- 1二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:02:26
- 2二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:03:53
- 3二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:04:09
- 4二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:04:25
- 5二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:04:26
ウアアアアーッ
鯱山夢女ダーーッタスケテクレーッ - 6二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:04:30
- 7二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:04:53
- 8二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:05:03
- 9二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:05:11
- 10二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:05:48
- 11二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:05:55
- 12二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:06:13
- 13二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:09:15
- 14二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:13:30
- 15二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:13:37
しゃあけど…タフのキャラの中で夢やるなら鯱山は総ツッコミ喰らうほど不自然なチョイスちゃうわっ
- 16二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:14:58
このレスは削除されています
- 17二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:15:40
とりあえず読ませてほしい
- 18二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:17:09
- 19二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:18:12
- 20二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:18:37
その夢はやめろーっ
- 21二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:18:48
- 22二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:19:39
- 23二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:22:18
あざーーーーっス
私は彼の力になれているのだろうかと思うことがある。
私は凡人だ。
普通の家に生まれ、普通の学校に通い、人並みに恋愛をして、どこにでもある小さな会社で働く事務員だ。
そんな私が普通の女と違うのはただ一つ。
私の彼は現役プロレスラーということだった。
彼と同棲をして半年が過ぎた。
私達は同棲を始めるに当たって一つのルールを決めていた。
それは『お互いの仕事に干渉しない』ということだった。
私と彼の関係は彼が私を痴漢から助けてくれたことがきっかけだった。
目撃者と当事者として何度か警察署に呼ばれるうちに打ち解け合うのに2週間。
友人として食事に行きだして2ヶ月。
バレンタインデーに私から告白して4ヶ月。
そして、彼の所属するジムが私の家のそばに移転することをきっかけにした同棲が始まって半年。
おおよそ1年の間に私は彼と人となりを知ることが出来た。
彼はあれで肉よりも魚の方が好きなこと。
私のきっかけでこれまで聞いてなかった洋楽を聴き始めたこと。
彼は奥手な人だということ。
彼は私なんかにはもったいないくらいのいい男だということ。
そして───プロレスラーという職業は、常に危険がつきまとうということ。
私も彼もいい歳をした男と女だ。20代を半ばにして費やした1年にはそれ相応のリターンがなければならない。
私は彼がいい。彼以上の出会いなんて考えられない。
だから私は───そのルールを破ることにした。
- 24二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:22:43
「今度の試合、いつなの? 見に行っていい?」
出勤前、そんなことを何となく聞いた私の目に映ったのは、形容しがたい表情をした彼の姿だった。
「え、えっ。いいんスか? だって、ルールがあったはずじゃあ…」
その鍛えられた身体に見合わないオロオロとした仕草を見せる彼。
可愛い。可愛い。
私が彼を幸せにしたい───私は、彼と幸せになりたい。
だから私は、一世一代の勝負に出たのであった。
「ルールは同棲中に決めたやつでしょ。結婚したら話は別だよ…その、そういうことになった時の予行練習ってことで…ダメかな」
「そんなこと無いっス! 俺にはもったいない話っスよ!」
即答だった。びっくりくらい即答だった。
「そっかあ……ねえ、聞かせてよ。どんな人と戦うの?」
「ブル松田ってやつっス。1回やってからちょいちょいリベンジマッチを申し込まれてるんスけどね。野郎、どんどん強くなってやがる。俺もウカウカしてらんないっス」
普段は絶対に見せない表情……怪物が人間に振るう寸前の巨大な斧のような空気を彼が纏わせる。
これがプロレスラー。これがプロの格闘家。
これが───彼が見ている世界。
「…まあ、任せてくださいよ。俺はプロレスラー、グレート・オルカの息子で、あんたの将来の旦那っスよ。勝ってみせるっス」
私が萎縮したのを悟ったのか、慣れない手つきで頭を乗せてそのまま撫でてくる。
それがあまりにもくすぐったくて、あまりにもおかしくて、私は込み上げてくる笑いを止められなかった。
- 25二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:23:58
- 26二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:24:06
だって、こんなのおかしい。
プロレスラーと知られる彼が告白もプロポーズも女にされて。
凡人と思っていた私が、プロレスラーと結婚することになるんだから。
以上っス
鯱山には相手に振り回されて欲しいっス
個人的な解釈ってやつっス
それでも文句があるならいつでも謝罪上等っスよ
それでも
- 27二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:24:39
はーっ 素晴らしい作品なのん
- 28二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:24:58
- 29二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:25:25
お見事です>>1 やはり私の睨んだ通りあなたはすごい夢女子だ
- 30二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:26:03
なにっ 同士がいた
- 31二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:26:33
お見事です>>1ボー
- 32二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:27:47
不覚にも萌えてしまった自分に驚いたんだよね エモくない?
- 33鯱山>>1子22/05/04(水) 15:35:36
- 34二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:44:54
- 35二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:45:02
クオリティが高いっスね…!
心はいつも""鯱山愛""っスよ - 36二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:50:39
- 37二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:51:23
自演するミノルに天罰が降る!!
