ここだけ新デジタルワールド研究報告会

  • 1二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 08:34:46

    データ生命体、デジモンたちの暮らす世界、デジタルワールド
    余多の人間世界に並行し無数に存在するその中に、この度新たに観測されたその世界は酷く原始的な構造をしていた
    この世界にデジモンたちは産まれたばかりで、今だに言語や文字すら未発達。究極体は影も形もない。
    そして特徴的な要素としては、なんとこの世界のデジモンは成熟期を迎えるとデジタマを単為生殖によって産卵し、その数を増やしていくのだ
    あなたはこの興味深い原始的な世界を観測し、調査を進める調査員か
    はたまた別世界から降り立ったデジモンか、犯罪に利用しようと暗躍する犯罪者か、それともこの世界に生まれ落ちたデジモンか
    文明を発展させるのか、新たな進化を齎すのか、破壊と蹂躙をまき散らすか
    この世界の行く末は、今だ誰もわからない・・・
    ルール
    ・過度なエログロ禁止
    ・チート、確定ロール禁止
    ・他作版権キャラ及び本家デジモンの人間キャラ禁止(オマージュはOK)
    ・オリデジ禁止

  • 2二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 08:36:19

    このスレの設定はタマリリスさんの『デジタルモンスター研究報告会』の設定からインスパイアされており、またご本人様の認可を受けてスレ立てしております


    デジタルモンスター研究報告会 - ハーメルンコンピューターネットワーク上の世界「デジタルワールド」に突如出現したデジタル生命体、デジタルモンスター…略してデジモン。 それを発見した我々は、デジモンの研究を…syosetu.org
  • 3二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 08:39:38

    ポヨモンはどの世界のデジタルワールドでも最も繁栄している原始的なデジモンと言えるだろう
    どこにでもいて、単細胞分裂によりすぐに増え、そして他のデジモンに食べられる
    膿ではプランクトンの、陸では微生物のような役割を果たす分解者だ

  • 4二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 08:42:55

    ヌメモンの存在意義も、どの世界でも変わらない
    不潔で非力で、湿った場所ならどこにでもいる分解者である

  • 5二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 08:46:14

    ガルルモンが狩ったビットモンの肉を子であるガジモンたちに分け与えている
    文明の未発達であるこの世界のデジモンたちにおいて、もっとも強いつながりは親子の情である

  • 6ウィザーモン25/11/30(日) 08:52:10

    ここが、最近発見された新デジタルワールド……

    実に原始的だ…いや、もはや創世記と言っても過言ではないな

  • 7二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 08:54:26

    >>3

    (「海では」……ひどい書き間違いだ…)

  • 8二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 09:02:19

    なあ、新しく見つかったっつーデジタルワールド
    あそこのデジモン捕まえたら金になるんじゃね?

    そもそもどうやったらそのデジタルワールドに入れるんだよ?

  • 9二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 09:03:19

    >>8

    ゼニスゲートから行けるんじゃね

    ゼニスゲートの行き方知らんけど

  • 10二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 09:07:11

    >>9

    マジか~

    っぜって~儲かると思うんだけどな~


    出来立てってことはセキュリティもゆるゆるだろ?

    オレツエーし放題だし、デジモン捕まえ放題だろ?

  • 11アンティラモン25/11/30(日) 09:13:59

    この世界は何もかも発展途上なのですね
    そして興味深いのがデジモンが産卵という行為を行うこと……
    まるで我々とは体の構造すらも違うよう……
    【何かに気づく】
    【どこかからはぐれたのか、ポヨモンがくっついている】
    【歩いてもついてくる】
    ……どうしましょうか、これ……

  • 12オメガモン25/11/30(日) 09:20:08

    この世界は産まれたて故に、非常にデリケートだ

    干渉には細心の注意を払わねななるまい

    ……少なくとも、悪質な輩が入り込まぬよう、どうにかセキュリティを考えねば…

  • 13二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 09:25:10

    >>10

    発達段階の原生世界らしいからなぁ

    レベルⅠ~Ⅲぐらいの奴ばっかで金にならないんじゃないか?

    既存のデジタルワールドでは稀少種になってるプロトタイプデジモンがいる可能性はあるが

  • 14二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 09:28:26

    マッシュモンが胞子をばら撒き菌床からは複製体の芽が芽吹いている

    デジタマだけでなく、自己複製によって増殖する個体も多くみられる

    それらの種は得てして繫栄し、遺伝子多様性には劣るがゆえにその環境のみで完結しており、また大抵が被食者である

  • 15ウィザーモン25/11/30(日) 09:35:15

    おや、あれは……ドリモンかっ

    非常に原始的な、デジモンのプロトタイプと言われる種だ

    現代ではめったに見られないが……まさか野生個体が見られるなんて

    「ぎゃう!」「ばうばう!」
    (兄弟と思われる複数体がじゃれ合っている)

  • 16一般ギーク25/11/30(日) 09:56:19

    デジタル…ワールド?初めて聞いた存在だ…
    観察の手段はあるのかな?

  • 17チャットルーム25/11/30(日) 10:03:29

    >>16

    『デジモンの中には世界を移動するゲートを開く能力があるやつがいたり、そんな能力を人間の技術で再現したものもあるらしい』

    『世界移動なんて使えるデジモンなんか大抵バケモンみたいな強さだけどな』


    『観測だけなら既存ツールで行けるんじゃね?』

  • 18二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:14:54

    海岸のマングローブでシーラモンが産卵を行なっていた

    肺呼吸を得たが足が未熟で陸上生活は出来ず、また遠泳を行なうことも困難になってしまった
    結果、彼らはマングローブの浅瀬から出ることは出来なくなってしまった

    彼らの中途半端な進化の後悔は、産まれた子らが払拭することになるだろう

    今も昔もどの世界でも、デジモンとは、思いの強さが進化を促すのだ

  • 19二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:18:40

    >>17

    デジモンはデジタルワールドと人類のネットワークを自在に行き来できるので

    我々人類もデジモンを経由することでデジタルワールドにアクセスできる

    問題はデジタルワールドにアクセスせずにデジモンを入手する機会が限られている事だが

  • 20二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:25:15

    よっしゃよっしゃ!!
    やったぜ侵入成功!!
    ブラックマーケットで大枚はたいて買ったデジタルゲート発生器!!
    ここはまだだ~~れも手が入ってない宝山だあ!!絶対一攫千金してやるぜ!!
    『ピポポ・・・』
    不安そうな顔すんなよコクワモン!リスクを負えるやつがチャンスをつかむのさ~~!!

    『ピポ・・・』
    (ゲート発生器が粗悪品であったために致命的な破損をきたしており、結果帰る手段を失ってしまったことを男はまだ知らなかった)

  • 21二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:52:16

    「――予定通り到着した。コンディションは正常、座標のズレも誤差の範囲内だ」
    『此方でも確認した。随分とスムーズだったな』
    「脆弱性があるなら、あの仮説は正しかったって事か」
    『〝発生初期のデジタルワールドはホストの直轄になく、アウトオブバンドで管理されている〟、か。確実とは言えないが』
    「可能性でもあるなら上等だろ。確立されたデジタルワールドには隙なんざ微塵もないんだ」
    『……油断はするなよ。永久凍土の遺跡に挑んだチームの二の舞は御免だ』
    「分かってるよ。探査に入るから切るぞ」
    『ああ、吉報を待っている』

  • 22野良ハンター25/11/30(日) 11:07:12

    はっは~~やったぜぇ!!

    >>20

    デジタマがあっちこっち取り放題だぁ~!!


    ええっと~ナチュラルデジモンのデジタマの闇市での相場が一個30万クレジットだったか~


    ひゃっはー!ここは宝島だ~~!!

    『ピポポ…』

  • 23野良ハンター25/11/30(日) 11:29:15

    うわああああああ!!?何でだあああああああああ!!?

    せっかくこんなにデジタマ集めたのにいいいいいいいいい!!!?
    ゲート発生器が壊れてるとかありえなんですけど!!?
    せっかく集めたのに売れないじゃん!?てか俺帰れないじゃん!!!?

    どうすんだこれええええええ!!??

    『ピポポ……』(パートナーのうかつさに呆れているが、なんだかんだで見捨てる選択肢はない。おのれもまたパートナーなのだから)

  • 24二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 11:55:44

    「この樹は……樹皮を割いてキノコの様に結晶が生えてるな。こういう結晶は既存のデジタルワールドでも良く見るもんだが」
    「ケーブルや電光掲示板の様なオブジェクトはまだ見かけてない。原始デジタルワールドの特徴なのか、この辺にないだけなのかは不明、と」

    【地道な探査を続けている】

  • 25二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:04:04

    >>24

    「ごご?」


    はじめて目の当たりにした生物、ゴツモンは遠巻きながら興味深そうに眺めていた

  • 26二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:24:21

    >>25

    「おっ?……ゴツモンか。見たところ通常種との差違はなさそうだが」


    【軽く手を振ってみる】

  • 27ゴツモン25/11/30(日) 12:26:48

    >>26

    「ご!?ごごご!?」


    驚いて慌てて隠れようとする


    「ご…ごご、ごご??」


    恐る恐ると顔を出し、手を振るマネをしている

  • 28アンティラモン25/11/30(日) 12:27:00

    >>23

    おや?あれは……人間?

    なんの騒ぎでしょうか……

    【細胞分裂で増えた大量のポヨモンを引き連れている】

  • 29ゴツモン25/11/30(日) 12:31:53

    >>28

    「ごごご!?……ご、ごご??」


    (現れたアンティラモんへも手を振ってみる。どうやら、手を振るという行為を挨拶だと学習したようだ)

  • 30二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:32:13

    >>27

    「この辺りに棲むデジモンだろ?少しデータを採らせて欲しいんだが」


    【言いつつレジストリから肉らしきモノを取り出した】

    【骨に刺さったその肉は何故かキューブ状をしており、鉄板染みた光沢がある】

    【かなりの硬度がありそうだが、デジモンにはそれを好む種もいるだろう】


    「協力してくれたらお礼にこのハガネ肉をやろう」

  • 31アンティラモン25/11/30(日) 12:34:49

    >>29

    こんにちは〜

    【手を振り返す】

    【周囲のポヨモンたちも何やらポヨポヨ体を揺らしている】

  • 32ゴツモン25/11/30(日) 12:35:38

    >>30

    「ごごご?ごご…」


    (まじまじと肉を眺めている)


    「ごご、ごごご…」


    (どうやら欲しいようだ、先ほど覚えた手を振る行為を繰り返しながら近づいていく)

  • 33二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:38:33

    >>31

    (レベルⅤクラス……今の戦力じゃ敵対は避けたいな)

    【さりげなく警戒している】


    >>32

    「交渉成立、か?」

    【手を振り返して足元に肉を置く】

  • 34アンティラモン25/11/30(日) 12:44:29

    >>33

    (あ。妙な気配があると思ったら人間さんだ)

    (この辺はできたばかりのようだから移動手段が確立されていないと思ったけど、そうでもないのかな?人間は頑張り屋さんだからな〜)

    こんにちは〜

    【あなたの意図には気づかず、友好の証として手を振って見せる】

    【周囲のポヨモンたちもポヨポヨ体を揺らしている。もしかしたら、手がないなりに"手を振る"という行為を真似しているのかもしれない】

  • 35ゴツモン25/11/30(日) 12:47:10

    「ごごご……」

    (おそるおそる、肉を拾い口にする)

    「ごご!?ごごご~~~!!ご~ごご~~!!」

    (嬉しそうにぴょんぴょんぴょんと飛び跳ねながら肉をくれた人間にブンブンと手を振っている)

  • 36二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:51:02

    >>34

    「ああ、こんにちは」

    【手を振り返しつつ思案する】

    (先ほどのゴツモンと違って〝手を振る〟という動作に戸惑いがなかった)

    (人間の文化を理解している?既に接触があったとしたら……俺達は既に後発なのかもしれないな)


    >>35

    「口に合ったようで何よりだ。おかわりをやるから少しそこを動かないでくれよ」


    【同じものをもう一つ取り出しゴツモンに与えると、腕時計のようなガジェットを操作する】

    【ゴツモンのデータを採取しているようだ】

  • 37二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:55:16

    『ギョゲアアアアアアアア!!!!』

    (ドスドスと足音を鳴らし、くちばしからよだれを垂らしながらエモノをめがけて突進していく)

