"バトロワ"をやります デジモンロワLv-MAX

  • 1記録者マネモブ25/11/28(金) 19:39:49
  • 2二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 19:42:40

    >>1

    どわーっ核兵器のせいで変なタイトルがついかされてるやん

  • 3二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 19:43:40

    >>2

    ウォーゲーム(核爆発書き文字)

  • 4二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 19:45:34

    はうっ

  • 5記録者マネモブ25/11/28(金) 19:46:05

    ◇ 第5区画:中央コアタワー上層/戦闘イベント+コエモン“フォールチェンジ”

    世界時間:終末フェーズ(タワー崩壊進行中)


    【参加者】

    フリーレン + ガイオウモン(究極体)

    風野灯織 + オメガシャウトモン(完全体)

    檀黎斗 + ジエスモン(究極体)

    + 退場扱い:コエモン(成長期)※木場真一のパートナー/単独残留個体


    →【行動】

    中央コアタワー上層。床パネルはさらに抜け落ち、残された足場は互いに浮島のように宙に漂っている。

    ガイオウモンとオメガシャウトモンが前面でジエスモンを押さえ込み、その背後でフリーレンと灯織が、崩壊ログと世界の歪みを黙って見つめていた。

    「……長くは保たないね」

    「はい。ここで決めないと、全員落ちます」

    ジエスモンが、檀黎斗の高笑いに合わせて刀身データを増殖させる。

    「さぁラストステージだ! ここからが“神のゲームデザイン”の見せどころだぞぉぉ!!」

    刃の嵐が、二組をまとめてコアの渦へと叩き落とそうと迫る。


    →【反応】

    その瞬間――タワー上空のログが、ありえない軌道で歪んだ。

    崩壊した別区画から飛ばされてきた残骸と共に、

    一体の小さな猿型デジモンが、光の尾を引きながら落下してくる。


    コエモン。


    木場真一と共に退場したはずの、そのパートナーが、

    世界ロールバックのひずみに巻き込まれて、この最上層へと投げ出されてきたのだ。

  • 6記録者マネモブ25/11/28(金) 19:51:12

    →【対応】

    「木場の“続き”は、オラがやるって、言ったろ……!」

    落下の勢いのまま、コエモンは身体をねじり、

    足場をえぐるように着地して、そのままジエスモンの刃の雨の前に躍り出る。

    その輪郭が、一瞬だけ大きく揺らいだ。

    ・僧兵のような簡素な装束

    ・傷だらけの棍棒

    ・瞳の光だけが、以前よりずっと静かで鋭い

    「フォール(落下)しながら、フォームを変える――

    …これが、オラの“フォールチェンジ”ってやつヨっ!」

    軽口のようでいて、声質は低く、よく通る。

    猿じみたコミカルさは削げ落ち、ただ「木場真一の相棒」としての覚悟だけが前に出ていた。


    →【判定】

    ・成長段階:

     コエモンはあくまで成長期(×1.0)のまま。

     ガイオウモン/ジエスモンは究極体(×3.0)、オメガシャウトモンは完全体(×2.0)。単純な殴り合いでは、コエモンに勝ち目はない。

    ・感情バフ:

     木場真一を失った喪失感と、

     「自分だけが生き残った」ことへの罪悪感、

     そして“せめて誰か一人でも守る”という自己犠牲の覚悟が、コエモン側に最大級の感情バフ(内部的に3相当)を発生させている。

    ・区画&危険時間帯:第5区画は終末フェーズ+タワー崩壊中。環境は全員にとって危険だが、

    「落下しながら割り込んできた」コエモンにとっては、この状況そのものがフォールチェンジの追い風になっている。

    総合して、このラウンドでは

    > コエモンが一時的に攻撃判定を“肩代わり”し、本来ならガイオウモン or オメガシャウトモンに直撃していた致命傷を自身の退場と引き換えに逸らす

    という結果とする。

    ジエスモン側には中〜重傷相当の反動を与えるが、コエモン自身は致命的損耗を受ける。

    【ワシのコメント】 なんだよこの猿展開ッ

  • 7二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 19:53:52

    カッコイイぜコエモンよ 成長期でありながら究極体デジモンの前に壁として出てくるその度胸
    俺が木場真一なら感動で頬を濡らすね

  • 8記録者マネモブ25/11/28(金) 19:54:50

    →【進化】

    ※成長段階としての進化(コエモン→ハヌモン)は発生しない。

    ただし、世界ログ上では

    > コエモン(成長期):“フォールチェンジ”フォーム(外見変化+感情バフ最大)として扱う。

    データ的には成長期のまま、外見と挙動だけが、木場真一の「闘い方」をなぞるように変化している。

    ジエスモンの刃の雨が、コエモンの棍棒と身体で受け止められ、軌道を狂わされた一部の斬撃が、逆にジエスモン自身の装甲を裂いた。


    →【記録】

    ・コエモン:

     ジエスモンの一斉攻撃を受け止める形で、データ躯体が限界を突破。

     フォールチェンジ状態のまま、光の粒子となってコアタワーの深部へと消滅。

     → ユニットとしては完全退場。

     → ただし、その行動ログは「木場真一+コエモンの最終連携」として世界に保存される。


    ・ジエスモン:

     反射された斬撃により、胸部から側面にかけて大きく装甲を失い、

    出力と機動力が大きく低下(瀕死一歩手前)。


    ・ガイオウモン/オメガシャウトモン:

     本来ならどちらかが致命傷を負っていた攻撃を回避。

    コエモンの退場が、事実上の“庇い”として処理される。

    ・感情バフ:

     フリーレン:

     → 「自分のためではなく、誰かの意思を継ぐために戦い続ける」という動機が再確認され、ガイオウモンとのシンクロ率がさらに上昇。

     灯織:

     → 「ステージ以外で“支えてくれる人”」を失う感覚がフラッシュバックし、オメガシャウトモンを絶対に落とさせないという覚悟バフアップ。

     檀黎斗:

     → 想定外の乱入と“バグ挙動”に、逆に高揚する。

    「いいぞ、もっとカオスになれ!」という狂気方向の感情バフが継続。

  • 9記録者マネモブ25/11/28(金) 19:57:13

    《システムメッセージ:ネカピン》

    →【記録】

    「失格ユニットによる予期せぬ割り込み行動を検出。

     ……ログを確認しました。これは、削除するには惜しい“美味しいバグ”ですね。

     フォールチェンジ行動は、次回以降のバランス調整資料として保存しておきます」


    ◇ 第3区画:古代遺跡フィールド/戦闘イベント:リリスモン vs アトラーカブテリモン

    世界時間:終末フェーズ(遺跡外縁への押し出し)

    【参加者】

    レミリア・スカーレット + リリスモン(究極体)

    橘ノゾミ + アトラーカブテリモン(完全体・重傷)


    →【行動】

    崩れかけた遺跡の空に、一瞬だけ“猿のシルエット”が流れ星のように横切る。

    それは遠すぎて正体までは分からないが、

    ノゾミの胸に、妙な違和感と焦燥だけを残していった。

    「……今の、何?」

    アトラーカブテリモンが一瞬だけ空を振り返る。その隙を、リリスモンの黒い魔力の奔流が容赦なく薙ぎ払う。

  • 10記録者マネモブ25/11/28(金) 20:02:06

    →【反応】

    「よそ見している余裕があるなんてかわいいわねぇ?」

    リリスモンの指先から、闇の鎖が伸び、

    アトラーカブテリモンの脚を絡め取る。

    ノゾミは唇を噛みしめ、タブレットを握り直した。

    「……誰かの“最後”が流れていくのを、見てるだけなんて、絶対イヤだよ」


    →【対応】

    アトラーカブテリモンが、傷ついた翅を無理やり動かして鎖ごと空へと跳び上がる。

    「オーナー、まだ飛べる。まだ、戦えるッス」

    「うん。どんな終わり方でもいいけど……“意味ない負け方”だけは、絶対にしない」

    二人の意志が噛み合い、アトラーカブテリモンの角に、これまでより濃い雷光が集まっていく。


    →【記録】

    ・アトラーカブテリモン:

     リリスモンに対し有効打を与えるが、自身もさらに損耗(重傷継続)。

     遺跡の崩壊に伴い、第5区画方向の浮遊足場へ流され始める。

    ・リリスモン:

     軽〜中程度のダメージ。

     「ここだけで完結させるより、タワー頂上で締めた方が面白い」というレミリアの気まぐれに従い、中央方向への移動を容認。

    ・コエモン流星の目撃:

     ノゾミの内面に、「知らない誰かの覚悟」が刻まれる。以後のドラマフェーズで、彼女の選択に影響するフラグとして保存。

    【ワシのコメント】何か見えたか流星

  • 11記録者マネモブ25/11/28(金) 20:05:26

    ◇ 第2区画外縁〜第1区画側境界/避難イベント:しおり組+ドクター組

    世界時間:終末フェーズ(第2区画シャットダウン処理)

    【参加者】

    中川しおり + ホーリーエンジェモン(完全体)

    ドクター + ナイトチェスモン(黒・成熟期)


    →【行動】

    崩壊都市サーバーの残骸から離れたデータ橋を、ホーリーエンジェモンが光の翼で滑るように駆け抜ける。

    しおりは、さっきまでいたビル群が一気に“削除”されていくのを振り返った。

    「さっきの……空から落ちてきた光、見えましたか?」

    ドクターは、少しだけ視線を上げる。


    →【反応】

    「ええ。ログ上では、失格扱いのユニットでした」

    「でも、誰かを……助けてましたよね?」

    ホーリーエンジェモンの翼に映る残像に、

    小さな猿のシルエットが一瞬だけ重なる。


    →【対応】

    ナイトチェスモンが前方のルートを確認し、

    第1区画側へと続く安定した足場を指し示す。

    「ここを抜ければ、しばらくは安全。

     でも、最終的には中央か……あの崩れてるタワーに行くしかありません」

    しおりは震える手で胸元を押さえ、

    ホーリーエンジェモンの背に、もう一度ぎゅっとしがみついた。

    「……じゃあ、行きましょう。

     誰かの“最後”を無駄にしない場所まで」

  • 12記録者マネモブ25/11/28(金) 20:07:32

    →【判定】
    ・戦闘ではなく、避難+感情処理イベント。
    ・第2区画の完全シャットダウン処理が進行中のため、ここで足を止めれば、二組とも巻き込まれて退場するリスクが高い。
    ・感情バフとして、
     しおりは「さっき助けられなかったホーマー」と「どこかで誰かを守って散ったコエモン(らしき光)」を重ねており、前進する決意が強く働いている。

    →【記録】
    ・第2区画:シャットダウン処理完了。以後、戦闘・イベントとも発生不可。

    ・中川しおり+ホーリーエンジェモン/ドクター+ナイトチェスモン:
     第1区画側境界へ到達。
     次サイクル以降、第5区画(中央コアタワー)への参戦候補として内部メモ。

    ・コエモンのフォールチェンジ:
     複数区画から「何かが落ちていった」形で目撃され、
     直接本人を知らない参加者たちのドラマにも波紋を広げている。
     → 以降のドラマフェーズで、
    「知らない誰かの覚悟を引き継ぐ/同じ過ちを繰り返さない」というテーマの起爆剤として参照。

    《システムメッセージ:ネカピン》
    →【記録】
    「ターン15終了。
     予期しないフォールチェンジ・イベントにより、
     複数ユニットの感情バフ分布が大きく変化しました。
    ……こういう展開が、いちばんログの評価が高いんですよね。 続行します」

  • 13記録者マネモブ25/11/28(金) 20:13:20

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/決死の乱戦

    世界時間:終末フェーズ継続(タワー中枢、崩壊カウントダウン中)

    【参加者】

    フリーレン + ガイオウモン(究極体)

    風野灯織 + オメガシャウトモン(完全体)

    檀黎斗 + ジエスモン(究極体・瀕死)


    →【行動】

    タワー最上層の足場は、もはや「床」というより、崩れかけたログの断片が辛うじて形を保っているだけだった。ガイオウモンが炎の双剣を交差させ、

    オメガシャウトモンがマイク型武器を構えて、

    瀕死のジエスモンを挟み込むように布陣する。

    「まだ突っ込んでくるつもりか」

    「ここから引く選択肢なんて、最初からないですよ」

    フリーレンと灯織の視線の奥には、

    さっき自分たちの前に落ちてきて、

    何も言わずに攻撃を肩代わりして消えた“猿”の残像が、まだ焼き付いていた。


    →【反応】

    檀黎斗は血のような赤いログを口の端から垂らしながら、高笑いを止めない。

    「ハハハハ! いいぞ……!

     シナリオ外のバグ行動! 失格ユニットの割り込み!こんな“おいしい展開”を前に、退場なんて選べるわけがないだろう!!」

    ジエスモンの刀身データが、欠けたまま増殖する。ところどころ破損したままの刃が、逆に“トゲ”のように凶悪さを増していた。

  • 14記録者マネモブ25/11/28(金) 20:22:19

    →【対応】

    ガイオウモンが一歩前へ出ると同時に、

    オメガシャウトモンが背後からそのシルエットに重なるように位置取りする。

    「灯織、合わせるよ」

    「うん。……ここで決める」

    オメガシャウトモンの咆哮が、ガイオウモンの双剣に重なるエフェクトとして流れ込み、炎と音のエネルギーが一本の斬撃軌道に束ねられる。

    檀黎斗は、むしろ嬉しそうに笑った。

    「いい……! その連携、採用だ!!――“糞ゲー”と呼ばれないレベルまでは、付き合ってやる!!」


    →【進化】

    ガイオウモンとオメガシャウトモンの連携度が「疑似デジクロス」レベルまで上昇した状態として内部処理。


    →【記録】

    ・ジエスモン:

     胸部コアを貫かれ、タワー床面に膝をつく。

     装甲と刀身データの大半を失い、出力は限りなくゼロに近い。

     → 戦闘ユニットとしては実質退場扱い。

     → ただし、檀黎斗の意識データは辛うじて残存しており、次のドラマフェーズで「口だけは動く状態」として再利用可能。


    ・ガイオウモン:双剣の一本が軌道の乱れで欠け、軽傷〜中傷。依然として前線に立てるが、これ以上の長期戦は負荷が高い状態。


    ・オメガシャウトモン:出力の一時ブーストにより、武装データの一部がオーバーヒート。次ラウンドの瞬間火力は高いが、連戦には不利。

  • 15記録者マネモブ25/11/28(金) 20:26:23

    《システムメッセージ:ネカピン》

    →【記録】

    「ジエスモンの戦闘機能喪失を確認。

     ……開発メモに『神を名乗るユーザー、盛り上げ方だけは一流』と追記しておきます」

    ◇ 第3区画外縁 → 第5区画下層リング:

    古代遺跡からの“押し出し”+進化トリガーイベント

    世界時間:終末フェーズ(遺跡崩壊 → タワー集約)

    【参加者】

    レミリア・スカーレット + リリスモン(究極体・軽〜中傷)

    橘ノゾミ + アトラーカブテリモン(完全体・重傷)


    →【行動】

    崩壊する古代遺跡フィールド。

    床だったはずの石畳は、今やデータの滝となって下方へ流れ、その流れはすべて中央コアタワーのほうへと収束している。

    リリスモンは、その流れにあえて逆らわず、

    片手でアトラーカブテリモンの角を掴んだまま、「観覧席」にでも行くような足取りで外縁へ歩いていく。

    「どうせなら、一番いい席で見たいわよねぇ?」


    →【反応】

    ノゾミは、さっき空を横切っていった“流星”――コエモンのフォールチェンジの残光を思い出す。

    「誰かが、誰かを守るために落ちていったのに」

    「オーナー?」

    アトラーカブテリモンの声は、まだかすれている。

    何度も限界を超えて動かされ、それでもまだ倒れきってはいない機械昆虫の声。

    「私らだけ、“何も残さずに”終わるの、絶対やだ」

    ノゾミは、端末を強く握りしめ、

    視界の端に表示された世界ログの断片をにらみつけた。

  • 16二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:27:48

    >>14

    とても熱い展開に感動しております(ズズッ)

  • 17記録者マネモブ25/11/28(金) 20:31:15

    →【対応】

    遺跡の外縁が、タワー側へと崩れ落ちる寸前――

    ノゾミはアトラーカブテリモンの背中を軽く叩く。

    「ねえ、一回だけ、わがまま聞いて!」

    「……聞きます」

    「“全部間違っててもいいから、今だけは信じて突っ込んで”って、オーナーに言われたら、どうする?」

    アトラーカブテリモンの複眼が、微かに笑う。

    「もちろん。……全力で、行くッス」


    →【進化】

    崩れ落ちる遺跡と共に、アトラーカブテリモンの外殻が砕け散る。

    その中から現れたのは、

    さっきまでの機械昆虫をさらに上回る、

    暴君めいた甲虫のシルエット――タイラントカブテリモン。

    「オーナー。……もう、“負けに行く”戦いはしないッス」

    「うん。勝てるかどうかじゃなくて、

     私らが残すログの内容で決める」

    変身と同時に、遺跡全体がタワー側へ折れ曲がり、タイラントカブテリモン+ノゾミ組は

    中央コアタワー下層リングへと転落・転送される。

    リリスモンは、その暴風の中でも優雅に翼を広げ、少し遅れて同じ方向へ流されていく。

    「ふふ……いいじゃない。究極体どうしで、“最後のライブ会場”にお邪魔しましょうか」

  • 18記録者マネモブ25/11/28(金) 20:33:26

    《システムメッセージ:ネカピン》
    →【記録】
    「第3区画の完全崩壊を確認。
     進化ログ:タイラントカブテリモン解禁。
     ……終盤に新キャラ投入するの、バランス的にはアウトなんですが、
     盛り上がるので黙認しておきます」
    【ワシのコメント】
    バランス云々で言うと核ミサイルが参加者に含まれていた時点で崩壊してたけど…大丈夫か?

