フクトレのダムが決壊する話

  • 11キタル22/05/18(水) 23:22:55

    「ひょっとして、私には魅力が無いのでしょうか?」

    URAファイナルズを終えてより数日が経過したある日、マチカネフクキタルの脳内に一つの疑問がよぎった。
     思い起こされるのは今までの三年間。
     バレンタインやクリスマスなどの甘酸っぱいイベントこそあれど"そういう目"で見られた事は一度も無いのではと。
     冷静に考えたら当然だ、自分達の関係はいわゆる"教師"と"教え子"のそれに近い。
    "そういう目"で見られる事自体が異常なのだ。
     だが気になって仕方がない。
     これが三年前の彼女ならばこの疑問をそのまま胸にしまい込んだだろう。
     だが三年間の苦難を乗り越え、自信に満ち溢れた彼女は止まらない、止まろうとも思わなかった。
     大型犬にも例えられるアメリカンな同期に習い、事あるごとにスキンシップに及んだ。
     しかし彼女のトレーナーもされるがままではない。
     適切な距離を保とうとするのはトレーナーとして当然の義務であろう。
     ある日はチョップ、またある日はアイアンクロー、またまたある日はコブラツイスト……それでも彼女はめげなかった。

  • 21キタル22/05/18(水) 23:45:42

    >>1

    そして数日が経過したある日。

     遠征先で突然の豪雨に見舞われた二人は、

    ずぶ濡れになりながら街中を走っていた。

     視界も不明瞭な中、雨宿り出来そうな建物を見つけ、駆け込む。

     

     (アレ? ここって……)


     駆け込んだ建物は、どうやら何らかの宿泊施設だったらしい。

     この豪雨の中帰るのは危険……そう判断したトレーナーは手早くチェックインを済ませようとしたが、間の悪いことに二人用の部屋は全て満室、一人用の部屋が一つしか空いていないと言う。


     「仕方が無いし……ソファーで寝るかな」

     

     そう言ってトレーナーはこちらに目を向ける。

     自分はベッドで寝ろ、と言うことだろう。

     そんなやり取りをしながら歩いている、渡された鍵の番号と一致する部屋を見つけ、徐にトレーナーは口を開いた。


    「外で待ってるから、着替えが終わったら教えて」

    「ムフフ……中で見てても良いんで——」


     言い終わる前に部屋に押し込まれてしまった。

     仕方なく着替えを済ませようとして、鏡を見る。

     

     そこにはずぶ濡れになった自分が写っていた。

     服は体にぴっちりと張り付き、何処と無く扇状的……に見える、気がする。

  • 31キタル22/05/19(木) 00:09:31

    >>2

    「トレーナーさーん? 終わりましたよー?」


     着替えを終え、ドア越しに声を掛けた。  

     すると、既に着替えを終えたトレーナーが部屋の中へ入ってきた。

     どうやら共用トイレの個室で着替えて来たようだった。

     

     一人用の部屋故に二人で寛ぐには当然だが狭い、必然的に二人はベッドに腰掛ける事になった。

     

     雨に打たれた影響か、身体は芯まで冷え切ってしまっていた。

     そしてそれは隣に座っているトレーナーも同じだろう、そう思った彼女は——


    トレーナーの腕に抱きついた。



    「えへへ……あったかいですか? トレーナー……さ、ん……」

    (ハッ!?!?)

     

     そうして、ふと我に帰る。

     自分は一体何をやっているのだろうか。

     いくらトレーナー相手とはいえこんな大胆な事をしてしまうなんて。

     思えば体が熱っぽい、きっと雨に打たれたせいで風邪でも引いたのだろう。

     今のはきっとそのせいだ。

     自分相手に心の中で必死に言い訳をするも当然トレーナーには届かない。

     彼の目には真っ赤に顔を赤らめたまま動かなくなった自分が映っていることだろう。


    「あああのですねトレーナーさん!? 今のはその、あの、雑念が頭をよぎったと言うかなんと言うかアレなんですけどね!?!?」

    「フクキタル」

  • 41キタル22/05/19(木) 00:10:22

    >>3

    ぐい、と肩を押されベッドに横たわる。

     押し倒された————だったそれだけのことを理解するのにさえ数秒を有した。

     心臓が早鐘を打ち、体は今まで以上の熱を帯び、思考がまるで追いつかない。

     

     そしていつも見慣れた、しかしいつもとは違うトレーナーの顔が眼前に迫り————










    すまねぇ後は任せた

  • 5二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 00:11:02

    逃げるなァァァ!!!!SSから逃げるなァァァ!!!!

  • 61キタル22/05/19(木) 00:13:02

    >>5

    エッチなの書けねぇンだよ!!!!!

    童貞だから!!!!!!! 

     ド  ン  !

  • 7二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 00:13:58

    だったらエッチ抜きで描けばいいだろ!!!
    童貞らしく!!!!!!

  • 8二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 00:14:27

    キスかと思わせて額で熱測ってるって流れで続ければいいんだ

  • 9二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 00:15:08

    余は卿の童貞故の柔軟な発想に期待したいのだが

  • 10二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 00:16:50

    フクトレ大変でしたねほんと

  • 11二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 00:29:18

    そしていつも見慣れた、しかしいつもとは違うトレーナーの顔が眼前に迫り————

    「……はれ?」

    ――そのまま、彼はベッドに倒れ込んだ。息が熱い……どころか、むしろ冷え切っている。自分が芯から冷えたなら、彼は肺の底、血の末まで冷え切っていた。耳元では甘い言葉どころか、がちがちとした硬質な音が漏れ聞こえるだけ。歯の根も合っていない。確実に体調を崩している。

    「トレーナーさん?……おーい……?」
    「……悪い……すぐ離れる……」
    「いやいや!ぴくりとも動いてない人が何言ってるんですか!」

    動いていない……動けていない、という方が正しい。彼の指先がベッドの上で踏ん張って滑っている。芝の重バ場でもこうは滑るまい。だが、彼はどうにか動こうとしている。自分から離れようとしている。普段で言えば「離れようとしている」なんて傷つくだけだが、フクキタルにとっては、そのいじらしさが愛おしくて、それ以上に、浸っていられないほど不安だった。

    「ええい……ふんにゃ!!」
    「ぅぁ!?」
    「とりあえず温まりましょう!!ねッ!!」

    山椒は小粒でもぴりりと辛いし、ウマ娘は小柄でも鍛えれば小型の重機くらいの力は出る。況や、GⅠタイトルを複数勝ち取ったリビングレジェンドである。人間一人、担がれる側の協力がなくたって風呂に連行できるのだ。
    ビジネスホテルの狭いユニットバスに踏み入り、トレーナーは一旦、蓋の降りた洋式便器に預けて、シャワーから思いきりお湯を出す。溢れるお湯、熱、湯気に安心し、その安心をトレーナーに分け与えようとする。彼も事態を曲解したらしく、「お前が先に入れ」と言い残してよろよろとユニットバスを出ていこうとするがフクキタルの尻尾が彼の腕を捕まえた。

    「そうはいきませんっ!一緒に入りましょう!」

  • 12二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 00:37:13

    いいじゃんいいじゃん!

  • 131キタル22/05/19(木) 00:39:53

    >>7


     

     コツン


    (…………アレ?)

    「うん、やっぱり熱っぽい、ちょっと待ってて」


     そう言うと、トレーナーは足早に部屋を出て行ってしまった。

     

    (……行ってしまいました)


     ホッとしたような、ガッカリしたような。

     そんな複雑な気持ちになりながら、先程までトレーナーと触れていた額に手を当て、考える。


    (今まで生きて来た中で一番ビックリしたかも……)

    (でも…………これでいいんだ)


     自分は焦り過ぎたていたのだと悟る。

     占いでは無く、自分の力を信じた走りで、ファンの皆を、そしてトレーナーを幸せにする。

     そうして駆け抜けたゴールの先に自分だけの"福"がある、それを分け合えるトレーナーがいる、それが何よりの幸せなのだと。

     

     トレーナーが風邪薬を持ってくる頃には、雨はすっかり止み、雲間からは暖かな日差しが差し込んでいた。

     

  • 14二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 00:42:57

    >>11

    アッ...いい...