    (やつこそがコカトリモン、周辺を根城に思うままに獲物を捕食してきた恐鳥型デジモンである)

    『ギョゲエエエエエエエエ!!!』
    (その鋭い牙の並ぶくちばしは容易くゴツモンの甲殻すらかみ砕いてしまうだろう)


    「ごご!?ごごご~~~~!!?!?」
    (あの恐ろしいくちばしに何体もの兄弟を食い殺されてきた。ゴツモンは恐怖し逃げようとる)

  • 38アンティラモン25/11/30(日) 12:56:31

    >>36

    (……データを採取している……)

    (うん、ならセーフですね。研究目的の接触とデータ採取は見逃して構わないと主様もおっしゃっておられました)

    おっと

    【ポヨモンは相変わらず細胞分裂で増えたり、通りがかったデジモンに食べられて減ったりしている】

    うーん、弱肉強食ですね

  • 39アンティラモン25/11/30(日) 12:58:46

    >>37

    大変ですね〜

    頑張ってくださ〜い

    【助けに入る様子は一切ない】

    【何故ならこれがこの世界の自然の摂理。正しい在り方だからだ。そこに過度に介入することはこのアンティラモンに許可されていない】

  • 40ゴツモン25/11/30(日) 13:04:31

    「ごご~~!!!ごごご~~~!?」

    (涙目になりながら必死に逃げようとするが、容易くその太い脚につかまってしまう)


    『ギョギョギョギョ……ギョ?』

    (ダラダラとよだれを垂らしながら、一口でかみつぶそうとするその時、より大きくて、柔らかそうな肉に目が付く)

    >>39

    『ギュギョギョ……ゲアアアアアアアアアア!!』

    (この程度の小物いつでも食えるだろう、ゴツモンを放り捨て、アンティラモンへと襲い掛かる。産まれてから視界に入る全てが餌だったコカトリモンは、このみたこのない大きな肉も食えると信じて疑わなかった)

  • 41二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:06:06

    >>38

    >>39

    (守っている訳じゃないのか……?)

    【ポヨモンが減っても気に留めていない様子に首を傾げる】

    「君もこの辺りのデジモンか?……って」


    >>37

    「このタイミングで乱入者かよっ」


    【襲撃してきたコカトリモンに向き合うと、手を突き出して腕時計型のガジェットを構える】


    「pwn(制圧)しろ!」


    【短い命令に応え、ガジェットから黒い炎が吹き上がる】

    【それは大きく翼を広げると、牙を剥き出す巨鳥に変じた】

    【――〈セーバードラモン 成熟期 ワクチン種〉】

  • 42アンティラモン25/11/30(日) 13:07:45

    >>40

    ありゃ、こっちにきちゃった。参っちゃいますね〜

    ほいっと

    【向かってきたコカトリモンを軽い身のこなしで飛び越え、少しの振動すら起こさずに静かに着地する】

    【当然、犠牲になるのは置いていかれる形となるポヨモン達だろう】


    >>41

    (……デジモンを出しましたね〜)

    (……こういう時はどうするんでしたっけー)

  • 43コカトリモン25/11/30(日) 13:11:36

    『ぎょあ!?ガギャアアアアアア!!』
    (思っていたのとは違う、プチプチとポヨモンを踏み潰す軽い感触)

    (食えなかった、自分の狙った獲物が。初めての経験、それを目の当たりにしたコカトリモンに沸き上がったのは、まるで子供の癇癪のような怒りだった)

    『ゴゲエエエエエエエエエエエエエ!!!』
    (許せない!生意気だ!もしコカトリモンに言語能力が備わっていたらそう言っていただろう。コカトリモンの頭は、もはやこの生意気な二ぐを食うことだけに支配されていた)

  • 44アンティラモン25/11/30(日) 13:17:33

    >>43

    困りますよ〜

    そりゃ見えるとこにいた私も悪いですけど

    ……悪いかなぁ?

    ねー、別のにしません?身の程というものを知りましょう?

    あんまりここの生態系に手を出したくないんですよ。怒られちゃうから

  • 45二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:22:05

    >>43

    「チッ」

    【舌打ちをしてセーバードラモンに指示を出す】

    【黒い炎鳥は滑るように宙を舞い、コカトリモンの首に鉤爪を振るった】

    (この場から引き剥がす。あのポヨモンだって調査対象だからな)


    >>44

    (アイツ、まさか管理者側か?)

  • 46コカトリモン25/11/30(日) 13:28:36

    >>45

    『ゴギャ!?』

    (まるで冷や水を刺されたかのような感覚、生まれて初めての「傷つけられた痛み」という感覚に、コカトリモンは目を白黒させ硬直する)


    『ギョワ!?げぎゃ!?』

    (今までは視界に移る全てが餌だった、誰もかれもが一口で腹に収まった。)


    『ごげ!?げ!????』

    (くえない?いたい?なんでなんでなんで??コカトリモンの頭は疑問と困惑に支配されていた)


    『ご!?げ!?……ギャアアアアアアアアア!!!!』

    (しかし、それらの困惑は沸き立つ怒りによって塗りつぶされる。すべてが餌、それが真理であると信じて疑わないコカトリモンは、まず自身を気づくてた浮いている奴へ狙いを定めた)

  • 47二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:31:55

    >>46

    「釣れたか」


    【黒鳥を後退させ戦いの場を移動させると、その隙に右往左往しているポヨモン達を逃がしていく】


    「よし、これでまともな攻撃ができる」

  • 48アンティラモン25/11/30(日) 13:31:55

    >>45

    (あ、傷つけた)

    (どうしようかな)

    (不当に狩る奴は始末しろって言われてるんですけど)

    【一瞬──ほんの一瞬。どす黒い殺気が膨れ上がり──】


    …………

    >>46を見る】

    ……よし、正当防衛ですねー

    正当防衛で提出しましょー

    【呑気そうにうんうんと頷いた】

  • 49コカトリモン25/11/30(日) 13:36:42

    『ギョアアアアアアアア!!!!』
    (コロスコロスクウクウクウクウ!!!コカトリモンの思考はその2文字に支配されていた。そして、あふれ出す殺意はついに、瞳からの光線として放たれた!)

    『ペトラーファイヤー』
    (コカトリモンの必殺技として現代ではよく知られるそれは、おそらくこの原始デジタルワールドにおいてはじめて観測された必殺技であった)

  • 50アンティラモン25/11/30(日) 13:40:45

    >>49

    【光線の射程外から"それ"を観測する】

    (あ、マジかー。マージーかー。あれ倒しちゃうんですか?)

    (あーどうしよー。助けてあげた方がいいんですかねあの"コカトリモン")

    (うーん……)

    (……ま、このくらいで死ぬならそれもまた自然の摂理ってことでひとつ……)

  • 51二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:43:43

    >>48

    「っ……?」

    (殺気を感じてチラリと目をやるが、何事もなさそうで困惑する)


    >>49

    「迎え撃て!」


    【大きく開いたセーバードラモンの口腔に、目映い紅炎が迸る】


    〈プロミネンスビーム〉


    【放たれた紅き熱線は、コカトリモンの光線と真っ向から衝突した】

  • 52コカトリモン25/11/30(日) 13:45:07

    『ゴゲエエエエエエ!!!』


    『ペトラーファイヤー』『ペトラーファイヤー』『ペトラーファイヤー』『ペトラーファイヤー』


    (怒りのままに新たに生えて武器を発射し続けるコカトリモン。しかし、飛び回るセーバードラモンは捕らえられない)


    (そして、彼は知る由もなかった。デジモンの必殺技は自身のデータを消費して発動すること、使えば使うほど内包エネルギーを消失していしまうということなど)

    >>51

    『ぎゃああああああ!!?』

    (炸裂した熱線と熱線、コカトリモンは大きくのけぞった)

  • 53アンティラモン25/11/30(日) 13:50:36

    >>51

    >>52

    ……あちゃー

    【折角の"必殺技"という概念を見つけ出した個体。それがこうもあっさりと撃沈するとは】

    【当然と言えば当然か。自分が持っている武器がなんなのかも分からず振り回すだけでは、知恵を持つ戦士は倒せない】

    【セーバードラモンからすれば、文字通り"赤子"を相手にするようなものだっただろう】

    んー、勿体ないことしたかなー

    ……始末書ですかねー。やだなー

    【とはいえ、そこまで深刻そうには見えないが】

  • 54二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:51:15

    >>52

    【ひたすら回避に徹していた黒い炎鳥は、爆炎に怯んだ隙を突いて再度紅炎を収束する】

    【そして追撃を放とうとした瞬間】


    「待て」


    【軽く片手を上げてそれを制す】


    「一度だけ機会をやるよ。今逃げるなら、俺は追わない。どうする?」

  • 55コカトリモン25/11/30(日) 13:52:10

    (そして、その時は唐突に訪れた)

    『ぎょわ!?ぎょっ・・・・・!!????』

    (突如、足取りがおぼつかなくなり、足がもつれたおれ伏せる。体が全く思うように動かない。産まれてこの方、全てが自分の思うようになってきたコカトリモンにとって、自分が自分の言うことを聴かなくなるなどというのは、混乱の極みとなった)


    「……ご、ごご」
    (突如倒れた怨敵、呼吸は弱弱しく、立ち上がろうにも立ち上がれない。まるで、あいつにやられていった兄弟たちのように)

    「ご・・・ごごっ」
    (自然とゴツモンはコカトリモンへ歩いていた)

  • 56アンティラモン25/11/30(日) 13:55:23

    >>55

    (おっと?)

    (面白いものが見れそうですね〜)

    (本来なら起こり得なかった……いえ、そんなことはないですね〜)

    (コカトリモンより強い存在、或いは互角に渡り合える存在はいるのですから)

    (そういった存在とぶつかり、怪我を負い、そこを偶然自身より弱い存在に発見される……全然あり得る世界線(シチュエーション)です)

    【手を出さず、静観する姿勢だ】

  • 57ゴツモン25/11/30(日) 13:55:34

    「ごご…」
    (こいつによってたくさんいた兄妹はみんな食われてしまった。いまは自分ひとりだけが残った。毎日毎日、恐ろしいくちばしから逃げ隠れる日々を送ってきた。その原因が、まるで、こいつに食われた兄弟たちのように、今にも死にそうだ)

    『ぎょっ…ぎょご!!』

    「ごご……ゴゴゴーーーーー!!」
    (原始的な感情、それの赴くままに、ゴツモンはコカトリモンの頭へ岩を叩きつけた!!)

    『アングリーロック』!!!

  • 58アンティラモン25/11/30(日) 14:00:18

    >>57

    ……わーお

    【素直に感嘆の言葉を漏らす】

    【アンティラモンは感動すら覚えていた。この、できたばかりの赤子のような世界で、アンティラモンはある種の"進化"を目にしたのだ】

    わー、すごいすごいすごい

    【そう言ってゴツモンを賞賛するように拍手を送った】

  • 59ゴツモン25/11/30(日) 14:01:37

    『ぎょげ!???・・・・・・っっ』

    (いたい、いたい、うごけない、はらへった、くいたい、しぬ?しぬのか?自分が?なんで???)