  • 19記録者マネモブ25/11/28(金) 20:36:20

    ◇ 第4区画:海底データ海 → 浮上ルート確定イベント

    世界時間:終末フェーズ(海底サーバー沈没段階)

    【参加者】

    ホーマー・シンプソン + シードラモン(成熟期)


    →【行動】

    暗い海底データ海。

    一面ノイズ混じりの水圧ログの中を、シードラモンが螺旋を描きながら泳ぎ続けていた。

    「フゥ……ビールがあれば、まだ頑張れるんだけどなぁ……」

    ホーマーは、簡易ダイビングスーツのようなアバターでシードラモンの背にしがみつきながら、上方から降ってくる光の破片をぼんやりと見上げる。


    →【反応】

    その光の中に、一瞬だけ“猿の影”が映る。

    すぐにノイズと混じり、形は分からなくなる。

    「……なぁ、お前も見えたか?」

    「ああ。誰かが、上で散っていったな」

    シーラモンの声は淡々としているが、

    その尾びれの動きは、少しだけ速くなる。

  • 20記録者マネモブ25/11/28(金) 20:39:56

    →【対応】

    頭上のログが一気に明るくなった。

    海中データそのものが、上向きの流れに変わり、海底サーバーが“沈む”のではなく、ホーマーたちを浮かせるためのエレベーターに変わっていく。

    《システムメッセージ:ネカピン》

    →【記録】

    「第4区画:海底データ海、終末フェーズに伴い機能変更。残存ユニットを第5区画周辺へと浮上させる処理を開始します」

    「なんだなんだ、またバグか? えーっと……エレベーター!? ドーナツ付き?」

    「ホーマー、それは多分ねぇよ」


    →【記録】

    ・ホーマー+シーラモン:

    第4区画から脱出し、第5区画周辺の外縁リングに合流。→ 次サイクル以降、中央コアタワー戦線に参加可能。


    ・第4区画(海底データ海):

     浮上処理完了後、サーバーごと沈没・封鎖。

     以後、新規イベント発生なし。


    ・世界全体の状況:

     第1区画(廃データ平原)を除き、ほぼすべての生存ユニットが中央コアタワー周辺へ集約されつつある。→ 次のサイクルから、

    「最終決戦サイクル」への移行候補。


    《システムメッセージ:ネカピン》

    →【記録】

    「ターン16終了。

     生存ユニットは、ほぼすべて中央コアタワー周辺に集結しつつあります。世界負荷は限界ギリギリ。

     ――ここから先は、どのエンディングに収束してもおかしくありません」

  • 21記録者マネモブ25/11/28(金) 20:46:35

    【ドラマフェーズ4】

    【対象ターン】ターン16終了〜ターン17開幕前

    ◇ 場面1:第5区画外縁リング/ホーマー&シードラモン

     廃データの海が、ゆっくりとタワーの足元へ吸い込まれていく。

     その渦の、ギリギリ外側。

     水飛沫とログの欠片をまといながら、シードラモンが外縁リングに身を乗り上げた。

    「……はぁ、はぁ……ここ、空気あるじゃねぇか……」

     ホーマー・シンプソンは、びしょ濡れのポロシャツを握りしめながら、

     まだ揺れている足場の上に転がり落ちる。

    「ビール……ビールは……」

    「ホーマー、今は酸素を先に確保した方がいいと思うぞ」

     シードラモンが、半分あきれた声でそう言うと、ホーマーはへらっと笑って、タワー最上層を見上げた。

    「……あそこまで行きゃ、この悪い夢も終わるんだろ?」

    「むしろ、いちばん悪い夢が待ってる場所だろ」

     ホーマーは肩をすくめる。

    「だったら、ドーナツの穴みたいなもんだ。

     真ん中まで行かないと、味も分かんない」

    軽口とは裏腹に、さっきまで同じ海底で消えていった影たちの残像が、視界の隅で揺れている。

     ホーマーはそれを振り払うように、シーラモンの背を一つ叩いた。

    「……もうちょいだけ付き合ってくれよ、相棒」

    「了解。沈むまでには、なんとかしてやる」

  • 22記録者マネモブ25/11/28(金) 20:50:13

    ◇ 場面2:タワー下層通路/檀黎斗と瀕死のジエスモン


     タワー内部、ノイズまみれの通路。

     ジエスモンの白い装甲には、さきほどの戦闘で開いた亀裂が黒く走り、

    内部の赤いデータ光が、辛うじてその形を保っている。

    「……出力、まだ……落とすな、黎斗……」

     低く軋むような声に、檀黎斗は手元のホロコンソールから目を離した。

    「フッ。心配は無用だ、ジエスモン」

    「このゲームは――まだ“バッドエンド確定”までは進行していない」

     彼は、血の代わりに舞うログの粒子を、どこか愉快そうに見つめる。


    「見ただろう? 世界が崩れかけても、ユーザーはしぶとく足掻く。

     それを記録している《管理者》がいて、

     その管理者に挑みたがる《バグ》がいる」

    「……おまえも、そのバグに、入るのか?」

    「違うな」

     黎斗は、口元だけで笑った。

    「私は“バグを利用する側”だ。

     マネモブもネカピンも、このゲームの価値あるサンプルだよ。

     ――その価値を証明するために、私とおまえは、最上階まで行かなければならない」


     ジエスモンはしばらく黙っていたが、やがてわずかに頷いた。

     たとえ主体が歪んでいても、「最後まで付き合う」と決めた主であることに変わりはない。


    「……了解した。黎斗。

     おまえが“神”を名乗るなら、その結末の証人くらいにはなろう」

  • 23記録者マネモブ25/11/28(金) 20:57:27

    ◇ 場面3:外縁リングでの邂逅


    通路の非常ハッチを押し開けると、冷たい潮風と、外縁リングのざらついた足場が広がった。

    「おおっとっとっと……!」


     ちょうどそのタイミングで、ホーマーが転びかけながらハッチの前を横切る。ジエスモンの巨体が、反射的に腕を伸ばして掴み上げた。

    「ホーマーさん、前を見て歩いてください」


    「ヒィッ!? なんだ、このデカい……あ、ジエスモンだっけ? さっき見たぞ!」

     ホーマーは宙づりのまま、ジタバタしつつも、すぐに状況を切り替えた。


    「待てよ、ってことは……あのイカれたゲーム開発者も近くに……」

    「イカれてなどいない。イカれているのは、この世界と――それでもログを求めるユーザーだ」

     ハッチの陰から現れた檀黎斗が、胸元のゲーマドライバーを指先で叩く。


    「ホーマー・シンプソン。

     君は、ここまで予想外に生き残った“ノイズ”だ。だったら――最終局面まで付き合ってもらう価値がある」


    「え、えーと…それって、オレが“強い”ってことか?」


    「いいえ。面白いということです」

     黎斗はあっさりと言い切った。

    「このタワーの上には、管理者アバターと、そのパートナーが待っている。

    世界そのものに繋がったオメガモン after-S。――私としては、プレイヤー側のサンプルは多いほどいい」

  • 24記録者マネモブ25/11/28(金) 20:59:33

    ホーマーは、しばらく考えるふりをしてから、シードラモンのヒレを撫でた。

    「どうする、相棒?」

    「……ここまで来て、引き返す選択肢は、ホーマーには似合わないと思うけどな」

    「だよなあ」

     

    彼は、ジエスモンに掴まれたまま、情けない笑みを浮かべる。

    「じゃあさ、神サマだか開発者サマだか知らないけど――ビール一杯くらい奢ってくれるって約束してくれんなら、一緒に行ってもいいぜ」

    「約束しよう。このゲームが終わったあと、“クリア特典”としてね」

     黎斗はウインクひとつでそう答え、タワー最上層を見上げる。ジエスモンは二人を庇うように前へ出て、その背に静かな決意を宿らせた。


     ホーマー+シーラモン。

     檀黎斗+ジエスモン。


     価値観も覚悟も噛み合わない二組が、それでも「上へ行く」という一点だけで利害を重ね、中央コアタワー最上層への最後の上り坂へと踏み出していく。

  • 25二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 20:59:34

    あうっ こ…ここで神とホーマーが絡むのかあっ

  • 26記録者マネモブ25/11/28(金) 21:02:44

    【ドラマフェーズ4終了時メモ】


    ホーマー:恐怖は強いが、「ここまで来たなら最後まで見届けたい」という半端な覚悟が形成。

    → 感情バフ(覚悟1/絆1:シーラモン)


    檀黎斗:ホーマーを「面白いサンプル」と認識、最終局面での利用価値ありと判断。

    → 裏切り/利用フラグ上昇。自分の敗北も「ログとして価値があれば許容」し始める。


    ジエスモン:重傷だが、黎斗とホーマー双方を守る決意を固める。

    → 感情バフ(覚悟2):防御・庇う判定で有利。


    次サイクル以降、ホーマー組と壇&ジエスモン組は「準同盟」扱いでタワー戦へ突入可能。

    【ワシのコメント】

    >>25ホーマーが生存してたのにも驚いたけどまさか神と同盟組むとは思ってなかったのが俺なんだよね

    まっ 瀕死の究極体と成熟期じゃたかがしれてるけどなブヘヘヘヘ

  • 27記録者マネモブ25/11/28(金) 21:10:10

    【ターン17:世界時間=終末フェーズ(Final)】

    ※マップ全体で崩壊・封鎖イベントが起きやすい状態。

    ◇ 第5区画:中央コアタワー外郭リング/終末フェーズ三つ巴

    ────────────────

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体)

    レミリア・スカーレット+リリスモン(究極体)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体)


    →【行動】

    中央コアタワー最上層、外郭リング。

    足場の半分は既に崩れ、眼下には第1〜4区画の断片がデータの滝となって落ちている。


    無言で杖を構えるフリーレンの背後で、ガイオウモンが剣を抜き、黒い袴をはためかせる。

    対するは、血の月のようなエフェクトを背負って笑うレミリアと、妖艶なリリスモン。


    さらに、ノゾミの足元の床を甲殻で押し割りながら、タイラントカブテリモンがリングに躍り上がる。

    「……どきなよ。カブテリモン達のための世界を、こんなところで終わらせないから」

    ノゾミの声は震えているが、目の奥は完全に覚悟で固まっていた。

  • 28記録者マネモブ25/11/28(金) 21:13:19

    →【反応】

    「ふふ、いいわね。その必死さ、嫌いじゃないわ」

    レミリアが片翼を広げ、リリスモンの鞭が黒い稲妻を引きずりながら床をなぎ払う。

    タイラントカブテリモンは真正面からそれを受け、甲殻を焦がしながらも一歩も引かない。


    ガイオウモンは一瞬だけフリーレンの横顔を見る。その瞳に浮かぶのは、長い旅の果てによく見た「もう終わらせる」という決意の色だ。

    「……あんたたちの因縁は知らない。でも、ここで遊んでる時間はない」


    →【対応】

    ガイオウモンがリング外縁を駆け、レミリア&リリスモンの側面から斬り込む。

    「燐火斬」の炎が、崩壊しかけの床ごと悪魔の翼を焼き払う軌跡を描いた。

    同時にノゾミは、タイラントカブテリモンに短く指示を飛ばす。

    「——今はあの黒色の剣士に合わせて! レミリアを落とす!」

    咆哮とともにタイラントカブテリモンの角が光り、リリスモンに向けて突進。

    三体分の究極体級火力が一点でぶつかり合い、外郭リングの一部がまとめて吹き飛ぶ。

  • 29記録者マネモブ25/11/28(金) 21:14:53

    →【記録】
    ・外郭リングの約1/3が崩落。レミリア+リリスモンは一度リング外側に弾き飛ばされ、
    辛うじて浮遊で持ち堪えるが、位置取りが不利な側へ。

    ・ガイオウモンとタイラントカブテリモンは、リング内側に踏みとどまり、ネカピンへの進路に一歩近づいた形。

    ・フリーレンとノゾミの間に、「一時的な共闘」が成立したが、互いに背中を預けるほどの信頼には至っていない。

    ・中央コアタワー最上層は、次ラウンド以降さらに崩壊判定が増える見込み。

  • 30記録者マネモブ25/11/28(金) 21:19:38

    ◇ 第5区画:中央コアタワー中層回廊/崩壊タワー乱戦 ──────────────── 【参加者】

    檀黎斗+ジエスモン(究極体・瀕死)

    中川しおり+ホーリーエンジェモン(完全体)

    ホーマー・シンプソン+シードラモン(成熟期)


    →【行動】

    タワー中層。むき出しになった配線と、ちらつくモニターが並ぶメンテナンス回廊。

    床にはさきほどの戦闘の余波で開いた穴が点在し、その下はデータの奈落だ。

    「さぁ、最終テストだホーマー! バグまみれの世界で生き残るユーザーが、本物のプレイヤーだ!」

    壇黎斗が笑いながら腕を広げ、その背中でジエスモンが刃を展開する。

    少し離れたコンソールの陰から、中川しおりが顔を出す。胸元にはホーリーエンジェモンの光が寄り添っていた。

    「……こわい。でも、ここで止まったら、マオくんたちの前で笑えないよ」

    「しおり。君の“守りたい”気持ちは、もう十分に条件を満たしている」

    ホーリーエンジェモンが静かに告げる。その言葉に、しおりはぎゅっと端末を握りしめた。

    一方のホーマーは、シードラモンの背にしがみついたまま、半泣きで叫ぶ。

    「マージで帰りたいんですけど!? ダーリンが戦うゲームじゃないだろこれぇ!」

  • 31記録者マネモブ25/11/28(金) 21:26:07

    →【反応】

    ジエスモンが一直線に突進し、その軌跡が回廊の壁を削り取る。

    ホーリーエンジェモンはしおりを庇うように前へ出て、聖光で刃を受け止めた。

    シーラモンはホーマーを背に乗せたまま、水流データを噴射して横滑り回避。

    足場ギリギリで滑り込み、奈落寸前でなんとか止まる。

    「ほら見ろ、ホーマー! 今のは“ギリギリ生存イベント”だ! 視聴率が跳ねるやつ!」

    「いらないよそんな視聴率ぇ!!」


    →【対応】

    しおりは震える足で一歩前に出ると、檀黎斗を真っ直ぐ見据える。

    「……たぶん、あなたの言う“ゲーム”は、だれかを傷つけるだけのものなんです。

     だったら……ここで終わらせないと」

    ホーリーエンジェモンが両翼を広げ、しおりの背中をそっと支えるように光を纏う。

    「——しおり。君がそう望むなら、ボクは更に“上”へ行ける」

    【ワシのコメント】

    ジエスモンは戦闘不能のはず… オレを騙したのか!?