  • 15二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 01:01:34

    「は?」
    「大丈夫です!倒れた人の介助なら、学園でちゃんと講習がありましたからっ!」
    「それ熱中症とか捻挫だろ……」

    ツッコミにキレも覇気もない。あのトレーナーさんが!フクキタルは重ねて狼狽し、急いで彼の服を脱がせた。ビジネスホテルの簡素なパジャマだけに、特に困ることもない。順調に上着を脱がせ、ズボンを剥ぎ取り……「いや、そこは自分で」「ほうれん草っ!!」……パンツも脱がせた。視線は少しだけ逃がしたが、正直ちょっと「あれ」は見えた。
    余談だが、時速60キロで走りながら周囲を窺い飛び出す差し脚質のフクキタルにとっては、「ちょっと」は「ばっちり」である。

    「さぁ、入ってください!滑らないように気を付けて!」
    「おう……あぁ、ったけ……」
    「うん、うんっ♪ いいですねぇ……あ、お湯を当てるときはゆっくりですよ?」
    「あぁ……」

    湯船に滑り込むように入ったトレーナーは、豪雨から一転して暖かな雨に身を委ねてようやく一息つく。タオルを腰元に巻いて隠した以外は、もう何も取り繕わず、ただ心身を休めていた。

  • 16二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 01:03:31

    「……ありがとうな、フクキタル」
    「はぇっ!?」
    「無理にでも風呂に運んでくれて。……いや、いつもだな。いつもありがとう」
    「な、なんですかもう!」
    「お前が笑うから……無理にでも笑うから、あったかい。辛いときに無理に笑うのは、やめてほしいけど。あれ?」
    「トレーナーさん?……えと、大丈夫ですか?」
    「何だお前失礼な。……いや、まぁ今は……ぼーっとしてるわ、俺……」

    顔までふやけたように笑う彼を、フクキタルは初めて見た。レースに勝って快哉を上げ、おもしろ動画で大笑いをして、自分のドジには凶悪に口角を吊り、レースの前にはにやりと笑い、落ち込んだ時には穏やかに微笑む。フクキタルは、そんな彼と三年間過ごしてきたのに、この無防備な笑顔を初めて見たのだった。

    「……あなたこそ、よく笑いますよね」
    「そうかぁ……?」
    「えぇ。私はマチカネフクキタルですが……あなたこそ、笑う門には福来る、って感じで。なんですか、お株、奪われちゃいそうです」

    栓をした湯船に溜まったお湯に指先を遊ばせて、フクキタルはぼやく。トレーナーは湯気の合間に見えた明るい髪色と長い耳を頼りに、小さく応える。

  • 17二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 01:03:48

    「……お前がいるから笑うんだ。お前のお陰で福が来る」
    「私の遠征で大雨に降られたのに、ですか?」
    「お前がラッキーカラーは緑って言うから、緑の看板を見つけられた」
    「三年間、いっぱい振り回したのに」
    「三年間、いっぱい楽しかったよ。俺の方こそ、至らないばかり」
    「いえいえ、助けてもらってばかり」
    「案外、お前は気が回るんだよな。いい占いで元気づけてくれる」
    「悪い占いの時は、あなたの方こそ笑い飛ばしてくれるじゃないですか」
    「あぁ、そうだったっけ?」
    「そうですよぉ」

    フクキタルの指が、水面を離れ、ゆっくりと彼の頬へ向かう。
    トレーナーの掌が、頭を撫でるのをやめて、フクキタルの頬へ向かう。

    「……これからも」
    「これからも」

    ふたりは、ゆっくりと目を合わせる。互いに右手を頬に添え合って、10センチ。

    「あなたと一緒に笑っていたいです」
    「お前と一緒に笑えたらいいなぁ」

    ぴったり同時に願いを紡いで、暖かな雨の中で口づけを交わした。

    「好きだよ、フクキタル」
    「好きです。トレーナーさん」

    そして、ふたりはまた笑って、福を呼び込んだ。

  • 18二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 01:12:16

    ……ッ!!(尊みに消し飛ばされた音)

  • 19二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 01:22:39

    こんなん好きに決まってるやろ!!!語彙力なくなるわ!!!

  • 20二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 01:27:57

    この後お約束でフクが熱出したからトレーナーが看病する番なんだよね
    んでめっちゃ甘えるんだよね
    んでお見舞いに来たスズカやタイキにからかわれるんだよね

  • 21二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 01:31:39

    明日も仕事と学校あるんやぞこんな神ss置いてくれちゃって夜更かし万歳だなこの野郎

  • 22二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 01:34:51

    初対面だが、俺はここのSSが好きだ!

  • 23二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 01:52:11

    「だいぶ頭もはっきりしてきたし、そろそろ出るわ。フクキタルも入りたいだろ、風呂なりシャワーなり」
    「そうですね、そろそろ……あ」
    「……どした、固まって」
    「……いえ、ノーです!」
    「なんでだよ。唇まで冷えてたくせに」
    「んなっ!……えっちです……!」
    「えっちじゃねぇよ……。ほっぺたも冷えてたぞ」
    「はぁ、まぁ確かに冷えてますけど……んっふっふ……あなたも入っていればいいのでは?」
    「は?」
    「だって、あなたも寒いでしょう!」
    「いや、お前な。別にパジャマ着直して空調回せばそれでいいだろうが」
    「でもでも、人肌が一番温かいって言いませんか?」
    「知らん。脱ぐな」
    「ところでトレーナーさんの今日のラッキーカラーは緑!……おや、ここにも緑が?」
    「っ!」
    「顔逸らしちゃダメですよ、トレーナーさん!……さぁさ、この緑の上下、外してもらえますかぁ~?」
    「…………お前、なぁ!好きとは言ったけど順序ってもんが」
    「好きです」
    「……っ!?」
    「トレーナーさん。好きです。貴方が好きです。……えっへへ……さっきから、ずっと好きで、好きで……運気よりうなぎ上りなんです」
    「……俺も、お前が好きだよ。だけど」
    「だから。……好きで、好きで。もう我慢したくないんですよ」
    「一応言っておくけど……一線見誤ると、不幸になるかもしれないぞ、この関係」
    「まさか。不運はあっても、不幸はない。不運だって、占って避けちゃいます!」
    「……言っても無駄か」
    「……今夜だけは、です。明日からは、聞き分けのいい……こ、ここ」
    「恋人。……たまになら無茶苦茶言ってもいいぞ、恋人さん」
    「えへへ……あんまり苦労かけないようにしますよ、こ、こいびとさん」
    「じゃ、まずは……壁の方向いてるから。脱いでタオル巻いたら言ってくれ」
    「はいっ!」

  • 24二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 06:43:55

    こいつらうまぴょいしたんだ!(画像略

  • 25二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 08:34:01

    うまぴょいはしてねぇよ!?

  • 26二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 19:50:59

    甘々フクトレ久し振りに見た気がする

  • 27二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 20:01:54

    俺も久々に書いた気がする
    やっぱフクキタルのこと好きだな

  • 28二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 00:47:08

    綺麗な景色のとこで告白を夢見てたのに〜
    ってからかいながら調子に乗るフク

    そうか、じゃあプロポーズはそうするわ
    と自爆カウンターをかますフクトレ

    を誰か書いて…
    SS書くのってムズい…

  • 29二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 01:20:28

    ああ、いい……とても……

  • 30二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 01:27:40

    「……もうちょっとこっち来てください」
    「やだ」
    「ベッドから落ちちゃいますよ」
    「まだ余裕ある。ビジホとはいえホテルのベッド舐めんな」
    「んもー、彼氏さんは強情ですねー?」
    「……何とでも」
    「そっちが来ないなら、私の方から行っちゃいますよ?福が来た、って」
    「それはマジで落ちるからやめろ!」
    「じゃあこっち向いて、こっち来てください。ね?」
    「……ん」
    「んっふっふ……可愛いお顔。いい眺めですよ?」
    「……俺も、可愛い彼女の顔が見れていい眺めだよ」
    「んなッ……!」
    「おーおー。まだまだ大嵐なのに夕日より赤ェ」
    「夕日。……夕日、かぁ」
    「……どした?」
    「昔……お姉ちゃんと夕日を見たことを思い出しました。神社の裏手で遊んで、その帰り道で一番星見つけたら褒めてくれて。夕暮れと夜が混じって……あの空、綺麗だったなぁ」
    「……そっか」
    「あぁ、別に寂しくなったとか哀しくなったとかではないですよ?むしろ、お姉ちゃんに見せてあげたいくらいです。こんな素敵な……こ、恋人が……出来たよ、って!」
    「そりゃ、光栄だよ。自慢のお姉さんに自慢してくれ」
    「でも、ですよ。実は、そういう綺麗な景色で告白、っていうのも憧れたりもしてたんですよ」
    「ン、ちょっと意外かも」
    「今回みたいなアクシデントが……不運がハッピーになる、って思えば、私たちらしくて嬉しいですが。女の子としての憧れはあって……えへへ、走ってるうちに欲張りになっちゃいましたね、わたし」

  • 31二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 01:29:23

    「いいんじゃねーの。……じゃあ、そうだな……」
    「どうしました?」
    「今度、フクキタルが帰省するとき。俺も一緒に帰っていいか?」
    「え、えぇと……?」
    「トレーナーとして娘さんを預かった、ってのにこうなったからには責任を取らにゃいかん。真剣にお付き合いする以上、早めに親御さんに挨拶したいんだ」
    「あ、あの、えと……その……わ、私は嬉しいんですけど、その!」
    「で、お姉さんにも挨拶して、帰りに夕日を見て、一番星探して……そのときプロポーズするから。一番綺麗な時間に、一番綺麗なお前に」
    「は、あの、えと……!わたし、頭がついてってません!」
    「安心しろ、俺もだ。思ったことをそのまま喋ってる。ちゃんと『考えて』喋ってないかもしれない」
    「何を開き直ってるんですか!」
    「あんな乙女チックな可愛い顔する方が悪いんだ」
    「なんでっ!あなたはそう……うぅ……ダービーの時も、宝塚記念の時もそうでした……ここぞってときはぐいぐい来るんですから……!」
    「普段はお前がぐんぐん振り回すだろ、お相子だよ」
    「もう……!」
    「で。帰省、ついていっていいか?」
    「……はい!」
    「プロポーズ、してもいいか」
    「……一番星、見つけられたら」
    「わかった」
    「もう……なんだか、恥ずかしくってお顔を見られません……」
    「あ、おい!」
    「え、あ、ふんぎゃ!!」
    「…………怪我、してないか?」
    「はひ……大丈夫です」
    「……ん。こっちおいで」
    「……はいっ。おじゃましますっ」
    「……フクキタル。思ってたより、小さいんだな。……いつも頑張ってくれて、ありがとう」
    「トレーナーさんは、思ってた通り大きいです。いつも支えてくれて、ありがとうございます」

