。

    ついさっきまで立っていたケルシーとソリテールが、折り重なるように倒れていた。

    二人とも喉を一文字に切り裂かれ、床に鮮血の池を作っている。

    即死だ。

  • 29二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:31:34

    あの⋯ このままだと全滅するんスけど⋯ いいんスかこれ⋯

  • 30二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:32:00

    えっ

  • 31二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:32:07

    最高戦力になりうる存在から消していく
    あなたも並ならぬ執行者だったのね

  • 32ポチェモブ25/11/28(金) 00:32:46

    十神白夜 「……馬鹿な。

    たった数秒の暗闇だぞ!?

    その一瞬で、あのケルシーとソリテールを殺したというのか!?」

    ​古畑任三郎 「……外部からの侵入者はいない。

    扉はずっと閉まっていた。

    ……つまり、犯人はまだこの部屋の中にいる」

    ​古畑の鋭い視線が、生き残った者たちを射抜く。

    部屋にいるのは、本山、龍星、類家、古畑、ニルス、十神、パワー、ミヤコ、翔太郎。

    この中の誰かが、暗闇に乗じて二人を瞬殺したのだ。

    >>25

    ここらへんはめちゃくちゃな数の修正を出した結果だからワシはもう細かい所に突っ込むのをやめた…それだけだ。

  • 33二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:33:27

    もしかしてソリテールはマジで推理ミスっただけなタイプ?
    待てよ協力者ではないけど勝手に協力する事を選んだ結果口封じされた可能性もあるんだぜ

  • 34二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:33:45

    あのう、歴史修正アイテムいりますか?

  • 35ポチェモブ25/11/28(金) 00:34:51

    ニルス 「……あ、ああ……! そ、そんな……!」

    ​部屋の隅で震えていたニルス・ニールセンが、ふらつきながら遺体に近づく。

    彼はケルシーの傷口を恐る恐る覗き込み、そして青ざめた顔で叫んだ。

    ​ニルス 「……こ、この傷……! 普通のナイフじゃありません!

    極めて鋭利で、硬質な……まるで水晶のような切断面……!

    これは……ケルシー先生の召喚獣、『Mon3tr(モンスター)』の爪です!」

    ​十神白夜 「なに!? 自分の召喚獣で殺されたというのか?」

    ​ニルス 「……きっと、ケルシー先生が『真犯人』だったんです!

    ソリテールさんに正体がバレて、口封じにMon3trを出した……。

    でも、ソリテールさんの魔力暴走か何かで相討ちになった……。

    そう考えるのが、一番自然です!」

    ​ニルスの声は震えていたが、その論理は一見筋が通っていた。

    密室状態の指令室で、これほどの殺傷力を持つのはMon3trくらいだ。

    生存者たちの間に、「ケルシーが裏切り者だったのか」という動揺が広がる。

  • 36二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:35:52

    いやあなんか怪しいのォ ですねぇ

  • 37二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:36:04

    (ワシのコメント)
    はっきり言ってニルスはめちゃくちゃ怪しい AIちゃんも怪しんでくれっていうような描写を入れまくってるし話になんねーよ

  • 38二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:36:45

    ウム…あの時ケルシーに何かを仕込んでいた時点でほぼクロだったんだなァ

  • 39ポチェモブ25/11/28(金) 00:37:55

    だが。

    「……待て」

    低く、ドスの利いた声がその空気を断ち切った。

    本山昌だ。彼はボロボロのコートを翻し、ニルスの前に立ちはだかった。

    ​本山 「ニルス君。君の推理は『効率的』だが……私のカチンカチンの勘が『NO』と叫んでいる」

    ​ニルス 「え……? ど、どうしてですか? 証拠は……」

    ​本山 「ケルシー君の目を見たまえ。

    彼女は驚愕して死んでいる。自分の召喚獣を出したなら、こんな顔はしない。

    それに、もし彼女が真犯人なら、もっと上手くやるはずだ。こんな派手な相討ちなど選ばん!

    ……私の推理は違う。

    Mon3trは、ケルシー君の意思で動いたのではない。

    『何者か』によって外部からハッキング(強制操作)され、主人の喉を掻き切ったのだ!」

    ​ニルス 「は……ハッキング!?

    馬鹿な! Mon3trは生物とエネルギーの結晶ですよ!?

    機械じゃあるまいし、そんなこと……!」

    ​ニルスの声が裏返る。

    焦り。想定外の反論に、少年の仮面が揺らぎ始める。

    ​ニルス 「そ、それに! もしハッキングだとしても、そんなことができる人間がどこに……!

    銀狼さんは死んだし、サイファーさんもいない!

    この中にそんな技術を持ってる人なんて……!」

  • 40ポチェモブ25/11/28(金) 00:40:24

    「……えー、ここにいますよ」

    ​独特な口調と共に、古畑任三郎がニルスの背後からぬっと顔を出した。

    ​ニルス 「……ひっ!?」

    ​古畑 「ニルス君。あなた、さっき『変電所』の爆弾を解除した時……見事な計算能力を見せてくれましたねぇ。

    生物学、物理学、そして電子工学……。

    あなたは『アーリージーニアス』と呼ばれる天才だ。

    ……Mon3trの構造を生体兵器(バイオマシン)として解析し、信号をジャックすることくらい、造作もないんじゃないですか?」

    ​ニルス 「……す、推測です! 証拠がない!

    僕はあそこで震えていたんです! タブレットだって触ってない!」

    ​古畑 「おや、妙ですねぇ。

    停電した瞬間、私は見たんですよ。

    真っ暗闇の中で……あなたのポケットの中だけが、**『青白く光っていた』**のを」

    ​ニルス 「……ッ!!」

    ​古畑がニルスの白衣のポケットに手を伸ばし、強引にタブレット端末を引き抜いた。

    ​古畑 「あなたは停電に合わせて、ポケットの中で端末を操作していた。

    画面の光を隠すためにね。

    ……さて、履歴を見せてもらいましょうか。

    まさか『懐中電灯アプリ』を使っていたわけじゃあ、ないでしょう?」

    ​ニルス 「か、返せッ!!」

    ニルスが飛びつこうとするが、左翔太郎がその腕をガシッと掴み上げた。

    ​古畑が画面をタップする。

    そこには、複雑なコマンドラインと共に、Mon3trの生体コードと『Execute(実行)』のログがはっきりと残されていた。

    ​古畑 「……ビンゴです。

    『脊髄反射信号・強制接続』……。

    あなたがケルシーさんと握手をした時……彼女の腕に**『受信機(ナノマシン)』**を付着させましたね?

    あれは、このための布石だったんですか」

  • 41二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:44:02

    よしっ 協力者を見つけてやったぜ
    これでタゴサクと合わせて蛆虫共の尊厳は終わりだ

  • 42ポチェモブ25/11/28(金) 00:44:23

    決定的な証拠。

    ニルスの顔から血の気が引いていく。

    震える唇。泳ぐ視線。

    そして──プツン、と何かが切れた。

    ​ニルス 「……あ、アハ……」

    ​ニルスは翔太郎の手を振りほどこうともせず、ダラリと力を抜いた。

    その表情からは、怯えも焦りも消え失せ、冷徹で無機質な「真犯人」の顔だけが残っていた。

    ​ニルス 「……あーあ。バレちゃいましたか。

    やっぱり、アナログな人間の『勘』っていうのは……計算しづらいなぁ」

    ​本山 「……ニルス、君が……」

    ​ニルス 「ええ、僕です。

    ケルシー先生も、ソリテールさんも、邪魔だったから消しました。

    ……だって、非効率でしょう?