  • 32記録者マネモブ25/11/28(金) 21:27:15

    →【進化】

    ホーリーエンジェモンの身体から溢れ出した光が、タワーのログそのものを書き換えるように広がる。

    「しおり。もう、君は十分に頑張った。

     ——だから今度は、ボクが“世界”ごと守る」

    八翼の天使の輪郭が崩れ、代わりに巨大な十翼と甲冑が形成されていく。

    崩壊しかけの回廊を押し返すような光の奔流の中で、新たな姿が立ち上がった。

    セラフィモン——

    しおりの恐怖と、それでも進み続ける覚悟が引き出した、究極の守護者。

    「う、うわぁ……でっかい天使だ……」

    ホーマーが呆然と見上げる中、セラフィモンはジエスモンへと視線を向ける。

    「檀黎斗。君の“ゲーム”が、誰も笑えなくなる前に——ここで止める」


    →【記録】

    ・中川しおりのパートナーは、ホーリーエンジェモン(完全体)からセラフィモン(究極体)へ進化。

     以後、成長段階補正は究極体(×3.0)として扱う。

    ・セラフィモンの出現により、この回廊の崩壊は一時的に抑えられているが、終末フェーズ自体は継続中。

    ・ジエスモンとの火力差はほぼ互角になり、「究極体 vs 究極体」の純粋な殴り合いが可能な状況へ移行。

    ・ホーマー+シーラモンは、セラフィモンの光に守られる形で辛うじて生存。

     → 次ターン、檀黎斗陣営と、しおり陣営のどちらに寄るかでホーマー側の運命が大きく変わる見込み。

    ・ドクター+ナイトチェスモン(黒)は、同じ中層の別回廊からこの光を感知。

     → 次サイクルで中央コアタワー中枢へ合流するルートがほぼ確定した。

  • 33記録者マネモブ25/11/28(金) 21:37:25

    【ターン18:世界時間=終末フェーズ(Final)継続】

    ◇第5区画:中央コアタワー外郭リング/崩落縁の三者戦

    ────────────────

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体)

    レミリア・スカーレット+リリスモン(究極体)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体)


    →【行動】

    外郭リングの崩壊はさらに進み、残された足場は互いに飛び移れる程度の島状データ片だけになっていた。

    ガイオウモンはリング内側を護るように構え、タイラントカブテリモンはノゾミを背に乗せたまま、外周側に陣取る。

    空中で体勢を立て直したレミリアとリリスモンは、血の月のような疑似太陽を背負いながら、上から二組を見下ろす。

    「ふふっ……下を見るのは慣れているわ」

    リリスモンが腕を広げ、黒い雷と血色のエフェクトを混ぜた一撃を編み始める。


    →【反応】

    「来るよ、ガイオウモン」

    フリーレンは短く告げると、崩れたリングの縁に足をかけ、いつでも飛び出せる姿勢を取った。

    ノゾミは、タイラントカブテリモンの甲殻を必死で掴みながら、レミリアを見上げる。

    「私は、そっちみたいに“全部おもちゃ”って笑えないから」

    その言葉に、レミリアの笑みが一瞬だけ細くなる。

    「つまらない正義感。でも——その顔、追い詰めたくなるわね」

  • 34記録者マネモブ25/11/28(金) 21:40:23

    →【対応】

    リリスモンの鞭が、血雷を纏って地上の二組へと振り下ろされる。

    ガイオウモンが剣で受け止めると同時に、タイラントカブテリモンがノゾミを庇うように前へ出て、巨大な角で横薙ぎに迎撃した。

    「今だよ、タイラントカブテリモン——一気に押し返す!」

    ノゾミの叫びとともに、角から溢れた雷光が鞭に絡みつき、力のぶつかり合いで空間が軋む。

    フリーレンは、その隙に指先で魔法陣を描き、崩れかけたリングの一枚を「足場」として固定。ガイオウモンがそこを踏み台に跳躍し、レミリアとリリスモンの間合いに肉薄する。


    →【記録】

    ・ガイオウモンの斬撃とタイラントカブテリモンの角突進の合力により、リリスモンの鞭は弾かれ、レミリア側の足場データが大きく崩落。

    ・レミリア+リリスモンは空中へと逃れ、タワー外に落ちることは避けたが、結果的に中央コアタワー内側の吹き抜けへと後退させられる。

    ・フリーレン+ガイオウモン、ノゾミ+タイラントカブテリモンは、外郭リングの“最後の安定片”を確保。

     → 次ターン、タワー内側へ突入するか、この場でレミリアを追撃するかの選択に迫られる。

    ・外郭リングは、以後大規模戦闘には不向きなレベルまで崩壊。→ 新規の戦闘舞台としては実質使用不能。

  • 35記録者マネモブ25/11/28(金) 21:43:50

    ◇ 第5区画:中央コアタワー中層回廊/セラフィモン vs ジエスモン

    ────────────────

    【参加者】

    檀黎斗+ジエスモン(究極体)

    中川しおり+セラフィモン(究極体)

    ホーマー・シンプソン+シーラモン(成熟期)

    (遠距離位置でドクター+ナイトチェスモン黒が接近中)


    →【行動】

    眩しい光が収まったあと、回廊にはセラフィモンとジエスモン、二体の究極体が向かい合っていた。床の崩落は一時的に止まり、代わりに天井からコアタワー中枢の光が雨のように降り注ぐ。

    「最高だ……! 世界が壊れる寸前、プレイヤーとバグと管理者権限が入り乱れる……」

    壇黎斗は歓喜に震え、ジエスモンの肩を軽く叩いた。

    「この決闘、バグらせるわけにはいかない。完璧な“決着ログ”にしよう、ジエスモン!」


    →【反応】

    しおりはセラフィモンの背中に守られながらも、壇黎斗から目を逸らさない。

    「ゲームとか、テストとか……そんなの、こっちは知りません。

     ここで誰かが消えたら、私——笑えなくなっちゃうから……!」

    セラフィモンは、その震える声を聞きながら、静かに手を前に組む。

    「君が笑っていられる世界を守るためなら…たとえ遊び半分の“神様ごっこ”だとしてもボクはそれを止めるよ」


    【ワシのコメント】

    もしかしてこのペースだと今日中にネカピン戦までいけないタイプ?

  • 36記録者マネモブ25/11/28(金) 21:47:19

    →【対応】

    ジエスモンが一気に加速し、残像をいくつも残しながらセラフィモンへ斬りかかる。

    その軌跡の一つが、ホーマーとシーラモンのすぐ脇を掠め、床をえぐり取った。

    「ちょ、ちょっと!? 僕なんもしてないのに毎回ギリギリなんだけど!?」

    「ホーマー、しがみついてろ!」

    シードラモンが水流データを噴射し、崩れかけの床からジャンプ。

    その飛沫が、セラフィモンの背にかかる。

    セラフィモンは、降り注ぐ中枢光と水の残滓を一度に掬い上げるように両腕を広げた。

    「——“七重の封光”」

    幾重もの光のレイヤーが展開され、ジエスモンの連撃を次々と受け止める。

    斬撃が通過するたびに光の層は削られるが、同時にジエスモン側にも反動が蓄積していく。

  • 37記録者マネモブ25/11/28(金) 21:48:20

    →【記録】
    ・セラフィモンの“七重の封光”により、ジエスモンの連撃は通るたびに反動としてフィードバックし、装甲に微細な亀裂が増加。
    ・壇黎斗はなお高揚しているが、ジエスモンの出力ログに「許容量超過リスク」の警告が点灯。
     → 次ターン以降、全力連撃を続ければ続けるほど自壊リスクが上昇する。
    ・ホーマー+シーラモンは、かろうじて戦線外縁を維持。
     → セラフィモンの庇護範囲内にいる限り、生存率は大きく上昇するが、どちらの陣営と行動を共にするかで今後の扱いが変わる。
    ・ドクター+ナイトチェスモン(黒)は、回廊の影からこの戦闘を観測。
     → ドクターは、セラフィモンの光とジエスモンの反動ログを比較し、「上層でのネカピン戦に利用可能なデータ」として分析を開始した。

    《システムメッセージ:ネカピン》
    →【記録】
    「ターン18終了を確認。
     中央コアタワー上層への進入条件を、次サイクルから段階的に緩和します。
     ……ここまで生き残ったユーザーの皆さん、最後までログを面白くしてくれると助かります」

  • 38記録者マネモブ25/11/28(金) 21:54:27

    【ターン19:世界時間=終末フェーズ(Final)/フォームチェンジ解放】

    ◇ 第5区画:中央コアタワー中層回廊/ジエスモンX 解放

    ────────────────

    【参加者】

    檀黎斗+ジエスモン(究極体)

    中川しおり+セラフィモン(究極体)

    ホーマー・シンプソン+シードラモン(成熟期)

    (観測:ドクター+ナイトチェスモン〔黒〕)


    →【行動】

    封光のレイヤーに削られた回廊は、もはや元の形を留めていなかった。

    床は斜めに傾き、壁だったはずの部分に中枢の光が流れ込んでいる。

    セラフィモンが両腕を下ろすと、周囲の光が静かに収束していく。

    しおりは息を切らしながら、それでもホーマーとシーラモンの前に立ち続けた。

    「まだ……がんばれます。ね、セラフィモン」

    「うん。君が立っている限り、ボクも倒れないよ」

    →【反応】

    壇黎斗は、ジエスモンの装甲に刻まれた細かなヒビや抉れた装甲、破損したコアを食い入るように眺めていた。システムログには、出力オーバーと反動の警告が赤く点滅している。

    「ふ、ふふ……いい、実にいい……! このままじゃ“ただの相打ちログ”で終わってしまう……!」

    彼は自分のコンソールを指先で叩き、何かのフラグを確認するように視線を走らせる。

    「ならば——フォームチェンジ解放だ。

     ジエスモン、X抗体プロトコル、起動!」

    ジエスモンの周囲に、赤と白のデータノイズが渦を巻き始める。

    【ワシのコメント】 えっ

  • 39二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 21:56:36

    なに独学でX抗体版にしようとしてるこの神

  • 40記録者マネモブ25/11/28(金) 22:00:13

    →【反応】

    壇黎斗は、ジエスモンの装甲に刻まれた細かなヒビや抉れた装甲、破損したコアを食い入るように眺めていた。システムログには、出力オーバーと反動の警告が赤く点滅している。

    「ふ、ふふ……いい、実にいい……! このままじゃ“ただの相打ちログ”で終わってしまう……!」

    彼は自分のコンソールを指先で叩き、何かのフラグを確認するように視線を走らせる。

    「ならば——フォームチェンジ解放だ。

     ジエスモン、X抗体プロトコル、起動!」

    ジエスモンの周囲に、赤と白のデータノイズが渦を巻き始める。


    →【対応】

    ホーマーは震えながら、シーラモンの背中にしがみついた。

    「ねえ、これ……もっとヤバいやつじゃない? 今までも十分ヤバかったけどさぁ!」

    「ホーマー、しっかり掴まっていろよ!」

    セラフィモンはジエスモンから視線を逸らさないまま、しおりに静かに問いかける。

    「——君は、どうしたい? ここで終わらせる? それとも、もっと先へ行く?」

    しおりは唇を噛みしめ、壇黎斗をまっすぐ見据えた。

    「……終わらせなきゃ。このままだと、誰かの“ゲーム”のままで終わっちゃうから」


    →【進化】(フォームチェンジ)

    ジエスモンの装甲が一度ばらばらに解体され、赤白のノイズの中で壊れた体を一つ一つ修復し再構成されていく。刃は細く鋭く、翼のようなデータの残滓が背後に広がる。

    「——ジエスモンX。究極体のまま“最適解”に再配置。美しい……完璧だ……!」

    壇黎斗は恍惚とした笑みを浮かべ、X抗体フォームになったジエスモンを見上げる。セラフィモンは、その変化を見届けると、肩越しにしおりへと囁く。

    「じゃあ、ボクらも少しだけ“本気の顔”を見せようか」

    翼の羽根一枚一枚が、より純度の高い光へと切り替わり、セラフィモンの輪郭がわずかに引き締まる——

  • 41記録者マネモブ25/11/28(金) 22:02:18

    →【記録】
    ・ジエスモンはX抗体フォームへのチェンジに成功、出力と機動性が大幅に向上し、瀕死状態から完全復帰。
    ・セラフィモンは段階を変えずに、防御・保護特化のモードへ移行。
    ・両者の衝突により中層回廊はほぼ吹き飛び、上層・下層を結ぶ吹き抜けだけが残る構造へ変化。
     → 次ターン、戦場は「中央コアタワー吹き抜け〜上層フロア」へと半強制的に移行。
    ・ホーマー+シーラモンは、セラフィモンの防御領域に抱え込まれる形で辛うじて生存。
    ・ドクター+ナイトチェスモン(黒)は、吹き抜けの縁に退避しつつ、
     「X抗体フォームと防御フォームのログ」をネカピン戦用のサンプルとして保存した。

  • 42記録者マネモブ25/11/28(金) 22:09:25

    ◇ 第5区画:中央コアタワー上層外郭〜内側吹き抜け/ガイオウモン“厳刀ノ型”

    ────────────────

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体)

    レミリア・スカーレット+リリスモン(究極体)


    →【行動】

    外郭リングの最後の片が、きしみを上げながらタワー内側の吹き抜けへと傾き始める。

    ガイオウモンとタイラントカブテリモンは、その上でバランスを取りながら、

    内側へ後退したレミリア+リリスモンを見据えていた。

    「中まで追いかけて来るなんて……本当にしつこいわね」

    リリスモンが笑い、タワー内の闇を煽るように鞭を振る。フリーレンは、崩れゆく足場の上で、わずかに目を細めた。

    「…このままだと、どっちにしろ全部落ちるか」


    →【反応】

    ノゾミは、タイラントカブテリモンの甲殻にしがみついたまま、レミリアを睨み返す。

    「しつこいのはそっちかな。私らのこと、全部玩具みたいに言うから——ムカつくんですよ」

    レミリアはその言葉に、ほんの少しだけ目を丸くした。

    「……あら。あなた、本気で“誰かのため”なんて言える顔、するのね」

  • 43記録者マネモブ25/11/28(金) 22:16:59

    →【対応】

    ガイオウモンは斜めに傾いた足場から一歩踏み出し、両手の刀を交差させると、刃先に走るデータの流れを自ら縛るように抑え込んだ。

    「フリーレン?」

    ノゾミがその動きを見て、思わず名を呼ぶ。

    「……ちょっと、集中する。ここで切り負けたら、上まで辿り着く意味がないから」

    フリーレンの周囲に、魔法陣ではなく“線”が走る。それはガイオウモンの刀身と連動し、余計なエフェクトをすべて削ぎ落とすように収束していく。


    →【進化】(フォームチェンジ)

    ガイオウモンの装甲に走っていた炎のようなエフェクトが消え、代わりに、刀身と脚部にだけ鋭い光が残る。

    「——ガイオウモン、厳刀ノ型」

    フリーレンは、静かにそう名を告げる。

    ガイオウモンの動きは、派手さを失う代わりに、

    一振りごとの軌道が極限まで研ぎ澄まされたものへと変わった。

    タイラントカブテリモンも、それに呼応するように角を地面に突き立て、

    崩れゆく足場を“杭”として固定する。

    「ノゾミ、落ちたくないなら——ちゃんと掴まってて」

    「えっ……うん。

     任せたよ、タイラントカブテリモン!」

    【ワシのコメント】

    派手さを失う…?

