- 1二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 20:54:43
デウロ「セイカ……?セイカ、大丈夫? 部屋、入るよ……きゃあ!!」
ピュール「ひっ……!」
ガイ「……セイカ……?」
スターミー「……ひと……」
その現場に居合わせたMZ団のメンバーは
仲間の凄惨な姿と、異様な状況に恐怖で固まってしまうだろう
正気度チェックです
正気度の5以上の喪失により、強制的に一時的狂気となります
ガイ(65)dice1d100=58 (58)
失敗時の喪失 dice1d10=10 (10)
デウロ(50)dice1d100=95 (95)
失敗時の喪失 dice1d10=2 (2)
ピュール(55)dice1d100=62 (62)
失敗時の喪失 dice1d10=5 (5)
スターミー(85)dice1d100=65 (65)
失敗時の喪失 dice1d10=2 (2)
- 2二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 20:56:28
クトゥルフ的なアレだろうか
期待 - 3二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 20:56:49
ごめんルール全然知らないんだけど
この場合、スターミーが一時的狂気に陥るって認識でいいの? - 4二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:06:59
ピュール「ひっ……あっ……」
デウロ「なんで……何でセイカが……」
ピュール「はっ……はっ……」
ガイ「ピュール!大丈夫か?」
ピュール「はぁ……はぁ……!」
ガイ「デウロ、ピュールと外に出てろ」
デウロ「やだ、やだよ……セイカ……」
ガイ「……いったい誰が……」
スターミー「こいつはひでぇ。腹にぽっかり穴があいちまってる」
ガイ「ポケモン……?」
スターミー「その可能性もあるが……!」
ガイ「なっ、セイカの身体が動いて……」
スターミー「下がれガイ」
2人が話していると
急にセイカの身体は、まるで逆再生でもするように
ゆっくりと、自然な形を取り戻していく
すると、不思議なことに胸が上下し始める
呼吸音も聞こえるだろう
ガイ「な……何が……」
スターミー「……夢、じゃないよな?」
ガイ「ああ……」 - 5二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:09:59
- 6二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:10:54
スターミーが普通に喋ってるの笑う
- 7二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:13:43
>>4 スターミーが喋った……!!??
- 8二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:17:34
ガイ「セイカ!セイカ!」
ガイ「……起きないな……」
スターミー「……昨日から連絡がとれてなかったんだな?」
ガイ「ああ、いつもなら外に出ているはずなんだ。なのに昨日は全然姿を見なくて」
ガイ「病院に連れていくべきか?」
スターミー「……いや待て」
セイカ「……ん……」
ガイ「セイカ?」
セイカ「あれ……ガイに……スターミーも。どうかしたの?」
ガイ「どうかしたのはお前の方だろ……」
スターミー「……ベッドを見てみろ、セイカ」
セイカ「へ?」
セイカ「……何、これ……」
セイカは目にしてしまうだろう
まるであちこちにペンキを撒き散らしたような、赤黒いシーツ
セイカが寝ていた部分だけは汚れがない
シーツだけでなく、ホテルの壁にも、飛び散った赤黒い何かがベッタリとついている
まるで殺人現場のような場所で、セイカは眠っていた
おぞましい事実に気付いてしまったセイカは正気度チェックです
セイカ(84)dice1d100=83 (83)
失敗時喪失dice1d10=6 (6)
- 9二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:18:04
ギリギリすぎる
- 10二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:20:36
- 11二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:25:00
ガイ「信じられないと思うけど」
ガイ「セイカ、腹がなんか、ぐちゃぐちゃに荒らされててさ」
ガイ「それで……」
スターミー「……セイカ、身体の調子はどうだ?」
セイカ「へ……?何とも……ない……」
セイカ「あ……」
セイカ「なんか、お腹が、どくんどくんしてる……」
ガイ「痛むのか?」
セイカ「そうじゃなくて」
セイカ「何かが中にいるみたいに」
スターミー「……」
ガイ「……それ、は……その……」
スターミー「待て、ガイ」
スターミー「あの2人も呼んでから話すぞ」
ガイ「……そうだな」
セイカ「え?」
ガイ「とりあえずセイカは着替えてくれ」
ガイ「この部屋から出よう」
スターミー「そうだな」
部屋を出る前に3人は目星を振ってください
ガイ(60)dice1d100=47 (47)
スターミー(70)dice1d100=88 (88)
セイカ(50)dice1d100=83 (83)
- 12二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:29:21
目星はいくつ以上でで成功なんだ?
