- 1二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:09:19
- 2二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:09:53
私はそれを望んでいる
- 3二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:11:03
ほんとは男としてジェンティルを分からせられるんだけどそんな事したらジェンティルに嫌われちゃうからな
っかー!
残念だわ、男としてジェンティルを屈服させることはできるんだけどな、っかー! - 4二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:12:27
想いだけでも力だけでもダメなのです
- 5二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:20:38
- 6二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:22:04
ジェンティルの約1.3倍って化け物過ぎるだろジェントレ…
- 7二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:30:50
全力を出してなお組み伏せられていることに恐怖と興奮が止まらないジェンティルからしか得られない栄養素がある
- 8二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:31:07
- 9二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:42:31
ク ソ メ ガ ネ
ギルベルト。 - 10二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 10:50:39
「あら?」
ある日のトレーニング終わり、他の誰かが片付け忘れたのか置きっ放しの器具がジェンティルドンナの目についた。
「整理整頓は基本でしてよ?全く」
そう言いながらその器具を手に取ろうとすると、横からヒョイっと現れた彼女のトレーナーがそれを手で制する。
「君はクールダウン中だからそっちに集中して。これは俺がやっておくよ」
ウマ娘用のトレーニング器具。重さで言えば100kgを超えるダンベルを片手で軽々持ちあげながら、彼はそう言う。
無論ジェンティルドンナでも同じことはできる。できるのだが、今の彼はまるでコーヒーのカップを取るかのようにそれを持ち上げていた。
ジェンティルドンナの背にゾクゾクッと妖しい何かが流れた。
彼はストイックだ。自身が鍛え上げたのもそうだが、それ以上に努力を惜しまず今も研鑽している。
人間がウマ娘に勝てる訳ない。
いつか誰かが言ったその言葉。それはこのトレーナーにも当てはまるのだろうか?
って感じの話を読みたいよね - 11二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 11:05:02
読みたいので続きを
- 12二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 11:27:09
あるGIレースの日。
世界各国から名だたるウマ娘が揃い、気持ちも何処か昂るジェンティルドンナ。
「ふふ。このような強者を倒してこそ、真の女王に相応しくてよ」
「君にしては珍しく昂ってるねジェンティル。少し肩の力を抜こうか」
そう言いながら差し出されたトレーナーの手を見て、ジェンティルは「あら」と目を丸くする。
秋華賞の時以来だろうか、このようなことをするのは。内心苦笑いをしてしまう。女王として成長してきたはずなのに、またこのようなことになるなんて、と。
そして彼の手を握った瞬間、ジェンティルドンナは驚愕し背に冷や汗が流れるのを感じた。
真に力を持つもの同士だと、軽く触れ合った瞬間に相手の力量がわかる。
今の彼からは、まるで大きな山と対峙しているような、そんな錯覚すら覚えた。
「落ち着いた?」
「……えぇ、今までになく落ち着きましたわ」
自身のトレーナーが何処まで成長しているのか。更にゾクゾクッと妖しい何かが駆け巡る。
「ねぇトレーナー?このレースが終わったらまた握手して下さるかしら?」
「え?あぁ、構わないけど」
「ふふふ。楽しみ。まずはこのレース、女王たる証を示しますわね」
ジェンティルは素直に成長を喜びそうって感じの話を読みたい - 13二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:13:22
「おかえりジェンティル。素晴らしいレースだったよ」
世界各国のトップウマ娘達をものともせず、ジェンティルドンナは女王の名を世界へと知らしめた。
疲労こそ見えるが、その顔は何処か満足そうだった。
「圧倒的強者を打ち倒してこその真の強者。今日のレースはまさにその最たるものでしたわ」
ジェンティルドンナはまさに強者だった。