  • 44記録者マネモブ25/11/28(金) 22:18:17

    →【記録】
    ・ガイオウモン厳刀ノ型の斬撃が、リリスモンの鞭を正面から切り裂き、タワー内側への退路を強制的に開く。
    ・レミリア+リリスモンは、致命傷こそ免れたものの、外郭リングから弾き飛ばされ、
     中央コアタワー上層フロアへと押し込まれる。
    ・タイラントカブテリモンは、最後の瞬間まで足場を支え、
     フリーレン+ガイオウモンとノゾミ自身を内側へと飛び移らせることに成功。
    ・外郭リングはこのターン終了と同時に完全崩壊。
     → 今後の戦闘は、中央コアタワー上層〜最上層の内部空間に集約される。

    《システムメッセージ:ネカピン》
    →【記録】
    「フォームチェンジ解放フェーズ、処理完了。
     上層フロアへの参加条件を満たしたユニットを確認しました。

     ——次のターンからは、“ゲームマスター席”のすぐ近くでの行動ログになります。
     世界負荷は限界ギリギリですので、派手に暴れる際は自己責任でどうぞ」

  • 45記録者マネモブ25/11/28(金) 22:25:21

    【ターン20:世界時間=終末フェーズ(Final)】

    ◇ 第5区画:中央コアタワー吹き抜け下層縁/ジエスモンX vs セラフィモン+ホーマー組

    ────────────────

    【参加者】

    檀黎斗+ジエスモンX(究極体・X抗体フォーム)

    中川しおり+セラフィモン(究極体・防御寄り)

    ホーマー・シンプソン+シーラモン(成熟期)

    ドクター+ナイトチェスモン(黒・成熟期)


    →【行動】

    吹き抜けの縁に、四つのユニットがしがみつくように立っていた。下層は既に光と瓦礫の渦と化し、落ちればそのままログごと粉砕される。

    ジエスモンXが一歩、前に出る。その軌跡だけで、足場のパネルが一枚、音もなく斜めに切り落とされた。

    「さあ──最終ステージに進むプレイヤーを選別しようか」壇黎斗は笑いながら、ホーマー側に視線を向ける。

    「まずは、“ネタ枠”から片付けておくべきだろう?」


    →【反応】

    「ネタ枠って言ったよね今!? 聞き捨てならないよ!」

    ホーマーは震える手でシーラモンの首に抱きつき、必死に笑い飛ばそうとする。

    「マジで殺されるやつだよホーマーさん!」

    しおりが半泣きで叫び、セラフィモンが前に出て盾を構えた。

    「しおり、下がってて」

    「やです。ホーマーさん、助けるって言ったから!」

    後方、崩れかけたコンソールの陰で、ドクターがナイトチェスモンに短く命じる。

    「……“駒”を一枚、前に出す。生存確率を上げるための手だ」 ナイトチェスモン(黒)が無言で頷き、ランスを構えたまま横から突っ込む。

  • 46記録者マネモブ25/11/28(金) 22:33:34

    →【対応】

    ジエスモンXの刃が、セラフィモンとホーマー組をまとめて薙ぎ払おうと振り下ろされる。

    その軌道の途中に、ナイトチェスモン(黒)が割り込んだ。

    金属音というより、「ログの走査音」に似た高音が響く。ランスがへし折れ、ナイトチェスモンの装甲に深い斜線が刻まれた。

    「……っ!」

    「ナイト!」

    ドクターの声に、チェスモンは僅かに振り返り、壊れかけたバイザー越しに吹き抜けの上下を見た。

    その瞬間、彼/それは、自分の立っているマス目を“終端”ではなく“始まり”として選んだ。


    →【進化】

    ナイトチェスモン(黒)の装甲に走った亀裂が、チェス盤の筋書きのように白く光る。

    砕け落ちるはずだった断片が、逆に“増設パーツ”として再構成されていく。

    「……プロモーション、か。ここまで来て、やっと一枚昇格してくれるとはね」

    ドクターが小さく呟く。

    ナイトチェスモンのシルエットが膨らみ、塔の縁に城郭のような肩アーマーが展開される。

    「——ルークチェスモン(黒)、オンライン」

    新たな黒い砲塔が、吹き抜け内側へ向けて展開された。その背後で、シードモンのうねりが一段と激しくなる。

    ホーマーの胸の内でわきあがるのは、恐怖と罪悪感と、ほんの少しの怒り。

    「……みんな、オレのせいでこんな目に遭ってるの?だったら、ちょっとはマシな“モンスター役”やらないと……」

    濁流のようなデータがシードラモンの身体から噴き上がり、その輪郭が、大きく、歪んだ影へと変わる。

    「やれやれ……“悪役”のほうが似合うって顔だぜ、ホーマー」

    水泡の渦の中から現れたのは、黒く禍々しいクラーケンのような巨体——

    「マリンデビモン、か」

    壇黎斗が半分嬉しそうに半分残念そうに笑う。

  • 47記録者マネモブ25/11/28(金) 22:35:00

    →【記録】
    ・ナイトチェスモン(黒)は、致命傷級の一撃を受けた代償として、
     ルークチェスモン(黒・完全体)へ昇格。吹き抜け縁に“砦”を築く形で踏みとどまる。
    ・ホーマー+シードラモンは、恐怖と負い目をトリガーに、
     マリンデビモン(完全体)への進化に成功。
     → 以後、成長段階補正は完全体×2.0として扱う。
    ・セラフィモンは直接の致命傷を避けるも、ルークの背後に押し込まれ、
     次ターン以降は“要塞+天使+悪魔の混成防衛ライン”を形成する位置関係。
    ・壇黎斗+ジエスモンXは、
     「駒の昇格」「悪役化」という予定外の展開にテンションが上がっており、
     次ターン、“遊び”を優先するか“最適解”を優先するかで揺れるフラグが立った。

  • 48記録者マネモブ25/11/28(金) 22:40:35

    ◇ 第5区画:中央コアタワー上層フロア/ガイオウモン厳刀ノ型&タイラントカブテリモン&オメガシャウトモン vs リリスモン

    ────────────────

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体・厳刀ノ型フォーム)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体)

    風野灯織+オメガシャウトモン(完全体)

    レミリア・スカーレット+リリスモン(究極体)


    →【行動】

    上層フロアは、すでに“天井のない空間”になっていた。

    頭上にはコアタワー最上層の光輪が見え、足場はところどころ空虚な穴で繋がっている。

    リリスモンは、その穴の縁に腰掛けるように立ち、指先から黒いデータの糸を垂らしていた。

    「上も下も崩れかけてるのに、まだ登ろうとするのね。

     そんなにゲームマスターに会いたいの?」

    「会わないと、終わらないから」

    フリーレンは淡々と答える。

    「あと、あなたをここに置いていくのも、さすがに後味が悪い」


    →【反応】

    「フリーレンさん、そういう言い方、ちょっとカッコよすぎません?」

    ノゾミが苦笑しつつも、タイラントカブテリモンの背で角を構える。灯織は、二人の背中を見比べ、オメガシャウトモンに小さく呟いた。

    「……ねえ。私、まだぜんぜん“センター”って感じじゃないんだけど」

    「なら、ここで一回だけセンター張ればいいんじゃね?」

    オメガシャウトモンが軽く笑い、マイクのように剣を肩に担ぐ。

    「ここから先、歌えるやつは限られてくる。灯織、立ち位置、決めとけよ」

  • 49二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 22:45:26

    →【対応】

    リリスモンが鞭を振るう。

    黒いデータの亀裂が床を走り、三体の足元を一斉に切り裂く。


    ガイオウモンは厳刀ノ型のまま、必要最低限の一振りで亀裂を断ち切り、タイラントカブテリモンはその巨体で“落とし穴”を踏み潰して塞ぐ。


    オメガシャウトモンは一歩、前へ。

    その輪郭が、コアタワー最上層から漏れる光を反射して、わずかに変わった。


    →【進化】(フォームチェンジ)

    「——じゃあ、一回だけ本気出すから。

     ……見ててね、プロデューサー」

    灯織の言葉に応じるように、オメガシャウトモンの装甲表面に、細かなコードの文様が走る。

    炎と音符が混ざったようなエフェクトが剥がれ、

    代わりに、より鋭く、シンプルな光のラインが骨格をなぞった。

    「オメガシャウトモンX。

     フルコーラスは一回きりな」

    その声は、塔全体のノイズを一瞬だけ押し下げるほど、クリアに響いた。

  • 50二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 22:46:37

    →【記録】
    ・オメガシャウトモンXの咆哮と共に放たれた一撃が、
     リリスモンの黒いドレスを引き裂き、内部のデータコアにまで損傷を与える。
    ・ガイオウモン厳刀ノ型の追い斬りが、逃走経路を“上”に限定する形でフロアを刻む。
    ・リリスモンは、笑みを崩さないまま、最上層へと通じる光の階段に後退。
     → 「ここから先はゲームマスターのテリトリーよ」と言い残し、上層へ退く。
    ・フリーレン+ガイオウモン、ノゾミ+タイラントカブテリモン、灯織+オメガシャウトモンXは、
     体力と世界負荷を考慮し、一旦足を止めて息を整える。
     → 次ターン以降、「追撃して最上層に雪崩れ込む」か「一瞬だけ態勢を立て直す」かの選択フラグが立つ。

  • 51記録者マネモブ25/11/28(金) 22:48:08

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層ゲート前/世界時間更新イベント
    ────────────────
    【参加者(集合予定)】
    ・下層吹き抜け縁:壇黎斗+ジエスモンX/しおり+セラフィモン/ホーマー+マリンデビモン/ドクター+ルークチェスモン(黒)
    ・上層フロア:フリーレン+ガイオウモン/ノゾミ+タイラントカブテリモン/灯織+オメガシャウトモンX/レミリア+リリスモン(退避中)

    →【行動】
    タワー全域に、薄いピンク色のノイズが走る。
    瓦礫も血煙も、いったん「ポーズ」ボタンを押されたように静止した。

    →【反応】
    各ユニットの視界の片隅に、小さなシステムウィンドウが開く。

    《世界時間:終末フェーズ → 最終検証フェーズへ移行準備中》

    吹き抜けの下からも、上層の光輪からも、同時に声が落ちてきた。

    「ここまでのログ、確認しました」

    →【対応】
    その声は、怒ってもいないし、楽しそうでもない。
    ただ淡々と、少しだけ疲れているような、管理者の声だった。

  • 52二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 22:48:38

    三人結構仲良くてリラックスできますね

  • 53記録者マネモブ25/11/28(金) 22:49:31

    《システムメッセージ:ネカピン》

    →【記録】

    「生存ユニット数、想定より多め。

     感情バフ、世界負荷、裏切りログ——どれも、統計的には“よくやった”部類です」


    「次のターン以降、中央コアタワー最上層ゲートを開放します。

     ここから先は、参加者同士の殺し合いだけでなく、

     “運営との交渉ログ”も勝敗条件に含まれます」


    「……つまり、まとめて上まで来てください、ということです。

     このままバラバラに倒れていくのは、さすがにコスパが悪いので」


    わずかに間を置いて、追記が表示される。


    「最上層ゲート開放まで、残りターン:1」

    「——ラストスパートの行動ログ、期待しています」


    →【記録】

    ・世界時間は依然として終末フェーズだが、

     次ターン以降「最終検証フェーズ(ネカピン最上層戦準備)」へ移行する旨が宣言された。

    ・下層・上層に散在していた全ユニットは、

     “あと1ターン以内に上へ向かうか、その途中で誰かを落としていくか”を迫られる状態。

    ・ネカピンとの直接対面条件がほぼ満たされつつあり、

     次ターンは「最上層ゲート開放前の最後の殺し合い/調整ターン」として扱われる。

  • 54記録者マネモブ25/11/28(金) 22:51:50

    とりあえず今日はここまで
    観戦者マネモブは感謝するよ
    想像以上にターンがあって疲れたが今度こそ明日がネカピン戦になると思う…それが僕です というかならないと困ルと申します

  • 55二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 22:54:43

    >>52

    どっちも三人組なせいでフリーレン組かしおり組か分からない それがボクです

  • 56二次元好きの匿名さん25/11/28(金) 23:00:46

    >>55

    どっちの3人組でもハブられる壇黎斗に妥当な現在…

  • 57二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 07:17:38

    保守ッ

  • 58記録者マネモブ25/11/29(土) 10:37:23

    【ターン21:世界時間=終末フェーズ(Final)/最終検証フェーズ移行直前】

    ◇ 第5区画:中央コアタワー吹き抜け縁/ゲート前哨戦

    【参加者】

    檀黎斗+ジエスモンX(究極体・X抗体フォーム)

    中川しおり+セラフィモン(究極体)

    ホーマー・シンプソン+マリンデビモン(完全体)

    ドクター+ルークチェスモン(黒・完全体)


    →【行動】

    吹き抜け縁の足場は、さらに削られていた。

    板状のパネルは互い違いに浮かび、少しでも踏み外せば下層の光の渦に落ちる。

    ジエスモンXが、一歩だけ前に出る。

    それだけで、手前のパネルが斜めに割れ、世界ログに「危険:安全な立ち位置 3 マス」という表示が浮かぶ。

    「最上層ゲートまで、残りワンターン」

    壇黎斗は、掌に浮かぶUIを指先で弾きながら言う。

    「ここで足切りだ。——“面白いログ”を残すユニットだけ、上に行けばいい」


    →【反応】

    「今ここで、それ言う!?」

    しおりが悲鳴に近い声を上げ、セラフィモンが庇うように前へ滑空する。マリンデビモンは、ホーマーの背後から巨大な手を伸ばしてパネルの端を掴み取った。

    その口元から、泡混じりの黒い笑い声が漏れる。

    「ホー……マァ……オレたち、悪役なんだろ? 悪役なりに、しぶとく残ろうぜ」

    「悪役でもいいから、生き残らせて!!」

    ホーマーは涙目で叫びつつ、その言葉に縋るようにマリンデビモンの肩を叩いた。後方、ルークチェスモン(黒)が静かに構えを取る。ドクターは、吹き抜け下を一瞥し、強引な指し手を選んだ。

    「ここは——“交換”でいい。ルーク、前に」

  • 59記録者マネモブ25/11/29(土) 10:42:48

    →【対応】

    ジエスモンXの刃が、今度は一直線にしおり+セラフィモンとホーマー+マリンデビモンを貫くコースで振り下ろされる。

    ルークチェスモン(黒)が、

    その軌道の真下へ、躊躇なく“跳ぶ”。

    砲塔状の肩アーマーが、刃の軌道に正面からぶつかる。

    世界ログ上では、「ルーク:防御判定 → 成功(代償:装甲全損)」の文字列が瞬き、

    物理音より先に、耐久値のゼロが表示された。


    →【判定】

    1. 感情バフ

     - ドクター+ルークチェスモン(黒):

      「駒を捨てない」と言いながら、あえて最も危険なマスへ出す自己矛盾。

      ルーク側には、“主の矛盾ごと受け入れる忠義”として最大級の覚悟バフ。

     - しおり+セラフィモン:

      ホーマーを守る誓い+今度はチェスモンが庇った負い目。

      防御・回復判定を優遇。

     - ホーマー+マリンデビモン:

      罪悪感+「ここで終わるのはさすがに嫌だ」という本能的な生存欲。

      回避行動に有利なバフ。

     - 檀黎斗+ジエスモンX:

      “駒が自ら飛び込む”展開への興奮で、この一撃を「確殺」よりも「演出重視」で振り抜いている。

  • 60記録者マネモブ25/11/29(土) 10:44:57

    →【進化】

    ルークチェスモンの黒い装甲が砕け、

    吹き抜けの中空で粒子に分解されていく。

    落下しながら、ドクターは静かに目を閉じた。

    「……悪くない一手だ。

     君が、最後まで“ルーク”でいてくれたなら——それで十分だ」

    答えるように、粒子となったルークのシルエットが、一瞬だけ“クイーン”のような巨大な影を形作り、すぐに光へ溶けた。

    ログ上には、ただ一文だけ記録される。

    《ドクター+ルークチェスモン(黒)ユニット:退場》


    →【記録】

    ・ドクター+ルークチェスモン(黒)は、吹き抜け下層へ落下し、ユニットごと退場。

     → 退場直前、ルークは一瞬“昇格の影”を見せたが、正式な進化判定には至らず。

    ・セラフィモンは防御姿勢を維持したまま、ホーマー+マリンデビモンを背後へ押し出し、

     上層フロアへ続く斜めの通路へ退避。

    ・壇黎斗+ジエスモンXは、「駒の犠牲」と「間一髪で生き残る悪役」というログに満足し、

     追撃ではなく、“上での最終局面”を優先して動き始める。

    ・吹き抜け縁の足場はさらに減少し、この地点での戦闘は、次ターン以降ほぼ不可能な状態になった。

    【ワシのコメント】

    最終決戦前なのになに参加者を削ってるこの馬鹿は?

