- 1121/09/26(日) 11:11:08
- 2121/09/26(日) 11:30:40
【1章】
さぁさぁやって来ましたよ聖地に!
どこもかしこも強者だらけ。
しかーし!このアグネスデジタル、
ウマ娘のためならばたとえ火の中水の中。
誰にも負ける気がしません。
それに今の私には背中を任せられる相棒が...
いるんですけどねぇー。
「デ、デジタル。ものすごい人が多いんだけど
ここには何をしにきたのかしら。
それに皆私達を見ているような...。」
ザワザワ「おい、アグネスデジタルがいるぞ。 - 3121/09/26(日) 11:44:59
途中返信すいません🙏
「やっぱり今回のコミケにも参加するんだな。
これは手強いぞ。」
ムムム、どうやら皆私達を
マークしているようですね。
しかし、
今回は有名なサークルのウマ娘本があります。
そして私はそれを一番に手に入れたい。
更にトレーナーさんもいる。
私は負ける訳にはいきません!
「さぁ、トレーナーさん。
なーに緊張してるんですか。
普段のやる気はどうしたんです?
先に行こうって言ったのあなたですよね。」
「そ、それは分かってるけど。
レース場くらい人がいるからつい。」
「はぁ、わかりましたから、
トレーナーさん。冷静に、冷静に。
今詳しく説明しますので。」 - 4121/09/26(日) 11:55:11
説明中···
「な、なるほどね。なんとなくわかったわ。
でも、それだけでこんなに人が来るなんて。」
そ、それだけですと。
「トレーナーさん!あなたは何にも
わかっていません。コミケにはねぇ、
たくさんの人達の夢と思いが詰まってるんです!
それをそれだけとは!」
「わ、わかったわデジタル。
あなたがそこまで言うんだったら、
私も頑張って見るわね。」
「わかればいいんです。
さぁ、そろそろコミケの入り口が
開かれますよ。」 - 5121/09/26(日) 12:15:31
【2話】
ワァーーー!!
「さぁ始まりましたよ、トレーナーさん...
ってなんじゃこりゃーー!!」
なんと、私達の目の前をたくさんの強者達が!
も、もしやこれは。
「デ、デジタル!これって私達。」
「ぇぇ、トレーナーさん。
私達マークされています!」
「フフフ、アグネスデジタル。君が来るのは
わかっていた。大方狙いは例の有名サークルの
ウマ娘本だろう。
しかーし、我々だってそれはほしい。
いくらウマ娘だろうと負ける訳にはいかない!」
「そうだそうだー!」
クッ、どうすれば。
さすがに突き飛ばすとかしたら
大ケガ確定ですし...
「デ、デジタル!」
「え、なんですかトレーナーさん!
今は悠長なことやってる場合じゃ...」
「前にたくさん人がいるなら、
あなたがいつもやっていることをすれば!」
「え、なんですか?いつもやってることって。
私にこの状況でできることなんて...」
「レースよ!あなたがいつもレースで
していることよ!」
レースでしていること?
ハッ、ま、まさか! - 6121/09/26(日) 12:53:24
「ククク、これで本はボク達の物。
って、なんだ?横からすごい音が...
って、な、何ーーー!!
あれはアグネスデジタル!」
···フッフッフー。さすが私のトレーナーさん。
まさかレースみたいに横から全員大回りで
抜こうとするとは。これなら!
「クソッ!さすがにウマ娘相手に走りじゃ...」
···「お買い上げありがとうございましたー。」
勝ったー!!第2話完!! - 7121/09/26(日) 13:10:26
【3話】
「···イヤー、助かりましたよトレーナーさん。
まさかレースの技術をここで使うとは。」
「いいえ、あなたがすぐに理解したからよ。
だからこれはあなた自信の力。」
クゥーー!!めちゃくちゃ謙虚。
そこに痺れる、憧れるゥーー!!
「じゃあデジタル、目的の本も買えたんだし
これで···」
ガシッ!!
