- 1二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 21:20:18
「おい何をするんだ義兄貴！なんだこの拘束は！？ここはどこだ！！」ｶﾞｼｬﾝｶﾞｼｬﾝ
「そんなに慌てないでくださいブライアンさん。暴れても疲れるだけですよ」
「どういうつもりだ？まさか私を新薬の実験台にでもするつもりか！？」
「まさかそんな人聞きの悪い……まあまずは話を聞いてください」
以前より私はハヤヒデさんとブラトレさんから、ブライアンさんの『野菜嫌い』についての相談を受けていました
片や最大の理解者たるお姉さん。片や一心同体のパートナー。おそらく、これまで並み外れたご苦労をされてきたものだと思ってました
差し当たって、今まで具体的にどんな事をしてきたのか聞いてみたんです。そしたら……
「カレーは野菜がとろとろになるまで煮込んでる」
「ステーキにはオニオンソースをかけてる」
「ハンバーグにちょっとだけ混ぜ込んでる」
「どうしても無理な時は代わりに食べてる」etc…… - 2二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 21:20:32
私は、悟りました。この二人には一生解決などできないのだと
度を越した情けと甘さがどうしても後ろ髪を引っ張るのだと
鬼になどなれない人なのだと。なので……
「私が“鬼”になる事にしました」
「なので、じゃないだろ！？」
「まったく、コントでも聞いてる気分でしたよ。二人にはコメディアンになった方が良いと返しておきました」
「要は私に野菜を食わせるためにこんな事したのか！？本気かアンタ！？」
「さて、どうぞ気を楽にしてください。苦しむのはたった一瞬ですから……」
「やめろ義兄貴！気は確かか！？」
「さぁ……まずは景気良くトマトとキャベツからいっちゃいましょうか」
「ダメだもう正気じゃない！！おい！姉貴！！トレーナー！！助けてくれ！！助けろォ！！！」ｶﾞｼｬﾝｶﾞｼｬﾝ
「……本当にあいつに任せて大丈夫だったのか、ハヤヒデ」
「トレーナー君のことだ、成果は約束できる。……何をするつもりなのかは知らないがな」 - 3二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 21:24:25
姉貴結婚したのか
おめでとう - 4122/05/10(火) 21:31:07
- 5二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 21:33:18
鬼や、鬼がおる
- 6二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 21:33:29
終了後
おい…（憔悴しきった顔）
はい…（ブライアンをおんぶするブラトレ）
ってなってそう - 7二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 22:02:17
まあ二人とも激甘だし仕方なかったのかもしれんな…
- 8二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 22:03:28
姉貴 激甘
ブラトレ 甘い
なのでハヤトレが鬼になるしかなかったんですね - 9二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 22:09:16
キャベツとトマトからスタートは優しいだろ
セロリとか滅びない？ - 10二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 23:00:51
学園の外れにある廃ビルの中でやってそう
- 11二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 23:05:34
トマトは好き嫌いの差が激しいから胡瓜あたりのが優しいかもしれん
- 12二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 23:07:08
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- 13二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 23:07:51
- 14二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 23:08:45
- 15二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 08:43:20
- 16二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 08:45:46
肉で釣った
- 17二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 19:08:50
- 18122/05/11(水) 22:16:45
「……アンタが個人的に私を呼びつけるとは珍しい。それも、こんな人気のない場所にとはな」
「早くからご足労いただき、ありがとうございます。少々人目を避けたかったものでして」
「アンタだから応じたまでだ。……どうやらよほど重要な案件らしいな」
「まぁ、ブライアンさんの思うより大したものではありませんよ。……早速ですが、よろしいですか？」
「なんだ」
「ちょっとそこに立って、両手を挙げてください」
「…？ ああ、こうか？」
「はい、ではそのままじっとしててください」(ｶﾞﾁｬﾝ)
「……は？」
「よいしょ」(ｶﾞﾁｬﾝ)
「は？」
「次は脚……」(ｶﾞﾁｬﾝ)
「え？」
「」(ｶﾞﾁｬﾝ)
「義兄貴？」
「あなたに本気で抵抗されたらちょっぴり困っちゃうので……大人しくしてもらいますね」
- 19二次元好きの匿名さん22/05/12(木) 08:31:35
終始笑顔でやってそう