- 1二次元好きの匿名さん21/09/23(木) 12:50:59
- 2二次元好きの匿名さん21/09/23(木) 12:51:27
今日、グラスはスペちゃん達黄金時代との
月一の食事会に参加する。
その間、トレーナーと二人の子供は
グラスが作り置きした料理を夕食として
食べる事になっていた。
彼女の作る料理はどれも
出汁が効いていて美味しい。
だが、美味しいからと言って
飽きが来ない訳では無い。
現に、トレーナーとその息子は
違うテイストの味を求めていた。 - 3二次元好きの匿名さん21/09/23(木) 12:52:15
「よーし!●●!納豆はあるな!?」
「ハッ!既に用意してあります!」
「相変わらず用意周到な事よのう!」
「ハハッありがたき幸せ!」
「止めた方がいいと思うけど…」
「■■!この事はどうか内緒でな!」
「言われなくても言わないわよ…
バレたら絶対怒るでしょ?母さん。」
以前、納豆に韓 国海苔を入れた所を
母であるグラスに見つかった兄の●●は
日本料理とはなんたるか、
文化の安易な融合は
なぜしてはならないか、を
20分程かけて渾渾と諭されていた。
計画は、この説教を聞いていた
父であるトレーナーが極秘で提案した。 - 4二次元好きの匿名さん21/09/23(木) 12:53:03
「●●…準備はいいな?」
「ハッ!いつでも!」
「「投下ー!!」」
食べるラー油を混ぜこんだ納豆が
白米の上に散開していく。
待ち焦がれていた光景だっただろう。
二人は食べるラー油入り納豆on白米を
口一杯に掻き込む。
「旨いか!?●●!」
「ウメーでございます!父上!」
「ねぇ口に含みながら喋んないでよ!
汚いから!」
あっという間に盛り付けた白飯が
無くなる。
もはや彼らを止められる者など
この場にはいなかった。
そう…この場には。
「次は何にいかれますか!?父上!」
「ふむ、では角切りにしたチーズ…」
「あ…おかえりなさい。母さん。」
「「!?!?」」 - 5二次元好きの匿名さん21/09/23(木) 12:53:57
「忘れ物をしてましたので帰ってきましたが……
随分盛り上がっているようですね?」
「……俺、友達と遊びに行ってくる。」
「●●~?今日確か◯◯君と△△△君は
塾と部活動の大会でしたよね?」
「ほ、ほら!
小学生の時一緒だった□□君とだよ?
最近連絡先やっと分かってさ…」
「●●、そこに直りなさい。
それとあなた、トレーニングに行くのは
後にしてください。
物音を消しても無駄ですよ?」
「あの、私は…」
「事情を聴くので座って下さい。」
「分かりました…」
「………さて、三人とも。
どういう事か、説 明 し て 下 さ い ま す か ?」
「「「………ハイ。」」」
30分の尋問の末、トレーナーと息子は
考えた謀略を洗いざらい吐かされた。
食べるラー油は、娘の嘆願により
グラスがいない間はかけてよしという
判断で合意した。 - 6二次元好きの匿名さん21/09/23(木) 12:54:09
翌朝、朝ごはんには
トレーナーと息子が苦手とする
料理が並んだという。
「……父さん…」
「……なんだ…」
「…母さんって、怖いね。」
「…気づいたか…」
「何か言いました?」
「「いえ、何も」」
『だから言ったじゃん…』
完 - 7二次元好きの匿名さん21/09/23(木) 12:57:19
韓○海苔じゃなくて青海苔とかなら許してくれたかも
- 8二次元好きの匿名さん21/09/23(木) 13:06:24
ウマスタ連載漫画・妻のメシが愛国心強めで味変したい
- 9二次元好きの匿名さん21/09/23(木) 13:06:30
こいつ鬼嫁デース!!
- 10二次元好きの匿名さん21/09/23(木) 14:40:33