- 1二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 00:09:40
- 2二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 00:10:16
食われる!食われる!
- 3二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 00:10:37
男子中学生かよ
- 4二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 00:11:15
↓青狸
- 5二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 00:11:25
いつもしてるじゃないですか
って特に動じない娘達来たな… - 6二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 00:12:18
過半数くらいはいつもしてそう
- 7二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 00:14:17
このやりとりして良い反応くれそうなの誰?
- 8二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 01:08:44
うだるような暑さの中、蝉のけたたましい鳴き声を聞きながら書類を片付ける。
本来ならクーラーをつけるような気温だが、トレーナー室に備え付けてあるエアコンがタイミング悪く壊れてしまっている。
既に学園に申請し、業者にも依頼済みだが今頼れるのは首を振って風を送ってくれている扇風機だけだ。
「トレーナーさん、ねっ、ちゅーしよう?」
「…………」
苛立ちを覚えてしまうような暑さの中、担当ウマ娘であるメジロアルダンが語り掛けてくる。
……誰の入れ知恵だろうか。今どきこんなイタズラ中学生でもやらない。
「気を付けてくださいね?」
ニコニコと微笑みながらイタズラを成功させたかのような顔を見せる。
だが生憎この暑さでこちらの心にイタズラを受け入れて笑うような余裕はない。
微笑むアルダンに、努めて冷静に、夏の暑さで苛立った心を気取られぬよう無言で歩み寄る。
「トレーナーさん?」
目の前まで迫ったところで流石に様子がおかしい事に気づいたのか、アルダンが少し眉根を顰める。
だが俺とアルダンの間にある空間は腕で引き寄せてしまえばなくなってしまうような……そんな近さだ。
後頭部に手を添え、そのまま顔を引き寄せる。
「!?トレーナーさ、っ!」
互いの鼻から漏れ出る息遣いは、ジジジジジと鳴くセミの鳴き声にかき消される。
唇を通して感じるのは、先ほどアルダンが口を付けていたアイスティーの味。
「したかったんでしょ?」
顔を離した時に見えたアルダンは……本当に熱中症になってしまったかのような、紅い顔だった。 - 9822/06/07(火) 01:10:17
アルトレとアルダンペアは絶対にアルダンがイタズラを仕掛ける側だと思うので
>>1の意向とはちょっと違うのかもしれませんけど
- 10二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 01:15:33
うおおおお!?突然SSだと!?たすかる!!!!
- 11二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 01:30:53
アルトレはこうゆうこと絶対できるタイプ
- 12二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 01:53:15
夏合宿。砂浜でのランニングトレーニングを終え、トレーナーの元へ一旦戻る。
「ドーベル、ねっちゅうしょう」
「は!?へ!?」
暑さで少しぼーっとした頭で聞いた言葉は、絶対にトレーナーから口にされる事はないであろう一言。トレーニングの後で疲れてるのもあって上手く思考が回らない中、文脈を読み取ろうとするもトレーナーが言葉を続ける。
「気を付けなよ。……ドーベル大丈夫か!?顔真っ赤だぞ!?」
「あ、や、ちが!」
今の言葉でアタシの恥ずかしい勘違いに気づいたのだけど時既に遅し。
先の言葉で真っ赤になったアタシの顔を、熱中症になりかけてると思ったのかトレーナーの顔が鬼気迫る。
「取り合えずこれ飲んで!」
「ち、違うの!」
そう言って渡そうとしてるのはトレーナーの飲んでいるスポーツドリンク。
(こ、これに口を付けたら間接キスになるんじゃ……!)
