【オリキャラ・⚓️🎲】こんな私でも…ヒーローに…6

  • 1水島 着理25/11/29(土) 19:25:07

    み…水島 着理…です……ヒ…ヒーローを…目指しています…
    個性は…「粘着」……体から…粘液を放出することができます…

    前回のあらすじ
    ナイトアイのところでインターンを…
    ……エリちゃん…か…

  • 2水島 着理25/11/29(土) 19:26:16
  • 3水島 着理25/11/29(土) 19:27:33
  • 4二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 19:37:53

    たておつ

  • 5水島 着理25/11/29(土) 19:46:21

    〜翌日・体育館γ〜

    オールマイト「昨日に引き続き私が来た!」

    芦戸「相澤先生は?」

    オールマイト「少し用事があって放課後までは来れないらしい!」

    瀬呂「色々と大変なんだなー」

    セメントス「それはそれとして…今日は必殺技の特訓だ!仮免前に出した「2つ以上習得」という課題…既に2個以上ある人は更なる発展を、ない人は収得を目指して頑張れ!」


    …………

    切島「ん?どーした水島?」

    …あっ…いえっ……えっと……「リキッドドッグ」以外にも…攻撃技作った方がいいのかなと思って……ただ…粘液で攻撃っていうのが思いつかず……何か良い案…ありますかね…

    八百万「…水島さん、「ダイラタンシー」というのはご存知でしょうか?」

    え?…あぁ……非ニュートン流体…でしたっけ…

    八百万「はい。強い衝撃を加えると液体が固まるという現象です。水島さんの粘液で出来るかは不明ですが…可能なら防御にも攻撃にも転用できるかと」

    ………八百万さんの「創造」みたいに…構造のイメージが必要そう……

    八百万「私でよろしければ…指南いたしましょうか?」

    …!い…いいんですか…!?

    八百万「はい!人に教えて理解できることもありますし、水島さんの助けとなるなら!」

    お…お願いします…!


    dice1d100=59 (59) 40(素の学力+八百万補正、60以上で成功)

  • 6二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 19:48:55

    合計100いるのか?
    だとしたらギリアウト?

  • 7水島 着理25/11/29(土) 20:07:39

    ……で…できた…
    八百万「こんなに短時間で習得するとは…」
    ………あれ…?
    八百万「…?どうしましたか?」
    …そもそも私……空走る時……粘液足場にしてるような……
    八百万「…確かに…無意識のうちに使用していたのですね…差し出がましい真似を…」
    …い…いえ…!こうやって転用する発想はなかったので……!……これで…粘液を腕に纏わせて…そのまま撃てば…!
    切島「おお!すげー威力出た!…水島!俺の「硬化」の特訓付き合ってくれー!」
    はっ…はい!!

    【メテオ・ミューカス、習得です…!】

  • 8二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 20:16:41

    ああ、60超えればいいから20以上出たからセーフなのかこれは

  • 9水島 着理25/11/29(土) 20:48:39

    〜放課後〜
    相澤「昼はいなくて悪かったな。補習はガンガンやってくぞ」
    切島「何するんすか?」
    相澤「基礎の座学の追加だ」
    緑谷「……?後期の今…?」
    相澤「軽々しく先走る生徒がいるからな」
    緑谷「うっ…」
    相澤「……………」

    ─────神事件の前─…
    《塚内「イレイザー…君の生徒の水島着理だが……10年前の大量殺人、その犯人の可能性がある」》
    《相澤「……………あくまで可能性、ですよね」》
    《塚内「ああ、あくまで可能性だ。だが…そうでないとも言い切れない。できるだけ彼女を…見ていてほしい」》

    ────────
    相澤「……それじゃあやっていくぞ」
    「「はいっ!」」
    相澤(………杞憂ならいいんだが…)

  • 10水島 着理25/11/29(土) 20:56:41

    (すみません…早いんですが本日はここまでになります…)
    (今日熱出たので…明日できるかがちょっと未定です…申し訳ありません…)

  • 11二次元好きの匿名さん25/11/29(土) 22:24:40

    保守

  • 12二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 03:26:30

    このレスは削除されています

  • 13二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 08:34:31

    体調!!体調第一にしてください!!!

  • 14二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 09:16:02

    米食って元気になろう!!

  • 15二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 09:17:21

    >>5

    あれダイラタンシーって言うんだ

    勉強になるな

  • 16二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 14:01:07

    記憶がなく頑張ってる着理ちゃんを応援したいが……

  • 17二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:39:09

    >>9

    流石に反論できない模様

  • 18水島 着理25/11/30(日) 17:16:26

    〜翌日〜
    相澤「今日のヒーロー情報学についてだが…「個性の扱いとその研究データについて」…医療機関や研究機関の論文などを参考に各自色々と調べてもらう」
    上鳴「苦手な内容だ…」
    相澤「まぁ例を挙げるとするなら……これとかだな」
    ………「個性特異点」…
    相澤「さすがにそこまでカルト的なモンを調べろとは言わんが…各々頑張れ」
    「「はーい」」

    ……………
    緑谷「…?水島さん、何調べてるの?」
    …これ……少し気になって…
    緑谷「……「個性を用いた対人殲滅用兵器」…?」
    瀬呂「「ベースとなるのは生身の人間」…って、随分とまあ非倫理的なもん見つけたな水島」
    …………どこかで…見たことあるような……
    瀬呂「…?どこかってどこよ」
    ……それが…思い出せなくて…
    爆豪「………………」
    《オールマイト「水島少女のこと…しっかり見ておいてやってくれ」》
    爆豪「…ケッ…」
    上鳴「バクゴー!調べんの手伝ってくれぇ!」
    爆豪「うっせェ!そんくらい自分でやれやアホ!」

  • 19二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:24:34

    場合によっては野生のドクターに改造された野生の脳無擬きになりそうこの子

  • 20二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:30:48

    >>18

    医学的な勉強もやるのか…

    スッゲー難しそうだな…

  • 21水島 着理25/11/30(日) 17:43:11

    〜そして夜・A組寮〜
    緑谷「あ、水島さん!ナイトアイからのメッセージ見た!?」
    …ナイトアイからの…?……あ…本当だ……
    緑谷「「明日事務所に」…コスチュームは不要って書いてるね…」
    ………何があるんでしょうか…?

    〜翌日〜
    切島「お!?緑谷、水島、おはよ!おまえらも今日行くんだ!」
    おっ…おはようございます…!
    緑谷「しばらく呼ばれなくってやっと今日だよ…コスチュームはいらないって言われたけど…」
    麗日「あれー!?おはよ!三人も今日!?」

    〜駅〜
    緑谷「あれ!?みんなこっち!?切島くん関西じゃ…」
    切島「ん…ああ!なんか集合場所がいつもと違くてさァ…」

    緑谷「皆同じ駅!?奇遇だね…」
    蛙吹「先輩と現地集合なのよ」
    緑谷「方角も同じ……曲がる角も同じ……」
    通形「お」
    波動「わ」
    天喰「……」
    緑谷「ビッグ3もお揃いで……」

    〜サー・ナイトアイ事務所〜
    緑谷「…!?グラントリノ!?それに…相澤先生!?他にもプロがこんなに大勢…凄いぞ…!一体何を…」
    波動「あ!リューキュウ!ねえねえ、これ何するの!?会議って言ってたけどー、知ってるけど!何の!?」
    リューキュウ「すぐわかるよ。ナイトアイさん、そろそろ始めましょう」
    麗日・蛙吹((…!あのアンケン…!?))
    ナイトアイ「あなた方に提供していただいた情報のおかげで、調査が大幅に進みました…死穢八斎會という小さな組織が何を企んでいるのか……知り得た情報の共有と共に、協議を行わせて頂きます」

  • 22水島 着理25/11/30(日) 17:50:13

    緑谷(チャートに乗ってる有名ヒーローから地方のマイナーヒーローまで…)
    蛙吹「…先生がなぜここに…?」
    相澤「急に声かけられてな…協力を頼まれたからきたんだ。ザックリとだが事情も聞いてる……言わなきゃならんこともあるしな」
    切島「俺置いてけぼりなんスけど…ハッサイ?何スか?」
    ファットガム「悪いこと考えとるかもしれんから皆で煮詰めましょのお時間や。おまえらも充分関係してくるで」

    バブルガール「えー…それでは始めてまいります!我々ナイトアイ事務所は約2週間ほど前から、死穢八斎會という指定敵団体について…独自調査を進めて…います!」
    センチピーダー「キッカケはレザボアドッグスと名乗る強盗団の事故から…警察は事故として片付けていましたが、腑に落ちない点が多く追跡を始めました。そして調査開始からすぐに…敵連合の一人、分倍河原仁、敵名トゥワイスとの接触…警察に調査を協力して頂き、組織間で争いがあったことを確認」
    グラントリノ「連合が関わる話なら…ということで俺や塚内にも声がかかったんだ。その塚内は他で目撃情報が入ってそっちへ行ってるがな」
    バブルガール「えー…このような過程があり!HNで皆さんに協力を求めたわけで…」
    センチピーダー「そこ飛ばしていいよ」
    バブルガール「うん!」
    麗日「HN?」
    波動「ヒーローネットワークだよ。プロ免許を持った人だけが使えるネットサービスなんだって!」
    ロックロック「雄英生とは言えガキがこの場にいるのはどうなんだ?話が進まねえや…本題の企みに辿り着く頃にゃ日が暮れてるぜ」
    ファットガム「ぬかせ、この二人はスーパー重要参考人やぞ!」
    切島「俺…たち?」
    天喰「ノリがキツイ…」
    ファットガム「とりあえず初対面の方も多い思いますんで!ファットガムですよろしくね!」
    麗日・蛙吹「「丸くてカワイイ…」」
    ファットガム「お!アメやろーな!」
    ナイトアイ「八斎會は以前、認可されていない薬物の捌きをシノギのひとつにしていた疑いがあります。そこでその道に詳しいヒーローに協力を要請しました」
    ファットガム「昔はそういうんゴリゴリにブッ潰しとりました!そんで先日の烈怒頼雄斗デビュー戦!今までに見たことのない種類のモンが環に打ち込まれた!……個性を、壊すクスリ」