    (疑問が尽きないコカトリモンの頭、しかし、やがてすべてが漆黒に塗りつぶされてゆき…)

    『ぎょ…げっ』
    (その命の尽きる刹那、生存本能からか、ひとつのデジタマを産み落とし、コカトリモンは混乱と疑問の答えを知らぬままに、絶命した)

    「ごごご……っごごごーーーーーーー!!!」
    (感情と呼ぶにはあまりにも幼い、しかし、確かに芽生えたそれのままにゴツモンは叫んだ。せっかくの水分が目から流れてしまうが止め方は分からないし、それを涙と呼ぶことなど、彼が知る由もなかった)

  • 60二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 14:05:08

    >>59

    「……こうなったか」


    【溜め息を吐いて黒い炎鳥を呼び戻す】

    【その首筋を労いを込めて二、三度撫でると、ガジェットに収納した】

    【ポヨモン達は足元をうろうろしている】

  • 61アンティラモン25/11/30(日) 14:05:52

    >>59

    ああ、泣かないで……いや、泣いていいですね

    キミのそれは確かな成長であり進化

    とても喜ばしいことです

    祝福されるべきことです

    キミがすべきことは生きること

    生命としての営みを続けること

    この幼い世界で芽吹いたキミがいつかさらなる"進化"を遂げて実をつけることを祈っていますよ

    【幼子にするように優しく語りかける】

  • 62ゴツモン25/11/30(日) 14:11:47

    「ごご??ごご…ごごご…!!」


    「こ、kこnんにとちちわああ……こ んに…ちはっ」

    (アンティラモンへ向けて、彼が初めて口にした鳴き声をまねたそれはまた、原始デジタルワールドで初めて使われた「あいさつ」であり、外からもたらされたとはいえ、確実な「文化」のタネであった)

  • 63アンティラモン25/11/30(日) 14:13:33

    (この世界でもデジモンの死後にはデジタマができるのですね)

    (そこは私達と同じなのですねぇ)

    (しかし成熟期は人間の世界のように産卵を行う……ポヨモン達は細胞分裂で増える……)

    (んー……この世界……デジモンの増殖がとんでもなく早いのでは?いやはや……)


    >>62

    おや、言葉を覚えましたか

    これは余計なことしちゃいましたかね〜

    怒られちゃうかも まあいっか

  • 64二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 14:16:23

    「まぁ、好都合と考えよう」

    【ポヨモン立ちに加え、生まれたばかりのデジタマからもデータを取得する】

    【それなりの数になりそうだ】


    >>61

    (生きること、ね……)

    【神妙な顔をして聞いている】


    >>62

    「喋った?学習が早い……」

  • 65ゴツモン25/11/30(日) 14:17:51

    「ごご…!!ごごご!!ごごご!!!こん…にちは!こんに…ちは!!」

    (ゴツモンは、調査員とアンティラモンへ手を振りながら、コカトリモンの亡骸をどうにかして引っ張って行こうとしている。幼いころ、親からしてもらったかのように、二人へこの肉を分け与えようとしているようだ)


    『ぬめ…』『ぬめ…』『ぶぶ』

    (そして、突如出来上がった巨大な肉塊を求め、ヌメモンやププモン、そしてポヨモンといったスカベンジャーがあつまってきていた)

  • 66ニョキモン@原生個体25/11/30(日) 14:18:44

    (このデジタルワールドに生まれた一匹の弱い幼年期デジモンが、葉っぱに擬態して草むらに隠れながら、一部始終を見届けていた)
    ぷる、ぷるぷる…
    (すごいバトルの現場を見てしまった…。恐怖でひたすら震えている)

  • 67アンティラモン25/11/30(日) 14:19:33

    >>64

    あ、そこのあなた

    ……あー

    あー、あー、言葉通じてますか?言語を間違えてはいませんか?

    私はあなたの使用する言語に合わせて言語プログラムを変更することができます


    >>65

    気持ちだけ受け取っておきます

    ここのものは口にしてはいけないことになってるんですよ〜

    気にはなるんですけどね〜

  • 68ゴツモン25/11/30(日) 14:21:57

    「ご、ごご?」

    「ゴ…こんにちは?ご…ごご、あ…なた?」

  • 69二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 14:24:38

    >>65

    「ああ、こんにちは。くれるのか? ならありがたくデータを採らせて貰うよ」

    【ガジェットを動かし、コカトリモンの死骸を走査する】

    >>66

    「葉っぱが震えている……いや、デジモンか。折角だしこいつのデータも」

    【ガジェットを構える】

    >>67

    「あ、ああ。通じているが」

    【管理者側の存在かも知れないと見ていたため、若干動揺気味】

  • 70ゴツモン25/11/30(日) 14:27:50

    「ごごご?」


    >>67

    >>69

    (食べようとしない二人に、ゴツモンはコカトリモンの柔らかそうな部位をかみちぎり、二人へ手渡した。あたりには大量のデジモンが集まっており、周辺の栄養を独占していたコカトリモンは瞬く間に解体されていった)

  • 71二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 14:29:57

    >>70

    「お?ありがとよ。相棒が喜ぶよ」


    【受け取った肉をレジストリに収納する】

    【後でセーバードラモンに与えるのだろう】

  • 72アンティラモン25/11/30(日) 14:31:32

    >>68

    おっと、学習が早い……すごいなぁ


    >>69

    我が主は人間が叡智を求める為行動を起こす事そのものには肯定的です

    ですが生まれたばかりのこの世界は無闇矢鱈に手を出すべきではなく、まだその成長を見守る段階にある……そう主は判断をくだしております

    故に、あなたがゴツモンを守る為にしたこと

    それは本来許してはならないこと

    あなたはこの世界の自然の摂理にメスを入れたのです

    それはよくない

    許してはいけない

    世界はあるがままに存在しなければならない

    ですので、不純物は排除します

    【淡々とそう語り──】


    ……まあ、私も主からは正当防衛なら攻撃OKって言われてるので、今回も正当防衛ってことにすればいいんですけどね

    面倒な処理したくないんですよ

    あ、次からは気をつけてくださいね

    もし不用意にここのデジモンを傷つけたり、回収しようとしたら、こちらとしてもちょっと手を出さないといけないので

    【そうのんきに言い放った】


    >>70

    ……あなたがお食べなさい

    それはあなたの戦利品。あなたが得た財産です

  • 73ゴツモン25/11/30(日) 14:34:14

    「ごご、ごごご…こんにち、は?あなた?あなた??」

    (腹を満たしたゴツモンは、改めて二人を興味深そうに観察している。自分と同じ二本足で立って、前足でものを掴んでいる。しかし、自分よりも大きくて、早くて、強くて、かしこい。ずっと兄弟を失ってから一人だったゴツモンは、久しぶりに見た自分と似ている「他人」というものに、興味が尽きなかった)

  • 74ニョキモン@原生個体25/11/30(日) 14:35:15

    >>69

    にょにょにょ、ぴゅきーぃ!

    ※武器(という概念をまだ知らないが)を向けられたと勘違いして、必死に逃げ出す

  • 75アンティラモン25/11/30(日) 14:42:25

    >>73

    ううん……主の言ってた基準で言うと、私も不純物では?

    困ったなぁ、どうしましょう

    【あまり困っていなさそうな口調でボヤくと、しゃがみ込んでゴツモンをちょんちょんと軽い力でつっつく】

  • 76二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 14:43:30

    >>72

    「……当面はデータの採取以外するつもりはない」

    【慎重に言葉を選びつつ、答える】

    「理由もなくデジモンを傷つける趣味はないし、自衛はしてもできるだけ死なせないように努めるつもりだ」

    【そもそも、大きな行動ができる程の戦力は残っていないのだ】

    【別動隊が北の極地の古代遺跡で、管理者直属の聖騎士に殲滅されたのはつい先日の話である】


    「……誰だって、死にたくはないだろうからな」


    >>73

    「あなた?ああ、俺か?俺は……ミグラトリ。ハッカーチーム〝ダモイ〟のミグラトリだ」


    【誰かにこのハッカーネームを名乗るのは、随分と久々だと思った】

    >>74

    「ああ、まだ採ってないのに……」

  • 77野良ハンター25/11/30(日) 14:46:01

    だあああああああああああ!!!?
    くっそおおおおおおお!!!
    どうすりゃいいんだよこれええええええええ!!?
    『ピポポ・・・(おめーが後先考えずに集めまくるからだろうが)』

    『ぶ~ん』『ばうばう!!』「うっけけ!」「ぶにゅ~」『くわ~』

    全部孵っちまった!?10個のデジタマぜんぶ!?
    売値が下がっちまうじゃねえか!?てか帰れねんだった!!?
    どうするんだこれどうすんだああああああああ!!!?

    『ピポ(バーカ♨)』


    (因みにこいつがいる地点は上記の3人のいる大陸から世界の裏側だ)

  • 78アンティラモン25/11/30(日) 14:47:42

    >>76

    その言葉を信じましょう。人間の子

    【アンティラモンは屈んであなたに視線を合わせる】

    あなたの目的が滞りなく遂行できること

    望む叡智を得られることを祈りましょう

    我々とて人間が憎いわけではないのです

  • 79ゴツモン25/11/30(日) 14:48:56

    >>75

    「ごご?あなた?あなた?」

    (自身をつつくアンティラモンをマネてつつき返している。ゴツモンはどうやら二人の行動を真似ていくことにしたようだ)

    >>76

    「ご?みぐ、みぎ...ミグ???」

  • 80アンティラモン25/11/30(日) 14:53:18

    >>79

    ……あんまりここにいるとよくない影響を与えてしまうかもなー……

    少し名残惜しくはありますが

    ……さようなら。もしも巡り合わせがあったなら、また会うこともあるでしょう

    それでは。強く生きるのですよ

    【そう言った直後】

    【アンティラモンは凄まじい勢いで走り去った】

    【岩をなんなく飛び越え、岩肌を駆けて山をも越える】

    【あっという間にその姿は見えなくなるだろう】

  • 81二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 14:55:06

    >>77

    【原始デジタルワールドに現れた人間同士】

    【果たして出会うことがあるのだろうか?】

    >>78

    「そう言って貰えるとありがたいよ」

    【人間・デジモン間の友好と共生。〝ダモイ〟の面々も、かつてはそれを目指していた】

    【今は少し、それどころではなくなってしまったが】

    >>80

    (次会う時に敵じゃない事を祈るよ)

    【飛び去る姿を見送る】


    >>79

    「ん、ミグで良いぞ」

  • 82ゴツモン25/11/30(日) 14:59:13

    >>80

    「ごご!?あ、あなた!?あなた!こんにちは!!こんに…!!」

    (突然走り出したアンティラモンに驚く。)


    「あなた===!!!こんにちはーーー!!!ごごーーー!!」

    (まって!!まって!!行かないで!!?せっかく仲間にあえたのに!!?)


    「ああーーー!!あああーーーー!!」

    (もうさみしいのはいやだよ!!いかないでよ!!)



    「あああーーーーーーー!!!!」


    『思いの力、それが、デジモンの進化の糧となるのだ』


    (あなたのようになりたい、その思いが、さみしさが、ゴツモンの身体を作り替えていった)

  • 83二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 15:04:43

    >>18

    マングローブの林では、シーラモンの産み落としたデジタマが孵り始めていた

    海にも帰れず陸にも上がれない、帰る場所を失い浅瀬に閉じ込められたシーラモンの後悔は、我が子にその両方で生きていく力を齎した。

    オタマモンやベタモンといった両生類型デジモンの誕生である

  • 84アンティラモン25/11/30(日) 15:06:45

    >>82

    【アンティラモンがその慟哭を聞くことはない】

    【アンティラモンがその寂しさを知ることはない】

    【アンティラモンが、自身の行動が予期せぬ進化を引き起こしたことを知ることはない】

    【何故なら、それらが起こる頃にはとっくに声も届かないところまで疾風の如く走り去っていたのだから】



    ……さて、今度はどこへ行きましょうか

    報告書にはなんて書こうかなー

  • 85二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 15:09:44

    >>82

    「進化した!? 先の戦闘経験がよっぽど大きかったのか?」

    >>83

    「次はマングローブ域に行ってみるかな。多様な生態系が見込めそうだし」

  • 86バブンガモン25/11/30(日) 15:26:22

    >>85

    「ごご……ごごご」

    (自身の変化に戸惑うゴツモン改めバブンガモン)


    「ごっ…!」

    (なんとなく、きづいてしまったようだ、彼もまた、ここから立ち去ろうとしていることに)


    「ごご…さよお、、なら…」

  • 87二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 15:33:19

    >>86

    「そんな顔するなよ、生きてりゃいつかまた会えるさ……またな」


    【出会った時と同じように手を振って別れた】

  • 88バブンガモン25/11/30(日) 15:41:24

    「ごご……ま、たな、また、な!!」
    (バブンガモンは今日多くを学んだ、あいさつ、相手を示す言葉、そして、別れの言葉)



    〈ぴきっ、ピキピキ〉
    (時を同じくして、コカトリモンの産み落としたデジタマがひっそりと孵った。)

    (彼の生前残した強い後悔、それは、強さへの渇望)

    (そして、「知りたい」という、知識欲)

  • 89リリスモン25/11/30(日) 16:00:15

    ほう、新たに発見されたデジタルワールドねぇ

    そしてその世界のデジモンは?
    産卵によって?数を増やす……

    ほう

    ほう♡♡♡

    ……あ、いえ何でもないです
    何にもしませんから!?勘弁して下さいまじで!!?