その逡巡してる間がぼーっとしてると取られたのか、さらに語気を強めながらトレーナーが迫ってくる。
「いいから!」
「は、はい!」
トレーナーの気迫に気圧されるように手渡されたスポーツドリンクに口を付ける。
いつもはバカだなぁ、とか子供っぽいなぁ、とか思ってるトレーナーの真剣な表情を見て不覚にもときめいてしまう。
そんな調子で恥ずかしがればいいのか、ときめけばいいのか顔の火照りが収まるはずもなく。
その後は養護教諭の先生が来ててんやわんやだったけど、当然熱中症で顔が真っ赤になっていた訳じゃないので、その日のトレーニングがお休みになるだけでそこまで大事になりはしなかった。
……まさか、熱中症が「ねっ、チューしよう?」に聞こえただけだなんて……口が裂けても言えない。 - 131222/06/07(火) 01:54:26
ベルトレはドーベルにそんなことしないもん!って事で絶対そのシチュエーションが訪れるならドーベルの早とちりだと思います。
- 14二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 01:55:28
自分が書けるのはこの2人だけなので後の7人は任せました……
- 15二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 02:14:51
「なぁ、アイネス。突然だけどさ、熱中症っていう言葉をゆっくり言ってみてくれないか?」
「……え?ほ、ほんとに突然だね……どうしたのいきなり?」
「う……えっと、な……なんとなく……かな?」
「ふ〜ん……じゃあ、まずトレーナーが言ってみてよ。突然言われてもいまいちピンとこないから、あたしはトレーナーが言ったのを参考にしてから言ってみるの」
「え!? お、俺が……?う、う〜ん……それは……」
(参ったなぁ……ちょっと揶揄うつもりが、逆に揶揄われそうな状況に……
い、いやよく考えろ……ここで堂々と言ってやれば逆にアイネスを照れさせる事も出来るんじゃないか?
……それも一理あるな……ふふふ、よ〜し、見てろよアイネス。いつも君に揶揄われてばかりの俺じゃないって事を見せてやる)
「(よ〜し……)え〜と………ねねねね、ねっ……………ねっ………ちゅ…………「ふふっ……ねぇ、ちゅーしよう?」
!!!!!」
「あはは、最初からこれを言わせたかったんでしょ?キミが考えてることくらいすぐに分かるの!!」
「うっ……くっ……」
「ふふっ、照れて真っ赤になってるトレーナー……可愛かったなぁ。
あはは!これくらいで照れちゃうなんてトレーナーってば意外と恥ずかしがり屋さんなんだね?ねえねえ、また言ってみても良いんだよ?」 - 16二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 02:15:27
「ううっ……はぁ……やっぱりアイネスには敵わないなぁ……」
「ふふ〜ん!お姉ちゃんを揶揄うなんてまだまだ早いの!
あっ、そうだ!……はい、これ!熱中症予防の為のドリンクだよ!最近暑くなってきたから気をつけてね!!
あたしはちょっと新しい飲み物を買いに外に出てくるから!!」
そう言ってアイネスは部屋から出ていった。
……ダメだ……ちゃんと「ねっちゅーしょう」と言うつもりが緊張して全然言えなかった……
それどこかアイネスには余裕を持って返されるとはな……確かに俺があの子を揶揄うのはまだまだ早いのかもな……
というか少しアイネスの顔が赤かったみたいだが大丈夫だろうか?すぐに飲み物を買うと言っていたが、もしかしたら既にこの暑さにやられかけてるのかもしれない。
心配だ……念の為に追いかけてみた方が良いか……
───────
「ど、どうしよう……トレーナーに「ちゅーしよう」って言っちゃった……まだ心臓がバクバクしてるの……と、トレーナーはそんなに気にしてなかったみたいだけど……でも……
ああ〜……ダメだ……い、今トレーナーと会ったら顔を合わせられないの〜……」 - 17二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 02:17:48
14の人に続いて私も書いてみました
私はアイネスしか書けねえんだ……あ、後は……頼んだぞ…… - 18二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 02:18:18
- 19二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 02:27:17
「なぁ、マルゼンスキー」
「なぁに?トレーナー君」
じりじりと熱が肌をにじませる中、マルゼンスキーが後輩の子と一緒に行ったタピオカジュースを一口すする。
「……熱中症ってゆっくり言ってくれないか?」
「……! やぁ~ん!もう、トレーナー君ったら大胆ねぇ~!」
「バレたか」