  • 23水島 着理25/11/30(日) 17:58:49

    「「個性を壊す…!?」」
    通形「え…!?環、大丈夫なんだろ!?」
    天喰「ああ…寝たら回復していたよ。見てくれ、この立派な牛の蹄」
    通形「朝食は牛丼かな!?」
    ロックロック「回復すんなら安心だな。致命傷にはならねえ」
    ナイトアイ「いえ…その辺りはイレイザーヘッドから…」
    相澤「俺の抹消とはちょっと違うみたいですね。俺はあくまで個性因子を一時停止させるだけで、ダメージを与えることはできない」
    ファットガム「環が撃たれた直後病院で見てもらったんやが…その個性因子が傷ついとったんや。幸い今は自然治癒で元通りやけど」
    プロヒーロー「その撃ち込まれたモノの解析は?」
    ファットガム「それが環の身体は他に異常なし!ただただ個性だけが攻撃された!撃った連中もダンマリ!銃はバラバラ!弾も撃ったっキリしか所持してなかった!…ただ……切島くんが身を挺して弾いたおかげで、中身の入った一発が手に入ったっちゅーわけや!」
    切島「……!うおっ!俺っスか!びっくりした!急にきた!」
    ファットガム「……そしてその中身を調べた結果…ムッチャ気色悪いモンが出てきた…人の血ィや細胞が入っとった」
    …………!
    リューキュウ「つまり…その効果は人由来…個性ってこと?」
    プロヒーロー「うーん…さっきから話が見えてこないんだが…それがどうやって八斎會とつながる?」
    ファットガム「今回切島くんが捕えた男!そいつが使用した違法薬物の中間売買組織の一つと、八斎會に交流があった」
    ナイトアイ「先日リューキュウ達が退治した敵グループ同士の抗争…片方のグループの元締めがその交流のあった組織だった」
    ケサギリマン「最近多発している組織的犯行の多くが…繋げようと思えば繋がるのか……ちょっとまだわからんな…どうにか八斎會をクロにしたくてこじつけてるような…」
    ナイトアイ「若頭、治崎の個性は「オーバーホール」対象の分解・修復が可能という力です。治崎には娘がいる…出生届もなく詳細は不明ですが、緑谷と水島、ミリオの三人が遭遇した時は手脚に夥しく包帯が巻かれていた…」
    リューキュウ「………まさか…そんなおぞましいこと…」
    グラントリノ「超人社会だ。やろうと思えば誰もがなんだってできちまう」
    切島「何?…何の話っスか…?」
    ロックロック「やっぱガキはいらねーんじゃねーの?わかれよな…つまり治崎は、娘の身体を銃弾にして捌いてんじゃね?って事だ」

  • 24水島 着理25/11/30(日) 18:00:59

    ナイトアイ「実際に売買しているのかはわかりません。現段階では性能としてはあまりに半端です…ただ…仮にそれが試作段階にあるとして、プレゼンの為のサンプルを仲間集めに使っていたとしたら…確たる証拠はありません。しかし…悪事のアイデアはいくつでも湧いてくる…」
    ファットガム「想像しただけで腹ワタ煮えくり返る!今すぐガサ入れじゃ!」
    ロックロック「こいつらが子供保護してりゃ一発解決だったんじゃねーの?」
    ナイトアイ「全て私の責任だ…三人を責めないで頂きたい。知らなかったこととはいえ…三人ともその子を救けようと行動したのです…今この場で一番悔しいのは、この三人です」
    緑谷「今度こそ必ずエリちゃんを…!」
    「「「保護する!」」」
    ナイトアイ「それが私たちの、目的になります」

  • 25水島 着理25/11/30(日) 18:08:47

    ロックロック「…ケッ…ガキがイキがるのもいいけどよ…推測通りだとして、若頭にとっちゃその子は隠しておきたかった核なんだろ?それが外に出ちまって、あまつさえ見られちまった!素直に本拠地に置いとくか?攻め入るにしてもその子が「いませんでした」じゃ話にならねえぞ」
    リューキュウ「確かに…どうなの、ナイトアイ」
    サー「問題はそこです。何をどこまで計画しているか不透明な以上、一度で確実に叩かねば反撃のチャンスを与えかねない…そこで、八斎會と接点のある組織・グループ、及び八斎會の持つ土地!可能な限り洗い出しリストアップしました!皆さんには各自その箇所を探っていただき拠点となり得るポイントを絞ってもらいたい!」
    ファットガム「…オールマイトの元サイドキックな割に随分慎重やな!回りくどいわ!こうしてる間にもエリちゃんいう子泣いてるかもしれへんのやぞ!」
    サー「我々はオールマイトにはなれない!だからこそ、分析と予測を重ね救けられる可能性を100%に近づけなければ!」
    相澤「……あのー…ひとつ良いですか。どういう性能かは存じませんが、サー・ナイトアイ…未来を予知できるなら俺たちの行く末を見れば良いじゃないですか。このままでは少々…合理性に欠ける」
    サー「……それは…出来ない」
    相澤「…?」
    サー「私の予知性能ですが…発動したら24時間インターバルを要する…つまり1日1時間、1人しか見ることが出来ない。そして見えるのは人物のすぐ近くからの視点…見えるのはあくまで個人の行動と僅かな周辺環境だ」
    相澤「いや…それだけでも充分すぎる程色々わかるでしょう…出来ないとはどういうことなんですか」
    サー「……例えば、その人物に近い将来…ただ無慈悲な死が待っていたら…どうします」
    緑谷(…!ナイトアイ…オールマイトのことで…)
    サー「この個性は行動の成功率を最大まで引き上げた後に、勝利のダメ押しとして使うものです。不確定要素の多い間は闇雲に見るべきじゃない」
    ロックロック「はあ!?死だって情報だろ!?そうならねェ為の情報を講じられるぜ!?ナイトアイ!よくわかんねえな!いいぜ俺を見てみろ!いくらでも回避してやるよ!」
    ナイトアイ「…ダメだ………」
    …………

  • 26水島 着理25/11/30(日) 18:12:47

    リューキュウ「…とりあえずやりましょう。「困っている子がいる」…これが最も重要よ」
    ナイトアイ「娘の居場所の特定・保護、可能な限り速度を高め早期解決を目指します。ご協力、よろしくお願いします」
    バブルガール「えー!では個別に詳細お渡ししますので───…」

    ──────
    切島「…そうか…そんなことが……悔しいな…」
    …………
    天喰(……こんなに落ち込んでるミリオは…初めてだ…)
    相澤「…通夜でもしてんのか」
    蛙吹「先生!」
    相澤「あ、学外ではイレイザーヘッドで通せ……いやァしかし…今日は君たちのインターン中止を提言する予定だったんだがなァ…」
    切島「ええ!?今更なんで!」
    相澤「連合が関わってくる可能性があると聞かされたろ。話は変わってくる…連中の目的だった奴もいるしな」
    ……………
    相澤「ただなァ…緑谷、おまえはまだ俺の信頼を取り戻せていないんだよ…
    緑谷「……あっ…」
    相澤「…残念なことに、ここで止めたらおまえはまた飛び出してしまうと…俺は確信してしまった……俺が見ておく。するなら正規の活躍をしよう、緑谷。わかったか問題児」
    天喰「ミリオ…顔を上げてくれ…」
    波動「ねぇ通形、後悔して落ち込んでてもね、仕方ないんだよ!知ってた!?」
    通形「……ああ」
    相澤「気休めを言う。掴み損ねたその手は、エリちゃんにとって必ずしも絶望だったとは限らない…前向いて行こう」
    緑谷「はい!」
    切島「俺…イレイザーヘッドに一生ついていきます!」
    相澤「一生はやめてくれ」
    切島「すいァっせん!」
    切島さん…声大きいです…

  • 27水島 着理25/11/30(日) 18:15:13

    相澤「……とは言ってもだ。プロと同等かそれ以上の実力を持つビッグ3はともかく、おまえたちの役割は薄いと思う。蛙吹、麗日、切島…お前たちは自分の意志でここにいるわけでもない。どうしたい?」
    麗日「先…っ…イレイザーヘッド!あんな話聞かされて…やめときましょとはいきません…!」
    蛙吹「ダメと言わないのなら…お力添えさせてほしいわ。小さな女の子を傷つけるなんて許せないもの」
    切島「俺らの力が少しでも為ンなるなら、やるぜ!イレイザーヘッド!」
    相澤「…意思確認をしたかった。わかってるならいい…今回はあくまでエリちゃんという子の保護が目的…それ以上は踏み込まない。1番の懸念である敵連合の影、ナイトアイらの見解では協力関係にはないとして…今回のガサ入れで奴らも同じ場にいる可能性は低いと見ている。だが万が一…連合にまで目的が及ぶ場合は…そこまでだ。それと、この件については口外禁止で頼む」
    「「了解です!」」

    (決行日までに起こることを2つ募集いたします…!)