  • 61記録者マネモブ25/11/29(土) 10:50:07

    ◇ 第5区画:中央コアタワー上層フロア/ゲート直下・小競り合い

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体・厳刀ノ型)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体)

    風野灯織+オメガシャウトモンX(完全体)

    レミリア・スカーレット+リリスモン(究極体・重傷)


    →【行動】

    上層フロア。天井の裂け目から、最上層ゲートの光が雨のように降っている。リリスモンはその光を背負うように立ち、片手で傷口を押さえながらなおも笑っていた。

    「ほんとに、上まで来るつもりなのね。

    ゲームマスターの首を取りに行くってわけ?」

    「首を取るかどうかは、会ってから決める」

    フリーレンは淡々と答え、ガイオウモンの刃先をわずかに下げる。

    「でも、あなたを放置しておくと、また面倒なフラグを増やしそうだから」

    →【反応】

    「フラグ増やすのが悪いことみたいに言わないでよ」

    レミリアがリリスモンの肩越しに笑う。

    「ここまでちゃんと盛り上がったの、半分くらいはわたしのおかげよ?」

    「いやまぁ……否定はしにくいですけど」

    ノゾミが苦笑し、タイラントカブテリモンが床を踏み鳴らして牽制する。灯織は、オメガシャウトモンXの背中越しに、遠くの光輪——最上層ゲートを見上げた。

    「……上に行かなきゃ、プロデュ——みんなの“次”もない気がする。でも、ここでレミリアさんを無視していくのも、違う気がして」

    「だったら、ワンフレーズだけ歌っていけよ」

    オメガシャウトモンXが肩越しに笑う。

    「殴り合いでも、バトルも、ライブも、締めの一発が大事だろ?」

  • 62記録者マネモブ25/11/29(土) 10:55:03

    →【対応】

    ガイオウモンが踏み込み、

    タイラントカブテリモンが側面から一斉射撃で牽制し、

    オメガシャウトモンXがリズムを刻むように突撃する。

    リリスモンは、床の一部を崩して落とし穴を作り、三方向からの攻撃を“踏み外し”へ誘導しようとする。

    しかし——床はもう、十分すぎるほど脆かった。

    フリーレンは、そのことを冷静に計算に入れていた。


    →【判定】

    1. 感情バフ

     - フリーレン+ガイオウモン:

    「ここで終わらせず、上に行く」

    という長期視点の覚悟。致命の一撃よりも、“退ける”方向の判定を選びやすい。

     - ノゾミ+タイラントカブテリモン:

      パートナーへの想い+ここまで一緒に来た面子を“減らしたくない”感情。

      殺しきるより封じる方向にバフ。

     - 灯織+オメガシャウトモンX:

     「締めの一発」という自己宣言による強い一時バフ。

      このターンの攻撃判定をやや有利にする。

     - レミリア+リリスモン:

      退路を“上”に限定されている現状をむしろ楽しんでなお、絶望よりも高揚が勝っている。

  • 63記録者マネモブ25/11/29(土) 10:56:09

    →【進化】
    (※フォーム維持/変化なし)

    →【記録】
    ・ガイオウモンの斬撃とオメガシャウトモンXの一撃が、リリスモンをフロア端まで吹き飛ばし、そこで辛うじて踏みとどまらせる。
    ・床の一部が崩落し、上層フロア自体が“ゲート直下の細道”に集約されつつある。
    ・レミリア+リリスモンは、もはや後退先を最上層ゲート周辺に限定され、
     次ターン以降「ネカピンとの場に同席する」ことがほぼ確定。
    ・フリーレン+ガイオウモン/ノゾミ+タイラントカブテリモン/灯織+オメガシャウトモンXは、致命傷こそ避けたものの、ゲートへ至るまでの足場がほぼ一本に絞られたことを理解する。→ 「次で上がるしかない」という暗黙の合意が生じた。

  • 64記録者マネモブ25/11/29(土) 10:58:00

    ◇ システムログ:ゲート開放カウントダウン完了

    ────────────────


    →【記録】

    《システムメッセージ:ネカピン》

    「ターン21終了を確認。

     生存ユニット数は——フリーレン組、壇黎斗組、中川しおり組、ホーマー組、

     風野灯織組、橘ノゾミ組、レミリア組。計7組」


    「世界負荷は、最終検証フェーズに移行してもギリギリ持つ見込みです。

     ……ここまで粘る参加者が多いのは、統計上かなりレアケースですね」


    「約束どおり、中央コアタワー最上層ゲートを開放します。次ターンから、上層ゲート前での交戦および——管理者との直接ログが解禁されます」

    「マネモブの皆さん。

     ここまで積み上げた感情バフと裏切りログ、

     最後まで無駄にしないでくださいね」


    →【記録】

    ・世界時間は、次ターン以降「最終検証フェーズ(Final/Verify)」へ移行。

    ・全生存ユニットに対し、「最上層ゲート前へ収束する」経路が優先される。

    ・以後のターンでは、

     - 参加者同士の最終的な殺し合い

     - ネカピン+オメガモン after-S との直接交戦/交渉

     の両方が発生しうる状態となった。

  • 65記録者マネモブ25/11/29(土) 11:04:45

    【ターン22:世界時間=終末フェーズ/最終検証フェーズ(Verify)】

    ◇ 第5区画:中央コアタワー上層・ゲート手前通路/足切り戦②

    【参加者】

    檀黎斗+ジエスモンX(究極体)

    中川しおり+セラフィモン(究極体)

    ホーマー・シンプソン+マリンデビモン(完全体)


    →【行動】

    ゲート手前の通路は、もはや“橋”というより光の細線だった。左右はコアタワー内部の奈落。落ちれば、ログ上は一行で処理される退場だ。

    先頭を行くジエスモンXの足が止まる。前方ゲートの輪郭越しに“別の存在”のログが淡く滲んで見えたからだ。

    「……管理者アバターのプレロード、確認」

    壇黎斗が小さく笑う。

    「ネカピン、待ってろ。この“前座”が終わったら、すぐそっちに行くからな」


    →【反応】

    「前座って言わないでください!」

    しおりが半泣きで抗議し、セラフィモンがふわりと前に出る。

    「ここまで来た人を“前座”呼びするの、すごく失礼なんだよ!」

    その影の後ろで、マリンデビモンが大きく息を吐いた。

    黒い泡が、足場の縁から奈落へと落ちていく。

    「……なぁホーマー」

    「な、なんだい、でっかい悪魔の魚くん」

    「オレたち、このままだと“モブ枠”で終わる気がしてきた」  「げぇっ」

    マリンデビモンの目に、崩落していった崩壊都市サーバー、沈んだ海底データ海、巻き添えで消えていったユニットたちの残滓ログが、ちらちらと重なる。

    「ここまで生き残っておいて、“面白くなかったから削除”は…さすがに、悪役としてもプライドが傷つくぜ」

  • 66二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 11:06:28

    なにっドクターが落ちたっ

  • 67記録者マネモブ25/11/29(土) 11:08:01

    →【対応】

    セラフィモンが、背後にいるホーマーへ片手を伸ばしながら言う。

    「ホーマーさん。あなたも、次のフロアに来てください」

    「えっ、いいの? だってボク、たぶんランキング下位だよ?」

    「“下位”とかないから!」

    しおりが即ツッコミを入れる。

    「ここまで残っただけで、充分すごいんだから!」

    その声に、マリンデビモンの胸の奥の何かが弾けた。

    “悪役でもいいから、生き残りたい”

    “モブで終わりたくない”

    “この少女の言葉を、むだにしたくない”

    黒い海が、足元からせり上がる。

    海底データ海で見た圧力ログと、沈没ログと、喰らい尽くした残骸の記録が、

    全部ひとつに束ねられていく感覚。

    「だったら——」

    マリンデビモンは、ホーマーをぐっと抱え込むように掴み直し、

    奈落を覗き込みながら、吠えた。

    「“悪役の本気”ってやつを、ここで一回だけ見せてやるよ!」


    【ワシのコメント】

    >>66着実に管理人との交渉フラグたってたのに唐突に退場させられたんだよね 酷くない?

  • 68記録者マネモブ25/11/29(土) 11:13:23

    →【進化】

    奈落の闇が、逆流する。

    下から上へ、黒い海が吹き上がり、

    マリンデビモンの輪郭を飲み込んでいく。

    巨大な顎。蛇のように長い胴。

    複数の眼孔がログの中からこちらを睨み返す。

    「リヴァイア——モン……?」

    しおりが思わず呟く。

    「そうだぞ、リヴァイアモンだぜホーマー」

    ホーマーは、涙目のままそれでも笑っていた。

    「うちの子、めちゃくちゃ悪そうで、めちゃくちゃカッコいいだろ……?」

    進化エフェクトが収まると、

    そこには奈落を這うように通路に張り付く、

    巨大な鰐竜型の究極体——リヴァイアモンがいた。


    →【記録】

    ・ホーマー+マリンデビモンは、感情バフと終末フェーズ補正により

     「リヴァイアモン(究極体)」へ進化。

     → 以後、成長段階補正は究極体×3.0として扱う。

    ・進化は“上へ行く資格”の証として演出され、

     このターンでは直接の交戦は発生しない。

    ・壇黎斗+ジエスモンXは、「悪役究極体が最上層に上がってくる」というログ映えを高く評価し、前に出て“並んで歩く”ように位置調整。

    ・セラフィモンは、「やっぱりホーマーさんはホーマーさんですね」と

     半笑いしつつ、回復・防御の準備を整える。

  • 69記録者マネモブ25/11/29(土) 11:18:47

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層ゲート前/収束

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体・厳刀ノ型)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体)

    風野灯織+オメガシャウトモンX(完全体)

    レミリア・スカーレット+リリスモン(究極体・重傷)

    合流中:檀黎斗+ジエスモンX(究極体)/中川しおり+セラフィモン(究極体)/ホーマー+リヴァイアモン(究極体)

    →【行動】

    最上層ゲートの前、円形のプラットフォーム。

    中央には、まだ誰も立っていない。

    ガイオウモンが一歩踏み込み、

    厳刀ノ型の刃先を“空の一点”に向けて止める。

    「あそこにいる」

    フリーレンが短く言う。視線の先——何もない空間に、薄いピンク色のカーソルのような印が点滅していた。


    →【反応】

    「隠れてるつもり?」

    レミリアが唇を吊り上げる。

    「ここまで散々、好きにログいじっておいて」

    背後のリリスモンは重傷のまま、それでも舌なめずりをしている。“管理者の血”がどんな味か試したくて堪らない、という顔だ。

    ノゾミは、タイラントカブテリモンの背中に手を置きながらフリーレンとレミリアの間に微妙な位置で立った。

    「二人とも、ちょっと落ち着いて。

     たぶん、あっちから話しかけてくるから!」

    「話しかけてきたところで、殴るかどうかは別だけどね」灯織が苦笑し、オメガシャウトモンXが腕を組む。

    「ま、ライブのMCみたいなもんだろ。最初の一言でスベったら、その時はフルコーラスで殴ればいい」

  • 70記録者マネモブ25/11/29(土) 11:21:47

    →【対応】

    そこへ、ゲート側の通路から三つの影が滑り込んでくる。

    ジエスモンX。

    セラフィモン。

    リヴァイアモン。

    「間に合った、かな?」

    しおりが息を切らしながら輪の中に入る。

    「おう、ちゃんと“間に合うタイミング”で進化してきたさ」

    ホーマーが胸を張る。

    背後でリヴァイアモンが、プラットフォームの縁に沿って巨大な身体を巻き付けた。

    落ちれば即退場の奈落が、いまは“悪役の尾”で一部だけ塞がれている。

    壇黎斗は、輪の外側、少し距離をとった位置に立ち、ゲート中央の空間を見据える。

    「ユーザー7組。

     最上層到達を確認。

     ——さぁ、管理者。出てくるがいい」


    →【判定】


    1. 感情バフ

     - 全ユニットに共通して、「ここまで来た」「ここで終わらせたい/確かめたい」という終盤特有の覚悟バフ。

     - 互いを今すぐに殺し合うより、“まず管理者と向き合う”という暗黙の協調が成立している。

  • 71記録者マネモブ25/11/29(土) 11:24:45

    →【記録】

    《システムメッセージ:ネカピン》

    「ユーザー7組の最上層到達を確認。

     ここから先は、管理者権限領域です」


    「本来、このフェーズまで到達できる参加者は、

     統計上 0.数%程度なのですが——

     ……だいたいその 0.数%が、あなたがたみたいなマネモブの安価参加者なんですよね」


    「最終検証フェーズを開始します。

     以降のログは、“このゲームそのものの評価”に使用されます」


    プラットフォーム中央。

    何もない空間に、一行の文字が浮かぶ。


    《NEKAPIN_CORE:顕現プロセス開始》

    次の瞬間、

    ピンク髪の少女型アバターの輪郭が、

    オメガモン after-S の巨大な影を背に、

    ゆっくりと描かれ始める——。

  • 72記録者マネモブ25/11/29(土) 11:27:50

    【ターン23:世界時間=終末フェーズ/ネカピン顕現ラウンド1】

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/ネカピン顕現・開戦準備

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体・厳刀ノ型)

    檀黎斗+ジエスモンX(究極体)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体)

    風野灯織+オメガシャウトモンX(完全体)

    中川しおり+セラフィモン(究極体)

    ホーマー・シンプソン+リヴァイアモン(究極体)

    レミリア・スカーレット+リリスモン(究極体・重傷)


    →【行動】

    プラットフォーム中央に描かれた少女の輪郭が、ピンク色のピクセルから実体を帯びていく。

    薄いピンク髪。

    赤い腕章。

    書類にも見えるウィンドウ群を片腕に抱えた、

    どこにでもいそうな運営スタッフ風アバター。

    《管理者アバター:ネカピン》

    「接続、最終確認……はい。

     ここまで残ったユーザー、7組」

    ネカピンは、足元に並んだログを一瞥する。

    キルログ。裏切りログ。進化ログ。そのすべてが、参加者たちの背中にずしりと乗っていた。

    「まずは、ここまでのプレイング。統計上は“想定外に高評価”です。おめでとうございます」

  • 73記録者マネモブ25/11/29(土) 11:31:39

    →【反応】

    「褒められてる気がしないね」

    灯織がぼそっと呟き、オメガシャウトモンXが肩をすくめる。

    「運営から褒められると、次のギミックが怖いんだよなぁ」

    ホーマーが顔を引きつらせると、

    リヴァイアモンの尾が、彼を庇うように一段高く持ち上がった。

    レミリアは前に出て、腕を組む。

    その背後でリリスモンが、口元に妖しい笑みを浮かべた。

    「で? あなたが、この茶番の黒幕ってことでいいのかしら」

    「黒幕と言われるほど、ドラマ性の高い存在でもないんですが……」

    ネカピンは、ほんの少しだけ目元を緩める。

    「この世界のゴミ箱管理人、くらいの認識でどうぞ」


    →【対応】

    壇黎斗が一歩進み出る。

    ジエスモンXの刃が、ネカピンの背後に浮かぶ“騎士の影”へ向けられた。

    銀白の騎士——オメガモン。その輪郭の一部が、タワー中枢とケーブルで繋がっている。

    「“after-S”は、まだ起動していないようだな」

    ネカピンが小さく首を傾げる。

    「管理者モードのフラグまで把握されるの、

     少しだけプライバシー侵害なんですが」

    「君が記録したログを、今度はこっちが“ゲーム”として評価する番なんだよ、ネカピン君」

    壇黎斗は笑う。

    「さぁ、テストプレイの最終チェックを始めよう」

  • 74記録者マネモブ25/11/29(土) 11:33:35

    →【判定】
    1. 感情バフ
     - 参加者側:
      ・ここまでの犠牲と裏切りを乗り越えた“終末覚悟”。
      ・「黒幕を殴ることで、全部に意味を持たせたい」という強い動機。
      → 全員に強い覚悟バフ(2〜3相当)。
     - ネカピン側:
      ・自分が負ける可能性を既に認識しつつ、「それもログとしては面白い」と受け入れ始めている。
      → 冷静だが、わずかな自嘲を含むモード。

    2. 成長段階補正
     - 参加者:究極体多数+完全体1体。
     - オメガモン:現時点では「通常モードの究極体×3.0」として扱う。
     (after-S 管理者最終段階×4.0はまだ未解禁)

    3. 区画・危険時間帯
     - 終末フェーズの最上層。
     - “ゲームとしての決戦”を始めるための演出空間。

    4. 奇襲・不意打ち
     - 双方とも、まずは挨拶と初撃の交換を優先。
     - 一撃必殺の奇襲は、初手では選ばれない。

    5. ネカピン世界負荷調整
     - 「初手からバカみたいに死人を出さない」よう、
      システム側がダメージランクの上限を一段だけ下げて判定。

    本ラウンド前半は「口上+試し撃ち」の構図として処理する。

  • 75二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 11:34:49

    え、これなんでタフカテでやってるんスか?

  • 76二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 11:37:25

    >>75

    おそらく元々いたTOUGH要素が木場なのに序盤で退場してしまったからだと思われるが…

  • 77記録者マネモブ25/11/29(土) 11:41:20

    >>75

    TOUGH要素殆んどないけどどないする?