扇風機の音が響き、会話が途切れる。休み時間なので別にここにいなくてもいいのだが、二人して何故かここで仕事をしてしまう。たわいのない会話でもしようと思ったが、いまいち自分にはこういうのは向いていないらしい。同僚の和気あいあいとした交流も自分には難しかったと反省してしまう。
机の端に、綺麗な手が見えた。顔を上げると、マルゼンスキーがこちらを見つめている。
「……マルゼンスキー?」
ずぐん、ずぐんと、その美しき眼に魅せられる。マルゼンスキーの手が伸びて……先ほどのタピオカジュースのストローを、ずずっと吸う。
「さっ、さっき飲んだじゃないか!」
「ありゃりゃ!トレーナー君のいけず、知らないんだからも!ぷんぷん!」
「ぷんぷんって……」
ひとしきり笑ったあと、彼女は自分の指を唇に触れさせる。
「今はまだ、ここまでよトレーナー君」
じりじりと、セミの鳴き声が響く中、それ以上に彼女の頬は火照って見えた。
「……」 - 201922/06/07(火) 02:28:11
マルゼンスキーは俺が書いた……栄光はお前たちにある…ぞ……
- 21二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 03:37:30
ミーティング終わり、窓から外をちらりと見やったカレンは、億劫そうに呟いた。
「最近暑くなってきたよね~。そろそろ熱中症対策もしなきゃだよね。」
その言葉にふと先刻の会話が脳裏をよぎる。同時に、ふつふつと悪戯心が湧いてきた。普段は散々カレンに振り回されてばかりなのだ、たまには仕返しをしてもバチは当たるまい……。
「なあ、カレン。"熱中症"って、ゆっくり言ってみてくれないか?その、三倍くらいの時間かけて。」
その言葉に一瞬目を見開いたカレンだったが、直ぐに悪戯めいた笑みへと変わった。しまった、と思う間もなく彼女がこちらへ近づいてくる。椅子に座っていた俺の膝に腰掛けると、顔を俺の耳元へ、息遣いが感じる程近くに寄せてきた。そのまましばらくの無言、そしてこちらが空気に耐えきれず口を開こうとした瞬間に。
「ねぇ、…ちゅう、しよ?」
もうこれだけですっかり降参だったのだが、カレンはまだ止まる様子がなかった。
「ね~え~、してくれないの?」
甘ったるい声でそう告げた彼女。次の瞬間、彼女の顔は俺の真正面、鼻先が触れ合うほどの距離にあった。
あまりの事態に制止するでも振り払うでもなく、反射的に目を瞑るしか出来なかった。そして唇に感じる、カレンの……手の甲の感触。
「あはは、お兄ちゃん顔真っ赤~!本当にカワイイんだから~」
室内には過剰なくらいクーラーを効かせているはずなのに、全身の熱でまるで熱中症になったかのようだった。どうやらこの子にはとても敵いそうにない。何十回目かの敗北をしかと味わったのだった。
- 22二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 03:40:30
こちらからは以上になります
- 23二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 07:22:13
「……? どうしたんですか?」
呼ばれて来たのは良いものの、当の呼んだ本人は水筒を片手に、もう片方の手を顎に当てて何かを考えているようだった。
「……???」
「……あっ! ごめんローレル! 少し考え事してて」
そう言うと慌てて持っていた水筒を手渡した。なるほど、どうやら熱中症対策で持ってきてくれたらしい。
「ありがとうございます!」
「この暑さだもの、熱にやられるのは怖いからね」
彼から受け取ってすぐに水を飲み込む。キンキンに冷えていないほうがカラダには優しいのだとか。
その時だったと思う。彼が突拍子もないことを言い出したのは。
「…………ねっ、ちゅう、しょう」
「…………へ?」
ねっちゅうしょう。ね、ちゅう、しょう……。ねっチューしようだって!?
その言葉をやっと理解したときの私の顔は、あの太陽以上に赤くなっていたことだろう。
「な、な……何を言うんですか!!!」
いや待て。もし彼が熱中症で呂律が回らないなんてこともある。そうなれば怒っている場合ではない。
けれどもし、言葉通りで、私のことを、そう想ってくれるのならば。
「……そういうことは隠れてしましょう……? ……ね?」
私の答えは1つしかない。 - 24二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 13:36:05
いいssが多すぎる
- 25二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 15:55:53
まさかのローレル…だと…!?まだサポカすら実装されてないのにすげえ……
- 26二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 19:00:33
このスレは上げろっていうのがじっちゃの教えなんだ
- 27二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 19:04:33
デジたんが尊死なされたぞーッ!!
