- 1二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 19:27:05
自分は芋虫だ。
傷を抱え、その奥に詰まった腐敗や寄生者に命を奪われようとしている芋虫だ。
芋虫の惨めなほどに短い手足ではその傷に触れることが出来ない。
このままでは不浄が己を喰らい尽くしていくのをただ待つ事になるだろう。
だから治療を受けないといけない。
台の上で寝そべり、治療が始まろうとしている所から夢は始まった。
治療の内容は簡単だ。
熱を纏った治療器具で傷を抉り、焼き、そして潰し、患部に巣食う不浄を殺し尽くす。
今の自分を救うためには何よりも合理的な手段だった。
患部に器具が当てられた。
膿んだ部分に常に纏わり付いていた鈍い痛みが、器具の熱によって与えられる痺れるような鋭い痛みに塗り潰された。
傷を開くために器具に備え付けられた爪のような刃が芋虫の柔らかな皮膚に触れ、食い込み、引き裂いていった。
自分はただそれを受け入れていた。
こうする他無いのだから、この痛みは決して悪いものでは無いのだと。 - 2二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 19:27:56
器具が膿んだ肉の中を掻き分けて進み、最奥に触れるとそこを爪で掻き回し始めた。
自分は目をきゅっと瞑ってその痛みに耐えようとした。
芋虫に瞼は無いのに。
自分はひたすら耐えたが、どれだけ時間が過ぎようともそれが終わる事はなかった。
ズタズタになった傷口は最早原型を留めていないにも関わらず、器具は掘り進むように肉を抉り続けた。
じきに痛みは不快感や吐き気を伴うようになり、内蔵が傷つけられているのではないかとさえ感じさせられた。
この治療を異常に感じながらも、小さな芋虫でしかない自分には抵抗することが出来なかった。
また、芋虫は言葉を話せないため助けや許しを乞う事も叶わなかった。
いつ終わるかもわからない「治療」を受け続けながら自分の意識は現実に浮上していった。 - 3二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 19:52:00
夢占い的にどうなんだこれ
ここまで痛々しい夢久しぶりに見たよ - 4二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 20:01:58
夢占い的には分からないが、そんなに鮮明に覚えているなら夢を見ている直後くらいに何か身体が起きてしまうような衝撃でもあったんではないか?
具体的にいうと普段は通らない時間に車が通ってその違和感や振動で変な夢を見たとか - 5二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 20:26:32
- 6二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 21:53:07
えっちだな