  • 32二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 01:29:36

    「……」
    「どうしました?」
    「いや……せっかくお付き合いするんだから、名前で呼んでほしいなー、って」
    「ふふっ……カッコいいと思ったのに、やっぱり可愛いところもありますねぇ!」
    「んだよ、もう」
    「いえいえ♪ そーいうところも好きですよ? ___さん!」
    「どーも。俺も、そうやってからかってくるところも含めて好きだぞ、フクキタル」
    「あ、の……ですね」
    「ン」
    「……フクちゃん、って。呼んでほしいんです。……お姉ちゃんも、そう呼んでくれてた、ので。好きな人にはそう呼ばれたいんです」
    「……あぁ。好きだよ、フクちゃん」
    「ん、ふふっ♪ はっぴー、かむかむ……満ち満ちてます」
    「そっか」
    「ねぇ、___さん」
    「なんだよ、フクちゃん」
    「夕日や、一番星もいいですけど……この大雨の音も、好きになれそうです」
    「……俺も」
    「世界が、拍手して、柏手して……私たちを祝ってくれてる。こんな日の告白も、幸せです」
    「雨でも、晴れでも、昼でも、夜でも……いつでもお前が笑ってられるように頑張るよ、フクちゃん」
    「一緒に頑張りましょうね、___さん」
    「あぁ」
    「あ、でもでも、プロポーズはちゃんとさっき言ったシチュエーションでお願いしますっ、ねッ!」
    「わかったよ!……もう寝よう!遠征の疲れも残ってんだから!」
    「はぁいっ!」
    「……フクちゃん」
    「はい、___さん」
    「おやすみの」
    「ちゅー、です♪」

  • 33二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 08:17:39

    うーん朝から甘ったるい……

  • 34二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 19:18:53

    この後抱きまくらにされるフクトレ

  • 35二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 19:49:58

    砂糖でコーヒー飽和した

  • 36二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 20:14:41

    「……おい、フクキ……フクちゃん」
    「んむぁ……」
    「おい!」
    「はっ!……きゃあ!」
    「こっちのセリフだ!」
    「……あれ?……夢じゃない?」
    「何が」
    「トレーナーさんとお付き合いする夢」
    「夢じゃない」
    「……うへへ~」
    「でも、まだ健全で清い交際にしようって言ったよな?」
    「はいっ!」
    「……じゃあ、この巻き付いた尻尾と脚はなんだ?」
    「……あ!すみません!苦しかったですか!?」
    「いや全然。でも流石にぎゅっとされれば起きる」
    「あ、はは……」
    「どうした?やっぱりまだ寒かったか?」
    「まぁ、それもありますけど……ほら、大好きな人とは近くにいたいじゃないですか。数センチでも、数ミリでも」
    「……それは、同感」
    「ならいいじゃないですかぁ!ふっふっふ~ん、抱き合って眠るなんて、恋人っぽくて!運気もきっと相互循環して竜巻上昇ですよ!」

  • 37二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 20:15:29

    「大嵐の夜にそんなこと言うな、シャレにならん。…………ときに、フクちゃん。お前、保健体育の授業は寝てたか?」
    「いえいえ、私これでも授業はちゃんと受けてますよ!」
    「トレセン学園っつったら女子校だ……だからこそ、男女の違いってのは習わなかったか?」
    「それは……まぁ、はい。ピンとはきませんでしたが」
    「……なんか、思い出すことはない?……子供を作るときはどうする、どうなるとか」
    「…………あ、れ?……そういえば、そのー…………えぇと、ポケットにスマホでも」
    「……充電中だ」
    「ラッキーなお守りが」
    「全部スーツケースの中だよ」
    「…………そういう、こと、ですか?」
    「それ以外に何があるんだよ!可愛い可愛い恋人がうっすいパジャマ一枚でめちゃくちゃいい匂いさせて抱き着いて寝てるんだぞ!」
    「ひゃ、はい!」
    「お前自分のスリーサイズわかってるのか?無防備さわかってるのか!?」
    「はい!えぇとスリーサイズは上から」
    「言わんでいい!」
    「はいっ!」
    「……はぁ。だからな。……我慢できなくなる前に、離れてくれ。頼む」
    「はい…………」
    「ごめん。俺、もう壁向いて寝るから」
    「はぁい……」

  • 38二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 20:17:20

    「……あ、あのう。ひとつだけ」
    「何」
    「……なんで、無理やり剥がさなかったんですか?そりゃ、ウマ娘の脚力は相当ですけど……無理じゃないですよね。私、寝てましたし」
    「…………まず、ちゃんと説教しておきたかった。さっきも言ったけど、無防備すぎるんだよ。普段から変な色仕掛けじみたことしてきたけど……あれもこれも、俺がちょっと我慢できなかったらどうなってたか」
    「……あれ、効いてたんですか?」
    「あぁ。ホント、毎日大変だった」
    「あはは……すみませんっ♪」
    「ご機嫌になるな。声だけでわかるぞ」
    「はぁい!」
    「で、もうひとつは…………無理やり剥がすのは、可愛そうだし。それに、俺の方から離れるなんて、したくなくて」
    「え……?」
    「……ずっと一緒に、怪我無く末永く、皆に感謝しながら走っていく、って。あの夏に言ってくれたお前を無理に剥がすのは……縁起が悪い。だろ?」
    「……ふふっ!」
    「うわっ!?」
    「……背中から抱き着くなら、その……それは、私にはわかりません。だから、気にしないでいいです」
    「そういう問題じゃ」
    「そういう問題です。……私からじゃれてるだけだから、清い交際です。知らぬがシラオキ様です!」
    「……あぁ、もう……わかったよ」
    「ありがとうございます。それじゃ、何も気にせずゆっくりいい夢を見てください、___さん。できれば、私の夢を……」
    「……言われなくても。寝れるか分かんねーけどなー……。……ほら、手貸して」
    「……どきどき、してますね。私たちが走り終わった時くらい」
    「それほどじゃない。……でも、まぁ、そういうこと」
    「あは、はは……なんだか、嬉しいです。ふっふっふ……いやぁ、___さんがこんなに純情だとは」
    「……お前のどきどきも、背中から伝わってきてるからな?」
    「ややっ!?」
    「可愛いよ、フクちゃん」
    「……えへへ。照れちゃいます」
    「おう。……寝るか。今12時そこそこだけど……このまま話して夜更かしは、ちょっと……体力がまずい……」
    「そう、ですねぇ……おやすみなさい……」
    「あぁ……。おやすみ、なさい……」

  • 39二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 20:32:25

    あーいけません死んでしまいます

  • 40二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 20:51:22

    ちょっとヤバいな ニヤニヤが抑えられん

  • 41二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 23:29:52

    次のお題はないかね

  • 42二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 06:39:52

    「……ぁっ!トレーナーさん!……おはようごじゃいましゅ……っ!」
    「おはよ…あー…どうしたんだ急にしおれて」
    「どうしたんだはこっちのセリフですよぉ!起きたらいないんですもん!全部夢かと!」
    「あー……悪い。コインランドリーにちょっと。ごめんな。書置きくらいするべきだった」
    「そうですよ……。……はれ?昨日のうちに洗濯はしておいたのでは?」
    「あー……ちょっとやり忘れがあって」
    「んもー、おっちょこちょいなんですから!」
    「お前に言われたかない。で、どうだ、いい夢見れたか」
    「そりゃもう!でも、今の方が幸せです」
    「それは……俺も、嬉しい」
    「えっへっへ~…。___さんの方は?いい夢、見ました?」
    「あー……うん。イイ夢、見たんだと、思う」
    「何ですか、さっきといい歯切れが悪いですよ?もしかして可愛い彼女に照れちゃってます?」
    「一晩明けたらすごい調子乗るなお前……まぁいいけど。そういうとこも好きだし」
    「こちらこそ、まぁいいけどで受け入れてくれるの好きです……よっ!」
    「うおっと!」
    「……すんすん。安心する匂いと体温です」
    「ホテルのパジャマとボディソープの匂いだろ」
    「じゃあ、安心するあなたの体温と鼓動……あ、どきどき速くなりましたね?」
    「そりゃそうだろ。色々当たってるし」
    「あ。えっちなこと考えてますね?……お腰につけたお守りもご立派のようで」
    「っ……そういうことは!結婚するまで言うなって!」
    「はぁ~い!」
    「尚更擦りつくなよ……」
    「だって、好きなんですから……嫌、ですか?」
    「……嬉しいよ。まったくもう……」
    「あっ……ぎゅってされるの、すきです」
    「そかそか。じゃあ、とりあえず続きは座って。あと朝ごはん食べたらね」(……それまでに静まれよ俺…中高生じゃないんだから…)

    寝てる間に『ダムが決壊』してたフクトレと、気付かないフクちゃんのお話。

  • 43二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 13:37:24

    「…なんで今日はひっついてくるんだ?膝の上に乗っかられると仕事できないんだが」
    「それはですね、今日のテレビ占いがどの局も良かったんですよ。なので幸運のお裾分けです。」
    「仕事運だけは悪そうだな」

    〜別の日〜
    「今日はどうした」
    「今日の運勢良くて9位とかだったんですよ…厄日です…ところがですね、トレーナーさんの運勢は比較的良かったので幸運をお裾分けしてほしいなと」
    「なんかシャーペンの芯が折れやすいし消しゴムどっか無くなると思ったらそのせいか」

  • 44二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 13:37:48

    ダムが決壊した……

  • 45二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 16:51:08

    占いは結果ではなく手段
    よってどういう風に解釈してくっつくかの口実でしかないのだなぁ

  • 46二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 17:15:19

    ダムが決壊…?
    やれやれ、僕は夢精した…ってコト!?