真の女王。それを疑うものは何処にもいないと断言できるほどに。
「それにこれからの楽しみもありますので。ねぇ、レース前にした約束を覚えていらっしゃるかしら?」
「あぁ、もちろん」
レースが終わったら握手してほしい。
トレーナーはそう言われたことを思い出し、手を差し出そうとするが。
「それはライブが終わってからに致しましょう。さ、エスコートしてくださる? 身なりも整えませんと」
ジェンティルドンナは普段と何処か違う雰囲気を漂わせながら、トレーナーのエスコートに従い控え室へと歩を進める。
その取られた手からも強者としての力を感じ、またゾクゾクと口角を少し吊り上げながら。 - 14二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:29:59
ライブも終わり興奮冷めやらぬレース場。
その近隣のホテルの一室で、ジェンティルドンナとそのトレーナーは対峙していた。
遠征ということで用意したホテルであるのだが、全てが終わるや否やジェンティルドンナはトレーナーを部屋へと呼び出したのだ。
「な、なぁジェンティル?気のせいか様子がおかしい気がするんだけど。それにその格好は流石に」
彼女は今ネグリジェの姿でトレーナーの前にいる。確かに露出という意味ではそれほどでもないが、場所と相まって何処か妖艶さを漂わせている。
「ふふふ。別にこのくらいの姿なら見慣れたものでしょう?それともまさか邪な感情でもあるのかしら?」
「まさか、そんなことはあり得ないさ」
その返答にジェンティルドンナは少し不機嫌そうに眉を吊り上げる。
しかしすぐに気を取り直すと、レース前と同じように手を差し伸べてきた。
「ではレース前の約束を果たしましょう?」
何故ここで果たす必要があるのだろうと疑問に思いつつ、トレーナーも同じように手を差し出す。
そしてお互いに握ったその瞬間。
ホテルが、揺れた。
イメージは範馬刃牙と範馬勇次郎のアレ - 15二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 12:46:38
「ジ、ジェンティル? ちょっと力強くないか?」
握られた手を見ながら、トレーナーは困惑したように呟く。
その力は明らかにいつもより強い。いや、強いどころじゃない。
「……あはは。これで『ちょっと』としか思わないなんて、随分成長なさいましたわね」
ゾクゾクッ、ゾクゾクッと小さく震え、妖しい笑みを浮かべながらジェンティルドンナは心底嬉しそうな笑みを浮かべる。
何故ならその込められている力は、ジェンティルドンナにとって全力に近いものだったから。
人間がウマ娘に勝てないなんて、それは過ちだと今のジェンティルドンナは感じていた。
そしてそのウマ娘に勝てる人間、それも絶対強者として力を示したばかりの自身のトレーナーなのだから、その悦びは計り知れないものになっている。
ホテルに響くその地鳴りはやがて収まり、その繋がれた手は離される。
「ふぅ。ジェンティル一体どうしたんだ?」
にぎにぎと先ほどまで繋がれていた手をグーパーと動かしながら、先ほどの行為について問いかける。
対するジェンティルは全身を駆け巡る妖しい衝撃に、恍惚と顔を蕩けさせていた。
(俺は一体何を書いているんだ?) - 16二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:04:40
「……ねぇトレーナー。今度は両手を前に出して下さる?手のひらをこちらに向けて」
「両手を?」
トレーナーが訝しみながら両手を差し出すと、ジェンティルドンナはすかさずその両手に指を絡めて掴み取る。
それは所謂「手四つ」と言われる力比べの形。
「ジ、ジェンティル!?」
「ふふふ。本気を出さないと大変なことになりますわよ?」
そしてジェンティルドンナは一気に力を込める。相手を打ち倒さんとばかりに。
トレーナー側は戸惑いながら呼応するように力を込める。
ズンッとホテルの周りの重力が変わったような錯覚を覚える。
「ち、ちょっとどうしたんだジェンティル!?」
「ふ、ふふふ……っ!」
ジェンティルドンナは獰猛とも恍惚とも呼べる笑みを浮かべて力を込める。
まさに強者を組み伏せんとばかりにその両腕に、いや身体全体の力を込める。
「ジェンティル止まって!レース後にこんな力を込めたら駄目だって!」
「ならっ……止めてごらんなさい? 貴方のっ……大切な愛バなのでしょう?」
頬に汗を垂らしながらもジェンティルは手四つのままトレーナーを打ち倒さんとその力を振り絞る。
ズズズっと、ホテルの周りが再び大きく揺れる。 - 17二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:19:21
「や、やめるんだジェンティル!」
「……っ!?きゃっ!?」
トレーナーが止めるために力を込めると、ジェンティルドンナは普段では考えられない可愛らしい声をあげて押し倒されてしまう。
丁度彼女の背後にはベッドがあったため大事には至らなかったが、側から見たらそれはトレーナーがジェンティルドンナを押し倒したような形になっている。
「あっ、ご、ごめんっ!ジェンティル怪我はないか!?」