    いつまでも犯人探しごっこなんて」

    ​ニルスは悪びれることなく、冷たい瞳で全員を見渡した。

    ​ニルス 「さあ、答え合わせは終わりです。

    スズキさん、始めてください。

    ……僕たちの『理想郷(リセット)』を」

    ​モニターの中、スズキタゴサクが狂喜乱舞する。

    そして、指令室の扉が開き、包帯だらけの執行者…サイファーが足を引きずりながら入ってくる。


    (ちゃんと本山先生達と過去の事件で知り合い設定は書いたんやけどなぁ…まぁええやろ)

  • 43二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:45:14

    えっなにっなんだあっ

  • 44ポチェモブ25/11/28(金) 00:48:29

    クライマックス:帝都の夜明け、それぞれの決着

    ​警視庁・特別捜査本部(指令室)

    ​正体を現したニルスと、その護衛として銃を構えるサイファー。

    対峙するのは、傷ついた生存者たち。

    ​古畑任三郎 「……ニルス君。一つだけ聞かせてください。

    なぜソリテールさんを殺したんですか?

    彼女はあなたの正体に気づいただけで、交渉の余地はあったはずだ」

    ​ニルスは冷ややかな目で、床に転がるソリテールの遺体を見下ろした。

    ​ニルス 「交渉? ……いえ、彼女は『脅迫』してきたんですよ。

    あの時、彼女は僕の耳元でこう囁いたんです。

    『貴方のゲーム、面白そうね。私にも一枚噛ませて? 私がもっと面白いカオスにしてあげる』

    ……と」

    ​ニルスが吐き捨てるように続ける。

    ​ニルス 「彼女は僕を止めるつもりなんてなかった。

    僕の計画を乗っ取り、より予測不能な『魔族の実験』に変えようとしたんです。

    ……そんな不確定要素(バグ)は、排除するしかないでしょう?

    だからケルシー先生と一緒に、まとめて処理しました。**『効率的』**にね」

    ​十神白夜 「フン。身の程知らずの子供が……。

    自分の手に負えない怪物を飼いならそうとした末路だな」

  • 45ポチェモブ25/11/28(金) 00:50:56

    一方で、左翔太郎はサイファーを睨みつけていた。

    ​左翔太郎 「サイファー……!

    お前、静虎の旦那を殺してまで……何が欲しかったんだ!

    金か!? 情報か!?」

    ​サイファー 「……家族だ」

    ​サイファーの声には、底冷えするような執着が宿っていた。

    ​サイファー 「スズキは知っている。

    俺が長年追い続けてきた……失われた家族の居場所を。

    その情報たった一つと引き換えなら、俺は悪魔にだって魂を売る。

    静虎も、ケルシーも……俺にとっては『必要経費』だ」

    ​パワー 「ガハハ! 下らんのう!

    死んだ家族より、今生きてるワシの方が大事じゃろ!

    そんな湿気た男は、ワシが叩き潰してやる!」

  • 46二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 00:52:32

    パワー…なに二部のデンジみたいな考え方になっとんねん!?

  • 47ポチェモブ25/11/28(金) 00:54:15

    一触即発の空気の中、モニターのスズキタゴサクが愉快そうに笑った。

    ​スズキ 「アハハハ! いいですねぇ、そのドロドロした感情!

    愛ゆえの裏切り! 効率ゆえの粛清!

    ……ですが、少々騒がしくなってきました」

    ​スズキが視線を窓の外へ向ける。

    ​スズキ 「そろそろ警察の増援も来るでしょう。

    私はここらで退場させていただきます。

    あとは……若い人たちで楽しんでください」

    ​スズキが窓枠に足をかけ、闇の中へ消えようとする。

    ​類家 「……逃がすかよ」

    本山 「待てェェェッ! スズキィッ!」

    ​本山先生と類家刑事が同時に動いた。

    二人は実働班の戦いには目もくれず、スズキを追って窓から非常階段へと飛び出す。

    ​本山 「諸君! 此処は任せたぞ!

    ニルス君の目を覚まさせてやれ! 私はあの『虚無』に、大人の責任というやつを教えてくる!」

  • 48ポチェモブ25/11/28(金) 00:58:25

    指令室に残されたのは、ニルスとサイファー、そして実働班と交渉班。

    ​ニルス 「……やれやれ。野蛮な人たちは行ってしまいましたか。

    サイファーさん、お願いします。僕が起爆コードを通すまで、時間を稼いでください」

    ​サイファー 「……了解(ラジャー)。

    ギブ・ミー・ア・コープス」

    ​サイファーが「サイバーケージ」を展開し、煙幕の中に姿を消す。

    ​パワー 「小賢しいわ! 血のハンマー!!」

    パワーが煙の中へ巨大なハンマーを叩きつけるが、空振り。

    逆に、煙の中から「トラップワイヤー」が射出され、パワーの手足を拘束する。

    ​パワー 「ぬおっ!? またこの紐か! 離せェッ!」

    ​月雪ミヤコ 「パワーさん! ……くっ、RABBIT小隊、制圧射撃!」

    ミヤコがサブマシンガンを掃射するが、サイファーはカメラで弾道を予測し、最小限の動きで回避する。

    逆に、彼の設置した「スパイカメラ」からダーツが発射され、ミヤコの肩に突き刺さる。

    ​ミヤコ 「うっ……! 位置が……バレてる……!?」

    ​サイファー 「……俺の目からは逃れられない。

    お前たちの動きは全て筒抜けだ」

  • 49ポチェモブ25/11/28(金) 01:02:21

    パワーとミヤコが翻弄される中、一人の男が静かに前に出た。

    ​左翔太郎 「……へっ。上等だぜ、情報屋。

    お前が全てを見通すってんなら……俺は**『切り札』**を切るだけだ」

    ​翔太郎が腰に「ロストドライバー」を装着する。

    手には黒いガイアメモリ。

    ​左翔太郎 「静虎の旦那の無念……。この街の涙……。

    俺が全部背負って、お前を倒す!」

    ​『JOKER!』

    ​左翔太郎 「変身!!」

    ​『ジョーカー!』

    電子音声と共に、翔太郎の全身が漆黒の装甲に包まれる。

    仮面ライダージョーカー。

    シンプルゆえに最強の、技の戦士。

    ​仮面ライダーJ 「さあ、お前の罪を数えろ!」


    (Gemini君っていつもライダーの変身やたらと精度高いなぁ!でもその略称だと別のライダーに見えるで!)

