フクトレ♀️シラオキソウル持ち概念

  • 1二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 11:05:14

    シラオキのウマソウルを持つウマ娘でありトレーナーであるフクトレ♀️(フクキタルと血縁はない)
    本名は隠している
    フクはトレーナーがシラオキであることは知らないし、フクが神様シラオキを知ったことや夢にシラオキ様が出てくることにフクトレ自身は全く関係ない

  • 2二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 11:08:27

    恣意的なお告げをすることも可能…と?

  • 3二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 11:08:57

    いいな

  • 4二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 11:09:17

    無意識にめっちゃ甘えてそう

  • 5二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 12:00:03

    今日はこれをすると吉、シラオキ様のお告げです!
    フクキタルが毎朝、いの一番に口にする台詞だ。
    シラオキ様。初めてその神様の名前を彼女から聞いたとき、私は愕然とした。
    秘匿している私の本名と全く同じ名だったのだから。
    私はトレーナーのシラオキ。トレセンに入学したときから学園に本名を隠すように言われ、学生時代はコマオキ、就職時は駒沖という名を公にしていた。
    レースに出ていた頃の私は、まあ…普通の成績だった。大事なレースで勝ちきれず、最終的に勝った大きなレースはGⅢひとつだけ。
    どうやら教える能力はある程度持っていたようで、フクキタルのトレーナーとして彼女をGⅠウマ娘にすることができた。が、できることを何でもやってようやく掴んだ称号だ。
    私がもし神様だったなら、私自身はもっとレースで勝ちたかったし、フクキタルはもっと長く活躍させてあげたかった。そうやって自分を責めた日が何度あったことか。
    私がシラオキという名を持っていることを、フクキタルは知らない。
    自分の心の拠り所である神様と同名のウマ娘がこんなだらしない女か、と落胆するだろうか。
    ありがたいことに、私の本名を誰かに言いふらすことは担当ウマ娘であってもURAは許していない。
    ということなので、あなたの神様の依り代はまだまだ身を隠すことになりそう。
    それまで私は神様ではいられないけど、トレーナーとして、あなたのことを護ることは約束できるよ。
    こんな私を、この先も信じてくれますか。

  • 6二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 12:13:37

    ss助かルーラー

  • 7二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 12:56:43

    私のトレーナーさんは、何だか大きく見えます。
    あいやいやいや、別に太ってるとかそういうのじゃないですよ!?
    醸し出す雰囲気とか…とても頼もしく思えるんです。
    こんな素敵なトレーナーさんと出会えるなんて、シラオキ様には感謝しかありませんっ。
    …そのシラオキ様って、私はご本人にはお会いしたことがないんですよねぇ。
    神様なんだから、そりゃあ会うのも容易じゃないし、会えても何かしらを依り代にして降臨するはずです。
    なんですけど、私のトレーナーさんは、なんとなくシラオキ様に似てる気がするんです。
    なんとなくです。私はシラオキ様の見た目も知らないですし、性格も知りません。
    ただ、トレーナーさんと一緒にいると安心感を感じるというか、心がほんわかするというか。
    神様の本質って、こういうところなんじゃないかなぁ、って思うんです。
    なので、私がトゥインクル・シリーズやドリーム・シリーズでもっともっと活躍したら、小さなお社を造ろうと考えているのです!
    その名も駒沖神社!!
    このことはトレーナーさんにはまだ言ってません。たぶん、怒られますから。
    でも、今の私は少~し悪い子なので、勝手に計画は進めちゃってます。
    実家の神社の近くにある山の、ほんの少し奥まった谷。麓の方から「やっほーっ!」って叫んだら、こだまがそこに吸い込まれていきそうな場所です。
    トレーナーさんはお仕事なので、私が引退しても他のウマ娘を担当することになるでしょう。
    でも、こうして二人にできた縁は絶対なくなりません。
    それを形にしたいんです。それが、この私だけの末社。そこに祀られる、私だけの神様。今だけは、私だけのトレーナーさんです。