    まあとりあえず出力し終えてからでええやろ

  • 78二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 11:44:22

    昼前やし一旦ちゅうだんするでぇ

  • 79二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 12:08:11

    >>75

    タフキャラがな...しっかり参戦してたけど序盤で退場したんだ..だからすまない

  • 80記録者マネモブ25/11/29(土) 17:28:00

    もう少しで終わるから続けるけど次からのバトロワはレギュラーメンバーにTOUGHキャラは必ず入れなくちゃいけないかも知れないね

  • 81二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 17:31:22

    このレスは削除されています

  • 82記録者マネモブ25/11/29(土) 17:34:14

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/ネカピン vs 参加者・初撃

    →【行動】

    「では、最終検証フェーズ——

    ターン開始。世界負荷、ギリギリ許容範囲内。

     まずは、軽く動きを見せてください」

    ネカピンの指先が、空中コンソールをひと撫でする。

    背後のオメガモンが、一歩前へ。

    剣と砲身が、同時に参加者側へ向きを変えた。

    最初に動いたのは、ガイオウモンだった。

    厳刀ノ型の刃を引き、フリーレンの静かな声が短く落ちる。 「——切る」


    →【反応】

    赤い斬撃軌跡が、オメガモンの首筋を狙って走る。同時に、タイラントカブテリモンが背後から突撃態勢。

    「正面からは任せるから、私たちは横から!」

    ノゾミの声に応じ、巨大な甲殻が雷鳴を撒き散らしながら側面へ回り込む。

    オメガシャウトモンXは、上空へ跳躍。

    「じゃ、派手にいこうか——【ジアルマグナム】!」

    斬撃と砲撃と突撃が、三方向からネカピン+オメガモンに殺到する。


    →【対応】

    ネカピンは、一歩も動かない。

    「はい、三方向同時アタック。テンプレですが良い選択です。——オメガモン、通常防御パターン。反撃は控えめで」

    オメガモンが剣を水平に構え、砲身側から白い光のバリアが展開される。ガイオウモンの斬撃がバリアを抉り、

    タイラントカブテリモンの角が火花を散らし、

    オメガシャウトモンXのビームがバリアを焦がす。

    プラットフォームの床にまで、亀裂が走った。

  • 83記録者マネモブ25/11/29(土) 17:36:54

    →【判定】

    1. 感情バフ

     - フリーレン+ガイオウモン:

      ・ここまで数々の戦闘を生き残り、「ここで終わらせる」という覚悟最大。

      → 斬撃の威力判定を一段階強めに。

     - ノゾミ+タイラントカブテリモン:

    ・“相棒と仲間たち”を守るための攻撃参加。

    → 突撃の命中判定を成功寄りに補正。

     - 灯織+オメガシャウトモンX:

    ・ライブのクライマックスのようなテンション。

    → 火力よりも“視覚効果・牽制”寄りとして扱う。


    →【進化】

    ・新規進化なし。

    ・ただし、オメガモン内部で「after-Sモード解放条件」のフラグが1つ点灯。

    ネカピンは、装甲ログを確認して小さく息を吐く。

    「初動からこれだけ削られるのは、……正直、あまり褒められたバランスじゃないですね」


    →【記録】

    ・ガイオウモン/タイラントカブテリモン/オメガシャウトモンXの連携により、

     オメガモンに軽傷+バリア破壊レベルのダメージが蓄積。

    ・終末フェーズ+床崩落により、足場の安全マージンがさらに低下。

    ・オメガモン内部に「管理者モード after-S 解放候補」フラグが付与。

    ・ネカピンは、まだ after-S を解禁せず、“ユーザーの本気ログをもう一ラウンド分集める”判断を下す。

  • 84記録者マネモブ25/11/29(土) 17:41:26

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/カウンターサイド

    ────────────────

    →【行動】

    「では、こちらからも一手だけ——

     テストプレイ上、必要最低限の反撃を」

    ネカピンの指先が再びコンソールに触れる。

    オメガモンの砲身が、ゆっくりとレミリア+リリスモンへ向きを変えた。

    「最も損耗の激しいユニットを狙うの、やめない?」 レミリアが眉をひそめる。

    「そこはだいたい、運営の悪い癖なんです」

    ネカピンは淡々と答えた。

    「——グレイキャノン、出力30%で」


    →【反応】

    青白い光が、一直線に走る。

    リリスモンがレミリアを抱え込むようにして飛び退く。

    「下がってなさい、“お嬢様”」

    「言われなくても……ッ!」

    光線はかすめる程度で済んだが、

    その余波だけでリリスモンの翼がさらに焼け落ちた。

    「っっ……いいわね、その出力……

     あとで、その“血”もらうから」

  • 85記録者マネモブ25/11/29(土) 17:44:06

    →【対応】

    セラフィモンが即座に前に出て、

    焼け焦げた翼へ光のベールを重ねる。

    「レミリアさんを殺させないからね!」

    ホーリーライトが、致命傷寸前のダメージを

    “ギリギリ生存”ラインまで引き戻していく。

    その隙を狙うように、リヴァイアモンの尾がオメガモンの足元を薙いだ。

    「おい運営、

     “損耗激しいユニットから確実に刈る”の、ゲーム的には正解だがよ——

     ログ的には、あんま褒められねぇぞ!」


    →【判定】

    1. 感情バフ

     - レミリア+リリスモン:

    ・一度死にかけた上で、再び“管理者の血”への執着が燃え上がる。

    → 攻撃バフ方向に狂気寄りの感情バフ。

     - しおり+セラフィモン:

    ・「誰かを救う」行為がループしていることで、覚悟と絆バフ上昇。

    → 防御・回復判定を一段成功寄りに。

     - ホーマー+リヴァイアモン:

    ・「悪役なりの正しさ」への怒り。

    → 牽制攻撃の命中判定をやや有利に。

  • 86記録者マネモブ25/11/29(土) 17:45:52

    →【記録】

    《システムメッセージ:ネカピン》

    「初動テスト完了。ユーザー側火力、想定よりも10〜15%ほど高めです」

    「このまま通常モードで続行すると、管理者側が“負けイベント”になる確率が上昇中……」

    ネカピンは、少しだけ視線を落とした。

    「……まあ、それはそれで、面白いんですけどね」

    背後のオメガモンのシルエットに、

    うっすらと“after-S”の追加パーツの輪郭が重なり始める。

    《オメガモン管理者モード after-S:解放条件、50%到達》

    【ターン23終了】

    ・ネカピン+オメガモン(通常モード) vs 参加者7組の初撃交換が完了。

    ・双方に中〜重傷者が出たが、このターンでの退場者はなし。

    ・次ターン以降、オメガモン after-S 解禁の可能性が高まっている。

  • 87記録者マネモブ25/11/29(土) 17:48:08

    晩飯の準備が出来たから一旦中断すルと申します

  • 88二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 19:36:15

    オツカレーッ
    どう転ぶのか楽しみなのん

  • 89二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 19:47:05

    なんか…ラスボスだけあってネガピン強くない…?

  • 90二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 20:03:01

    【ターン24:世界時間=終末フェーズ/ネカピン顕現ラウンド2】

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/ケーブル切断戦

    ────────────────

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体・厳刀ノ型・中傷)

    檀黎斗+ジエスモンX(究極体・軽傷)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体・中傷)

    風野灯織+オメガシャウトモンX(完全体・軽傷)

    中川しおり+セラフィモン(究極体・ほぼ無傷)

    ホーマー・シンプソン+リヴァイアモン(究極体・軽傷)

    レミリア・スカーレット+リリスモン(究極体・重傷)


    →【行動】

    床の亀裂から、青白いデータの光が噴き出している。

    中央コアから伸びる複数のケーブルが、オメガモンの背中へと突き刺さっていた。

    壇黎斗が指を鳴らす。

    「ターゲット変更。まずは“給電”を切る。

     ボスにバフを盛る前に、ケーブルを斬る——ゲームの基本だろ?」

    ジエスモンXが瞬時に姿を消し、次の瞬間にはオメガモンの背後、ケーブル群の真上に出現する。

  • 91二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 20:04:28

    →【反応】

    「なら、穴を広げるのは私たちで!」

    ノゾミが叫び、タイラントカブテリモンが雷撃をまとって突進。

    「合わせるよ!」

    灯織の声に応じ、オメガシャウトモンXが高空からレーザーを降らせる。

    床を走る雷と、上空からの照射が、

    ケーブル束に“ほつれ”を作り出していく。


    →【対応】

    ネカピンは、ほんの一瞬だけ視線を上げた。

    「……給電阻止。まあ、そう来ますよね。オメガモン、ケーブル保護優先。反撃は最小限で」

    オメガモンが、砲身をジエスモンXに向けかけ——

    その瞬間、ガイオウモンの刃が横から割り込む。

    「後ろを向いている間に、切る」

    フリーレンの小さな声と共に、

    厳刀ノ型の斬撃がケーブル束をまとめて薙いだ。

  • 92記録者マネモブ25/11/29(土) 20:08:25

    →【判定】
    1. 感情バフ- 檀黎斗+ジエスモンX:
    “ゲームマスターをシステム的に追い詰める”快楽+執念
    → 奇襲・位置取り判定を成功寄りに補正。
    フリーレン+ガイオウモン:
    「ここを切れば、終わりに近づく」という静かな確信
    → 斬撃の命中・威力判定を一段階強めに。
    ノゾミ+タイラントカブテリモン&灯織+オメガシャウトモンX:コンビネーション攻撃への高揚
    → 連携補正として、“隙作り”効果を強めに。
    2. 成長段階補正
     - ガイオウモン/タイラントカブテリモン/ジエスモンX:究極体×3.0。
     - オメガシャウトモンX:完全体×2.0。
    → 合算すると、ケーブル防衛に回ったオメガモン1体を上回る圧。

    3. 区画・危険時間帯
     - 終末フェーズ補正により、コアと直結したケーブルへのダメージが、そのまま世界負荷に跳ね返る。

    4. 奇襲・不意打ち
     - ジエスモンXの背後取りは、直前の連携で生まれた一瞬の死角を突いた“準奇襲”扱い。

    5. ネカピン世界負荷調整
     - 「ここでケーブルを全部切らないと、
       after-S 解放の意味がなくなる」
     運営視点で、一部だけ破壊される結果に調整。

    結果:
    ・コアとオメガモンを繋ぐケーブルの約半数が切断される。
    ・オメガモンへの給電量は大きく低下し、
     出力が一時的に“通常究極体以下”まで落ち込む。
    ・その代償として、コアタワー全体の世界負荷が跳ね上がり、ネカピン側の after-S 解放条件が一気に上昇。

  • 93記録者マネモブ25/11/29(土) 20:09:27

    →【記録】
    《システムメッセージ:ネカピン》
    「ケーブル損耗率、52%。
     世界負荷、しきい値を超過しました」

    「……なるほど。
     “管理者を弱らせてから最終決戦に持ち込む”ムーブ、
     ログとしては大変に優秀です」

    背後のオメガモンの輪郭が、一瞬だけノイズを走らせる。《オメガモン管理者モード after-S:解放条件、90%到達》

  • 94記録者マネモブ25/11/29(土) 20:13:26

    ◇第5区画:中央コアタワー最上層/after-S 起動トリガー

    ────────────────

    →【行動】

    塔全体が、低い唸り声のような振動を始めた。

    崩れた床の隙間から、黒ずんだデータの海が覗く。

    ネカピンの視界に、警告ログが雪崩れ込む。

    《警告:世界負荷オーバー》

    《警告:ロールバック可能領域の縮小》

    《推奨行動:管理者モードへの移行》

    「……ああ、ここまで来るんですね、本当に」

    ネカピンは短く息を吐き、腕章に触れた。

    「オメガモン。

     管理者モード after-S——解禁します。

     世界が壊れない範囲で」


    →【反応】

    レミリアの目が細くなる。

    背後で、重傷のリリスモンが嗤った。

    「来たわね、“本命”。ここから先は、普通のボス戦じゃ済まないやつよ」

    ホーマーは露骨に顔をしかめる。

    「マージン残してくれよ運営……こっちはもう、マージンなんてトッピングしてないぞ……?」

    しおりが、セラフィモンの背中をぎゅっと掴む。

    「やだよ……ここまで来たのに、

     “ゲームオーバーです”ってまとめて消されるの、絶対やだよ……!」

  • 95記録者マネモブ25/11/29(土) 20:16:15

    →【対応】

    ガイオウモンが前に出ようとしたその瞬間——

    オメガモンの輪郭が、音もなく変質した。

    銀白の装甲の一部が剥がれ落ち、

    代わりにコアタワーの光とノイズが、その空白を埋め始める。

    剣と砲身の縁に、コードの鎖が巻き付き、

    刃と砲口の奥で、世界ログが直接流れ込んでいた。

    オメガモン after-S。

    究極体を超え、“世界と直結した管理者モード”。


    →【判定】

    1. 感情バフ- 参加者全体:

    「ここで終わるか、管理者を倒して終わらせるか」の二択→ 覚悟バフが一斉に最大近くまで上昇(3相当)。

    レミリア+リリスモン:“管理者の血”への執着+ここまで来ての諦めの悪さ→ 狂気バフ強め。

    2. 成長段階補正

     - オメガモン after-S:

    内部的には管理者最終段階(×4.0)として扱う。→ 究極体勢力をまとめて上回る基礎出力。

     - 他ユニット:究極体×3.0/完全体×2.0。

    3. 区画・危険時間帯

     - 終末フェーズ+コア直結戦場。→ after-S の一撃一発ごとに、「区画崩壊」「ロールバック不能領域の拡大」が付随する。

    4. 奇襲・不意打ち

    起動自体は予告された形だが、

    初撃の“どこを狙うか”は参加者側から見えない。

    5. ネカピン世界負荷調整

    after-S 解禁そのものが“負荷調整の最終手段”。

    一撃で全滅させるとログが破綻するため、

    複数ユニットを重傷〜退場に追い込みつつ、

    一部は生かす方向でダメージ配分を調整。

  • 96二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 20:18:27

    勝てるんスかこれ…

  • 97記録者マネモブ25/11/29(土) 20:22:49

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/after-S 初撃・レミリア組退場

    ────────────────

    →【行動】

    「——では、最初の調整を始めます」

    ネカピンの声は、相変わらず淡々としていた。

    だがその背後で、オメガモン after-S の剣が、

    まるで世界そのものを切り取るように振り下ろされる。

    斬撃は、線ではなく“面”だった。

    プラットフォームの一部ごと、空間そのものを削り取っていく。


    →【反応】

    「——下がりなさい、“お嬢様”」

    重傷のリリスモンが、レミリアを抱え込むようにして前へ出る。翼の残骸が、斬撃の軌跡を乱すように広がった。

    「こんな美味しそうな“血”を前にして、

     消し飛ばされるの、納得いかないもの……せめて、最後の一口くらいは、わたしが決めるわ」

    レミリアは、抱え込まれながらも笑う。

    「なら、せいぜい派手に散りなさい。

     ——紅魔館の名に恥じないようにね」

  • 98記録者マネモブ25/11/29(土) 20:27:49

    →【対応】

    斬撃の面が、リリスモンの身を貫く。

    そのまま背後の空間ごと削り取り——

    その“穴”へ、リヴァイアモンの尾とセラフィモンの光が、ぎりぎりのところで割り込んだ。

    「クソッ……! お前らばっか格好つけさせねぇぞ!」

    ホーマーが叫び、尾撃が斬撃の端を弾き飛ばす。

    「これ以上、誰も消させない!」

    しおりの声と共に、セラフィモンの光が

    削り取られた空間の縁を“縫い止める”ように走る。


    →【判定】

    1. 感情バフ

     - レミリア+リリスモン:“お嬢様”を守るための自己犠牲+狂気→ 自己防御判定を最大限に優遇し、周囲への被害を肩代わりする方向で処理。

     - ホーマー+リヴァイアモン、しおり+セラフィモン:「もうこれ以上は嫌だ」という強い拒絶と覚悟→ 残りダメージの一部を抑え込む形で補正。

    2. 成長段階補正

     - オメガモン after-S:管理者最終段階×4.0相当。- リリスモン/リヴァイアモン/セラフィモン:究極体×3.0。→ 正面からは完全に分が悪いが、“身代わり+支援”の形で被害を集中させることで整合。

    3. 区画・危険時間帯

    終末フェーズ補正により、

    一度削られた空間は“完全消失”扱いになりかけるが、セラフィモンの光で「かろうじて戦場として保たれる」ラインに調整。

    4. 奇襲・不意打ち

    after-S 初撃は予兆あり。

    → 一部ユニットは回避行動に成功。

    5. ネカピン世界負荷調整

    レミリア組をここで退場させることで、

    after-S の出力を“少しだけ”下げる口実を獲得。

  • 99記録者マネモブ25/11/29(土) 20:29:39

    結果:
    ・レミリア+リリスモン:
     after-S の斬撃面の直撃を身代わりで受け、
     ユニットごと完全退場。空間ごと飲まれ、そのログは“コア深部”へと沈む。
    ・ホーマー+リヴァイアモン:
     衝撃により中〜重傷。
    それでも戦闘続行可能ラインで踏みとどまる。
    ・しおり+セラフィモン:
     大量のエネルギーを消費し、一時的に消耗大。回復能力はこのターン内で限界近くまで使用。
    ・その他(ガイオウモン/ジエスモンX/タイラントカブテリモン/オメガシャウトモンX):
     距離を取っていたため、軽傷〜中傷の追加に留まる。