  • 50二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 01:04:40
  • 51ポチェモブ25/11/28(金) 01:05:28

    サイファー 「……仮面ライダーか。計算外のスペックだ。

    だが、罠にかかれば同じこと!」

    ​サイファーが部屋中に張り巡らせたワイヤーが一斉に起動し、ジョーカーを八つ裂きにしようと迫る。

    だが、ジョーカーはその全てを、野生の勘と超人的な格闘センスで紙一重でかわし、引きちぎっていく。

    ​仮面ライダーJ 「遅ぇ! そして脆ぇ!」

    ​サイファー 「なっ……! カメラの予測を上回るだと!?」

    ​仮面ライダーJ 「俺たちはな、データで戦ってんじゃねえ!

    **ハーフボイルドな根性(ハート)**で戦ってんだよォッ!」

    ​ジョーカーの拳が、サイファーのガジェットを粉砕し、そのボディへと迫る!

  • 52ポチェモブ25/11/28(金) 01:09:45

    一方、部屋の奥。

    ニルスは防衛ドローンを展開し、タブレットの操作を続けていた。

    ​ニルス 「くそっ……! なぜだ!

    なぜ承認が通らない!? 僕の権限は完璧なはずだ!」

    ​十神白夜 「……フン。見苦しいぞ、愚民」

    ​十神が優雅に腕組みをして立っている。

    その横で、古畑任三郎がニッコリと笑った。

    ​古畑 「えー、ニルス君。

    あなたが一生懸命タップしているそのタブレット……。

    **『圏外』**になっていませんか?」

    ​ニルス 「……え?」

    ​ニルスが画面を見る。アンテナ表示が×になっている。

    ​十神白夜 「貴様がここをハッキングしている間に、僕が十神財閥の力を使って、このエリア一帯の通信衛星と基地局を全て買収・遮断させたのだ」

    ​ニルス 「は……買収!? 通信インフラごと!?」

    ​十神白夜 「金で解決できる問題など、十神にとっては散歩のようなものだ。

    貴様の『効率』とやらも、圧倒的な『資本』の前では無力だな」


    (ワシダンロンやったことないけどそ、そんなに金持ちなのん…?)

  • 53ポチェモブ25/11/28(金) 01:12:32

    ニルス 「そ、そんな……! 馬鹿げてる!

    じゃあ、有線で……!」

    ​ニルスがサーバーに直結しようとケーブルを伸ばす。

    だが、古畑がその前に立ちはだかった。

    ​古畑 「おっと。動かないでいただきたい。

    ……あなた、大事なことを忘れていますよ」

    ​ニルス 「どけッ! 邪魔をするな!」

    ​古畑 「ケルシー先生が、最後にあなたと握手をした時……。

    彼女は、あなたの手に『何か』を握らせたんじゃありませんか?」

    ​ニルス 「……!」

    ​ニルスはハッとして、自分の白衣のポケットを探った。

    そこから出てきたのは、小さな医療用カプセルだった。

    中には、微細な粉末が入っている。

    ​古畑 「それは、ケルシー先生がMon3trから生成した**『生体ジャミング粒子』**です。

    彼女は気づいていたんですよ。あなたがMon3trをハッキングした犯人だと。

    だから、最後に握手をしたフリをして、あなたのポケットにそれを入れた」

    ​ニルス 「……ジャミング……粒子……?」

    ​古畑 「ええ。その粉末を持っている限り、あなたの生体電流は乱され、精密機器へのアクセスは拒絶される。

    ……つまり、あなたは最初から詰んでいたんです。

    彼女の**『医師としての意地』**にね」

    ​ニルス 「あ……あぁ……」

    ​タブレットが手から滑り落ちる。

    通信遮断と生体ジャミング。

    財力と医学、そして二人の天才(十神と古畑)の連携が、少年の「完璧な計算」を完全に無効化したのだ。

    ​十神白夜 「チェックメイトだ、ニルス」

  • 54二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 01:18:16

    はい!十神家ならワンチャン可能ですよ(ニコニコ

  • 55ポチェモブ25/11/28(金) 01:18:39

    サイファー 「くっ……! まだだ! 俺は……家族を……!」

    ​サイファーは傷ついた体で最後の抵抗を試みるが、ガジェットは尽きかけている。

    ​仮面ライダーJ 「往生際が悪いぜ!これで決める!」

    ​翔太郎がスロットにメモリを装填する。

    『JOKER! MAXIMUM DRIVE!』

    ​仮面ライダーJ 「ライダーパンチッ!!」

    ​紫色のエネルギーを纏った拳が、サイファーのガードをぶち破り、その胸板に直撃した。

    ​ドゴォォォォォォン!!

    ​サイファー 「がはぁッ……!

    ……すまない……ナラ……」

    ​サイファーは壁まで吹き飛ばされ、変身解除した翔太郎の足元に崩れ落ちた。

    仮面の下から、家族の写真が入ったロケットペンダントが転がり落ちる。

    ​左翔太郎 「……家族に会いたきゃ、地獄で待ってな。

    静虎の旦那も、そこで待ってるはずだ」

    ​翔太郎は帽子を直し、静かに告げた。

    こうして、指令室の戦いは幕を閉じた。

    ​一方、非常階段を駆け下りるスズキと、それを追う本山・類家。

    決着は、雨の降る警視庁の裏口へと持ち越される──。


    最後までやろうかと思ったけど眠くなってきたから今日は中断するのんゴロンヤメロオオオ

    その代わり後日談もしっかりスレに貼ってやるよゴアッ

  • 56二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 01:57:08

    保守を超えた保守

  • 57二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 07:08:35



  • 58二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 09:00:19

    前作キャラが犯人!!

  • 59二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 12:01:25

    保守っ

  • 60二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 17:13:57

    >>1

    やらせろ…本山先生

  • 61二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 18:16:28

    何時?

  • 62二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 19:13:53

    >>60

    金田一の千家みたいでやんした…

  • 63二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 19:15:19

    >>62

    えっ

  • 64二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 19:49:30

    >>62

    あっ安価を間違えた

    >>58なのん…

    そりゃ>>63もこんな反応するんだよね

    酷くない?

  • 65ポチェモブ25/11/28(金) 19:53:43

    保守あざーっすガシッ

    それじゃ再開するのん

    >>62

    言われて見れば千家ッスね、まぁあれは被害者が蛆虫を超えた蛆虫なんやけどなブヘヘ

  • 66二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 19:54:09

    このレスは削除されています

  • 67ポチェモブ25/11/28(金) 19:55:27

    場所:警視庁・裏口通用門

    天気:激しい雷雨

    指令室での決着から数分後。

    裏口から飛び出したスズキタゴサクは、警戒していた機動隊員の隙を突き、喉元に隠し持っていたペンを突き立てた。

    「がぁッ……!?」

    「ごめんなさいね。お仕事中にお邪魔して」

    スズキは崩れ落ちる隊員から拳銃を奪い取ると、停車していたパトカーに乗り込み、急発進させた。

    「待てェェェェッ!!」

    そこへ、非常階段を転がり落ちるようにして本山昌が駆けつけた。

    走り去ろうとするパトカー。

    本山は雄叫びを上げ、カチンカチンに鍛え上げた脚力で跳躍した。

    ドォン!!