    ……ちっ、今の世の中正義の味方が溢れすぎですわ、クソが!

  • 90二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:03:34

    「収集したデータを送った。確認してくれ」
    『……受領した。仕事が早いな』
    「こんなんで本当に見つかるのか?」
    『理屈の上では』
    「理屈ねぇ」
    『その世界のデジモンは単為生殖で数を増やしている』
    『つまり自身のデータをコピーしてデジタマを生成している訳だが、当然子のデジモンは親と共通のコードを持って生まれてくる。多少の変異を経た上でな』
    『故にエリア毎に採取したデジモンのデータを照合していけば、エリアそのものの〝長幼〟が分かる理屈だ』


    『この原始デジタルワールドで最初に実装されたエリア……カーネル(中枢)に至る道はそこにある』

  • 91二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:04:57

    「なんつーか、えらく遠大な話に聞こえるな」
    『遠大だろうと迂遠だろうと、やるしかあるまい』

    『我々には、もう後がないのだから』

  • 92???25/11/30(日) 16:05:27

    >>89

    リリスモン!魔王の一柱にして美しき容姿で人々を惑わす悪しき者!

    原初のデジタルワールドに手を出そうとするその悪行、このメディーバルデュ………とにかく許すわけにはいかない!

    【黒いマントで顔も体も隠したデジモンがリリスモンへと叫ぶ】

  • 93二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:44:19

    「こんにちは!」「こんにちは~」
    「またな」「さようなら~」

    バブンガモンはその後巣を整えデジタマを産んだ
    そして、産まれた子供たちはバブンガモンの彼らへの憧れが反映されてか、甲殻はなくなり、より柔軟な運動の出来る体毛を手に入れた
    コエモンやゴブリモンといった類人猿デジモンの出現である
    彼らはバブンガモンの伝えた言葉によって単純ながら会話というツールを身につけ、またバブンガモンの寂しさを埋めるためか、とても仲間意識が強かった

  • 94二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:46:23

    マングローブは今や両生類型デジモンの楽園であった
    ゲコモンやフロッグモン、ベタモンといった水陸両用の適応力を得た彼らは瞬く間に生息域を広げていった
    そこかしこから彼らの合唱が響き渡る

  • 95二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:55:04

    >>93

    【それに興味を持ったのはストライクドラモン率いる竜系デジモンの群れだ】

    【彼らは火を扱い、肉を焼き、家を作るほどの知能を持っていたが言語を有していなかった】

    「GURURURU…」

    【ストライクドラモンは言語という道具の価値を理解してバブンガモン集落へと接触を図る】

    【干し肉を持っての物々交換をしに行ったのである】

  • 96バブンガモン25/11/30(日) 18:30:05

    >>95

    「ごご?こんにちは!」

    (バブンガモンたちは挨拶によってコミュニケーションを図る、こんにちはと呼びかけ手を振る。それに答えた相手を仲間として認識し、コミュニケーションを築いていた)

  • 97ストライクドラモン25/11/30(日) 19:12:40

    >>96

    ………koッ…KONN…?

    【ストライクドラモンは発声する喉をまだ有していない。

    仕方なく腕を振るだけになった】

  • 98バブンガモン25/11/30(日) 20:01:37

    >>97

    ごご?こんにちは!

    (バブンガモンは子どもたちにもてなすよう言いつけた。どうやら姿が似ていることで仲間と認識したようだ)

  • 99アンティラモン25/11/30(日) 20:33:12

    【定期報告だ】
    【体内データに埋め込まれていた小さな球体が外へ出ると、光り輝く】
    【見たものや、現在のこの世界のデジモンの進化の過程を報告していく】
    『……デジモンに手を出したのですか?』
    あー、いや、私が手を出したっていうか〜……正当防衛的な……?
    『その世界の中でデジモン同士の殺戮が起こるとして……それは自然の摂理、当然の営みです。それを乱してはなりません』
    は、はい。そうですよね。勿論存じております
    『杜撰な仕事はしないで。あなたが三大天使麾下の代表としてその世界を訪れていることを忘れないでください』
    わ、忘れたことなどありません。決して
    ケルビモン様にとって満足のいく結果を持ち帰ります。誓いますとも、ええ
    『……その言葉に嘘がないことを信じていますよ。アンティラモン』
    【報告終了】
    …………はぁぁぁ。どうしようかなぁ……

  • 100バブンガモン25/11/30(日) 20:42:58

    「ききっ」「きききっ!」

    「ごらぁ!!」

    (バブンガモンは挨拶の言葉を上手く言えなかったストライクドラモンを笑った子どもたちを叱った。自分も最初は彼らの真似をすることから初めたのだから)

    「ききっ」「きき……」
    (しかしこの時、類人猿デジモンの中に「他者への嘲り」の感情が産まれたのも、また事実であった)

  • 101ストライクドラモン25/11/30(日) 20:46:33

    >>98

    【その様子にストライクドラモンは一息ついてから荷物を置く】

    GURORORO…コンニワ!

    【干し肉などを並べてバブンガモンの荷物を指して物々交換するよ!とジェスチャーをする】

  • 102バブンガモン25/11/30(日) 21:09:22

    「ご!ごご…あ、あり、ありがとよ!!」


    (バブンガモンはあの二人と過ごした半日を今でも鮮明に覚えていた。そして、彼らの使った感謝の言葉で伝えた)


    「ありがとよ!」「ありがとよ!」

    (類人猿デジモンたちは竜人デジモンたちとの交易を始めた)

    >>101

    (彼らの持ってきた干し肉は、森で取れた木の実や、熟れて落ちた木の実から偶然見つけた気持ちのよくなる水、「酒」と交換することにした)


    (また、彼らに丈夫な家を作って貰う換わりに、毎日たくさんの食事でもてなした)

  • 103ストライクドラモン25/11/30(日) 21:15:09

    >>102

    【ストライクドラモン含めた竜人系のデジモンは物凄く酒にハマった。彼らは干し肉ときのみを酒の肴としてそこから食文化を発展させていくだろう】

    「garagaragaraa♪」

    【酒を飲みながら歌を歌う】

    【竜人系デジモンたちは類人猿デジモンを友と見た】

  • 104バブンガモン25/11/30(日) 21:19:06

    >>102

    >>103

    「……ぎぎっ」

    (それを面白くないものもいる。以前ストライクドラモンを笑ったゴブリモンである。)


    「ぎぎっぎーー!!」

    (バブンガモンは彼らに自分たちだけの言葉を教え、あまつさえ貴重な気持ちのよくなる水を差し出す。その上アイツらに食べさせるために自分たちは食い物探しばかりさせられる)


    「ぎー!」

    (面白くない、あんな言葉も使えないばかにいい思いをさせるのは。どうにか自分たちは損しないで、アイツらに言うことを聞かせられないか。このゴブリモンはそればかり考えていた)

  • 105ストライクドラモン25/11/30(日) 21:25:25

    >>104

    【一通り仲を深めたストライクドラモンたちは一旦自分の村へと帰るとジェスチャーと拙い言葉で伝える】

    【今度遠くまで行くからそこで珍しいものを持ってくると約束したのだ】

    「ARIGA…toyo」

    【手を振って歩いて行った】

  • 106バブンガモン25/11/30(日) 21:29:47

    >>105

    「ありがとよ!」「ありがとよ!」「またな!」「またな~~」

    (バブンガモンたちもまた、彼らに教えた仕草と言葉で送り出した)


    「……ぎぎ」

    (それを面白くなさそうに見つめるゴブリモン。彼は、他者を自分の言うことを聞かせる方法を模索し続けている)

  • 107ストライクドラモン25/11/30(日) 21:36:28

    【村へと戻ったストライクドラモンたちは今回の交流の話を他の竜人系デジモン達へと伝えていく】
    【気持ちの良くなる水…酒は村人達の間でも大好評】
    【また行こう、仲良くしようという意見がほとんどだ】

  • 108アンティラモン25/11/30(日) 21:42:16

    疲れました。中間管理職も楽ではないです
    しかし、世界の進化が著しいですね〜少し前までは本当に原始的だったのに……
    ……彼はどうしてますかね
    【脳裏にあの時のゴツモンの姿が浮かぶ】
    【一度は自分を見捨てたはずのアンティラモンに無邪気に駆け寄ってきたデジモン】
    【……違う。あれはそもそも"裏切り"という概念を理解していなかったのだ】
    【アンティラモンが何者なのかも。何の目的で彼らを見ていたのかも知らない】
    ……少し
    少しだけ、見てこようかな……あれから時間も経ちましたし、もう忘れてるでしょう
    【座標を確認し、あの場所の付近へと向かう……】

  • 109ゴブリモン25/11/30(日) 21:45:13

    あれから、ゴブリモンは兄弟たちとも反りが合わなくなり、一人森を歩いていた
    「ぎぎっ?」「うきっ!?」
    すると、獲物のピヨモンに食らいつくガジモンと出くわした
    「しゃあ!!」「ぎゃっほ!!」
    ガジモンは鋭い爪を持つ捕食者だ。しかし、ゴブリモンは体格でも勝り、何より手には木を削って作ったこん棒が握られていた
    「ぎゃあ!?」
    頭を殴られたガジモンはもんどりうつ。そして虫の居所が悪かったゴブリモンは、ガジモンを何度も殴りつけた!
    「ぎぎぃーー!?ぎゃあーー!?」
    泣き叫ぶガジモン、ゴブリモンはおもむろに殴るのをやめた。
    ガジモンはガタガタと震え、食いかけだった肉を奪っても、何も出来なかった

    「ーー、ぎゃーーぎゃっぎゃっぎゃ!!」
    そうか、そうだったのか
    ゴブリモンは発見した。相手を殴れば言うことを聞かせられるのだ!

  • 110アンティラモン25/11/30(日) 21:52:01

    >>106

    (コミュニティができている……)

    【アンティラモンは身を隠し、バブンガモンの巣を見つめていた】

    (言葉を使いこなしているようだ。本当に余計なことをしてしまった。"言葉"は彼らが生み出したものではなく、私やあの人間のものを聞いて模倣によって生まれた文化だ)

    (よくない介入をしてしまった……これケルビモン様に報告するのやだなぁ……)

    【小さくため息を吐き出した】

  • 111二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 21:57:32

    【竜人系デジモンの村の戦士約3名率いる遠征隊が海の方へと向かっていく】

  • 112バブンガモン25/11/30(日) 21:59:41

    >>110

    「きき?」

    (そこへ、偶然木登りをしていたコエモンが鉢合わせてしまった)


    「きゃーーー!!!」「きゃーーーーー!!」

    (敵だ敵だとコエモンは叫ぶ、類人猿デジモンは大わらわとなった)


    「ごごーーーー!!!!」

    (子供を守らなばならない、バブンガモンはいち早く駆けつけ…)


    「……ごご?」

    (彼を見つけた)

  • 113バブンガモン25/11/30(日) 22:05:12

    「……ご、ごご!」
    (バブンガモンは今でも鮮明に覚えている、あの、自分の全てが変わった日のことを)

    「ご……!!ごごご……!!」
    (兄弟はみんないなくなってしまって、さみしくてさみしくて、悲しかった中、現れて自分に言葉を教えてくれた、どこかへ消えてしまった、兄弟以外で初めての……)

    「ごごーーーー!!ごごごーー!!またなーーー!!またなーーーー!!!ごごごーー!!またなあーーー!!!」
    (バブンガモンは、ゴツモンだった時以来することのなかった、目から流れてしまう水をまた体験した)

  • 114アンティラモン25/11/30(日) 22:07:50

    >>112

    (しまった!見つかるなんて初歩的すぎるヘマを……)


    >>113

    な……何……

    なんです、一体何を……

    【……ややあって、理解する】

    【アンティラモンほどの実力を持ってすれば、対象の持つ独特の空気や雰囲気、微かなデータの流れから"理解"できる】

    ……ゴツモン……?

    あの時のゴツモンが……進化を……?

