- 1二次元好きの匿名さん21/09/21(火) 23:12:51
「よそ見をしている暇があるなら早く課題を終わらせろ」
「ええ~、ちょっとくらいいいでしょグルーヴ~」
ちらりとファインの手元にあるノートを見る。
ほとんど終わりかけている。
一つため息をついた。
「……五分だけだぞ」
「やったあ♪」
ぴょんと弾みながらファインが窓から身を乗り出す。
私も彼女の隣に陣取る。
「ほんといいお月様だね~。中秋の名月っていうんだっけ?」
「そうか、ファインは初めて見るんだったか……日本での生活も長くなったな」
気がつくとファインの視線が月から私へと移っていた。
「ありがとね、グルーヴ」
「なんだ急に」
「私ね、不安だったんだ。全然知らない国で寮生活をするんだから当たり前かもしれないけど」
再び視線が月へと向く。
今日の夜空と同じく雲一つない晴れやかな笑顔をしていた。
「それでもここまで来れたのはグルーヴたちがいたから。大切で、かけがえのない仲間たち」
改めて言われるとどうも気恥ずかしくなってしまう。
「……当然だろう、お前も学園の仲間なのだから」
「来年も、卒業してからも一緒に同じ月を見ようね、グルーヴ」
「……ああ」 - 2二次元好きの匿名さん21/09/21(火) 23:13:03
- 3二次元好きの匿名さん21/09/21(火) 23:14:34
中手の名月ということで突貫ですが作ってみました
あと下のスレのためにたくさんスクショも撮ったのでその供養もかねて
お目汚し失礼しました
私はウマ娘エアプ勢|あにまん掲示板このふたり本当に大好きhttps://bbs.animanch.com/img/57718/66bbs.animanch.com - 4二次元好きの匿名さん21/09/21(火) 23:16:13
すこすこ
- 5二次元好きの匿名さん21/09/21(火) 23:18:50
このレスは削除されています
- 6二次元好きの匿名さん21/09/21(火) 23:20:44
秋の夜長にぴったりな落ち着いたいいお話