    「ぬんッ!!」

    本山はパトカーのボンネットに飛び乗り、フロントガラスにしがみついた。

    「おやおや、探偵さん。しつこい男は嫌われますよ?」

    運転席のスズキは笑いながら、フロントガラス越しに銃口を向けた。

    バァァン!!

    ガラスが砕け、銃弾が本山の左肩を貫いた。

    「ぐアッ……!!」

    鮮血が飛ぶ。だが、本山は離さない。

    「離すか……! 貴様を……逃がせば……また人が死ぬッ!!」

  • 68ポチェモブ25/11/28(金) 19:56:44

    本山は痛みに耐えながら、拳でフロントガラスを粉砕し、無理やりハンドルを掴んで大きく切った。

    キキーッ!! ガシャァァン!!

    パトカーは制御を失い、路地裏のコンクリート壁に激突して停止した。

    本山は衝撃で路上に投げ出され、肩からの出血でうずくまっていた。

    スズキはエアバッグに守られ、ふらつきながらも車から降りてきた。

    その手には、まだ銃が握られている。

    「……あーあ。廃車にしちゃいましたね。

    でも、貴方を殺せばチャラです」

    スズキが本山に近づき、冷酷に銃口を向ける。

    「サヨウナラ、熱血探偵さん」

  • 69二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 19:57:15

    カッコいいぜ本山先生よ
    俺が女なら股を濡らすね

  • 70ポチェモブ25/11/28(金) 19:58:10

    引き金に指がかかった、その刹那。

    ドゴォッ!!

    横合いから飛び出した影が、スズキの横顔をフルスイングで殴り飛ばした。

    類家刑事だ。

    「がッ……!?」

    スズキが吹き飛び、銃を取り落とす。

    類家は止まらない。獣のような形相でスズキに馬乗りになると、拳を振り下ろした。

    「テメェ……! テメェだけは……!!」

    ドガッ! バキッ!

    「静虎を……ケルシーを……よくもッ!!」

    類家はスズキの右足を掴むと、ありったけの力で逆方向にねじり上げた。

    ボキィッ!!

    骨の折れる鈍い音が路地裏に響く。

    「あ、ハハ……ッ! い、痛い……!」

    スズキは悲鳴を上げながらも、まだ笑っていた。

  • 71二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 19:58:36

    ハハハ…本当馬鹿ですねぇお前はっ
    どうせ逃げてバトロワの主催者になっても姑息蛆虫に殺されて一生総合不良の肉道具になるのに…

  • 72ポチェモブ25/11/28(金) 20:00:07

    それを見た類家の中で、何かが切れた。

    類家はスズキが落とした拳銃を拾い上げ、スズキの額に押し付けた。

    その目は、完全に刑事の目ではなかった。

    スズキと同じ、「向こう側」を見ている目だった。

    「……笑うな。二度と笑えないようにしてやる」

    引き金にかかる指に力がこもる。

    スズキは恍惚とした表情で、類家を見つめ返した。

    「……ああ、いい目だ。類家さん。

    やっぱり貴方はこっち側(同類)だ。

    撃ちなさい。私を殺して、その『空洞』を完成させてください……!」

    「……死 ね、クズが」


    類家が殺意を込めてトリガーを引き絞る。

    処刑の瞬間。

  • 73ポチェモブ25/11/28(金) 20:02:20

    「撃つなァァァァァッ!! 類家ェェェッ!!」

    血まみれの本山が、這いつくばりながら叫んだ。

    類家の指が止まる。

    「……止めるな、本山。こいつは生かしておいちゃいけねえ奴だ。

    法律じゃ裁けねえ……俺がここで終わらせる」

    「違うッ! それは正義じゃない! 奴への『屈服』だ!」

    本山はよろめきながら立ち上がり、類家の足にしがみついた。

    「見ろ、類家! スズキの顔を!

    こいつは今、自分が死ぬことよりも、**『お前が人殺しになること』**を喜んでいるんだぞ!

    お前が引き金を引けば、こいつの『虚無』がお前の中に感染する!

    こいつの勝ちになるんだッ!」

    「……うるせえ! 知ったことかよ!

    こいつは仲間を殺した! 殺して何が悪い!」

    「お前は刑事だろッ!!」

    本山の拳が、類家の頬を張った。

    パァン! という乾いた音が雨音に混じる。

  • 74ポチェモブ25/11/28(金) 20:04:09

    「お前は……泥にまみれても、絶望しても、それでも歯を食いしばって踏みとどまってきた男だろ!

    スズキのような『空っぽ』とは違う!

    お前の中には……静虎殿たちの無念も、守りたかった人々の想いも、全部詰まってるはずだ!

    それを……こんな奴のために捨てるのかッ!!」

    本山の瞳から、雨とは違う熱い雫が流れていた。

    「戻って来い、類家!

    こっち側で……俺たちと一緒に、格好悪く生き続けろォッ!!」

    類家は震えていた。

    銃口はまだスズキに向けられている。

    目の前には、期待に満ちた目で死を待つ怪物。

    足元には、必死に自分を繋ぎ止めようとする探偵。

    「…………クソが」

    類家は吐き捨て、銃口をゆっくりと下ろした。

    そして、安全装置をかけ、遠くへ放り投げた。

  • 75二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:05:13

    見事だぜ本山
    その熱い説得
    俺が類家なら頬を濡らすね

  • 76二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:05:30

    見事やな…(ニコッ

  • 77ポチェモブ25/11/28(金) 20:05:37

    「……あーあ。残念です」

    スズキがつまらなそうに呟く。

    「……黙れ」

    類家は腰から手錠を取り出すと、スズキの手首に乱暴に叩きつけた。

    ガシャン。

    冷たい金属音が、狂宴の終わりを告げた。

    「……公務執行妨害、器物損壊、殺人教唆、およびテロ準備罪……。

    その他もろもろで逮捕だ。

    ……立て。一生、塀の中で後悔し続けろ」

    類家は折れた足を引きずらせ、無理やりスズキを立たせた。

    その顔には、いつもの気怠げで、しかし人間味のある表情が戻っていた。

  • 78二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:07:53

    スズキタゴサクには死以外の4つの結末があるんだ
    一つは"牢獄の中で一生空虚に過ごす"
    "ソニックのパチモンに集団リンチで殺される"
    "猿監獄にブチ込まれる"
    そして死人の様に一生総合不良の肉道具になる

