「というわけでセリフ朗読お願いします!」「どうした急に」

  • 1スレ主22/05/16(月) 21:41:02

    アグネスデジタルから貸してもらった恋愛漫画を貸してもらい、完読したことを告げたらこうなった。
    「えぇ……いいのか?俺ってそういう経験ないし、ちょっとここだと恥ずかしいかな……」
    「いえいえ!これも二次創作に役立てるといいますか、なにせこの漫画はまだアニメ化もドラマCD化もしてないのですよ、なにせデジたん、そういうイケボをあまり聞きなれておりませんので!脳内再生がしづらいのです!」
    よくわからないが、まあそういうことらしい。そういえばデジタルとカフェで一緒に見た日常系アニメとやらでもあまり男性声優が出なかったしあるあるなのだろう(そのアニメはデジタルの好きなアイドルウマ娘ちゃんの声優デビュー作だった、知らないことも沢山あるものだ)
    「じゃあいいよ……うぅ~ん、でもどうすればいいかな、デジたんが喋ってほしいセリフってある?」
    「ひょえぁ!えっえっとですね~……まっ、まずはトレーナーさんの好きなセリフからどうぞ!」
    今朝からデジタルは妙にそわそわしている、じっくり見られると、それはそれで恥ずかしい。
    「じゃあ……『君の走り、とても軽やかに見えたよ、あの時を思い出すだけで胸が苦しくなる、あぁ……まさに君の軽やかなピッチ走法!連続撮影のこの画像からわかるとおり君の筋肉は足を踏み出した時に』」
    「ンンゥーッ!!」
    デジタルが突っ伏した。何故だ。

  • 2二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 21:44:42

    そのうちデジたんを膝の上に乗せて耳元で朗読するようになるトレーナー?

  • 3二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 21:48:47

    告白シーンとかも読ませるやつだ……

  • 4スレ主22/05/16(月) 21:51:25

    「だっ、ダメだったか?、やっぱり下手だったかな、個人的にここのシーンは走りのイラストの躍動感もあるけどトレーナーとして見ても素晴らしい描写で」
    「いえ……これはあたしが悪いです……」
    「う~ん、じゃあ……ごほんっ 『君の勝負服、本当に綺麗だよね もちろん君が着ている姿が一番だけどね』『君の手をとらせてほしい、君のトレーナーであるためにそして……』……『ボクはそうして彼女の太腿に手を伸ばす、トレーナーとしてボクは彼女に信頼されていることに充実感を得ていた、彼女の37度の体温が』」
    「ストップ!ストォーップ!!」
    今度は真っ赤な顔で止められた何故だ。
    「確かに!確かにこのトレーナーさんも素敵な方ではありますが!!なぜよりにもよって『作者がインフルエンザで気を失いながら書いた伝説のモノローグ』まで読み上げるんですか!!!」
    「そうなの!? トレーナーとしては担当のことをこれだけ思いやれる人って普通かと……」
    「そうなんですか!?」

  • 5二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 23:31:19

    保守

  • 6二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 23:33:14

    嘘でしょ……岡部渾身の怪文書が意識朦朧状態で書いた文章扱いになってる……

  • 7二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 23:33:47

    岡部くん!?

  • 8スレ主22/05/16(月) 23:34:36

    「う~ん、やっぱりむいていないのかぁ」
    「いえ、トレーナーさんの演技はバッチリです、ただチョイスがその~……」
    デジタルが少し落ち込んでいる、いかんこれは不味い、これは確実に「読んでほしいセリフ」がある……しかし、いったいどのシーンだろうか……
    ふと思いあたるシーンがあった、これだ、おそらくこれだろう。
    しかし……こんなことを言ってこれまでの関係性が壊れたらと思うと……いやっ、やるしかない。

    「……『君と3年間、いろんなことがあったね』」
    デジタルの瞳に明かりがともる。

    「『ダートの世界に入って悔しさを知ったり。地方のレースにいった親友と再び対決したり』『そのたびに喧嘩して、仲直りして……出会って、良かったな』」
    「ほあ~~~~!!そうそれです!」
    デジタルがビシッと指をさす。デジタルのほしいセリフはこれだったのか。確かにこのセリフは俺も好きだ。
    「いや~!やっぱトレーナーさんにいてもらうことが重要と言いますか」

    「そしてこれからも」
    「……はえっ?」

  • 9スレ主22/05/16(月) 23:42:39

    「君の走りに、君の歩みが俺を導いてくれる これはレースだけじゃない、日ごろの付き合いだとか、君とのなんてことのない毎日がね」
    「あわっあわわわわ!?!?」
    デジタルの手をとる。このままではいつもみたいにまた気絶しそうだな。
    「君と、これからの日々を、死が分かつとも歩んでいきたい」

    そして、デジタルは倒れた。
    正直に言うと初めからデジタルがしたいことはわかっていた。そこまで俺は察しが悪いわけでは無い。
    だからこそ、いったんこの話は打ち止めなければいけなかったのだ。
    手を合わせてご臨終ポーズをとっているデジタルを背中におぶさり、そのままそこ……「食堂」から後にする。

    「ねぇ見たあれ……」
    「キュンキュンする~!!」
    「……ああいう方法もあるのね」
    「」(ウワーッ!何考えてんだよ!)

    しばらくしてこの騒動を問われた俺は「マンガのセリフを読んだ」という弁明で許され、デジタルは爆速で新刊を仕上げたらしい。
    そして申し訳なく思ったのは……いつかはの誕生日には、オリジナルで伝えたいものだということだ。

    END

  • 10スレ主22/05/16(月) 23:42:51

    埋め!

  • 11二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 23:45:04

    良い……

  • 12二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 08:51:12

    これはいいものだ

  • 13二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 11:03:30

    めっちゃ良いシチュ…スレ主、やはり天才か……

  • 14二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 12:06:35

    クソボケがー!……見事やな(ニッコリ)

  • 15二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 22:26:17

    今見たこれ素晴らしいね...

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