  • 8二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 13:22:29

    なるほど……続けてくれ

  • 9二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 13:32:44

    まさにフクキタルにとっての運命の人だったって事ね

  • 10二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 14:51:19

    ドリーム・シリーズを引退して実家の神社の神主をしているフクキタルから私に連絡があった。
    神社へ来てください。
    フクキタルが引退してから何年か経つが、彼女とはよく連絡を取り合ったり実際に会ったりしているし、何なら今年の初詣で既に来ている。
    わざわざかしこまって呼び出されたので、私は少々困惑していた。
    「トレーナーさんにお見せしたいものがありまして」
    そう言って連れられたのは、神社の近くにある山の中。
    登山道から獣道に入り、茂みを抜けるとそこは谷の下だった。
    ふと目についたのは、手作り感満載の、細い木材でできた鳥居だ。
    「うちの神社に末社ができたんです」
    鳥居を通って、これまた獣道のような参道を進むと、人と同じくらいの大きさのほこらがあった。
    そこには…「駒沖」の、二文字。まさか。
    「今までの感謝と敬意を込めて、駒沖神社を造営致しました!」
    いつものように目をキラキラさせるフクキタルだが、すぐに私の顔を伺う。
    「…怒ってます?」
    「え?あ、いやいや。怒ってなんかないよ。これ、私の神社…なの?」
    怒ってはいない。驚きと、戸惑いと、ある懸念との3つの感情が入り雑じっている。
    「もちろんです!うちの神社はトレセン学園のウマ娘さんたちが必勝祈願でよく参拝してくれていまして。その延長です」
    「でもさ、なんでこんな山の中に?境内に造ってもよかったんじゃない?」
    「あ…それは、ですね…」
    ニコニコしていた顔は口をつぐみ、少し目線を泳がせる。
    「参拝客は…私だけだからです」
    フクキタルだけが参拝する神社。私だけのためにわざわざ山の中にお社を造り、私だけのためにお参りする、らしい。
    「あ、はは…私、そんなにすごかったかな…」
    「もっちろんです!トレーナーさんがいてくれたからこそ私はあんなに走れたんですよ!」
    それに、とフクキタルはほこらの方に体を向ける。
    「トレーナーさんって、シラオキ様に似てるんです」
    ギクリとした。擬音が実際に発されたのではないかというほどに。
    「とっても優しくて、少し厳しくて。一緒にいると安心して、ずっと離れたくないって思って…」
    「…」
    今度はこちらが目を泳がせる番になってしまう。

  • 11二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 14:52:34

    「シラオキ様ってどんな方なのかはよく分からないんですけど、たぶんトレーナーさんみたいな方なんじゃないかなって」
    ふう、と息をついた。私は現状を今の今まで理解できていなかったようだ。
    「あのさ、フクキタル…」
    「はい?」
    深々とフクキタルに向かって頭を下げた。フクキタルはあわてふためく。神主装束の布が擦れる音が彼女らしく賑やかに聞こえた。
    「ごめん。私、ずっとあなたに嘘ついてた」
    「嘘?ななな、なんのことですか?」
    私は財布の中から一枚の写真を取り出すと、フクキタルに渡した。ずいぶん前の、若い頃の写真。
    [優勝・函館記念 シラオキ]
    体操服姿の私の肩にかけられた優勝レイには、そう刺繍されている。
    まじまじと写真を見つめるフクキタル。一度、二度と、交互に私へと写真へと目線を入れ換えた。
    目が点だ。フクキタルは感情が目に見えて分かる。
    「私の名前、本当はシラオキ、なんだよね。バラしちゃいけないんだけど、こうも想われてたんだと思ったら隠してるのが申し訳なくなっちゃって」
    ひとは容量を越えて驚くと声が出なくなると言うが、まさにその通りだった。フクキタルは両手を頬に当て、ただただ私を見ている。
    ムンクの叫び、あるいはアッチョンブリケ、ってところ。
    「まあ、私が神様ってわけじゃないんだけどね。ごめんね、同じ名前なのがこんな女で」
    「…ぁんがぁっ!?そんなことないです!!」
    無理やり現世に戻ってきたのか、妙な声をあげて――それはいつものことか――フクキタルは私の両肩に手を起き詰め寄ってきた。
    「トレーナーさんがシラオキ様なら、私の運命の人は本当にトレーナーさんだったってことですよね!?」
    顔が近い。フクキタルの熱気が鼻先から伝わってくる。
    「もしトレーナーさんに自覚がなかったとしても、私にとってあなたは最高のトレーナーさんなんです!私の神様なんですよ!!」
    「そ…そうかな…」
    「そうですよ!…っ…シラオキさん!!」

  • 12二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 14:52:57

    私の本名は、職場の役員と、私の家族しか知らない。
    例外的に、私が昔担当していたウマ娘が私の名前を知っている。
    誰よりも私を信じてくれているウマ娘。誰よりも賑やかで、一緒にいると心から楽しいと思えるウマ娘。

    こだまの溶け込む山の中に隠れて、白興の文字が目立つほこらがある。
    そこには、今日も一人のウマ娘がお参りにやって来る。
    ごくたまーにもう一人、年上のウマ娘を連れて。

  • 13二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 14:55:50

    いい…

  • 14二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 16:09:12

    フクトレもフクトレで自宅に小さい神棚作ってフクキタル現役時の思い出の品を納めてて
    互いに互いのこと神様として捉えてるんだ

  • 15二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 16:13:18

    いい概念だ

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