- 1二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 10:44:58
これはとある日のお話。
ライスシャワーとミーティングをしていると…たづなさんがやってきた。
「丁度良かった!二人にお話がありまして…」
たづなさんから話を聞くと今度ブライダル撮影があり、それにライスシャワーが抜擢されたので撮影を引き受けてくれないかという話らしい。
「なるほど…ライス、どうする?」
「花嫁さんの衣装には憧れもあるし…受けたいけどライスで良いのかな? 不幸を呼んじゃいそうな気がして…。」
「そこは安心してくれ。今のライスシャワーなら大丈夫だろうし、もし何かあっても必ず何とかするから!」
「えへへ…お兄様がそう言ってくれると心強い…! じゃあ…ライス!頑張るね!」
そうしてその話を受けることにしたのであった。 - 2二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 10:45:20
そして撮影の当日。 ライスと二人で撮影場所まで歩いてきたのだが… なんといつもは何度も捕まる信号に1度も捕まらずに来れたのである!
「お、お兄様!今日1度も信号に捕まってない…!どうしちゃったのかな?」
「確かに不思議だな… あれじゃないか?撮影とはいえ花嫁さんだし神様も祝福してくれてるんじゃないか?」
「そうかな…?でもそうだったら嬉しい!」
そんな話をしながら無事に到着する。
少し時が経ち。会場などのセッティングが完了する。
「お兄様。それじゃあ…着替えてくるね?」
「ああ、行ってらっしゃい。」
そして着替え終わったライスシャワーが出てくる。 - 3二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 10:45:40
薔薇の模様が付いた淡い水色のドレスに身を包んだライスを見て言葉を失ってしまった。
それほどまでに破壊力が凄まじかったのである。
「お、お兄様…。どうかな? ライス、ちゃんと花嫁さんに…見える…?」
「あ、ああ!ドレスもライスの為にあるんじゃないかって程似合ってるし、普段見ないような三つ編みもライスに似合ってて可愛いし、何よりとても綺麗だぞ!ライス!」
思わず感想を捲し立ててしまう。
「そ、そんなに褒められると焼きライスになっちゃうよ…お兄様…。」
そう言うライスの顔は少し赤くなっていた。
そして撮影は順調に進み。終盤に差し掛かる。 するとカメラマンや企画者が話をもちかけてくる。
最後なのでライスさんの理想のシチュエーションとかあればお聞きしますよ! との事であった - 4二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 10:45:56
そう聞かれたライスは…
「じ、じゃあ…その…お兄様。ライスと一緒に撮影して欲しいんだけど… ダメ…かな?」
そう少し不安そうにに聞いてくる。 もちろん断るはずもなく、引き受けたのであった。
そして二人でナイフを持った写真やキャンドルを灯す写真などを撮ったのだがいつもよりライスは嬉しそうな顔をしていた、そして…
「それじゃあ最後は思い切ってお姫様抱っこしてる写真お願いできますかー!」
そう言われてライスに大丈夫か尋ねると
「う、うん!その…お兄様にならされても大丈夫…だよ!」
そう言われライスをお姫様抱っこする。
その時の写真のライスは今日の撮影の中で1番の良い笑顔だったらしい…。 - 5二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 10:46:27
そして撮影を終え、帰路に着く。
「今日はお疲れ様、頑張ったな。」そう言いながら頭を撫でる
「えへへ…。ライスね?昔幸せそうな結婚式を見て。ずっと花嫁さんに憧れてたんだ。 だから今回こういう機会があって…とっても嬉しいの!」
「そうか、それは良かった。しかしあれだな。いつかはライスも今日みたいな撮影じゃなくて本当に着る時も来るのかもな…。」
「…ねぇお兄様。あの…ね? 今度は…お兄様に…今日の衣装…着せて欲しいな…。」
頬を赤く染めながら少し小さな声でそう呟く、
その後色々な家庭を経てライスにもう一度着せることになるのだがそれはまた別のお話…
花嫁ライスのイラスト良すぎたから勢いで書きました - 6二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 10:55:51
ふぅン…
実に素晴らしいねえ - 7二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 12:19:38
すき
- 8二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 12:22:43
本当に重箱の隅をつつく行為で申し訳ないけど
お兄『様』が凄い気になる… - 9二次元好きの匿名さん22/05/31(火) 12:23:04
いいな…実にいい
惜しむらくは、お兄さま、と書いておいてもらえたらよかった
絵本の世界とライスの声色、両方の優しいニュアンスがよく出てる表記だと思うから…