  • 28二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:28:52

    決行日に自分が敵連合と相対したら暴走してしまう可能性があると不安に思い、ナイトアイに予知してもらう

  • 29二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:33:47

    ラックと遭遇して話し合いあるいは>>18の課題を行っている際に過去が一部判明する

  • 30水島 着理25/11/30(日) 18:40:16

    >>29

    (すみません、明確な記憶関連は原作であった描写と併せて進めていきたいので……代わりにもうひとつ募集させてください…申し訳ないです…)

  • 31二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:48:11

    粘液の拘束技を磨き上げるために拘束技持ちの峰田と瀬呂と轟にアドバイスをもらう

  • 32水島 着理25/11/30(日) 19:45:46

    〜翌日〜

    耳郎「インターン組、動きがキレてる」

    爆豪「外で何か掴みやがったんだ…!コラオイ何を掴んだんだ言え!」

    切島「わりー言えねー!」

    緑谷(インターンが口外禁止になって…エリちゃんの事も、オールマイト本人の事も…オールマイトに相談できない…切島くんたちに話す事もできない…僕は……)

    ……………


    〜放課後・体育館γ〜

    …ふっ…!

    峰田「どわぁっ!!」

    轟「悪い、遅れた」

    瀬呂「いや、俺も今来たとこだよ」

    轟「…ありゃあ何やってんだ?」

    ……範囲制圧と拘束をもっと磨き上げたくて…A組でそういうことに長けた個性の方に教われればって…思いまして…

    瀬呂「で、「女子に誘われた」ってウッキウキで一番最初にきた峰田がああなってるワケ」

    轟「……なる程…」

    峰田「水島……拘束とかに関しても既にオイラたちより強えと思うけど…?」

    ……もっと…強くならなきゃ……ダメなんです…

    瀬呂「……………っし!じゃあ気合い入れていけよ!」

    轟「俺も、教えられることなら頑張って教える」

    峰田「…しょうがねえなあ…オイラもバッチリアドバイスしてやるぜ!」

    …あ…ありがとうございます…!


    dice1d5=2 (2) (1以外で技習得)

  • 33水島 着理25/11/30(日) 19:49:25

    習得する必殺技:dice1d4=2 (2)

    1.リキッドスパイダー

    
粘度を最大まで高めて極限まで量を抑えた粘液の糸を張り巡らせて相手を拘束す


    2.クワトロ・アシッド

    四つの棒状の粘着を作り出し、相手の両手両足の動きを封じる


    3.リキッドフラワー

    
最大粘度の粘液を薄く広げるように大量に拡散してまるで花開いた様に広がりながら周囲を制圧する


    4.ミューカススティング

    極細で高圧縮した粘液を手の平から放つ、相手の身体を貫通した後、粘液が展開され拘束

  • 34二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 20:08:18

    >>33

    高速系の技結構あるな

  • 35二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 20:09:25

    >>34

    間違えた

    拘束系だった

    すみません

  • 36水島 着理25/11/30(日) 20:51:11

    はっ…!
    轟「…!手足を拘束か…」
    瀬呂さんの「テープ」を主軸に考えて…峰田さんがやってたみたいな局所的に拘束する…というのを参考に…軌道や操作は轟さんの氷結をイメージしてます…!
    峰田「飲み込み早すぎんだろ…」
    瀬呂「既に俺たちより使いこなしてねえか…?」
    いえ…まだ…足りません……強く…ならないと…
    轟「…………」

    峰田「じゃあオイラたち先戻ってるぞー!」
    瀬呂「夕食までには戻ってこいよー」
    は…はい…!
    轟「……水島、大丈夫か?」
    ……え…?
    轟「…緑谷といいおまえといい…インターン入ってから浮かねえ顔が続いてる」
    ……そ…そう…ですかね……アハハ…
    轟「……口外出来ねえなら詮索するつもりはねえ…ただ、どうしようもなくなったら言ってくれ」
    ……っ…
    轟「…それだけだ。インターン、頑張れよ」
    …轟さん…
    轟「…?」
    ………ありがとう…ござい…ます……

  • 37水島 着理25/11/30(日) 21:16:59

    〜翌日・深夜〜
    …ふぁ…あ……ん…めっせーじ?……!

    切島「…来たか!?」
    麗日「うん…決行日…!」
    …………今度こそ…救ける…

    〜サー・ナイトアイ事務所〜
    ロックロック「本拠地にいるう!?なんだよ!俺たちの調査は無駄だったわけか!どうやって確信に至った!」
    サー「八斎會の構成員が先日近くのデパートにて、女児向けの玩具を購入していました」
    ファットガム「はあ!?」
    ロックロック「…なんじゃそらァ…!」
    ファットガム「そういう趣味の人かもしれんやろ!世界は広いんやでナイトアイ!」
    サー「いえ…そういう趣味を持つ人間ならば…確実に言わないセリフを吐いていた…不自然に思いその男を視たところ…目的の少女と接触しているところが確認できた」
    ロックロック「予知使うのかよ!」
    サー「確信を得た時ダメ押しで使うと先日も言ったハズ」
    ファットガム「…とにかくコレようやっと決まりっちゅうワケやな」
    センチピーダー「奴が家にいる時間帯は張り込みによりバッチリでございます」
    グラントリノ「令状も出ている。後は…」
    通形「緑谷くん!やるぞ!!やるんだ!」
    緑谷(先輩…!雰囲気が戻ってる!)

    ………あの…ナイトアイ…
    サー「…?」
    ……敵連合の1人に…私を知っている人がいて……その人に遭ったら…私が皆を傷つけてしまうかもしれないんです……だから…
    サー「「見ろ」という話なら断る。勿論おまえたちに危害を加えないようにはするが…当然「何もない」とも言い切れない。私は…また知人の死を見たくはない」
    ………?また…?
    サー「それより早く準備をしろ。行くぞ」
    はっ…はい…!!

  • 38水島 着理25/11/30(日) 21:24:47

    〜AM8:00・警察署前〜
    警察「ナイトアイが構成員のその後を見た結果…八斎會邸宅には届出のない地下施設が存在し、その中の一室に女児が匿われていることが確定した。地下全体を把握することは敵わなかったが…男の歩く道はそのまま目的へのルートであり、最も有益な情報となる!しかし目指すにしても個性を駆使されれば捜索は難航する。そこで、分かる範囲だが八斎會の登録個性をリストアップしておいた!頭に入れといてくれ!」
    こんなにたくさんの人間の個性を…警察の方々…すごいな…
    警察「隠ぺいの時間を与えぬ為にも、全構成員の確認・捕捉等…可能な限り迅速に行いたい!」
    切島「決まったら早いスね!」
    天喰「君、朝から元気だな…」
    蛙吹「探偵業のようなことから警察との協力…知らないことだらけ」
    波動「ね!不思議だね!」
    リューキュウ「こういうのって学校じゃ深く教えてくれなくて…新人時代苦労したよ」
    切島「プロ…皆落ち着いてんな!慣れか!」
    緑谷「…皆……グラントリノがいない…どうしたんだろ…」
    サー「あの人は来れなくなったそうだ」
    緑谷「えっ…!?」
    警察「塚内が行ってる連合の件に大きな動きがあったみたいでな。だがまァこちらも人手は充分。支障はない」
    緑谷「…そっか…」
    切島「八斎會と敵連合、一気に捕まったりしてな!」
    緑谷「…それだ!」
    相澤「おい、緑谷、水島」
    緑谷「あいっ…レイザーヘッド!」
    な…何でしょうか…!
    相澤「俺はナイトアイ事務所と動く…意味わかるな?」
    …!
    緑谷「…はい!」
    警察「ヒーロー、多少手荒になっても仕方ない。少しでも怪しい素振りや反抗の意思が見えたらすぐ対応を頼む!相手は仮にも今日まで生き延びた極道者…くれぐれも気を緩めずに各員の仕事を全うしてほしい!出動!」