  • 115二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 22:09:45

    >>111

    海岸線は今や両生類デジモンの独壇場だ

    ベタモンから進化した、より泳ぐことに特化したシードラモンやティロモンが瞬く間に海に進出し、そのニッチを独占してしまったのだ

  • 116バブンガモン25/11/30(日) 22:12:53

    >>114

    「きき??」「ききき???」

    (子供たちが困惑するなか、バブンガモンはまた会えたアンティラモンへ駆け寄り、涙を流し喜んだ)

    「ああーーー!!またなあーーー!!またなあーーー!!!」

    (正しい再開の言葉はまだ効いたことはなかった、しかし、もう一人のそっくりなヒトが最後に言った言葉を、バブンガモンは繰り返した)


    「またなあーーーーー!!!!またなああーーーー!!!」

    (兄弟のようにいなくなってしまった、けどまた会えた。バブンガモンは、それが初めての経験で、たまらなくうれしかったのだ)

  • 117バオハックモン25/11/30(日) 22:15:58

    >>115

    GUGAAAA!!

    【三体の戦士率いる遠征隊は海岸線にて幼年期、成長期のデジモンを狙って狩って行く】

    【更にデジタマを見つければすぐさま回収していく】

    【運搬はモノクロモンが担当する】

  • 118シードラモン25/11/30(日) 22:18:34

    >>117

    『ギュアアアアアアアアアア!!!』

    縄張りを荒らされていることを察知して、シードラモンが首を伸ばした


    『キエエエエエ!!!』

    陸からの侵入者である竜人デジモンへと襲い掛かる

  • 119アンティラモン25/11/30(日) 22:19:13

    >>116

    (……冷静に考えれば)

    (成熟期になったデジモンが産卵を行うのだから、これだけの規模の群れができるには成熟期のデジモンが要るわけで)

    (あのゴツモンは手負いとはいえコカトリモンを倒すという経験を積んだデジモンだった。あの後成熟期へ進化したとしてもおかしくはないか……)

    (どうしましょう。返事を……いえ、迂闊に私が言葉を使ったからこんなことになってしまったわけで……)

    (…………)

    (……どうせもう介入してしまったようなもんだし言葉くらいよくないですか?)

    【アンティラモンは考えるのが面倒になってしまった】

    【元々上司からの圧が苦痛だったのもあった】

    あー、んん……

    お久しぶりです。元気そうでよかったです

  • 120バブンガモン25/11/30(日) 22:21:38

    「あっ……あああ!!お久しぶり!!です!!げん!!き!そうで!!よかったです!!」

    (また新しい言葉を教えて貰えた、バブンガモンはさらに喜んだ。あれから、相手のことばをマネする練習も、子どもたちと随分してきたのだ)

  • 121バオハックモン25/11/30(日) 22:24:08

    >>118

    【ここで相手をするのはバオハックモン】

    GURUGAAAA!

    【四足歩行特有の俊敏さで攻撃を避けると首を狙って爪で切り裂く技フィフクロスを放った】

    【サイクロモンも便乗して右腕を叩きつけようとする】

  • 122バブンガモン25/11/30(日) 22:27:09

    (それからバブンガモンは、アンティラモンに自身の子どもたちと合わせ、孵化を待つデジタマを見せたり、集落を見せ、気持ちの良くなる水を差しだした)


    「ごごご!!またな!おひしぶりです!げんきそうでよかったです!!」
    (まるで子供が親におもちゃ箱のコレクションを見せるように、バブンガモンはアンティラモンに自分の築いてきたものを見せて行った)

  • 123アンティラモン25/11/30(日) 22:31:02

    >>120

    (いよいよよくないことをしている気がする)

    (人間の世界の神話にあった……そう、知恵の果実。あれをバカスカ食わせてるような感じ。楽園から追放されるんでしたっけね)

    (私は下手にデジモンを死なせるよりも罪深いことをしているのではないでしょうか)

    (すなわち……知識を与えている。完全に部外者である私が)

    (……しかし)

    (模倣で意味のある言葉を覚える。これもまた一つの進化の過程だと思うんですよ、ケルビモン様)


    >>122

    (あ〜酒まで作ってるんですねー進歩がすごいなぁ)

    【飲食物は徹底して口にしない。ここのものは口にしてはいけないことになっている。心遣いはうれしいが】

    ……ありがとうございます

    あなたの築いた文明は、とっても素敵な物ですね

    【心からそう思った】

    【自身がやってきたデジタルワールドからはほど遠い文明が、こんなにも愛おしく思えるのは何故だろう】

  • 124シードラモン25/11/30(日) 22:31:36

    >>121

    『があああああああ!!?ぎゃああああああ!!?』

    (首を引き裂かれたシードラモン、たまらず逃げ出そうとするが思い留まる。水中で傷を負い、血が止まらず絶命したエモノや兄弟を何度も見てきた経験であった)


    『キャアアアアアアア!!』

    (海への退路を断たれ、文字通りの血眼になったシードラモンは陸へと上がり、その長い巨体でサイクロモンを締め上げた。これもまた何度もエモノを屠ってきた経験から、シードラモンはサイクロモンの首を正確に巻き付き、首の骨をへし折りにかかった)

  • 125バブンガモン25/11/30(日) 22:35:27

    >>123

    「ごご?あなた?あなた…?」

    (バブンガモンは意味を反芻する、以前の経験からあなた、が相手をさす言葉だとはわかった。しかし、後の言葉は彼にはまだ複雑てあった)


    「ごご……!!すてき!!あなた!!すてき!!!すてきなもの!!」

    (しかし、この言葉だけは、なんとなく良い意味なのだろうと思ったバブンガモンは、アンティラモンへ喜びを返したのだった)

  • 126バオハックモン25/11/30(日) 22:36:21

    >>124

    ッ!?

    「GUOOO!?」

    【必死に抵抗するサイクロモン】

    【仲間の危機に対して動いたのは戦士フレイドラモンだった】

    「GURAAAAA!」

    【走り込んですかさず大ジャンプ、首の傷に狙って炎を叩き込もうとした】

    【バオハックモンも動いた

    己の刃たる両足で相手の脳髄を溢れ出させようとする】

    【サイクロモンは泡を吹く】

  • 127二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 22:39:32

    >>125

    (思ったより賢い……いや、当然か)

    (限りなく原種に近いとはいえデジモン……つまり"我々"に近い。我々のような知恵をつける可能性は十分にある)

    (うーん、改めて惜しいことをしてしまったなぁ。私が迂闊なことをしなければ彼はどんなふうになっていたのだろう)

    (まあ、でも……悪い気はしませんね)

    ……ありがとうございます

    【そう、素直に感謝の言葉を告げた】

  • 128アンティラモン25/11/30(日) 22:40:35

    >>127

    (すみませんコテ入れ忘れました)

  • 129シードラモン25/11/30(日) 22:41:57

    >>126

    『ギャアアアアアア!!!』

    やはり多勢に無勢、シードラモンは初めて浴びた炎というとても暑くて痛いものにもんどりうつ


    『ギギャアアアアアア!!!』

    巨体であるがゆえに、すばしっこい二体を追いかけられない。血を失い過ぎたシードラモンはついによろけ…


    『シャアアアア!!』


    『アイスアロー』!!土壇場で身に着けた最初で最後の必殺技、氷の槍が貫いた

  • 130バオハックモン25/11/30(日) 22:44:19

    >>129

    「GUGAAッ!!!」

    【それを右腕で受け止めるサイクロモン。氷の槍が深々と貫いてもう使い物にならなくなる】

    gaaaaaッ!

    【怒り狂ったバオハックモンは両腕をシードラモンへと叩きつけようとする】

  • 131シードラモン25/11/30(日) 22:48:18

    『ぎぃ……げっ』

    氷の槍を放った直後、ついにシードラモンはこと切れた
    必殺技という大量のエネルギーを消費してしまったが故であった
    シードラモンは大きな音を立て海岸に沈む
    彼にとってさいわいなことは、この戦いを目の当たりにした自分の子供たちは、既に沖へと逃げおおせたことだった

    そして、同時に文明を持つデジモンたちに、必殺技の存在がしれることになった

  • 132バオハックモン25/11/30(日) 22:51:56

    >>131

    …………!

    【サイクロモンもまた事切れる】

    【仲間を1人失ったバオハックモンはシードラモンを切り刻み、それをモノクロモンやグラウモンへと運ばせる。

    そしてフレイドラモンへと水辺に適性のあるデジモンのデジタマの確保を命じたのだ】

    ……

    【脳裏に浮かぶあの必殺技】

    【ただ沈黙が流れた】

  • 133バブンガモン25/11/30(日) 22:54:14

    (それから、バブンガモンはずっとアンティラモンのそばにいた。時折顔を見せにくる子供たちは、アンティラモンを興味深そうに眺めては、バブンガモンにふれあい去って行く。)

    (やがて、バブンガモンは木の板にアンティラモンを模して爪でひっかいた。このデジタルワールドで最初の「絵」であった)

    「ごごご!!すてき!!すてきなもの!!」
    「きき?」「すて、きき?」「すてっききーー」
    (やがて子供たちもバブンガモンを真似て木や地面に絵を描き始める。猿人デジモンの集落ではちょっとした写生大会がムーブメントであった)

  • 134アンティラモン25/11/30(日) 23:01:26

    >>133

    【アンティラモンはバブンガモン達の巣にいた】

    【これはひとつの文明の観測の為だと自身に言い聞かせた。嘘だ。建前だ。欺瞞だ。本当は居心地がよくなってしまった】

    【現在進行形でケルビモン様の面に泥を塗りたくっている】

    (申し訳ありませんケルビモン様。聖獣型だのなんだの言っても私は所詮獣畜生だったようです)

    (でも、絵の文化が生まれた瞬間を目にしたのはちょっとした成果だと思いませんか?)

    (これは私の介入は関係なく生まれたものですよ)

    (私は素直に凄いって思いましたよ)

    ええ、素敵。素敵ですよ

    【アンティラモンは愛おしげに彼らを見つめていた】

  • 135ゴブリモン25/11/30(日) 23:01:42

    「ぎぎーーーー!!!」
    (一方で、はぐれモノのゴブリモンは一人集落を離れて手下作りにいそしんでいた。ガジモン、ピヨモン、ガブモン、多くのデジモンがゴブリモンの下に付かされ、その手のこん棒の痛さと怖さを徹底的に刻み込まれた彼らは、ただゴブリモンを恐れ従うしかなかった。逃げようとしたものは容赦なく殺されてしまい、さらにたちの悪いことに、ゴブリモンは親譲りの器用さで、ツルを編んだ縄でつないで逃げられないようにしてしまった)

    「ぎゃっがーーー!!」
    (そして、有頂天となったゴブリモンは、ついに森でも大物である、パラサウモンへと狙いを定めた)

  • 136二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 23:05:33

    【原始とも言えるデジタルワールドに何かが投下される】
    【それはとある人物が厳選したデータが入ったメモリ……】
    【美しい美女のデータ、天使のデータ、神のデータ
    それらが詰め込まれたメモリ結晶は勢い良く落ちた】

  • 137バブンガモン25/11/30(日) 23:08:07

    やがて、子どもたちの仲から成熟期へと進化した個体が現れた
    猿人デジモン、ハヌモンの登場である。彼は、コエモンの中でも最も賢い子であった。
    それを見たバブンガモンは、ハヌモンに家族を率いらせ、住居を安全な樹上へと移させた。
    しかし、バブンガモンは重い甲殻を持つがゆえに木に登れない。
    バブンガモンは、竜人デジモンとの交易拠点に残ることにした。
    ハヌモンや子供たちはそれを悲しんだが、バブンガモンは満足だった。自分の家族が安全に暮らせるのが第一だと考えたからだ
    やがて、ハヌモンは家族を率いて樹上に竜人デジモンにもたらされた建築技術によってツリーハウスを作り、そこへ居を移した
    子どもたちが元気に暮らすそれを見上げるのが、バブンガモンのまいにちの楽しみになった

  • 138ストライクドラモン25/11/30(日) 23:12:42

    >>137

    【竜人系の一団が大荷物を持ってやってくる】

    【モノクロモンにバオハックモン、ディノヒューモンにパイルドラモンもフレイドラモンさえ!

    竜人デジモンの戦士達は何故バブンガモンだけが地上に残っているのか疑問に思った】

  • 139バブンガモン25/11/30(日) 23:17:44

    >>138

    「ごごご!!おひさしぶりです!げんきそうでよかったです!!」

    (バブンガモンはアンティラモンから教わった再開の言葉で彼らを出迎えた)

    「おひしぶりです!」「おひぃ=さしぶりです!!」「げんきげんきでよかったです!!」

    (樹上から彼らに気づいた猿人デジモンたちも合流する、彼らは竜人の旅団を囲み、さっそく彼らの抱える肉に対して、あれから作り方を調べて自分たちで作れるようになった気持ちのよくなる水をふるまった)

  • 140ストライクドラモン25/11/30(日) 23:22:30

    >>139

    お…お久しぶりです!です!

