- 1二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 13:34:52【クロス】斎藤一=ランス・クラウン説|あにまん掲示板bbs.animanch.com
(上は筆者の過去の論文である)
まあ待ってほしい。当スレをクリックあるいはタップしたスレ民の皆様は「追放」「今それどころじゃないんで」「真冬の北海道に帰れ」「坂本さんこいつです」と今まさに書き込もうとしているところだろうが、今しばらく待っていただきたい。というか、まだ12月なのだから真冬ではないだろう。こんなのを真冬呼ばわりしたら、北海道民の方々や勢羽夏生に叱られても文句は言えないと関東平野出身の筆者は考える。要するに、追放前に新しい論文が出来たので発表させていただくだけなのだ。
何はともあれ、田中君や豹の胸筋のように広い心を持っているスレ民の皆様はやはり今回もアナグラム発表までは待っていただけることだろう。皆様の貴重な時間をまたもや浪費させることになって恐縮ではあるが、もう一度著者の論文にお付き合いいただきたい。
早速、今回も南雲について簡単に説明しよう。
南雲とは、現在週刊少年ジャンプで連載されている少年漫画「SAKAMOTO DAYS」のメインキャラクターの一人である。原作は現在24巻まで単行本が出ており、12月4日には25巻が発売される、アニメも1期第2クールの22話までがある。
彼の容姿はスレ画の右である。なお、彼の画像はスマホゲーム「SAKAMOTO DAYS デンジャラスパズル」からの引用である。正面を向いた画像が相応しいだろうが、根拠の提示の際に都合がいいので背を向けている画像で失礼する。
……だが、可能ならぜひ原作の南雲を見てもらいたい。ちょうど今週南雲が登場したので、本誌を読むのがいちばん手っ取り早いだろう。
- 2二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 13:36:48
「じゃあSAKAMOTO DAYS(以下、入力の都合上「サカモトデイズ」と表記)ってなんだよ」というスレ民のために今回もざっくりと語っていこう。サカモトデイズは、かつて伝説の殺し屋だった坂本太郎が一人の一般女性に恋して彼女と添い遂げるために殺し屋を引退し現在は妻と娘と個人商店を営んでいるところに、殺し屋時代の部下であったエスパーの青年が尋ねてくるところから始まる、坂本に殺し屋から10億の懸賞金がかけられたのをなんとかするべく戦う物語である。
南雲は、そんな坂本の旧友であり、作中に登場する日本の殺し屋を統率する組織「日本殺し屋連盟(以下、作中の略称である「殺連」と呼称)」直属の特務部隊「ORDER」の一員で、作中でもトップクラスの強さを誇るキャラクターである。
南雲というキャラクターについては当論文で必要な部分は説明してあるが、斎藤一も原田左之助も南雲も愛する著者としては、やはり時間があればぜひ一度サカモトデイズを読んで、見ていただきたい。そうすれば、この説を思いついた著者の気持ちも、なぜ斎藤一と原田左之助の両名をもって南雲と同一人物説を立てたのかということも、深く深く理解してただけることだろう。
さあ、「サカモトデイズとのクロスで論文書くなら藤堂平助=眞霜平助説の方がよくね?」というセルフツッコミはさておき、本題に入ろう。
《注意》
当論文には、サカモトデイズのまだアニメ化されていない内容にも言及してある。ネタバレを避けたい方は、残念ではあるがここでお別れとなる。次の論文でお会いできることを期待している。
筆者がクロスネタの論文しか書けないばかりにご縁を結べず申し訳ないので、原田が切腹することでお詫び申し上げる。 - 3二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 13:38:58
根拠①
斎藤は土方の命を受けて御陵衛士に密偵として潜入しており、原田は幕府からの密偵としてまだ浪士組だった新選組に参加した。原田左之助に至っては、ぐだぐだ時空では密偵の家系出身である。つまり、ふたりはプ○キュアならぬふたりは密偵なのだ。