    ──────
    〜死穢八斎會事務所・邸宅〜
    治崎「すいませんオヤジ…うるさくなりそうだ」

  • 39水島 着理25/11/30(日) 21:55:41

    〜AM8:30・八斎會邸宅〜
    警察「令状読み上げたらダーッと行くんで!速やかによろしくお願いします」
    ロックロック「しつこいな…信用されてねえのか」
    ファットガム「そういう意味やないやろ。いじわるやな」
    ロックロック「フン…そもそもよぉ、ヤクザ者なんてコソコソ生きる日陰者だ。ヒーローや警察見て案外縮こまっちまったりしてな」
    ………!皆さん…!下がっ──
    活瓶「何なんですかァ…」
    ロックロック「…!?」
    活瓶「朝から大人数でぇ…」
    相澤「助けます」
    緑谷「大丈夫ですか!?」
    ロックロック「オイオイオイ待て待て!勘付かれたのかよ!」
    警察「いいから皆で取り押さえろ!」
    活瓶「少し元気が入ったぞ…もぉ〜…」
    リューキュウ「離れて!」
    活瓶「何の用ですかァ!…!」
    リューキュウ「とりあえず…ここに人員割くのは違うでしょう…彼はリューキュウ事務所で対処します。皆は引き続き仕事を!」
    波動「サポート!」
    麗日「はい!」
    ファットガム「ようわからん!もう入って行け行け!」
    切島「梅雨ちゃん!麗日!頑張ろうな!」
    緑谷「また後で!」
    構成員A「おォい何じゃてめェら!」
    構成員B「勝手に上がり込んでんじゃねー!」
    警察「ヒーローと警察だ!違法薬物製造・販売の容疑で捜索令状が出てる!」
    切島「こてこての人だ…!すげえ…!」
    構成員B「知らんわ!」
    ケサギリマン「っと!おとなしくしといて!」
    ロックロック「でけえ奴といい…怖くねえのかよ!」
    ファットガム「真っ直ぐ最短で目的まで!火急の用や!土足で失礼するで!」

  • 40水島 着理25/11/30(日) 22:00:02

    ファットガム「…怪しい素振りどころやなかったな!」
    ロックロック「俺ァだいぶ不安になってきたぜオイ…始まったらもう進むしかねえがよ!」
    天喰「どこかから情報が漏れてたのだろうか…いやに一丸となってる気が…」
    警察「だったらもっとスマートに躱せる方法を取るだろ。意思の統率は普段から言われてるんだろう」
    相澤「盃を交わせば親や兄貴分に忠義を尽くす…肩身が狭い分昔ながらの結束を重視してんだろうな…治崎や幹部は今頃地下で隠蔽や逃走の準備中だろう」
    切島「忠義じゃねえやそんなもん!子分に責任押し付けて逃げ出そうなんて漢らしくねえ!」
    サー「…ここだ」
    …壁…?
    サー「この下に隠し通路を開く仕掛けがある…この板敷きを決まった順番に押さえると開く」
    バブルガール「忍者屋敷かっての!ですね!」
    センチピーダー「見てなきゃ気づかんな…まだ姿を見せていない個性に注意しましょう…」
    ………!
    構成員「なァアんじゃてめエエエらアアア!」
    センチピーダー「バブルガール!一人頼む!…「センチコイル」!」
    バブルガール「…「バブル」……ハイ!ごめんね!!追ってこないようおとなしくさせます!」
    構成員「目がぁ!!」
    バブルガール「先行ってください!すぐ合流します!」
    切島「疾え…!」
    緑谷「行こう!」

  • 41水島 着理25/11/30(日) 22:06:34

    サー「もうすぐだ!急ぐぞ!」
    警察「…!?行き止まりじゃねえか!道合ってんだよな!?」
    ロックロック「説明しろナイトアイ!」
    通形「俺見て来ます!」
    切島「ルミリオン先輩待って!またマッパに…」
    天喰「大丈夫、ミリオのコスチュームは奴の毛髪から作られた特殊な繊維だ。発動に呼応し透過するよう出来ている」
    通形「…!やっぱり!道はナイトアイが見た通りに続いてる!壁で塞いであるだけです!ただ、かなり厚い壁です」
    ロックロック「治崎の「分解」して「治す」個性ならそういうことも可能か…」
    ファットガム「小細工を…」
    緑谷「来られたら困るって言ってるようなもんだ…!」
    切島「そだな!妨害できてるつもりならめでてーな!…「烈怒頑斗裂屠」!」
    緑谷「「シュートスタイル」!」
    ロックロック「……ちったァやるじゃねえか…」
    …進みましょう!…!?…道が…!?
    警察「…これは…!道がうねって変わってく!…治崎じゃねえ…逸脱してる!考えられるとしたら…本部長「入中」!しかし規模が大きすぎるぞ!奴が入り操れるのはせいぜい冷蔵庫程の大きさまでと…」
    ファットガム「かなーりキツめにブーストさせれば…ない話じゃアないか…何に化けるか注意しとったが…まさかの地下…イレイザー消せへんのか!?」
    相澤「本体が見えないとどうにも…」
    天喰「道を作り変えられ続けたら…目的まで辿り着けない…その間に向こうはいくらでも抜け道を用意できる…ああダメだ…もう…女の子を救い出すどころか俺たちも…!」
    通形「環!そうはならないし、おまえは!サンイーターだ!
    天喰「…!」
    通形「そして!こんなのはその場凌ぎ!どれだけ道を歪めようと、目的の方向さえわかっていれば…俺は行ける!先に向かってます!」
    先輩…!
    入中(…すり抜けか…それは防ぎようがない!だが…辿り着いたとしても、1人じゃどうにもならないさ…!)
    ……!?地面が…!
    相澤(上は…閉じられた…だが…約1階層分…落下死させられる程深くはないか……ここは…広間?)
    ロックロック「ますます目的から遠のいたぞ!良いようにやられてるじゃねえか!」
    窃野「おいおいおいおい…空から国家権力が…不思議なこともあるもんだ」
    …!幹部の…!
    ファットガム「よっぽど全面戦争したいらしいな…!プロの力見せつけ…」
    天喰「…そのプロの力は目的の為に…!こんな時間稼ぎ要員…俺一人で充分だ…!」

  • 42水島 着理25/11/30(日) 22:12:56

    切島「何言ってんスか!?協力しましょう!」
    窃野「そうだ協力しろ。全員殺ってやる」
    警察「窃野だ!こいつ相手に銃は出せん!ヒーロー頼む!」
    窃野「バレてんのか…まァいいや。暴れやすくなるだけだ!」
    相澤「ならないぞ。刀捨てろ」
    窃野「!?使えねえ…!?」
    宝生(個性を消す…壊理の劣化個性。そういうヒーローが存在するとは聞いたことがある…厄介な奴が来た…だが我々がすべき事は……阻む。その一点のみ)
    ファットガム「刀も銃弾も俺の体に沈むだけや!おとなしく捕まった方が身の為やぞ!」
    窃野「そういう脅しは命が惜しい奴にしか効かねえんだよ!」
    警察「イレイザーが抑えてる今なら武器も使える!観念して投降しろ!」
    窃野「…!?貝…?…っ!?」
    天喰「「窃盗」…窃野。「結晶」…宝生。「食」…多部。俺が相手します。こいつらは相手にするだけ無駄だ…何人ものプロがこの場に留まっている状況がもう…思うツボだ」
    切島「でも先輩…!」
    天喰「スピード勝負なら1秒も無駄にできない!イレイザー筆頭にプロの個性はこの先に取っておくべきだ!蠢く地下を突破するパワーも!拳銃を持つ警察も!……ファットガム!俺なら一人で三人完封できる!」
    ファットガム「…!…行くぞ!あの扉や!」
    窃野「オイオイオイ待て待て!……!チッ…まーた…!」
    相澤「三人を見といた。効果がある間に動きを止めろ!」
    天喰「皆さん!…ミリオを頼むよ!…あいつは…絶対無理するから…助けてやってくれ」
    切島「ファット!先輩一人残すなんて何考えてンスか!」
    ロックロック「おまえんとこの人間だ。おまえの判断に任せたが…正直マズいんじゃねえか?」
    ファットガム「…あいつの実力はこの場の誰よりも上や。ただ心が弱かった…完ペキにやらなあかんっちゅうプレッシャーで自分を圧し潰しとるんや…そんな状態であいつは雄英のビッグ3に登り詰めた…そんな人間が「完封できる」と断言したんや…ほんなら任せるしかないやろ!」

  • 43水島 着理25/11/30(日) 22:18:49

    切島「先輩…大丈夫かな…やっぱ気になっちまう…」
    緑谷「うん…」
    ファットガム(後輩からの信頼ゼロやな…!まー口で大丈夫言うてもな…あいつ小さいとこばっか見せとるからしゃあない…)
    ……あの…ファットガム…
    ファットガム「ただ!」
    ひぁっ!?
    ファットガム「背中預けたら信じて任せるのが男の筋やで!」
    切島「先輩なら大丈夫だぜ!」
    緑谷「逆に流されやすい人っぽい!」
    切島「心配だが信じるしかねえ!!」
    ファットガム「サンイーターがつくってくれた時間!1秒も無駄にできん!」
    ロックロック(…暑苦しいなァ…)
    サー「上に戻ろう」
    ファットガム「あの階段やな!」
    相澤「…妙だ…地下を動かす奴が何の動きも見せてこない…」
    そういえば……グネグネしませんね…
    相澤「なんの障害もなく走ってるこのタイミングで邪魔をしてこないとなると…地下全体を性格に把握し動かせるわけではないのかもな。サンイータに…上に残った警官隊もいる。もしかするとそちらに意識を向けているのかもな」
    ロックロック「把握できる範囲は限定されていると?」
    相澤「あくまで可能性です。奴は地下に入り込んで操っている…同化したわけじゃなく壁面内を動き回っているとしたら、邪魔をしようと操作する時、本体が近くにいる可能性がある。そこで目なり耳なり覗くようなら──…!」
    …!イレイザー…!
    相澤(俺を狙って…!やはり、見られる事を嫌がって…)
    ファットガム「イレイザー!」
    相澤「…!ファット!すまない!」
    ファットガム「気にすんな!」
    …!切島さんもいない…!?
    緑谷「まさか…ファットガムと一緒に…!?」
    サー「……先を急ごう」