    【ストライクドラモンも笑顔でそう返す。前回と比べて格段に滑舌が良くなっている。

    どうやら彼らなりに練習をしたらしい】

    「こんち!」「げんき!」「ガウッ!」

    【それぞれがそれぞれの言葉で返す】

    【竜人のデジモンたちは肉を渡して酒を受け取る。

    更に猿人デジモンたちへ海岸で回収したデジタマを3つ程渡した】

    大事大事ね

    【何らかのデータを得たのだろう。新たな言語を手に入れた竜人は笑顔でそう伝える

    彼らのやり方でもこのデジタマを育ててもらおう。そう考えたのだ】

  • 141???@原生個体25/11/30(日) 23:27:19

    (森の奥から甘くて美味しそうな香りが漂ってくる。子供のデジモンが好きそうな香りだ)

    ケヒッケヒッ

    (ごくまれに小さな笑い声が響くが、気に留める者はいなかった)

  • 142アンティラモン25/11/30(日) 23:28:20

    【アンティラモンは少し離れたところから彼らを観測していた】
    【いっそ与えられた任務を全て投げ出してやろうかと思ったこともあったが、日和った。それをする勇気はなかった】
    【なるほど、こうして文化の発展を見るのは面白い】
    【そして興味深い】
    【彼らが一体これからどのように発展していくのか楽しみだった】
    【……ケルビモンへの定期報告も忘れないようにしなければ】

  • 143バブンガモン25/11/30(日) 23:29:09

    >>140

    「ごごご?だいじ?」

    バブンガモンは目を白黒させた、デジタマとは子孫、とても大切なものだ。それを差し出した竜人デジモンの行為には大いに驚かされた。それが浜辺で集めた他のデジモンのものだというのは、バブンガモンたちにはわかるはずがなかった


    これに困ったのは猿人デジモンたちである、命の次か同党に大事なデジタマ、それに釣り合うものはなにを上げればいいだろう?

    猿人デジモンたちは考えて考えて……


    「ごごご!だいじだいじね!!」

    バブンガモンは、自分の描いたアンティラモンの絵を渡すことにした

    バブンガモンにとって、それは自分の命と同じくらいの宝物だからだ

  • 144ストライクドラモン25/11/30(日) 23:36:18

    >>143

    大事〜

    【ストライクドラモンはアンティラモンの絵を受け取った。それをみてストライクドラモンは頷き、何かを思いついたかのように持っていた岩にバブンガモンを中心とした猿人デジモンの絵を書き上げ、アンティラモンの絵を返す】

    なかま!

    「なかまかまま」

    【どうやらお互いの絵を描こうという事らしい。

    バブンガモンの大事なものは己が適当に拾ってきたデジタマと同等なはずがない

    嘘を吐こうとも思わなかった。彼にとってバブンガモンは友だった】

  • 145ゴブリモン25/11/30(日) 23:39:20

    「ぎ、ぎぎ・・・・ぎゃ~~~ぎゃっぎゃっぎゃ!!!」
    血濡れになりこと切れたパラサウモンの上でゴブリモンは高らかに笑い声をあげていた
    接戦だった、集めた手下は最初のガジモン以外は全員やられてしまった
    パラサウモンの放つ痺れガスパルシースイート」、あれを喰らった手下はことごとく身体を硬直させ、容赦なく踏み潰された。ガジモンが無事であったのは、自身もマヒさせるガスを放つ特性を持つがゆえの耐性によるものだった
    何度もこん棒を叩きつけたが、パラサウモンの鱗と硬い骨にはまるで聞かず、ついに砕けたそれの破片が偶然目にとんで、それに怯んだのを見たゴブリモンは、とっさに折れたガブモンの角をパラサウモンの眼に突き刺し、そして脳までつらぬいたのだ。
    自身も全身の骨にひびを入れられたが、ゴブリモンは高揚感により気にならなかった

    「ぎっぎっぎ…ぎゃああ~~~あはっはっはっは!!」
    そうしてゴブリモンはパラサウモンの肉を食いつくしていく、ガジモンにも生き残った褒美として食う権利をくれてやった。
    そうして、その大量の肉を二匹が食いつくした後には、まったく別の二体が経っていた

    オーガモンとグルルモンである

  • 146バブンガモン25/11/30(日) 23:43:28

    >>144

    「ごご、ご?なかま…なかま!!」

    「なかま!!」「なかま!!」「なかま!!」「なかま!!」

    バブンガモンや猿人デジモンはその言葉を痛く気に入ったようだ

    そうして大きな板や自分たちの住んでいる木に竜人デジモンたちとともに、じぶんたちの姿の絵を描きはじめた


    『ご、ごごうっきー!!ごごごっきー!!』

    以前彼らがやってきたときに学んだ「歌」という文化、みなが思い思いに楽しみながら、その絵を描く宴は長々と続けられた

  • 147ストライクドラモン25/11/30(日) 23:48:22

    >>146

    【………そして宴が終わった早朝、彼らは気持ちよくなる水…酒を持ち帰るべくモノクロモンへと荷物を入れていく】

    またなー!

    「またな!」

    「たなまー!」

    「こんちふぁ!」

    【竜人系デジモンたちは挨拶してまた猿人デジモンたちの村から去っていく】

    【だがきっと、また会えるだろう】

  • 148アンティラモン25/11/30(日) 23:49:03

    >>144

    >>146

    【観測記録】

    【彼らは元々持っていた"仲間"という概念の言語化に成功したようだ】

    【これはストライクドラモン達が使っていた言葉。どうやらストライクドラモン達は元々バブンガモンと交流があったらしい。だとしたらストライクドラモン達が言語を利用しているのはおかしいことではない模倣したからだ】

    【だが……わたくし、アンティラモンは彼らの前で"仲間"という言語を使った覚えはなく、バブンガモンもストライクドラモンの言葉を模倣し初めて"仲間"という言語を得た】

    【……ストライクドラモン達は一体どこで言語を得たのだろうか。不思議だ】

  • 149オーガモン25/11/30(日) 23:49:54

    やがてオーガモンとグルルモンは森林の奥へ奥へと進んで行った
    進化したことでより大きなエモノを喰らうことができるようになり、また多くのデジモンを暴力によって従わせられた
    最初はこん棒の恐怖で従わされていただけのグルルモンすら、やがて暴力によって弱者を従わせる快感に酔いしれて行った
    そうして二体の産んだ子供たちもまた、その凶暴性を色濃く受け継いでいた
    産まれた子らを従え、より他者を虐げ、暴力によって蹂躙していく

    その様は、まさに「蛮族」であった

  • 150二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 23:54:43

    【とあるサバンナの洞窟にて、ライアモンがデジタマを産む。
    このライアモンは賢い個体だった。罠を作り上げて仲間と共に効率よく獲物を仕留めた。地形を使い、有利に他のデジモンと戦った。
    そんな賢いライアモンだからこそデジタルを一気に5個も産む余裕があった。】
    ガアアァァ…!
    【5個も産み終えたライアモンは仲間へと指示を下す。食べ物をとってこいと。
    今ここに新たな文明の兆しが芽生えていた】

  • 151バブンガモン25/11/30(日) 23:55:55

    >>147

    「またなーー!!なかまーー!!!」

    「またなー!!」「またなー!!」「またーなー」「なかまー」

    そうして宴を終えて普段の生活に戻った猿人デジモンたちだったが、ここで困ったことになった

    せっかくもらったデジタマが全く帰らないのだ

    もらった時より後に産まれたデジタマは孵ったのに、この三つはまったく孵らない

    これが水生デジモンのものだということは、まだ彼らの言語能力では伝わりきらなかったのだ

    猿人デジモンたちはほとほと困り果ててしまい、アンティラモンに知恵を借りようと、そのデジタマを見せてみた

  • 152二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 00:04:17

    >>150

    【ライアモンの子はガオモンとなった。

    二足歩行となり、手を有したことで上がった罠の複雑さは賢きライアモンを喜ばせた。

    しかし彼らの競合たるタスクモンらを倒すには力不足だった。

    故に彼らはまだ洞窟暮らしを強いられていた】

  • 153アンティラモン25/12/01(月) 00:06:09

    >>151

    【困ったことが起こった】

    【危惧していたことでもあった】

    【バブンガモン達が知恵を借りるのにアンティラモンを頼りにしている】

    【駄目だ──これは本当に駄目だ】

    【言語までならまだ言い訳が利く。現地で調査員と話していたところをうっかり聞かれて模倣されてしまったのですとでも言えばいい】

    【だが、ここでアンティラモンがこれは水生のデジタマで、こことは相性が悪いんですよ〜とでも言ってみろ。それは先日あの調査員に釘を刺したのと同じ。"自然の摂理にメスを入れる"行為だ】

    【いけない。それ以上踏み込んではいけない。彼らが自ら得るべき叡智を与えてはならない。それは許されてはならない。アンティラモンにその権限はない】

    あ〜……

    【言え。わからないと言え】

    ……ここだと相性が悪いのかも……

    環境を変えてみるとか……そう、ここにないものといえばなんでしょうねぇ……?

    【※身振り手振り付き】

    (私のばか)

    (……直接言ってないからセーフということに……)

  • 154野良ハンター25/12/01(月) 00:06:47

    ……よ~し、着たぞ来たぞ、きたきたきたあーーー!!!

    いっけーー!!コクワモン!!
    『ピポポ、コクワモン進化、ブレイドクワガーモン『スパークブレイド』!!』

    (光となった一閃によって、モノクロモンの分厚い甲殻ごと首を跳ね飛ばした)

    しゃあああああ!!メシだメシ!!肉だぞ肉ーーー!!

    「わーい!!」「やったー!!」「かみさますげーー!!」「かみさますごい!!」

    だ~~~はっはっは!!そうだろうそうだろう!!お前たちもっと俺を崇めなさい崇めなさい!!
    『・・・・・はーこのカス』
    (この男、かえってしまったデジタマから生まれたデジモンたちに自分をかみさまと呼ばせあがめ?させているのである。調子のノリようにブレイドクワガーモンはあきれ果てるが、なんやかんや産まれたデジモンたちを養っているところは評価していた)

  • 155フレイドラモン25/12/01(月) 00:07:54

    >>141

    【モノクロモンを連れたフレイドラモンがそれに気付いて足を止める】

    …………

    【しばしの沈黙の後に太い棒を地面に深々と突き刺して目印にした】

  • 156バブンガモン25/12/01(月) 00:14:21

    >>153

    「ばしょ?」「ばしょ?」「ここにない?」

    猿人デジモンたちはアンティラモンに貰ったヒントにまた頭を悩ませていた

    知恵もののハヌモンも頭を抱えている


    「ばしょ……ばしょばしょ!!」

    そのとき、一体のコエモンが声を上げた。彼はハヌモンが生んだ子だった

    彼の指さす先には、以前竜人デジモンたちとの宴で彼らが描いた絵。そこには、大きな水たまりで長いものと戦い、丸いものを得ている竜人たちの姿が書いてあった


    「ばぢょ?」「ばぢょ?」「ばしょ!!ばちゃばちゃ!!」

    「「「ばちゃばちゃ!!ばちゃばちゃ!!」」」

    猿人デジモンたちはそれがこのデジタマだということ、大きな水のある場所が必要だと気づいた

    さっそくデジタマを水飲み場にしている滝つぼへと運んで行ったのであった

  • 157バブンガモン25/12/01(月) 00:24:14

    そうして間もなく、三つの卵は孵化しピチモンが産まれた
    猿人デジモンたちは大いに喜び、次々と餌を与え続けた
    竜人デジモンから貰ったというのもあり、彼らが好んだ干し肉や木の実を与えていた。さすがに、気持ちの良くなる水をあたえようとしたおバカはハヌモンに怒られたが…
    そうして三匹はすくすくと成長し、あっというまにチャップモンを経て、成長期へと至った

