本当に申し訳ない

  • 1SS初心者サイバー流22/05/05(木) 06:23:55
    保健室の先生「アルダンさん…とても言いにくいのですが」|あにまん掲示板トレーナーさんにおんぶしてもらうために仮病を使うのはさすがにどうかと思いますよbbs.animanch.com

    こちらのスレでSS書くって言ってたのに、日頃の運動不足による筋肉痛+自分の筆が遅いせいでスレが落ちてました(土下座)

    なので今から完成品あげます 誠に申し訳ない

  • 2SS初心者サイバー流22/05/05(木) 06:25:01

    アルダン「はぁ….」
    …思わずため息をついてしまいました。原因はわかっています。トレーナーさんがお仕事を頑張りすぎていて、休んでくれないのです。でも、彼は私と共に、URAファイナルズを優勝したことで注目され、多くのお仕事を抱えることになっています。 
    うーん….トレーナーさんを休ませることを誰に相談したものでしょう?パーマーはヘリオスさんとデート、マックイーンはチヨノオーさんと和菓子めぐり、ライアンはヤエノさんとトレーニング、ブライトとドーベルは遠征中…むむむむ〜….
    !そういえばこの間あの小説で…!
    トレセン学園 保健室
    アルダン「…というわけなのですが。先生、何かいい案はないでしょうか?」
    そうして私は、保健室の先生に助けを求めました。
    保健室の先生「事情はわかったわ。でも、どうして私なのかしら?」
    アルダン「この間、『ロミオとジュリエット』を読みまして。トレセンに修道士様はいらっしゃらないので、いつもお世話になっている先生に聞こうかと。」
    保健室の先生「なるほどね。…そうねぇ、仮病を使うのはどうかしら?」
    アルダン「仮病...ですか」
    正直あまり気は進みませんが…
    保健室の先生「それに、トレーナーさんにわがまま言ってもきっと許してくれるわよ?」
    ….ごめんなさいトレーナーさん。私、今日だけ悪い子になります。

  • 3SS初心者サイバー流22/05/05(木) 06:25:42

    保健室の先生「それじゃあ、ちょっと連絡してくるわね。理事長とあなたのトレーナーさんに」
    そう言って先生は、保健室の外に出た。ふと外の空気が吸いたくなって、窓を少し開ける。涼しい風が、部屋の中を吹き抜けていく。数分して、先生が戻ってきた。
    保健室の先生「お待たせ。トレーナーさんにして欲しいことは考えた?」
    アルダン「….おんぶ、して欲しいです。」
    保健室の先生「仮病を使って頼むことがおんぶねぇ…それくらいならあなたのトレーナーさんは頼めばしてくれそうな気がするわね。」
    先生は苦笑いを浮かべ、こうつづけた。
    保健室の先生「他に何かして欲しいことはない?」
    アルダン「…もっと構って欲しいです。頭を撫でたり、ぎゅってして欲しいです」
    保健室の先生「ん、正直でよろしい!若い子の青春話はいいわねぇ」
    そう言って先生は、楽しそうに笑った。私も、釣られて微笑む。

  • 4SS初心者サイバー流22/05/05(木) 06:26:02

    バタバタと大きな足音が近づいてきて、大きく戸が開かれた。
    トレーナー「アルダン!!!体調は大丈夫か!?!?遅くなってすまな…い?」
    保健室の先生「トレーナーさん、アルダンさんがお待ちですよ。」
    アルダン「…あの、先生。一体どんな連絡をされたのでしょうか?」
    保健室の先生「ただ『アルダンさんが大変な状態で、あなたを呼んでる』って言ったわよ?」
    そう言って先生は、悪戯っぽく微笑んだ。トレーナーさんも、私が無事でホッとした表情を浮かべている。
    アルダン「….その、トレーナーさん。おんぶして、寮まで送っていただけますか?」
    トレーナー「いいよ。….よいしょっと。」
    保健室の先生「お大事に〜」
    トレーナーさんの背中は大きくて温かくて、すごく安心する背中でした。

  • 5SS初心者サイバー流22/05/05(木) 06:26:25

    寮までの道を、ゆっくりと背負われながら進む。
    アルダン「トレーナーさん、ごめんなさい。休んで欲しいためとは言え、仮病を使って」
    トレーナー「いいよ。僕こそごめん。でも今度からなるべく直接言ってね。心臓に悪いから」
    そう言って笑い合う。
    アルダン「トレーナーさん」
    トレーナー「… 何?」
    アルダン「今日の私は、悪い子です。なのでわがままも言っちゃいます。お姫様だっこ,していただけませんか?」
    トレーナー「それくらいいつだってしてあげるよ。…..よっと」
    彼の顔が近い。恥ずかしいので顔をすこしそらして、彼の肩に手を回す。
    アルダン「トレーナーさん」
    トレーナー「うん」
    アルダン「お仕事ばっかりしてて、寂しかったです」
    トレーナー「…ごめん」
    アルダン「許してあげません。」
    そう言って私は、ぷいっとそっぽを向く。ちらっと見ると、彼の少し困ったような表情が見えた。
    トレーナー「参ったな….どうしたら許してくれる?」
    アルダン「…じゃあ今度、1日だけあなたの時間を私にください。」
    トレーナー「そんなのでいいの?しばらく休暇はもらえたから僕はいいけど。」
    アルダン「私がそうしたいんです。….もう、着いてしまいましたね。」
    寮に着いてしまった。なごり惜しいが、彼をこれ以上困らせるわけにもいかない。でも、最後に一つだけ。
    アルダン「トレーナーさん、目を閉じていただけますか?」
    トレーナー「いいよ…んっ!?」
    チュッ
    唇に軽く、けれど確かにキスをする。
    アルダン「つ、続きはまた今度…それでは!」
    そう言って逃げ出す。ふと後ろを見ると、真っ赤な顔でフリーズするトレーナーさんの顔が見えた。部屋に戻り、着替えてベッドに横たわる。
    アルダン「ふふっ♪」
    今度のお出かけでは何をしよう?どんなことをお願いしようかしら?そんなことを考えながら、私はゆっくりと眠りに落ちていった。
    FIN. 
    長文失礼いたしました 

  • 6二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 07:03:48

    このレスは削除されています

  • 7二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 07:09:48

    良い……

  • 8SS初心者サイバー流22/05/05(木) 07:11:07

    >>7

    ありがとうございます そう言っていただけると嬉しいです

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