- 1二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19:13:07
「……は?」
タイシンが思わず携帯を落としそうになる。
「いまなんて言った?」
「え、だからタイシンってSだよねって……?」
カタログを片手に首をかしげるチケット。
「あ!もしかしてMだった!?」
「ち、違う!ていうか別にSでもMでもないから!」
「えー、うっそだー!」
そう言うなりタイシンはチケットに抱きかかえられた。
タイシンの腹のあたりに柔らかな塊が二つ押し付けられる。
「ちょ、ちょっとチケット!?」
ぱたぱたと抵抗しても体格差でどうしようもできなかった。
まじまじと観察したチケットがつぶやく。
「んー、やっぱりMだとタイシンには大きすぎない?」
「…………は?」
タイシンの動きが止まる。
「サイズはSにしたほうがいいってタイシン!せっかく三人でおそろいのTシャツ買うんだから」
ようやく下ろされたタイシンの体が小刻みに震え始める。
「~~~っ!紛らわしいこと言うな!バカ!」
「急にバカって言われた!?」
ショックを受けているチケットを背にタイシンは足早に立ち去った。 - 2二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19:13:39
チケタイを書きたかった
あと釣りっぽいタイトルのSSもやってみたかった
お目汚し失礼しました - 3二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19:14:41
チケタイはいずれ癌にも効くようになる
- 4二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19:15:44
チケタイはなんとしても流行らせろ
- 5二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19:16:26
????「誰のサイズがXXXだって!?」
- 6二次元好きの匿名さん21/09/24(金) 19:26:43
没にする予定だった展開
ドアノブにかけようとしたタイシンの手にチケットの手が重なる。
「ごめんごめん、タイシンはどっちかというとマゾだもんね」
「は?そんなこと、っ!?」
話の途中なのもお構いなしに後ろからチケットに抱きしめられる。
「さっきだってもう少し抵抗できたんじゃないの?」
タイシンの大きな耳に頬ずりできるくらい近くでささやく。
「そっ、れは……!チケットにケガさせたくないってだけだから……!」
チケットにへそのあたりを撫でられ息が荒くなるタイシン。
「ええ~?ほんとぉ?」
「ほんと、だってば……!っいいから放せ……!」
「はいはーい」
あっさりと解放された。
膝をかすかに震わせながらチケットをにらみつける。
チケットは気にも留めていない様子だった。
「無理やりするのも悪いし、タイシンはそのまま帰ってもいいよ」
いつもの屈託のない笑みで告げられる。
タイシンの膝の震えが大きくなる。
「……あれ、帰らないの?このままだと合意ってことになるけど……いいの?」
チケットの笑顔に妖しさが重なる。
そしてタイシンのもとへ歩み寄っていく。
一歩、二歩、三歩。
近づかれてもタイシンはチケットを見つめるだけだった。
その瞳には怯えはなく、むしろかすかに期待が込められていた。
二人の顔が少しずつ近づき、そして唇が───
すまないがこれ以上はBNWの極秘だ