- 13二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:29:46
そういやいましたね孕ませてくる邪神
あとポケモンでTRPGありがとうございます飢えてたんです - 14二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:30:46
クトゥルフ形式なら()内の数値以内で成功って扱いだと思う
- 15二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:34:02
メガシンカしたら足が生えるんだ、人の言葉くらい喋るさ
- 16二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:34:10
スターミーの頼もしさよ
- 17二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:34:22
スターミーが素で喋ってるのってもしかしてめちゃくちゃ高いINTが出たからなのか
- 18二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:36:55
スターミーが喋ってることに対して正気度ロール入らないの どっちだ…!? って気持ちになる
なんで普通に喋ってんねんオマエ - 19二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:37:09
ガイは赤黒い壁の中に文字を見つけるだろう
アネ゛デパミ゛
ガイはその文字列に覚えがない
いや、それどころか、それを発音することが出来ない
頭に記憶することすら不可能だ
ガイ「……」
スターミー「何してる。行くぞ」
ガイ「ああ」
デウロ「セイカ……無事、なの?」
ピュール「……」
セイカ「どうしたの2人とも……お化けでも見たみたい。ピュール、大丈夫?」
ピュール「……はい」
ガイ「セイカ、これからする話は……まだ、憶測の段階だ」
セイカ「……?」
デウロ「……まさか、セイカのお腹に……?」
ピュール「……待ってください、本人に話すんですか?それはあまりにも……」
スターミー「悪いがもう、隠しきれることじゃない。セイカが知るべきことだ」
セイカ「待ってよ……何の話なの……?」
ガイ「……ゆっくり説明していくから……」 - 20二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 21:58:21
なんでスターミーが一番SAN値高いんだよ
- 21二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 22:32:15
TRPGスレだ!って思ったらスターミーが喋ってて笑った
人外探索者と同じ扱い? - 22二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:10:27
ガイ「……ミアレでは数年前から、行方不明者が増えてるんだ。若い世代の……」
ガイ「クエーサー社ではポケモンによる災害じゃないかと調査を進めてた。そこでそのポケモン……いや、ポケモンかはわからない、謎の生物の存在を把握した」
ガイ「人間のような……いや、人間とは言いがたく、けど、ポケモンというには人間に近い、その生物……」
スターミー「これを俺達は"けつばん"と名付けた。ポケモンと人間、両方のなり損ないだ」
ピュール「それの捕獲……あるいは生態調査のために僕たちは動いていました」
デウロ「急ピッチでね」
セイカ「……どうして、みんなは知ってるの?」
セイカ「私には黙ってた理由は?」
ガイ「行方不明者の特徴は」
ガイ「女性が多くて、あとは観光客であることが多い。だから発覚も遅れる」
デウロ「……それに、この噂を聞いてその"けつばん"を探したり」
ピュール「あるいは過度に怯えるような人がいなくなっているとの噂です」
ガイ「……オマエ、探しに行きそうだから……その、黙ってた」
セイカ「……」
スターミー「図星だろ?……だが、ただ黙っていたわけじゃない。嬢ちゃんの位置は常に把握していたはずだったんだがな……」
スターミー「昨日、急にスマホロトムからの信号が途絶えて、たった今、このホテルから発信されたから、慌てて来たのさ」