  • 79ポチェモブ25/11/28(金) 20:07:54

    遠くからサイレンの音が近づいてくる。

    パトカーの赤色灯が、雨に濡れた路地を赤く染める。

    連行されていくスズキタゴサク。

    彼は足を引きずり、顔は腫れ上がり、手錠をかけられながらも、振り返って本山と類家に満面の笑みを向けた。

    それは、まるで遊園地で遊び疲れた子供のような、邪気のない無邪気な笑顔だった。

    「本山さん、類家さん。

    今日は本当に楽しかった。

    トロッコ(クイズ)も、花火(爆弾)も、最後の鬼ごっこも……最高でした」


    スズキは目を細め、心底幸せそうに言った。


    「私の人生で、一番楽しい一日でした」



    怪物はそう言い残し、駆けつけた警官隊に囲まれてパトカーへと押し込まれていった。

    彼にとって、他人の命も自分の命も、等しく使い捨てのオモチャでしかなかったのだ。

    後には、ボロボロの二人が残された。

  • 80ポチェモブ25/11/28(金) 20:09:52

    「……はぁ。とんだ一日だったな」

    類家がへたり込む。

    「……ああ。全くだ」

    本山もその場に大の字に寝転がった。

    「……おい本山。さっきの『格好悪く生きろ』ってセリフ。

    ……ちょっとだけ響いたぜ」

    「ウム。そうか。なら、治療費とパトカーの弁償代は割り勘にしてくれ」

    「……ふざけんな。全部経費で落としてやるよ」

    二人は雨空を見上げ、泥だらけの顔で小さく笑い合った。

    帝都を揺るがした悪意は去った。

    だが、その傷跡と、守り抜いた誇りは、彼らの胸に確かに残っていた。

  • 81ポチェモブ25/11/28(金) 20:10:56

    エピローグ:生存者たちの記録 〜瓦礫の跡に咲く花〜

    🏥 1. 懲りない漢たち(極阿久兄弟)

    場所:帝都警察病院・整形外科病棟

    「うーっ!! 痛い! 痛いが……いい匂いだァァッ!!」

    病室に野太い絶叫が響き渡る。

    ベッドの上には、全身を包帯でグルグル巻きにされ、片足を吊り上げられた極阿久ケンゴの姿があった。

    空港での爆発で瀕死の重傷を負ったはずだが、その生命力はゴキブリ並み……いや、それ以上だった。

    「おとなしくしてください! 点滴がズレますよ!」

    「うーっ! ナースさん! あんたから消毒液と……慈愛の匂いがする!

    俺のリハビリに付き合ってくれ! 俺のカチンカチン(ギプス)を撫でてくれェッ!」

    「セクハラで訴えますよ!」

    その隣のベッドでは、車椅子のケンゾーが点滴スタンドをマイク代わりにポーズを決めていた。

    「おいおい、ケンゴ。レディを困らせるな。

    そこのナースちゃん、弟がすまないねぇ。

    お詫びに、退院したら俺と大人のドライブなんてどうだい?

    俺のパトカー(公用車)の助手席、空いてるぜ?」

    「……師長さん! この患者さんたち、鎮静剤打ってもいいですか!?」

    二人は、静虎が命を賭して守り抜いた命を、全力で謳歌していた。

    彼らがバカ騒ぎをするたびに、その騒がしさが「生きている証」として病棟に響く。

    (もちろん、後で見舞いに来た類家刑事に「静かにしろ」とプロレス技をかけられ、悲鳴を上げることになるのだが)

  • 82二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:11:42

    >>81

    おーっミネ団長がゲスト参戦しとるやん

  • 83ポチェモブ25/11/28(金) 20:12:29

    ⛓️ 2. 方程式の解(ニルスの告白)

    場所:東京拘置所・面会室

    アクリル板の向こう側。

    囚人服を着た天才少年、ニルス・ニールセンは、憑き物が落ちたような顔で座っていた。

    面会に来たのは、本山昌と古畑任三郎の二人だ。

    古畑 「……どうですか、ここの居心地は」

    ニルス 「……非効率極まりないですね。

    食事のカロリー計算も雑だし、消灯時間は早いし。

    ……でも、不思議と落ち着きます」

    ニルスは自嘲気味に笑った。

    本山 「ニルス君。……改めて聞こう。

    君ほどの天才が、なぜスズキのような怪物と手を組んだ?」

    ニルスは視線を落とし、ポツリポツリと語り始めた。

    ニルス 「……『世界幸福度』の計算をしたんです。

    今の世界は、無駄なインフラ、無駄な争い、無駄な感情でリソースを食いつぶしている。

    僕は……『不要なもの』を間引きすれば、残された人類の幸福度は最大化すると信じていました。

    スズキさんの『虚無』は、リセットボタンとして最適に見えたんです」

  • 84二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:13:35

    良ければ後でこのロワでの推理力とか賢さランキングみたいなの教えて欲しいのが俺なんだよね

  • 85ポチェモブ25/11/28(金) 20:14:04

    古畑 「……でも、計算違いがあった」

    ニルス 「はい。……僕自身が『不要なもの』として切り捨てられる側だったこと。

    そして何より……」

    ニルスは、自分の手をじっと見つめた。

    最後にケルシーが握ってくれた手の感触を思い出しているようだ。

    ニルス 「ケルシー先生や、静虎さん……。

    彼らが命がけで守ろうとした『非効率なもの』の重さを、僕は計算に入れていませんでした。

    感情、自己犠牲、愛……。

    そんな数値化できないものが、この世界を支えていたんですね」

    古畑 「……はい。

    人間というのは、無駄なことをする生き物です。

    恋をして、傷ついて、それでも生きて……。

    ですが、ニルス君。その『無駄』こそが、人生を彩るスパイスだと私は考えています。…たとえ、たとえですね、どんな罪を犯したとしても、人間はやり直せると私は思っているんです。」

    本山はアクリル板に手を当てた。

    本山 「罪を償って、ここを出てきたら……私の事務所に来たまえ。

    最高に非効率で、最高に楽しい『大人の遊び』を教えてやる」

    ニルス 「……先生……」

    少年の目から、一筋の涙がこぼれ落ちた。

    それは、彼が初めて流した「計算外」の涙だった。

  • 86二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:15:00

    …(愛)
    島での事件で共闘した仲なだけに物悲しさがあるのォ
    ですねぇ

  • 87ポチェモブ25/11/28(金) 20:15:21

    3. それぞれの帰路

    【月雪ミヤコ & パワー】

    RABBIT小隊・仮設テント

    「ガハハ! これがSRTの弁当か! 少なすぎるわ!