- 38二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:51:23
- 39二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:51:58
- 40二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 15:55:06
鼬の野郎 笑っちゃうくらい必死だな
- 41鯱山>>1子22/05/04(水) 16:00:05
- 42二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 16:02:36
- 43二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 16:02:48
- 44二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 16:09:04
- 45鯱山>>1子22/05/04(水) 16:37:45
しゃあっ
タカちゃんの第一印象は「変なおじさん」だった。
変なおじさんと言ってもパパとママがたまにテレビで見ては懐かしがってる変なおじさんじゃない。
普段着が和服のおじさん。アタシよりもタブレットを使いこなすおじさん。アタシも持ってないスマートウォッチを持ってるおじさん。
クレープ屋で限定商品を譲ってもらって以来、私とその「変なおじさん」は仲良くなっていた。
タカちゃんと連絡が取れなくなってどれだけの時間が経つだろうか。
既読がなくなって平気だったのは最初の一週間だけ。そこからは心配に変わって、いつしかまた会いたいと願うようになっていた。
バイトからの帰り道。久々の日曜休みに気が抜けていたのか、それともどこかでタカちゃんのことを気にかけていたのか。
アタシはそいつらに囲まれていたことに気づいていなかった。
夜とはいえまだまだ暑い10月に黒いコートと揃いの仮面。タカちゃんより変な人に会うなんて思ってもみなかった。
「宮沢尊鷹の関係者だな。一緒に来てもらう」一際大きい体格の男が一歩前に出てそんなことを言う。
「はぁ? あんたらタカちゃんのなんなの。アタシあんたらに構ってる暇ないんだけど」
「断ることは許さない。そもそも…断ることが許されるとでも思っているのか?」
最初の倍、いや二倍、三倍でも足りない数の黒コート男達。
異様な光景に怯んだ瞬間、私は男達の腕を掴まれていた。
「いやっ、やめてっ、離してっ」
「離すわけがねぇだろ。ククク…お前をこのままここにいる全員でファックしてやるのよ。そいつを尊鷹に送りつけたらさぞたまげた顔をするだろうさッ」
脳裏に浮かぶ映像に全身から血の気が引くのを体温ではなく音で感じた。全身を動かしてどうにか男達の手を振りほどこうと必死に抵抗する。
「やだっ、助けてっ、タカちゃんッ、タカちゃん!」
喉が枯れるような大声で彼の名を呼んだ時。
私のすぐ耳元で───バキッバキッと、枯れ枝が折れるような音が聞こえた。
- 46鯱山>>1子22/05/04(水) 16:38:18
私の右腕を抑えていた黒コートがその場でしゃがみこむ。
初めてウイスキーを一気した時のようなアタシのような顔色になった男に周りの空気がうごめき出した。
「馬鹿なッ! 何故ヤツが!」
「総員第一級警戒態勢! “S”だ! “S”が姿を現すぞ」
慌てふためくやつらをよそに、アタシはその姿に見とれていた。
骨格が、体型が、何も変わっていく神秘的な光景。
───そして、全てが終わったその時。
会いたくて、会いたくて、夢にまで見た彼が立っていた。
「───我が名は、尊鷹」
◇
「間に合って良かった…だが、遅くなってすまなかった」
「いーよ。結果的に助けてくれたから」
タカちゃんが黒コートを全員気絶させて。
アタシはタカちゃんと一緒に帰り道を歩いていた。もちろん彼の手を握って。
「君は私との繋がりを知られてしまった。これからもこういうことがあるだろう…だから、私と共に来ないか。その方が近くで守ってやれる」
こういうのを“ネガッタリカナッタリ”というのだろうか。
彼と一緒にいることが出来るのはいいことだし、どこかで夢見ていたかもしれない。
あの変身はなんだったのかとか、そもそもあの黒コートはなんだったのかとか、色々と聞きたいことはおいおい聞いていてばいい。
だってこれからは、ずっと一緒にいられるんだから。
- 47鯱山>>1子22/05/04(水) 16:40:11
「あ!」
「どうした」
「共に来ないかじゃないよ。大学! 授業はどうすればいいの! アタシバカだから今んとこウカるのにめっちゃ勉強したんだよ!?」
「そんなもの、リモートで受ければいいじゃないか」
思わぬ返答に、思わず苦笑する。
やっぱり、タカちゃんは変なおじさんだ。
タブレットに詳しいおじさん。
スマートウォッチを持ってるおじさん。
変な黒コートと戦ってるおじさん。
変身するおじさん。
や、変なのはお互い様か。
こんな変な人を好きになったアタシも、十分変だ。
終わりなのん
ククク…鷹兄とギャルのカップリングは最新機器に詳しい共通点、ギャルと鷹兄のギャップ、そして女の子を守るために戦う鷹兄を含んだ完璧カップリングだァ
なにっ 鯱山よりも文字数が多い
なんじゃあ この猿展開は
- 48二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 16:40:24
良い出来なのに「我が名は尊鷹」で笑ってしまったんだよね、酷くない?
- 49二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 16:50:14
このギャルは度胸がありすぎるような気もするが、鷹兄の横にいるべき女はこれくらいの方が自然であると考えられる
- 50二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 16:58:05
もっと1の小説がみたいですね …生(レア)でね
- 51二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 16:59:27
そっちの夢かよ