- 1二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 00:33:18「うるさいわね...頭に響く...」 
 憎まれ口も声の大きさもいつもの半分以下の俺の同室は真っ赤な顔でベッドに潜り込む。
 「ったくしゃーねーなー」
 俺は着替えていた制服を脱ぎジャージになり、先生とトレーナーに連絡を入れた。
 「ちょっと...何してるのよ...」
 「お前、どうやって風呂入ったら飯食うつもりだよ」
 テキパキとぬるま湯を用意してタオルを浸す。
 「ほら、上だけでも脱げよ」
 「うぅー...」
 スカーレットは渋々言うことを聞き俺に体を預けた。
 「ほら腕、上げろよ」
 汗が溜まるところをぬるいタオルで拭いてやる、ああ、コイツはここも汗かくのか。
 「そこは!!」
 「女同士だろ気にすんな」
 とは言いつつその重量を持ち上げると自分と比較してしまう。
 「お粥作ってくるから」
 そう言って調理しに一旦外に出る、授業中である寮は静かで少し特別感がある。
 「ほらよ」
 出来たおかゆを掬いスカーレットの口元に持っていくと餌を食べる小鳥のように食べる。
 「もっと...」
 「はいはい」
 いつもこれくらい大人しければな、と思いつつ珍しい同室の姿を目に焼き付けておく事にするのだった。
- 2二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 00:35:29ウオスカは風邪に効く 
 いずれ癌にも効くようになる
- 3二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 00:36:52イイ…モット……モットクダサイ… 
- 4二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 00:45:02「寝たか...」 
 まるで子供のような自分のライバルの看病を終え、体を伸ばそうと浴室に向かおうとする。
 ふと小さな抵抗を感じ、視線を下ろすとスカーレットは俺のジャージの裾を掴んだまま寝ていた。
 「マジか...」
 多少無理をしてでも離させるかと思い掴んだ手を解こうとした。
 「ママ...置いてかないで...」
 寝言、普段だったら笑ってやるような寝言だ。
 はぁ...明日は朝イチでシャワー浴びてくるか、そう思いながらスカーレットのベッド脇に座りその頭を撫でた。
- 5二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 00:54:19ウオスカ良い 
- 6二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 03:29:32看病シチュっていいね