  • 44水島 着理25/11/30(日) 22:44:10

    ロックロック「…!また来てるぞ!いい加減にしてくれ!…天井が!壁が!地面が!迫って来る!圧殺されるぞ!粗挽きハンバーグにされちまう!」
    サー「ロックロック!」
    ロックロック「リーダーぶるない!この窮地!もとはと言えばあんたの失態だ!…「本締」!!」
    …止まった…
    ロックロック「…こっちへ!この辺はもう動かねェ!…狭さは言うなよ。強度MAXの「本締」だとそう何か所も締めれねェ…これが俺の限界範囲!締めてねェところから…ホラ!また来るぞ!」
    緑谷「SMAAAASH!」
    ッ…「メテオ・ミューカス」!!
    警察「迫る圧壁を一か所に集中させて掘り進める…まるで愚鈍な土竜だな」
    ロックロック「ファットチームがいればもっとスムーズに行けたのになァ!イレイザー!」
    イレイザー「わかってる!」
    ロックロック「このままじゃジリ貧だぞ!追い詰められる一方だ!」
    緑谷「…まだだ!……リューキュウたちが…ヒーロー達が…警察の方々が!切島くんファットガムが!紡いだ道を…!止めてたまるかァ!」
    ……!開いた!?
    警察「今度はどういうつもりだ!?」
    ロックロック「…うわ!?」
    相澤「…!デク!エナジー!」

    緑谷「…分断…!?今更…」
    ロックロック『おい!皆!無事か!?』
    サー「…ロックロックの声…壁は厚くない…」
    警察「圧殺できねえとなってやり方を変えたのか…?却ってこっちは動きやすくなっちまってるが…」
    サー「それを補って余りあるということだろう…来るぞ!次の一手が!」
    ロックロック(うるせえや誰のせいで───…!?)
    トガ「………」
    ロックロック「ッ…「施錠」!」
    トガ「あら!?」
    ロックロック「敵連──…!?」
    トガ「シー…違います。今は時代遅れの天然記念物…ゴクドー者のトガです。悪者なのです」

    (本日はここまでです…!)

  • 45二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 23:43:51

    保守

  • 46二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 06:48:40

    ほしゅ

  • 47二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 10:26:09

    保守

  • 48水島 着理25/12/01(月) 13:50:12

    相澤「ロック!どうした!」
    緑谷「イレイザーどいて下さい!…やぁっ!」
    …!ロックロック…!
    ロックロック「偽物が急に現れて襲ってきやがった!気をつけろ!新手だ!まだどこかに──…!」
    相澤(…刀傷…!?…まさか…!)
    ロックロック「緑谷、そっちは大丈夫か?」
    緑谷「はい!早く治崎の─…」
    …!緑谷さん離れて…!

    ロックロックが、緑谷さんに刃物を向ける

    緑谷「…!?」
    相澤(ニセモノ…刀傷……悉く…!)
    トガ「…アハっ!」
    緑谷「トガヒミコ!?」
    トガ「トガ!そうだよトガです!覚えててくれた!わああ…また会えるなんて嬉しい!嬉しいなァ出久くん!嬉しいなァ!」
    相澤(最悪!いや!ここで仕留めてしまえば却って…)
    先生…!
    相澤「ここまでだ!渡我被身子!」
    トガ「………邪魔です」
    相澤「ッ!」
    緑谷「先生!?」
    相澤「大丈夫だ近づくな!」
    連合と八斎會が完全に協力体制…開いたのは…連合を入れる為に……
    緑谷「先生、大丈夫ですか!?」
    相澤「大丈夫だ…それよりロックロックの止血と…ナイフを拾っておけ。トガは…血を使うらしい」
    緑谷(………あの身体さばき…あの個性……嘘だろ…何を…考えてる、敵連合…!)

  • 49水島 着理25/12/01(月) 13:55:49

    連合は後何人…?…早く…皆さんと合流を────
    入中『キエエエエエエエエエエエエエ!!』
    …っ!?

    突然の奇声と同時に、地下が勢いよく蠢く

    相澤「…!声だ!聞こえたな!?」
    ……!!
    緑谷(奇声と同時に大きく動いた…!声の主が入中ってことか!どこから……音が反響しまくっててわからない!)
    警察「おい!やばいやばい…潰されるぞ!!」
    トガ「…気の小さい人ほど、自分が弱いのを隠したがります…自分を強く見せたくて、他人を上から見下すのです…ゴクドー…かっこわるいですね」
    入中『キェアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!』
    緑谷「…!…SMAAAAAASH!」
    ……!入中…!
    相澤「…!」
    入中(…!個性が!)
    トゥワイス「ごめんなヤー公、やっぱ好きにさせてもらうわ」
    トガ・トゥワイス「「バイ」」
    入中「てめェらあああ──がっ…!」
    サー「…どうやら…使われてしまった…ようだ」

  • 50水島 着理25/12/01(月) 14:01:12

    警察「生き迷宮が終わったのはいいが…これじゃ前後もわからない…」
    サー「エリちゃんの部屋への方向なら、私が把握している」
    す…すごい……
    警察「入中!このグチャグチャ元に戻せ!早く!」
    入中「…ぬううううううう…!」
    相澤「……薬の効果切れでしょう…ファットガムの見立てが当たっていた…入中にもう今までの力はない」
    警察「しかしまだ…トガとトゥワイス…敵連合がどこかに潜んでいるはず!」
    入中「…!トガ……トガ…トゥワイス…!許さねェ!裏切りやがってェ…!」
    サー「…他の連合メンバーはどこにいる」
    入中「知るか!必ず見つけ出してやる!連合の奴ら全員ドタマカチ割ってやる!」
    サー「ここにいるのは二人のみ…ということか」
    警察「襲ってくる気配はないが…裏切ったからといって味方になったとも考えにくい……全国指名手配の敵連合…我々としては無視できん…!」
    ……先生…
    相澤「……………」
    《相澤「連合にまで目的が及ぶ場合は…そこまでだ」》
    ロックロック「なにを立ち話してんだ…!
    緑谷「…!ロックロック!」
    ロックロック「無視して進め!連合の方は警察に任せりゃいい…!俺たちの最優先事項はなんだよ!?」
    警察「確かにそれが最善か…!」
    ロックロック「どのみち入中の拘束で誰かしら残らなきゃなんねェし…俺は小娘のせいでこれ以上飛んで跳ねてはちょっとキツイ…わかったらとっとと足動かせ!ここまで来たらあと一息だろ!皆が稼いだ時間を無駄にすんな!」
    緑谷「必ず!救けだします!ロックロック!」
    ロックロック「…ケッ…言ったな…!?必ずだぞ!デク!」

    ────────
    トゥワイス「…行っちまったな…とにかく俺たちもこの空間から出ないとな…!トガちゃん、これからどうしたい?キス?」
    トガ「…出久くんのボロボロな姿…また見たいなァ…でも…それと同じくらい今は…オーバーホールくんに吠え面かかせてやりたいのです」
    トゥワイス「…!それなら俺に考えがないぜ!ちょっと耳かして!…ゴニョゴニョ…」
    トガ「…!フフフ…!仁くんそれ…弔くんも喜ぶね!」

  • 51水島 着理25/12/01(月) 14:10:08

    ナイトアイ「もうすぐだ…!」

    相澤「治崎に追いつくことができたら、とにかく俺が個性を消す。状況を見て動いてくれ。ただし無茶はしないように…水島、緑谷、何があるかわからん。どんなことがあっても、動けなくなるようなことはするなよ」

    …はい…!


    ナイトアイ「ここだ」

    緑谷(…!?幹部………通形先輩!…無事でいてくれ…!)

    通形「…!」

    ……!先輩…と…治崎…!

    相澤「ナイトアイ!確保を!」

    ナイトアイ(…!側近の二人…!部屋の近くにも一人…そしてボロボロの治崎…!歪な壁で覆われた空間…一人で…ここまで…!)

    通形「後…ろに…います…!」

    ナイトアイ「凄いぞ…!凄いぞ…ミリオ…!」

    治崎(個性が消された…!)

    相澤「ルミリオンがここまで追いつめた!このままたたみかけろ!」

    治崎「…いい加減に…!」


    dice1d10=5 (5) (10で…)

  • 52水島 着理25/12/01(月) 14:12:57

    治崎「起きろクロノォ!」
    相澤「…!デク!エナジー!」
    …!?

    【SLASH!】

    相澤「…ッ…!」
    玄野「…長針が刺したモノは、動きが遅くなる…全員まとめて串刺しにしたつもりでしたが…さすがヒーローだ」
    相澤(瞬きが…止められない…!)
    緑谷「治崎!」
    治崎「全て無駄だ!!」
    …!トゲ…!先生の個性が…!
    治崎「こんな奴らに…俺の計画を台無しにされてたまるか…!…なァ音本…嫌だよなァ!?俺がこんなところで終わるのは!音本…本当によくやってくれたよ…おまえなら俺の為に…死 ねるだろう!?」
    (…!?自分と仲間を破壊して…融合させた…!?)
    治崎「ルミリオン…おまえは確かに俺より強かった…だが、やはり全て無に帰した!…さァ…壊理を返してもらおうか」

  • 53水島 着理25/12/01(月) 14:23:33

    治崎「最低の気分だが…さっきよりはいくらかマシだな…」

    緑谷(…状況を把握しろ…!エリちゃんと先輩はナイトアイが守ってくれてる!…相澤先生がいない…白フードの奴も!治崎…!部下と融合して…さっきまであった傷も消えてる…!)

