トレーナーさん、私で抜けますか？

1二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19:18:59

「はい？」
「ですから、その、私で……抜けますか？」

お昼休み、トレーナーやウマ娘たちが昼食を取るためにラウンジに集まったり、トレーナー室で仮眠を取ったりする時間に自分の担当バ、グラスワンダーがとんでもない爆弾発言を炸裂させながらやってきた。

「えっと……どうして？」
「その、エルがトレーナーとの絆を確かめるにはこう聞けばいいと聞いたので……」

あー、グラスさん揶揄われてますね、そしてグラスの表情を見るに、多分彼女は本当に発言の意味が分かってないようだ
さて、トレーナーはウマ娘を指導する立場にあると同時に、所謂先生、教師としての立場もある。だから先生としてグラスの発言を注意しなければならないのだが……うん、良い言葉が思いつかない！
とりあえずい今は彼女を帰そう、そうしよう。

「うん、まぁ……そう言う発言はあまり人前でしないように」
「？どうしてですか？」
「いいから、ほら！時間的にもまだお昼食べてないでしょ？スペちゃん達と食べてきな」
「え、でも……」
「いいから、ほら、ね？」
「あっ、ちょっと……！」

彼女が何か言う前に、背中を押して部屋から追い出す。しばらく部屋の前に居たかと思うと、諦めたかのようにその場を去っていった。

2二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19:19:29

「はぁ……」

グラスが出ていった部屋で1人ため息を吐く。どっと疲れた気がする、頭を振ってソファに座り直す。

「グラスで、ねぇ……？」

確かにグラスは可愛いけど、そう言う対象で見たことは……

『トレーナーさん、私で抜けますか？』

思い起こされるのは彼女の先程の発言、一度意識してしまうと少し顔があつくなってくる。

……ムラムラ

「っ！アホ！」

思わず頬を思い切り叩く。グラスをそう言う目で見てはダメ！彼女は中等部！煩悩退散！

『トレーナーさん♡』

「うああああああああ！！！」

俺はどうすればいいんだろうか……

3二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19:20:45

〜〜ラウンジにて〜〜

結局トレーナーさんから望むような発言は得られず、私はとぼとぼと歩きながら学園のラウンジに来ていました。
少し探すといつもの4人を見つけたので、昼食を頼んでテーブルに向かいます。今日は焼き魚定食を選びました。

「お、グラスちゃんこっちこっち〜」
「あれ？グラスちゃん何処行ってたの？」
「トレーナー室です、実は……」

私はトレーナーさんとの先程のやりとりを4人に伝えます、するとどうでしょう？皆さん吹き出したり顔を真っ赤にしています。

「グラスちゃん！？それトレーナーさんに聞いたの！？」
「にゃはは……これが栗毛は淫乱ってやつ？」
「はぁ……グラスさん？少し耳を貸しなさい」

キングちゃんに手招きされます、そういえばいつのまにかエルが居ません。

4二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19:21:05

「いい？グラスさん？さっきのグラスさんの言ってたことは──」

そう言われて私は先程の発言の本当の意味を知ります。

「〜〜〜〜〜〜ッ////」

わ、私は！なんてふしだら発言を！し、しかもあろうことかトレーナーさんに！！

「エ、エル！！」

見るとエルは食器を片付けてラウンジから猛ダッシュで出て行くところでした。

「今日という今日は許しません、待ちなさい！エル！！」

その後ダートに埋められてたエルコンドルパサーが発見されたとさ。

5二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19:21:59

無自覚スケベグラスワンダーが見たかったので自分で書きました。

栗毛は淫乱

>>18

6二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19:27:42

良い…
この後顔を合わせるグラスとグラトレの反応が気になりますね

7二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19:28:26

ちなみにグラスワンダーは抜ける

8二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19:37:27

えっち過ぎる……！！

9二次元好きの匿名さん22/06/02(木) 19:38:35

先頭は譲りません
抜きます

>>10