南雲は隠密名家の跡取りであり、日本殺し屋養成機関(以下、作中の略称である「JCC」と表記)に通っていたが、当初は暗殺科ではなく諜報活動科に所属していた。その時の経験は殺し屋としての活動にも活かされている。特に変装が得意で、アニメ化されている場面でいうと死刑囚編では432人を物理的に丸めて殺したタイの死刑囚ミニマリストを変装で翻弄していた。
また、南雲は作中で頻繁に坂本に殺連が持っているスラー(坂本に懸賞金をかけた人物および組織の名前。人物のほうの正体は、坂本の同期だった有月憬)の情報を与えているが、見方を変えればこれも坂本にスパイ活動の結果を報告しているようにも思えるだろう。 - 4二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 13:40:18
根拠②
斎藤は二刀流であることから、左右どちらの手でも刀を振るうことができる。「利き手? いや、その时その时で抜きやすい方で抜いてるだけよ、仆は」とマテリアルにあるので、言わば両利きなのだろう。
南云も、サカモトデイズの公式ファンブックの情报によると両利きである。后述するが武器の一つが日本刀であることから、きっと刀も両手どちらでも振るうことができるのだろう。
根拠③
原田の槍は、狭いところでもバラして使えるので便利であると霊基再臨をすると本人から言及される。バトルモーションでは、バラして鎖のようにして攻撃している。
南雲も扱うには慣れが必要そうな武器を使用している。スレ画の右で分かる通り、南雲の武器は巨大な六徳ナイフだ。作中で本人による説明がされているのは缶切りと、透明なセラミックのナイフであり、他は筆者の見解によるとノコギリ、ナイフ、日本刀、鎌なような武器である。
作中では敵に武器をバラして一つずつ突き立てている描写もある。もっとも、原田の槍のようにバラした後に元に戻せるのかは不明だが。 - 5二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 13:42:17
根拠④
斎藤は沖田にヘラヘラ新選組呼ばわりされたり、公式でも今年の夏の水着霊衣の名称が「渚のヘラヘラ男」であったりと、とにかくヘラヘラしている印象が強い。だが、胸の内には新選組への並々ならぬ思いを抱えており、筆者の観測範囲内ではジメジメしていると評されることが多い。
南雲も普段は飄々としており、それこそヘラヘラと笑っている場面が多いキャラクターだが、本当は仲間思いであるどころか親しい相手に対しては非常にジメジメしている。JCC時代からの付き合いと推定される同僚の豹がタイで殉職したと聞いて一人屋上で弔銃しており、坂本に懸賞金をかけた因縁の相手であるスラーを前にスラーに殺された仲間たちを思い浮かべる場面ではバッチリ豹が描写されているほどだ。そんなに大切なら豹を煽ったり、公式のピクチャーオーディオドラマ4話で甘えて豹を怒らせるなという話である。そのせいで豹の南雲に対する評価は一目置かれてはいるものの終ぞ芳しくないものだった。豹の嫌いなものが嘘つきって完全に南雲のことですしおすしてかてかばらずし。
ちなみに公式のピクチャーオーディオドラマ4話のURLはこちらなので、暇な時にでも視聴してほしい。lack先生の南雲が見られるぞ!!
『SAKAMOTO DAYS』ピクチャーオーディオドラマ│Vol.4「南雲と豹で任務へ」 出演:花江夏樹/安元洋貴 [イラスト:lack] サカモトデイズなお筆者の私見ではこれでも南雲にしてはまだ湿度が全然低い方である。理由は次の根拠で説明する。
※筆者は豹の死をたいへん引きずっているので、ここはかなりバイアスがかかっている。
熊埜御は筆者の好みにどストライクの美女だがどうしても許せねえよ……もっと違う設定でもっと違う関係で出会える世界線選べたらよかった
- 6二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 13:44:48
根拠⑤
原田には永倉という特に親しい仲間がいる。ジ・エンド内