  • 47二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 19:37:29

    「___さん」
    「……?」
    「___さんってば」
    「あ、フクキタル……フクちゃん」
    「もう、どうしたんですか。お風呂、頂きましたよ」
    「いや、ごめん。寝ぼけてたのかな……そうそう、お付き合い始めたんだよな」
    「もう、まだ寝ぼけてますね……?ダメですよ~、占いがよくても頑張るのは自分なんですから」
    「あれ?まだなんかぼけてる?」
    「ほら。……左手、見てください」
    「……あ」
    「始まったのは、その……えと、夫婦生活ですよ」
    「あ……?」
    「もう!そこでなんでびっくりしてるんですか!」
    「……あぁ、そうか。えーと……フクちゃんがお風呂入って、それを待ってる間に寝てて……で、お付き合い始めたころの夢、見てたんだな。大雨のホテルで、俺が先に風呂から上がったときのだったから混線したんだ」
    「なるほどなるほど……マチカネ流夢占い的には、その夢は……吉兆!」
    「……マチタンさんにも風評被害いかないかそれ」
    「むしろ、おマチさんとの寮生活の間で磨いたんです」
    「そうだったのか」
    「もう、この話もしましたよ?……えぇと、大嵐の夢は不吉ですが、あの日は幸せな夜だったので『幸せになる』!」
    「そんなのアリかよ!」
    「それかー……えー……えへへ……『奥さんが大好き』、とか……ど、どうでしょう!」
    「どうでしょうってなんだよ。……合ってるけど!」
    「んっふっふ!私も旦那様が大好きですッ!」
    「おう!じゃあ、大吉だな」

  • 48二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 19:38:04

    「えぇ! ……それで、ですね……えぇと……そろそろ、だ、『大吉』なことを……出来ればなー……って」

    「……占い?」

    「ふぎゃ!今のは寝ぼけてるんじゃなくてとぼけてますね!?そういう意地悪は駄目ですよっ!」

    「……えぇと、いや、多分マジで寝ぼけてる……?」

    「もう……奥さんが身体を綺麗にして、ベッドに来たんですから。……これ以上ない、いい『とき』ですよ?」

    「……あ」

    「……あとは、言わせないで。差しで待つのと、焦らされるのは……違うんです」

    「あぁ……ごめん。じゃあ、その……その分、『超吉』にしてあげる」

    「はい……!」



    「あ?」

    「むにゃむにゃ……スズカさん……逃げシス武道館公演おめでとうございます……」

    「あー……あっちが夢……?」

    「だんなさんといっしょにみにいきましゅ……」

    「……うわ。中学生かよ……。こいつが起きる前に洗濯しちまおう……」

    「……えへへ……らいぶでーと……」

    「……いい夢、見ろよ」


    眠る頬に口づけして>>42に続く。

  • 49二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 20:42:37

    たまんねぇ^〜

  • 50二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 01:11:37

    >>41


    「あ゛つ゛い゛て゛す゛ぅ゛〜〜……」

    「我慢してくれフクキタル、俺だって暑いんだ」

     

     夏の日差し照りつけるある日、マチカネフクキタルはトレーナー室の中で溶けていた。

     

    「どうしてこんな暑い日にクーラーが故障するんですか! おかしいとは思いませんか!?」

    「そうは言われてもな……こればっかりはどうしようも無い事だし、業者が直しに来るまで待つしか無いな」

    「しょんなぁ〜……シラオキ様は寝ているのですか……」

     

     ガックリ、とフクキタルは肩を落とした。

     これほどの猛暑だ、無理も無い。

     

    (けど、流石にこの暑さは堪えるな…………そうだ!)

    「フクキタル、そういえば涼めそうな物が一つあったぞ」

    「え゛っ!?本当ですか!?」

  • 51二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 01:13:38

    >>50


     期待の眼差しを向けるフクキタルを横目にトレーナーは収納スペースを漁り、目当ての物を見つけ、引っ張り出す。


    「トレーナーさん……これは?」

    「? 見りゃ分かるだろ、扇風機だよ」

    「ええ……それは分かるんですけど、もうちょっとこう……無かったんですかね?」

    「贅沢言わない、無いよりマシでしょ」


     それは、一台の扇風機だった。

     なんとも言えない表情を浮かべるフクキタルだったが、いざ扇風機の電源が入ればその態度は一変。

     結果、トレーナーと二人で扇風機の前に釘付けになってしまった。


    「あ゛ぁ゛〜〜良いですねぇ〜」

    「汗をかいていると効果も倍増、だな」

    「けどちょっと物足りないですねぇ……よいしょっと」

    「ぅおい!?」 


     ここでフクキタルがトレーナーの思わぬ行動に走った。

     何と扇風機の首を掴み、自身の方向に向け固定してしまったのだ。

     

    「いくら何でも独り占めはダメだろう!?」

    「お願いですトレーナーさん!後生です!後生ですからぁ!」

  • 52二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 01:15:36

    >>51


     フクキタルのこの行動には意味があった。

     先程まではトレーナーとある程度の距離を取り、丁度三角形の形になる様に風を浴びていたのだ、しかしこれでは風を満足に浴びる事は出来ない。

     風を浴びるにはトレーナーと密着し、扇風機の前に固まる必要があるのだが、汗だくになった状態でトレーナーと密着なんてとても……そんな恥じらいを覚える程には彼女も乙女だったのだ。

     暑い、恥ずかしい……沸騰した頭でそれらの感情を整理出来る訳もなく、この様な暴挙に至ったのである。


    「そんなに暑いならもっと涼しい他の場所に行った方が良いんじゃ無いのか!?」

    「——それは! それはイヤなんです!」

    「じゃあせめて一旦手を離せ! な!?」

    「!? 待って下さいトレーナーさん! 今は……今はダメなんですぅ〜!」

    「何がダメなん——あっ」


     バキッ、と音を立て扇風機の首がへし折れ、床を転がる。

     哀れにも首無しになった扇風機と二人の間に気まずい空気が流れる。

     数秒の沈黙の後、徐にフクキタルが口を開く。


    「ごめんなさい……トレーナーさんの私物ですよね、コレ……」

    「いや、良いんだ……それよりも済まなかった、こっちも熱くなりすぎた……」


     体はともかく、頭は冷えた二人は改めて向き合う。

  • 53二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 01:18:28

    >>52

     

    「ところで、どうしてそこまでしての部屋に留まろうとしたんだ?」

    「私だって好きでこんな暑い部屋に居るわけじゃありませんよ! トレーナーさんが居ないならすぐにでもこんな部屋オサラバです!」

    「うん? それって……」

    「何を驚いて——って、あっ……」


     そこで初めて自分が発した言葉の意味に気付き、硬直。

     これでは『自分は四六時中トレーナーと一緒じゃ無いと満足出来ないウマ娘』だと言っているようなものだ。

      

    「へぇー……そう言う事だったのかぁ」

    「ちょっと! 何笑ってるんですか!?」


     何かを察したような目でフクキタルを見つめるトレーナー。

     生暖かい視線に耐えかねたフクキタルは何とか今の発言を弁明しようとトレーナーに詰め寄ろうとして——


    「ふんぎゃあ!! …………ってアレ?」

    「危ない危ない……フクキタル、大丈夫か?」


     ——盛大に転んだ。

     だがフクキタルは床に激突する事はなく、トレーナーの胸板に受け止められていた。

     

    (………………)

    「……フクキタル? おーい?」

    「大丈夫じゃ……無いです。熱くて、頭がボーっとします……」


     自身のキャパシティを超えた出来事に立て続けに襲われ、とうとう理性が焼き切れたフクキタルは徐にトレーナーの腰に手を回し、上目遣いになりながら告げた。


    「責任…………取ってもらえますか?」

  • 54二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 01:19:09

    >>53

    >>1です

    フクキタルの誕生日って事なんで後は任せたぜ

  • 55二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 01:28:47

    もう完成しとるやんけ!!

    俺も俺のトレフクシリーズで誕生日回を書かないとなので失礼する

  • 56二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 12:43:00

    たまには1が責任を取るべきでは?

  • 57二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 21:37:13

    トレフクはなんぼあっても良いですからね

  • 58二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 22:01:33

    「あれ?今日水曜日でしたっけ?」
    「木曜日だ。」

    「あれ?今日の六曜は友引でしたっけ?」
    「わかるかー!」

  • 59二次元好きの匿名さん22/05/23(月) 09:54:57

    良き...

  • 60二次元好きの匿名さん22/05/23(月) 16:02:20

    ここめっちゃ甘々やんけ!好き!