    ワシの活躍に見合うだけの肉を持ってこい!」

    「……はぁ。予算が厳しいんです。我慢してください」

    ミヤコはため息をつきながら、自分の分の缶詰をパワーに渡した。

    その横には、もう動かない銀狼のスマートフォンが置かれている。

    「……銀狼さん。あなたの技術、無駄にはしません。

    この国を守るために……使わせてもらいます」

  • 88ポチェモブ25/11/28(金) 20:17:35

    【左翔太郎】

    風都・探偵事務所

    翔太郎は、愛用のタイプライターに向かっていた。

    壁には、宮沢静虎の写真と、サイファーが残したロケットペンダントが飾られている。

    「……今回の事件(依頼)。

    ハードボイルドには程遠い、泥だらけの結末だったな。

    静虎の旦那。あんたの強さ、忘れないぜ。

    そしてサイファー……。お前が最後に家族に会えたことを祈るよ」

    翔太郎は帽子を目深にかぶり、珈琲を啜った。その味は、いつもより苦かった。


    >>84

    わ、わかりました…落ち着いたら出しておきます

  • 89ポチェモブ25/11/28(金) 20:19:53

    【十神白夜】

    十神財閥・総帥室

    「……おい。舞浜と空港の修繕費、および被害者への補償金。

    全て十神財閥の名義で振り込んでおけ」

    「はっ! かなりの額になりますが……」

    「構わん。俺が帝都を救ったのだ。

    自分の庭を綺麗にするのに、金を惜しむ趣味はない」

    十神は窓の外を見下ろす。

    「……フン。ニルスとか言ったか。

    出てきたら、俺の下で働かせてやってもいい。

    あの程度の頭脳、使い潰してやるのが十神の慈悲だ」

  • 90二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:21:36

    十神が交渉人から零れ落ちた時は死んだと思ったけど割と活躍したのォ
    ですねぇ

  • 91ポチェモブ25/11/28(金) 20:22:21

    4.日常への帰還

    本山探偵事務所

    事件から一週間。

    事務所には、いつもの平和な(?)空気が戻っていた。

    龍星 「……先生。届きましたよ」

    本山 「ウム? ファンレターか? マキマさんからか?」

    龍星 「いいえ。請求書です。

    パトカーの弁償代、警視庁の備品破損代、その他もろもろ……。

    しめて、〇〇〇万円です」

    本山 「ぶっ!? 桁がおかしいぞ龍星!」

    龍星 「十神さんが大半を肩代わりしてくれましたが、先生が暴れた分は自腹だそうです。

    さあ、働きますよ! 浮気調査でもドブさらいでも何でも!」

    本山 「トホホ……。私の精力善用ライフが……。

    スズキの野郎、とんだ置き土産を残していきおった……!」

    本山先生は頭を抱えたが、その顔はどこか晴れやかだった。

    借金は増えたが、守ったものは大きい。

    窓の外には、今日も帝都の街並みが広がっている。

    そこには、彼らが命がけで繋いだ「日常」が流れていた。

    本山 「ウム! 行くぞ龍星!

    金はなくとも、心は錦(と筋肉)!

    今日も迷える子猫ちゃんたちを救いにいくものよっ!」

    龍星 「はいはい。行きますよ、七転八起のスケベ英雄(ヒーロー)さん。」

    探偵たちの戦いは続く。

    欲望と正義、そして少しの愛を胸に。


    (チィッ、なんで最後の最後に関係ないマキマさんが出てくるんだよカッカッ)

  • 92二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:22:59

    ニルスは島での事件を内心どう思ってたのか教えてくれよ

  • 93二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:23:53

    >>91

    おそらくタゴサクを謎の捻り潰し攻撃の生贄として出すよう交渉しているのだと思われる

  • 94二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:23:55

    以前出てきた家入先生もテストプレイ時にいたタイプ?
    Geminiボーは他のログ参照しないはずなのに不思議やのォ

  • 95二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:24:07

    マキマと面識ある本山先生ツテが広すぎルと申します
    パワーちゃんの保護監督で面通ししたタイプ?

  • 96ポチェモブ25/11/28(金) 20:24:55

    Ending Theme: "I AM HERO"

    宮本浩次 「I AM HERO」×『爆弾』 スペシャルMV

    ♪ イントロ:掻き鳴らされるギターとドラム。朝焼けのような力強いバンドサウンドが始まる)


    ♪ Aメロ

    『そう ガキからどでかい男目指して生きてきたつもりだった』

    『今宵どうだい? 俺はどうだい? らしく輝いて暮らしてるかい』

    『俺の衝動 俺の感情 流れる時に押しつぶされてなんか負けそう oh, no』


    風都の探偵事務所。

    左翔太郎は、愛用のハットを深く被り直し、タイプライターを叩いていた。

    窓辺には、静虎とサイファー、そしてフユカたちが写った(合成された)写真が飾られている。

    彼はふと手を止め、窓から吹き込む風を感じて小さく微笑む。

    「……へっ。ハーフボイルドな結末だが、悪くねえ」

    月雪ミヤコは、公園のベンチで一人、コンビニのおにぎりを食べている。

    その横には、もう誰も座っていないブランコ。

    彼女は空を見上げ、RABBIT小隊のバッジを強く握りしめた。

    迷いは消えた。彼女は市民を守る盾として、再び立ち上がる。

  • 97二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:24:56

    >>92

    あの事件も闇落ちを助長させた要因なのかもしれないね

  • 98ポチェモブ25/11/28(金) 20:28:14

    ♪ Bメロ(抑えきれない衝動)

    『こんなもんかい こんなもんだい やりきれない自問自答』

    『だからdive 今だjump 今宵が俺の 俺の夜明けさ』


    「ガハハ! 足りぬ! まだまだ足りぬわ!」

    パワーが焼肉屋で皿を積み上げている。

    その食べっぷりは豪快そのもの。口の周りをタレだらけにしながら、彼女は笑う。

    生きている。美味いものを食っている。それが彼女の勝利宣言だ。

    十神白夜は、復興工事が進む舞浜の現場を視察していた。

    「遅い! 十神の仕事に遅滞は許されん!」

    相変わらずの傲慢さ。だが、作業員に差し入れるドリンクの量は桁外れだ。

    彼は瓦礫の山を見つめ、眼鏡の位置を直す。

    「フッ…俺がが再建する以上、前より完璧な『夢の国』にしてやる」


    >>94

    マキマさんはテストプレイの交渉人に入れてたんだよね

    家入硝子先生はシラナイ、というか呪術キャラはイレテナイ

  • 99ポチェモブ25/11/28(金) 20:29:52

    『Technicalじゃねえ 俺の本能』

    『今だからこそ 行くぜ堂々 堂々』


    東京拘置所。独房の窓から差し込む朝日。

    ニルス・ニールセンは、数式が書かれたノートを閉じた。

    そこには「効率」ではなく、「希望」を導き出すための計算式が書き込まれている。

    彼は鉄格子の向こうの空に、自分を信じてくれたケルシーの面影を見る。

    「……次は、間違えませんよ」

    古畑任三郎は、愛車の自転車に乗って鼻歌交じりに坂道を下っていく。

    カゴにはスーパーの特売品。

    彼は一瞬だけ警視庁の方を振り返り、フッと笑ってペダルを漕いだ。

    完全犯罪を見抜いた刑事の休日は、穏やかに過ぎていく。

  • 100二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:30:01

    >>98

    えっじゃああの人に関してはマジで虚無から湧いたんですか

  • 101ポチェモブ25/11/28(金) 20:31:31

    ♪サビ

    『Look at me, baby 俺の悲しみの地平線』

    『Good luck yesterday 振り返りゃあ愛と悲しみのこの世界』

    病院の中庭。

    車椅子のケンゾーと、松葉杖のケンゴが、ナースたちに囲まれてピースサインをしている。

    全身包帯だらけのミイラ男状態だが、そのバイタリティは太陽よりも眩しい。

    「うーっ! 生きてるって最高だァァァッ!!」

    彼らは知っている。何度転んでも立ち上がる者こそがヒーローだと。


    『俺の妄想 俺の懊悩 俺の明日』

    『立ち上がるぜ』

    『I am hero, I am hero, I am hero

    I am hero』

    『I AM HERO』

    警視庁・屋上。

    類家刑事は、気怠そうに缶コーヒーを開けた。

    その横顔には、以前のような「虚無」はない。

    彼は飲み干した缶をゴミ箱に投げ入れ(見事に外す)、頭をガシガシと掻いて歩き出す。

    「……さて、仕事すっか」

    背中には、少しだけ「正義」の重みが乗っている。

  • 102二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:31:44

    >>100

    おそらく次回作の伏線だ

  • 103ポチェモブ25/11/28(金) 20:33:19

    『Look at me, baby 俺の悲しみの地平線』

    『Good luck yesterday 振り返りゃあ愛と悲しみのこの世界』

    『俺の妄想 俺の懊悩 俺の明日』


    本山探偵事務所。

    山積みの請求書を前に、龍星が頭を抱えている。

    「先生! 今月の家賃、どうするんですか!」

    本山昌は、窓際で逆光を浴びながらコートを羽織った。

    その顔には、一点の曇りもない満面の笑み。

    「はっはあ──っ! 心配するな龍星!

