- 1二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 12:36:55
- 2二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:39:00
何したんですか
- 3二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:42:01
どこか行きたいなら抱えてでも連れてくから一人でどこか行かないでくれ…
- 4二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:42:17
転倒対策に「乗らせない」の徹底です…何だったら背負って走るから…
- 5二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:42:50
でもこんなにはしゃいでるアルダンから取り上げられるか?あのトレーナーが
- 6二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:44:09
- 7二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:55:09
ちょっと想像できるのやめろ
- 8二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 13:58:21
アルトレドジっ子か???
- 9二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 14:00:02
キャラスト初手で腹を下すトレーナーだ
ゴルシちゃん号に乗ったら乗りこなすか転倒するかも想像しやすいぞ - 10二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 14:10:41
- 11二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 14:16:15
- 12二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 14:21:30
- 13二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 14:26:08
- 14二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 14:27:45
楽しそうなのはいいけどぶつかると危ないからね…
速度的な問題は自走でも変わらないので不問とする! - 1510・SS初心者サイバー流22/05/15(日) 14:27:46
書くか....
- 16二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 14:39:29
コテいる?(率直な疑問)
- 1710ではないけど22/05/15(日) 15:25:13
「トレーナーさん…!嘘だと言ってください…!!」
『君にエイプリルフール以外で嘘を吐くつもりはない……!!』
レースも一区切りした後の休日であることを利用してメジロアルダンとそのトレーナーは羽根を伸ばすことに決めていたある日の昼下がり。学園敷地内にて珍しく二人の口論が繰り広げられていた。二台の奇妙な乗り物の横で。
「ゴルシちゃん号(仮)禁止だなんてあんまりです!!」
『ダメだ、これは危なすぎる…!転けたら大変だ…!』
「それはまだトレーナーさんが慣れてないからです…」
なおその内容は二人が話してたと周りに聞かせれば疑問を持たれるような内容であった。そして二人はとても真剣なのがより空気を緩ませている。
事の始まりはメジロアルダンがゴルシちゃん号(仮)と呼ばれる乗り物に乗ってきたところから始まる。逆T字型であり横板の両側には車輪と巻き込み防止のカバーが取り付けられ、縦棒の先端にはハンドルがあるそれは重心で操作する不思議な乗り物。ゴールドシップなる破天荒なウマ娘が制作したことから仮の名前としてそう呼ばれる。
トレーナーもそれを見た時は心底驚いた様子であったが、はしゃいだ様子でやってきた彼女を見れば受け入れ、その説明を受けたついでに試乗……まではよかったのだが悲しいかな、操作ミスで転倒したのである。幸い芝生の上に倒れたので大怪我には至らなかったが今に至り、先程の口論に繋がるのである。 - 1810ではないけど22/05/15(日) 15:25:51
今回両者に譲る様子がないのは理由がある。まずトレーナーからすれば本人のセンスと経験の問題とは言え転倒する危険のある乗り物にアルダンを乗せられないという自転車辺りを見せたら卒倒するのではと言わせる過保護さの問題。自分でやらかしたからこその恐れとも言えるが。自転車との差を言うなら支えることも難しいからだろうか。
そしてアルダンからすれば本人にはお気に入りの遊び道具を取り上げられた子供のような心情が強い。大事にされてるのはわかるがそれはそれとして理不尽というのが表に出ている。後は彼女の好きなものが受け入れてもらえなかった悲しさもあるが。
「ですがこのゴルシちゃん号(仮)なら脚に負担をかけずに移動もできて…色んな所にいけるんですよ…!」
