- 1二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 23:37:02
- 2二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 23:38:49
あんたはここでふゆと住むのよ
- 3二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 23:41:02
またシャニPの家でも燃えたのかな?
- 4二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 23:46:30
こういうのには引きが強いな冬優子は
- 5二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 23:47:28
冬優子はどんなシチュでもなんとかしてくれる感あるの強いよね
- 6二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 00:21:24
「なんてこった……」
ストレイの一週間掛かりの泊まりのロケから帰ったら、家が跡形もなく消えていた。隣室からの失火らしい。
家事と言えば燃え上がっているところとか、燃え尽きた家の骨組みを想像するものだが、今回はもう燃えカスの片付けまで終わっていた。懐かしむことも嘆くことも出来ない。
「部屋のひとつくらい、有栖川家でなんとかするわ!」
「いやいや、そんな世話にはなれないよ」
「寮に泊まればよか!」
「女の園に入っちゃ駄目だろう。君たちにだってプライベートがある」
「じゃあ、うちで~」
「なんでそうなるんですかはづきさん」
あちこちから気を遣ってはくれるが、ひとまずホテル暮らしをすることにした。だれか個人に頼るのは論外だし、女子寮でもまぁまぁ問題だろう。はづきさんちも……にちかがアイドルデビューしてなければ、あるいはあったかもしれないけど。
幸いにして、次の家を見つけるまでのホテル暮らしは会社からの経費で出るそうだ。あんまりのんびりするのもいけないけど、たまにはちょっとだけ贅沢な気分ってのも悪くない……。
と、思っていたんだが。
「はい、じゃあ荷物はそこ。一応客用布団はあるけど、女の子基準だから……脚が飛び出ても諦めて」
「……なぁ、俺やっぱりホテルで」
「まぁ、正直ふゆもそれがいいと思うわ。でも、今回はストレイの撮影に付き合ってる間に起きたことだから」
「そういう意味なら、むしろ冬優子たちについて行ったから死ななくて済んだと」
「こら。……そういう笑えない話、ふゆの前以外ではするんじゃないわよ」
「……はい」
『どうせあんたのことだから、ホテル暮らしだとまともなご飯も食べないでしょう』『ショックなことがあったのに一人になる方がダメ』とかなんとか。気が付いたら、俺は冬優子の家にしばらく居候をすることになっていた。