- 1二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 23:49:48
- 2二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 23:50:50
過去ログ行ったとかじゃなく?
- 3二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 23:52:05
あれ読んだよ~めっちゃ良い怪文書だった
落ちちゃったのかな - 4二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 23:53:23
過去ログにもなくてスレ主びっくりした!心の始皇帝がサンバ踊るくらいびっくりした
- 5二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 23:56:38
- 6二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 23:57:05
- 7二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 23:57:15
通報連打受けたか……?
- 8二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 23:57:37
それってレスいくつ位ついてた?
- 9二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 00:00:20
- 10二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 00:04:39
まあいいか!のっけよ!消されてもしらね〜!
というわけでちょっと修正してからまたのっけます - 11二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 01:21:17
ここは戦場だというのに私は油断をした───
他のカルデアのサーヴァントと合流しようとしていている時遭遇した敵性個体が地に伏したのを横目に私はホッとひと息ついた。まだ召喚されて日の浅い私はマスターとシュミットが積極的にフォローしてくれて。
決して気を抜いていたわけではないし、そのつもりでいたけれど。でも結果として油断がこの緊急事態を招いたのです。
倒れ伏し、消滅を待つばかりだった敵性個体。ただの死に損ないだと思っていたのに。
二人の背後にいつの間にか立って凶刃を振り下ろそうとしているのが見えたのです。でも、二人が疲弊してまだ動ける状況ではなくて。
私の手には未だ魔剣バルムンクが握られている、せめてもの抵抗で振り回せばなんとかなるかもしれない。
まだ、抗わねばならない。まだまだまだまだまだ!!ハーゲンの首を落としたように!抗い、狂い咲き、そして!この状況を脱して見せる!!!!シュミットがいる!マスターがいる!私がなんとかしなくては、どうにもならないの!!ただの死に損ないにその二人をくれてやるものですか!!
…。悔しい事に私が倒し切ることの出来なかったヤツを一人駆けつけたジークフリート様がアッサリと倒して、心の底からムカついたけど。
でもマスター達を守れてよかった。残りのサーヴァント達とも合流して、危機は脱した筈なのになんで!私の危機はまだ続いているの!!?
具体的に言うと生前は気持ちを全然伝えられなかったからという理由でムードもへったくれもないこの戦場で愛を伝えられたこの状況を!
朝日に照らされた私が美しかった?こんな埃まみれ、汗まみれの私が?嫌味かしら、嫌味よね!?そんなに見窄らしい私が可笑しかったかしら!?笑いなさいよ!みっともないって…!
そんなことない…?懸命に二人を守る私がこの場所で一番美しかった…?そ、そういえばあの敵は魅了のスキルを持っていたけど戦っていた貴方はなんともなかったわ…。で、でも偶然でしょ!?対魔力とかマスターの援護とかよくわかんない何かで!弾いたんでしょ!?
え、あ、バルムンクを振るう私が一番美しかったなんて、えぇそんな…
マスター達、目眩がするから今からもっと狂化して暴れ回るわね。照れ隠しとか全然そんなことないですので。はい、英雄が感染しそうなので仕留めるだけですので。
…なのでジークフリート、殺すわ。死んでくれる? - 12二次元好きの匿名さん22/06/05(日) 01:24:44
わたし、将来の話なんて嫌いなの。将来なんて考えたところで意味がなかったから。明日の話なんて考えたくもない、どうせいつも通りジークフリート様が憎たらしいだけだから。そう思っていたのに。
ねえ、マスター。私、わたし、恋をしたのよ。愛したのよ。このカルデアで、もう一度そんな気持ちになると思わなかったの。強くて逞しくて、無愛想で、可愛げもなくて。でも好きになったの。もう一度恋したの…。どうしたらいいのかしらどうすればいいのかしら、私は、
……………。いま、ジークフリート、様がいませんでしたか………?聞かれたわ、聞かれてしまったわ、ジークフリート様への思いを!どうしましょう!!やだ!やだやだやだわ!!罵っておきながら今更恋をしたなんて、はしたない女だと思われてないかしら!!?どうしましょうマスター!
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…やはり美しく愛らしいな。
ジークフリート殿、わかるぞその気持ち、まあ一番はお互いの伴侶である事は間違いないのだ。このような無骨な男を選んでくれた可憐な乙女を生前の様な思いをさせないように力を尽くすのも夫の努め、特にこのサーヴァントという仮初の肉体が得られた僥倖が訪れたのだから。
ああ、そうだな…、とりあえずなんとかクリームヒルトを食事に誘ってみる。幸いな事に俺も愛されている自覚が出てきたからな。奪われるなどの妄言は二度と吐くことはないさ。