『それでもダメだ、ゴルシちゃん号(仮)での移動はぶつかる可能性もある。危ないことには変わらない…!』
「……っ」
ヒートアップした結果もはやお互いに変な方向に行っていることは薄々感じているが何せこの二人、お互いと口喧嘩というのはかなり経験に乏しく止めどころも妥協点もわからない。端から見れば完璧な二人の少ない弱点と言えるだろう。 - 1910ではないけど22/05/15(日) 15:27:37
しかし、あまり長引かせると折角の休日がただ言い争っただけで終わるという悲しい結末を迎えることになる。それだけは避けねばと両者は無意識下で考えており──次にアルダンが口を開いたとき、二人の口論は転機を迎える。
「では、今日の移動はどうすれば…」
普通に歩けば。というのは禁句である。恐らく彼女の友人である桜の娘や八重の娘は言っただろうが。
『ならこうしよう。禁止する代わりに今日は俺がアルダンを運ぶ』
「え」
『ん?』
彼も売り言葉に買い言葉で口にしたと思われる発言であるが、その内容に対するリアクションは異なる。トレーナー側は禁止にする代案として脚に負担をかけないほど移動するつもりなら自分が運ぶというものを述べた。事実、それがもっとも手っ取り早いだろう。移動しないのは勿体無いのだから。
しかしアルダンは違う。二人で並んでゴルシちゃん号(仮)に乗ってみるという目的は一時的に行えなくなるものの違う体験ができるという喜びと同時に運んでもらうということへの照れが浮かび上がる。彼の言葉で一足先に頭が冷静になったアルダンは、ゴルシちゃん号(仮)はまた別日に移そうと切り替えることができる。
「……それでお願いします、トレーナーさん」
『ああ、任せてくれ。…俺も言い過ぎた、今日は一杯羽根を伸ばそう』
「はい♪それでは早速なのですが…──」
嘘を吐かない言質は本人が既に出しているため断る様子もなく、アルダンが折れたことを理解したトレーナーはすぐさま受け入れる。アルダンの目的が若干ずれていることには気付いてないが和解した二人は今日の本来の目的へと戻る。
そしてゴルシちゃん号(仮)を一度戻しに行った後、アルダンは場所を提示。どんな風に支えてもらえるのか、それを少しばかり楽しみにした結果──。 - 2010ではないけど22/05/15(日) 15:28:30
「………っ」
『もうすぐ着くからね、アルダン』
「は、はい…!」
彼女は俗に言うお姫様だっこという抱え方で運ばれていた。なぜ彼がその運び方を選んだのかといえば思考の気まぐれと言う他ない。通常の抱っこはともかくとしておんぶではダメなのかという理由がないのだから。
アルダンも制止するどころか、自然過ぎて一度受け入れてしまった以上もう戻れない。彼の腕と胸板に抱かれる自分の姿を窓の反射で見てしまい、こみ上げる羞恥や嬉しさ、幸福感が混ざった赤面のままその中で縮こまるしかなかった。
尻尾は頻りに揺れて感情を示すもギリギリのところでトレーナーに当たらず、耳はといえばあまりのことにか伏せられてしまいなるべく自分が見えないようにしようとしてるところが窺える。
それに気付くこともなく今日一日、トレーナーは最初からそうであるかのように彼女を抱いて運ぶことになる。回数を重ねることに少し大胆になって腕を回してみたアルダンにドキッとしたり、逆により小さくなるアルダンに首を傾げたりしながらも。徐々に長くなる距離には文句一つつけずに。
またアルダンも。当初の予定は成せなかったがそれに代わるだけの価値はある体験を堪能し、時に自身の行動や姿、普段よりも遥かに近いところで聞こえてしまう彼の鼓動や優しい声を耳に受けるという総じて彼女にとっては素晴らしい一日を過ごすことが出来ていた。
その日の夜、二人の友人や同家の妹たちからお姫様だっこについて聞かれベッドの上で丸くなってしまうアルダンと同僚にからかわれ自身の行動に悶えるトレーナーがそれぞれ発見されたという。 - 2110ではないけど22/05/15(日) 15:29:14
名前の通り>>10ではないけど天恵を得たので書かせていただきました、お目汚し失礼
- 22二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 15:30:32
良いSSやぁぁ!!
- 23二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 15:31:30
誰ぞツッコミはおらんか!
いやダメだツッコまれたらこの甘い空気が壊れる! - 24二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 15:33:23
お互い律儀に「ゴルシちゃん号(仮)」って言い続けてるの笑う
- 25二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 15:34:13
ブラボー!
素晴らしい!
超ニヤニヤした
俺も目撃してアルトレいじりたいわー - 26二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 15:35:40
互いに止めどころが分からなくて傍から見たら完全にカップルな2人は良いぞ
- 27二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 15:38:50
素晴らしい!!!!!