    治崎「潔癖の気があってなァ…触られるとつい頭に血が上ってしまう…ここまでされたのは初めてだ。悲しい人生だったなルミリオン…壊理に…俺に関わらなければ…個性を永遠に失うこともなかった。病に罹ったままでいられた…」

    ………え……

    治崎「失って尚粘って…そしてその結果が…仲間を巻き込み全員死ぬだけなんてな」

    通形(…!そんな…!部下の手でも個性を…!)

    緑谷「…っ…やぁあっ!!」

    …!緑谷さん…!

    治崎「力と速さ…それだけだ」

    サー「こいつの相手は私がする!貴様らはルミリオンとエリちゃんを!」

    ……!了解です…!

    サー「イレイザーをどこへやった?側近もいないのは?」

    治崎「個性を消すヒーローには興味があるんでね…VIPルームに案内しといたよ!」

    サー「他人の個性を壊し浸っている人間が、個性を消されるのを恐れているのか…?永遠というのは「銃弾」は完成していて…ルミリオンに使用した…ということか…?それを隠す為にコソコソ逃げようとしていたと思っていたが…よっぽどルミリオンが恐かったか!?」

    治崎「どけ…!」


    …先輩!エリちゃん!

    緑谷「大丈夫ですか!?」

    通形「…ああ…!余裕…だよね…!……結局…悲しませてしまった…」

    緑谷「…移動します…!さっきので塞がれてたけど…僕らが通ってきた通路です!治崎と距離を置かないと…!少なくともここよりは安全です!」

    壊理「…もう……いいです……

    …!

    壊理「ごめんなさい…」

    …………


    dice1d50=11 (11) (50で…)

  • 54水島 着理25/12/01(月) 14:28:44

    通形「…!サー!!」
    …え………ナイトアイ………
    サー(…わかっていた…私自身の結末…だがせめて…どうか、少女は助かり少年たちも無事…治崎が負けて逮捕される未来を…!……………………)
    治崎「次はお前らだ…!」
    緑谷「…っはぁっ!」
    治崎(…!床を踏み抉って狙いを逸らした…さっきとは比にならんパワーだ…本気じゃなかったのか、こいつ…)
    …緑谷さん…
    緑谷(筋肉が…骨が軋む音だ…!身体中が悲鳴を上げてる!…でも…動ける!ワン・フォー・オール…20%!)
    治崎「おまえらが来て事態が悪化していること、気づいているだろう。諦めろ、俺の言った通りになるだけだ。全員死ぬ」
    緑谷「そんなことにはさせない…!そう決まっていたとしても…!その未来を捻じ曲げる!」
    …!……通形さん…先にエリちゃんを連れて…!
    通形「…水島…さん…」
    ……救けるんだ……私も…!
    治崎「あぁ…目障りだ…!病人共…!」

    (すみません早いですが、夜用事があるので本日はここまでです…!)

  • 55二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 15:08:31

    保守

  • 56二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 21:43:03

    頑張れ……!

  • 57二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 22:54:25

    ほしゅ

  • 58二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 07:08:54

    負傷者増えてくるところだが……着理ちゃん大丈夫か……?

  • 59二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 11:25:49

    フラッシュバックからの暴走しなければいいが

  • 60水島 着理25/12/02(火) 11:41:59

    はぁっ…!

    治崎(……女の方が露骨に俺に注意を向けさせている……男の方は…特攻…破片となった地面は俺が触れたことにはならない…壁か……小賢しい!)

    ……っ…!

    緑谷(分解でタイミングは測れる…!けど…早すぎて避け切れない!)

    治崎「………」

    緑谷「…!ゔゔっ…!」


    【CRASH!!】


    治崎(…強引に踏み抜いた…!…!泡──)

    「アシッド・バブル」…!

    治崎「小細工を…!」

    …耐えろ…勝つまで……!

    緑谷(治崎が手を緩めることはない…!こいつは…死んでもエリちゃんを諦めない…!)

    緑谷さん!

    治崎(…!この女…いつの間に背後に…!)

    緑谷(時間はかけられない!ダメージを稼いでも修復される…!一撃で…!!脳天…一撃!)

    …「メテオ・ミューカス」…!

    緑谷「「マンチェスタースマッシュ」!」

    ………!

    緑谷(避け──)

    治崎「いくら速かろうが…先の二人に比べれば、動きの線が素直で見えやすい」

    緑谷さ────


    dice1d5=3 (3)

  • 61水島 着理25/12/02(火) 12:02:01

    治崎「…ったく…修復と言ってもバラす瞬間はしっかり痛いんだ…もう止めだ」
    ぐっ…う……
    緑谷「っ…まだ…!」
    治崎「ああ…そうやってルミリオンにも粘られた…諦めない人間の底力は侮れない……おまえのせいでまた死ぬぞ!これが望みなのか!?壊理!」
    …!あれは…音本の……
    壊理「…!…私は……望んでない…!」
    緑谷「…!?エリちゃん…!?何で…!駄目だ!先輩と一緒にいるんだ!エリちゃん!」
    治崎「壊理…こいつら二人でこの状況…なんとかなると思うか?」
    壊理「……思わない…」
    ……………!
    治崎「ならおまえは、どうするべきだ?」
    壊理「……戻る……
    緑谷(……エリちゃん…!)
    壊理「そのかわり…!皆を…元通りにして…!」
    治崎「そうだよな…自分のせいで他人が傷つくより…自分が傷つく方が楽だもんな……まだルミリオン一人の方が望みはあった。奴で芽生えかけた淡い期待が砕かれた…気付いてるか?壊理にとって最も残酷な仕打ちをしてる事に……おまえらは、求められてない」
    緑谷「………っ…!」
    サー(二人とも…もう変えられない…!エリちゃんの保護は叶わない…!見てしまった!私と貴様らが殺される…治崎が逃げおおせる未来を……)
    《おまえのその手では、誰も救えない》
    ………誰に…言われたんだっけ…
    《──着理…おまえはヒーローにはなれないよ》
    ……誰でも…いいか……結局私は…誰も──
    緑谷「…そうだとしても…!」
    ───…緑谷…さん…?
    緑谷「余計なお世話だとしても…!君は泣いてるじゃないか!…誰も死なせない!!君を救ける!」
    ……!………そうだ……救けなきゃ…いけないんだ…
    《おまえの手では──》
    …うるさい……
    《おまえはヒーローには──》
    関係ない……!私だって…こんな私だって……!ヒーローに…なるんだ…!
    サー(……緑谷…水島…!それでも…おまえたちは…)

  • 62水島 着理25/12/02(火) 12:15:29

    【TOOOOOM!!】

    …!?リューキュウ!?
    リューキュウ「ドンピシャ!」
    活瓶「っ……!」
    麗日「デクくん!?あれ!?」
    蛙吹「じゃあさっきのデクちゃんは…」
    トガ「上の人間投入しようと思ったら…お茶子ちゃんたちも来てたなんて!更に混沌って感じですね!」
    コンプレス「服着なさいトガちゃん。おじさんドギマギしちゃうから…ハイ」
    リューキュウ「敵連合…!?」
    麗日さん蛙吹さん!ナイトアイの保護を!!

    せり上がってきた地面が、エリちゃんを打ち上げる

    緑谷「治崎!!!」
    治崎「チッ…メチャクチャだ…ゴミ共が!」
    緑谷(割れた地面のさらに下から…!穴から上に出る気か!!)
    っ…させない!!
    緑谷(掴め…!もう…今度こそ…!!)
    治崎「しつこい──…!ルミリオンのマント…巻き上げられたのか…気色悪い」
    壊理「…………」
    《通形「ヒーローがマントを羽織るのは!痛くて辛くて、苦しんでる女の子を…包んであげる為だ!」》
    治崎(……!?体が…!まさか…!?)
    壊理もう…いいのに…!死んでほしく…ないのに…!この人たちは…死んでも諦めない……救からないと…)
    ………!緑谷さん!!
    緑谷「エリちゃん!」

    治崎から離れたエリちゃんを、緑谷さんが抱き抱える

    緑谷「…もう…離さないよ…」

  • 63水島 着理25/12/02(火) 12:31:10

    治崎「返せ!」
    緑谷(…!やばい…空中じゃ身動きが……もう絶対離さない!あんなこと…もう絶対させない!…誰にも心配させることのないくらい…必ず勝って…必ず救ける!)
    …この距離じゃ…粘液が間に合わな───
    緑谷「…っ…!ああああ!!」
    治崎「…!?」