セイカ「私……昨日は……」 - 23二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:13:44
マズいバグの存在に気づくと碌なことにならんぞ
- 24二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:15:13
- 25二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:16:15
最悪データ(存在)が消えかねない
- 26二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:20:26
セイカ「昨日は……痛っ……」
ピュール「大丈夫ですか?」
セイカ「頭痛い……ズキズキして……」
セイカ「……水……そうだ、水の中にいたの……」
セイカ「オクタン……みたいな……何かに身体を掴まれて……」
セイカ「それから……この辺りに……何か、入ってきた……」
スターミー「……な?うちの信……ファンの話と一致する」
ガイ「……」
ピュール「さすが、スターミーの会の教祖さまですね」
デウロ「教祖さまじゃなくて、私のスターミーのお兄さんって言って」
スターミー「どっちでも同じさ」
スターミー「俺様の信……ファンが、行方不明になった子の知り合いでな」
スターミー「……遠い地方で、その子を見つけたらしい。海のある小さな村だ」
スターミー「……その女性は、子どもを産んでいた」
スターミー「誰の子か覚えのない……それは、いつ宿したのかわからない、知り合いの誰にも似ていない子ども」
スターミー「……俺様にわかるのはここまでだ」
セイカ「……え」
ガイ「……セイカ、明日病院に行こう。念のため」
セイカ「私……私、どうなってるの……」
その時、セイカの下腹部がドクンと動きます
まるで何かが存在を主張するように、ドクン、ドクンと
セイカ「……」 - 27二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:29:22
セイカ「……」
デウロ「セイカ……今日は一緒に寝よう」
デウロ「私も怖くなっちゃった……」
セイカ「……うん」
ガイ「今日はホテルを施錠しよう。客もいないしな」
ピュール「スターミーさんはどうしますか」
スターミー「今日はスターミーの会の集会だ。他に情報がないか探ってくる」
ガイ「ありがとうございます」
スターミー「気にすんなよ。オマエらはミアレの英雄たちだ。力になるさ」
ガイ「……」
ピュール「言わなかったですね」
ガイ「……」
ピュール「セイカが数日前から様子がおかしかったこと。やっぱり、セイカは自覚してなかったみたいですが」
ガイ「……セイカの顔、見ただろ。あれ以上は心が持たない」
ピュール「……まるで母親になる準備をしているようでした。気味が悪くて……」
ピュール「……どうして、セイカの腹の傷は治ったんですか。あれは幻だった……?」
ガイ「……何もわからない」
ガイ「……とりあえず、明日の病院の結果次第だ」 - 28二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:36:52
その夜、セイカは夢を見る
水の中に大きな影がある
いくつもの触手が、セイカを捕まえようと近づいてくる
おぞましいはずなのに、どうしてかセイカは、自ら飛び込んでいく
ゆっくり、触手がセイカの腹を撫でる
そこでセイカは気付いた。自身の腹がまるで妊婦のように膨らんでいる
いや、それどころか、腹の中で何かが蠢いている
セイカ「……いやだ……」
セイカ「でてこないで……」
ドンッ!!ドンッ!!
腹の内側から何かが出てこようとしている
触手が、それを待ち望むようにしている
セイカの腹が、裂けるように、痛みを持つ
セイカ「やめて……やめてやめてやめてやめて!!」
セイカ「……はぁ……はぁ……」
デウロ「……セイカ……?どうしたの……?」
セイカ「……何なの……もう」
SAN値チェックです
セイカ(84)dice1d100=57 (57)
失敗時dice1d3=1 (1)
- 29二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:42:40
セイカの初期SAN値が84で中途半端な数字なのは、寄生される時に正気度が減ったからか?