- 28二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 19:13:04
悪戯を期にここぞとばかりに攻め込んでくる→ダスカダイヤカレンアルダンアイネス
悪戯のあと期待を込めた目でこちらを見てくる→ドーベルブルボンフラッシュ
こんな悪戯しなくても普段からヤッてる→マルゼンスキー
こんなイメージ - 29二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 19:16:54
アイネスは多分普段からヤッてる族だと思う
- 30二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 19:39:09
(もしかしてこれスレ画の子限定なんだすか)
- 31二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 20:25:25
- 32二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 20:26:25
「はい?」
「ウチはトレーナーが相手なら文句ないで。ただ、初めてやから下手でも大目にみてな」
あまりの急展開に頭の中では「???」が舞い踊っている。
「あ、でも今日の昼ご飯ギョーザだったからニンニク臭いかもな。初めてがニンニク味とか流石に嫌やから歯磨きしてくるわ」
「お待ちになって、お嬢さん」
混乱した口調になったがタマモクロスを引き留め、改めて状況を整理する。
下らないイタズラがきっかけで、ムードもシチュエーションもない場所で、ギョーザを食べた口同士で(トレーナーも昼はギョーザだった)キスをする。
「もっと、こう…あるだろ雰囲気が!!」
「いや、乙女か!!」
タマモクロスにツッコまれるが関係ない。担当のこだわりのなさに危機感を覚えたトレーナーは(トレーナーにとっての)理想のデート後にキスをすることに無理矢理まとめる。
…これは自分から担当に手を出してることになるのでは?
…熱中症対策に塩飴を準備しよう(思考放棄) - 33二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 00:42:33
最高すぎる
- 34二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 11:26:49
めっちゃいいですね...
- 35二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 20:15:11
熱中症の学生の下りからこんな甘々なssが...
- 36二次元好きの匿名さん22/06/09(木) 02:58:49
「ブルボン、熱中症ってゆっくり言ってみてくれないか?」
「?了解しました、マスター」
先ほど耳に挟んだ事を担当ウマ娘であるミホノブルボンに試してみる。
「ねっ、ちゅう、しよう」
「……」
……ちょっとしたイタズラ心のつもりだったのだが、何故か物凄い罪悪感を感じる。
と同時に、絶対にブルボンから言い出しそうにない事を言わせた為かこちらが照れてしまう。
「こうでしょうか、マスター。?……マスターからステータス『照れ』を感知。原因を分析します」
「あ、いや……」
どう誤魔化したものか……。思案していると先に照れた理由を探っていたブルボンが答えに辿り着いてしまったらしい。
「分析完了、『理解』。ねっ、チューしよう。つまりキス、接吻がしたい、という事でしょうか、マスター」
「いや、そういうつもりではなかったんだけど……」
本当に些細なイタズラ心だったのでそこまで深く考えていた訳ではない。
言ってしまえば特に理由などないのだから。
「私とはキスしたくない、という事でしょうか」
「う~ん、まあ……?」
語弊があると言えばあるが、現在したくない事は確かだ。
しかし答えた途端、ブルボンの耳がぺたんと前に垂れ下がる。 - 37二次元好きの匿名さん22/06/09(木) 02:59:03
「そう、ですか。……ステータス『悲しみ』を確認」
「あ、ああ~……」
明らかに返答を間違えた。言葉の裏をかくのが苦手なブルボン相手にそう伝えてしまえば誤解されるのは分かってただろうに……。
もっといい言い方があっただろう、と今更ながら後悔に苛まれる。
……最初から自分で蒔いた種だ。なんとかせねば……。
数瞬の逡巡の後、腹を括る。
「マスター?」
ブルボンに歩み寄り、そっと前髪をかき上げ──。
「……その、こ、これで許してくれないか?」
これくらいなら子供にだってやるんだし大丈夫だろう、と思い切ったがブルボンが硬直してしまった。
どうすれば、と少し動揺していると数秒の硬直の後、ブルボンが口を開く。
「オ」
「お?」
「オーバーヒート……」
「ブルボン!?」
その後、額へのキスの意味を知ったブルボンと、特に深く考えもせずになんとなくでしたトレーナーとでもうひと悶着起きた。 - 38二次元好きの匿名さん22/06/09(木) 03:00:42
ブルボン書くの死ぬほど難しいですね……。
後は……任せました……(アルダンとドーベルも書きましたけど) - 39二次元好きの匿名さん22/06/09(木) 12:32:08
おでこチュー可愛い
- 40二次元好きの匿名さん22/06/09(木) 21:06:28
とても良いですね...
- 41二次元好きの匿名さん22/06/10(金) 08:55:41
このレスは削除されています
- 42二次元好きの匿名さん22/06/10(金) 20:23:56
ブルボン追加されてる!
- 43二次元好きの匿名さん22/06/10(金) 22:30:59
え?熱中症をゆっくり言ってほしい?
…ぷっ…あっはは!トレーナーさんったらやらしー!
流石にクラちゃんでもそんなこと知ってるもんね〜
ねっチュウしよ、でしょ? 子どもだなぁトレーナーさんも!