  • 61二次元好きの匿名さん22/05/23(月) 20:47:41

    遠征を終え、帰る前。
    せっかくだからと、土地の氏神様に挨拶をすることに。

    「……へぇ」
    「どうしたんです?」
    「ここの神様、農耕と天気の神様なんだって」
    「ほほぅ……ということは」
    「俺達をくっつけてくれた雨は、ここの神様なのかもしれんな」
    「ありがたいことですねぇ」
    「いっぱいお礼いって帰るか」
    「はいっ!」

    「お守り、頂いて帰る?」
    「そうですねぇ……候補は、まずは健康、必勝祈願」
    「うんうん」
    「トレーナーとしてウマ娘として、仕事の成功」「商売繁盛、ってーと響きが違うけどな」
    「金運もありますよ」
    「……いつか二人で暮らすための貯金が上手くいきますように、って?」
    「ふたり……」
    「ごめん!なんか掛かった!」
    「いえ……。実家の神社で二世帯生活のつもりでした」
    「あー……それは……今後ゆっくり話し合おうか」
    「はいっ」

  • 62二次元好きの匿名さん22/05/23(月) 20:49:42

    「あとは……むっふっふ」
    「ン?」
    「恋愛成就!」
    「しただろ」
    「ええ!なのでこの神様に私たちの幸運を上乗せして……スズカさんに!」
    「スズカさん?」
    「ここだけの話ですよぉ?……なんとっ!スズカさん、スズカさんのトレーナーさんのことが……お好きなんですって!」
    「あ……スズカさんもその気だったんだ」
    「も?」
    「トレーナーの方もその気だ」
    「あら、あらまぁ!」
    「じゃ、トレーナーにゃ俺から渡しておく」
    「はいっ!それで、私たちは」
    「やっぱり健康か必勝か……」
    「……」
    「フクちゃん?」

    顔を真っ赤にして見つめる先には。

    「……これは、まだ早いかな」
    「……まだ?」
    「フクちゃんが引退したら、な」
    「はぁいっ!」

    家庭円満、安産祈願が仲良くならんでいましたとさ。

  • 63二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 01:15:27

    節分で福は内って言いましたよね!と抱きついてくるフク概念

  • 64二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 02:22:23

    「フクはうち」
    「どうしました?」
    「いや、ほら……家内って、うちって書くだろ」
    「んマッ!?」
    「……フクは、うち」
    「……はい。あなたの、うちです……えへへ」

  • 65二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 09:00:50

    トレフクを主食に食うトレスズは美味い

  • 66二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 19:26:10

    トレスズを主食に食うトレフクも美味いのでは…?

  • 67二次元好きの匿名さん22/05/25(水) 00:20:11

    すごく好き

  • 68二次元好きの匿名さん22/05/25(水) 01:35:24

    スレタイでフクトレが漏らしたのかと思ってしまった・・・・

  • 69二次元好きの匿名さん22/05/25(水) 02:07:19

    神事で正座に慣れてるフク
    でも動けないと言ったほうがトレーナーに引っ付けるので嘘つくフク

  • 70二次元好きの匿名さん22/05/25(水) 13:16:52

    安産祈願買おうぜフクトレ

  • 71二次元好きの匿名さん22/05/25(水) 19:31:35

    「というわけで恋愛成就だ」
    「なんだテメー惚気たいのか喧嘩売りたいのか」
    「応援してるんだよ」
    「はいはい。……でもスズカは走りしか集中してないから」
    「……」
    「走ってる彼女を支えられたらそれでいいんだよ……」
    「…………唐変木」
    「なんだそのツラ。お前こそトレーナーの領分がどうとか言ってたじゃねーか」
    「仕方ないだろ好き合っちゃったんだから」
    「クソがよ……。で、お前らは何買ったんだ」
    「お守りは買うもんじゃなくて頂くもんだ。……ま、普通に健康祈願だよ」
    「……つまんねーの」
    「ア!?」
    「安産祈願とか買えよ……」
    「だから買うんじゃなくて……。あのな、流石にセクハラとかのレベルじゃねーぞ」
    「生徒とホテルに泊まってに手を出しといて何を」
    「ホテルは事故だし、手も出してねーよ」
    「そうだったな、出したのは夢「うるせぇ!」……っと」
    「……安産祈願は、結婚してから。結婚は、卒業してから」
    「真面目だな」
    「お前こそ」
    「おう。健康、気を付けろよ。……お姉さんのことも、あるんだろう。詳しくは知らんが」
    「あぁ。……あの子を置いて先に逝ったりしないように、気を付ける」
    「それがいい。……そろそろ授業終わるな」
    「だな。邪魔したな」
    「いや。お守り、ありがとう」
    「おう。頑張れよ」

    特に落ちもなく終わり!

  • 72二次元好きの匿名さん22/05/26(木) 00:41:11

    神主なるための神学校って副業可だっけ?

  • 73二次元好きの匿名さん22/05/26(木) 08:31:58

    神主なんてほいほい継げないし、トレーナーは廃業かな…

  • 74二次元好きの匿名さん22/05/26(木) 15:53:56

    狩野英孝も神職やりながら芸人やってるし大丈夫だろ、たぶん

  • 75二次元好きの匿名さん22/05/26(木) 21:09:00

    すげぇいいなここ

  • 76二次元好きの匿名さん22/05/26(木) 22:10:56

    「占いもお祓いもお任せなんだっけ」
    「はい、お任せあれ!」
    「自己流なんだっけ」
    「……それでも、お任せあれ!」
    「なら、勉強しないとな」
    「うぐぐ……」
    「今は走りが最優先、でいいけど。たまに見とくくらいはしておこう。お互いにさ」
    「はて、お互いに?」
    「だって、ほら、将来的に継ぐかもだろ。……その、婿に入ったら」
    「あ、あー……そうですね」
    「……あれ?婿入りとかだと継げない?フクちゃんも継げない?」
    「そのあたりは……えぇと……帰省した時に聞いてみましょう!」
    「そうだな、そうしよう。……ところで、一般科目のテストの点についてだが」
    「ひゃいっ!?」
    「……とりあえず……数学から、やろうか。一緒に俺も思い出すから」
    「……はぁい!」
    「あれ、案外楽しそう」
    「いやぁ、勉強は大変ですが。あなたと一緒と思うだけで、なんだかにやけてきちゃいまして」
    「調子いいなぁ」
    「我ながらそう思います。……だから、神社を継ぐとかは、うまく話が進まなくても気にしなくていいですからね」
    「……そりゃ、助かる。でもどうせなら継ぎたいな」
    「えぇ。二人でいいご挨拶して、いい感じの未来をぴゃぴゃぴゃーっと拓きましょう!」

  • 77二次元好きの匿名さん22/05/27(金) 08:47:18

    >>69

    引っ付こうとしたらむしろ倒れてくるトレーナーにきゅんきゅん母性が湧いちゃうフク…!?

  • 78二次元好きの匿名さん22/05/27(金) 19:56:22

    このレスは削除されています

  • 79二次元好きの匿名さん22/05/28(土) 01:55:18

    フクは古典とか国語関係、歴史はめっちゃ強いんだよね

  • 80二次元好きの匿名さん22/05/28(土) 08:11:03

    古典の読み聞かせをされる中でふと郷愁に駆られてダムが決壊するフクトレ…?

  • 81二次元好きの匿名さん22/05/28(土) 15:01:44

    「はいっ!というわけでよろしくお願いしますっ!『春はァあけぼの~……』」
    「小学生かよ……」

    記憶の定着には音読がいい、と言ったことは確かだが、数学科学英語の勉強法のつもりだった。
    なんで得意科目でやろうとしてるんだこいつ。題材も小学生くらいでやるやつだし。

    そんなことを思いつつぼーっと聞いていたら、なんとなく懐かしい気分になってきた。小学生の頃、俺も音読したっけな……。

    あの頃は……母さんが料理してる台所で音読して……親父に生でレース見たいってねだって……何の不安もなく生きてたっけな……

    「……どうでしょう!……あれ?」
    「……あぁ」
    「えーと……あ、はは!私の朗読で泣いちゃったんですかぁ~?罪なわ・た・しっ……」
    「……うん」
    「あ、あのぉ~……だ、大丈夫ですか?」
    「……ちょっとだけ。昔を思い出してさ……」
    「……はい。大丈夫ですよ~……あなたの福が、ここにありますから……心配しなくていいですからね……」
    「ありがと……」

  • 82二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 00:46:02

    なんでフクとトレーナーってこんな共依存っぽくなってしまうん…?

  • 83二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 01:07:17

    共依存、上等じゃねーか
    二人はもう離れないんだから永遠に依存したっていい

  • 84二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 07:55:45

    「……泣いちゃった」
    「ストレスを溜めるのはよくありません。占いというか、メンタルトレーニングの本に書いてありました」
    「……でも俺はトレーナーで、君は教え子だ」
    「なるほど。では、今だけ私がトレーナーで貴方が教え子です。どうぞ泣いてくださいっ!」
    「は?」
    「相手の立場になって考えてみよう。占いにそう出ていました!」
    「多分そういう意味じゃないと思うぞ?」
    「まぁまぁっ!……いいじゃないですか。占いは捉え方次第ですから……」
    「……フクちゃん、お前……」
    「ささ、どうぞ。今日のあなたは遠慮しないのが吉。ハンカチでも胸でも、何でも貸してあげちゃいますよ」
    「……ありがと。……じゃあ、どっか……レースがない時期の三日くらい、貸して」
    「三日?」
    「……一緒に実家、帰ってくれ」
    「はい……こちらこそ、お願いしたいくらいです」

  • 85二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 18:01:04

    甘ーい!