- 30二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:47:43
スターミー「医者はなんだって?」
ガイ「何か映ってるけど、赤ちゃんじゃなくて……」
スターミー「はぁ?」
ガイ「だからその……ポケモンの、たまごが入ってるんだよ」
スターミー「……」
ガイ「手術で取り出すことにしたいんだけど」
ガイ「その話をしたら、セイカ、暴れちゃってさ」
ガイ「……今は、デウロに付き添ってもらって、ホテルにいる」
スターミー「中で生まれたらただじゃすまないだろ。腹食い破って出てくる気か?」
ガイ「でも、手術の話をすると暴れて仕方ないんだ。ポケモンまで出されたら手が出せない」
スターミー「大体、何のポケモンのたまごだよ」
ガイ「わかんねぇよ……」
デウロ「セイカ、入るよ」コンコン
ピュール「僕も入りますよ」
デウロ「……セイカ……?」
ピュール「デウロさん、開けましょう」
デウロ「……嘘、いない……」
ピュール「……探しましょう。ガイとスターミーさんにも連絡を!」 - 31二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:54:00
カラスバ「……!」
カラスバ「おっ、セイカ。久しぶりや……な……」
カラスバ「その腹、どないしたん?」
ジプソ「えっ!えっ!うそっ!?」
セイカ「か、カラスバさん……」
セイカ「たすけて……」
カラスバ「何があった……?」
セイカ「みんな、みんなこの子を殺そうとするの」
カラスバ「……お腹の子を?いや、オマエ、いつからや?1週間前は何もなかったやろ」
カラスバ「そんなぽんぽん膨れるもんなんか?」
ジプソ「……」
セイカ「わたしの……わたしの子……」
セイカ「誰にも邪魔させない……」
セイカ「守ってあげなきゃ……」
セイカ「ふふ……」
セイカは愛おしそうに膨らんだお腹を撫でている
知識を振ってください
カラスバ(50)dice1d100=87 (87)
ジプソ(45)dice1d100=23 (23)
- 32二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:55:21
話自体はクトゥルフっぽくて怖いんだけどスターミーのお陰で怖さが良い感じに中和されている
- 33二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 23:58:13
しれっと信 者って言おうとしてないか?
- 34二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 00:02:14
ジプソは女性の妊娠期間は10ヶ月であることと
1週間前までぺたんとしていたお腹が、臨月の妊婦のように膨らむのは異常であると気付く
ジプソ「……カラスバさま」
カラスバ「……おかしいんか?」
ジプソ「……」
カラスバ「……まあ、そこ座ったらどうや。お茶でも出すさかい」
セイカ「……」
カラスバ「で、それは……誰との子や?」
セイカ「ふふ」
カラスバ「……」
セイカ「ふふふ」
セイカ「かわいい我が子」
セイカ「ああ、我の子よ」
セイカ「早く出てこい」
セイカ「もうすぐ、もうすぐこの腹を食い破り」
セイカ「我がもとへと」
カラスバ「……」
ジプソ「……」
カラスバ「アカンなぁ。合わないお薬でも使うてしもうたんか?」
カラスバ「まあ、まかしとき。この魔法の拳使うたるから」コキコキ
ジプソ「カラスバさま……?」
<精神分析(物理)>
カラスバ(50)dice1d100=82 (82)
成功時ダメージdice1d3=2 (2)
- 35二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 00:08:48
カラスバ「あっ」スカッ
ジプソ「あっ……」
カラスバ「……やっぱり子どもに暴力はアカンな。危ない危ない、踏みとどまれてよかったわ」
セイカ「……」ふらっ
ジプソ「セイカさん……?」
セイカ「うっ……!!」
セイカ「……あれ、何で私……サビ組に?」
カラスバ「おっ、戻った」
セイカ「え?」
ジプソ「様子がおかしかったんです。我が子がどうこうと……」
セイカ「……あ、ああ……嘘……我が子……?」
セイカ「私……私、身体がどんどんおかしく」
スターミー「邪魔すんで」
カラスバ「邪魔するなら帰って~」
セイカ「スターミー……」
スターミー「……正気みたいだな?」
セイカ「……ぐすっ……」
スターミー「おいおい、サビ組の皆さんは女泣かすのか?許せねぇな。スターミーの会に吸収してやろうか」
カラスバ「勘弁しろや。まあ……」
カラスバ「詳しい話、聞かせてもらっても?」
スターミー「悪いが、話せることはない。行くぞ」
セイカ「ぐすっ……ぐすっ……」 - 36二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 08:01:47
ほしゅ