- 1二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 19:04:02
- 2二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 19:04:25
??「オグリいいいいいいい!!」
──隣の男が突然叫んだ
誰だ!?なぜお前がその名を呼ぶ!?
?原「走れ!!!」
──黙れ、黙れ黙れ!違う、この世界の主人公は俺なんだ…お前こそ存在してはいけないんだ!!だからやめろ!やめてくれ!!
北原「走るんだああああああああ!!!」
KITAHARA「──あぁ、そうなのか」
ようやく気づいた。
俺は北原じゃない…北原の格好をして北原の姿になり声を真似してるだけの……ただの意志のない人形だ - 3二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 19:05:18
- 4二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 19:05:19
本物の北原はウマ娘でハーレムを築いたり、人形をチラつかせて強制発情なんてさせない、シンデレラグレイという漫画の素晴らしいトレーナーなんだ
KITAHARAという名前もただの偽りにすぎない……前の世界の名前は何だったかな?
確かHACHI……いや、もはやどうでもいいか
俺は自分の足が光の泡となり消えていくのをただ眺めていた
終わりのときが来た…所詮俺は日陰でしか生きることが許されていない…一度でもその存在が知られ、嬲られ、嫌悪されればもう生きていくことはできないのだ
光の泡は身体を侵食し、ついに喉元まで押し寄せた…
最後に思い残すことが一つだけあるとするなら……
『もう俺のような存在を作らないでくれ』
それが言葉になることは叶わず、男は泡となり消えた。 - 5二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 19:05:55
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オグリキャップ「キタハラ……私、勝っちゃうよ…?」
北原「勝てばいいんだよ……お前は天下を取るウマ娘なんだからよ」
寂れたカサマツの地に現れた、ひとりの灰被りの少女。後に“怪物”と呼ばれるその少女は、どこを目指して疾るのか――。地方から中央の伝説へ。青春“駆ける”シンデレラストーリー、遂に出走!!
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