  • 86二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 21:36:12

    「母さんは、料理が上手くて」
    「ほうほう。じゃあ、何か一品でも教わってみます」
    「親父は……俺と違って酒飲みだ」
    「健康祈願のお守りでも持っていきましょう」
    「あとは……姉貴が一人。ヒトで、旦那と娘がいる。予定あわせて、会えるようにしてもらうよ」
    「まずお姉さんがいることが初耳です」
    「そうだっけ」
    「御自分のこと、お話されないから」
    「あー……俺の話なんてしてもなー、って思ってたから」
    「……まぁ、教え子とウマ娘ならそうでしょうが。これからは」
    「あぁ。いろんなこと、話すよ」

    心のダムがゆっくりひらいていく日

  • 87二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 22:38:20

    普段フンギャロフンギャロ言ってる奴が出す母性からしか得られない栄養素もある

  • 88二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 23:54:49

    逆になんかの拍子に泣き出しちゃったフクを
    何も言わず泣き止むまで抱きしめてるトレーナーも見たい

  • 89二次元好きの匿名さん22/05/30(月) 08:42:55

    「ごめんなさい……服がべしょべしょになっちゃいました」
    「あぁ、フクちゃんがべしょべしょになっちゃったなー」
    「もーっ!……ごめんなさい」
    「いいンだよ、別に。着替えはしたいんだけど」
    「じゃあ私が!私がお手伝いします!」
    「俺はガキか」
    「子供のように泣きましたからね~、これでトントンってわけです」
    「どういう理屈だよ…」
    「今週の恋占いは母性を見せれば吉!とありましたので!」
    「マジの母親ムーブじゃねーか。じゃあなんだ、抱っこしてあやしてくれるのか?」
    「……えぇ。貴方が望まれるなら……さっきは抱っこ、してもらいましたし……」
    「うおっ……」
    「抱きとめてもらいましたから……ささ、あなたもどうぞ」
    「待て待て待て待むぐっ」
    「はっ……そうか……母性、母、つまり……」
    「なんでお前が脱いでるんだよ!」
    「こっち向いてください、__さん。そのう……まだ、まだ出ませんが……どうぞ?」

  • 90二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 02:49:13

    このレスは削除されています

  • 91二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 02:53:50

    保守。

  • 92二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 03:06:44

    昨日の朝のフクキタル、掛かりまくってたな…

  • 93二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 08:59:36

    亡くなったお姉ちゃんとトレーナーが話してる夢を見て、その夢の内容は覚えてないけど「幸せだったはずなのに」が心の奥に残って、トレーナーを見た途端泣いてしまうフク…?

  • 94二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 16:57:10

    なんで今まで見逃してたのか……甘々だぁ……

  • 95二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 16:57:18

    甘え上手フクキタルええぞ

  • 96二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 19:40:01

    皆も書いてくれ
    もっと読みたいんだ

  • 97二次元好きの匿名さん22/06/01(水) 01:20:16

    「なんか最近テレビ占いの結果が安定しませんねー。運気良いんだか悪いんだがわかりませんよー」
    「足して割ったら良いじゃん」
    「そしたら大体6位ぐらいに落ち着きませんかねそれって」
    「占いだろうがいつもどおりが一番良いんだ」

  • 98二次元好きの匿名さん22/06/01(水) 01:51:33

    まぁ、6位でも吉でも何とも言えないタロットでも大丈夫です。
    あなたが隣にいれば、それだけで大吉ですから、ね?

  • 99二次元好きの匿名さん22/06/01(水) 02:03:09

    「パワースポット巡り…ですか?それよりトレーナーさんの部屋でゆっくりしたいですねー。」
    「おや、珍しいこともあるもんだ」
    「私が言うのもなんですが、開運グッズ置きすぎてトレーナーさんの部屋の運気がとんでもないことなってるんですよ。下手なパワースポットよりご利益ありますよ。」
    「人の部屋を妙なスポットにするなや。どーりでこの前カフェトレさんが『ちょっとあやからせてもらえます?』って拝みに来たわけだ」
    「トレーナーさんの運気は私のものなんですから勝手にあげないでください!(プンスコ!)」

  • 100二次元好きの匿名さん22/06/01(水) 11:59:42

    独占欲がちょっと見えるの可愛い

  • 101二次元好きの匿名さん22/06/01(水) 12:23:12

    独占欲いいぞいいぞ

  • 102二次元好きの匿名さん22/06/01(水) 21:40:00

    こういうフクの可愛いところが見えるの好き

  • 103二次元好きの匿名さん22/06/01(水) 23:25:47

    「俺んちがパワースポットねぇ……まぁ確かに最近運いいかもな」
    「ほうほう?」
    「商店街に寄ったらちょうど値引きシール貼られたり」
    「ふむふむ」
    「卵が双子だったり」
    「なんというか……所帯じみてますねぇ」
    「物足りない?」
    「いえいえ。安心しますよぉ」
    「そりゃよかった」
    「こうやってお茶を飲みながら、ちょっとよかったことをお話するだけでも幸せです。大きな幸運はなくても、こういう幸福もいいですよねっ」
    「あぁ。……ところで、もひとつ幸運があるんだが」
    「なんでしょ?」
    「温泉宿」
    「なんとっ!?」
    「ペアチケットがあたったんだ。所帯じみてない幸運は、どうだ?」
    「そんなの……大歓迎ですよぉ~っ!」

  • 104二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 08:28:58

    「ところで、今回のお宿はどんなところですか?」
    「前とおんなじ」
    「ははぁ……同じ、ですか」
    「嫌?」
    「とんでもない!むしろ思い出の場所ですから!ただ……」
    「ただ」
    「同じということは……また別のお部屋かぁ、と」
    「あぁ、それは大丈夫。同じ部屋だよ」
    「えっ!?」
    「あの頃はこういう関係じゃなかったから、予約の時に無理言って分けてもらったんだ。本来同じ部屋だぞ」
    「そうだったんですか……」
    「……改めて聞くけど、同じ部屋でいい?」
    「勿論!なんならお布団だって同じがいいくらいですっ!」
    「布団!?」
    「あ、あはは!なんて言ってみたり~」
    「……俺も!俺も……その方がいい!」
    「あっ……はい!では、ぜひ!」

  • 105二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 08:31:53

    フクトレのダム決壊超クール!

  • 106二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19:12:02

    旅先で決壊するのは何なんだろうねぇ

  • 107二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 00:48:30

    食も遊びも睡眠も何もかもが決壊したトレフク温泉旅行…?

  • 108二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 11:54:43

    同じ部屋でイチャコラするのいいぞ...

  • 109二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 12:30:19

    部屋付きの家族風呂でゆっくりいちゃつくふたり…

  • 110二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 20:16:50

    トレーナーの頭撫でてるフクはいいぞ

  • 111二次元好きの匿名さん22/06/03(金) 23:03:57

    フクちゃんはさ

    はぁい?

    子供、甘やかしそうだね。今もなんか、自然に俺のこと撫でてるし

    ……はぁ、なにを仰いますか。貴方の方こそ、甘やかしそうですよ

    まさか。俺はいっぱい厳しくしてきただろ

    でも、最後には優しくしてくれました

    ……まぁ、そりゃな?大事な教え子、厳しいだけじゃ駄目だろう

    トレーニング以外なんて、甘々じゃないですか

    そりゃ……まぁ、今となっては好きな女の子だし

    ふふ……なら、子供にも甘くなりそうですねっ

    そうかもなぁ…それもいいかもな

    ですねー…

  • 112二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 00:56:15

    寝る前にいい物を見させてもらった
    ありがとう…

  • 113二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 01:01:24

    卒業してから1年位経った頃のお話

    「トレーナーさん、聞いてください、今日の健康診断でスズカさんとお会いしたんですよ」
    「ほー、卒業以来だな…元気だった?」
    「ええ、相変わらず…でもスズトレさんから様子聞いてないんですか?」
    「誰かさんが大活躍したから互いに大忙しだよ…んでそれがどうしたんだ?」
    「久しぶりなんで話弾んでたんですが、スズカさんが呼ばれまして、ちょっと気づいてなかったんですね。終わったあとに聞いたら『まだトレーナーさんの名字になったの慣れてないの』って。でもその表情が凄い幸せそうだったんですよねぇ…。それでちょっと考えることがありまして」
    「ほほう?」
    「『一粒万倍日とかの最高の吉日に婚姻届出したいから』ってまだ私達は婚約状態のままですよね。んでトレーナーさんは婿入りの予定です」
    「うん。」
    「でも、スズカさんみてたらトレーナーさんの籍に入りたくなっちゃいました。」
    「要はマスオさんかあ…お義父さんは良いのかなそれで」
    「コボちゃんのパパもそうですね。長寿作品と同じだから縁起良いですよ」
    「まあそこら辺はお義父さんたちと考えようよ」

    スズトレ組を巻き込んでくスタイル

  • 114二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 02:24:59

    苗字のこと、いいね~~~

  • 115二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 08:36:37

    めっちゃ好き

  • 116二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 17:47:37

    両家交えての家族会談が盛り上がると、そこにもうひとり誰かいる感じがするとかしないとか

  • 117二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 02:29:08

    (ああ…恥ずかしい…いくらフクちゃんと久々に会ったからって名前呼ばれてるのにきづかないくらい話し込んじゃうなんて…)
    「では検診結果は後日送付しますねー。送り先の住所とお名前間違いないですか?」
    「あ、はい大丈夫です。」
    「ではお疲れさまでした、お大事に」