慌てて起き上がりジェンティルを気遣うトレーナー。
対するジェンティルドンナは仰向けのまま信じられないとも、悦びとも、悔しさとも取れる顔を浮かべていた。
その息は荒くなっており、それに合わせてネグリジェに包まれている彼女の豊満な胸が扇状的に揺れている。
胸元には汗の雫が浮かんでおり、それは順々にその谷間へと飲み込まれていく。
その姿はあまりに妖艶で、思わずトレーナーはごくりと喉を鳴らす。
「ふふ……ふふふ。私の、負けですわね」
「あ、いや、そんな大袈裟な」
「そんなことはなくてよ?……私は今日のレースで、真の強者として力を示しました。そんな私を、貴方は打ち倒した」 - 18二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:36:19
ジェンティルドンナはベッドで仰向けのまま天井を見上げている。
その両手もまだ天に掲げられたまま、その行方に戸惑っているようにも見える。
「私、負けてしまったのね。貴方に」
その結果を噛み締めるように目を閉じ、またゆっくりと開いていく。
美しいその瞳は、少し潤みを持ったままトレーナーの方に向けられる。
「敗者には、敗者の務めがありますわね」
嬉しそうに、ジェンティルドンナは両手の力を抜いてパタリと身体の横に落とす。
彼女に似合わない、それはまるで降伏したかのような動き。
敗れたものに、言葉は要らないと言わんばかりの行為。
「そして勝者には、勝者の務めがあるのも理解していらっしゃいますわね?」
その意味を理解したのか、トレーナーは再びごくりと喉を鳴らす。
「い、いや……。そ、そんなこと……は……」
狼狽えるトレーナーに、ジェンティルドンナはトドメの言葉を与える。
「……貴方の勝ち、よ?」
終われ - 19二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:40:06
こんなジェンティルドンナが見たいなと思ったから勢い余って書いちゃった訳です
反省も後悔もしていませんが、このトレーナーは多分人間じゃないと思う - 20二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:44:02
あといいね下さった皆様ありがとうございます
そして勝手にスレ乗っ取ってSS書いちゃってすみませんでした! - 21二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 13:47:54
本人たちにとっては微笑ましいが世界にとっては災害に近い現象
- 22二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 14:05:05
何故か範馬刃牙を片手に書いてたからそう言うことです
- 23二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:35:00
強い男に優しく手折られるのも花の本懐ではある
- 24二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:17:54
詩的
- 25二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:23:29
ホテルマン「耐震強化しまくったこのホテルがすげぇ揺れてる……」
- 26二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:13:37
自分が負けられる相手を待ってもいたんだな
- 27二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:30:50
後日ホテルマンはこう語っている
「……それはもう、凄まじいものでございました。
当ホテルは万全の地震対策をしております。震度4ほどでしたら建物内ではものが少々揺れる程度。皿の一枚も割れることはないでしょう。しかし、今回の揺れで実に10枚もの皿が割れたのでございます。
震度4でも割れない皿が10枚ッッ!
話は変わりますが……
ある人気バンドがこの近くでライブを行った際、演奏中にあまりに多くの人が同時に飛び上がったためにこの辺りでも震度3の地震が観測されました。そのライブの来場者が約5万5千人だったそうでございます。
私はその方面にはあまり詳しくはございませんが、建物の中とはいえ、いったいどれだけの力が働いたのでございましょう……」 - 28二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 01:15:29
他のウマ娘の本能には「あいつはヤバい」って信号が飛びそう
- 29二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 09:18:57
ヤバいコンビとしてお似合いだな
- 30二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 10:10:42
大丈夫?力比べの時に天が割れて月が見えてない?