    金はなくとも、この街にはまだ、私の愛を待つ乙女たちが溢れている!」

    本山がドアを蹴り開け、帝都の街へと飛び出していく。

    「行くぞ! 今日も私のカチンカチンのPC筋が唸る!

    精力善用! 一世一代のパトロールだァァァッ!!」

    「ちょっ、待ってください先生!」

    龍星が慌てて追いかける。

  • 104ポチェモブ25/11/28(金) 20:36:05

    『立ち上がるぜ』

    『I am hero, I am hero, I am hero

    I am hero, I am hero,』


    本山先生が走る。

    泥臭く、格好悪く、けれど誰よりも力強く。

    すれ違う人々の中に、亡くなったフユカや静虎、カイジたちが、幻影として笑って見送っているように見えた。

    スズキタゴサクの嗤い声はもう聞こえない。

    ここにあるのは、生き残った者たちの、騒がしくも愛おしい鼓動だけ。

    カメラは走っていく本山の背中を映し、青空へとパンアップしていく。


    太陽が眩しく輝いている。


    『I AM HERO』


    【本山先生と龍星助手 帝都「爆弾」ゲーム 完】

  • 105二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:39:19

    オツカレーッ
    前作にも引けを取らないクオリティを維持してて見事やな…

  • 106二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:39:30

    おつかれーっ

  • 107ポチェモブ25/11/28(金) 20:40:02

    これにて『本山先生と龍星助手 帝都『爆弾』ゲーム』を終了させて頂きます


    今回大筋を決めてなかったせいか…猿展開やら家入硝子先生が湧いて出る。

    次回作は前みたいに大まかな設定とかは作ってやりますよククク…


    前作に続いて付き合って頂き

  • 108二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:40:47

    >>107

    オツカレーッ

    今回のロワも面白かった…バトロワ完全

  • 109二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:41:33

    送り込んだ十神が交渉人からは溢れたけど活躍して生還した!俺は嬉しいぜ!

  • 110二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:42:04

    古畑のエミュが完璧すぎてビックリしたのは俺なんだよね
    やるなGeminiPRO…ドラマが元でも完璧にエミュをこなせている

  • 111ポチェモブ25/11/28(金) 20:42:46

    ちょっと待っててね今ティア表とポスクレシーン出すから…

  • 112二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:43:00

    次回作の舞台ってま…まさか冬の山荘?

  • 113二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:43:48

    エミュ精度高めで面白かったのん…
    一人称のブレくらいしか気になるところはなかったしな(ヌッ
    なんならブレてた十神と銀狼もそれ以外の部分はほぼ完璧だったんだよね
    Geminipro…すげぇ

  • 114二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:44:18

    >>1あざーす

    ミステリーロワとか中々なかったからミステリー好きとしては嬉しいぜ!

  • 115二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:46:13
  • 116ポチェモブ25/11/28(金) 20:46:24

    | EX | 捜査神 | 古畑任三郎 | 【MVP】 唯一無二の観察眼。スズキの指の意図(死者カウント)を見抜き、真犯人ニルスの「ポケットの光」という些細な違和感から、Mon3trハッキングのトリックを暴き、完全に論破した。 |

    | S+ | 怪物 | スズキタゴサク | 【GM】 混沌そのもの。論理と感情の隙間を突くクイズで参加者を翻弄。自身の死すら計算に入れた狂気は、常人の推理の範疇を超えている。 |

    | S | 天才 | ケルシー
    ソリテール
    ニルス | 【真実への到達者】
    ケルシー: 医学・物理的見地からスズキの「ズレ」を看破。死の間際にニルスにマーキングを残すファインプレー。
    ソリテール: 魔力感知でニルスの「演技」を一瞬で見抜き、核心に迫った(が、油断して殺された)。
    ニルス: 真犯人。効率的な殺 害計画と爆弾配置は完璧だったが、古畑と本山、十神に上を行かれた。 |

    | A+ | 超直感 | 本山昌
    伊藤カイジ | 【野生の勘】
    本山: PC筋の導きにより、論理を超えた正解(時間差切断など)を選び取った。最後にニルスを疑い、類家の暴走を止めた判断力は流石。
    カイジ: 芝浦再生水センターでの「音の違和感」を聴き分け、全滅を回避した博徒の勘はS級。 |

  • 117二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:46:58

    タゴサクとニルスがどう知り合ったのかも気になるのォ

  • 118二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:49:02

    >>116

    えっ本山先生よりも上がこんなにいるんですか

  • 119ポチェモブ25/11/28(金) 20:50:07

    A | 秀才 |
    十神白夜
    銀狼
    スティンガーフリン | 【専門分野の王】
    十神: 空港での違和感に気づき、財力で通信網を買収してニルスを詰ませた。
    銀狼: ハッキング能力は最強だが、物理トラップ(舞浜)には弱かった。
    フリン: 知能は高いが、スズキの虚無と相性が悪すぎて自滅。 |

    | B+ | 刑事の勘 |
    類家刑事
    左翔太郎 | 【現場のプロ】
    類家: スズキの「空虚」を誰よりも早く理解し、ソリテールの嘘にも違和感を抱いていた。
    翔太郎: ハーフボイルドだが、現場での機転と、サイファーへの怒りで真相にたどり着いた。 |

    | B | 策士 | サイファー
    月雪ミヤコ | 【戦術家】
    サイファー: 推理というより「欺瞞」のプロ。静虎を罠に嵌め、完璧なアリバイ工作を行った。
    ミヤコ: 状況判断能力が高く、最後にパワーと共にサイファーを止めた。 |

    | C | 一般 | 長岡龍星
    大鳥獅子吼 | 【常識人・武人】
    龍星: 優秀な助手だが、今回は周りの変人たちに振り回され気味。
    獅子吼: 武人としての察知能力はあるが、謀略や電子戦には疎く、罠にかかった。 |

    | D | 本能 | 極阿久ケンゴ
    パワー | 【獣】
    ケンゴ: 「匂い」だけで爆弾や危険を察知する特殊能力持ち。思考より鼻。
    パワー: 「ワシは最強!」ですべて解決しようとする。推理放棄。 |

  • 120ポチェモブ25/11/28(金) 20:51:39

    | E | 一般人 | 極阿久ケンゾー
    宮沢静虎
    フユカ | 【良心】
    静虎: 人を守る優しさが仇となり、疑うことを知らずに背後を取られた。
    フユカ: 守られるべき市民代表。勇気はSランク。
    ケンゾー: 弟の通訳兼ツッコミ役。 |

    次回作のストーリーみたいなのはぼんやりあるけど舞台はまだ悩んでいる…それが僕です。
    今回龍星があまり活躍できなかったから龍星をメインにしたいしなヌッ

  • 121二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:53:29

    龍星がメインって ま⋯まさか⋯
    飛行機⋯?