    蹴りを放った緑谷さんの姿が消えた。少し遅れて、凄まじい衝撃と共に、周囲一帯が吹き飛んだ

    ……今のは…全力の…OFA…?……っ……血……瓦礫が頭に当たった………とにかく…エリちゃんと緑谷さんを…救けないと……早く…地上に……

    リューキュウ「何…今の衝撃…」
    麗日「…デクくんは──…!治崎!」
    治崎「…ッ…だから…触りたくないんだ…使い方も能力も教えてないのに…壊理…!ダメだ。おまえは俺のモノだ…オヤジの宿願を果たす為に…おまえがいるんだ!壊理…!」
    リューキュウ「マズい!」
    サー「君たちは…大丈夫…だ……少なくとも…奴が今…君らを…標的にする…ことはない…奴は…緑谷とエリちゃん…水島を追って地上へ…出る…そして…緑谷と水島を…殺す…見たんだ…」
    リューキュウ「それ聞いて黙ってると──…」
    サー「君たちのその状態では…奴に向かっても…勝てない…」
    麗日「…っ…だからって何もしやんのはちゃうやろ!?未来なんて何かせなかわらんやろ!!」
    サー「………壁の穴の先…ミリオがいるハズだ…フロッピー、頼む…ウラビティ、リューキュウ…私を……私と上へ向かってくれ」

  • 64水島 着理25/12/02(火) 12:37:33

    緑谷(体が…熱い…いや、冷たい…僕は…100%を出していた…なのに!骨折してないどころか…怪我も治ってる…!)
    壊理「………………」
    緑谷「…君の…力なの…?」
    ……緑谷…さん…
    緑谷「…!水島さ──…!?なんだ…今度は…内側から引っ張られてるみたいな…!」
    治崎「力を制御できていないんだ!拍子で発動できたものの…止め方がわからないんだろう!壊理!」
    …!治崎…!また部下と融合して……
    治崎「人間を巻き戻す…それが壊理だ。そのまま抱えていては消滅するぞ。触れる者全てが「無」へと巻き戻される…呪われてるんだよそいつの個性は!俺に渡せ。分解するしか止める術はない!」
    緑谷「…絶対…やだ……そっか…足が折れた瞬間に…痛みよりも早く…折れる前に戻してくれてたんだね…とっても優しい個性じゃないか…」
    壊理「…………!」
    緑谷「体感した感じでわかった…!体が戻り続けるスピード!じゃあそれ以上のスピードで常に大怪我し続けていたら…!…水島さん……できる範囲で…サポートをお願い…!」
    …はいっ…!
    緑谷「……エリちゃん…僕らに力を貸してくれるかい」
    ………絶対に…勝って救ける…!
    緑谷(ワン・フォー・オール…フルカウル…100%!)

  • 65水島 着理25/12/02(火) 12:47:17

    治崎「おまえらも壊理も…力の価値をわかってない…個性は伸ばすことで飛躍する。俺は研究を重ね、壊理の力を抽出し、個性因子を消滅させ人間を正常に戻す力まで…到達点まで引き出すことに成功した!個性で成り立つこの世界を!理を壊すほどの力が…壊理だ!価値もわからないガキに利用できる代物じゃない!」

    治崎の攻撃より速く、緑谷さんが治崎の懐に入り込み、蹴りを放った

    緑谷「………SMAAAAAAASH!」
    ………治崎は…攻撃を受けると…分解して回復する……なら…!
    治崎「ッ…!どいつもこいつも大局を見ようとしない!俺が崩すのはこの世界!その構造そのものだ!目の前の小さな正義だけの…感情論だけのヒーローきどりが…俺の邪魔をするな!!」
    …今…!………「クワトロ・アシッド」!
    治崎「…!?何だこれは───…!」
    緑谷(ありがとう、水島さん…!もう回復はさせない!)
    治崎「…っ…!」
    緑谷「…目の前の……小さな女の子一人救えないで…皆を救けるヒーローに…なれるかよ!!」
    麗日「…ナイトアイ…デクくんたちが殺されるって…本当…ですか?」
    ナイトアイ「…それが私の見た…変えようのない未来……だが…これは…」
    緑谷「…っああああああああああああ!!」

    緑谷さんが100%で連撃を放ち、空いた大穴に向かって治崎を投げ飛ばす

    ……治崎が……止まった…

  • 66水島 着理25/12/02(火) 12:54:11

    緑谷「……エリちゃん…怪我はない?ごめんよ…僕が至らないばかりに──…!?」
    …!?緑谷さん!?
    緑谷(エリちゃんの個性が…勢いを増してる!)
    …緑谷さ──…っ…脱水……さっきの「クアトロ・アシッド」で……こんな…時に…
    リューキュウ「状況は!?」
    麗日「ナイトアイは後方にいます!周辺住民には避難を呼びかけました!治崎はデクくんが!…けど!様子がおかしい!超パワーで倒してから急に苦しみ出して!」
    壊理(嫌…!止まって…!この人が!死んじゃう!!止まって──)
    ……エリ…ちゃん…緑谷…さん……
    蛙吹「…!先生…!」
    相澤(……!すまん緑谷……俺が…見ておく)
    壊理「…!」
    緑谷「ハァッ…ハァッ…」
    リューキュウ「被害者がいないか確認を!救急車ありったけ呼んで!敵連合メンバーが近くにいるかもしれない!捜索を!」

    緑谷「気絶してから発熱が…!」
    救急隊員「とりあえず病院へ運ぼう。君もだ」
    緑谷「はい」
    蛙吹「着理ちゃん、大丈夫?」
    ………大丈夫…です……
    サー「……緑谷…水島…おまえは未来を…捻じ曲げた…」
    …!
    緑谷「ッ…ナイトアイ!僕言いそびれてて!オールマイト!生きるって!必ずまた会いましょう!会って…また!だから…頑張って!………」
    リューキュウ「…怪我人も多いし…手放しに喜ぶ状況ではないけれど…二人とも、ありがとう」
    〜AM9:15・保護完了〜

  • 67水島 着理25/12/02(火) 13:13:58

    警察「八斎會組員11名移送中。いずれも重傷、胝棚の敵病院へ向かいます。所持品は押収済みです。件の弾丸の他、報告にはないカプセルを確認─…?なんだ…?」
    死柄木「…将棋ってさ…ようするに玉を奪ればいいんだよな?」
    荼毘「そう単純じゃねえぞ」
    コンプレス「うん、言ってた通り来たぜ!八斎會から最寄りの敵病院へは、この高速に乗るのが一番早い…連絡ありがとね。トガちゃん有能でおじさん頭あがんねェや」
    トガ『連絡は仁くんの指示です。私は出久くんに見とれてたので…むしろそちらの手を煩わせてすみません。しばらく警察の動きを見てましたので可能性は高いです。核の子は手に入れられませんでしたが…完成品がまだそちらにあると考えているのです…なかったとしても…アイサツしておきたいでしょう?』
    荼毘「おいトカゲ、フラついてんぞ…俺酔いやすいんだ」
    スピナー「トカゲは!駄目だ!スピナーだ!ゲームで鍛えた俺のドライビングに文句でも!?」
    ラック「不安しかないなあ…」
    スピナー「警察を襲うことが本当に「真のヒーロー社会」…ステインの意思に沿うのか…俺は逡巡してるのだ!」
    死柄木「必要な犠牲さスピナー…運転頼むぜ」
    「来るぞ!」
    荼毘「……?何だあいつ…」
    スナッチ「敵連合!社会に仇なす悪鬼の徒!」
    死柄木「ヒーロー…!そりゃアいるよなァ…ダルい!スピナー!減速!」
    スナッチ「…!好都合!」
    死柄木「…!…天敵ですね…」
    スナッチ「「五指で触れて崩壊させる」個性…砂塵は掴めまい!」
    ラック「有名人だねー」
    コンプレス「死柄木は視線誘導…いこう!パトカーフワリ空中浮遊!タネも仕掛けもございやせん」
    警察「…!?うわぁぁあっ!?」
    スナッチ「…ッ…!!」
    荼毘「そうそう、ヒーローは人命優先しちまう」
    スナッチ「……ここ最近、各地で焼死体が相次いで見つかってる…」
    荼毘「お、噂になってる?嬉しいね」
    スナッチ「遺族の気持ちを考えた事はないのか!」
    荼毘「…………」
    スナッチ「この───」
    コンプレス「あっちちちち…砂って燃えねェよな」
    荼毘「見た感じ上半身しか砂化できねェっぽいから死ぬだろ」
    ラック「みんなー!ヤクザいたよー!」

  • 68水島 着理25/12/02(火) 13:20:55

    死柄木「…なァにが「次の支配者になる」だ」
    治崎「……殺しに来たのか…」
    死柄木「いーや…おまえが最も嫌がる事を考えた。俺はおまえが嫌いだ。偉そうだからな」

    おじさんが、オーバーホールの左腕を抉りとる

    コンプレス「俺も」
    治崎「…………」
    死柄木「コレさァ…二箱あるけどどっちが完成品?…まァ…いっか」
    治崎「………返せ…」
    死柄木「あのなオーバーホール…個性消してやるって人間が、個性に頼ってちゃいけねェよな…」
    治崎「……っ…!」
    死柄木「切り離さないと塵になっちまう」

    死柄木が、オーバーホールの右腕を切り離す

    死柄木「よし…これでおまえは無力非力の無個性マン……おまえが費やしてきた努力はさァ!俺のもんにやっちゃったよ!これからは咥える指もなく、ただただ眺めて生きていけ!頑張ろうな!」
    スピナー「すぐ追手が来るぞ!早く乗れ!」
    治崎「あ…ああ…!あ゙ああああああっ!」
    死柄木「次は…俺たちだ」