- 28二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 15:49:31
ツッコミ不在
- 29二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 18:27:38
また出たな野生のSS書き
- 3010・SS初心者サイバー流22/05/16(月) 00:20:50
なんか戻ったらめっちゃいいSSある….。これ俺のSSいる…?自信無くしそう
二番煎じになりそうだけど一応書いたので投げます
爽やかな風が吹くメジロ家の庭で、私とトレーナーさんは珍しく言い合っていた。
アルダン「トレーナーさん…!嘘だと言ってください…!」
トレーナー「君に嘘はつかないよ。今までも、これからも。」
トレーナーさんの無慈悲な言葉に、私は抗議の声をあげる。
アルダン「そんな….ゴルシちゃん号禁止だなんて…あんまりです!」
そう。私とトレーナーさんの口論の元になっているのは、この奇妙な乗り物「ゴルシちゃん号」が原因だ。
アルダン「これは脚に負担をかけないで移動できる、とてもいい乗り物なんですよ?」
トレーナー「ぶつけたりしたらどうするんだよ。君に怪我をさせるわけにはいかない。」
…私が乗っていたのを見たトレーナーさんも最初は「楽しそうだ!」ともう一台のゴルシちゃん号(仮)に乗ったのですが、操作を誤ってこてんとすぐに倒れてしまったのです。幸いにも芝の上に倒れたので怪我には至らなかったのですが、それから猛烈に反対するように…どうしたものでしょう? - 3110・SS初心者サイバー流22/05/16(月) 00:21:32
アルダン「むーっ…じゃあどうやって移動すれば….」
喧嘩や揉め事は苦手なので、頬を膨らませて抗議する。するとトレーナーさんは、少し思案したあと、口を開いた。
トレーナー「….わかった。なら妥協案として、俺が君を運ぶ。それでいいかい?」
アルダン「….わかりました。」
脚に負担がかからないよう考えてくれたのだ。しぶしぶ私が了承すると、トレーナーさんは私のことを抱き上げた。いわゆる「お姫様抱っこ」というものだ。
アルダン「と、トレーナーさん!?」
トレーナー「何?」
アルダン「えっと、ですね。その….少し恥ずかしいです….」
おんぶされると想像していたので、彼の顔が近くてドキドキする。
トレーナー「そう?そんなことないと思うけど。あ、手はこっちに回してね」
アルダン「は、はい…」
顔を少し背ける。きっと、バラみたいに真っ赤な顔だ。
ふと彼の顔を見ると、彼も真っ赤な顔をしていた。もしかして、彼も..? - 3210・SS初心者サイバー流22/05/16(月) 00:21:47
アルダン「トレーナーさん」
トレーナー「…何?」
目と目があった。
アルダン「トレーナーさん…」
彼の目をじっとみる。彼も私の意図に気がついたようだ。
トレーナー「…アルダン…」
どちらからともなく顔を近づけ、胸が早鐘を打つ。あと数センチ…
トレーナー「…あ」
トレーナーさんが固まった。
アルダン「?」
トレーナーさんの視線の先には….
マックイーン「あら…」
パーマー「二人とも仲良しだね♪」
ライアン「はわわわわわ」
ドーベル「な、何してんの!?こんなところで!」
ブライト「仲良しさんですわぁ〜♪」
….妹たちがいた。
「「「「「二人ともごゆっくりー」」」」」
アルダン「ま、待って!違うんです////」
抱えられている私はもちろん、トレーナーさんの足であの子たちに追いつけるわけもなく、あっという間に学園に知れ渡った。
…その日、お姫様抱っこのことを同僚に揶揄われて赤面するトレーナーと、メジロ家のお屋敷にて妹たちから質問攻めに遭い、ベットの上で転がるひとりのウマ娘がいたそうな。
FIN. - 33二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 06:26:26
いいSSだね
- 34二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 15:46:26
ええやん!
- 35二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 15:52:52
- 36二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 15:53:43
ヒント:UMAIN
- 37二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 15:55:02
- 38二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 16:00:38
いいじゃないいいじゃない
メジロ家の各人の反応が違うのにみんなして逃げるの笑う
やっぱメジロなんすねぇ… - 39二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 03:34:52
ズブいブライトにすら追い付けないよわよわアルトレ…
- 40二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 13:39:46
メジロ家特性ゴルシちゃん号作られてそう