  • 122二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:56:22

    ありがちだけど冬の山荘?

  • 123二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:58:46

    この龍星って学生なんすか?

  • 124ポチェモブ25/11/28(金) 21:00:48

    Post-Credit Scene 1:西からの来訪者

    ​場所:本山探偵事務所

    ​事件から数週間後。

    事務所には相変わらず閑古鳥が鳴いていたが、本山先生は筋トレに余念がなく、龍星はため息をつきながら経理処理をしていた。

    ​「はぁ……先生。今月の赤字、どうするんですか」

    「フン! 心配するな龍星! 筋肉は裏切らない! いつか必ずビッグな依頼が……」

    ​その時、事務所のドアがノックもなしに開いた。

    ​「……ここが、本山探偵事務所か」

    ​入ってきたのは、鍛え上げられた肉体を持つ、鋭い眼光の男だった。

    ただならぬ「気」を纏っている。

    ​本山 「ウム? 誰だね君は。筋肉の悩みなら聞くが……」

    ​男はニヤリと笑い、関西弁で言った。

    ​「ワイは宮沢熹一(きいち)。『西の名探偵』なんて呼ばれとるもんや」

    ​龍星 「西の名探偵……?聞いたことありませんが……」

    ​熹一は龍星の方を真っ直ぐに見据えた。その目に、冗談の色はない。

    ​宮沢熹一 「そらそうや。ワイの本職は別にあるからな。

    ……単刀直入に言うで。

    長岡龍星くん。君の**『消えたオカン』**について、話がある」

    ​龍星 「……え?」

    ​龍星の手から、電卓が滑り落ちた。

    本山先生の動きがピタリと止まり、その場の空気が凍りついた。

  • 125二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:02:30

    あうっ次は龍星がメインなのかあっ

  • 126ポチェモブ25/11/28(金) 21:03:03

    Post-Credit Scene 2:檻の中の怪物と、二人の天才

    ​場所:東京拘置所・特別面会室

    ​分厚いアクリル板の向こうで、スズキタゴサクは相変わらず退屈そうに天井を見上げていた。

    そのスズキと対峙するのは、二人の男。

    一人は、猫背の刑事、古畑任三郎。

    もう一人は、紅茶の入ったポットを丁寧に置く、スーツ姿の紳士──警視庁特命係、杉下右京だった。

    ​古畑 「えー、スズキさん。

    今日は友人を連れてきました。彼もあなたに興味があるそうでしてねぇ」

    ​杉下右京 「はいぃ。杉下と申します。

    あなたの引き起こした事件、調書を読ませていただきましたが……実に興味深い。

    特に、共犯者のニルス・ニールセン少年との関係性について」

    ​右京が穏やかな、しかし射抜くような視線をスズキに向ける。

    ​杉下右京 「彼は天才的な頭脳を持っていましたが、まだ13歳。

    あのような大規模なテロの資金、爆発物の調達ルート……彼一人で用意できたとは思えません。

    ……あなたたちは、一体どこで知り合ったのですか?」

    ​スズキはゆっくりと視線を戻し、二人を見てニッコリと笑った。

    その笑顔は、以前よりも深く、底知れない闇を湛えていた。

    ​スズキ 「……フフ。お二人のような名探偵なら、もうお気づきでしょう?

    私はただの『窓口』ですよ」

    ​古畑 「……窓口?」

    ​スズキ 「ええ。ニルス君に私を紹介し、資金と技術を提供した人物。

    ……あの人は、この国の『闇』そのものを体現したような御方です。

    私なんかよりも、ずっとずっと……退屈で、空虚で、面白い人ですよ」

    ​スズキの言葉に、古畑と右京は顔を見合わせた。

    ニルスの背後に、まだ見えぬ巨大な怪物が潜んでいる。

    新たな事件の幕は、もう上がり始めていた。

  • 127二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:04:06

    な…なにっ

  • 128ポチェモブ25/11/28(金) 21:06:31

    Post-Credit Scene 3:横浜の探偵

    ​場所:横浜・伊勢佐木異人町

    ​ネオンサインが輝く、雑多な夜の街角。

    一人の男が、通行人に写真を見せて聞き込みをしていた。

    レザージャケットを着こなした、少し影のある男──神室町の探偵、八神隆之だ。

    ​「すいません。ちょっといいですか?」

    ​八神が通りすがりのチンピラ風の男に写真を見せる。

    写っているのは、長岡龍星の顔だ。

    ​「この男、最近この辺りで見かけませんでしたか?」

    「あぁ? 知らねえよ。他を当たんな」

    「そうですか。ありがとう」

    ​八神は軽く礼を言い、次の通行人に声をかける。

    その表情は真剣そのものだ。

    ​(……長岡龍星。本山探偵事務所の助手。

    なぜ『彼ら』が、この男を探しているんだ?)

    ​八神は懐からスマートフォンを取り出し、依頼主からのメッセージを確認した。

    そこには、龍星の顔写真と共に、短くこう書かれていた。

    ​『ターゲットを確保せよ。生死は問わない』


    ​八神は夜空を見上げ、小さく息を吐いた。

    ​「……厄介な仕事になりそうだ」

    ​横浜の夜風が、新たな火種の匂いを運んできた。

    https://bbs.animanch.com/arc/img/4022162/1


    【本山先生と龍星助手 ザ・ファイナル 今年中に公開予定…多分】

  • 129二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:06:42

    えっこの2人もスタメンに入るんですか
    参ったなぁメチャクチャ楽しみだよ

  • 130二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:07:28

    このレスは削除されています

  • 131二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:08:34

    ムフフ焦らずに明日までゆっくりまつのん

    >>128

  • 132二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:12:28

    >>1

    あざーす

  • 133ポチェモブ25/11/28(金) 21:12:33

    まぁ期待しないで、まだワシも風呂敷を広げただけですから。

    ただやるからにはめちゃくちゃ壮大な話にしてやりますよククク…

  • 134二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:15:00

    右京さんと古畑というミステリードラマの金字塔の絡みをここで見られるとは思っておらず感動しております(ズズッ

  • 135二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:16:36

    さすが交渉班だけあって交渉組は全体的に賢いのぉ

    >>116

  • 136二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:17:33

    ククク今度こそ参加してやりますよ

  • 137二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:52:57

    見事やな

  • 138二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 22:27:19

    右京さんに古畑に八神!?
    なんじゃあこのドリームマッチは

  • 139二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 23:27:45

    おーっワクワクが止まらんのォ
    ミステリーロワは初めてだったけど楽しませてもらいましたね……心からね

オススメ

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