  • 69水島 着理25/12/02(火) 13:34:22

    〜病院〜
    医者「頭の傷と手足に刺された傷はありますが、後に遺るモノではないですね。脱水の方も、数日安静にしていれば治るでしょう」
    ……他の…皆さんは…
    相澤「俺が見てきたよ」
    相澤先生…!お怪我は…
    相澤「十針縫った。来い…大事なところでいてやらなくてすまなかった」
    いえ……それより皆さんは…
    相澤「切島は全身打撲に裂傷が酷いが命に別条はない。天喰も顔面にヒビが入ったものの、後に遺るモノではないとのこと…ファットガムは骨折が何ヶ所か…元気そうだったけどな。ロックロックも幸い内臓を避ける形で刃が刺さっていた。大事には至らない傷だ…緑谷はエリちゃんの個性のおかげで無傷…まァこんなところだ」
    ……エリちゃんと…ナイトアイは…?
    相澤「エリちゃんは、まだ熱も引かず眠ったまま…今は隔離されてる」
    ……隔離…そんな…
    相澤「緑谷が得たあの子の情報を考慮しての結論だそうだ…「人を巻き戻す個性を調整できない」…何かの弾みでまた発動してしまったら、俺以外に止める術がない…未知数な上に、精神的にも…今はこれが合理的だと思う。あの子の為にもな」
    ………………
    相澤「建物や地面には作用せず、人にのみ…だった事を考えると、調整の訓練も気軽に行えるモノじゃない…要するに、彼女の個性には頼れないという話だ」
    ……どういう…
    相澤「…受け入れるしかない」
    緑谷「…!水島さん…」
    ……緑谷…さん…オールマイト…リカバリーガール───…!
    医者「手の施しようがなく…正直…生きているのが不思議な程…」
    リカバリーガール「こうもなってしまっては…治癒では何ともならないな…」
    医者「残念ながら…明日を迎える事は……かなわないでしょう…」
    ……ナイト…アイ……

  • 70二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 15:08:02

    >>69

    …ナイトアイ…!

  • 71二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 21:37:03

    サーは特に運命変わらずか

  • 72水島 着理25/12/02(火) 21:49:38

    オールマイト「…ナイトアイ…!」
    サー「……オール…マイ…ト……死で…ようやく会う気に…?」
    オールマイト「返す言葉が見つからないよ…私は君に…ひどい事を…」
    緑谷「ナイトアイ…!ダメだ生きて…!頑張って!」
    サー「…ずいぶんと…かしこまってるじゃないか…私は…別にあなたを恨んじゃいないよ…あなたに…幸せになってほしかっただけだ…から…抗うと…決めてくれたなら…私は…良い…」
    オールマイト「君も抗ってくれ…!これまでの償いをさせてくれ…」
    サー「……償いなど…私も…多くの人間に迷惑をかけた…これまで…あなたが殺される…未来を変えたくて…変える術を探ってきた…ずっと…どうにも…ならなかった……私では…どうにも…変えられなかった…だが…緑谷が今日見せてくれた…」
    緑谷「…!」
    サー「私は…ずっと…拭い去ることができなかった…「変えられない」…その考えが…常に頭の片隅に……思うに…エネルギーなんじゃないか…と思うんだ…己が強く望む未来…疑念の入る余地のない強いヴィジョン…望むエネルギー…皆が強く…1つの未来を信じ紡いだ…そのエネルギーが緑谷に収束され…放たれた結果…なんじゃないか…」
    ……ナイトアイ…
    サー「未来は不確かで…あなたは考えを改めてくれた…私は…それで充分…ただ…思い残すのは…」
    看護師「ちょっと通形さん!」
    …!
    看護師「まだ動いちゃダメです!!」
    通形「サー!ナイトアイ!!」
    先輩…
    サー「……ミリオ…」
    通形「ダメだ!生きて下さい!死ぬなんてダメだ!」
    サー「ミリオ…辛い目に遭わせて…ばかり…私が…もっとしっかりしていれば…」
    通形「あなたが教えてくれたから強くなれたんだよ!あなたが教えてくれたからこうして生きてるんだよ!俺にもっと教えてくれよ!死んじゃダメだって!」
    緑谷「…先輩…」
    サー(…ミリオ…許しておくれ…最初は…ただ…器として引き入れただけだった…私を慕い信じてくれるおまえが…いつしか私の…誇りとなっていた……ミリオ!…おまえは………)
    通形「…サー…」
    サー「………大丈夫…おまえは…誰より立派なヒーローになってる…この…未来だけは…変えては…いけないな。だから…笑っていろ」
    通形「うぅ…!うぅう……っ!」
    サー「元気とユーモアのない社会に…明るい未来はやって来ない」
    …………ナイト…アイ…
    通形「ううう…!…っ…あぁぁぁあっ!」

  • 73水島 着理25/12/02(火) 22:11:50

    〜一夜明け〜
    『──犯人護送中の襲撃事件という前代未聞の失態。重要証拠品の紛失も確認されており警察への批判が高まっています』
    リカバリーガール「ずうっとこの話だねェ…」
    緑谷「…治崎が…死柄木に………」
    …………
    相澤「おまえらが責任を感じる事じゃない。気に病まなくていい。とりあえず生徒を学校に戻す。通形はもう少し様子を見るとの事だが、他は治癒してもらって完治してる。そろそろ来る頃だ」
    緑谷「僕も…エリちゃんが目覚めるまでいちゃダメですか…?」
    相澤「おまえがいても状況は変わらない。お医者さんに委ねるしかない」
    緑谷「……先輩に挨拶してきます」
    わっ…私も…!
    相澤「あ…オイ今は………」

    せ…先ぱ───
    通形「オイっすー!!」
    …!?
    通形「おはよう二人とも!なんか俺だけもう1日様子見入院だって!こんなにも元気なのに!ちっくしょー!!」
    緑谷「…先輩…」
    通形「…わかってるさ。個性も失って、師まで逝ってしまった。笑ってられるようなしんきょじゃない…だからこそさ」
    緑谷「…………」
    通形「ナイトアイさ、君らにはああだったけど…俺と話す時はけっこう笑ってくれてたんだぜ。だからメソメソしない!だって俺はこの先「立派なヒーロー」になるからね!俺が暗い顔してたらエリちゃんも辛いだろうしね!」
    緑谷「……先輩は…個性を消されても…1人で守り続けたんですよね…」
    …緑谷さん…?
    緑谷「それに比べて…守らなきゃいけないエリちゃんに助けられて…先生にも助けられて…もし先輩が後継者だったら…ナイトアイだって…!もし…!僕が個性を先輩に渡せるって言ったら…そしたらっ…」
    通形「いらないです」
    緑谷「…!」
    通形「もし仮に本当にそんな事が可能で、俺が譲ってもらったとしてさ…そしたら今度は苦労するだろ!何をしょぼくれてんのか知らないけど…君はよくやった!ヒーローデクだよ!」
    緑谷「………っ…」
    通形「それに…昨日イレイザーからエリちゃんの話を聞いてるんだ。今後もしエリちゃんが個性をしっかり扱えるようになったら、個性を持ってる状態に戻してもらえないか頼んでみる!それがかなわなければ元通りになれるよう色々やってみる!とにかく俺は大丈夫、ナイトアイの予知がついてるんだ。だからさ!笑っていようぜ!水島さんも!!」
    っ…は…はいっ…
    緑谷「先輩…待っています…」

  • 74水島 着理25/12/02(火) 22:37:44

    〜夜〜
    峰田「帰ってきたアアア!奴らが帰ってきたア!」
    上鳴「大丈夫だったかよォ!?」
    八百万「皆心配してましたのよ…」
    砂藤「まァとにかくガトーショコラ食えよ!」
    上鳴「緑谷切島ァ!おまえら毎度凄えことになって帰ってくる!怖いよいいかげん!」
    障子「無事で何より」
    耳郎「ブジかなあ…無事…うん…」
    芦戸「水島ー!!大丈夫!?大丈夫!?」
    だ…大丈夫です…!
    飯田「皆!心配だったのはわかるが!落ち着こう!報道で見たろう!あれだけのことがあったんだ!級友であるなら彼らの心を労り静かに休ませてあげるべきだ…身体だけでなく…心もすり減ってしまっただろうから…」
    緑谷「飯田くん…」
    飯田「ム…」
    緑谷「ありがとう…でも…大丈夫」
    飯田「……じゃあいいかい。とっっっっっっても心配だったんだぞ俺はもう!君たちがもう!」
    瀬呂「おめーがいっちゃん激しい」
    八百万「ラベンダーのハーブティーをお淹れしますわ!心が安らぎますの!」

    爆豪「………」
    上鳴「おーいかっちゃん!何を不貞腐れてんだ!?心配だったからここいんだろ!?なァ!?素直になれよ!」
    爆豪「…寝る」
    上鳴「えー早くね!?老人かよ!」
    爆豪「てめーらと違ってヒマじゃねンだ」
    轟「緑谷、水島、麗日、切島、蛙吹、わりィが俺も」
    上鳴「えー早くね!?老人かよ!」
    蛙吹「爆豪ちゃんはともかく…轟ちゃんまで、どうしたのかしら…」
    耳郎「あいつら明日仮免の講習なんだ…にしても早いけど…」

    (本日はここまでです…!)

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