「えっ?デジタル、これは一体?」
「フッフッフ、トレーナーさん。
誰が目的は本を買うだけと言いましたか?」
「それって、つまり。」
「私の目的はもう1つ。
それは、私が描いた本を売ることなのです!!」
「え、ええーー!!」 - 8121/09/26(日) 13:24:55
「···ではトレーナーさん。
あなたには私の本の売り子を
やってもらいます。」
「う、売り子って···。
具体的には何をすればいいのかしら?」
「まぁ、基本的には私の隣に座っているだけで
いいですから。」
「そ、それなら···。」
「ただし、これを着てください。」
「えっ!?こ、これって···。」 - 9二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 14:06:28
このレスは削除されています
- 10121/09/26(日) 14:47:00
「···は~い皆さん、
順番を守って下さいね~。
ほら、トレーナーさんも!」
「み、皆さ~ん。順番守ってくださいね~。」
5分前···
「こ、これって···。」
「そう、ウマ娘のコスプレ衣装です!!
トレーナーさんにはこれを着てもらいます!!」
「え、ええーー!!」
現在···
「予想通り、トレーナーさんのコスプレ姿、
めちゃくちゃカワイイ!これなら
···ッてアレ?トレーナーさん···。」 - 11121/09/26(日) 15:21:02
「う、う~、うまだっち、
う~うまぴょい うまぴょい···」
な、なんと!?トレーナーさんがうまぴょい伝説を
踊っているではありませんか!?
しかも結構うまい!!
数々のウマ娘のダンスを見たことがある
私だからわかる。あれはそれなりに
練習をした動き...!!
い、一体どういうことなんですか!? - 12121/09/26(日) 18:40:21
10分後···
う、売り終わったぁーー!!
と、隣でずっとトレーナーさんが踊っていたから
ちょくちょく隣見ちゃったけど、
トレーナーさんにはバレてないかな。
「いやー、本の内容もよかったし、
それに何よりもデジたんの隣にいた
コスプレイヤー、恥ずかしがっているようで
上手かったダンス!!
いやー、いいモノ見れたよ。」
「あ、ありがとうございましたー。」
トレーナーさん…。
さっきの勢いはどこへやら。
何はともあれ、目的は全てクリア。
「さ、さぁトレーナーさん、帰りましょう。」
「え、えぇ。」 - 13121/09/26(日) 21:08:12
トレセン学園帰還中···
「あのー、トレーナーさん···。」
「な、何かしらデジタル。」
「うまぴょい伝説のダンス、
結構上手でしたよね。
私、ウマ娘ちゃんたくさん見てきたから
わかるんですけど···。
あれって練習をたくさんした
動きですよね···。」
「そ、それは···。」
「トレーナーさん、はっきり言ってくださいよ。
私達相棒でしょ。本音を包み隠さず言うのが
礼儀ってモノですよ。」
「そ、そうね。は、はっきり言うわ。
実を言うとね···。」
「な、なんですとーー!!」 - 14二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 21:09:38
このレスは削除されています
- 15121/09/26(日) 22:24:09
「前々から練習していたーー!?
ど、どうして!?」
「そ、それは。
デジタル、あなたのためなのよ。」
「わ、私のため!?ど、どういうことですか!?」
「あなたはウマ娘を誰よりも愛しているウマ娘。
だからサプライズプレゼントみたいに
したかったんだけど···。」
「な、何という優しさ!!
さすが我が相棒!!
これからもウマ娘ちゃん達を
語り明かしましょう!!」
「え、えぇ。」
そんな訳で、今回のコミケは、
普段よりも大きな収穫g
- 16121/09/26(日) 22:29:40
ありましたとさ。
【完】
最後の最後でやらかしてしまったーー!!
初めての怪文書スレなので至らぬところも
たくさんありましたので、
感想や指摘などしてくれるとても嬉しいです!! - 17二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 23:32:25
デジたんとデジトレが仲良しなのでよかったです
またかいて