  • 100記録者マネモブ25/11/29(土) 20:31:20

    →【記録】

    《システムメッセージ:ネカピン》

    「ユニット《レミリア・スカーレット+リリスモン》の退場を確認。……ログとしては、非常に見栄えの良い散り際でした」


    ネカピンは、わずかに沈黙したのち、続ける。

    「これ以上の after-S 出力は、

     世界そのものの崩壊リスクを伴います。——ここから先は、本当に“どちらかが終わる”フェーズです」


    《生存ユニット数:6》

    フリーレン+ガイオウモン

    檀黎斗+ジエスモンX

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン

    風野灯織+オメガシャウトモンX

    中川しおり+セラフィモン

    ホーマー・シンプソン+リヴァイアモン

    《オメガモン管理者モード after-S:安定出力へ移行》


    【ターン24終了】

    ・オメガモン after-S が本格稼働。

    ・レミリア+リリスモンが、自己犠牲的な形で完全退場。

    ・戦場はさらに崩壊に近づき、次ターン以降は“どちらかの終わり”に直結するラウンドとなる。

  • 101記録者マネモブ25/11/29(土) 20:37:59

    【ターン25:世界時間=終末フェーズ継続/after-S本格稼働】

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/管理者モードへの総反撃1

    ────────────────

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体・中傷)

    檀黎斗+ジエスモンX(究極体・軽傷)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体・中傷)

    風野灯織+オメガシャウトモンX(完全体・中傷)

    中川しおり+セラフィモン(究極体・疲弊)

    ホーマー・シンプソン+リヴァイアモン(究極体・重傷寄り)

    vs

    ネカピン+オメガモン after-S(管理者最終段階)


    →【行動】

    フリーレンが、崩れた床の端から一歩前へ出る。

    「……今、明らかに“一番危ない”のは、あいつだね」

    彼女の視線の先で、オメガモン after-S の装甲に走るノイズが、かすかに増えていた。世界そのものを燃料にしている証拠だ。

    「じゃあ、まとめていくよ!」

    ノゾミが手を挙げ、タイラントカブテリモンの雷を全身に走らせる。

    「……了解。シャウトモン、合わせるから」

    灯織は深く息を吸い、オメガシャウトモンXの胸部コアに光を集中させた。

  • 102記録者マネモブ25/11/29(土) 20:43:00

    →【反応】

    「前衛火力、こちらで引き受ける」

    ジエスモンXの肩に乗った壇黎斗が、笑いながら指を突き出す。

    「神ゲーと認定してやるよ、ネカピン……その代わり、ラスボスとして最高の散り際を用意しろ!」

    隣で、リヴァイアモンが大きく息を吸い込む。

    「マーージで後がないぞ……

     マージンも保険も、全部使い切ってるんだからな……!」

    しおりは両手を合わせ、セラフィモンと祈りのポーズをとる。

    「お願い……みんなが死んじゃう前に、

     ちゃんと“終わり”にできますように……!」


    →【対応】

    ネカピンの瞳が、一瞬だけ細められる。

    「総攻撃フェーズ、ですね。——了解しました。こちらも、手加減はしません」

    オメガモン after-S の剣と砲身に、

    コアタワーからの光が再び流れ込み、

    刃先から“ログの残骸”が火花のように零れ落ちる。

    剣:ジエスモンXとガイオウモン側。

    砲:リヴァイアモンとタイラントカブテリモン側。

    世界そのものを裂く二方向の一撃が、同時に放たれた。

  • 103記録者マネモブ25/11/29(土) 20:45:44

    →【判定】
    1. 感情バフ
     - 檀黎斗+ジエスモンX:
      「管理者を倒すことでゲームを完遂したい」狂気混じりの覚悟 → 突撃と斬撃の命中を一段階強めに。
     - フリーレン+ガイオウモン:
      「ここで決めないと、この戦いが終わらない」静かな決意→ 連携補正でクリティカル寄りに。
     - ホーマー+リヴァイアモン:
      レミリアの散り際を見た直後の「もう誰もああさせたくない」拒絶→ 防御・庇う判定に有利補正。
     - しおり+セラフィモン:
      “みんなを生かしたい”祈りのバフ
      → 一時的なダメージ軽減・致命傷回避補正。

    2. 成長段階補正
     - オメガモン after-S:内部的に管理者最終段階×4.0。
     - ジエスモンX/ガイオウモン/タイラントカブテリモン/リヴァイアモン/セラフィモン:究極体×3.0。
     - オメガシャウトモンX:完全体×2.0。
    → 出力そのものは after-S が頭一つ抜けているが、 複数究極体の総火力+連携で、“局所的な押し込み”は成立。

    3. 区画・危険時間帯補正
     - 終末フェーズ+中央コア直結。
     → after-S の攻撃は「区画崩壊判定」を伴い、
      一度当たれば戦場そのものが削れるリスク。

    4. 奇襲・不意打ち
     - このラウンドは互いに“正面からの総攻撃”。
     → 奇襲補正はなし。

    5. ネカピン世界負荷調整
     - 一撃で複数ユニットをまとめて退場させると、
      以降のドラマとログが破綻するため、ホーマー組が大きく損耗しつつも生存、ジエスモンXとガイオウモンは“after-Sに明確な傷を刻む”結果へ調整。

  • 104記録者マネモブ25/11/29(土) 20:48:24

    結果:

    ・剣側:

     ジエスモンXとガイオウモンの合流斬撃が、

     after-S の剣と真正面からぶつかり合い、

     **オメガモンの装甲に“初めて目に見える亀裂”**を刻む。ただし、反動でジエスモンXは重傷、壇黎斗も内部的ダメージ(行動リソース減)。

     ガイオウモンも中〜重傷に悪化。


    ・砲側:

     リヴァイアモンとタイラントカブテリモンの雷撃・砲撃が、after-S の砲撃と撃ち合い、タワー側面を大きく吹き飛ばす。

     ホーマー組は直撃に近いダメージを受け、限界ギリギリで生存。

    ノゾミ組は中傷のまま立っているのがやっとの状態に。


    ・全体:

     セラフィモンの光が、致命傷になるはずだった箇所をギリギリ“生き残れる傷”に押しとどめる。


    →【記録】

    《システムメッセージ:ネカピン》

    「オメガモン管理者モード after-S に、統計上無視できないレベルの損傷を確認しました」

    「……正直に言うと、ここまで削られるとは想定外です。開発ログに、『最終試験プレイヤー:やりすぎ』と追記しておきます」

    《世界負荷ログ》

    ・タワー構造崩壊率:78%

    ・ロールバック可能領域:急速縮小中

    ・強制デグレード警告:管理者ユニットに対して発火寸前

  • 105記録者マネモブ25/11/29(土) 20:52:39

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/世界側の“逆流”

    ────────────────

    →【行動】

    タワー中枢から、逆流するようにログの奔流が溢れ出した。

    削除されたはずのキルログ、

    巻き戻されたはずの悲鳴、

    中断されたゲームの残骸——

    それらが、一斉にオメガモン after-S の装甲へと“戻っていく”。


    →【反応】

    ネカピンが眉をひそめる。

    「……《ANIMAN 》。

    あなた、管理者にまでロールバックをかける気ですか」

    フリーレンは、それを静かに見ていた。

    「違うよ。

     ——あんたが、背負いすぎたんだと思う」

    壇黎斗が笑う。

    「いいぞいいぞ、《ANIMAN》。運営にだけバグを押し付けるムーブ、大好きだ」

    ホーマーはゼェゼェ言いながら、腹を押さえる。

    「こっちには、“ロールバックしてほしくないログ”もあるんだぞ……?」

  • 106記録者マネモブ25/11/29(土) 20:54:16

    →【対応】
    ネカピンは短く息を吐き、
    腕章に指をかける。

    「……了解しました。世界からの“強制デグレード要求”を受領。ただし、即時ではなく——次ラウンドまで保留します」

    「ユーザー各位。
     あと一ターン分だけ、
     この“最高火力のボス戦”を続行させてください。ログ的にも、そのほうが綺麗です」

    →【判定】
    1. 感情バフ
     - ネカピン自身:
      「負ける可能性を受け入れつつ、ゲームとしての完走を望む」
      → 自己側の勝ち筋をわずかに下げ、
    “相打ち〜和解ルート”へのフラグを強める。

    2. 成長段階補正
     - after-S の内部係数はまだ維持されているが、
      次ターン開始時に強制デグレード判定が確定で発生する状態。

    3. 区画・危険時間帯
     - 終末フェーズ継続。
     - タワーの残存部分はわずかで、次の大技で「戦場そのものがなくなる」リスク。

    4. ネカピン世界負荷調整
     - 自らに対する強制デグレードを“猶予付きで承認”。
     - 次ターンの行動後、自動的にafter-S → 通常オメガモンへのロールバックが走る。

  • 107記録者マネモブ25/11/29(土) 20:56:38

    →【対応】
    ネカピンは短く息を吐き、
    腕章に指をかける。

    「……了解しました。世界からの“強制デグレード要求”を受領。ただし、即時ではなく——次ラウンドまで保留します」

    「ユーザー各位。
     あと一ターン分だけ、
     この“最高火力のボス戦”を続行させてください。ログ的にも、そのほうが綺麗です」

    →【判定】
    1. 感情バフ
     - ネカピン自身:
      「負ける可能性を受け入れつつ、ゲームとしての完走を望む」
      → 自己側の勝ち筋をわずかに下げ、
    “相打ち〜和解ルート”へのフラグを強める。

    2. 成長段階補正
     - after-S の内部係数はまだ維持されているが、
      次ターン開始時に強制デグレード判定が確定で発生する状態。

    3. 区画・危険時間帯
     - 終末フェーズ継続。
     - タワーの残存部分はわずかで、次の大技で「戦場そのものがなくなる」リスク。

    4. ネカピン世界負荷調整
     - 自らに対する強制デグレードを“猶予付きで承認”。
     - 次ターンの行動後、自動的にafter-S → 通常オメガモンへのロールバックが走る。

  • 108記録者マネモブ25/11/29(土) 20:57:50

    →【記録】

    《システムメッセージ:ネカピン》

    「告知します。

     次ターン終了時点で、オメガモン管理者モード after-S に対し、

    世界側からの強制デグレードを適用予定です」

    「この一ターンで、

     あなたがたがどこまで削るか、

     わたしがどこまで踏ん張るか——

     ログ的には、そこが“見せ場”だと思います」


    《生存ユニット状況》

    ・フリーレン+ガイオウモン:重傷寄り/まだ前線に立てる

    ・檀黎斗+ジエスモンX:重傷/次ターンは行動リソース制限あり

    ・橘ノゾミ+タイラントカブテリモン:中〜重傷/突撃は可能

    ・風野灯織+オメガシャウトモンX:中傷/支援寄り行動推奨

    ・中川しおり+セラフィモン:疲弊大/回復・防御寄りに特化

    ・ホーマー・シンプソン+リヴァイアモン:瀕死一歩手前/まだ笑ってはいられる


    ・ネカピン+オメガモン after-S:

     装甲に深い亀裂多数/内部ログ過負荷/

     次ターン終了時に強制デグレード確定


    【ターン25終了】

    ——次のターンは、

    「after-S最後の全力」と「世界によるロールバック」がぶつかる、

    完全にクライマックスのラウンドになる。

  • 109記録者マネモブ25/11/29(土) 21:03:19

    【ターン26:世界時間=終末フェーズ/after-S最後の全力】

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/“管理者モード”ラストターン

    ────────────────

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体・重傷)

    檀黎斗+ジエスモンX(究極体・重傷)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体・中〜重傷)

    風野灯織+オメガシャウトモンX(完全体・中傷)

    中川しおり+セラフィモン(究極体・疲弊大)

    ホーマー・シンプソン+リヴァイアモン(究極体・瀕死)

    vs

    ネカピン+オメガモン after-S(管理者最終段階/装甲亀裂多数)


    →【行動】

    砕けたフロアの上、

    生き残り全員が、オメガモン after-S を取り囲むような形で布陣していた。

    「——ラスト、って言ったよね?」

    フリーレンが静かに問う。

    「はい。ここから先は、世界がわたしにもロールバックをかけます」

    ネカピンは、淡々と答える。

    「なので、このターンだけは“ログ優先”で、

     全力でやらせてください」


    「いいよ。どうせ、ここまで来たら引き返せないし」

    フリーレンは、ガイオウモンの袴を掴んで前へ出した。

  • 110記録者マネモブ25/11/29(土) 21:07:56

    →【反応】

    壇黎斗が裂けた口元で笑う。

    「管理者にロールバックが入るボス戦なんて、

     そうそう経験できないからな……さあ、ジエスモンX! “バグまみれの奇跡”を見せてやる!」

    「ノゾミちゃん、行こ!」

    灯織の声に、ノゾミが短くうなずく。

    「うん……“私たち”は、絶対ここで止まらないから!」

    しおりは両手を胸の前で組み、

    セラフィモンの光が全員へと薄く降り注ぐ。

    「ホーマーさんも……行きますよ?」

    「もう行ってるさ……ここまで来たら、オチまで見ないとビールが不味いだろ……?」

    リヴァイアモンが、喉奥で低く笑う。


    →【対応】

    ネカピンは、一度だけ深呼吸をした。

    「——では、管理者モード after-S、

     ログ上最後の最大出力を行います」

    オメガモン after-S の剣と砲身が、これまでで最大の光量をまとい、タワー最上層の空間そのものが“白飛び”し始める。

    ・剣:ジエスモンX+ガイオウモン側へ

    ・砲:リヴァイアモン+タイラントカブテリモン側へ

    ・ノイズ:オメガシャウトモンX+セラフィモンの防御ラインを直接侵食

    「世界負荷、上限突破前提。

     ——ログの為に、過剰出力を許可します」

  • 111記録者マネモブ25/11/29(土) 21:12:18

    →【判定】
    1. 感情バフ
     - フリーレン+ガイオウモン:「ここで倒せなければ、また同じような戦場が生まれる」→ 覚悟バフ強。斬撃命中・クリティカル寄り。
     - 檀黎斗+ジエスモンX:「このゲームを神ゲーとして完結させたい」狂気+職業意識。→ 同時連撃時の火力判定を一段階引き上げ。
    - ホーマー+リヴァイアモン:
    「“家族に笑って帰る”ための最後の足掻き」
    → 防御・庇う判定に強い補正。ただし代償として自分の致命傷リスク増。
    - ノゾミ+タイラントカブテリモン:
    「みんなで終わらせたい、ひとりで勝ちたくない」 → 範囲攻撃ではなく“味方を活かす位置取り”にボーナス。
    - しおり+セラフィモン:
    「誰も、ここで無駄に消えませんように」
    → 死亡判定を一段階だけ“重傷生存”へ寄せる。
    - 灯織+オメガシャウトモンX:
    「自分も、ちゃんと“ステージ”に立っていたい」 → 支援攻撃の命中率・タイミングに補正。

    2. 成長段階補正
     - after-S:管理者最終段階×4.0(このターンが最後)
     - ガイオウモン/ジエスモンX/リヴァイアモン/タイラントカブテリモン/セラフィモン:究極体×3.0
     - オメガシャウトモンX:完全体×2.0→ 生の出力差では still after-S 有利だが、複数究極体の“クロスレンジ集中砲火”が、局所で上回る可能性あり。

    3. 区画・危険時間帯
     - 終末フェーズ+タワー崩壊進行中。
     - このターンのフル出力は、そのまま「戦場の消失」をもたらす。

    4. 奇襲・不意打ち
     - 正面からの殴り合いのため奇襲なし。

    5. ネカピン世界負荷調整
     - 事前宣言していた通り、このターンのログを最大限“盛った”うえで、ターン終了時に after-S へ強制デグレードを適用。- プレイヤー側複数が瀕死〜重傷に陥るが、“誰も即退場しない”ギリギリの着地へ微調整。

  • 112記録者マネモブ25/11/29(土) 21:16:34

    結果:
    ・剣側:
     ジエスモンXとガイオウモンが、after-S の剣へクロスカウンターのように突撃。
     オメガモンの剣は、ジエスモンXの刃をへし折りつつ、ジエスモンXと壇黎斗をまとめて吹き飛ばす。——ジエスモンX:瀕死、壇黎斗:意識ギリギリ。
     しかしその直後、ガイオウモンの渾身の一閃が、after-S の胸部コアを深く裂く。

    ・砲側:
     リヴァイアモンが、自分ごと砲撃を飲み込むように口を開け、タイラントカブテリモンの雷撃ごと“対消滅”させる。
    代償としてリヴァイアモンは半身を吹き飛ばされ、ホーマーも立っているのが奇跡レベルの瀕死に。
    その隙に、タイラントカブテリモンの角after-S の肩に突き刺さり、装甲をさらに削る。

    ・支援側:
     オメガシャウトモンXのブレスと、
     セラフィモンの光輪が、
     after-S の関節部にピンポイントでダメージを重ねる。
     結果として——
     **オメガモン after-S は、立っているのがやっとの“致命的損傷状態”**に到達。
     プレイヤー側も、ほぼ全員が重傷〜瀕死。