    「えへへ…」
    記載されていたのは私の新しい名前。しばらく経つけど思わずニヤけてしまった、ああ、恥ずかしい。誰かに見られちゃないだろうか
    この恥ずかしさは走って発散するしかない
    一駅、いや二駅くらい走ろうか

    「おかえりー。って走ってきたの?」
    「あ、ただいま…早かったんですね」
    「日帰り出張だから直帰させて貰ったんだ。走ってたからメール見てなかったか」
    「すみません、どうしても走りたくて」
    「何があったかメシの時にでもゆっくり聞かせてよ。」

    ニヤけるスズカさんを書いてみたかった外伝

  • 118二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 02:29:54

    「結局、お互いの両親が酔いつぶれて終わっちまった」
    「これでも神主なんですけどねぇ……お酒こんなに飲んでよかったのかな」
    「ま、今はいいんじゃねーの。ただの父親としての宴会ってことでさ」
    「それはいいんですが……決まらないと入籍も先になっちゃうじゃないですか」
    「たしかに、そりゃ困る」
    「次の機会には決めたいところですねぇ」
    「なー。いつまでも婚約のままってのは……世間体もよくないし」
    「ちゃんと夫婦にならないと、子供も授かれませんし……」
    「……お、う」
    「はっ!今何か変なこと言いました!?」
    「いや…変じゃない。変じゃないけど…ちょっとびっくり」
    「そうですか?…まだ早いですかね?」
    「いや、別に…二人きりの時間なら、現役時代に一杯過ごしたし、いいと思うけど」
    「ゆっくり二人の時間、っていうのもいいんですけどね」
    「望んだからってすぐ授かれるわけでもないしな」
    「それもそうですねぇ。苗字や入籍のことは考えるとして……こっちの心配は、成り行きに任せますか」
    「あぁ、天運に任せよう」
    「あ!だからって入籍前にその……あの……」
    「あぁ。人事を尽くしてこそ、占いや運気の領域だろ。……運気任せで避妊しないとかはしないから、安心して」
    「……えぇと」
    「ごめん。酔ってるからってかなり生々しい話を」
    「いえ……大事にされてる、ってぽかぽかしてきちゃいます」
    「……ベッドでもっとぽかぽか、しちゃう?」
    「……はい♡」

  • 119二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 02:46:18

    酔っ払ったのでぴょいぴょいするのは目眩や何やらで気持ち悪くなるのでできず
    結局ただ寝ただけの2人ってのは容易に想像できるな…

  • 120二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 11:34:38

    普通に酔ったせいで眠りが浅かったのを「あっ…そういうことね…」と生暖かい目で両親に見られるトレフク…

  • 121二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 16:47:30

    「おはよ……」
    「その……なんだ。気持ちが高まるのは良いが……奥さんの実家でっていうのは」
    「何言ってんだ親父」

    「おはよう、フクキタル」
    「おはようございまふゎ……しつれいしました」
    「……あぁ。今朝は境内の掃除はいいから」
    「えっ!?」
    「……母さんもその……そうしてきたから。な」
    「はて……はぁっ!?違いますよっ!?」

  • 122二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 18:26:08

    >>121

    反論が一言一句タイミングまでおんなじで

    心配ないなこいつらって思われるトレフク概念

  • 123二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 18:39:55

    >>122

    「そういうのは結婚してからって決めてる(決めてます)から!!」

    「……聞きました?」

    「えぇ、確かに」


    「ちょっとお父さん、フクちゃんのご実家でなに大騒ぎしてるの」

    「あなた、あんまり旦那さんの前でからかうんじゃないの。……もうご飯できるから、二人とも顔洗っていらっしゃい」

    「そうそう。顔真っ赤よ」

    「は、はい…」

    「そうする……フクちゃん、手つなご」

    「はいっ♪」

  • 124二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 21:11:58

    この2人良すぎる

  • 125二次元好きの匿名さん22/06/06(月) 02:18:43

    「苗字のことは決着ついてないので俺はもうひと晩御厄介になるぞ」
    「親父はフクちゃんの親御さんと酒飲みたいだけだろ」
    「フクちゃんの親御さんじゃない。お義父さんと」
    「……籍を入れたら、そのときに」

    「ごめんねフクちゃん、あんな息子で」
    「いえいえ!彼が一番、私の大吉福の神!」
    「もう、また占いみたいなこと……じゃ、ないのよね」
    「はい。……これは、占いじゃなくて私の直感です。だから安心してね、お母さん」

  • 126二次元好きの匿名さん22/06/06(月) 09:12:27

    スズカとスズトレにそれぞれ苗字決め協議とかどうしたか聞くふたり…

  • 127二次元好きの匿名さん22/06/06(月) 19:32:22

    苗字議論いいぞ...

  • 128二次元好きの匿名さん22/06/06(月) 20:37:05

    実際ウマ娘の戸籍上の名前ってどうなるんだろうな…

  • 129二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 06:08:26

    >>117

    外伝いいね…

  • 130二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 11:41:42

    お義父さん!

  • 131二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 17:20:52

    ここめっちゃ好きやわ...

  • 132二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 00:46:20

    「大っきな綿入れ半纏ですねー。ブカブカじゃないですか」
    「わざわざ2サイズほど上買ったんだよ…お前いつも引っ付いて来るからな」
    「よいしょっと…こうしてるとなんかカンガルーみたいですね」
    「タイキやスズカとトーテムポールって一発芸もできるぞ」

  • 133二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 06:32:40

    「ぶかぶかの半纏、かぁ……」
    「どうしたんです?」
    「ガキの頃、親父のを借りてたのを思い出した」
    「ははぁ……。……遠からず、貸す側になるかもですね?」
    「それは……占い?予言的な」
    「いいえ。願望です」
    「そっか。俺も……願いたいかな。いい未来だ」

  • 134二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 11:46:48

    子供が!?

  • 135二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 12:45:39

    卒業も婚約もしたし何も問題あるまい

  • 136二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 21:25:14

    何人作るんだろう...

  • 137二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 22:17:42

    少なくとも二人は…

  • 138二次元好きの匿名さん22/06/09(木) 01:39:50

    勉強中に鼻歌で神楽歌を歌うフク
    どっかで聞いた和歌っぽいなと思いながら意味を調べるトレーナー

    「七日行く浜の真砂の数よりもなお久しくは君の御代かな〜」
    「浜の真砂ってとこ石川五右衛門の辞世の句にも無かったか?」

  • 139二次元好きの匿名さん22/06/09(木) 11:55:44

    とても良き...

  • 140二次元好きの匿名さん22/06/09(木) 19:22:36

    神楽歌を聞く度調べていると、あるときヒットしないものが

    「今のって」
    「はれ?」
    「ん……検索しても出てこなくて」
    「はぁ……何と言いますか、なんとなく思いつきのものも混じってましたかね?」
    「こんな詩だったけど……」
    「どれどれ……はひゃ!」
    「どうしたどうした」
    「……な、なんでもないです!」

    ……詩の解説はもらえなかったけど、真っ赤になった頬とヘタった耳で、たぶん恋の詩なんだろうなとわかりましたとさ

  • 141二次元好きの匿名さん22/06/10(金) 01:52:40

    氏子総代から若旦那って言われるトレーナー

  • 142二次元好きの匿名さん22/06/10(金) 11:08:23

    このレスは削除されています

  • 143二次元好きの匿名さん22/06/10(金) 21:31:34

    このレスは削除されています

  • 144二次元好きの匿名さん22/06/11(土) 06:29:29

    氏子さんらにあれこれ持たされて学園に帰るトレーナー…野菜やら小物やら反物やらなにやら色々

  • 145二次元好きの匿名さん22/06/11(土) 16:27:51

    このレスは削除されています

  • 146二次元好きの匿名さん22/06/11(土) 18:17:25

    これはチャグチャグウマッ娘の行列ですか?
    いいえ、フクキタルの婚礼です。

  • 147二次元好きの匿名さん22/06/12(日) 03:33:18

    113の者だけど卒業後のネタは1回分と思ってたら両家顔合わせまで進んでて芝
    ま、幸せそうだからいっか

  • 148二次元好きの匿名さん22/06/12(日) 06:08:19

    神前式で白無垢のフクキタル…
    披露宴お色直しでお待ちかねのウェディングドレス…

  • 149二次元好きの匿名さん22/06/12(日) 12:28:14

    ウエディングフクキタルとかめっちゃ綺麗やんけ

  • 150二次元好きの匿名さん22/06/12(日) 12:46:31

    はい。

  • 151二次元好きの匿名さん22/06/12(日) 21:32:15

    フクトレ父が二泊すると知れ渡り、二日目は町を上げての宴会になったそうな。

  • 152二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 08:06:43

    婚礼の先は…懐妊?