ダイヤちゃんはノッてくれるかもだけどわたしはそんなカンタンにしませんよーだ!
……そういうのはもっと仲良くなってから…ね?
だからそれまでは……
…んっ……
これでガマンしたげる!
………へ?頬にキスはイキナリ過ぎるって?
おやおや〜?あんなこと言っといて実はウブなのかなぁ〜?かわいいヤツめ〜ウリウリ〜
…さ!トレーニング行こっ!アオハルの夏は待ってくれないぞ〜!
トレーナーさんも頑張ってクラちゃんに好かれるようにね!
(ホントはもうカンストしてるのにね…
素直になれたらどんなにいいんだろう……) - 44二次元好きの匿名さん22/06/11(土) 02:22:22
クラちゃん!?
- 45二次元好きの匿名さん22/06/11(土) 12:08:01
サトノクラウン!!
- 46二次元好きの匿名さん22/06/11(土) 22:52:08
クラちゃんってクラウンか
- 47二次元好きの匿名さん22/06/12(日) 10:47:22
これやられて一番焦りそうなのって誰だろうな
ウオッカとか? - 48二次元好きの匿名さん22/06/12(日) 21:24:06
- 49二次元好きの匿名さん22/06/12(日) 21:24:19
「熱中症」
「は!?」
「さっきも言ったでしょ。 これ以上やると熱中症になるって」
炎天下の砂浜で、早朝から続くトレーニング。
いくら鍛錬好きのヤエノとはいえ、これ以上はオーバーワークだ。
トレーナーとして見過ごせない。
「し、しかし……」
「さっき『熱中症の兆候が見られたら鍛錬は切り上げる』って約束したじゃないか。顔の紅潮と立ちくらみ。どう見たって熱中症の症状だよ」
「そ、それはトレーナー殿がいきなり、その、破廉恥なことを……」
「『熱中症になる』って忠告しようとしただけだよ」
そう、自分は忠告しようとしただけだ。
……彼女の耳元で、だが。
「……トレーナー殿。分かっていてあのような物言いをされましたね?」
「何のことか分からないな。さあ、熱中症になる前に休憩するよ」
「……休息は取ります。が、油断しているところに不意を突くような真似はやめていただきたい」
「はいはい。折角だし休憩しながらレースの動画を見ようか」
「……戦術の勉強ならば、お付き合いします」
この後、宿に戻りそれなりに有意義な時間を過ごしたのだった。 - 50二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 07:34:27
こういう雰囲気は大好きです。
- 51二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 18:51:23
ヤエノが可愛い
- 52二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 00:21:42
あげ
- 53二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 00:24:44
殿下にカマす命知らずを下さい
- 54二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 01:30:19
ローレルとかクラウンとか既に自分の中でキャラ完成させてる人居ててマジで凄い…
- 55二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 12:35:52
全員エミュがめっちゃ上手い
- 56二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 23:22:02
このレスは削除されています
- 57二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 10:46:01
とてもいいですね...
- 58二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 22:15:57
ヤエノが追加されてる!
- 59二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 09:36:50
熱中症って言ってほんとに熱中症なってそうやなヤエノ
- 60二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 16:32:22
ある夏の日の夜。トレーニングを終えてエイシンフラッシュを寮に送る途中、ふと彼女が難しい顔をしているのに気づいた。
『フラッシュ?』
「あ……申し訳ありません。少し、考え事をしていて……」
『悩みがあるなら聞くけど…』
彼女のこういった表情を見るのは久しぶりだ。自分も何か力になれないか尋ねてみたところ──
「はい。これは、今日の昼休みのことなのですが……」
どうやら、クラスメイトから例の『熱中症』のイタズラを受けたものの、意味が理解出来なかったらしい。日本人なら誰もが知っている定番の遊びだが、留学生の彼女が知らないのも無理はない。彼女の性格から察するに、自分で発音するだけでは元々認識していた単語以外の意味を見出だせなかったのだろう。であれば、一番手っ取り早いのは──
『フラッシュ』
「……?」
『ねっ、ちゅーしよう?』
「……!」
『これで分かった?』
「……はい。ありがとうございます。彼女達が私に何を言わせていたのか、ようやく理解しました。まったく……」
そうこぼす彼女の頬は、ほんの少しだけ赤く染まっている。ついで程度のつもりだったが、これなら自分のイタズラも成功といっていいだろう。そんなことを考えながら、顔も知らない彼女のクラスメイト達に感謝していると──
「……トレーナーさん。」
『ん?』
「ねっ、ちゅー、しよう?」
『……!』
「……ふふ。先ほどの仕返し、です。」
『心臓に悪いな……』
「貴方にだけは言われたくありませんよ。それに、私だけやられっぱなしというのも不公平ですから。」