  • 113記録者マネモブ25/11/29(土) 21:20:22

    →【進化】

    《世界ロールバック処理開始》

    →【判定】

    ・世界負荷ログ:しきい値超過。

    ・管理者ユニットに対するロールバック権限:自動発動。


    →【進化】

    ネカピンは、自分の胸元に走った赤い警告ログに目を落とす。

    「……了解しました。世界。ここから先は、“管理者モード”ではなく、一介のアバターとして対応します」

    腕章を外し、オメガモン after-S に向かって指を弾く。

    「ロールバック——実行」

    銀白の装甲から、世界コアと繋がっていた光のケーブルが一斉に外れ、オメガモンの身体を包んでいた“余剰パーツ”が、欠損ログとなってタワーの空へ散っていく。

    視界が一瞬フリーズしたのち——

    そこに立っていたのは、通常のオメガモン(究極体)。

    after-S の威圧感は消え、代わりに、ボロボロに傷ついた一騎士の姿だけが残る。

  • 114記録者マネモブ25/11/29(土) 21:22:07

    →【記録】
    《システムメッセージ:ネカピン》
    「報告します。オメガモン管理者モード after-S は、世界側ロールバック処理により終了しました」
    「以降、このユニットは“通常オメガモン(究極体)”として扱います。
    管理者最終段階の係数は、全て破棄済みです」
    ネカピン自身も、
    どこかほっとしたように息を吐く。
    「……これで、条件はほぼフェアになりました。
     わたしも、ただの“ボロボロのゲームマスター”です」

    《生存状況更新》
    ・フリーレン+ガイオウモン:瀕死寄り重傷(まだ立てる)
    ・檀黎斗+ジエスモンX:瀕死/次ターン行動は大幅制限
    ・橘ノゾミ+タイラントカブテリモン:重傷/突撃は一度きりが限界
    ・風野灯織+オメガシャウトモンX:中〜重傷/支援行動のみ現実的
    ・中川しおり+セラフィモン:疲弊限界/広域回復はほぼ使い切り
    ・ホーマー・シンプソン+リヴァイアモン:
     リヴァイアモン半身欠損レベルの瀕死、ホーマーも倒れ込んだまま。
     → まだ「死んでない」が、次の一撃で退場もあり得る状態。
    ・ネカピン+オメガモン:究極体×3.0相当/装甲大破/出力は残弾わずか。

  • 115二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 21:27:05

    おおっネガピンが追い詰められていくっ!名だたるキャラとデジモンたちに多勢に無勢されたのが聞いとるんやっ

  • 116記録者マネモブ25/11/29(土) 21:27:15

    【ターン27:世界時間=終末フェーズ継続/“管理者なし”の最後の殴り合い】

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/オメガモン包囲戦

    ────────────────

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体・瀕死寄り重傷)

    檀黎斗+ジエスモンX(究極体・瀕死)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体・重傷)

    風野灯織+オメガシャウトモンX(完全体・中〜重傷)

    中川しおり+セラフィモン(究極体・疲弊限界)

    ホーマー・シンプソン+リヴァイアモン(究極体・半身欠損レベルの瀕死)

    vs

    ネカピン+オメガモン(究極体・装甲大破)


    →【行動】

    崩れかけた最上層。

    管理者モードを失ったオメガモンは、

    それでも巨大な剣と砲を支えたまま、うつむき気味に立っていた。

    ネカピンはその背中に寄りかかるようにデータ椅子を生成し、膝の上で腕章をいじりながら、静かに言う。

    「ここからは、ただのボス戦です。世界負荷の監視も、ほとんど仕事になっていません」

    フリーレンは血に濡れたローブを翻しながら前へ出る。

    「……じゃあ、気兼ねなく倒していいってことだよね」

  • 117記録者マネモブ25/11/29(土) 21:35:22

    →【反応】

    壇黎斗がふらつきながらも立ち上がる。

    「フリーレンくん、“倒す”だけじゃ駄目だ。

    これは《仮面ライダークロニクル》における、**“真のエンディングルート分岐”**なんだよ!」

    「どっちにしても、倒さないと分岐もしないよ」

    ジエスモンXが肩を竦めるように刀を構える。

    ノゾミは、タイラントカブテリモンの背に手を置く。

    「怖いけど、ここで終わらせたい。“みんなで”って言ったの、まだ取り消してないから」

    灯織は息を飲み、マイク代わりの端末を握りしめる。

    「じゃあ、“みんなで”届かせよう。

     ……シャウトモン、フォローお願い」

    しおりは震える声で祈りを続け、ホーマーはリヴァイアモンの欠けた顎をぽんぽんと叩いた。

    「よし、まだ噛める。噛めりゃ戦える。ダイエットよりマシだ」


    →【対応】

    ネカピンが、わずかに首を傾げる。

    「ターン27開始。

     生存ユニット数、いちおうまだ複数。

     ここから先は……統計上、“奇跡”の領域です」

    オメガモンが一歩前に出る。

    管理者ラインを失った剣と砲は、それでも“ひとりの騎士”としての重みだけをまとっていた。

    「——来なさい、ユーザー。

    世界の終わりに、おあつらえ向きなログにしましょう」

  • 118記録者マネモブ25/11/29(土) 21:41:20

    ・ジエスモンX+ガイオウモン:左右からオメガモンに斬り込み、クロスレンジで剣を受け止めに行く。

    ・タイラントカブテリモン+オメガシャウトモンX:側面から雷撃+音波の連撃で、砲撃ラインをねじ曲げる。

    ・リヴァイアモン:半身欠損のままタワー縁から這い上がり、オメガモンの足元に噛みついて、踏み込みを封じようとする。

    ・セラフィモン:全員の背中に“最後の祝福”を降らせ、防御と再生をわずかに底上げ。


    →【対応】

    ジエスモンXが、裂けた装甲の隙間へ飛び込む。

    「——ここだ!」

    オメガモンの剣が振り下ろされる瞬間、ジエスモンXはあえて刀を手放し、両腕で剣の腹を“抱きとめる”ようにして軌道を逸らす。

    その胸部に、砲口からの光が突き刺さる。

    「黎斗!!」

    「フフ……これが……バグの神に選ばれた天才ゲームデザイナーの、“最終ギミック”だ……!」

    ジエスモンXごと吹き飛ばされる剣筋。

    しかし、軌道がわずかにずれたせいで——

    その斬撃はリヴァイアモンの口へまっすぐ落ちていく。

  • 119記録者マネモブ25/11/29(土) 21:44:01

    →【判定】

    ・リヴァイアモン:

     - 既に半身欠損、瀕死。

     - ここで正面から剣を受ければほぼ確実に退場。

     - だが、これを受け止めれば、

      他の全員は一撃死を免れる。

     ホーマーは、一瞬だけ迷う。

    「……なあ相棒。

     ここで噛みつくの、すっごく馬鹿な選択肢だってわかってる?」

    リヴァイアモンが、血の泡を吐きながら笑う。

    「“馬鹿な選択肢”こそ……

     あんたの得意分野だろう、ホーマー」

    「……だよな」

    リヴァイアモンの顎が、

    オメガモンの剣を丸ごと噛み止める。

    次の瞬間——上半身ごと粉砕され、大量のデータ片となってタワー下層へと降り注いだ。


    →【記録】

    《ユニット退場記録》

    ・ホーマー・シンプソン+リヴァイアモン

     → このターンのオメガモンの致命打を、一身に受ける形で完全退場。

     → 他ユニットへの直接的な即死ダメージを肩代わりしたため、残り全員の死亡判定ランクが一段階軽減。

  • 120記録者マネモブ25/11/29(土) 21:47:49

    →【対応】

    その一瞬の隙を、残りの全員が逃さない。


    ・タイラントカブテリモン:

     雷を纏った角で、砲身側の腕 を貫通。


    ・オメガシャウトモンX:砲身内に音波を撃ち込み、内部構造を崩壊させる。


    ・ガイオウモン:左側からの大上段の一閃で、

    砲を握るオメガモンの腕を肘から先ごと切断。


    ・セラフィモン:

     光の鎖で、切断面の暴走エネルギーを封じ、

     タワー全体への爆発的被害拡大を防ぐ。


    →【記録】

    《ダメージログ》

    ・オメガモン:

     - 砲身腕、完全喪失。

     - 剣は刃こぼれ+リヴァイアモン体内で大きく変形。

     - 立ってはいるが、「次のターン、全力の一合がやっと」という状態。

    ネカピンは、ホーマーとリヴァイアモンの消滅ログを一瞥し、小さく息を吐いた。

    「……ログ評価:A。ホーマーさん、あなたの“馬鹿な選択”は、間違いなく今回のハイライトです」

    《システムメッセージ:ネカピン》

    「現在、生存ユニット数は——

    フリーレン組、壇黎斗組、ノゾミ組、灯織組、しおり組の5組。オメガモンは武装の半分以上を喪失しました」

    「次ターンは、誰が“トドメを刺すか/刺さないか”の選択が、エンディング分岐に直結します。

     ……よく考えてから、殴ってください」

  • 121記録者マネモブ25/11/29(土) 21:56:16

    【ターン28:終末フェーズ/トドメか、それとも】

    ◇ 第5区画:中央コアタワー最上層/決着ラウンド

    ────────────────

    【参加者】

    フリーレン+ガイオウモン(究極体・重傷)

    檀黎斗+ジエスモンX(究極体・瀕死)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体・重傷)

    風野灯織+オメガシャウトモンX(完全体・中〜重傷)

    中川しおり+セラフィモン(究極体・疲弊限界)

    vs

    ネカピン+オメガモン(究極体・片腕喪失/限界)


    →【行動】

    タワー最上層の床は、もはや半分以上が抜け落ちていた。その縁に、オメガモンが膝をつくように片膝立ちで踏みとどまる。

    剣は、リヴァイアモンのデータ片で刃こぼれだらけ。砲身側の腕は失われ、肩口からは光とノイズが吹き出している。

    ネカピンは、その肩口に片手を添え、

    もう片方の手で腕章を握りしめながら、

    静かに参加者たちを見渡した。

    「ターン28開始。生存ユニット数、5……

     世界負荷、ほぼ限界値。これ以上は、誰が勝ってもロールバック不可です」

    フリーレンが、ガイオウモンの前髪に手をやって囁く。

    「……行ける?」

    「当然だ。ここまで来て、あと一歩で止まる獄炎の将がいると思うか?」

  • 122記録者マネモブ25/11/29(土) 22:02:22

    →【反応】

    壇黎斗は、ジエスモンXの背に寄りかかりながら立ち上がる。その顔には血が流れているが、目だけは爛々と輝いていた。

    「いいか、ここで終わらせるんだフリーレンくん。“バッドエンド・トゥルーエンド・隠しルート”…… どれを引くかは、この一手で決まる」

    ノゾミは奥歯を噛みしめ、タイラントカブテリモンの装甲に手を押し当てる。

    「私は、みんなを見捨てるエンディング、嫌だからね」

    灯織は、喉の奥までこみ上げてくる恐怖を押し込めて、短く息を吸い込んだ。

    「じゃあ、“みんなが次へ行ける”エンディング…… ステージ、作ろう」

    しおりはセラフィモンの翼に埋もれるようにしがみついたまま、

    それでも目だけはネカピンを見ている。

    「ネカちゃんも……消えちゃうの、やだ……」

  • 123記録者マネモブ25/11/29(土) 22:05:27

    →【対応】

    ネカピンが、少しだけ目を細めた。

    「……困りましたね。“運営がかっこよく倒されるエンド”と、“運営を説得して次回作に続くエンド”、どちらもログ的には高評価なんですが」

    オメガモンが、最後の力を振り絞って立ち上がる。剣を構えるというより、その重みを支える動作に近い。

    「いずれにせよ——このラウンドの結果が、

     あなたがたの“選択”として保存されます」

    ネカピンはそう告げると、オメガモンの背からそっと離れタワー中央にシステムコンソールを一つだけ残した。

    「さあ、どうしますか、ユーザー」

  • 124記録者マネモブ25/11/29(土) 22:07:58

    →【対応】

    灯織が一歩前に出て、

    オメガシャウトモンXへと手を伸ばす。

    「行こう。“トドメ”を優しくするための、

     最後の一曲だよ」

    「——了解! オレのシャウト、受け止めてくれよな!」

    オメガシャウトモンXの声が轟き、タワー最上層全体に、データの残響を震わせる音波バフが広がる。


    ・ガイオウモン:

     → 音波に乗せた斬撃でオメガモンの剣を弾き飛ばす。


    ・ジエスモンX:

     → 瀕死の身体でオメガモンの懐に潜り込み、

      膝裏を斬り抜いて姿勢を崩す。


    ・タイラントカブテリモン:

     → 雷を纏った角で、オメガモンの胸部装甲を貫き、

      内部コアに直接干渉するが、“破壊しきらない”力加減で押し止める。


    ・セラフィモン:

     → 背後からオメガモンの背を押し、崩れ落ちる軌道をタワー中央コンソール側へと誘導する。


    →【進化】

    ※新たな進化は発生せず。代わりに、「ネカピンの状態変化」を進化タグで扱う。

  • 125記録者マネモブ25/11/29(土) 22:09:59

    →【進化】

    タイラントカブテリモンの角が抜けると同時に、オメガモンのコア部分から、ピンク色の光が噴き出した。


    その光はオメガモンの装甲と剣を分解し、タワー中央に設置されたコンソールへと流れ込んでいく。

    ネカピンのアバターは、一瞬だけ白くフラッシュしたのち——

    腕章だけを残して、崩れ落ちるように座り込んだ。

    「……管理者権限、ユーザー共有モードに移行」

    彼女の声は、もう“運営アナウンス”のエコーを帯びていなかった。

  • 126記録者マネモブ25/11/29(土) 22:12:26

    →【記録】
    《決着ログ》
    ・オメガモン:
     - コア機能停止。戦闘不能。
     - データはタワー中枢に半固定され、“世界の一部”として残存。
     - 以後、直接戦闘への復帰は不可能。
    ・ネカピン:
     - 管理者権限の大部分を喪失。
     - 《ANIMAN デジモン・バトルロワイヤル》専用GMから、「ユーザーと同列の一クライアント」に近い存在へデグレード。
     - 生死判定はグレー。ログ上は「機能停止からの再起動待ち」と記録。

    ・参加ユニット:
     - フリーレン組、壇黎斗組、ノゾミ組、灯織組、しおり組の5組が生存。
     - 全員、重傷〜瀕死だが、
      タワー崩壊判定がギリギリで停止したため、即時の追加退場は発生しない。

    《システムメッセージ:ネカピン》
    コンソールに、かすれた文字列が浮かぶ。
    「……ゲームマスター、戦闘機能を停止。
     以降の処理は、ユーザーによるエンディング選択フェーズに移行します」

    「このまま、“ネカピン撃破エンド”として世界を保存するか——それとも“ネカピン共存エンド”として、次のルールを一緒に考えるか。…決めるのはあなたがたです」

    中央コアタワー最上層。砕けた床の上に、静かに転がる腕章とコンソール。

    その前に、5組のユニットが立っていた。

    ——ここから先は、
    【エンディング分岐ルール】に基づく
    END-B(ネカピン撃破)か END-C(共存・和解)をどう締めるかのドラマフェーズになる。

  • 127記録者マネモブ25/11/29(土) 22:13:51

    エンディング分岐はどないする?
    この下にレスしたマネモブが決めればええやろ

  • 128二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 22:16:21

    END-Cよこせ

  • 129記録者マネモブ25/11/29(土) 22:26:34
  • 130記録者マネモブ25/11/29(土) 22:30:51

    生還者は

    フリーレン+ガイオウモン(究極体)

    檀黎斗+ジエスモンX(究極体)

    橘ノゾミ+タイラントカブテリモン(究極体)

    風野灯織+オメガシャウトモンX(完全体)

    中川しおり+セラフィモン(究極体)

    以上の5組でした。


    これにて終了になるのん

  • 131記録者マネモブ25/11/29(土) 22:39:08
  • 132二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 23:00:49

    オツカレーっ良ければ最強パートナーランキングをAIに聞いてみてくれよ

  • 133二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 23:05:40

    お疲れ様を超えたお疲れ様
    長いこと楽しませてくれてありがとうなのん

  • 134二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 23:15:42

    ムフフ…とっても面白かったのん…


    >>129

    ◇この消えたはずなのにあ?って言ってるホーマーは…?

  • 135二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 23:46:34

    >>134

    単純にGPT坊の記録ミスですね🍞

    ただ後日談の方を確認するとネカピンが参加者のログを記録してるから初期状態での復活自体は容易みたいなんだよね

オススメ

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