    彼らは自身を育てた猿人デジモンを模してか、二足歩行を身に着け、陸での生活を可能にしたのだ

    カメモンの出現である

  • 158バブンガモン25/12/01(月) 00:35:40

    カメモンたちは木に登ることはできないが、魚を捕まえたり飲み水を運んだりといった働きで大いに群れに貢献した
    猿人デジモンたちもまた、彼らを竜人デジモンとの友好の証として大切に扱った
    やがて彼らはともに滝つぼから水路を開拓してゆき、集落はより安全に水を確保できるようになったのであった


    そうして、猿人デジモンたちはより豊かになろうとしていたが、長であるバブンガモンは、最近ぼーっとすることが多くなった
    そして、デジタマを産めなくなってしまった

    それは、すべての生物に平等に訪れるもの、

    寿命が近づいていたのだ

    既存のものよりはるかに原始的なこのデジタルワールドにおいて、その生命のサイクルは、外世界のデジモンよりも、はるかに短かったのだ

  • 159バブンガモン25/12/01(月) 00:47:14

    そうしてある日、ぷっつりと糸が切れたかのように、バブンガモンは崩れ落ちた

  • 160アンティラモン25/12/01(月) 06:05:17

    >>158

    【正直なところ、嫌な予感はしていた】

    【何故この世界のデジモンは完全体まで至る個体がほとんどいないのか】

    【何故この世界のデジモンは成熟期の段階で産卵を行うのか】

    【……生命のサイクルが短いから。だから完全体に至るまで成長しきる事ができず、故に成熟期となった段階で"種を残すこと"に注力する】

    【その答えはほぼ出かけていたが、答えが出そうになる度に意識の外に追いやって考えないようにしていた。現実逃避というやつである】

    【だが】


    >>159

    …………

    ああ……そうか……そうですよね……

    【ついにそれと向き合わなければならない時が来た】

    【ここよりもずっと発展したデジタルワールドに生まれ落ちた聖獣型デジモンであり、三大天使の一柱ケルビモンの麾下たるアンティラモンの寿命は他のデジモンよりも遥かに長い】

    【それこそ、この世界の進展を見守る任務を請け負うことができるほどに】

    【だから】

    【この世界のデジモン達の死を見届けるのは当然のこと。生存競争に淘汰される前に、文明を発展させ、寿命によって大往生したデジモンを間近で見る事ができたのは寧ろ素晴らしい成果と言える】

    【……"三大天使の麾下"としての冷静な部分はそう判断を下し】

    【しかし、最後まで彼らを見捨てられなかった"感情的な部分のアンティラモン"は、小さな両の目から一筋の涙を零した】

  • 161バブンガモン25/12/01(月) 06:29:49

    「あ、あ、あ……」
    なんとなく、そんな気はしていた
    自分の命はこれから消えるのだろうと、だがバブンガモンは不思議と恐怖はなかった
    子供たちは十分に育った。自分はいなくともやっていける。
    それに、目も耳も悪くなったが、あのひとが観ていてくれてるのだろうと、バブンガモンはなんとなく分かっていた

    「ご…ご、あなたは…すてき、すてきな…ひと……あ…り…がと…う、」
    バブンガモンは、震える手をアンティラモンへ伸ばした。今まで、バブンガモンはアンティラモンへ自分から触れたことはなかった。なんとなく、自分が触れてはいけない気がしたから

  • 162アンティラモン25/12/01(月) 06:38:54

    >>159

    あなたは己を誇っていい

    あなたは生存競争に打ち勝ち、生き残った。ひとつの文明を作り上げた

    たいへん喜ばしいことです

    祝福されるべきことです

    ……だが、キミには愚かしいところが一つだけある

    キミは私を信じた

    一度はキミを見殺しにしようとした私を信じた

    さも恩人のように扱った

    私はキミを助けてなどいなかったのに

    本当に……本当に愚かしい……どうして……

    【それはまるで懺悔だった】

    【まるで自身に向けた言葉だった】

    【ケルビモンが中立である事を求めた理由を痛感する。ただ、このデジタルワールドのありのままの"進化"を見届ける為だけじゃない。ひとつの生命に入れ込めば、喪われる際に辛くなる。そんなことを繰り返せば、とてもひとつの"世界"を見守る任務などこなせない。世界の発展を見守るとはつまり、あらゆる生命の死を見続けることだ】

    ……ごめんなさい

    ……ごめんなさい、ごめんなさい……

    【気づけば謝罪の言葉がついて出た。そうしなければ"感情的な部分"が耐えられなかった。何についての、誰への謝罪なのかは当のアンティラモンすら明確な答えを出せなかったが、そうせずにはいられなかった】

  • 163アンティラモン25/12/01(月) 06:42:13

    >>161

    …………ああ……

    【アンティラモンは初めて、バブンガモンの手を取った】

    ……私は……

    私の名は……アンティラモン……

    【アンティラモンは噛み締めるように言葉を紡ぐ】

    私は…………きみの、友

    きみは……この世界唯一の、私の友

    【そう、告げた】

    【誓いでもあった】

    【もう、この世界の生命と友好関係にはならない】

    【これで終わりにする】

    【彼をただ一人の友として──アンティラモンは"ケルビモンの遣い"に戻る】

  • 164バブンガモン25/12/01(月) 06:50:06

    「ご……ご…ご…ごめ…んなさ…い?」

    (バブンガモンは、最後にアンティラモンがたくさんの言葉を教えてくれたことに喜んだ)

    >>163

    「す…てきな…ひと、…アン…ティ…ラモ…ン、あ……りがとう…とも」

    (しかし、バブンガモンはそのすべての意味を理解できないことに、ひどく後悔した。それが申し訳なくて、事切れる瞬間、彼は一つのデジタマを産み落とした。小さな、他のものに比べてもとても小さなデジタマだった)


    その後、バブンガモンの、長の親の死を知った猿人デジモンたちは、深く深く悲しんだ

    今まで経験した仲間の死はすべて外敵による捕食だった。形の残る死は初めてだった


    その後、バブンガモンの遺体は、彼の宝物であるアンティラモンの絵と共に祭られた。猿人デジモンたちは彼が寂しくないように、自分たちが描いたたくさんの絵を周りに置いた。

    この世界で最初の「墓」が作られたのだ

  • 165アンティラモン25/12/01(月) 06:56:23

    >>164

    【墓の製作を見守ってから】

    【アンティラモンはそっと、誰にも気づかれぬようバブンガモンの築いた村から去った】

    【一度だけ……一度だけ振り向いて、けれど前を向き直す】

    【そしてもう二度と戻らなかった】

  • 166猿人集落25/12/01(月) 07:07:39

    バブンガモンの残したデジタマは大切に大切に育てられ、やがて成長期へと至った
    この子は身体は小さく力は弱いが、他の誰よりも知性的で文化的な行動を行えた。
    シャーマモンの出現である。

    彼は本能で解るのか、毎日親であるバブンガモンの墓へ祈るような仕草を行った。
    他の兄弟たちもそれに習い、バブンガモンの墓へ祈った

    この世界に「信仰」の概念が産まれたのだ

  • 167蛮族25/12/01(月) 07:18:06

    一方で蛮族たちは森の反対方向へと進みながら勢力を拡大していた。
    オーガモンやグルルモンの子たちは、皮肉にも闘争と殺戮を繰り返すうち、より強靭で残忍な子が多く残った。
    ついには、子の中からフーガモン、ゴリモン、ファングモンは3体、親と合わせて成熟期が7体という大所帯となった。
    そうして蛮族たちはより勢力を拡大させていった

  • 168ヴァジラモン25/12/01(月) 07:35:08

    >>167

    その勢力を見守る者がいた

    アンティラモンとは別のデジタルワールドからやってきたヴァジラモンである

    彼の任務は監視である

    蛮族が勢力を伸ばし世界を支配するようになったら不安だからという理由で送り込まれたのだ

    ということで遠くから勢力を見守るのであった

  • 169ストライクドラモン25/12/01(月) 07:35:15

    【バブンガモンの死に反応したのは猿人デジモンだけではない。
    彼らと交流の深かった竜人デジモンもだった。
    爬虫類、竜などに属しそれ故に寿命の高かった彼らはまだ寿命という存在を知らなかった】
    GURURURU…
    【彼らは悲しみながら仕留めたシードラモンの牙を削ってバブンガモンの人形を作り上げてシャーマモンへと送るだろう】

  • 170野良ハンター25/12/01(月) 07:45:21

    「「「「か~~みさま!!か~~みさま!!」」」」

    なっはっはっはっ!!いいぞいいぞお前たち~~!!もっともっと俺を崇めろ~~!!

    『・・・ピポ』
    (野良ハンターが率いるデジモンたちは成長期へと至っていた。)
    (アグモン・エレキモン×2・テントモン×2、ゴツモン×2・パルモン・ピヨモン・オタマモン、雑多にかき集めたが故に種族もてんでバラバラであったが、皆兄弟同然に育ち、育ての親であるこの男をかみさまと呼び慕っていた。)

    (コクワモンはこれが決して健全な関係ではないと分かってはいるが、帰る手段を失ったこの男の空元気が大いに含まれていることもまた察していた。神様と呼ばせ崇めさせようとしながらも、彼らの遊び相手をしたり、しっかりと食わせてる辺り、中途半端な優しさを見せる辺りが見限るには至らなかった)

    (それに、この子らにかみさまと呼ばれて身体を磨かせるのも、案外悪くなかったので、コクワモンはもうしばらくは何も言うつもりはなかった)

  • 171蛮族25/12/01(月) 07:54:17

    ある日、オーガモンはふと甘い匂いに気づいた。
    それは香りで獲物を引き寄せ捕食する食虫植物デジモン、ベジーモンの放つ匂いだった
    その甘い匂いにオーガモンは思い出した、気持ちのよくなる水だ!!!

    オーガモンはベジーモンを捕まえその中の水を飲もうとした。しかしそれは酒等ではなく消化液だ、オーガモンはビリビリしか感触に驚き、怒りのままにベジーモンを叩き潰した

    オーガモンはすっかり気持ちのよくなる水が懐かしくなった、あれはとてもよいものだ
    だが、はぐれものだったオーガモンは、酒の作り方を知らなかった。
    すっかり酒の味にとりつかれたオーガモンは、あれを再び手に入れるために、蛮族を率いて自身の産まれた集落へと逆戻りを始めた

  • 172猿人集落25/12/01(月) 08:04:05

    あれからシャーマモンはみるみると知恵をつけ、ついにはハヌモンをも越え群れの誰よりも賢くなった。

    ハヌモンはバブンガモン無きあとの長を努めていたが、やがてシャーマモンに任せるようになり、自分はそばに仕えるようになった。


    >>169

    シャーマモンは竜人デジモンたちとの交易にも積極的に関わるようになり、彼の作る酒はさらに甘くて気持ちがよくなるものだった

    そしてある日、彼ら竜人が放つ、熱くてピカピカして、触ると痛いもの、炎に興味を持つようになり、どうにか自分たちにも使えないかと、竜人デジモンたちに使い方を聞き始めた

  • 173ベジーモン25/12/01(月) 08:08:28

    「ゲ…ビッ…」

    (脳髄を叩き潰されたベジーモンは、何かを後悔する間もなく思考中枢を破壊された)

    (ベジーモンは徹底して省エネに務めることで、少ない餌で長生きできるデジモンだ。ゆえに脳という莫大なカロリー消費を要する器官は他デジモンに比べて小さい。ゆえに複雑な思考を持たなかった)

    (それ故か。脳を破壊され思考を停止しても尚、しばらくの間ベジーモンは絶命しなかった。「腸は第二の脳」という言葉があるが、ベジーモンの場合腸こそが第一の脳だったといえる)

    「クネクネ?」

    (既に脳が破壊されたベジーモンの口の中に、匂いにつられたクネモンが勝手に入っていく)

    「クネー!」

    (そして勝手に出られなくなり、溶解され、生きた骸ベジーモンの栄養となっていく…)

    (森はこの上なく静謐だった。味を楽しんでいたベジーモンの脳が潰れ、笑い声を発することがなくなったためである)

  • 174猿人集落25/12/01(月) 08:22:20

    炎の使い方を模索するシャーマモンだが、前提として、彼ら猿人には炎を吹く内臓器官がない。故にどれだけ竜人デジモンの真似をしても炎は出せなかった。
    しかし、炎が消える前に木に付けると燃え移ることを発見し、たくさんの枯れ木を積んだところ大きく長く燃えた。焚き火を発見したのだ
    そうしてシャーマモンは竜人デジモンたちへより多くの酒を与えることで、炎の研究に協力してもらうことにした
    これにより、火で焼いた木の実や肉は柔らかくてもっとおいしくなることを発見し、今までは苦かったり固かったりした木の実や根も食べられるようになったのだ
    こうして猿人と竜人デジモンたちに「料理」の文化が産まれた