  • 153二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 19:23:32

    >>150

    めっちゃ可愛い

  • 154二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 19:43:39

    実は七五三や子供会のキャンプで顔を知ってた互いの両親ってのは有りかね
    どうしてもお姉ちゃんの事が出るから何となく話してなかっただけで

    なおフクとトレーナーは5歳位違ったので小学校では顔合わせておらず、お祭りの時とかに見かける程度で

  • 155二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 19:47:42

    いいじゃん
    書いて♡

  • 156二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 00:15:41

    「うわー、ちっこいフクキタルだなー。」
    「これ秋祭りの時ですね。」
    「…ってことは俺とフクって昔会ってるのか?」
    「トレーナーさんは私より7歳上だから小学校も被ってないんですよね…?」
    「となると子供会でも会ってないか、見かけたとするならお祭りのときとかか。一応子供会には親御さんの手伝いで行ってたけど」
    「あ、だったら会ってますよ!ほら子供会でお泊り会したとき夏休みの宿題見てくれたり鬼ごっこしてくれたじゃないですか!」
    「あー、んじゃあの子達の中にいたのか…どーりで親父たちが特に騒ぐ事なくあっさり決まったわけだ…なんで言わなかったんだろ?」
    「どうしてもお姉ちゃんの事思い出しちゃうからじゃないですかね。」
    「あー…そっか、そうだよなあ…」
    「でも、こうしてまた会えて一緒になれたんですから子供の時から結ばれてたんですね私達」
    「写り込んだのないか探してみるか」

    親側エミュムズいからトレフク版で

  • 157二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 08:31:14

    いいじゃん……続けて?

  • 158二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 19:16:12

    昔はお祭りの行列で疲れたところをトレに抱っこされて寝ちゃったフク
    今やウエディングドレスでお姫様抱っこされるフク

  • 159二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 22:34:00

    このスレを見てフクキタルの育成を決意した

  • 160二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 22:48:08

    フクキタルはいいぞ…

  • 161二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 10:03:24

    あげ

  • 162二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 10:07:46

    「あ、ありましたよトレーナーさん、私と映ってる写真が」
    「ホントだ・・・俺が寝てるフクを抱っこしてる。これ俺は交通整理か何かで手伝ってる時か。誘導灯持ってるし」
    「私はたぶん神輿渡御の時の稚児行列ですね」

    「どうした~大丈夫か~・・・」
    「つかれた・・・ねむ・・・zzz」(足にしがみつくフク)
    「ありゃりゃ・・・。この子どこの子だろ?」
    トレ友「婦人会のテント行きゃわかるんじゃねーか?どうせこのまま祭り会場行くんだしそのままでいいんじゃね?」
    「じゃあせめて抱っこするから引き剥がしてくれ、足掴まれると歩きづらい・・・。」

    トレ父友「なんだトレ父ちゃんとこ三人目できたのかw」
    「いやいや違うって~どこで攫ってきた」
    「誘拐犯か俺は。ちげーよ、この子途中で寝ちゃったから抱っこして来たんだよ。」

    「あ、すみませんうちの子が~」
    「いえいえ、毎年の事ですしこの時間は普段お昼寝の時間ですからしょうがないですよ・・・お~い、ママ来たから起きよう?」
    「ん~・・・zzz」
    「あらあらお兄ちゃんに懐いちゃって・・・」

    「じゃあ私はずっと前にトレーナーさんに抱かれてたんですね!」
    「言い方ァ!」<フンギャロー

  • 163二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 12:30:25

    抱かれてたはともかく、運命はある…

  • 164二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 23:20:20

    このレスは削除されています

  • 165二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 08:03:32

    「せっかくいい写真も見つかったことだし、これは披露宴とかで出しましょうか?」
    「えー……」
    「はれ、嫌なんですか?」
    「だって……嫁さんの寝顔、見せたくないだろ……」
    「……もう、可愛いひと!」

  • 166二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 18:12:54

    独占欲トレーナー好き

  • 167二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 00:51:07

    あげ

  • 168二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 12:12:26

    このレスは削除されています

  • 169二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 22:44:14

    独占欲どんどん出していってほしい

  • 170二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 09:53:08

    フクトレとフク良いぞ...

  • 171二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 20:03:09

    そろそろまたダムに溜め込む話も要るよな…

  • 172二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 07:31:48

    良いぞトレフク

  • 173二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 09:23:45

    >>171

    幸せがどんどん溜まってくんだな

  • 174二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 20:41:35

    甘い

  • 175二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 23:37:22

    >>171

    「最初の頃、色んなものを記念グッズにして持ってたよな」

    「あはは、そうでしたね…初めてキレイにプッチンできたプリンの容器とか当たったアイスの棒とか…今にして思えば何でそんなものって思いますが…」

    「今なら良くわかる…これはずっと取っておきたいなあ」

    「まだまだ増えますよ〜。」


    父の日なのでフク娘から似顔絵とかの贈り物されたフクトレ

  • 176二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 23:45:51

    >>175

    あ~~~~いい……母の日の似顔絵と並べて飾ろうね……

  • 177二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 10:23:47

    似顔絵めっちゃいい...

  • 178二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 21:54:20

    甘々なのいいぞ

  • 179二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 09:13:49

    あげ

  • 180二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 09:15:01

    トロフィー、似顔絵、写真、作文
    いろんなものが溜まっていって
    決壊したら第二子だ

  • 181二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 20:11:06

    「そういえば」
    「ん~?」
    「この子、予定通りに生まれたらスズカさんちと同い年になるんですよね」
    「あー……そっか、そうだね」
    「どうも、お互いウマ娘みたいですし」
    「文字通り、ライバル誕生だな~」
    「頑張ってくださいね、お父さん。……ううん、トレーナーさん?」
    「あぁ、頑張るよ、お母さん。…先輩」

  • 182二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 07:50:28

    ライバルとの出会いもあるのいいですね

  • 183二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 18:30:06

    ある日やけに鳥が鳴いてるなと思ったら
    音のなるサンダルを履いたスズカ娘が境内を爆走してた概念

  • 184二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 18:49:27

    「境内はーっ!静かにですよーっ!」
    「ごめんね、うちの子が……」
    「うぅ…元気があっていいですけど、裏手の庭と違ってこっちは神社なのでなにとぞ……」
    「じゃあ、あの子止めてくるから」
    「あ゛っ!!!!そうやって自分も走る気ですね!?」
    「本気の半分くらいだから」
    「駄目ですってば!!」
    「流石に冗談よ……って」
    「つかまえたーっ!」
    「むー……」
    「あらあら、捕まっちゃったわね」
    「まるで4年目の天皇賞(秋)みたいですねっ!」
    「…………日本ダービー」
    「む……3年目の宝塚」
    「3年目の天皇賞(秋)」
    「……やりますか」
    「いいわ、スクールの先生にコース借りられるように話つけておくから。2000でいいわね」
    「2400!」
    「2200。一週間後に」
    「絶対捕まえますからね!」

  • 185二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 19:04:35

    「おう、フクトレ…」
    「よう、スズトレ…お互い痩せたな…」
    「子供は目を離せないとは言うけどさ、ウマ娘だから速いしスタミナあるしで追いつけないのなんの…」
    「健康診断の数値どれだけ良くなってるか楽しみだな…」
    「幸せ太りとは当分無縁だわこりゃ」

  • 186二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 00:23:04

    自分がいくら遊んでもママはついてきてくれる
    じゃあママより大きいパパはもっと遊んでいい!

    そういうわけじゃないのに気付くにはもう少し時間が必要だ

  • 187二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 10:40:12

    ウマ娘の子供もつと大変やな

  • 188二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 21:55:45

    だけど可愛いんだ…
    まぁ子供ってどんなでもかわいいんだが

  • 189二次元好きの匿名さん22/06/24(金) 08:10:23

    1.あいさつはきちんと
    2.境内では静かに
    3.占いは楽しく
    4.パパと遊ぶときは全力を出してはいけません
    5.ママと遊ぶときはおもいきり遊ぼう

  • 190二次元好きの匿名さん22/06/24(金) 19:18:51

    フクキタルとスズカのパパ→娘→ママのリレー対決とかやるのかなー

  • 191二次元好きの匿名さん22/06/24(金) 22:37:06

    「こんなに早く勝負することになるとは!」
    「フクちゃん、うちの娘は負けないわよ!」
    「「ZZZ…」」
    「えー、両方とも寝ちゃったのでこの取り組みは引き分けぇ〜」

    「今日こそは負けませんよ!」
    「どうかしら、私の娘の方が速くゴールするわ!」
    「ママ〜」
    「ゲート潜りじゃないけどフライングしちゃったか〜」

    と泣き相撲やら一升餅やら事ある事に対決してるフクスズ
    なお勝負がつくことは無い模様

  • 192二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 09:50:53

    >>190

    パパ同士のヤツめっちゃ見たいわ

  • 193二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 10:01:56

    >>192

    パパ:1000m

    嫁に教えた差しの頭脳戦をやろうとするもウマ娘の瞬発力が前提であるために上手くいかないフクトレ、スズカの大逃げなんてマネできるわけのないスズトレのぐっだぐだの普通のランニング勝負


    娘:1400m

    初めての真剣勝負!お母さんの戦法を真似て勝負だ!

    とは思ったが、我慢できずに飛び出すフク娘とスタミナが万全じゃないスズ娘で結局トントン


    ママ:2200m

    本気。

  • 194二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 19:39:41

    次スレ建てられる人いる?

  • 195二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 00:05:17

    次スレ、繋いで活発にもりあがるかと言うと…
    いまもかなりのんびり進行だけど大丈夫かね

  • 196二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 10:41:24

    一応保守

  • 197二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 21:16:45

    完走した感想スレでじっくり続いてる例もあるし、とりあえず誰か欲しければやるって感じで…?

  • 198二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 08:49:57

    幸せ溜め込んでは決壊させ、溜め込んでは溢れさせ
    それでも涸れることは決してないのだなぁ

  • 199二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 17:42:57

    感想スレがいいかなとは思う、フクの結婚後生活とか話したいし

  • 200二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 17:44:46

    勝手にイチャつけ!

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