描写やマイルームボイスからして親友と言って差し支えないだろう、と筆者は考えている。原田は新選組のメンバーの中で永倉に対してだけは畏まるなと本人に言われただけあって、遠慮なく話しに行っている。この掲示板ではよく原田は新選組で色彩を得た、と言われるが永倉の存在は原田の色彩の中でもかなり大きな割合を占めていることだろう。
南雲にも親友がおり、それはJCC時代に南雲が諜報活動科から暗殺科に転科するきっかけとなった坂本太郎と赤尾リオンである。南雲の作中の行動は9割が坂本と赤尾のためであると言っても過言ではない。そして、特に南雲が赤尾に向けている感情が、筆者が南雲をジメジメしていると評する大きな理由である。
坂本はサカモトデイズの主人公であることから分かる通り、現在の本誌では命の危機に陥っているものの生きてはいるが、赤尾はサカモトデイズの一話の時点で故人である。殺連も一枚岩ではなく、殺連内の権力争いの道具にされていた当時は坂本らと同期であった有月を庇い逃避行を繰り広げた末に、有月を道具としていた人物の策略にはまり赤尾は有月に殺された。南雲と坂本がORDERに所属することになったのは、赤尾の失踪の謎を解明するためであり、赤尾の死後は南雲はその真相を明らかにするべく、坂本が引退してもなおORDERに籍を置き続けていた。これ以上のことはさすがにド級のネタバレ、ドネタバレになるので皆様の目で確かめていただきたい。南雲の重さがわかることだろう。それこそ、斎藤一のバレンタインのお返しにも負けないほどだということが。
そして、いつまでも自分に色彩を与えた親友が忘れられずに未練を引きずっている点で、原田と南雲には通じる部分があるのではなかろうか。
※案の定ここも筆者のバイアスが非常に強いという旨を記しておく。 - 7二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 13:50:37
最後に、皆様お待ちかねのアナグラムでもって当論文の結論とさせていただこう。
まず、斎藤一と原田左之助を原田学会御用達のフォントで用意する。
𝑺𝑨𝑰𝑻𝑶 𝑯𝑨𝒁𝑰𝑴𝑬 𝑯𝑨𝑹𝑨𝑫𝑨 𝑺𝑨𝑵𝑶𝑺𝑼𝑲𝑬
二人は密偵なので、新選組と御陵衛士のメンバーのアルファベットから𝑮、𝒀、𝑪を調達してくることに成功したためそれらを足す。
𝑺𝑨𝑰𝑻𝑶 𝑯𝑨𝒁𝑰𝑴𝑬 𝑯𝑨𝑹𝑨𝑫𝑨 𝑺𝑨𝑵𝑶𝑺𝑼𝑲𝑬 𝑮 𝒀 𝑪
斎藤は維新後に薩長の下で警察として働き、原田は永倉と袂を分かち大陸へ渡ったがそれでも二人は誠を捨てなかったので、𝑴𝑨𝑲𝑶𝑻𝑶を抽出し二人の名前の真ん中に置く。
𝑺𝑨𝑰 𝑯𝑨𝒁𝑰𝑬 𝑴𝑨𝑲𝑶𝑻𝑶 𝑯𝑨𝑹𝑨𝑫 𝑺𝑨𝑵𝑺𝑼𝑬 𝑮 𝒀 𝑪
原田は腹を切ったので𝑯𝑨𝑹𝑨を切り捨てる。
𝑺𝑨𝑰 𝑯𝑨𝒁𝑰𝑬 𝑴𝑨𝑲𝑶𝑻𝑶 𝑫 𝑺𝑨𝑵𝑺𝑼𝑬 𝑮 𝒀 𝑪
会津で別れた斎藤と、促されるままに新選組を出ていった原田に土方の𝑯、𝒁、𝑲、𝑻を名乗る資格はないので、二人は再び誠の下に集ったことを鑑みて𝑯だけは残すものの他は取り除く。
𝑺𝑨𝑰 𝑯𝑨𝑰𝑬 𝑴𝑨𝑶𝑶 𝑫 𝑺𝑨𝑵𝑺𝑼𝑬 𝑮 𝒀 𝑪
斎藤の宝具は「無形」で間合いを無視して移動する特徴があるほか、原田は流れ流れて大陸にまで至ったので、アルファベットも大移動する。
𝑵𝑨𝑮𝑼𝑴𝑶 𝒀𝑶𝑰𝑪𝑯𝑰 𝑺𝑨𝑬𝑨𝑫𝑺𝑨𝑺𝑬
余った𝑺𝑨𝑬𝑨𝑫𝑺𝑨𝑺𝑬は原田がカレーに入れて食べたので取り除く。
𝑵𝑨𝑮𝑼𝑴𝑶 𝒀𝑶𝑰𝑪𝑯𝑰
なんということでしょう。斎藤一と原田左之助を足したら南雲与市になってしまいました。(ビ○ォーア○ターのBGM)
今年の選考会には間に合わなかったものの、来年のイグ・サイトーベル賞およびイグ・サノーベル賞の選考会にはこの論文を提出しようと思う。
待ちに待った終章がついに始まった上に、平日の真つ昼間という中途半端な時期かつ時間帯での論文発表になってしまったが、この論文を読んでくださった方が一人でもいれば筆者としては重畳である。 - 8二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 14:10:32
面白かったよ追放