  • 175フレイドラモン25/12/01(月) 08:31:15

    >>172>>174

    【それを見兼ねた炎を扱えるフレイドラモンは火を弱くする術を教えることにした。

    火は便利であり、危険だ。

    ましてや森で使うとは危険極まりない

    フレイドラモンは水が火を打ち消すことを教えた。】

  • 176猿人集落25/12/01(月) 08:38:59

    >>175

    炎の危なさを教えてもらった猿人たち

    そこへ意外な活躍をしたのがカメモンである

    彼らは甲羅に水を蓄え持ち歩く能力があり、それによりうっかり燃え広がりそうになった火を消したのだ

    これには猿人たちは大いに喜んでカメモンたちをより大切にあつかった

    そうして手厚く仲間として育てられたカメモンのうちの一体が、やがてガワッパモンへ進化した

  • 177猿人集落25/12/01(月) 08:42:10

    ある日、気持ちがよくなる水の材料である木の実を集めていたコエモンが、ふと近づく集団に気づいた。
    自分たちの群れとも竜人の群れともちがう、しかし人形で歩く、自分たちににたやつら

    コエモンは木から降りて、彼らに手を振り挨拶をした
    「こんにちは!」

    返事はこん棒による撲殺であった

  • 178竜人集落25/12/01(月) 08:43:00

    >>176

    【進化したカメモンを見て彼らは同じ海岸線で見つけたデジタマから生まれた“兄弟”…かも知れないデジモンを連れてくることにした。

    それはガニモン、そしてエビドラモンだった。

    彼らは皆、等しく戦士として育てられていた


    猿人の集落が物作りの方向に技術のツリーを伸ばしていく側、彼らは狩りや先頭に力を入れていたのだ。】

  • 179アンティラモン25/12/01(月) 08:45:20

    【デジモンの気配がない洞窟にて、アンティラモンはケルビモンへの定期報告を行った】
    【体内データに埋め込まれていた球体ゆっくりと外へ現れ出て、光り輝く】
    【それはケルビモンによって生み出された擬似的なデジコアであった。これを通してアンティラモンはケルビモンの力の供給を受けていた】
    【アンティラモンは全てを偽りなく報告した。自身の軽率な行動と浅慮さにより言葉の文化を与えてしまったこと。ひとつの生命、ひとつの文明に入れ込んでしまったこと。そしてその顛末を】
    【ケルビモンは部下の報告を静かに聞いていた】
    ……以上になります
    ケルビモン様の信頼を裏切ってしまい、まことに申し訳ありません。どのような懺悔もこの罪は濯げまい。……どんな罰も受ける所存です
    『罰は与えません。観測任務を続けなさい』
    【ケルビモンから下された言葉は想定外のものだった】
    し……しかし、ケルビモン様。私はあなたの命に背き、この世界のありのままの発展を阻害しました。それでは……
    『聞こえなかったのですか、アンティラモン。罰は与えません。お前はそのデジタルワールドに残り、観測任務を続けなさい。私共がいいというまで帰還は許しません。では、次の定期報告で』
    【通信が切れる】
    【疑似デジコアの光が収まり、アンティラモンの体内へと戻っていく】
    …………ああ、なるほど……これが"罰"ですか……
    【アンティラモンはひとり、力なく呟いた】

  • 180猿人集落25/12/01(月) 08:47:22

    「きゃー!?」「ぎゃー!?」
    「いたい!?」「いたい!!」「やめて!!」

    「ぎゃあーーーはっはっはっ!!!」

    それからあっという間であった。
    蛮族たちは瞬く間に猿人たちを襲撃した。
    オーガモンはかつての生まれ故郷になんの躊躇もなく骨のこん棒を振り下ろした。
    なんて弱い!なんて情けない!なんてばかだ!
    オーガモンはかつての劣等感を払拭するように猿人たちに暴力を振るった

    最初はシャーマモンは話し合いで解決しようとしたが、
    「ぎゃははははは!!」
    こん棒の一振で手足を砕かれてしまった

  • 181ヴァジラモン25/12/01(月) 08:48:23

    >>171

    流石にこの流れはまずい

    そう悟った

    だが一手遅かった

    拠点には多少の護衛はいたが完全体相手では塵紙にもならなかった

    拠点をあっけなく制圧したヴァジラモンは本部に連絡を取った

    本部からの司令は蛮族の全滅司令であった


    >>177を目撃したためであった

    これではこの世界のためにならない

    ヴァジラモンは反論した

    返事はなかった

    蛮族どもを全滅させるべくヴァジラモンは動き出した

    まず彼がとった行動は

    dice1d2=1 (1)

    (1 集落への突撃

    2帰還待ち)

  • 182二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 08:49:33

    このレスは削除されています

  • 183蛮族25/12/01(月) 08:51:33

    それからシャーマモンを捕らえた蛮族たちは、猿人たちを奴隷にしてしまった

    彼らに気持ちのよくなる水をありったけ作らせ毎日浴びるように飲んだ

    オーガモンは久しぶりに飲みもっと上手くなっていた酒の味に感激し、始めて飲んだ蛮族たちも皆虜になった

    猿人たちを殴っては言うことを聞かせた


    そして、オーガモンはふと、バブンガモンが奉られている社を見付けた

    オーガモンはそれを…

    dice1d2=1 (1)

    1破壊し高笑いする

    2捨て置く

  • 184ヴァジラモン25/12/01(月) 08:53:01

    >>180

    蛮族達が侵攻した方向には集落があった

    いてもたってもいられずヴァジラモンは集落へ突撃した

    ゴリモンが襲ってきたがダルマにしてあっけなく瞬殺してしまった

  • 185アンティラモン25/12/01(月) 08:53:10

    >>181

    ……待ちなさい

    【あなたの前に1体の聖獣型デジモンが立ちはだかる】

    どこの所属のものです?

    なんの権利があってこの世界に手を出しているというのですか

    【アンティラモンは鋭い目でヴァジラモンを睨みつける】

  • 186蛮族25/12/01(月) 08:56:47

    >>183

    オーガモンは、それが自身の産みの親だと本能で悟った

    しかし、だからどうした!!

    オーガモンはバブンガモンの亡き骸である甲殻と毛皮、そして変な板をこん棒で叩き潰した

    「ぎゃーーーはっはっはっはっはっはっ!!!」


    ざままみろばかめ!!俺を見下したからだ!!オレを追い出したからだ!!


    それを見た猿人たちに深い悲しみと、そして、


    沸き上がるような怒りが燃え上がった

  • 187竜人集落25/12/01(月) 08:58:14

    【メタ:そろそろ次スレですね、誰か立てますか?】

  • 188蛮族25/12/01(月) 09:00:43

    (じゃあ自分が🙋)

    ハヌモンは樹上に逃げ延びたが故に無事であった同胞を率いて、蛮族へ反撃を開始した
    蛮族たちは木に上れない
    それを利用して樹上から硬い木の実や石を投げつけた

  • 189ヴァジラモン25/12/01(月) 09:01:26

    >>185

    他所の並行世界のものだ

    あの様子を見て何も思わんのか

    思わんのだろうな

    我が主からあの様を放っておけぬと司令を受けた

    邪魔をするなら

    (宝剣を構える)

  • 190竜人集落25/12/01(月) 09:02:09

    >>188

    【メタ:了解です。蛮族のそれは自分1人で描写したいイベントとかですかね?】

  • 191ピピスモン25/12/01(月) 09:04:23

    「キャキャキャ!!」

    (オーガモンが集落を襲撃していると、コウモリのようなデジモン達が現れた。ピピスモンとその子供、ピコデビモンである)

    (ピピスモンは以前から猿人集落が狩猟・採集して蓄えた餌を狙っていた。だがバブンガモンやハヌモン達の防衛があったせいで手が出せなかったのだ)

    (そこへ転機が訪れた。オーガモンによる襲撃である。これは好機と判断したピピスモン達は、オーガモンに加勢し、ピコデビモンと共に成長期の類人猿デジモンの制圧を始めた)

    「キュイィ!」

    (ピピスモンは自らオーガモンのもとへ歩み寄り、干し肉を差し出した。極めて原始的な形での忠誠の証である)

  • 192蛮族25/12/01(月) 09:05:34

    >>190

    (いえ、混戦になってもぜんぜん大丈夫です!その方がドラマになりますし!!)


    蛮族たちは樹上のハヌモンたちをどうにかしようとしたが攻撃は届かない


    ハヌモンはその隙に奴隷にされた仲間を解放していった

  • 193アンティラモン25/12/01(月) 09:06:37

    >>189

    …………

    【そこはかつて自身がいた場所だ】

    【バブンガモンの姿。彼と過ごした日々。それらは脳裏に焼き付いて離れない】

    【……そして】

    【あの場所はアンティラモンにとって、"過ち"の象徴でもあった】

    ……あの村が、この世界の他の勢力によって滅ぶのであれば

    それもまた自然の摂理。この世界のあるべき姿

    それを阻害するのなら……この世界の発展と進化を阻害するのと同じこと

    三大天使が一柱、ケルビモン様の名において……貴様を削除(デリート)する

    【どす黒い殺気が膨れ上がる】

    【長い手脚が揺らめく】

    【地を蹴ったかと思えば、既にアンティラモンはヴァジラモンも目の前まで迫っていた】

    ──『マントラチャント』

    【クロンデジゾイド並みに硬化された腕が鞭のように振るわれる】

  • 194二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 09:07:13
  • 195ヴァジラモン25/12/01(月) 09:11:10

    >>193

    そうか

    (回避すると同時に宝剣を落とす)

    気が変わった

    司令など俺の権限でどうとでもなる

    それにあの集落を大事に思った者がいる以上こちらも引かねばなるまい

    それにケルビモンの使いとはな

    こちらの世界では3大天使は実質いるだけだからな

    羨ましい限りよ

    では監視任務に戻るとするか

    (落とした宝剣を拾って立ち去ろうとする)

  • 196アンティラモン25/12/01(月) 09:13:30

    >>195

    素直に引くのですか……意外ですね

    【戦闘態勢は崩さない】

    【向かってくることがあれば即座に削除(ころ)せるように】

    【それに、どこの所属かは分からないが……アンティラモンには"奥の手"もある】

  • 197ヴァジラモン25/12/01(月) 09:18:05

    >>196

    フッ

    意外とはな

    お互い奥の手ってのはやはり取っておく物なのだろうな

    (意味深なことを言って立ち去る)


    (しばらくして集落から少し離れたデジモンの気配のない場所)

    やりにくい依頼だぜ全く

    まさか別の世界の監視者がいるなんてよ

    これじゃ完全体への進化はまだ先のようだな

    (どうやら自らの手で完全体への憧れを植え付ける予定だったようだ)

  • 198蛮族25/12/01(月) 09:18:38

    >>191

    「ごご?……ぎゃぎゃっぎゃ!!」

    オーガモンは最初は困惑したが、ピピスモンのその振舞いは覚えがあった。力で服従させた者達がよくやる、自分にこびへつらう姿だ)


    「ぎゃっがーー!!」

    (大変気分がいい、オーガモンは手始めに、樹上の猿人デジモンたちを襲うよう命令した)

  • 199アンティラモン25/12/01(月) 09:23:25

    >>197

    ……本当に立ち去ってしまった

    【アンティラモンは、この世界唯一の友が築いた村を見遣る】

    【あれでは保つまい】

    【友好関係を結んでいたらしい竜人デジモン達がどう動くかにかかっている】

    【アンティラモンが言葉という交流ツールをもたらしたことで、彼らは他者に友好的になりすぎた。……つまり、警戒心を必要以上に失くしてしまった】

    【胸の奥……デジコアが微かに疼く。思わず胸元を抑える】

    【深呼吸を繰り返し、呟く】

    …………ごめんなさい……ごめんなさい……友よ

    …………

    【懺悔するようにそう洩らし】

    【アンティラモンは村を見渡せる高所を目指した】

    【この殺戮から決して目を逸らさぬように。全てを観測する為に】


    (メタ:落ちます)

  • 200二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 09:24:45

    見守りたまえ
    見守りたまへ

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