断じてそんなことはない、むしろ自分の方がやられっぱなしだ。思ったことを、そのまま伝えると── - 61二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 16:32:52
「なるほど。では、証拠を見せてください。」
『証拠?』
「はい。貴方の方がやられっぱなしだという、確たる証拠を見せていただければ納得します。」
確たる証拠と言われても、心の動きを目に見えるものとして提示するのは難しい。とはいえ、特にいい方法も思いつかないので──
『フラッシュ』
そう一言だけ名前を呼び、そっと彼女を抱き寄せる。人間とは比べ物にならない膂力を持つはずのウマ娘が、何の抵抗もなく腕の中に収まった。
『これなら、証拠になるんじゃないか?』
「……っ。はい。とても、よく聴こえます。」
どうやら自分の心臓の音は、めでたく証拠能力を認められたらしい。しかし、こちらとしては不意討ちのつもりだったのだが、思ったより反応が薄い。となると、考えられる理由は……
『もしかして、これも想定のうち?』
「……まさか。少なくとも私の中には、こんな予定はありませんでした。」
そう言いながら、クスクスと笑うエイシンフラッシュ。それを聞いて、ようやく彼女の鼓動も自分と同じくらい早くなっていることに気づいた。つまるところ、それだけ余裕が無くなっているということなのだろう。もはやお互い、イタズラのことなどとうに頭から消え去っている。しかし、表情は見えなくとも、今の彼女は──
「トレーナーさん。私は今、とても…楽しいです。貴方は?」
あの日と同じ夏の夜、どこかで聞いた言い回し。
答えは、一つしかないのだった。 - 62二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 18:54:03
こいついつもグリュックリッヒしてんな
- 63二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 20:01:59
アツアツな奴らしかいないせいでこっちが熱中症になりそうなんだが?
- 64二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 22:25:10
なんだかんだあとスレ画で出てないのはダスカだけか
すげえな - 65二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 08:43:19
どいつもこいつも別ベクトルでいちゃつきやがって…
- 66二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 19:33:11
これはいいssスレ
- 67二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 19:41:58
ダイヤちゃん……
- 68二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 07:06:46
とても良い
- 69二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 18:22:22
このレスは削除されています
- 70二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 23:20:39
95点…!
- 71二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 01:28:31
あげ。こんなの見せられたら書かないわけにはいかねえな!!
- 72二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 01:42:51
「ねっ、ちゅう、しょう」
そんな言葉がメジロマックイーンの言葉から飛び出したことにトレーナーは困惑を隠せなかった。言葉の速さがゆっくりであることもあるが、その彼女の顔を見て、トレーナーは気づいた。
「気を付けなければなりませんわ?」
クスクスと笑っていた。トレーナーは今、自分がからかわれたことに気付いた。そしてからかわれたという事実がどっと肩に押し寄せてきた。
「この暑さですもの、ねっ、ちゅう、しょうには気を付けなければなりませんわね、トレーナーさん?」
悪戯っぽい笑みにトレーナーは勘弁して欲しいと言った。
「ふふ、すいません。あまりにも反応が良かったので」
何の悪戯なんだそれはとトレーナーは訪ねるとマックイーンはまだおかしいように笑っていた。
「テイオーさんにからかわれてしまったので。トレーナーさんには申し訳ないですけれども憂さ晴らし、というものですわね」
─トウカイテイオーか…
悪戯好きの彼女にからかわれたのをマックイーンはそのまま流用したのだろう。このお嬢様は結構お茶目な一面も持ち合わせている。
「まぁ…今更な話ではありますわね?」
クスリと笑ったマックイーンは顔を近づけ、トレーナーの頬に軽くキスを落とした。
「ちゅう、だけじゃ済まない関係ですものね」
─……また後でな。
そのままマックイーンは唇を軽く重ねて楽しみにしていますわと優雅に立ち去るのだった。
(や、やっちゃったわ…!?煽られていたって外で誰も見てなかったからって私なんであんな大胆なことを…!?) - 73二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 02:21:05
- 74二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 10:14:20
有能しかおらんのかこのスレは
- 75二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 21:40:33
とてもいい
- 76二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 07:55:33
95点…!
- 77二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 16:08:41